JP2023119210A - ランプ及びその点灯装置並びにそれらを用いた非常照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手動スイッチの操作で点灯又は消灯が可能であって、停電時に点灯させる。【解決手段】ランプは、二つの接触導体21a,21bを有する口金21を有するランプケース23に、主発光体26と、二つの接触導体に給電される電力により主発光体を点灯させる主点灯装置27と、補助発光体28と、充放電可能なバッテリ29と、補助発光体をバッテリの電力により点灯させる補助点灯装置30が内蔵される。補助点灯装置は、二つの接触導体に給電される電力によりバッテリを充電し、二つの接触導体が短絡したときに補助発光体をバッテリの電力により点灯させる様に構成される。非常照明装置は、電源ケーブル11と、商用電源9から電源ケーブル11を介して給電される電力により点灯するランプ20と、電源ケーブルに介装された手動スイッチ31とを備え、商用電源からの給電が停止したときに二本の導線を短絡させる点灯装置40が電源ケーブルに設けられる。【選択図】 図1
Description
本発明は、停電時に補助発光体を点灯させるランプ及びその点灯装置並びにそれらを用いた非常照明装置に関するものである。
従来、停電時等の非常用照明として、バッテリを具備して、発光体への電力供給をバッテリと商用電源に切替えができる切替え装置を具備したランプが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このランプによれば、商用電源からの給電が停止する停電時に、切替え装置を用いて、発光体への電力供給をその商用電源からバッテリに切替えることにより、停電等で電力供給が停止した時でも安定した照明を提供し得るとしている。
しかし、切替え装置がランプに設けられた手動スイッチであると、そのランプが通常では人の手の届かないような場所に取付けられていると、その手動スイッチの操作が困難になって、実際の停電時に点灯させることが出来ない不具合がある。
仮に、人の手の届くような場所に設置されていたとしても、夜間時の停電等で電力の供給が停止してしまうと、あたり一面暗闇になる。このような中で手動スイッチを操作して点灯させようとすると、その暗がりの中において手探りで手動スイッチを探すような事態となり、暗がりの中における歩行等が強要されて、大変危険な状態となる不具合があった。
このようなことから、停電時に発光体への電力供給を商用電源からバッテリに自動的に切替える様な回路を設け、停電時には、人の操作にかかわらず、補助発光体を自動的に点灯させることも考えられる。
けれども、このようなランプは通常、そのランプに電力を供給する電源ケーブルに介装された手動スイッチの操作により商用電源からの電力を供給して点灯させ、不要時にその手動スイッチを再び操作して商用電源からの電力の供給を遮断することにより消灯させるような使い方が成されるものである。
従って、手動スイッチの操作により電力供給を停止させて消灯させる様なランプとして使用すると、消灯させようとして手動スイッチを操作すると、電力の供給が停止された時点で、停電時と同様に補助発光体が点灯することに成り、手動スイッチの操作では、そのランプを完全に消灯させることが出来ないという、未だ解決すべき課題が残存していた。
本発明の目的は、手動スイッチの操作で点灯又は消灯が可能であって、停電時に点灯させ得るランプ及びその点灯装置並びにそれらを用いた非常照明装置を提供することにある。
本発明は、二つの接触導体を有する口金とその口金が設けられたカバー部材とを有するランプケースに、主発光体と、二つの接触導体に給電される電力により主発光体を点灯させる主点灯装置と、補助発光体と、充放電可能なバッテリと、補助発光体をバッテリの電力により点灯させる補助点灯装置が内蔵されたランプの改良である。
その特徴ある構成は、補助点灯装置が、二つの接触導体に給電される電力によりバッテリを充電し、二つの接触導体が短絡したときに補助発光体をバッテリの電力により点灯させる様に構成されたところにある。
この補助発光体は、主発光体の一部又は全部から成るようにしても良い。
基端が商用電源に接続された少なくとも二本の導線を有する電源ケーブルの先端に接続された上記ランプの補助発光体を点灯させる本発明の点灯装置は、ON動作により二本の導線を短絡させるように電源ケーブルに介装される常OFFの短絡スイッチと、商用電源から電源ケーブルへの給電が停止したときに短絡スイッチをONにする短絡回路とを有するものであることが好ましい。
単体のランプの補助発光体を点灯させる点灯装置は、ランプの口金に着脱自在に構成された非導電性の装着具と、装着具に設けられ装着具が口金に装着状態で口金の二つの接触導体を短絡させる導通部材とを有するものが挙げられる。
また、基端が商用電源に接続されて設置場所に配索され先端に接続器が取付けられた少なくとも二本の導線を有する電源ケーブルと、接続器に装着され商用電源から電源ケーブルを介して給電される電力により点灯するランプと、電源ケーブルに介装され二本の導線のいずれか一方又は双方を接断可能に構成された手動スイッチと、を備えた照明装置にあっては、上記ランプを接続器に装着し、商用電源からの給電が停止したときに手動スイッチから接続器に向かう二本の導線を短絡させる点灯装置を手動スイッチと並列に電源ケーブルに設けることにより、非常照明装置を得ることが出来る。
本発明のランプは、その補助点灯装置が、口金における二つの接触導体が短絡したときに補助発光体をバッテリの電力により点灯させる様に構成されているので、これらを短絡させる点灯装置を用いることにより、補助発光体の点灯又は消灯が可能となる。
そして、口金における二つの接触導体を直接的に短絡させる点灯装置であれば、その点灯装置を口金に装着して補助発光体を点灯させれば、いわゆる懐中電灯と同様に持ち運び可能なランプとなる。
また、電源ケーブルの端部における接続器にランプが装着されて、電源ケーブルに介装された手動スイッチによりランプを点灯させているような場合には、停電時にその電源ケーブルにおける二つの導線を短絡させる点灯装置を電源ケーブルに介装させることにより、電源ケーブルに介装された手動スイッチの操作で主発光体の点灯又は消灯が可能であるけれども、停電時には補助発光体を点灯させ得る非常照明装置となる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明における非常照明装置10を示す。この非常照明装置10は、基端が商用電源9に接続されて設置場所に配索され先端にランプ20が設けられるいわゆる二芯線の電源ケーブル11を備える。
この二芯線である電源ケーブル11は、図6に示すように、電気用軟銅線等からなる導体芯線12aの周囲を塩化ビニル混合物(耐熱性PVC等)の絶縁体12bで被覆してなる一対の導線12,12の外周を、更に塩化ビニル混合物(耐熱性PVC等)の絶縁外皮13により被覆されてなるものを例示する。
この電源ケーブル11は、商用電源9に基端が電気的に接続されて設置場所に配索される。設置場所とは照明が必要とされる場所であって、屋内であれば壁面内部や天井裏に配索され、屋外の支柱付きの照明灯であれば、その支柱の内部に配策され、工事現場等における仮設照明であれば、その現場を仕切る柵等に商用電源から照明必要な箇所にまで配索されるものである。図5では、屋内照明用に用いられる場合を示し、その電源ケーブル11が壁8の内部から天井7の裏に渡って連続的に配索される場合を示す。
この電源ケーブル11は基端が商用電源9に接続され、その先端にはランプ20を設けるための接続器14が取付けられる。図では、E型口金21が設けられたランプ20を装着させる場合を示し、接続器14は、そのランプ20の口金21が開口端から挿着可能に構成される。
具体的に、図4に示す様に、この接続器14は、装着させるランプ20の口金21に対応した大きさのものが用いられ、E型口金21が設けられたランプ20を装着させる場合を示し、その口金シェル部21aが開口端から挿着可能に構成された金属製のネジ式ソケット14a、及びその口金シェル部21aをネジ式ソケット14aに装着した場合に、その口金アイレット部21bが当接する深部接触子14bが設けられる。
図における接続器14は、ネジ式ソケット14aの基端側に絶縁基板14cがその基端を封止するように取付けられ、その絶縁基板14cの略中央に深部接触子14bが取付けられるものを示し、そのネジ式ソケット14aと深部接触子14bに一対の導線12,12におけるそれぞれの導体芯線12a,12aが別々に電気的に接続される。
ネジ式ソケット14aのランプ20が装着される開口端を除く周囲は、そこに導体芯線12a,12aが電気的に接続された電源ケーブル11の端部と共に絶縁性の被覆部材15により被覆される。この被覆部材15には、設置場所に取付けるためのフランジ15aが形成され、このフランジ15aを介して照明必要箇所にこの接続器14を固定するように構成される。図4には天井7にフランジ15aを介して接続器14がネジ止めされる場合を示す。
図1に戻って、本発明の非常照明装置10は、この電源ケーブル11の接続器14に装着されて商用電源9から電源ケーブル11を介して供給される電力により点灯するランプ20を備える。
図4に示す様に、ランプ20は、電源ケーブル11の接続器14に挿着可能な口金21と、その口金21が基端部に設けられたカバー部材22を有するランプケース23に、主発光体26と、電源ケーブル11を介して口金21に給電される電力により主発光体26を点灯させる主点灯装置27が内蔵される。
口金21は、電源ケーブル11の二つの導線12,12が接続される二つの接触導体21a,21bを有するものであり、図4における口金21は、いわゆるねじ込みタイプのE型口金21を示す。このE型口金21では、ネジ管状を成して一方の接触導体を構成する金属製の口金シェル部21aと、その口金シェル部21aの端部中央に絶縁材21cを介して設けられて他方の接触導体を構成する口金アイレット部21bを有するものを示す。
一方、カバー部材22は、口金21が基端部に設けられた本体22aと、主発光体26を覆うように本体22aの先端に設けられた透光性の覆い部材22bとを備えたものを示す。そして、図4では、主発光体26がLEDであって、このLEDから成る主発光体26は、本体22aと覆い部材22bの間に挟まれて設けられた基板22cに環状に配置されて設けられるものを示す。
ここで、その発光体23を覆う覆い部材22bは、透光性を有するプラスチックであって、破損時に飛び散ることなく変形するポリカーボネートやアクリル樹脂などの有機ガラスが用いられ、図ではポリカーボネートから成るものが使用されるものとする。
図5に示す様に、このランプ20はその口金21を接続器14に螺着することによりその接続器14に装着され、このような装着状態では、口金21において一方の接触導体を構成する金属製の口金シェル部21aは接続器14のネジ式ソケット14aと接触して導通し、他方の接触導体を構成する口金アイレット部21bは深部接触子14bに接触して導通する様に構成される。
ここで、接続器14のネジ式ソケット14aと深部接触子14bには、二芯線である電源ケーブル11の二本の導線12,12が別々に接続されるので、ランプ20の口金21を接続器14に螺着すると、電源ケーブル11は、接続器14を介して口金21における一対の接触導体21a,21bに電気的に接続されることになる。そして、ランプケース23に内蔵された主点灯装置27は、電源ケーブル11を介して口金21に給電される電力によりその主発光体26であるLEDを発光させる様に構成される。
図1に戻って、電源ケーブル11には、このランプにおける主発光体26を点灯させ又は消灯させる手動スイッチ31が設けられる。この手動スイッチ31は人が操作可能な位置に設けられた状態で電源ケーブル11に介装される。人が操作可能な位置とは、屋内であれば壁8が例示され、屋外の支柱付きの照明灯であれば、その支柱の下部であり、工事現場等における仮設照明であれば工事現場を仕切る柵などに手動スイッチ31を設けることが挙げられる。
図5には壁8に設けられる場合を示す。具体的には、その壁8にスイッチボックス32が設けられ、このスイッチボックス32に手動スイッチ31がそのレバー31aを人がその手で操作可能にその本体部31bが取付けられる場合を示す。
この手動スイッチ31は、電源ケーブル11における二本の導線12のいずれか一方又は双方を接断可能に介装されたものであり、図1に示す様に、その導線12を切断することによりランプ20への給電を停止させてランプ20における主発光体26を消灯させ、図2に示す様に、その導線12を導通させると、電源ケーブル11を介する商用電源9からの電力の供給が可能となって、ランプ20における主発光体26を点灯させる様に接続される。
そして、本発明の非常照明装置10は、商用電源9からの電力の供給が停止するいわゆる停電時に点灯させるものであり、ランプ20として非常照明可能なものが用いられる。即ち、ランプ20には、補助発光体28と、充放電可能なバッテリ29と、補助発光体28をバッテリ29の電力により点灯させる補助点灯装置30がランプケース23に更に内蔵されたものが用いられる。
図4に示すランプ20において説明すると、このランプ20における補助発光体28は、主発光体26と同様のLEDであり、この補助発光体28は、主発光体26が包囲する様に基板22cの略中央に設けられたものとする。
一方、補助点灯装置30は主点灯装置27と並列にランプケース23に内蔵され、バッテリ29はこの補助点灯装置30を介して口金に連通される。そして、この補助点灯装置30は、電源ケーブル11を介して口金21に給電される電力によりバッテリ29を充電し、停電等の非常時に補助発光体28をバッテリ29の電力により点灯させる様に構成される。
即ち、図2に示す様に、手動スイッチ31がオンされて電源ケーブル11を介して口金21に電力が給電され、その電力により主点灯装置27が主発光体26であるLEDを発光させている状態において、補助点灯装置30はその電力によりバッテリ29を充電し、図1に示す様に、手動スイッチ31がオフされて口金21への電力給電が遮断されて、主点灯装置27が主発光体26であるLEDの発光が停止されると、補助点灯装置30によるバッテリ29の充電も停止する様に構成される。
そして、本発明の非常照明装置10は、商用電源9からの電力の供給が停止するいわゆる停電時にランプ20の補助発光体28を点灯させる停電時点灯手段が設けられる。この停電時点灯手段は、ランプ20における補助点灯装置30と、電源ケーブル11に設けられた点灯装置40を備える。
即ち、本発明のランプ20において、補助点灯装置30は、口金21における二つの接触導体21a,21bが短絡したときに補助発光体であるLED28をバッテリ29の電力により点灯させる様に構成される。そして、電源ケーブル11には、停電により商用電源9からの給電が停止したときに手動スイッチ31から接続器14に向かう二本の導線12を短絡させる点灯装置40が手動スイッチ31と並列に設けられる。
この実施の形態における点灯装置40は、図1~図3に示す様に、ON動作により二芯線を短絡させるように電源ケーブル11に介装される常OFFの短絡スイッチ41と、商用電源9から電源ケーブル11への給電が停止したときに、その短絡スイッチ41をONにする短絡回路42とを有するものを示す。
このような非常照明装置10では、図3に示す様に、停電のような異常時には、商用電源9からの給電が停止するので、電源ケーブル11を介した電力の供給は不能となる。このため、ランプ20における主点灯装置40は主発光体26であるLEDを発光させることが出来ない。
けれども、このような停電が生じると、電源ケーブル11に介装された点灯装置40は、手動スイッチ31から接続器14を介してランプ20に向かう二本の導線12,12を短絡させる。
すると、二本の導線12,12は互いに導通し、この導通した二本の導線12,12を介してランプ20の口金21における二つの接触導体21a,21bは短絡することになる。そして、接続器14に装着されたランプ20の補助点灯装置40は、バッテリ29から供給される電力により補助発光体28であるLEDを発光させることになる。
これにより、商用電源9から常時給電されている状態にあっては、図1及び図2に示す様に、電源ケーブル11に介装された手動スイッチ31の操作で主発光体26の点灯又は消灯が可能であるけれども、図3に示す様に、商用電源9からの給電がされない、いわゆる停電時には、ランプカバー23に内蔵されたバッテリ29からの電力により補助発光体28を点灯させることが可能となるのである。
従って、そのランプ20が通常の人の手の届かないような場所に取付けられていたとしても、実際の停電時に補助発光体28を点灯させることが可能となるので、夜間時の停電等であたり一面暗闇になる様なことは回避されることになる。
このように、本発明の非常照明装置10は、電源ケーブル11における二本の導線12,12が電気的に接続される口金21の二つの接触導体21a,21bが短絡したときに補助発光体28をバッテリ29の電力により点灯させる様に構成されたランプ20を用い、商用電源9からの給電が停止したときに手動スイッチ31から接続器14に向かう電源ケーブル11における二本の導線12,12を短絡させる点灯装置40を手動スイッチ31と並列に電源ケーブル11に設けることを特徴とする。
よって、二芯線から成る電源ケーブル11を用いた一般的に広く用いられている照明装置の接続器14に本発明のランプ20を取付けると共に、その手動スイッチ31に点灯装置40を併設させることにより、手動スイッチ31の操作で主発光体26を点灯又は消灯させることが可能であるにもかかわらず、停電時には補助発光体28を点灯させることの出来る本発明の非常照明装置10に容易に変更させることが可能となるのである。
また、このランプにはバッテリ29が設けられているけれども、補助点灯装置30は、口金21に給電される電力によりバッテリ29を充電する様に構成されているので、ランプ20における主発光体26の点灯が日常行われていれば、そのバッテリ29を別に充電させるための時間を必要としない。よって、バッテリ29が放電された状態で維持され、停電時に補助発光体28が点灯しないような事態は回避されることになる。
図7には、このランプ20の補助発光体28を点灯させる別の点灯装置50を示す。この点灯装置50は、ランプ20の口金21に着脱自在に構成された非導電性の装着具51と、その装着具51に設けられて、その装着具51がランプ20の口金21に装着状態で口金21の二つの接触導体21a,21bを短絡させる導通部材52を有する。
図では、E型口金21が設けられたランプ20であるので、装着具51は、そのランプ20の口金21が開口端から螺着可能な雌ねじが内周に形成された有底の雌ねじ部材であって、非導電性樹脂から成る成形品が用いられる。そして、その底部及び雌ねじ部に導通部材52が連続して設けられ、ランプ20の口金21における口金シェル部21aを装着具51の雌ねじ部に螺着した場合に、導通部材52は、口金21における口金アイレット部21bに当接して、その口金アイレット部21bと口金シェル部21aを直接的に導通させるように設けられる。
従って、この装着具51及び導通部材52から成る点灯装置50では、ランプ20の口金21における口金シェル部21aを装着具51の雌ねじ部に螺着することにより、口金の21の接触導体を構成する口金アイレット部21bと口金シェル部21aは導通し、ランプ20の補助点灯装置30は、そのランプ20に内蔵されたバッテリ29の電力により補助発光体28を点灯させることになる。
よって、バッテリ29が充電されているようであれば、ランプ20を電源ケーブル11から取外していても、この別の点灯装置50を用いることにより補助発光体28を点灯させることが可能となり、懐中電灯と同様に持ち運び可能な光源として使用することも可能となる。
なお、上述した実施の形態では、ネジ式のE型口金21が設けられたランプ20を用いて説明した。けれども、口金21はE型に限らず、接続器14に装着可能であれば、その他の口金21を有するランプ20を用いるようにしても良い。例えば、接続器14が、ネジ式のものでなく、棒状蛍光灯の両端を支持する様な差し込み式のものであれば、ランプは、その接続器に装着可能な口金が両端に設けられた棒状のランプカバーに各種の発光体を設けるようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、補助発光体28であるLEDを主発光体26であるLEDと別に基板22cに取付ける場合を説明した。けれども、この補助発光体28は主発光体26の一部又は全部から成る様なものであっても良い。即ち、口金20における二つの接触導体21a,21bが短絡したときに、補助点灯装置30は、主発光体26の一部又は全部をバッテリ29の電力により点灯させる様に構成されたものであっても良い。すると、補助発光体28を主発光体26と別に設ける場合に比較して、ランプ20自体を小型化させることが可能となる。
また、上述した実施の形態では、補助発光体28と主発光体26がそれぞれLEDである場合を説明したけれども、これらの発光体26,28はLEDに限らず、発光可能であれば、例えば、蛍光管やフィラメントのような、他のものであっても良い。
また、上述した実施の形態では、常OFFの短絡スイッチ41を備える点灯装置40を用いて説明したけれども、この点灯装置40は、短絡スイッチ41を用いることなく、停電時に電源ケーブル11を短絡させるようなものであれば、これに限らず、他の構造を有するものであっても良い。
更に、上述した実施の形態では、電源ケーブル11の一方の導線12を接断可能な手動スイッチ31を用いて説明したが、この手動スイッチ31は電源ケーブル11の二つの導線12,12の双方を接断する様なものであっても良い。
9 商用電源
10 非常照明装置
11 電源ケーブル
12 導線
14 接続器
20 ランプ
21 口金
21a,21b 接触導体
22 カバー部材
23 ランプケース
26 主発光体
27 主点灯装置
28 補助発光体
29 バッテリ
30 補助点灯装置
31 手動スイッチ
40 点灯装置
41 短絡スイッチ
42 短絡回路
50 点灯装置
51 装着具
52 導通部材
10 非常照明装置
11 電源ケーブル
12 導線
14 接続器
20 ランプ
21 口金
21a,21b 接触導体
22 カバー部材
23 ランプケース
26 主発光体
27 主点灯装置
28 補助発光体
29 バッテリ
30 補助点灯装置
31 手動スイッチ
40 点灯装置
41 短絡スイッチ
42 短絡回路
50 点灯装置
51 装着具
52 導通部材
Claims (6)
- 二つの接触導体(21a,21b)を有する口金(21)と前記口金(21)が設けられたカバー部材(22)とを有するランプケース(23)に、主発光体(26)と、前記二つの接触導体(21a,21b)に給電される電力により前記主発光体(26)を点灯させる主点灯装置(27)と、補助発光体(28)と、充放電可能なバッテリ(29)と、前記補助発光体(28)を前記バッテリ(29)の電力により点灯させる補助点灯装置(30)が内蔵されたランプにおいて、
前記補助点灯装置(30)は、前記二つの接触導体(21a,21b)に給電される電力により前記バッテリ(29)を充電し、前記二つの接触導体(21a,21b)が短絡したときに前記補助発光体(28)を前記バッテリ(29)の電力により点灯させる様に構成された
ことを特徴とするランプ。 - 補助発光体(28)が主発光体(26)の一部又は全部から成る請求項1記載のランプ。
- 基端が商用電源(9)に接続された少なくとも二本の導線(12,12)を有する電源ケーブル(11)の先端に接続された請求項1又は2記載のランプ(20)の補助発光体(28)を点灯させる点灯装置(40)であって、
ON動作により前記二本の導線(12,12)を短絡させるように前記電源ケーブル(11)に介装される常OFFの短絡スイッチ(41)と、
前記商用電源(9)から前記電源ケーブル(11)への給電が停止したときに前記短絡スイッチ(41)をONにする短絡回路(42)と
を有する点灯装置。 - 請求項1又は2記載のランプ(20)の補助発光体(28)を点灯させる点灯装置(50)であって、
前記ランプ(20)の口金(21)に着脱自在に構成された非導電性の装着具(51)と、
前記装着具(51)に設けられ前記装着具(51)が前記口金(21)に装着状態で前記口金(21)の二つの接触導体(21a,21b)を短絡させる導通部材(52)と
を有する点灯装置。 - 基端が商用電源(9)に接続されて設置場所に配索され先端に接続器(14)が取付けられた少なくとも二本の導線(12,12)を有する電源ケーブル(11)と、前記接続器(14)に装着され前記商用電源(9)から前記電源ケーブル(11)を介して給電される電力により点灯するランプ(20)と、前記電源ケーブル(11)に介装され前記二本の導線(12,12)のいずれか一方又は双方を接断可能に構成された手動スイッチ(31)と、を備えた照明装置において、
請求項1又は2記載のランプ(20)を前記接続器(14)に装着し、
前記商用電源(9)からの給電が停止したときに前記手動スイッチ(31)から前記接続器(14)に向かう前記二本の導線(12,12)を短絡させる点灯装置(40)を前記手動スイッチ(31)と並列に前記電源ケーブル(11)に設けた
ことを特徴とする非常照明装置。 - 請求項3記載の点灯装置(40)が電源ケーブル(11)に設けられた請求項5記載の非常照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022021949A JP2023119210A (ja) | 2022-02-16 | 2022-02-16 | ランプ及びその点灯装置並びにそれらを用いた非常照明装置 |
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JP2022021949A JP2023119210A (ja) | 2022-02-16 | 2022-02-16 | ランプ及びその点灯装置並びにそれらを用いた非常照明装置 |
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Family Applications (1)
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JP2022021949A Pending JP2023119210A (ja) | 2022-02-16 | 2022-02-16 | ランプ及びその点灯装置並びにそれらを用いた非常照明装置 |
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2022
- 2022-02-16 JP JP2022021949A patent/JP2023119210A/ja active Pending
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