JP2002324119A - 売上情報処理方法およびシステム - Google Patents

売上情報処理方法およびシステム

Info

Publication number
JP2002324119A
JP2002324119A JP2001127340A JP2001127340A JP2002324119A JP 2002324119 A JP2002324119 A JP 2002324119A JP 2001127340 A JP2001127340 A JP 2001127340A JP 2001127340 A JP2001127340 A JP 2001127340A JP 2002324119 A JP2002324119 A JP 2002324119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
product
sales
goods
products
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001127340A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Kawasaki
慎吾 川崎
Katsuhiro Sakaino
勝浩 境野
Noriyuki Yamaguchi
紀之 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2001127340A priority Critical patent/JP2002324119A/ja
Publication of JP2002324119A publication Critical patent/JP2002324119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品が特定されていない商品データを掲載し
た広告印刷物についても、その売上げ情報を正確に得る
ことが可能な売上情報処理方法およびシステムを提供す
る。 【解決手段】 複数の商品の表示を含む広告印刷物の編
集データを取得する編集データ取得手段と、前記編集デ
ータに割り付けられた商品データのうち複数の商品に対
応させるべき商品データについて、対応する商品を選択
可能なように表示する表示手段と、前記表示された商品
データに対応する商品の選択指示を行う指示入力手段
と、前記選択された商品の売上データを取得する売上デ
ータ取得手段と、前記複数の商品各々に割り当てられた
商品識別コードに基づいて、前記各商品の売上データを
前記編集データ中の対応する商品データ上に配置した売
上情報レイアウトデータを作成する売上情報レイアウト
データ作成手段と、を有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、POS情報を利用した
売上情報の処理方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりチェーン店や販売店を多く抱え
るメーカーや流通業者は、新聞の折り込み広告などの広
告印刷物(いわゆる「チラシ」)の配布を行っている。
広告印刷物を配布した販売店等は、各商品の販売個数、
売上げなどの情報を集計し、広告に掲載された商品の売
れ行きを検討してその後の戦略を検討する。その際、各
商品と、その商品の売上げなどの集計データとを視覚的
に容易に把握できるように整理するために、配布した広
告印刷物上に売上げなどの数値を書き込むことが行われ
る。すなわち、各商品が掲載された新聞広告などの印刷
物上に、個々の商品の売上げなどの集計データをサイン
ペンなどで書き込み、あるいは広告の各商品の部分にシ
ールを貼り付けてその上に売上げの数値などを書き込
む。こうして、各商品の印刷部上にその商品の売上げな
どが記入された分析資料を作成し、これを分析してその
後の販売戦略の検討を行っていた。
【0003】しかしながら、上記従来の手法による分析
資料の作成では、集計された売上げ数値などを人間の手
作業により広告上に記入するために書き写しのミスなど
が生じる可能性がある、広告に掲載された商品数が増加
するにつれて記入作業量が増加して資料の作成に時間が
かかるため、即効性のある売上げ分析を行うことができ
ない、同一商品を広告上の異なる位置に掲載した際の売
上げの違いなどを比較する必要がある場合などは、過去
の広告印刷物を保管しておかなければならない等さまざ
まな問題が生じていた。
【0004】これを解決するため、本出願人は、特開2
000−57209号公報において、広告に掲載された
商品とその売上げ情報とを視覚的に関連付けた状態で示
した分析資料を自動的に且つ迅速に作成することを可能
とする売上げ情報処理システムを提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記売上げ情報処理シ
ステムにおいては、編集データ上に売上げデータを重ね
る処理は、編集データ上に割り付けられた商品データと
売上げデータを商品識別コードにより対応付けることに
より行われる。これは、商品データ上に表現されている
商品が1つの商品識別コードで表わせる場合には問題な
いが、商品データに表現されている商品の識別コードが
特定できない場合には、売上げデータを重ねることがで
きない。なお、本明細書において、「商品データ」と
は、編集データ上に配置される商品広告用の掲載情報で
あって、画像のみ、文字のみ、あるいは両者を備えたも
のを含む意味であり、「商品情報」とは区別して用い
る。
【0006】例えば、スーパーマーケットのチラシなど
では、複数の商品の紹介を1つの商品データを用いて行
うことがある。刺身の紹介をする場合には、チラシ上の
商品データは、本部が用意した刺身の盛り合わせの画像
を含む商品データを用いる。ところが、各店舗では店舗
の都合に合わせて、ある店舗では「まぐろ」と「かつ
お」を販売したり、別の店舗では「たこ」と「いか」を
販売したりすることがある。このことは、各店舗にとっ
ては、販売する品物を自由に選べることができる反面、
チラシに表示された商品データと実際に販売された商品
の売上げデータの対応付けがとれないために、チラシの
効果測定を行うことができないという問題を生じさせ
る。
【0007】上記のような点に鑑み、本発明は商品が特
定されていない商品データを掲載した広告印刷物につい
ても、その売上げ情報を正確に得ることが可能な売上情
報処理方法およびシステムを提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、複数の商品の表示を含む広告印刷物の
編集データを取得し、取得した編集データに割り付けら
れた商品データのうち複数の商品に対応させるべき商品
データについて、対応する商品を選択可能なように提示
し、選択された商品の売上データを取得し、複数の商品
各々に割り当てられた商品識別コードに基づいて各商品
の売上データを前記編集データ中の対応する商品データ
上に配置した売上情報レイアウトデータを作成するよう
にしたことを特徴とする。本発明によれば、チラシ等の
広告印刷物上の商品データについて、1つの商品データ
がそれぞれ異なる商品識別コードで管理される複数の商
品に対応すべきものである場合に、その商品データに対
してどの商品が対応するかを対応付けた後、編集データ
上の商品データ上に対応する複数の商品の売上データを
配置するようにしたので、商品が特定されていない商品
データを掲載した広告印刷物についても、その売上げ情
報を正確に得ることができ、広告印刷物の効果測定を行
うことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明
の売上情報処理システムを利用する状況について説明す
る。新聞に折り込まれる折り込みチラシなどの広告印刷
物は、通常、各販売店側が印刷会社などに作成を依頼
し、刷り上がった印刷物を新聞の折り込み広告として、
あるいは街頭で配布するなどして頒布する。印刷会社は
各商品の画像および商品説明や価格などの文字を含む商
品データを編集した編集データを作成し、これを基に広
告を印刷する。本発明では、印刷会社側が広告の作成の
際に作られる広告印刷物の編集データを印刷会社側にお
いてデータベースサーバー等で管理しておく。一方、販
売店側では、保有しているPOSシステムにおいて売上
情報が集計され、売上データとして管理されている。売
上情報処理時には、販売店側のコンピュータからインタ
ーネットなどのネットワーク回線を介して印刷会社側に
アクセスし、販売店側が保有している売上データを送信
する。印刷会社側のデータベースサーバーでは、受信し
た売上データと管理している編集データとに基づいて売
上情報が記入された編集データ(以下、「売上情報レイ
アウトデータ」と呼ぶ。)を作成する。なお、本明細書
において「広告印刷物」は、いわゆるチラシの他にカタ
ログ、パンフレットなどを含む概念とする。
【0010】次に、図1を参照して本発明の売上情報処
理システムについて詳細に説明する。図1は、本発明の
売上情報処理システムのハードウェア構成の一例を示す
図である。図1に示すように本発明の売上情報処理シス
テムは、印刷会社のサーバーと複数の販売店におけるコ
ンピュータがインターネットまたは専用線を介して接続
されており、相互にデータの送受信が可能な構成となっ
ている。
【0011】図2は、本発明の売上情報処理システムの
一実施形態を示す機能ブロック図である。図2におい
て、1は図1における印刷会社のサーバーコンピュータ
に対応し、2は販売店におけるクライアントコンピュー
タに対応する。印刷会社サーバー1と販売店コンピュー
タ2は上述のようにインターネットまたは専用線などの
ネットワーク3により接続されており、全体として売上
情報処理システムを構成している。図2におけるサーバ
ー1は、サーバー1全体の制御を行なう制御ユニット1
1を有する。特に制御ユニット11は、あらかじめ用意
された広告印刷物の編集データと販売店コンピュータ2
から得られる売上データとを利用して売上情報レイアウ
トデータを作成する。
【0012】データベース12は、主として上述した広
告印刷物のデジタル編集データ(商品データ、紙面デー
タなどを含む)を記憶する。具体的には、印刷会社側
は、販売店からの依頼に応じて広告印刷物を作成した際
の編集データをこのデータベース12に保管しておく。
編集データはどのように作成しても構わないが、DTP
(デスクトップパブリッシング)で行われるのが一般的
であり、フルデジタルの制作で行われる。この編集デー
タは、例えば、ページを記述する言語として利用される
ポストスクリプトファイルやPDF(ポータブルドキュ
メントフォーマット)等の技術を利用することにより、
商品データを含めた1ファイルとして扱うことができ
る。また、データベース12内には、図3に示すような
編集データ管理情報も記憶されている。図3において
「ファイル名」は、編集データのファイル名を示すもの
であり、販売店名と広告印刷物の配布日がわかれば、編
集データが抽出可能となっている。さらに、データベー
ス12は、販売店コンピュータ2から取得した売上デー
タや、制御ユニット11が作成した売上情報レイアウト
データなどを記憶することができる。
【0013】メモリ13は、制御ユニット11が売上情
報レイアウトデータを作成する際の作業領域として使用
され、広告印刷物のデジタル編集データや売上データな
どを一時的に記憶する。
【0014】一方、販売店コンピュータ2は、制御装置
21、POSデータベース22、入力装置23、ディス
プレイ24、プリンタ25を有する。制御装置21は、
販売店コンピュータ2としての全体的な処理を行ない、
特に本発明では印刷会社に設置されたサーバー1とネッ
トワーク3を介してデータの送受信を行なう役割を有す
る。POSデータベース22は、売上データを含むPO
S情報が記憶されたデータベースである。
【0015】入力装置23は、通常は端末に接続された
キーボード、マウスなどにより構成され、オペレータが
売上情報レイアウトデータ作成の際の指示、選択などを
入力するために使用される。ディスプレイ24は、売上
情報処理中の種々の商品データ、特に作成された売上情
報レイアウトデータを表示するために使用される。プリ
ンタ25は売上情報レイアウトデータを紙などに印刷物
として出力するために使用される。
【0016】ここで、広告印刷物の印刷例を図4に示
す。広告印刷物は、その紙面上に個別の商品データが複
数割り付けられている。この商品データとしては、商品
の画像を有し、その画像に重ねて、または画像に隣接し
て各商品のメーカー名、型番、商品説明、販売価格など
の文字情報が書き込まれているものもあれば、下の2段
に示すように文字情報だけからなるものもある。広告印
刷物の編集データは、紙面を構成する紙面データとその
上に配置される複数の商品データからなる。
【0017】ここで、編集データの一部としてレイアウ
トされる商品データについて説明しておく。図5(a)
は、商品データの紙面データ上におけるレイアウト位置
を示すものである。図5(a)に示す商品データは、商
品データの左上の頂点、商品データの右下の頂点が、そ
れぞれ紙面データ上の座標(X1,Y1)、座標(X
2,Y2)に位置するようにレイアウトされていること
を示している。図5(b)は、図5(a)に示したよう
な商品データ(商品データA)が1つの商品識別コード
に対応している場合の、商品データの属性情報を示して
いる。また、図5(c)は、同じ商品データ(商品デー
タA)が1つの商品識別コードに対応していない場合
の、商品データの属性情報を示している。どちらの場合
も、属性情報は、商品データ番号、開始点、終了点、フ
ァイル名、識別フラグの項目を有しているが、両者はフ
ァイル名と識別フラグの項目で異なっている。図5
(b)の例では、識別フラグが「0」となっている。こ
れは、商品データが商品識別コードと1対1で対応して
いることを示している。また、図5(b)の例では、フ
ァイル名が日本国を示す「49」で始まるJANコード
となっている。これにより、商品データが1つの商品識
別コードと対応付けられている。一方、図5(c)の例
では、識別フラグが「1」となっている。これは、商品
データが複数の商品識別コードと対応付けられるべきも
のであることを示している。この場合、ファイル名は商
品識別コードではなく、「お刺身各種」のような別の名
前となっている。
【0018】また、販売店コンピュータ2からサーバー
1へ供給される売上データは商品識別コードにより分類
されている。すなわち、各商品識別コードごとに各商品
の売上高、販売個数などの売上データが対応付けされて
サーバー1の制御ユニット11へ送られる。
【0019】サーバー1の制御ユニット11は、広告印
刷物の紙面データ上の商品データと売上データとを、商
品識別コードにより対応付けし、各商品データ上に売上
情報が記入された売上情報レイアウトデータを作成す
る。図6に売上情報レイアウトデータの表示例を示す。
図示のように各商品データ上に表示枠が設けられ、売上
高、売上個数などが表示される。この売上情報レイアウ
トデータを見ることにより、どの商品がどの程度売れた
かを一目で把握することができる。
【0020】また、売上情報レイアウトデータにおいて
は、種々の集計結果などを表示することができる。ま
ず、最も一般的な売上個数、売上高の他に、前年比、先
週の売上高または売上個数との比、利益率などの集計結
果を表示することができる。また、各商品の売上個数、
売上高などを集計して順位を付け、その順位を示す数字
を記入したり、売上が上位の商品の表示枠を色を変えて
表示したり(例えば、上位5位までは赤、10位までは
青など)することができる。また、商品をジャンル別に
分類し(例えば、家電製品、日用品、食料品など)、各
ジャンル毎に色分けして売上情報を表示することもでき
る。これにより各商品の売上状況を更に視覚的に分かり
やすく表示することができる。なお、上記順位付けなど
の集計処理は、印刷会社内のサーバー1が販売店コンピ
ュータ2からの売上データを処理して行なうことができ
る。
【0021】続いて、図2に示した売上情報処理システ
ムの処理動作について、具体的に説明する。図7は、本
発明の売上情報処理システムによる売上情報処理のフロ
ーチャートである。まず、販売店側のオペレータが販売
店コンピュータ2を操作して印刷会社のサーバー1にア
クセスする。すると、サーバー1では、編集データを開
示して良い相手であるかどうか、すなわち、契約してい
る販売店であるかどうかを確認するため、アクセスして
きた相手の認証を行う(ステップS1)。そのため、販
売店コンピュータ2のディスプレイ24に認証用画面を
表示させる。この認証用画面に対してオペレータは、入
力装置23から販売店IDとパスワード等の認証用デー
タを入力し、サーバー1へ送信する。
【0022】サーバー1では受信した認証用データを確
認し、編集データの開示が可能な相手であると判断され
たら、広告印刷物の編集データの一覧表示画面を販売店
コンピュータ2のディスプレイ24に表示させる(ステ
ップS2)。この一覧表示画面には各広告印刷物を配布
した日付等も表示されており、オペレータはこの日付に
より、目的とする広告印刷物の編集データを選択するこ
とが可能となる。オペレータがこの一覧表示画面におい
て処理を行なう編集データを選択すると、サーバー1は
選択された編集データをデータベース12より読み出し
て販売店コンピュータ2に送信し、ディスプレイ24に
表示させる(ステップS3)。ここで、編集データは上
述したように紙面データと、この紙面データ上における
位置情報を有する商品データにより構成されている。
【0023】オペレータはディスプレイ24に表示され
た編集データを確認し、それが目的の広告印刷物である
と確認できたら、入力装置23により売上データを送信
する指示を行なう。すると、制御装置21がPOSデー
タベース22より売上データを抽出し、さらに抽出した
売上データを暗号化してサーバー1に送信する(ステッ
プS4)。サーバー1の制御ユニット11では、受信し
た暗号化データの解除を行って元の売上データに復元す
る。この売上データには、各商品の商品識別コード毎に
商品名等の文字情報および売上高、売上個数などの数値
が含まれている。
【0024】制御ユニット11は、復元された売上デー
タをメモリ13上に展開された編集データ上にレイアウ
トして図6に示すような売上情報レイアウトデータを作
成する。この際、まず、オペレータがレイアウト設定を
行う(ステップS5)。すなわち、編集データ上に表示
する項目(各商品の売上高、売上個数、利益率等の内ど
の項目を表示するか、売上高の順位などの集計データも
併せて表示するか否かなど)、並びに編集データ上でデ
ータを表示する際の文字の書体、文字サイズ、文字の
色、表示枠の色、並びに表示する場所(商品の中央、左
下、右上など)などの表示形式の設定を行う。こうして
設定された内容はメモリ13に一時的に記憶される。
【0025】次に、売上情報の集計処理を行う(ステッ
プS6)。すなわち、メモリ13内に記憶された売上デ
ータを基に、商品毎の売上順位、利益率の順位など、ス
テップS5のレイアウト設定時に表示項目として選択さ
れた項目の集計処理を行う。集計により得られた順位情
報などの集計データはメモリ13に一時的に記憶され
る。
【0026】続いて、レイアウト処理を行う(ステップ
S7)。すなわち、メモリ13に記憶されている売上デ
ータおよびステップS6の集計処理により得られた集計
データを、レイアウト設定処理において設定された表示
形式に従って、編集データ上に配置する。この際、上述
したように、売上データ、集計データなどを商品識別コ
ードにより対応付けて、編集データ上にレイアウトする
ことになるが、商品データの属性情報が有する識別フラ
グの状態により、実行される処理が異なる。識別フラグ
が「0」の場合、商品データが商品識別コードと1対1
で対応していることを示しているので、属性情報のファ
イル名の項目が示す商品識別コードで特定される商品の
売上データ、集計データが商品データ上に割り付けられ
ることになる。
【0027】属性情報の識別フラグが「1」の場合、商
品データは複数の商品識別コードと対応付けられるべき
ものであることを示している。この場合、図8に示すよ
うな商品選択画面が表示されることになる。図8の画面
左側の31は商品データファイル選択領域、画面右側の
32は商品選択領域である。商品データファイル選択領
域31には、「3月1日(水)食品部広告」の編集デー
タ上にレイアウトされた商品データファイルであって、
その属性情報の識別フラグが「1」となっているものの
ファイル名が一覧表示される。ファイル名の左側には、
ラジオボタンが表示されており、ここをクリックするこ
とにより商品データファイルの選択が行われる。商品デ
ータファイルを選択した後、選択ボタン33をクリック
すると、図9に示すような画面に切り替わる。
【0028】商品データを選択すると、図9に示すよう
に、商品分類の一覧および取り扱い商品の一覧が商品選
択領域32に表示される。商品分類の左側には、ラジオ
ボタンが表示されており、ここをクリックすることによ
り分類が選択される。また、取り扱い商品一覧は上下に
スクロールさせることにより全商品を確認可能となって
いる。分類を選択した後、検索ボタン34をクリックす
ると、選択した分類に対応する商品一覧が表示される。
例えば、「魚貝」を選択した場合、POSデータベース
から「魚貝」の商品分類に分類されている商品情報が抽
出される。このときの商品選択画面の様子を図10に示
す。
【0029】図10において、商品選択領域32内の3
5は全商品表示欄、36は選択商品表示欄である。全商
品表示欄35には、選択された分類に該当する全商品名
が商品識別コードと共に一覧表示される。選択商品表示
欄36には、全商品表示欄35の中から選択された商品
の商品名と商品識別コードが一覧表示される。全商品表
示欄35においては、複数の商品を選択することが可能
であり、選択した状態で追加ボタン37をクリックする
と、選択商品表示欄36に追加した商品が表示される。
図10は、3つの商品を選択して追加ボタン37をクリ
ックした時の状態を示している。選択商品表示欄36に
表示された商品を指定して、削除ボタン38をクリック
すると、指定された商品が選択商品表示欄36から削除
される。選択商品表示欄36に商品が表示された状態
で、登録ボタン39をクリックすると、選択された商品
の各商品識別コードと商品データファイル名との対応付
けが行われる。図10の例では、「お刺身各種」の商品
データファイルに3つの商品識別コードが対応付けられ
ることになる。
【0030】同様にして、商品データファイル選択領域
31内の全ての商品データファイルに対して複数の商品
との対応付けを行っていく。全ての商品データファイル
についての対応付けが行われた状態で、商品データファ
イル選択領域31内のPDFファイル作成ボタン40を
クリックすると、編集データ上に売上データがレイアウ
トされた売上レイアウトデータが作成される。
【0031】ここで、編集データ上への売上データのレ
イアウトの手法について説明する。売上データを表示す
るための表示枠は、必要な情報を全て含む大きさの矩形
領域として作成される。この表示枠はその中心点と、編
集データ上にレイアウトされている商品データの中心点
とが一致するようにして配置される。中心点とは、開始
点と終了点のちょうど中間となる点のことを意味し、例
えば、図5に示したように開始点が(X1,Y1)、終了点
が(X2,Y2)である場合には、中心点は((X1+X2)/2,
(Y1+Y2)/2)となる。
【0032】1つの商品データファイルに対して1つの
商品が対応付けられている場合、売上データの表示枠の
中には、図6に示したのと同様に、売上げ個数、売上げ
高等が表示される。一方、1つの商品データファイルに
対して複数の商品が対応付けられている場合には、図1
1に示すような状態で表示される。図11において、網
掛けされた矩形は商品データを示す。図11の例では、
1つの商品データに対して3つの商品が対応しているの
で、3つの商品に関する売上データ(ここでは、販売
額、販売量)、および集計データ(ここでは、順位)が
配置されることになる。
【0033】これにより、図6に示すように広告印刷物
の各商品データ上に売上情報を示す数値などが表示され
た状態の編集データ、すなわち、売上情報レイアウトデ
ータが得られる。特に、図6中、最下段の左端に示すよ
うに複数の商品に対応する商品データについては、複数
の商品の売上データが列挙された形式で表示されること
になる。この例では、「ABC」という電球は販売額
(売上高)「1511」、販売量(売上数)「238」
であり、「DEF」という電球は販売額(売上高)「2
136」、販売量(売上数)「529」であったことを
示している。さらに、図11に示したように各商品の順
位を列挙することも可能である。この売上情報レイアウ
トデータは、必要であればデータベース12内に記憶す
ることができる。
【0034】このようにして得られた売上情報レイアウ
トデータは、制御ユニット11により暗号化された後、
ネットワーク3を介して販売店コンピュータ2の制御装
置21に送信される。制御装置21では受信した暗号化
データを解除して売上情報レイアウトデータを復元し、
ディスプレイ24に表示させる(ステップS8)。さら
に、必要に応じてオペレータが指示することにより、売
上情報レイアウトデータがプリンタ25で印刷される
(ステップS9)。オペレータがサーバー1へのアクセ
スを解除する指示を行うと、サーバー1側で利用履歴の
書き込みを行った後、サーバー1と販売店コンピュータ
2との通信を終了させる。
【0035】本発明による売上情報処理システムでは、
また、特定の商品についての売上分析を補助するための
資料を作成することが可能である。通常、広告印刷物は
所定の期間ごとにその体裁を変えて作成される。この場
合、同一の商品であっても、紙面上の掲載位置や掲載さ
れる大きさなどが随時変更される。次に、このような場
合の商品の売上情報の分析に適した本売上情報処理シス
テムの処理について説明する。販売店コンピュータ2か
らサーバー1にアクセスして認証確認を受けるまでは、
全ての処理について同様に行われるため、認証確認後か
ら説明する。認証確認後、オペレータは分析対象とする
商品の商品識別コードを入力装置23により入力する。
制御ユニット11は受信した商品識別コードによりデー
タベース12を検索し、売上データを抽出すると共に、
広告印刷物の紙面全体に対する商品データの面積率を算
出する。この面積率は、編集データ全体の面積と、商品
データの面積から容易に算出できる。続いて、制御ユニ
ット11は算出された面積率と売上高に基づいて図12
(a)に示すようなグラフを作成する。また、売上個数
と日付に基づいたグラフを作成することも可能である。
制御ユニット11は受信した商品識別コードによりデー
タベース12を検索し、売上個数と日付を抽出する。制
御ユニット11は抽出された売上個数と日付に基づいて
図12(b)に示すようなグラフを作成する。さらに、
1つの商品データに対して複数の商品がある場合には、
図12(c)に示すようなグラフを作成することも可能
である。作成されたグラフは販売店コンピュータ2に送
信され、ディスプレイ24に表示される。このグラフも
上記の売上情報レイアウトデータと同様、データベース
12に保存したり、プリンタ25より印刷したりするこ
とが可能である。
【0036】また、掲載位置について分析するためには
次のような処理を行うことができる。まず、サーバー1
にアクセスして認証確認後、オペレータは分析対象とす
る商品の商品識別コードを入力装置23により入力す
る。商品識別コードを受信した制御ユニット11は、そ
の商品識別コードによりデータベース12内を検索し、
対応する商品データと紙面上における位置データ(開始
点および終了点)、およびその位置に掲載された日付デ
ータを抽出する。次に、制御ユニット11は新たなレイ
アウト領域を作成し、このレイアウト領域上に、抽出し
た商品データをその位置データに従ってレイアウトす
る。さらに、その日付データに従って、データベース1
2内から売上データを抽出し、対応する商品データ上に
レイアウトして掲載位置別売上情報レイアウトデータを
作成する。
【0037】例えば、ある商品識別コードにより検索し
た結果、3つの商品データがヒットし、それぞれ図13
(a)〜(c)に示すような位置データを有していたと
する。このように同一の商品識別コードの商品データの
紙面における位置が異なるのは、その広告印刷物が配布
された日付が異なっているためである。すなわち、ある
日の広告印刷物では(a)に示す位置に掲載され、別の
ある日には(b)に示す位置や(c)に示す位置に掲載
されたことを示している。
【0038】このような場合、レイアウト領域上には、
図13(d)に示すように各商品データが対応する位置
にレイアウトされ、さらに各商品データ上には日付デー
タをキーとして対応する売上データがレイアウトされ
る。このような掲載位置別売上情報レイアウトデータ
は、販売店コンピュータ2に送信され、ディスプレイ2
4に表示される。この掲載位置別売上情報レイアウトデ
ータを確認することにより、広告紙面のどの位置に配置
したときにどの程度売れたかを容易に認識することが可
能になる。また、同時にその際に掲載された商品データ
の大きさや掲載内容も確認することができる。この掲載
位置別売上情報レイアウトデータも上記の売上情報レイ
アウトデータやグラフと同様、データベース12に保存
したり、プリンタ25より印刷したりすることが可能で
ある。
【0039】以上、本発明による売上情報処理システム
の好適な実施形態について説明したが、上記実施形態の
他、種々の応用が可能である。例えば、上記実施形態に
おいて売上の順位などを集計することが可能であるた
め、これらのベスト10を集計して、別レイアウトは商
品データと共に流し込むことができる。また、商品に関
連する情報であれば、在庫情報や仕入先等のテキスト情
報や、売上推移のグラフ等を流し込みビジュアルに表現
することも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
複数の商品の表示を含む広告印刷物の編集データを取得
し、取得した編集データに割り付けられた商品データの
うち複数の商品に対応させるべき商品データについて、
対応する商品を選択可能なように提示し、選択された商
品の売上データを取得する売上データ取得し、複数の商
品各々に割り当てられた商品識別コードに基づいて各商
品の売上データを前記編集データ中の対応する商品デー
タ上に配置した売上情報レイアウトデータを作成するよ
うにしたので、商品が特定されていない商品データを掲
載した広告印刷物についても、その売上げ情報を正確に
得ることができ、広告印刷物の効果測定を行うことが可
能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の売上情報処理システムの利用環境を示
す図である。
【図2】本発明の売上情報処理システムの一実施形態を
示す構成図である。
【図3】データベース12内の編集データ管理情報を示
す図である。
【図4】広告印刷物の印刷例(編集データの表示例)を
示す図である。
【図5】商品データの位置および属性情報を示す図であ
る。
【図6】売上情報レイアウトデータの表示例を示す図で
ある。
【図7】本売上情報処理システムの処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】商品選択画面の初期状態を示す図である。
【図9】商品データファイルを選択したときの商品選択
画面の状態を示す図である。
【図10】商品分類を選択したときの商品選択画面の状
態を示す図である。
【図11】1つの商品データファイルに対して複数の商
品が対応付けられている場合の売上データの表示例を示
す図である。
【図12】本システムにより作成される面積率と売上高
の関係を示すグラフである。
【図13】本システムにより作成される掲載位置別売上
情報レイアウトデータの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・サーバー(印刷会社側) 2・・・販売店コンピュータ 3・・・ネットワーク回線 11・・・制御ユニット 12・・・データベース 13・・・メモリ 21・・・制御装置 22・・・POSデータベース 23・・・入力装置 24・・・ディスプレイ 25・・・プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 紀之 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の商品の表示を含む広告印刷物の編集
    データを取得する編集データ取得段階と、 前記編集データに割り付けられた商品データのうち複数
    の商品に対応させるべき商品データについて、対応する
    商品を選択可能なように提示する段階と、 前記選択された商品の売上データを取得する売上データ
    取得段階と、 前記複数の商品各々に割り当てられた商品識別コードに
    基づいて、前記各商品の売上データを前記編集データ中
    の対応する商品データ上に配置した売上情報レイアウト
    データを作成する作成段階と、 を有することを特徴とする売上情報処理方法。
  2. 【請求項2】複数の商品の表示を含む広告印刷物の編集
    データを取得する編集データ取得手段と、 前記編集データに割り付けられた商品データのうち複数
    の商品に対応させるべき商品データについて、対応する
    商品を選択可能なように表示する表示手段と、 前記表示された商品データに対応する商品の選択指示を
    行う指示入力手段と、 前記選択された商品の売上データを取得する売上データ
    取得手段と、 前記複数の商品各々に割り当てられた商品識別コードに
    基づいて、前記各商品の売上データを前記編集データ中
    の対応する商品データ上に配置した売上情報レイアウト
    データを作成する売上情報レイアウトデータ作成手段
    と、 を有することを特徴とする売上情報処理システム。
JP2001127340A 2001-04-25 2001-04-25 売上情報処理方法およびシステム Pending JP2002324119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001127340A JP2002324119A (ja) 2001-04-25 2001-04-25 売上情報処理方法およびシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001127340A JP2002324119A (ja) 2001-04-25 2001-04-25 売上情報処理方法およびシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002324119A true JP2002324119A (ja) 2002-11-08

Family

ID=18976220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001127340A Pending JP2002324119A (ja) 2001-04-25 2001-04-25 売上情報処理方法およびシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002324119A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227889A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Dainippon Printing Co Ltd ドキュメント作成支援システム、サーバ、プログラム、及び、記録媒体
JP2011027797A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Nasio Corp 広告作成方法及び広告作成システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227889A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Dainippon Printing Co Ltd ドキュメント作成支援システム、サーバ、プログラム、及び、記録媒体
JP4570476B2 (ja) * 2005-02-17 2010-10-27 大日本印刷株式会社 ドキュメント作成支援システム、サーバ、プログラム、及び、記録媒体
JP2011027797A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Nasio Corp 広告作成方法及び広告作成システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8676658B2 (en) Method and system for dynamically generating a gallery of available designs for kit configuration
JP2004030343A (ja) 受発注システムにおける受注装置及び受注取消方法
US20020040333A1 (en) System for selling unique information indicating products over transmission network
JPH1191189A (ja) ネットワークを利用した印刷物作成方法および印刷物作成装置
US20030208718A1 (en) Method and system for designing and ordering custom printed promotional items using the internet
JP2023025096A (ja) 印刷システム及びプログラム
JP2002203152A (ja) 電子商店管理システム、電子商店管理方法、及び記録媒体
JP2002324119A (ja) 売上情報処理方法およびシステム
JP4134631B2 (ja) データ管理装置及びデータ管理方法
JP7010461B2 (ja) 商品情報出力装置,商品情報出力システム及び商品情報出力装置に用いられるプログラム
JP4205214B2 (ja) 売上げ情報処理システム
JP2005092642A (ja) 売上掲載紙面作成装置及び方法等、並びに売上掲載紙面表示装置及び方法等
JPH11195023A (ja) チラシ・カタログ類の作成システム
JP2001209864A (ja) 売上情報処理システム
JP2004078454A (ja) 購買時点広告制作方法
JP2006172188A (ja) 商品管理システム、商品管理ラベル発行方法、商品管理ラベル、商品管理プログラム、及び、記憶媒体
WO2002050740A1 (fr) Systeme de vente de marchandises personnalisees et son procede
JP7144884B2 (ja) 印刷データ出力装置、及びプログラム
JP6268851B2 (ja) コンテンツ出力装置、プログラム及びコンテンツ出力方法
JP2005010482A (ja) 広告印刷物作成システム
JP7230993B1 (ja) 商品情報管理装置、商品情報管理方法、プログラム
JP2004078885A (ja) 購買時点広告印刷方法及び購買時点広告制作支援サーバ
JP2001325424A (ja) 広告管理方法及び管理システム
JP2005108072A (ja) 表示装置、その商品関連データを作成する商品関連データ生成装置、そのプログラムおよび記録媒体
JP6990910B2 (ja) 印刷データ出力装置、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051227