JP2002323747A - フォトマスク、および該フォトマスクを用いたマイクロレンズ作成方法、ならびに該マイクロレンズ作成方法により作成したマイクロレンズ - Google Patents
フォトマスク、および該フォトマスクを用いたマイクロレンズ作成方法、ならびに該マイクロレンズ作成方法により作成したマイクロレンズInfo
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- JP2002323747A JP2002323747A JP2001126321A JP2001126321A JP2002323747A JP 2002323747 A JP2002323747 A JP 2002323747A JP 2001126321 A JP2001126321 A JP 2001126321A JP 2001126321 A JP2001126321 A JP 2001126321A JP 2002323747 A JP2002323747 A JP 2002323747A
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1回のフォトリソグラフィーとエッチングに
よりマイクロレンズと該マイクロレンズの高さより高い
スペーサを同時に形成することが可能なフォトマスク、
該フォトマスクを用いたマイクロレンズ作成方法、該方
法により作成したマイクロレンズを提供すること。 【解決手段】 透過率に分布を持たせ、スペーサ部分3
05の透過率をレンズ部分304の最も低い透過率より
も低くなるように設定したフォトマスク303を用いて
露光する(a,b)。これによりどのようなレンズ形状
に対してもスペーサ部分のフォトレジスト高さをレンズ
部分より高くすることができる(c)。また露光された
レンズパターンとスペーサパターンの高さの差と必要な
スペーサの高さに応じてエッチングの選択比をコントロ
ールすることで任意の高さのスペーサパターンを形成す
ることができる(d,e)。
よりマイクロレンズと該マイクロレンズの高さより高い
スペーサを同時に形成することが可能なフォトマスク、
該フォトマスクを用いたマイクロレンズ作成方法、該方
法により作成したマイクロレンズを提供すること。 【解決手段】 透過率に分布を持たせ、スペーサ部分3
05の透過率をレンズ部分304の最も低い透過率より
も低くなるように設定したフォトマスク303を用いて
露光する(a,b)。これによりどのようなレンズ形状
に対してもスペーサ部分のフォトレジスト高さをレンズ
部分より高くすることができる(c)。また露光された
レンズパターンとスペーサパターンの高さの差と必要な
スペーサの高さに応じてエッチングの選択比をコントロ
ールすることで任意の高さのスペーサパターンを形成す
ることができる(d,e)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロレンズの
作成技術に係り、特に、1回のフォトリソグラフィーと
エッチングによりマイクロレンズと該マイクロレンズの
高さより高いスペーサを同時に形成するためのフォトレ
ジストパターンを作成することが可能なフォトマスク、
および該フォトマスクを用いたマイクロレンズ作成方
法、ならびに該マイクロレンズ作成方法により作成した
マイクロレンズに関する。本発明のマイクロレンズは、
CCD、液晶パネル、光ディスクヘッド、光伝送などの
各種光学部品として利用可能である。
作成技術に係り、特に、1回のフォトリソグラフィーと
エッチングによりマイクロレンズと該マイクロレンズの
高さより高いスペーサを同時に形成するためのフォトレ
ジストパターンを作成することが可能なフォトマスク、
および該フォトマスクを用いたマイクロレンズ作成方
法、ならびに該マイクロレンズ作成方法により作成した
マイクロレンズに関する。本発明のマイクロレンズは、
CCD、液晶パネル、光ディスクヘッド、光伝送などの
各種光学部品として利用可能である。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの分野において、ソリッドイ
マージョンレンズSILの利用が検討されるのに伴い、
複数のマイクロレンズを貼り合わせて高NA(高開口
数)にした光ピックアップヘッドに関する特許が出願さ
れている。特開2000−131508号公報(ソニ
ー)では、マイクロレンズとその支持部を1体に作成し
た複数のレンズを支持部を介して貼り合わせた高NAマ
イクロレンズが記載されている。
マージョンレンズSILの利用が検討されるのに伴い、
複数のマイクロレンズを貼り合わせて高NA(高開口
数)にした光ピックアップヘッドに関する特許が出願さ
れている。特開2000−131508号公報(ソニ
ー)では、マイクロレンズとその支持部を1体に作成し
た複数のレンズを支持部を介して貼り合わせた高NAマ
イクロレンズが記載されている。
【0003】特開2000−067456号公報(ニコ
ン)では、スライダにソリッドイマージョンレンズSI
Lを一体形成し、そのスライダに対物レンズを貼り合わ
せて1つの光ヘッドとしている。特開2000−766
95号公報(TDK)では、スペーサを介して対物レン
ズが形成された基板とソリッドイマージョンレンズSI
Lが形成された基板を貼り合わせている。
ン)では、スライダにソリッドイマージョンレンズSI
Lを一体形成し、そのスライダに対物レンズを貼り合わ
せて1つの光ヘッドとしている。特開2000−766
95号公報(TDK)では、スペーサを介して対物レン
ズが形成された基板とソリッドイマージョンレンズSI
Lが形成された基板を貼り合わせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、光記録の記録密
度を向上するためにソリッドイマージョンレンズSIL
の利用が検討されている。ソリッドイマージョンレンズ
SILは半球形状と超半球形状の2種類があり、通常の
対物レンズと組み合わせて用いられ、ソリッドイマージ
ョンレンズSILの底面が対物レンズの焦点位置と一致
するように配置される。ソリッドイマージョンレンズS
ILの屈折率をnとすると、対物レンズの開口率がn倍
(半球形状)またはn2倍(超半球形状)になるため、ス
ポットサイズを大幅に小さくすることができる。
度を向上するためにソリッドイマージョンレンズSIL
の利用が検討されている。ソリッドイマージョンレンズ
SILは半球形状と超半球形状の2種類があり、通常の
対物レンズと組み合わせて用いられ、ソリッドイマージ
ョンレンズSILの底面が対物レンズの焦点位置と一致
するように配置される。ソリッドイマージョンレンズS
ILの屈折率をnとすると、対物レンズの開口率がn倍
(半球形状)またはn2倍(超半球形状)になるため、ス
ポットサイズを大幅に小さくすることができる。
【0005】ソリッドイマージョンレンズSILを利用
する際、対物レンズと光軸および間隔を正確に合わせる
必要があるため、対物レンズとソリッドイマージョンレ
ンズSILを別々に動かすアクチュエータを用いたり、
予め対物レンズとソリッドイマージョンレンズSILを
精度よくアライメントした状態で一体に固定しておき、
使用中は光軸、面間隔がぶれないようにすることが検討
されている。
する際、対物レンズと光軸および間隔を正確に合わせる
必要があるため、対物レンズとソリッドイマージョンレ
ンズSILを別々に動かすアクチュエータを用いたり、
予め対物レンズとソリッドイマージョンレンズSILを
精度よくアライメントした状態で一体に固定しておき、
使用中は光軸、面間隔がぶれないようにすることが検討
されている。
【0006】図9は、上述した特開2000−7669
5号公報(TDK)に開示された光ヘッドを示す図であ
る。ここでは対物レンズ12、ソリッドイマージョンレ
ンズSIL22、スペーサ31を別々に作成して貼り合
わせている。この例では、半導体プロセスを用いて、1
枚の基板に多数のレンズを並べて、まとめて貼り合わせ
た後、ダイシングする作成方法を示している。なお、2
3はテーパ部、24はレール部、32は貫通孔である。
5号公報(TDK)に開示された光ヘッドを示す図であ
る。ここでは対物レンズ12、ソリッドイマージョンレ
ンズSIL22、スペーサ31を別々に作成して貼り合
わせている。この例では、半導体プロセスを用いて、1
枚の基板に多数のレンズを並べて、まとめて貼り合わせ
た後、ダイシングする作成方法を示している。なお、2
3はテーパ部、24はレール部、32は貫通孔である。
【0007】図10は、上述した特開2000−131
508号公報(ソニー)に開示された光ヘッドに使用さ
れるソリッドイマージョンレンズSIL一体型対物レン
ズ1を示す図である。この特許では、レンズ部分52と
スペーサを兼ねる支持部51を一体形成した第1のレン
ズ50と、レンズ部分62とスペーサを兼ねる支持部6
1を一体形成した第2のレンズ60とを図示の如く貼り
合わせている。53は磁気コイルである。対物レンズと
ソリッドイマージョンレンズSILを半導体に用いられ
るフォトリソグラフィー、ドライエッチングなどのプロ
セスを用いて1枚の基板に多数形成し、まとめて貼り合
わせてからダイシングすることで生産性を高めている。
508号公報(ソニー)に開示された光ヘッドに使用さ
れるソリッドイマージョンレンズSIL一体型対物レン
ズ1を示す図である。この特許では、レンズ部分52と
スペーサを兼ねる支持部51を一体形成した第1のレン
ズ50と、レンズ部分62とスペーサを兼ねる支持部6
1を一体形成した第2のレンズ60とを図示の如く貼り
合わせている。53は磁気コイルである。対物レンズと
ソリッドイマージョンレンズSILを半導体に用いられ
るフォトリソグラフィー、ドライエッチングなどのプロ
セスを用いて1枚の基板に多数形成し、まとめて貼り合
わせてからダイシングすることで生産性を高めている。
【0008】これらの例で示されるように、マイクロレ
ンズの面間隔を正確に合わせるためには微小なスペーサ
が良く用いられる。しかしながら、精度の高いスペーサ
を作成するのは容易ではない。特に、貼り合わせるレン
ズがマイクロレンズの場合、スペーサの高さも数100
〜数10μmとなり、作成だけでなく、取り扱いも困難
である。
ンズの面間隔を正確に合わせるためには微小なスペーサ
が良く用いられる。しかしながら、精度の高いスペーサ
を作成するのは容易ではない。特に、貼り合わせるレン
ズがマイクロレンズの場合、スペーサの高さも数100
〜数10μmとなり、作成だけでなく、取り扱いも困難
である。
【0009】特開2000−76695号公報(TD
K)のスペーサ31は、シリコン基板を用いてレンズと
は別に作成している。この場合、ごく薄いシリコン基板
にレンズを取り付けるための開口(貫通孔32)を作成
し、さらにその両面に微少なレンズ(対物レンズ12、
ソリッドイマージョンレンズSIL22)を貼り付ける
必要があり、作成が非常に困難であると考えられる。
K)のスペーサ31は、シリコン基板を用いてレンズと
は別に作成している。この場合、ごく薄いシリコン基板
にレンズを取り付けるための開口(貫通孔32)を作成
し、さらにその両面に微少なレンズ(対物レンズ12、
ソリッドイマージョンレンズSIL22)を貼り付ける
必要があり、作成が非常に困難であると考えられる。
【0010】一方、特開2000−131508号公報
(ソニー)の方法では、マイクロレンズとスペーサを同
一の基板に作成している。具体的な作成方法は示されて
いないが、図を見る限り、レンズとスペーサがほぼ同じ
高さになっている。また、この公開公報では、レンズの
作成方法として、リフロー法を取り上げている。リフロ
ー法を用いた場合、マイクロレンズもスペーサもフォト
レジストを一般的なリソグラフィー技術を用いてパター
ニングしてから、加熱してリフローさせている。そのた
め、マイクロレンズとスペーサがほぼ同じ高さになって
しまう。
(ソニー)の方法では、マイクロレンズとスペーサを同
一の基板に作成している。具体的な作成方法は示されて
いないが、図を見る限り、レンズとスペーサがほぼ同じ
高さになっている。また、この公開公報では、レンズの
作成方法として、リフロー法を取り上げている。リフロ
ー法を用いた場合、マイクロレンズもスペーサもフォト
レジストを一般的なリソグラフィー技術を用いてパター
ニングしてから、加熱してリフローさせている。そのた
め、マイクロレンズとスペーサがほぼ同じ高さになって
しまう。
【0011】この公開公報に示されたスペーサの高さ
は、マイクロレンズより高くなっているため、スペーサ
を作成するためのフォトリソグラフィー、エッチング
と、レンズを作成するためのフォトリソグラフィー、エ
ッチングを分けて行う必要があり、1回のフォトリソグ
ラフィー、エッチングで作成するのは困難である。
は、マイクロレンズより高くなっているため、スペーサ
を作成するためのフォトリソグラフィー、エッチング
と、レンズを作成するためのフォトリソグラフィー、エ
ッチングを分けて行う必要があり、1回のフォトリソグ
ラフィー、エッチングで作成するのは困難である。
【0012】本発明の目的は、上記問題点を解消し、1
回のフォトリソグラフィーとエッチングによりマイクロ
レンズと該マイクロレンズの高さより高いスペーサを同
時に形成するためのフォトレジストパターンを作成する
ことが可能なフォトマスク、および該フォトマスクを用
いたマイクロレンズ作成方法、ならびに該マイクロレン
ズ作成方法により作成したマイクロレンズを提供するこ
とである。
回のフォトリソグラフィーとエッチングによりマイクロ
レンズと該マイクロレンズの高さより高いスペーサを同
時に形成するためのフォトレジストパターンを作成する
ことが可能なフォトマスク、および該フォトマスクを用
いたマイクロレンズ作成方法、ならびに該マイクロレン
ズ作成方法により作成したマイクロレンズを提供するこ
とである。
【0013】さらに詳しくは、請求項1〜4は、マイク
ロレンズと、マイクロレンズの高さより高いスペーサを
同時に形成するためのレジストパターンが作成可能なフ
ォトマスクを提供することを目的としている。
ロレンズと、マイクロレンズの高さより高いスペーサを
同時に形成するためのレジストパターンが作成可能なフ
ォトマスクを提供することを目的としている。
【0014】請求項5,6は、請求項1〜4記載のフォ
トマスクを用いて、マイクロレンズとスペーサパターン
を形成するための方法を提供することを目的としてい
る。
トマスクを用いて、マイクロレンズとスペーサパターン
を形成するための方法を提供することを目的としてい
る。
【0015】請求項7は、作成したスペーサ付きのマイ
クロレンズと他の部品の組合せを容易にすることを目的
としている。
クロレンズと他の部品の組合せを容易にすることを目的
としている。
【0016】請求項8は、他の部品との組合せが容易な
マイクロレンズを提供することを目的としている。
マイクロレンズを提供することを目的としている。
【0017】請求項9は、本発明の方法を利用して、高
いNAをもつマイクロレンズを提供することを目的とし
ている。
いNAをもつマイクロレンズを提供することを目的とし
ている。
【0018】請求項10は、本発明の方法を利用して、
迷光を除去する機能を付加したマイクロレンズを提供す
ることを目的としている。
迷光を除去する機能を付加したマイクロレンズを提供す
ることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、グレイスケールマスクなどの透過率に分
布を持たせ、スペーサ部分の透過率を、レンズ部分の最
も低い透過率よりも低くなるように設定したフォトマス
クを用いてポジ型のフォトレジストを露光することによ
り、どのようなレンズ形状に対してもスペーサ部分のフ
ォトレジスト高さをレンズ部分より高くすることを可能
にしている。
成するために、グレイスケールマスクなどの透過率に分
布を持たせ、スペーサ部分の透過率を、レンズ部分の最
も低い透過率よりも低くなるように設定したフォトマス
クを用いてポジ型のフォトレジストを露光することによ
り、どのようなレンズ形状に対してもスペーサ部分のフ
ォトレジスト高さをレンズ部分より高くすることを可能
にしている。
【0020】さらに詳しくは、請求項1記載のフォトマ
スクは、基板上にポジ型のフォトレジストを塗布する工
程と、透過率分布を持つフォトマスクを用いて前記ポジ
型のフォトレジストを露光する工程と、該フォトレジス
トを現像する工程と、現像されたフォトレジストパター
ンを異方性ドライエッチングにより基板に転写する工程
を含むマイクロレンズ作成方法に用いるフォトマスクで
あって、マイクロレンズを生成するパターンの周辺に、
スペーサを形成するためのパターンを配置し、そのパタ
ーンの透過率は、マイクロレンズ部分の最も透過率の低
い部分より透過率が低いことを特徴としている。
スクは、基板上にポジ型のフォトレジストを塗布する工
程と、透過率分布を持つフォトマスクを用いて前記ポジ
型のフォトレジストを露光する工程と、該フォトレジス
トを現像する工程と、現像されたフォトレジストパター
ンを異方性ドライエッチングにより基板に転写する工程
を含むマイクロレンズ作成方法に用いるフォトマスクで
あって、マイクロレンズを生成するパターンの周辺に、
スペーサを形成するためのパターンを配置し、そのパタ
ーンの透過率は、マイクロレンズ部分の最も透過率の低
い部分より透過率が低いことを特徴としている。
【0021】請求項2記載のフォトマスクは、請求項1
記載のフォトマスクにおいて、表面にクロム薄膜などの
遮光性の薄膜を形成したマスクブランクスを用い、マス
ク上に微少な開口パターンを多数配置し、それぞれの開
口パターンの開口の大きさを変化させることで透過率の
変化を与えることを特徴としている。
記載のフォトマスクにおいて、表面にクロム薄膜などの
遮光性の薄膜を形成したマスクブランクスを用い、マス
ク上に微少な開口パターンを多数配置し、それぞれの開
口パターンの開口の大きさを変化させることで透過率の
変化を与えることを特徴としている。
【0022】請求項3記載のフォトマスクは、請求項1
記載のフォトマスクにおいて、表面にクロム薄膜などの
遮光性の薄膜を形成したマスクブランクスを用い、マス
ク上に微少な開口パターンを多数配置し、マスク上の単
位面積当たりに配置される開口パターンの数を変化させ
ることで透過率の変化を与えることを特徴としている。
記載のフォトマスクにおいて、表面にクロム薄膜などの
遮光性の薄膜を形成したマスクブランクスを用い、マス
ク上に微少な開口パターンを多数配置し、マスク上の単
位面積当たりに配置される開口パターンの数を変化させ
ることで透過率の変化を与えることを特徴としている。
【0023】請求項4記載のフォトマスクは、請求項1
に記載のフォトマスクにおいて、カルコゲナイドガラス
などの、電子線などの照射量に応じて、光の透過率が変
化する材料を用いたことを特徴としている。
に記載のフォトマスクにおいて、カルコゲナイドガラス
などの、電子線などの照射量に応じて、光の透過率が変
化する材料を用いたことを特徴としている。
【0024】請求項5記載のマイクロレンズの作成方法
は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のフォトマスク
を用い、露光によりフォトレジストで形成されたマイク
ロレンズの高さをA、スペーサの高さをB、エッチング
後に必要なマイクロレンズの高さをC、スペーサの高さ
をD、エッチング時の基板とフォトレジストの選択比を
sとした場合、B/A>D/Cを満たすレジスト高さが
得られるようにフォトマスクの透過率を設定しs*A=
Cを満たすsが得られるようにエッチング条件を設定し
て、基板のエッチング量がDになるまでの時間エッチン
グを行うことを特徴としている。
は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のフォトマスク
を用い、露光によりフォトレジストで形成されたマイク
ロレンズの高さをA、スペーサの高さをB、エッチング
後に必要なマイクロレンズの高さをC、スペーサの高さ
をD、エッチング時の基板とフォトレジストの選択比を
sとした場合、B/A>D/Cを満たすレジスト高さが
得られるようにフォトマスクの透過率を設定しs*A=
Cを満たすsが得られるようにエッチング条件を設定し
て、基板のエッチング量がDになるまでの時間エッチン
グを行うことを特徴としている。
【0025】請求項6記載のマイクロレンズの作成方法
は、さらに、露光によりフォトレジストで形成されたマ
イクロレンズの高さをA、スペーサの高さをB、エッチ
ング後に必要なマイクロレンズの高さをC、スペーサの
高さをD、エッチング時の基板とフォトレジストの選択
比をs1、s2とした場合、s1*A=C、s2*(B
−A)>D−Cを満たすs1、s2が得られるようにエ
ッチング条件を設定し、エッチングを行う際は選択比s
1の条件で基板のエッチング量がCになるまでの時間エ
ッチングを行い、続いてエッチング量がDになるまで選
択比s2の条件でエッチングを行うことを特徴としてい
る。
は、さらに、露光によりフォトレジストで形成されたマ
イクロレンズの高さをA、スペーサの高さをB、エッチ
ング後に必要なマイクロレンズの高さをC、スペーサの
高さをD、エッチング時の基板とフォトレジストの選択
比をs1、s2とした場合、s1*A=C、s2*(B
−A)>D−Cを満たすs1、s2が得られるようにエ
ッチング条件を設定し、エッチングを行う際は選択比s
1の条件で基板のエッチング量がCになるまでの時間エ
ッチングを行い、続いてエッチング量がDになるまで選
択比s2の条件でエッチングを行うことを特徴としてい
る。
【0026】請求項7記載のフォトマスクは、請求項1
〜4のいずれか1項に記載のフォトマスクであって、ア
ライメントマークを形成するためのパターンが含まれて
いることを特徴としている。
〜4のいずれか1項に記載のフォトマスクであって、ア
ライメントマークを形成するためのパターンが含まれて
いることを特徴としている。
【0027】請求項8記載のマイクロレンズは、請求項
1〜4、7のいずれか1項に記載のフォトマスクあるい
は請求項5または6記載のマイクロレンズ作成方法を用
いて作成したことを特徴としている。
1〜4、7のいずれか1項に記載のフォトマスクあるい
は請求項5または6記載のマイクロレンズ作成方法を用
いて作成したことを特徴としている。
【0028】請求項9記載のマイクロレンズは、請求項
8記載のマイクロレンズを、マイクロレンズ形成面を内
側にして2枚貼り合わせたことを特徴としている。
8記載のマイクロレンズを、マイクロレンズ形成面を内
側にして2枚貼り合わせたことを特徴としている。
【0029】請求項10記載のマイクロレンズは、請求
項8記載のマイクロレンズを用いて、2つのマイクロレ
ンズ付き基板の間にアパーチャーが形成された基板を挿
んで貼り合せたことを特徴としている。
項8記載のマイクロレンズを用いて、2つのマイクロレ
ンズ付き基板の間にアパーチャーが形成された基板を挿
んで貼り合せたことを特徴としている。
【0030】
【発明の実施の形態】(概要)本発明は、グレイスケー
ルマスクなどの透過率に分布を持たせ、スペーサ部分の
透過率を、レンズ部分の最も低い透過率よりも低くなる
ように設定する(請求項1)。このようなフォトマスク
を用いて、ポジ型のフォトレジストを露光することによ
り、どのようなレンズ形状に対してもスペーサ部分のフ
ォトレジスト高さをレンズ部分より高くすることができ
る。
ルマスクなどの透過率に分布を持たせ、スペーサ部分の
透過率を、レンズ部分の最も低い透過率よりも低くなる
ように設定する(請求項1)。このようなフォトマスク
を用いて、ポジ型のフォトレジストを露光することによ
り、どのようなレンズ形状に対してもスペーサ部分のフ
ォトレジスト高さをレンズ部分より高くすることができ
る。
【0031】さらに、露光されたレンズパターンとスペ
ーサパターンの高さの差と必要なスペーサの高さに応じ
て、エッチングの選択比をコントロールすることで、任
意の高さのスペーサパターンを形成することができる。
したがって、1回のフォトリソグラフィーとエッチング
で、レンズ部分とスペーサ部分を同時に形成することが
可能になる。以下、本発明について、実施例を用いて詳
しく説明する。
ーサパターンの高さの差と必要なスペーサの高さに応じ
て、エッチングの選択比をコントロールすることで、任
意の高さのスペーサパターンを形成することができる。
したがって、1回のフォトリソグラフィーとエッチング
で、レンズ部分とスペーサ部分を同時に形成することが
可能になる。以下、本発明について、実施例を用いて詳
しく説明する。
【0032】(実施例1)実施例1では、本発明のフォ
トマスクを使ったスペーサ付きのマイクロレンズの作成
方法について述べる。本実施例では、マイクロレンズを
形成する基板として石英基板を用いた。マイクロレンズ
の高さは30μm、直径は200μm、スペーサの高さ
は35μmとした。
トマスクを使ったスペーサ付きのマイクロレンズの作成
方法について述べる。本実施例では、マイクロレンズを
形成する基板として石英基板を用いた。マイクロレンズ
の高さは30μm、直径は200μm、スペーサの高さ
は35μmとした。
【0033】まず、本発明に係るマイクロレンズ101
とスペーサ102の形状について説明する。図1(a)
は、マイクロレンズ101とスペーサ102の形状を示
す図である。図1(b)は、図1(b)中の点線部分a
−aの断面を示す図である。マイクロレンズ101の高
さCは30μm、直径は200μm、スペーサ102の
高さDは35μmとした。
とスペーサ102の形状について説明する。図1(a)
は、マイクロレンズ101とスペーサ102の形状を示
す図である。図1(b)は、図1(b)中の点線部分a
−aの断面を示す図である。マイクロレンズ101の高
さCは30μm、直径は200μm、スペーサ102の
高さDは35μmとした。
【0034】次に、フォトマスクについて説明する。図
2は、図1に示すマイクロレンズ101とスペーサ10
2の形状を作成するためのフォトマスクを説明するため
の図であり、同図(a)はフォトマスクのパターンを、
同図(b)は、フォトマスクの透過率パターンを示して
いる。
2は、図1に示すマイクロレンズ101とスペーサ10
2の形状を作成するためのフォトマスクを説明するため
の図であり、同図(a)はフォトマスクのパターンを、
同図(b)は、フォトマスクの透過率パターンを示して
いる。
【0035】同図(a)において、201はマイクロレ
ンズ101に対応する部分(マイクロレンズ部分)、2
02はスペーサ102に対応する部分(スペーサ部分)
である。マイクロレンズ部分201はレンズ形状を得る
ために同心円状に透過率を変化させてあり、中心部分が
最も透過率が低いようにしてある。
ンズ101に対応する部分(マイクロレンズ部分)、2
02はスペーサ102に対応する部分(スペーサ部分)
である。マイクロレンズ部分201はレンズ形状を得る
ために同心円状に透過率を変化させてあり、中心部分が
最も透過率が低いようにしてある。
【0036】スペーサ部分202の透過率はマイクロレ
ンズ部分201の最も透過率が低い部分の透過率より低
くなるようにしてある。図2(b)は、スペーサ部分2
02の透過率が0%、レンズ部分の最も低い透過率の部
分の透過率が10%の場合のフォトマスクの例を示して
いる。
ンズ部分201の最も透過率が低い部分の透過率より低
くなるようにしてある。図2(b)は、スペーサ部分2
02の透過率が0%、レンズ部分の最も低い透過率の部
分の透過率が10%の場合のフォトマスクの例を示して
いる。
【0037】ポジ型のフォトレジストは、照射された光
量が多いほど、現像時に深い位置までフォトレジストが
除去されるので、このような透過率にしておけば、スペ
ーサ部分をレンズ部分より高くすることができる。
量が多いほど、現像時に深い位置までフォトレジストが
除去されるので、このような透過率にしておけば、スペ
ーサ部分をレンズ部分より高くすることができる。
【0038】フォトマスクに透過率分布を与える方法と
しては、通常のフォトリソグラフィーに用いられるクロ
ムマスクに、微少な開口パターンを多数ならべて、開口
パターンの密度や、開口の大きさを変化させる方法(請
求項2,3)や、電子ビームなどの照射量に応じて透過
率の変化するタイプのグレースケールフォトマスク(請
求項4)を用いる方法があるが、どちらの方法を用いて
も構わない。
しては、通常のフォトリソグラフィーに用いられるクロ
ムマスクに、微少な開口パターンを多数ならべて、開口
パターンの密度や、開口の大きさを変化させる方法(請
求項2,3)や、電子ビームなどの照射量に応じて透過
率の変化するタイプのグレースケールフォトマスク(請
求項4)を用いる方法があるが、どちらの方法を用いて
も構わない。
【0039】図3は、微小な開口パターンによって透過
率を調整するフォトマスクの例を示す図である。このフ
ォトマスクでは、フォトマスク全体を1辺の長さmの微
小な領域に区切り、それぞれの領域にさまざまな大きさ
の開口パターンを配置して透過率を制御している。
率を調整するフォトマスクの例を示す図である。このフ
ォトマスクでは、フォトマスク全体を1辺の長さmの微
小な領域に区切り、それぞれの領域にさまざまな大きさ
の開口パターンを配置して透過率を制御している。
【0040】図4は、図3における開口パターンの例を
示す図である。1辺の長さmの各領域において、遮光領
域203に開口パターン204を設け、開口パターン2
04の大きさによって実効的な透過率を調整している。
遮光領域203に対して開口パターン204が大きいほ
ど透過する光量を増やせるので、擬似的に透過率を高め
ることができる。ここでは矩形の開口パターンを示した
が、開口の形状はどのようなものでもかまわない。
示す図である。1辺の長さmの各領域において、遮光領
域203に開口パターン204を設け、開口パターン2
04の大きさによって実効的な透過率を調整している。
遮光領域203に対して開口パターン204が大きいほ
ど透過する光量を増やせるので、擬似的に透過率を高め
ることができる。ここでは矩形の開口パターンを示した
が、開口の形状はどのようなものでもかまわない。
【0041】しかしながら、開口パターンを配置する微
小な領域の1辺の大きさmは、露光方法に応じて、開口
パターンがそのまま転写されない大きさにしておく必要
がある。従って、微小な領域の1辺の大きさmの値は露
光装置の解像限界以下にしておくことが望ましいが、小
さすぎると中に入れる開口パターンの大きさを余り変化
させられなくなるので、フォトマスクの作成が困難にな
るので余り小さくできない。
小な領域の1辺の大きさmは、露光方法に応じて、開口
パターンがそのまま転写されない大きさにしておく必要
がある。従って、微小な領域の1辺の大きさmの値は露
光装置の解像限界以下にしておくことが望ましいが、小
さすぎると中に入れる開口パターンの大きさを余り変化
させられなくなるので、フォトマスクの作成が困難にな
るので余り小さくできない。
【0042】ステッパー等の投影露光装置を用いる場合
は焦点位置をずらしたり、近接露光装置を用いる場合は
ギャップを広めに取るなどの方法で、像をぼけさせて、
微小な領域の1辺の大きさmの値を解像限界より大きく
することも可能である。アライナーを用いて近接露光を
行う場合、微小な領域の大きさmの値を4μm程度にす
れば、100階調程度の開口パターンを用いることがで
きる。このタイプのフォトマスクは、通常のクロムマス
クと同じ手順で作成できるので、容易に本発明のフォト
マスクを作成することが可能である。
は焦点位置をずらしたり、近接露光装置を用いる場合は
ギャップを広めに取るなどの方法で、像をぼけさせて、
微小な領域の1辺の大きさmの値を解像限界より大きく
することも可能である。アライナーを用いて近接露光を
行う場合、微小な領域の大きさmの値を4μm程度にす
れば、100階調程度の開口パターンを用いることがで
きる。このタイプのフォトマスクは、通常のクロムマス
クと同じ手順で作成できるので、容易に本発明のフォト
マスクを作成することが可能である。
【0043】次に、マイクロレンズの製造プロセスにつ
いて説明する。図5(a)〜(e)は、図1(b)に示
す形状のマイクロレンズの製造プロセスのフローを説明
するための図である。まず、石英基板302にポジ型の
フォトレジスト301を塗布し、乾燥させる(図5
(a))。本例ではフォトレジスト301の膜厚は20
μmとした。
いて説明する。図5(a)〜(e)は、図1(b)に示
す形状のマイクロレンズの製造プロセスのフローを説明
するための図である。まず、石英基板302にポジ型の
フォトレジスト301を塗布し、乾燥させる(図5
(a))。本例ではフォトレジスト301の膜厚は20
μmとした。
【0044】次に、図3に示した如き透過率分布を有す
るフォトマスク303を通してフォトレジスト301を
露光する(図5(b))。露光にはアライナーを用いた。
続いて現像を行う(図5(c))。フォトレジスト301
で形成されたスペーサ部分305の高さBは20μm、
レンズ部分304の高さAは15μmである。
るフォトマスク303を通してフォトレジスト301を
露光する(図5(b))。露光にはアライナーを用いた。
続いて現像を行う(図5(c))。フォトレジスト301
で形成されたスペーサ部分305の高さBは20μm、
レンズ部分304の高さAは15μmである。
【0045】続いて、異方性エッチングを行う(図5
(d))。この時、エッチング後にレンズ高さCを30
μmにするため、石英基板302とフォトレジスト30
1の選択比を2にする必要がある。ここでは、ECR
(Electron Cyclotron Resonance:電子サイクロト
ロン共鳴)プラズマエッチャーを利用し、エッチングガ
スとしてCHF3とO2を用いて選択比が2となるよう
にした。エッチング速度は石英が0.08μm/min、
フォトレジスト0.04μm/minであった。
(d))。この時、エッチング後にレンズ高さCを30
μmにするため、石英基板302とフォトレジスト30
1の選択比を2にする必要がある。ここでは、ECR
(Electron Cyclotron Resonance:電子サイクロト
ロン共鳴)プラズマエッチャーを利用し、エッチングガ
スとしてCHF3とO2を用いて選択比が2となるよう
にした。エッチング速度は石英が0.08μm/min、
フォトレジスト0.04μm/minであった。
【0046】この条件でエッチングを行うことにより、
レンズ部分304は自動的に高さが30μmになるが、
スペーサ部分305はフォトレジスト塗布の段階で20
μmの高さがあるので、全てエッチングした場合20*
2=40μmになってしまう。そこで、エッチング時間
を調整し、スペーサの高さが35μmになるようにす
る。ここで用いる条件では石英のエッチングレートが
0.08μm/minなので、35/0.08=437.5m
inのエッチングを行えばよい。
レンズ部分304は自動的に高さが30μmになるが、
スペーサ部分305はフォトレジスト塗布の段階で20
μmの高さがあるので、全てエッチングした場合20*
2=40μmになってしまう。そこで、エッチング時間
を調整し、スペーサの高さが35μmになるようにす
る。ここで用いる条件では石英のエッチングレートが
0.08μm/minなので、35/0.08=437.5m
inのエッチングを行えばよい。
【0047】このような条件でエッチングを行った場合
は、エッチング終了後もスペーサ部分305にフォトレ
ジストが残っており、スペーサ102の表面をエッチン
グ前の基板と同じ平坦な状態に保つことができる。従っ
て、マイクロレンズ101を他の基板に貼り合わせる際
に、スペーサ表面の凹凸による、基板間隔誤差の発生を
抑えられる(請求項5)。
は、エッチング終了後もスペーサ部分305にフォトレ
ジストが残っており、スペーサ102の表面をエッチン
グ前の基板と同じ平坦な状態に保つことができる。従っ
て、マイクロレンズ101を他の基板に貼り合わせる際
に、スペーサ表面の凹凸による、基板間隔誤差の発生を
抑えられる(請求項5)。
【0048】ここでは、スペーサ部分のフォトレジスト
高さが、十分に高い場合について述べた。この場合、1
つのエッチング条件でレンズ部分もスペーサ部分も形成
できる。スペーサ部分のフォトレジスト高さが、マイク
ロレンズ部分をエッチングしたときの選択比エッチング
した場合にちょうど目的の高さになる場合も同様にして
エッチングを行えばよい。この実施例の場合なら、レン
ズ部分のフォトレジスト高さが15μm、スペーサ部分
のフォトレジスト305の高さが17.5μmであれ
ば、スペーサ部分のレジストが完全にエッチングされた
時点で、スペーサの高さがちょうど35μmになる(図
5(e))。
高さが、十分に高い場合について述べた。この場合、1
つのエッチング条件でレンズ部分もスペーサ部分も形成
できる。スペーサ部分のフォトレジスト高さが、マイク
ロレンズ部分をエッチングしたときの選択比エッチング
した場合にちょうど目的の高さになる場合も同様にして
エッチングを行えばよい。この実施例の場合なら、レン
ズ部分のフォトレジスト高さが15μm、スペーサ部分
のフォトレジスト305の高さが17.5μmであれ
ば、スペーサ部分のレジストが完全にエッチングされた
時点で、スペーサの高さがちょうど35μmになる(図
5(e))。
【0049】レンズ部分の形状が複雑で、広い範囲で透
過率を変化させる必要がある場合や、レンズ高さの非常
に高いマイクロレンズを作成したい場合などは、レンズ
部分と、スペーサ部分の透過率の差が十分取れない場合
もある。たとえば、NAの高いマイクロレンズを作成す
る場合は、レンズの周辺部の傾斜を急峻にするため、透
過率変化を大きくしておく必要がある。そのような場合
は、レンズの高さに相当する深さのエッチングを行った
後、選択比を高くして、スペーサ部分のエッチングを行
えばよい(請求項6)。
過率を変化させる必要がある場合や、レンズ高さの非常
に高いマイクロレンズを作成したい場合などは、レンズ
部分と、スペーサ部分の透過率の差が十分取れない場合
もある。たとえば、NAの高いマイクロレンズを作成す
る場合は、レンズの周辺部の傾斜を急峻にするため、透
過率変化を大きくしておく必要がある。そのような場合
は、レンズの高さに相当する深さのエッチングを行った
後、選択比を高くして、スペーサ部分のエッチングを行
えばよい(請求項6)。
【0050】一例として、レンズ部分のフォトレジスト
パターンの高さが18μm、スペーサ部分が20μm
で、石英基板にに転写後のレンズ高さが36μm、スペ
ーサ高さが45μmとした場合を検討する。前出の選択
比2の条件でエッチングを行えば、レンズ部分は所定の
高さが得られるが、スペーサ部分は40μmエッチング
された時点でフォトレジストが除去されてしまい、高さ
45μmのスペーサを作成することができない。
パターンの高さが18μm、スペーサ部分が20μm
で、石英基板にに転写後のレンズ高さが36μm、スペ
ーサ高さが45μmとした場合を検討する。前出の選択
比2の条件でエッチングを行えば、レンズ部分は所定の
高さが得られるが、スペーサ部分は40μmエッチング
された時点でフォトレジストが除去されてしまい、高さ
45μmのスペーサを作成することができない。
【0051】この場合、レンズ部分をエッチングした後
に残っているスペーサ部分のフォトレジスト厚さは20
μm−18μm=2μmである。このフォトレジストを
使って、5μm分のエッチングを行えるように、レンズ
部分のエッチングが終わった段階で、選択比が2.5以
上になるようエッチング条件を変更すればよい。
に残っているスペーサ部分のフォトレジスト厚さは20
μm−18μm=2μmである。このフォトレジストを
使って、5μm分のエッチングを行えるように、レンズ
部分のエッチングが終わった段階で、選択比が2.5以
上になるようエッチング条件を変更すればよい。
【0052】上記のECRプラズマエッチャーでは、C
HF3のみを利用してエッチングすれば、選択比3.2
が得られるので、レンズ部分のエッチングが終了した時
点で酸素の供給を止めれば、スペーサを必要な高さまで
エッチングすることができる。エッチングガスやエッチ
ング装置によっては、さらに高い選択比が得られるの
で、レンズ高さとの差が大きいスペーサを作成する際
は、そのような装置やガスを用いればよい。
HF3のみを利用してエッチングすれば、選択比3.2
が得られるので、レンズ部分のエッチングが終了した時
点で酸素の供給を止めれば、スペーサを必要な高さまで
エッチングすることができる。エッチングガスやエッチ
ング装置によっては、さらに高い選択比が得られるの
で、レンズ高さとの差が大きいスペーサを作成する際
は、そのような装置やガスを用いればよい。
【0053】以上のように、本発明のフォトマスクを用
いることにより、レンズ高さより高い任意のスペーサ
を、1回のフォトリソグラフィーとエッチングで、同時
に作成することが可能になる。
いることにより、レンズ高さより高い任意のスペーサ
を、1回のフォトリソグラフィーとエッチングで、同時
に作成することが可能になる。
【0054】(実施例2)実施例2では、上述したフォ
トマスクおよびマイクロレンズの作成方法を用いて製造
したマイクロレンズの応用例について説明する。
トマスクおよびマイクロレンズの作成方法を用いて製造
したマイクロレンズの応用例について説明する。
【0055】図6は、本発明のフォトマスクを用いて作
成したマイクロレンズを2枚のレンズを貼り合わせた高
NAマイクロレンズの一例を示す図である。対物レンズ
401は基板として石英を用い、大きさは直径200μ
m、高さ35μmとした。レンズ部分のフォトマスクに
与える透過率分布を調整することで非球面形状のマイク
ロレンズにしている。この実施例では、非球面形状にし
て対物レンズ401単独でNA=0.45が得られるよ
うに設計した。
成したマイクロレンズを2枚のレンズを貼り合わせた高
NAマイクロレンズの一例を示す図である。対物レンズ
401は基板として石英を用い、大きさは直径200μ
m、高さ35μmとした。レンズ部分のフォトマスクに
与える透過率分布を調整することで非球面形状のマイク
ロレンズにしている。この実施例では、非球面形状にし
て対物レンズ401単独でNA=0.45が得られるよ
うに設計した。
【0056】もう一つのレンズ402は超半球形状のソ
リッドイマージョンレンズ(SIL)である。ここでは
材料として光学ガラスSF−2(屈折率1.647)を用
いた。従って、この構成では全体でNA=1.22が得
られる。
リッドイマージョンレンズ(SIL)である。ここでは
材料として光学ガラスSF−2(屈折率1.647)を用
いた。従って、この構成では全体でNA=1.22が得
られる。
【0057】レンズ同士の接触を避けるため、これらの
レンズと同一の基板に形成されたスペーサ403、40
4の高さはそれぞれの基板に形成されたレンズよりも高
い必要があるが、上述した方法によれば、容易にそのよ
うなスペーサを形成できる。さらに、高さ方向の精度は
エッチング速度の精度によって決まるため、一般的なド
ライエッチングを用いた場合でもスペーサ高さの数%程
度に抑えることができる。
レンズと同一の基板に形成されたスペーサ403、40
4の高さはそれぞれの基板に形成されたレンズよりも高
い必要があるが、上述した方法によれば、容易にそのよ
うなスペーサを形成できる。さらに、高さ方向の精度は
エッチング速度の精度によって決まるため、一般的なド
ライエッチングを用いた場合でもスペーサ高さの数%程
度に抑えることができる。
【0058】このような部品を作成する際は、それぞれ
のレンズの光軸も合わせる必要があるが、それぞれの基
板にアライメント用のマークを作成しておけば、容易に
光軸を合わせることができる。このアライメントマーク
は、フォトマスクにパターンを入れておけば、容易に作
成できる(請求項7)。このようなレンズは高密度の光記
録装置などを小型化するのに有利である(請求項9)。
のレンズの光軸も合わせる必要があるが、それぞれの基
板にアライメント用のマークを作成しておけば、容易に
光軸を合わせることができる。このアライメントマーク
は、フォトマスクにパターンを入れておけば、容易に作
成できる(請求項7)。このようなレンズは高密度の光記
録装置などを小型化するのに有利である(請求項9)。
【0059】図7は、光インターコネクションや光通信
等に用いられるビームエキスパンダー(請求項10)の
構成例、図8は、光ピックアップ用の対物レンズの構成
例を示す図である。図7および8では、アパーチャー5
01を形成した基板を2枚のマイクロレンズの間に挿ん
だ構成を有している。
等に用いられるビームエキスパンダー(請求項10)の
構成例、図8は、光ピックアップ用の対物レンズの構成
例を示す図である。図7および8では、アパーチャー5
01を形成した基板を2枚のマイクロレンズの間に挿ん
だ構成を有している。
【0060】このアパーチャー501は、ガラス基板の
表面に酸化クロム等の遮光膜を成膜した後、フォトリソ
グラフィーで円形の開口を形成したものである。図8の
対物レンズは、図6とは異なり、焦点位置が下側のレン
ズの底面より下になるようにしている。図7のビームエ
キスパンダーでは、レンズの焦点位置にアパーチャー5
01を正確に合わせる必要があるが、本発明の方法で作
成したマイクロレンズではスペーサの高さを調整するこ
とにより容易にレンズとアパーチャーの間隔を合わせる
ことができる。
表面に酸化クロム等の遮光膜を成膜した後、フォトリソ
グラフィーで円形の開口を形成したものである。図8の
対物レンズは、図6とは異なり、焦点位置が下側のレン
ズの底面より下になるようにしている。図7のビームエ
キスパンダーでは、レンズの焦点位置にアパーチャー5
01を正確に合わせる必要があるが、本発明の方法で作
成したマイクロレンズではスペーサの高さを調整するこ
とにより容易にレンズとアパーチャーの間隔を合わせる
ことができる。
【0061】以上のように、本発明の方法で作成したマ
イクロレンズは、他の部品と容易に組み合わせることが
できるので、さまざまな機能を持つ微細な光学部品を作
成することが可能になる(請求項8)。
イクロレンズは、他の部品と容易に組み合わせることが
できるので、さまざまな機能を持つ微細な光学部品を作
成することが可能になる(請求項8)。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、1回のフォトリソグラ
フィーとエッチングによりマイクロレンズと該マイクロ
レンズの高さより高いスペーサを同時に形成するための
フォトレジストパターンを作成することが可能なフォト
マスク、および該フォトマスクを用いたマイクロレンズ
作成方法、ならびに該マイクロレンズ作成方法により作
成したマイクロレンズを提供することができる。次に、
各請求項毎の効果について述べる。
フィーとエッチングによりマイクロレンズと該マイクロ
レンズの高さより高いスペーサを同時に形成するための
フォトレジストパターンを作成することが可能なフォト
マスク、および該フォトマスクを用いたマイクロレンズ
作成方法、ならびに該マイクロレンズ作成方法により作
成したマイクロレンズを提供することができる。次に、
各請求項毎の効果について述べる。
【0063】請求項1に記載のフォトマスクによれば、
スペーサ部分の透過率がマイクロレンズ部分の最も透過
率の低い部分の透過率よりも低いので、スペーサ部分の
パターンの高さがマイクロレンズ部分よりも高いフォト
レジストパターンが作成可能になる。
スペーサ部分の透過率がマイクロレンズ部分の最も透過
率の低い部分の透過率よりも低いので、スペーサ部分の
パターンの高さがマイクロレンズ部分よりも高いフォト
レジストパターンが作成可能になる。
【0064】請求項2〜4記載のフォトマスクによれ
ば、フォトマスクの透過率を変化させることができるの
で、請求項1に記載のフォトマスクを作成することが可
能になる。
ば、フォトマスクの透過率を変化させることができるの
で、請求項1に記載のフォトマスクを作成することが可
能になる。
【0065】請求項5に記載のマイクロレンズ作成方法
によれば、露光によりフォトレジストで形成されたマイ
クロレンズの高さをA、スペーサの高さをB、エッチン
グ後に必要なマイクロレンズの高さをC、スペーサの高
さをD、エッチング時の基板とフォトレジストの選択比
をsとした場合、B/A>C/Dを満たすように透過率
を設定してあるので、一つの条件でエッチングを行うこ
とで、所望の高さのスペーサがついたマイクロレンズを
作成することが可能になる。
によれば、露光によりフォトレジストで形成されたマイ
クロレンズの高さをA、スペーサの高さをB、エッチン
グ後に必要なマイクロレンズの高さをC、スペーサの高
さをD、エッチング時の基板とフォトレジストの選択比
をsとした場合、B/A>C/Dを満たすように透過率
を設定してあるので、一つの条件でエッチングを行うこ
とで、所望の高さのスペーサがついたマイクロレンズを
作成することが可能になる。
【0066】請求項6記載のマイクロレンズ作成方法に
よれば、2つのエッチング条件を使うことにより、請求
項5記載の条件を満たさない場合でも所望の高さのスペ
ーサのついたマイクロレンズを作成することが可能にな
る。
よれば、2つのエッチング条件を使うことにより、請求
項5記載の条件を満たさない場合でも所望の高さのスペ
ーサのついたマイクロレンズを作成することが可能にな
る。
【0067】請求項7記載のフォトマスクによれば、マ
イクロレンズ、スペーサと同時に、形成したマイクロレ
ンズを他の部品と位置合わせするためのアライメントマ
ークも同時に露光することができるので、マイクロレン
ズの光軸に対して位置精度が高いアライメントマークを
作成することが可能になる。
イクロレンズ、スペーサと同時に、形成したマイクロレ
ンズを他の部品と位置合わせするためのアライメントマ
ークも同時に露光することができるので、マイクロレン
ズの光軸に対して位置精度が高いアライメントマークを
作成することが可能になる。
【0068】請求項8記載のマイクロレンズによれば、
正確な高さを持つスペーサを同一基板に形成してあるの
で、他の部品と容易に組み合わせて使用することが可能
である。
正確な高さを持つスペーサを同一基板に形成してあるの
で、他の部品と容易に組み合わせて使用することが可能
である。
【0069】請求項9記載のマイクロレンズによれば、
NAが高く、レンズの面間隔精度も高いので、光記録装
置の対物レンズ等の小型化に利用できる。
NAが高く、レンズの面間隔精度も高いので、光記録装
置の対物レンズ等の小型化に利用できる。
【0070】請求項10記載のマイクロレンズによれ
ば、2つのマイクロレンズ付き基板の間にアパーチャー
が形成された基板を挿んであるので、コリメーターレン
ズや光記録装置用の対物レンズの小型化に利用できる。
ば、2つのマイクロレンズ付き基板の間にアパーチャー
が形成された基板を挿んであるので、コリメーターレン
ズや光記録装置用の対物レンズの小型化に利用できる。
【図1】マイクロレンズとスペーサの形状を示す図であ
る。
る。
【図2】図1に示すマイクロレンズとスペーサの形状を
作成するためのフォトマスクを説明するための図であ
る。
作成するためのフォトマスクを説明するための図であ
る。
【図3】微小な開口パターンによって透過率を調整する
フォトマスクの例を示す図である。
フォトマスクの例を示す図である。
【図4】図3における開口パターンの例を示す図であ
る。
る。
【図5】図1に示す形状のマイクロレンズの製造プロセ
スのフローを説明するための図である。
スのフローを説明するための図である。
【図6】本発明のフォトマスクを用いて作成したマイク
ロレンズを2枚のレンズを貼り合わせた高NAマイクロ
レンズの一例を示す図である。
ロレンズを2枚のレンズを貼り合わせた高NAマイクロ
レンズの一例を示す図である。
【図7】光インターコネクションや光通信等に用いられ
るビームエキスパンダー(請求項10)の構成例を示す
図である。
るビームエキスパンダー(請求項10)の構成例を示す
図である。
【図8】光ピックアップ用の対物レンズの構成例を示す
図である。
図である。
【図9】特開2000−76695号公報に開示された
光ヘッドを示す図である。
光ヘッドを示す図である。
【図10】特開2000−131508号公報に開示さ
れた光ヘッドに使用されるソリッドイマージョンレンズ
SIL一体型対物レンズを示す図である。
れた光ヘッドに使用されるソリッドイマージョンレンズ
SIL一体型対物レンズを示す図である。
101 マイクロレンズ 102 スペーサ 201 フォトマスクのマイクロレンズ部分 202 フォトマスクのスペーサ部分 203 フォトマスクの遮光領域 204 フォトマスクの開口部(開口パターン) 301 ポジ型のフォトレジスト 302 石英基板 303 本発明のフォトマスク 304 フォトレジストパターンのマイクロレンズ部分 305 フォトレジストパターンのスペーサ部分 401 対物レンズ 402 ソリッドイマージョンレンズ(SIL) 403,404 スペーサ 501 アパーチャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/135 G11B 7/135 A 7/22 7/22 Fターム(参考) 2H095 BA08 BB02 BB16 BC01 BC05 BC09 BE03 2H097 BA06 CA16 FA02 JA02 JA03 JA04 LA15 5D119 AA01 AA20 AA38 JA44 JA49 NA05
Claims (10)
- 【請求項1】 基板上にポジ型のフォトレジストを塗布
する工程と、透過率分布を持つフォトマスクを用いて前
記ポジ型のフォトレジストを露光する工程と、該フォト
レジストを現像する工程と、現像されたフォトレジスト
パターンを異方性ドライエッチングにより基板に転写す
る工程を含むマイクロレンズ作成方法に用いるフォトマ
スクであって、 マイクロレンズを生成するパターンの周辺に、スペーサ
を形成するためのパターンを配置し、そのパターンの透
過率は、マイクロレンズ部分の最も透過率の低い部分よ
り透過率が低いことを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項2】 請求項1記載のフォトマスクにおいて、
表面にクロム薄膜などの遮光性の薄膜を形成したマスク
ブランクスを用い、マスク上に微少な開口パターンを多
数配置し、それぞれの開口パターンの開口の大きさを変
化させることで透過率の変化を与えることを特徴とする
フォトマスク。 - 【請求項3】 請求項1記載のフォトマスクにおいて、
表面に遮光性の薄膜を形成したマスクブランクスを用
い、マスク上に微少な開口パターンを多数配置し、マス
ク上の単位面積当たりに配置される開口パターンの数を
変化させることで透過率の変化を与えることを特徴とす
るフォトマスク。 - 【請求項4】 請求項1記載のフォトマスクにおいて、
電子線などの照射量に応じて、光の透過率が変化する材
料を用いたことを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のフ
ォトマスクを用いたマイクロレンズの作成方法であっ
て、 露光によりフォトレジストで形成されたマイクロレンズ
の高さをA、スペーサの高さをB、エッチング後に必要
なマイクロレンズの高さをC、スペーサの高さをD、エ
ッチング時の基板とフォトレジストの選択比をsとした
場合、 B/A>D/C を満たすレジスト高さが得られるようにフォトマスクの
透過率を設定し s*A=C を満たすsが得られるようにエッチング条件を設定し
て、基板のエッチング量がDになるまでの時間エッチン
グを行うことを特徴とするマイクロレンズ作成方法。 - 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のフ
ォトマスクを用いたマイクロレンズの作成方法であっ
て、 露光によりフォトレジストで形成されたマイクロレンズ
の高さをA、スペーサの高さをB、エッチング後に必要
なマイクロレンズの高さをC、スペーサの高さをD、エ
ッチング時の基板とフォトレジストの選択比をs1、s
2とした場合、 s1*A=C s2*(B−A)>D−C を満たすs1、s2が得られるようにエッチング条件を
設定し、エッチングを行う際は選択比s1の条件で基板
のエッチング量がCになるまでの時間エッチングを行
い、続いてエッチング量がDになるまで選択比s2の条
件でエッチングを行うことを特徴とするマイクロレンズ
作成方法。 - 【請求項7】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のフ
ォトマスクであって、 アライメントマークを形成するためのパターンが含まれ
ていることを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項8】 請求項1〜4、7のいずれか1項に記載
のフォトマスクあるいは請求項5または6記載のマイク
ロレンズ作成方法を用いて作成したことを特徴とするマ
イクロレンズ。 - 【請求項9】 請求項8記載のマイクロレンズを、マイ
クロレンズ形成面を内側にして2枚貼り合わせたことを
特徴とするマイクロレンズ。 - 【請求項10】 請求項8記載のマイクロレンズを用い
て、2つのマイクロレンズ付き基板の間にアパーチャー
が形成された基板を挿んで貼り合せたことを特徴とする
マイクロレンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001126321A JP2002323747A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | フォトマスク、および該フォトマスクを用いたマイクロレンズ作成方法、ならびに該マイクロレンズ作成方法により作成したマイクロレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001126321A JP2002323747A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | フォトマスク、および該フォトマスクを用いたマイクロレンズ作成方法、ならびに該マイクロレンズ作成方法により作成したマイクロレンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002323747A true JP2002323747A (ja) | 2002-11-08 |
Family
ID=18975380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001126321A Pending JP2002323747A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | フォトマスク、および該フォトマスクを用いたマイクロレンズ作成方法、ならびに該マイクロレンズ作成方法により作成したマイクロレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002323747A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2001
- 2001-04-24 JP JP2001126321A patent/JP2002323747A/ja active Pending
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