JP2002323583A - プログラムタイマユニット - Google Patents

プログラムタイマユニット

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JP2002323583A
JP2002323583A JP2001126762A JP2001126762A JP2002323583A JP 2002323583 A JP2002323583 A JP 2002323583A JP 2001126762 A JP2001126762 A JP 2001126762A JP 2001126762 A JP2001126762 A JP 2001126762A JP 2002323583 A JP2002323583 A JP 2002323583A
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JP2001126762A
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Yuichi Yoshimura
祐一 吉村
Toshiaki Tokizane
敏昭 時実
Koji Yokota
浩二 横田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の要望に応じてプログラムタイマユニ
ットの動作を容易に変更することができるプログラムタ
イマユニットを提供する。 【解決手段】 遠隔監視制御システムのプログラムタイ
マユニットは、少なくとも現在時刻等を表示する液晶表
示部A8を備えるとともに、年間の日の入り時刻並びに
日の出時刻のデータを所定時間範囲内で調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔監視制御シス
テムに用いられるプログラムタイマユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフル2線式の多重伝送を利用した
遠隔監視制御システムである照明制御システムにより、
複数の照明の制御を一括して行うパターン制御、グルー
プ制御や、プログラムタイマユニットにより、タイマを
利用して、自動的に照明を点灯もしくは、消灯すること
で、消し忘れを防止することができ、省エネ化、簡便性
を実現することが可能であった。
【0003】図13に示すプログラムタイマユニットA
は、多重伝送信号に、接点入力端末器Gを介して、接続
されるものである。フル2線信号線である信号線に接続
された操作端末器Bのスイッチ(図示せず)を操作する
と、操作端末器Bは、多重伝送信号を生成し、信号線L
sを通じて、伝送ユニットCへ操作信号を送信する。伝
送ユニットCは、操作端末器Bのスイッチの操作に応じ
て、動作させるべき制御端末器Dを動作させる。同様
に、プログラムタイマユニットAも、伝送ユニットCへ
操作信号を送出するものである。
【0004】プログラムタイマユニットAは、現在時刻
が制御プログラムに記述された制御時刻になったとき
に、制御プログラムに記述された制御内容にしたがって
負荷を制御する。プログラムタイマユニットAは、負荷
を週間でプログラムできるようになっており、1週間の
日ごとで異なる制御時刻、制御内容にしたがって負荷の
制御を実行することができるものである。しかし、この
ようなプログラムタイマユニットは、1年間を通して、
特定の季節など、例えば、夏時間すなわちサマータイム
制度のあるところでは、時刻が1時間早められ、全ての
生活時刻が1時間早くなる。したがって、サマータイム
期間においては、プログラムタイマユニットの現在時刻
を1時間進め、サマータイム期間の終了時には1時間遅
らせる作業が必要となるが、その作業を行わなければ、
負荷を使用者の思うように行わせることができない。ま
た、サマータイムだけでなく、季節により、同じ時刻で
も、照明等を早めに点灯もしくは消灯させたり、逆に、
遅めに点灯もしくは消灯させたりしたいことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、使用者の要望に応じてプログラムタイマユニットの
動作を容易に変更することができるプログラムタイマユ
ニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の遠隔監視制御システムのプログラムタイマユ
ニットは、以下の構成を備える。すなわち、請求項1の
発明では、それぞれアドレスが設定された操作端末器及
び制御端末器を2線式の信号線を介して伝送ユニットに
接続し時分割多重の伝送信号にてデータの送受信を行
い、伝送ユニットは、アドレスデータを含む伝送信号を
信号線に送出することによって操作端末器及び制御端末
器を個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信
号返送期間に、監視入力のあった操作端末器からの監視
データを受信すると監視データに基づいて制御データを
生成し、監視データを発生した操作端末器とアドレスに
よる対応関係が予め設定されている制御端末器に対して
制御データを伝送して制御端末器に接続された負荷を制
御する遠隔監視制御システムに用いられ、負荷の制御時
刻及び制御内容を含むデータを入力する入力手段と、入
力手段で入力されるデータに基づいて負荷の制御プログ
ラムを作成するプログラム作成手段と、作成された制御
プログラムを記憶する記憶手段と、現在時刻を計時する
計時手段と、信号線を介して伝送ユニットとの間で伝送
信号を送受信する伝送信号送受信手段と、計時手段から
出力される現在時刻データと記憶手段から読み出された
制御プログラムに基づいて監視データを逐次発生すると
ともに伝送信号送受信手段により発生した監視データを
信号線に送出させるタイマ制御手段とを備えた遠隔監視
制御システムのプログラムタイマユニットにおいて、少
なくとも現在時刻等を表示する液晶表示部を備えること
を特徴とする。
【0007】請求項2の発明では、前記記憶手段は、地
域ごとの年間の日の入り時刻並びに日の出時刻のデータ
を記憶するとともに、前記年間の日の入り時刻並びに日
の出時刻のデータを所定時間範囲内で調整できることを
特徴とする。
【0008】請求項3の発明では、前記入力手段は、前
記現在時刻をサマータイムである所定時間分だけ修正す
るサマータイム修正手段を備えることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明では、前記記憶手段は、サ
マータイム期間を記憶するとともに、前記サマータイム
修正手段は、前記現在時刻データと前記サマータイム期
間を比較し、前記現在時刻データが前記サマータイム期
間内であると判断すれば、前記現在時刻を所定時間分だ
けを修正することを特徴とする。
【0010】請求項5の発明では、前記液晶表示部は、
該液晶表示部を点灯する照明手段と、該照明手段を制御
する照明点灯手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】請求項6の発明では、熱感知センサを備え
ることを特徴とする。
【0012】請求項7の発明では、外部とデータを送受
信する外部通信手段を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項8の発明では、前記入力手段により
入力され、前記記憶手段に記憶させた内容を消去する初
期化手段を設けたことを特徴とする。
【0014】請求項9の発明では、前記入力手段は、翌
日の負荷の制御時刻及び制御内容を所定の設定に切り替
える特日設定を行うことができる特日設定手段を備える
ことを特徴とする。
【0015】請求項10の発明では、前記液晶表示部
は、前記制御プログラムの不動作の原因を表示すること
を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係わるプログラムタイマ
ユニットの第1の実施の形態を、以下に説明する。ま
ず、遠隔制御システムについて図2を参照して、以下に
説明する。この遠隔監視制御システムでは、伝送ユニッ
トCに接続された2線式の信号線Lsに複数台ずつの操
作端末器Bおよび制御端末器Dが接続される。操作端末
器Bとしては、個別スイッチB1、パターンスイッチB
2等が設けられる。各操作端末器Bおよび各制御端末器
Dにはそれぞれアドレスが設定されており、伝送ユニッ
トCはアドレスを用いて操作端末器Bおよび制御端末器
Dを識別する。操作端末器Bとしての個別スイッチB1
とパターンスイッチB2とはそれぞれ監視入力を発生さ
せるスイッチ(図示せず)を備え、制御端末器Dは負荷
として照明装置Lを制御するリレーを内蔵する。また、
操作端末器Bには照明装置Lの動作状態を確認するため
の発光ダイオードよりなる確認灯(図示せず)が設けら
れている。ここで、リレーには一般にラッチング型のも
のが用いられ、制御端末器Dがリレーを動作させる際に
はリレーにパルス的に電源を供給する。制御端末器Dは
リレーを外部に持つ形式のものもあり、この場合には別
途に設けたトランスからリレーにパルス的に給電する。
【0017】伝送ユニットCは信号線Lsに対して、図
3(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出す
る。伝送信号Vsは、信号送出開始を示す同期信号S
Y、伝送信号Vsのモードを示すモードデータMD、操
作端末器Bや制御端末器Dを各別に呼び出すためのアド
レスデータAD、照明装置Lを制御する制御データC
D、伝送誤りを検出するためのチェックサムデータC
S、操作端末器Bや制御端末器Dからの返送信号(監視
データ)を受信するタイムスロットである信号返送期間
WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重信号であ
り、パルス幅変調によってデータが伝送される(図3
(b))。各操作端末器Bおよび各制御端末器Dでは、
信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsにより伝送さ
れたアドレスデータADが、各操作端末器Bあるいは各
制御端末器Dにおいてあらかじめ設定されているアドレ
スに一致すると、伝送信号Vsから制御データCDを取
り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに監
視データを電流モード信号(信号線Lsの線間を開放し
た状態と低インピーダンスを挿入した状態とで表される
電流変化による2値信号)で返送する。
【0018】伝送ユニットCから所望の操作端末器Bあ
るいは制御端末器Dにデータを伝送する場合には、モー
ドデータMDを制御モードとし、操作端末器Bあるいは
制御端末器Dに設定されたアドレスをアドレスデータA
Dとする伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信
号線Lsに送出すれば、アドレスデータADに一致する
アドレスを有した操作端末器Bまたは制御端末器Dが制
御データCDを受け取り、信号返送期間WTに監視デー
タを返送する。伝送ユニットCでは送出した制御データ
CDと信号返送期間WTに受信した監視データとの関係
によって制御データCDが所望の操作端末器Bまたは制
御端末器Dに伝送されたことを確認する。制御端末器D
は受け取った制御データCDに従って照明装置Lを制御
するための負荷制御信号を出力し、操作端末器Bでは受
け取った制御データCDに従って照明装置Lの動作確認
表示を行なうための監視信号を出力する。
【0019】一方、伝送ユニットCは通常時にはモード
データMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時
間間隔で送出しており(常時ポーリング)、操作端末器
Bにおいてスイッチ(図示せず)の操作に伴う監視入力
が発生すると、操作端末器Bは伝送ユニットCに対して
監視入力の発生を伝送しようとする。すなわち、この操
作端末器Bはダミーモードの伝送信号Vsの同期信号S
Yに同期させて図3(c)のような割込信号を発生さ
せ、同時に割込フラグを設定して伝送ユニットCとの以
後の情報授受に備える。伝送ユニットCでは割込信号を
受信すると、モードデータMDを割込ポーリングモード
としかつアドレスデータADの上位の半数のビット(ア
ドレスデータADを8ビットとすれば上位4ビット)を
順次増加させながら伝送信号を送出し、割込信号を発生
した操作端末器Bでは、割込ポーリングモードの伝送信
号のアドレスデータADの上位4ビットが操作端末器B
に設定されているアドレスの上位4ビットに一致すると
きに、信号返送期間WTにアドレスの下位の半数のビッ
トを伝送ユニットCに返送する。このように、伝送ユニ
ットCは割込信号を発生した操作端末器Bを16個ずつ
まとめて探すので、比較的短い時間で操作端末器Bを発
見することができる。
【0020】伝送ユニットCが割込信号を発生した操作
端末器Bのアドレスを獲得するとモードデータMDを監
視モードとし、獲得したアドレスデータADを持つ伝送
信号Vsを信号線Lsに送出する。この伝送信号Vsに
対して操作端末器Bは伝送しようとする情報を信号返送
期間WTに返送する。最後に、伝送ユニットCは割込信
号を発生した操作端末器Bに対して割込リセットを指示
する信号を送出し、操作端末器Bの割込フラグを解除す
る。以上のようにして、操作端末器Bから伝送ユニット
Cへの情報伝送は、伝送ユニットCから操作端末器Bへ
の4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモー
ド、監視モード、割込リセット)によって完了する。伝
送ユニットCが所望の制御端末器Bの動作状態を知ろう
とするときには、モードデータMDを監視データとした
伝送信号を送出するだけでよい。
【0021】上述の動作を簡単にまとめる。まず、操作
端末器Bにおいてスイッチの操作に伴う監視入力が発生
すると、操作端末器Bから監視入力に対応した監視デー
タを伝送ユニットCに返送し、伝送ユニットCが制御端
末器Dに制御データCDを伝送すると、制御端末器Dは
負荷制御信号を出力して照明装置を制御する。ここで、
制御端末器Dには負荷監視入力が与えられ、負荷監視入
力に対応する監視データを伝送ユニットCに返送し、返
送された監視データを操作端末器Bに伝送する。この伝
送信号によって操作端末器Bでは監視信号を出力する。
監視出力は通常は確認灯の点灯・消灯に用いられる。
【0022】図1に本実施形態のブロック図を示す。本
実施形態は、負荷の制御時刻及び制御内容を含むデータ
を入力する入力手段たるラバースイッチで構成される操
作スイッチ部A1と、操作スイッチ部A1で入力される
データに基づいて負荷の制御プログラムを作成するプロ
グラム作成手段たるマイクロコンピュータ(以下、マイ
コン)A2と、作成された制御プログラムを記憶する記
憶手段たるメモリA3と、現在時刻を計時する計時手段
たるリアルタイムクロックA4と、信号線Lsを介して
伝送ユニットCとの間で伝送信号Vsを送受信する伝送
信号送受信手段たる伝送信号送受信部A5と、リモコン
トランスFより供給される24Vの交流電圧を出力する
電源部EからマイコンA2を含む各部の動作電源を作成
する電源回路A6と、少なくとも操作スイッチ部A1で
入力可能なデータの項目を表示する液晶表示部A8と、
マイコンA2に制御されて液晶表示部A8を駆動する液
晶ドライバA9と、液晶表示部A8を背面側から照明す
る照明手段であるバックライト部A10と、タイマ制御
手段たるマイコンA2が、リアルタイムクロックA4か
ら出力される現在時刻データとメモリA3から読み出し
た制御プログラムに基づいて監視データを逐次発生する
とともに発生した監視データを伝送信号送受信回路A5
により信号線Lsに送出させるものである。
【0023】操作スイッチ部A1は、押操作の復帰力と
してゴムの弾性を利用したラバースイッチから構成さ
れ、キーマトリクスとして構成されるものである。この
キーマトリクスには、図4に示すように、それぞれ押操
作されるモードキーK1、クリアキーK2、設定キーK
3、アップキーK4、ダウンキーK5、戻りキーK6、
特日1動作キーK7、特日2動作キーK8、タイマ切キ
ーK9、サマータイム設定キーK10、バックライトキ
ーK11が設けられており、押操作された場合に各キー
K1〜K11に対応するマイコンA2の入力ポートに信
号が入力される。モードキーK1は、本実施の形態にお
けるプログラムユニットに備えられた、5つの基本的な
動作モードとして、制御プログラムに基づいて監視デー
タを逐次発生するとともに発生した監視データを伝送信
号送受信部A5により信号線Lsに送出させてタイマ制
御を行うモード(通常モード)、操作スイッチ部A1で
入力されるデータに基づいて負荷の制御プログラムを作
成するモード(プログラム作成モード)、祝日等の特別
の日(特日)を設定するモード(特日設定モード)、リ
アルタイムクロックA4の現在時刻を設定するモード
(時計モード)、後述するように特日設定の遠隔操作や
タイマ制御機能の入切等を設定するモード(特別モー
ド)を順に切り替えるものである。また、操作スイッチ
部A1のほかのキーについては、クリアキーは、入力を
消去するために、設定キーは、入力したデータをメモリ
A3に記憶させるために、日の出日の入の調整手段とし
ても用いられるアップキーK4及びダウンキーK5はタ
イマ時刻の調整のために、モードの切り替えを逆順に行
う戻りキーK6、特日設定手段としての特日1動作キー
K7及び特日2動作キーK8、制御プログラムに従った
タイマ制御を行わせないためのタイマ切キーK9、サマ
ータイム設定手段としてのサマータイム設定キーK1
0、バックライトキーK11は照明手段であるバックラ
イト部A10を点灯させるものである。また、突台21
前面の操作スイッチ部A1の近傍に設けられた透孔か
ら、電源回路A6からの電源供給時に点灯して通電表示
を行う通電表示灯23、並びにマイコンA2のリセット
時に点灯するリセット表示灯24が外部に臨んでいる。
【0024】メモリA3は電気的に書き換え可能な不揮
発性の半導体メモリ(例えば、EEPROMなど)から
なり、マイコンA2の動作用プログラムの他に後述する
制御プログラムや地域毎の日の出時刻及び日の入り時刻
のデータ等を記憶し、停電等により電源供給が停止して
も記憶内容を保持することができる。また、伝送信号送
受信回路A5は信号線端子T1,T1に接続された遠隔
監視制御システムの信号線Lsを介して伝送ユニットC
との間でのデータ伝送を可能とする回路である。
【0025】電源回路A6は電源端子T2,T2を介し
てリモコントランスFから供給される交流電圧を降圧し
た後に整流平滑した直流電圧を安定化することにより、
マイコンA2等の動作電圧(例えば、5Vの直流電圧)
を作成して出力するものである。 液晶表示部A8はい
わゆるセグメントタイプTN方式のLCDパネルからな
り、液晶ドライバA9で駆動されることによって後述す
るような種々の表示を行うものである。また、バックラ
イト部A10は複数個の発光ダイオードからなり、後述
するようにマイコンA2によって点滅制御が行われる。
【0026】また、マイコンA2には外部通信手段であ
るシリアルポートA15が設けられており、竣工前に事
務所などで作成しておいたタイマプログラムデータを竣
工後、パソコンなどから送信するだけで、設定が完了す
るため、初期設定が容易に行えるものである。このシリ
アルポートA15からメモリA3が記憶している制御プ
ログラムを外部に出力したり、あるいはメモリA3が記
憶している制御プログラムを書き換えたりすることがで
きる。なお、図1のA13はマイコンA2を上述の動作
プログラムの書き換えモード等に設定するための設定用
ジャンパ部である。この設定用ジャンパ部A13を、操
作することで、メモリA3への書き込みを許可したり、
不許可にするようにしている。
【0027】ところで、図5に示すように、液晶表示部
A8の画面A8aの周囲には、上辺に沿って「通常」、
「プログラム」、「特日」、「時計」、「特別」の文字
が左から順に表記されるとともにその上部に「モード」
の文字が表記され、下辺に沿って「特日1動作」、「特
日2動作」、「タイマ切」、「自動消灯」、「地区」の
文字が左から順に表記されている。また、液晶表示部A
8の画面A8aの周囲において上辺に沿って表記された
「通常」、「プログラム」、「特日」、「時計」、「特
別」の文字に対応する部位、および下辺に沿って表記さ
れた「特日1動作」、「特日2動作」、「タイマ切」、
「自動消灯」、「地区」の文字の近傍にはマーカMが表
示可能であり、マーカMは反転表示(表示色を背景と異
ならせることを意味する)によって示される。つまり、
マーカMを用いて実行中の機能を示すようになってい
る。
【0028】ところで、プログラムタイマユニットAの
マイコンA2には、リアルタイムクロックA4から出力
される現在時刻データとメモリA3から読み出した制御
プログラムに基づいて監視データを逐次発生するととも
に発生した監視データを伝送信号送受信部A5により信
号線Lsに送出させてタイマ制御を行うモード(通常モ
ード)、操作スイッチ部A1で入力されるデータに基づ
いて負荷の制御プログラムを作成するモード(プログラ
ム作成モード)、祝日等の特別の日(特日)を設定する
モード(特日設定モード)、リアルタイムクロックA4
の現在時刻を設定するモード(時計モード)、後述する
ように特日設定の遠隔操作やタイマ制御機能の入切等を
設定するモード(特別モード)の5つの基本的な動作モ
ードがあり、操作スイッチ部A1のモードキーK1が押
操作される毎に通常モード、プログラム作成モード、特
日設定モード、時計モード、特別モードがサイクリック
に切り換えて選択され、液晶表示部A8の画面A8aで
は、選択された動作モードに対応する文字(「通常」、
「プログラム」、「特日」、「時計」、「特別」)近傍
のマーカMが反転表示される。ここで、図5は液晶表示
部A8の画面A8aに表示可能な文字や記号等を全て表
示した状態を示しており、同時に表示されることのない
文字や記号等もある。なお、以下で説明する液晶表示部
A8の画面A8aの各表示はマイコンA2により液晶ド
ライバA9を制御することで行われるものである。
【0029】まず、プログラムタイマユニットAの施工
後には最初にリアルタイムクロックA4の現在時刻を設
定する必要があるから、操作スイッチ部A1のモードキ
ーK1を押操作して時計モードを選択する。時計モード
を選択すると、液晶表示部A8の画面A8aでは「時
計」の文字に対応するマーカMが反転表示されるととも
に、リアルタイムクロックA4が計時している年月日が
画面A8aの現在時刻表示領域R1に反転表示される。
【0030】時計モードの選択直後には年の設定モード
となっており、アップキーK4又はダウンキーK5が押
操作される毎に現在時刻表示領域R1における年の反転
表示が1年ずつ増減する。現在時刻表示領域R1におけ
る年の反転表示を現在年に一致させた後、設定キーK3
を押操作して月の設定モードとし、同様にアップキーK
4及びダウンキーK5を使って現在時刻表示領域R1に
おける月の反転表示を現在月に一致させる。同様にして
設定キーK3を押操作して日の設定モードでアップキー
K4及びダウンキーK5を使って現在時刻表示領域R1
の反転表示を現在のものに一致させる。また、時、分の
設定モードでは、アップキーK4又はダウンキーK5が
押操作される毎に画面A8aの設定時刻表示領域R4に
時分が反転表示され、アップキーK4又はダウンキーK
5が押操作される毎に設定時刻表示領域R4における
時、分の反転表示が1時間又は1分ずつ増減する。そし
て、時、分の設定モードでアップキーK4及びダウンキ
ーK5を使って設定時刻表示領域R4の反転表示を現在
時刻に一致させれば、設定された日付及び時刻のデータ
がマイコンA2からリアルタイムクロックA4に送ら
れ、上記データによりリアルタイムクロックA4の計時
時刻が現在の年月日及び時刻に設定される。なお、各設
定モードから前の設定モードに戻る、例えば、月の設定
モードから年の設定モードに戻るには、戻りキーK6を
押操作すればよい。ここで、メモリA3には暦のデータ
が記憶されており、年月日に対応する曜日についてはマ
イコンA2が暦のデータから判断可能である。
【0031】次に、モードキーK1を押操作して、祝日
や行事開催日のような特別の日(特日)を設定する特日
設定モードを選択する。特日設定モードを選択すると、
液晶表示部A8の画面A8aでは「特日」の文字に対応
するマーカMが反転表示され、現在時刻表示領域R1に
現在の日付が反転表示され、画面A8aの略中央端部に
「特 日設定」の文字が反転表示されるとともに、現在
時刻表示領域R1下部のカレンダ表示領域R5に一ヶ月
分のカレンダが反転表示される。
【0032】本実施形態では2つの特日(特日1及び特
日2)が設定可能であり、アップキーK4及びダウンキ
ーK5を使って設定する特日を選択する。設定する特日
を選択した後に設定キーK3を押操作すると、特日を毎
年有効とするか又は特定の年(現在年又は翌年)のみ有
効とするかを選択するモードとなり、アップキーK4又
はダウンキーK5が押操作される毎に、現在時刻表示領
域R1の左隣に「毎年」の文字が反転表示されるか、あ
るいは現在時刻表示領域R1における年の反転表示が現
在年と翌年とに切り換えて反転表示される。毎年か、現
在年又は翌年かを選択した後、設定キーK3を押操作し
て月の設定モードとし、アップキーK4及びダウンキー
K5を使って現在時刻表示領域R1における月の反転表
示を特日の月に一致させる。同様にして設定キーK3を
押操作して日の設定モードでアップキーK4及びダウン
キーK5を押操作すると、現在時刻表示領域R1の日の
反転表示が増減するとともにカレンダ表示領域R5の選
択されている日が反転表示され、特日に設定する日を反
転表示させた状態で設定キーK3を押操作すれば、設定
された日付のデータが特日のデータとしてメモリA3に
記憶される。この動作を繰り返すことで最大2日の特日
を設定することが可能である。このようにカレンダ表示
領域R5に選択している月日を反転表示しながら特日を
設定することができるため、特日の設定が非常に容易に
なるものである。
【0033】次に、モードキーK1を押操作してプログ
ラム作成モードを選択すると、液晶表示部A8の画面A
8aでは「プログラム」の文字に対応するマーカMが反
転表示されるとともに、プログラム番号を意味する「P
RG番号」の文字と、その表示の下部のプログラム番号
表示領域R2にプログラム番号とが反転表示される。本
実施形態では30通りの制御プログラムをメモリA3に
記憶することができるようになっているから、プログラ
ム番号表示領域R2には1〜30の数字が反転表示可能
である。プログラム作成モードの選択直後にはプログラ
ム番号の設定モードとなっており、アップキーK4又は
ダウンキーK5が押操作される毎にプログラム番号表示
領域R2に反転表示される数字が1ずつ増減する。そし
て、作成しようとするプログラム番号をプログラム番号
表示領域R2に反転表示させた状態で設定キーK3を押
操作すれば、負荷の制御種別を選択するモードに移行
し、「PRG番号」の代わりに「種別」の文字が反転表
示される。そして、アップキーK4及びダウンキーK5
を押操作することにより、「個別」、「グループ」、
「パターン」、「調光」の中から負荷の制御種別を順次
選択することができる。
【0034】「制御種別」として「個別」を選択したと
きには、画面A8aの「種別」の文字の下部に「個
別」、右隣に「アドレスNo.」の文字が各々反転表示
されるとともに「アドレスNo.」の文字の下部のアド
レス番号表示領域R3にアドレス番号が反転表示され
る。アドレス番号表示領域R3にはチャンネル番号と負
荷番号とをハイフンで結合した形で反転表示され、チャ
ンネル番号と負荷番号とが各別に反転表示可能になる。
つまり、設定キーK3を押操作して「個別」を選択した
直後ではアドレス番号のチャンネル番号を設定するモー
ドとなっており、このモードにおいてはチャンネル番号
が反転表示になる。チャンネル番号が反転表示されてい
るときにアップキーK4及びダウンキーK5を押操作す
ることでアドレス番号表示領域R3に反転表示されるチ
ャンネル番号を増減させ、所望のチャンネル番号を反転
表示した状態で設定キーK3を押操作すれば、チャンネ
ル番号が設定されて負荷番号を設定するモードに移行す
る。このモードにおいては負荷番号が反転表示になり、
アップキーK4及びダウンキーK5を押操作することで
アドレス番号表示領域R3に反転表示される負荷番号を
増減させ、所望の負荷番号を反転表示した状態で設定キ
ーK3を押操作すれば、負荷番号が設定されて「動作方
式」の設定モードに移行する。
【0035】「動作方式」の設定モードに移行すると、
「種別」及び「アドレスNo.」の代わりにアドレス番
号表示領域R3下部の「動作方式」の文字が反転表示さ
れる。そして、アップキーK4及びダウンキーK5を押
操作することにより、「通常」と「ソーラー」の中から
動作方式を選択することができる。ここで、「通常」の
動作方式とは、負荷をオン(照明装置Lを点灯)する入
時刻と、負荷をオフ(照明装置Lを消灯)する切時刻と
を設定して現在時刻が入時刻になると負荷をオンし、現
在時刻が切時刻になると負荷をオフするものである。一
方、「ソーラー」の動作方式とは、その場所の日の出時
刻及び日の入り時刻に基づいて負荷を制御するものであ
る。
【0036】動作方式として「通常」を選択したときに
は、画面A8aの「動作方式」の文字の下部に「通常」
の文字が反転表示され、設定キーK3を押操作すること
で負荷をオンしようとする時刻(入時刻)の設定モード
に移行して、画面A8aの「通常」の文字の下方に「制
御」及び「時刻」の文字が左右に並んで反転表示される
とともに、「制御」の文字の下部に「入」の文字が反転
表示され、且つ「時刻」の文字の下部の設定時刻表示領
域R4に時分が反転表示される。そして、アップキーK
4又はダウンキーK5を押操作することで設定時刻表示
領域R4の時間の表示を増減し、入時刻の時間に一致さ
せた後、設定キーK3を押操作して入時刻の分の設定モ
ードに移行し、同様にアップキーK4及びダウンキーK
5を使って設定時刻表示領域R4における分の反転表示
を入時刻の分の数字に一致させる。この状態で設定キー
K3を押操作すると負荷をオフしようとする時刻(切時
刻)の設定モードとなり、アップキーK4又はダウンキ
ーK5を押操作することで設定時刻表示領域R4の時間
の表示を増減し、切時刻の時間に一致させた後、設定キ
ーK3を押操作して切時刻の分の設定モードに移行し、
同様にアップキーK4及びダウンキーK5を使って設定
時刻表示領域R4における分の反転表示を切時刻の分の
数字に一致させる。さらに、この状態から設定キーK3
を押操作すると、負荷を制御する曜日の設定モードとな
り、画面A8aの設定時刻表示領域R4の文字の下部に
「動作日」の文字が反転表示される。そして、アップキ
ーK4又はダウンキーK5を押操作することにより、
「月」、「火」、「水」、「木」、「金」、「土」、
「日」、「特日1」、「特日2」の中から曜日又は特日
を順次選択することができ、「動作日」の文字の下部に
「特日1」、「特日2」、「月」、「火」、「水」、
「木」、「金」、「土」、「日」の文字の中で選択され
た文字が反転表示される。
【0037】一方、動作方式として「ソーラー」を選択
したときには、画面A8aの「通常」の文字の下部に
「ソーラー」の文字が反転表示され、設定キーK3を押
操作することにより、「日入−日出」、「日入−定
時」、「定時−日出」の各動作モードを選択するモード
に移行し、アップキーK4及びダウンキーK5を押操作
することで上記3つの動作モードを順次選択することが
できる。このとき、画面A8aのアドレス番号表示領域
R3下部の「動作モード」の文字が反転表示されるとと
もに、この「動作モード」の文字の下部に「日入」、
「定時」、「日出」の文字が反転表示され、且つ「日
入」、「定時」、「日出」の各文字間並びに下部に記号
が反転表示される。ここで、「日入−日出」の動作モー
ドでは日の入り時刻に照明装置Lを点灯するとともに日
の出時刻に消灯し、「日入−定時」の動作モードでは日
の入り時刻に照明装置Lを点灯するとともに日の出時刻
と異なる時刻に設定された「定時」に消灯し、「定時−
日出」の動作モードでは日の入り時刻と異なる時刻に設
定された「定時」に照明装置Lを点灯するとともに日の
出時刻に消灯する。なお、日の入り時刻並びに日の出時
刻は、後述するように特別モードの「地区設定」におい
て選択した地区における年間の日の入り時刻及び日の出
時刻のデータをメモリA3から読み出すことで得られ
る。
【0038】しかし、各地域に対応した、日の出、日の
入時間ちょうどに、照明をON/OFFするだけでな
く、日の出、日の入時間の前後、例えば90分で照明制
御ができれば、日の出後、明るいのに照明をつけていた
り、日の入前まだ明るいのに照明をつけていたりするの
で、日の入時刻から15分遅れて街灯を点灯させること
により、電力を消費を防止できる。そこで、日の出、日
の入時刻を調整することで省エネを図るものである。日
の入、日の出時刻の調整を行う動作としては、「動作モ
ード」として「日入−日出」を選択した後に設定キーK
3を押操作すると、本来日の入り時刻に行う負荷の制御
を日の入り時刻よりも早く又は遅くするモードに移行す
る。このモードに移行すると、画面A8aの設定時刻表
示領域R4の下部に「早め」又は「遅め」の文字が反転
表示される。「早め」又は「遅め」の何れかを選択した
後に設定キーK3を押操作すると、アップキーK4及び
ダウンキーK5を使って、日の入り時刻から早める又は
遅める時間を0〜90分の間で1分単位に選択すること
ができる。このとき、画面A8aの設定時刻表示領域R
4右隣に設けられた時間表示領域R6に上記時間が1分
単位で表示される。なお、日の入り時刻に負荷の制御を
行う場合には上記時間として0分を選択すればよい。そ
して、日の入り時刻から早める又は遅める時間を選択し
た後に設定キーK3を押操作すると、今度は日の出時刻
に行う負荷の制御を日の出時刻よりも早く又は遅くする
モードに移行し、アップキーK4及びダウンキーK5を
使って、上述と同様に0〜90分の間で1分単位に選択
することができる。日の出時刻から早める又は遅める時
間を選択した後に設定キーK3を押操作すると、既に説
明した負荷を制御する曜日の設定モードとなり、画面A
8aの設定時刻表示領域R4の文字の下部に「動作日」
の文字が反転表示される。なお、この設定モードにおけ
る操作は上述の通りであるから説明は省略する。
【0039】また、「動作モード」として「日入−定
時」を選択した後に設定キーK3を押操作すると、上述
のように日の入り時刻よりも早く又は遅くするモードに
移行し、日の入り時刻から早める又は遅める時間を選択
した後に設定キーK3を押操作すれば、「定時」を設定
するモードに移行する。この「定時」の設定モードで
は、画面A8aの設定時刻表示領域R4の下部に「定
時」の文字が反転表示され、「通常」の「動作方式」を
選択した場合の入時刻や切時刻の設定と同様にして「定
時」の時刻が設定される。そして、「定時」の時刻を設
定した後に設定キーK3を数回押操作すると、日の出時
刻に行う負荷の制御を日の出時刻よりも早く又は遅くす
るモードを経て、「日入−日出」の「動作モード」と同
様に負荷を制御する曜日の設定モードとなる。
【0040】さらに、「動作モード」として「定時−日
出」を選択した後に設定キーK3を押操作すると、「日
入−定時」と同様にして「定時」の時刻が設定される。
そして、「定時」の時刻を設定した後に設定キーK3を
数回押操作すると、「日入−日出」及び「定時−日出」
の「動作モード」と同様に負荷を制御する曜日の設定モ
ードとなる。
【0041】而して、曜日の設定が終了すれば、マイコ
ンA2はこれまでに設定した内容で負荷の制御プログラ
ムを作成し、作成した制御プログラムを最初に選択した
プログラム番号に対応づけてメモリA3に記憶する。
【0042】一方、「制御種別」として「グループ」
(又は「調光」)を選択したときには、画面A8aの
「種別」の文字の下部に「G」(又は「調光」)、右隣
に「アドレスNo.」の文字が各々反転表示されるとと
もに「アドレスNo.」の文字の下部のアドレス番号表
示領域R3にグループ番号(又は調光番号)が反転表示
されるとともに、アドレス番号表示領域R3のチャンネ
ル番号が表示される範囲に1〜127のグループ番号
(又は1〜16の調光番号)が反転表示される。この状
態でアップキーK4及びダウンキーK5を押操作すれば
アドレス番号表示領域R3に反転表示されるグループ番
号(又は調光番号)を増減させ、所望のグループ番号
(又は調光番号)を反転表示した状態で設定キーK3を
押操作すれば、グループ番号(又は調光番号)が設定さ
れて「動作方式」の設定モードに移行する。そして、
「個別」を選択した場合と同様にして曜日の選択まで終
了すれば、マイコンA2がこれまでに設定した内容で負
荷の制御プログラムを作成し、作成した制御プログラム
を最初に選択したプログラム番号に対応づけてメモリA
3に記憶する。
【0043】さらに、「制御種別」として「パターン」
を選択したときには、画面A8aの「種別」の文字の下
部に「P」、右隣に「アドレスNo.」の文字が各々反
転表示されるとともに「アドレスNo.」の文字の下部
のアドレス番号表示領域R3にパターン番号が反転表示
されるとともに、アドレス番号表示領域R3のチャンネ
ル番号が表示される範囲に1〜72のパターン番号が反
転表示される。この状態でアップキーK4及びダウンキ
ーK5を押操作すればアドレス番号表示領域R3に反転
表示されるパターン番号を増減させ、所望のパターン番
号を反転表示した状態で設定キーK3を押操作すれば、
パターン番号が設定されて「動作方式」の設定モードに
移行する。
【0044】「動作方式」の設定モードでは「通常」、
「ソーラー」、「繰り返し」の中から動作方式を選択す
ることができる。ここで、「パターン」における「通
常」の動作方式とは、負荷をパターン制御する時刻を設
定して現在時刻が設定時刻になるとパターン番号で選択
したパターン制御を行うものである。また、「ソーラ
ー」の動作方式とは、その場所の日の出時刻又は日の入
り時刻にパターン番号で選択したパターン制御を行うも
のである。なお、「通常」の動作方式における時刻設定
及び「ソーラー」の動作方式における日の入り時刻又は
日の出時刻の「早め」又は「遅め」の設定は上述の「個
別」の場合とほとんど同じであるから詳しい説明は省略
する。
【0045】一方、「繰り返し」の動作方式とは、負荷
の制御を開始する時刻(開始時刻)、その制御を終了す
る時刻(終了時刻)、その制御を行う間隔(間隔時間)
を設定し、開始時刻から終了時刻の間で間隔時間毎にパ
ターン番号で選択したパターン制御を行うものである。
【0046】ここで、動作方式として「繰り返し」を選
択したときには、画面A8aの「動作方式」の文字の下
部に「繰返」の文字が反転表示され、設定キーK3を押
操作することで上記開始時刻の設定モードに移行して、
画面A8aの「制御」の文字の下部に「入」の文字が反
転表示されるとともに「時刻」の文字の下部の設定時刻
表示領域R4に時分が反転表示される。そして、アップ
キーK4又はダウンキーK5を押操作することで設定時
刻表示領域R4の時間の表示を増減し、開始時刻の時間
に一致させた後、設定キーK3を押操作して開始時刻の
分の設定モードに移行し、同様にアップキーK4及びダ
ウンキーK5を使って設定時刻表示領域R4における分
の反転表示を開始時刻の分の数字に一致させる。この状
態で設定キーK3を押操作すると上記終了時刻の設定モ
ードとなり、アップキーK4又はダウンキーK5を押操
作することで設定時刻表示領域R4の時間の表示を増減
し、終了時刻の時間に一致させた後、設定キーK3を押
操作して終了時刻の分の設定モードに移行し、同様にア
ップキーK4及びダウンキーK5を使って設定時刻表示
領域R4における分の反転表示を終了時刻の分の数字に
一致させる。この状態で設定キーK3を押操作すると上
記間隔時間の設定モードとなり、アップキーK4又はダ
ウンキーK5を押操作することで設定時刻表示領域R4
の時間の表示を増減し、間隔時間の時間(0〜2)に一
致させた後、設定キーK3を押操作して間隔時間の分の
設定モードに移行し、同様にアップキーK4及びダウン
キーK5を使って設定時刻表示領域R4における分の反
転表示を間隔時間の分の数字(0〜60)に一致させ
る。さらに、この状態から設定キーK3を押操作する
と、負荷を制御する曜日の設定モードとなり、画面A8
aの設定時刻表示領域R4の文字の下部に「動作日」の
文字が反転表示される。なお、この設定モードにおける
操作は上述の通りであるから説明は省略する。そして、
「通常」又は「ソーラー」を選択した場合と同様にして
曜日の選択まで終了すれば、マイコンA2がこれまでに
設定した内容で負荷の制御プログラムを作成し、作成し
た制御プログラムを最初に選択したプログラム番号に対
応づけてメモリA3に記憶する。
【0047】ところで、モードキーK1を押操作して特
別モードを選択すると、図5に示す液晶表示部A8の画
面A8aでは「特別」の文字に対応するマーカMが反転
表示される。特別モードには「特日1動作」、「特日2
動作」、「タイマ切」、「自動消灯」、「地区」の5つ
のモードがあり、特別モードを選択した直後には「特日
1動作」のモードが選択されて、「特日1動作」の文字
に対応するマーカMが反転表示される。ここで、「特日
1動作」並びに「特日2動作」のモードでは、個別スイ
ッチとして割り付けた操作端末器Bのスイッチのチャン
ネル番号及び負荷番号を設定することにより、スイッチ
が押操作されて伝送ユニットCから対応する制御データ
が伝送されてきたときに、その時点の翌日を特日1又は
特日2に設定することができる。また、スイッチがもう
一度押操作されたときには、上記手順で設定した特日1
又は特日2を取り消すことができる。つまり、特日1又
は特日2の設定・解除を遠隔のスイッチの操作で行うこ
とができて使い勝手が向上するものである。ここで、操
作スイッチ部A1のキーマトリクスに設けられた特日設
定手段としての、特日1動作キーK7又は特日2動作キ
ーK8を押操作した場合にも、スイッチを押操作したと
きと同様にその翌日を特日1又は特日2に設定すること
ができるようにしてある。
【0048】また、「タイマ切」のモードが選択される
と、「タイマ切」の文字に対応するマーカMが反転表示
される。この「タイマ切」のモードでは、個別スイッチ
として割り付けた操作端末器Bのスイッチ(上記特日1
又は特日2の場合と異なるスイッチ)のチャンネル番号
及び負荷番号を設定することにより、スイッチが押操作
されて伝送ユニットCから対応する制御データが伝送さ
れるとマイコンA2は制御プログラムに従ったタイマ制
御を行わないようになる。また、スイッチがもう一度押
操作されたときには、通常通りマイコンA2が制御プロ
グラムに従ったタイマ制御を行う。つまり、マイコンA
2によるタイマ制御の入・切を遠隔のスイッチの操作で
行うことができて使い勝手が向上するものである。ここ
で、操作スイッチ部A1のキーマトリクスに設けられた
タイマ切キーK9を押操作した場合にも、スイッチを押
操作したときと同様にタイマ制御の入・切を行うことが
できるようにしてある。なお、「特日1動作」、「特日
2動作」、「タイマ切」の各モードにおけるアドレス
(チャンネル番号及び負荷番号)の設定手順は、「個
別」の「制御種別」におけるアドレスの設定手順と共通
であるから説明は省略する。
【0049】さらに、「地区設定」のモードが選択され
ると、「地区設定」の文字に対応するマーカMが反転表
示される。すなわち、予め日本全国を12の地区(北海
道、東北、関東、東海等)に分けて各地区毎の年間の日
の入り時刻及び日の出時刻のデータがメモリA3に記憶
されており、「地区設定」のモードでは、1〜12の地
区番号を選択することにより本システムが設置されてい
る地区を特定する。而して、「ソーラー」の「動作方
式」が選択された場合に、マイコンA2は上記「地区設
定」のモードで選択された地区番号のデータをメモリA
3から読み出して制御プログラムを作成するから、日の
入り時刻及び日の出時刻の設定作業が非常に簡単になる
ものである。なお、本実施形態では日本全国を12の地
区に分けた日の入り時刻及び日の出時刻のデータをメモ
リA3に記憶するようにしているが、この他に緯度及び
経度に応じた日の入り時刻及び日の出時刻のデータをメ
モリA3に記憶させ、本システムが設置される場所の緯
度及び経度を入力することで日の入り時刻及び日の出時
刻を自動的に設定するようにしてもよく、本システムを
日本国外で使用する場合に特に有効である。
【0050】また、「自動消灯」のモードが選択される
と、「自動消灯」の文字に対応するマーカMが反転表示
される。この「自動消灯」のモードでは、液晶表示部A
8における表示を操作スイッチ部A1の最終操作から所
定時間(例えば、10分)経過後に自動的に消灯する機
能をオン・オフすることができる。そして、「自動消
灯」の機能がオンされた場合には、画面A8aのカレン
ダ表示領域R5下部に「自動消灯」の文字が反転表示さ
れる。なお、「自動消灯」の機能のオン時においても、
設定時刻表示領域R4の現在時刻表示のみは消灯せずに
表示するようにしてもよい。これにより、不必要なとき
に液晶表示部A8の画面A8aの表示を消灯することで
省エネルギ化を図ることができる。
【0051】一方、操作スイッチ部A1に設けられてい
るバックライトキーK11を押操作すると、操作スイッ
チ部A1の最終操作から所定時間(例えば、5分)経過
後にバックライト部A10を自動的に消灯する機能をオ
ン・オフすることができる。すなわち、操作スイッチ部
A1を操作して制御プログラムの作成等を行う場合には
バックライト部A10を点灯している方が画面A8aが
見やすくなって作業性が向上するが、そのような場合以
外では特にバックライト部A10を点灯する必要がない
ことから、不必要なときにバックライト部A10を消灯
して省エネルギ化を図ることができる。
【0052】また、操作スイッチ部A1に設けられてい
るサマータイム修正手段であるサマータイム設定キーK
10を押操作すると、サマータイム(夏時間)の有効・
無効を選択することができる。すなわち、サマータイム
設定キーK10を押操作してサマータイムを有効とすれ
ば、画面A8aのカレンダ表示領域R5下部に「サマー
タイム」の文字が反転表示され、サマータイムの設定が
なされたことになる。このサマータイムの設定では、現
在時刻データとメモリA3に記憶されたサマータイム期
間とを比較し、現在時刻データがサマータイム期間に入
っていれば、マイコンA2は、リアルタイムクロックA
4に時刻調整信号を送出し、リアルタイムクロックA4
が計時する現在時刻を1時間だけ進ませる。また、現在
時刻データがサマータイム期間を過ぎれば、リアルタイ
ムクロックA4に時刻調整信号を送出し、現在時刻を1
時間だけ遅らせる。
【0053】このように、現在時刻データとサマータイ
ム期間とを比較して、自動的にサマータイム時間に調整
するようにしているが、サマータイム修正手段であるサ
マータイム設定キーK10を押操作すると、カレンダ表
示領域R5下部に「サマータイム」の文字を反転表示さ
せるが、このとき、現在時刻を1時間だけ進ませ、ま
た、「サマータイム」の表示を消すようにサマータイム
設定キーK10を押操作したときに、現在時刻を1時間
だけ遅らせるように手動で操作してもよい。すなわち、
現在の月日がサマータイム期間であるかに関わらず、使
用者の希望により、現在時刻を1時間だけ進めることが
可能である。
【0054】すなわち、マイコンA2はリアルタイムク
ロックA4の計時時刻(現在時刻)がメモリA3から読
み出した制御プログラムにおいて設定される時刻(入時
刻や切時刻、日の入り時刻や日の出時刻等)に一致した
ときに逐次監視データ(例えば、制御対象の照明装置L
を個別制御する個別スイッチSaと同じチャンネル番号
及び負荷番号)を発生し、その監視データを伝送信号送
受信回路A5より信号線Lsに送出して伝送ユニットC
に伝送することで照明装置Lのタイマ制御を行ってい
る。
【0055】次に、図2に示すようなシステム構成でオ
フィスに設置される照明装置Lを制御する場合を例示し
て、本実施形態のプログラムタイマユニットAの動作を
説明する。図6は制御プログラムの一例を示しており、
プログラム番号1の制御プログラムでは、8時30分に
照明装置Lを調光比50%(全点灯時の照明装置Lへの
出力を100%としたときの比率)で調光するパターン
番号2のパターンP2を月曜日から金曜日並びに特日2
に実行し、プログラム番号2の制御プログラムでは、9
時00分に照明装置Lを全点灯するパターン番号1のパ
ターンP1を月曜日から金曜日並びに特日2に実行し、
プログラム番号3の制御プログラムでは、開始時刻12
時00分から終了時刻12時30分の間に間隔時間30
分で照明装置Lを調光比30%で調光するパターン番号
3のパターンP3を月曜日から金曜日に実行し、プログ
ラム番号4の制御プログラムでは、13時00分にパタ
ーン番号1のパターンP1を月曜日から金曜日に実行
し、プログラム番号5の制御プログラムでは、開始時刻
18時00分から終了時刻19時00分の間に間隔時間
1時間でパターン番号2のパターンP2を月曜日から金
曜日に実行し、プログラム番号6の制御プログラムで
は、開始時刻20時00分から終了時刻24時00分の
間に間隔時間1時間で照明装置Lを消灯するパターン番
号4のパターンP4を月曜日から金曜日に実行する。さ
らに、プログラム番号の制御プログラムでは、開始時刻
7時00分から終了時刻24時00分の間に間隔時間1
時間でパターン番号4のパターンP4を土曜日、日曜日
並びに特日1に実行し、プログラム番号8の制御プログ
ラムでは、開始時刻12時00分から終了時刻24時0
0分の間に間隔時間1時間でパターン番号4のパターン
P4を特日2に実行する。なお、上述の各制御プログラ
ムを作成する前に、例えば従来例で説明したように予め
パターン設定器等を用いて各パターン番号に対応した各
照明装置Lの制御状態を設定して関係データを作成し、
この関係データを伝送ユニットCに転送しておく。
【0056】図7〜図9には縦軸に照明装置Lの調光比
〔%〕、横軸に時刻(5時00分から24時00分)を
とり、月曜日〜金曜日のタイマ制御、土曜日、日曜日及
び特日1のタイマ制御、並びに特日2のタイマ制御の状
態をそれぞれ示している。すなわち、図9に示すように
平日(月曜日〜金曜日)の8時30分になるとマイコン
A2がプログラム番号1の制御プログラムに従ったタイ
マ制御を実行し、照明装置Lを調光比50%で調光点灯
し(パターンP2)、9時00分になるとプログラム番
号2の制御プログラムに従ったタイマ制御を実行して照
明装置Lを全点灯する(パターンP1)。つまり、オフ
ィスの始業時間を9時00分とした場合に始業時間の3
0分前(8時30分)から始業時間まで50%の調光比
で調光点灯し、始業時間になれば全点灯するようにし
て、始業前に無駄な照明がされるのを防いで省エネルギ
化を図っている。
【0057】また、12時00分(昼休みの開始時刻)
になるとマイコンA2がプログラム番号3の制御プログ
ラムに従ったタイマ制御を実行し、照明装置Lを調光比
30%で調光点灯する。このとき、制御方式として「繰
り返し」が選択されているため、例えば誰かがスイッチ
を操作して照明装置Lを全点灯したまま放置した場合で
も、12時00分から間隔時間30分が経過した時点
(12時30分)に再度、マイコンA2がタイマ制御を
実行して照明装置Lを調光比30%で調光点灯するた
め、上述のような消し忘れがあっても照明装置Lが無駄
に点灯することを防いで省エネルギ化を図ることができ
る。そして、13時00分(昼休みの終了時刻)になる
と、マイコンA2がプログラム番号4の制御プログラム
に従ったタイマ制御を実行して照明装置Lを全点灯し、
終業時刻(18時00分)になるとプログラム番号5の
制御プログラムに従ったタイマ制御を実行して照明装置
Lを調光比50%で調光点灯する。このプログラム番号
5の制御プログラムでは、制御方式として間隔時間が1
時間の「繰り返し」が選択されている。すなわち、残業
時間が1時間毎に区切られていると仮定したとき、残業
する社員が必要に応じてスイッチの操作で照明装置Lを
全点灯し、そのままの状態で退社してしまった場合であ
っても、終業時刻から1時間経過する毎(19時00分
及び20時00分)に再度、マイコンA2がタイマ制御
を実行して照明装置Lを調光比50%で調光点灯するた
め、上述のような消し忘れがあっても照明装置Lが無駄
に点灯することを防いで省エネルギ化を図ることができ
る。
【0058】そして、20時00分になると、マイコン
A2がプログラム番号6の制御プログラムに従ったタイ
マ制御を実行して照明装置Lを消灯するが(パターンP
4)、このプログラム番号6の制御プログラムでは、制
御方式として間隔時間が1時間の「繰り返し」が選択さ
れているため、上述のように残業した社員が消灯を忘れ
て退社してしまった場合であっても、20時00分から
1時間経過する毎に再度、マイコンA2がタイマ制御を
実行して照明装置Lを消灯するため、上述のような消し
忘れがあっても照明装置Lが無駄に点灯することを防い
で省エネルギ化を図ることができる。なお、24時00
分から翌朝の8時30分まではプログラムタイマユニッ
トAによるタイマ制御を行わない。
【0059】一方、オフィスの休日となる土曜日、日曜
日及び特日1では、図8に示すように7時00分になる
とマイコンA2がプログラム番号7の制御プログラムに
従ったタイマ制御を実行して照明装置Lを消灯する(パ
ターンP4)。このプログラム番号7の制御プログラム
では、制御方式として間隔時間が1時間の「繰り返し」
が選択されているため、例えば休日に出勤した社員が消
灯を忘れて退社してしまった場合であっても、7時から
24時の間で毎正時に再度、マイコンA2がタイマ制御
を実行して照明装置Lを消灯するため、上述のような消
し忘れがあっても照明装置Lが無駄に点灯することを防
いで省エネルギ化を図ることができる。
【0060】また、就業時間を半日(9時00分〜12
時00分)とする日を特日2に設定している場合、図9
に示すように8時30分になるとマイコンA2がプログ
ラム番号1の制御プログラムに従ったタイマ制御を実行
し、照明装置Lを調光比50%で調光点灯し(パターン
P2)、9時00分になるとプログラム番号2の制御プ
ログラムに従ったタイマ制御を実行して照明装置Lを全
点灯する(パターンP1)。さらに、12時00分にな
って就業時間が済むと、マイコンA2がプログラム番号
8の制御プログラムに従ったタイマ制御を実行して照明
装置Lを消灯する(パターンP4)。このプログラム番
号8の制御プログラムでは、制御方式として間隔時間が
1時間の「繰り返し」が選択されているため、例えば就
業時間後に残業した社員が消灯を忘れて退社してしまっ
た場合であっても、12時から24時の間で毎正時に再
度、マイコンA2がタイマ制御を実行して照明装置Lを
消灯するため、上述のような消し忘れがあっても照明装
置Lが無駄に点灯することを防いで省エネルギ化を図る
ことができる。
【0061】上述のように本実施形態のプログラムタイ
マユニットAでは、タイマ制御手段たるマイコンA2
が、リアルタイムクロックA4の現在時刻がメモリA3
から読み出した制御プログラムにおいて設定される時刻
に一致したときに逐次監視データを発生し、その監視デ
ータを伝送信号送受信回路A5より信号線Lsに送出し
て伝送ユニットCに伝送することで照明装置Lのタイマ
制御を行っているので、従来例のように接点入力端末器
Gを用いずにプログラムタイマユニットAを直接信号線
Lsに接続してシステムに組み入れることができ、コス
ト並びに設置スペースの削減が図れる。また、プログラ
ム作成手段たるマイコンA2では、照明装置Lの制御時
刻及び制御内容が曜日毎に設定される週間プログラム
と、特定の日時(特日)に対して照明装置Lの制御時刻
及び制御内容が設定される特日プログラムとを作成する
ことができるから、週間プログラムにより曜日毎に違っ
た制御時刻及び制御内容が設定できるとともに、祝日等
の特定の日については特日プログラムを作成して通常の
曜日とは異なった制御時刻及び制御内容が設定できてシ
ステムの運用が容易になるという利点がある。
【0062】本発明における第2の実施の形態について
以下に説明する。本実施の形態におけるプログラムタイ
マユニットは、メモリA3に記憶させた内容を全て消去
する初期化手段であるリセットスイッチA24と、熱感
知センサA14と、を備え、タイマ不動作時にプログラ
ムタイマユニットの動作及び設定の確認が液晶表示部A
8のエラー表示により容易に行える機能を備えたもので
ある。
【0063】図10と図11に示すように、リセットス
イッチA24は、プログラムタイマユニット本体表面に
備えられ、リセットスイッチA24が押操作されること
で、リセット処理の命令をマイコンA2が受信し、EE
PROMであるメモリA3が記憶しているデータのう
ち、工場出荷時に記憶させたデータ部はそのまま残し、
操作スイッチ部A1を使って、使用者が入力したタイマ
プログラムデータだけを一括して消去するようにしたも
のである。これにより、使用者の都合で、いつでも、工
場出荷時の状態に戻すことが可能になり、プログラムの
誤設定時に、入力したデータをひとつづつ消去していく
手間を省くことができるものである。
【0064】また、第1の実施の形態においては、操作
スイッチ部A1のバックライトキーの操作時にバックラ
イト部A10を点灯させていたが、本実施の形態におい
ては、熱を感知する熱感知センサA14を備えているの
で、人体など熱を発する物体がプログラムタイマユニッ
トAに近づいたときに、熱感知センサA14が熱を検出
し、検出したことを示す検出信号をマイコンA2へ送信
することでマイコンA2が検出信号を受信し、バックラ
イト部A10に信号を送出し、点灯させるものである。
これは、照明装置の遠隔監視制御システムを設置する際
など、照明装置自体がまだ設置されていないので、施工
場所は暗いところが多く、タイマの設置時に液晶画面が
見づらいことがある。そのとき、熱感知センサA14を
備えておけば、人がプログラムタイマユニットの正面に
いる間バックライトを自動点灯させることで、液晶画面
が見やすくなるものである。
【0065】次に、エラー表示については、図12にお
ける「エラー」文字の下の時間表示領域R6において、
例えば、プログラムタイマユニット関係のエラーであっ
た場合、「01」を表示すれば、液晶表示を行うための
液晶ドライバA9の読み書きエラーであることを示し、
「02」であれば、EEPROMの読み書きエラー、
「03」でマイコンA2内部のRAM読み書きエラー、
「04」で現在時刻データの読み書きエラー、「05」
でシリアル通信による通信エラー、「06」でFROM
の読み書きエラー等を表示し、信号線Ls関係のエラー
であった場合、「10」で、信号が入出力されていない
信号停止を、「11」で割り込みタイムアウト等を表示
するものである。またプログラムタイマユニットAに現
在時刻の同期を行わせる同期信号関係のエラーとして、
「20」で、同期出力エラー等を表示することで、信号
線や、プログラムタイマユニット内部の回路に対し、回
路素子の電圧を測ることで、異常を判断するといった手
間をかけずに、プログラムタイマユニットの液晶表示部
A8でタイマ動作の原因を特定することが可能になる。
【0066】本実施の形態により、プログラムタイマユ
ニットに関するエラーの原因追求や入力内容の消去など
を手間をかけずに、簡単に行うことができる。
【0067】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1及び請求
項2に係る遠隔監視制御システムのプログラムタイマユ
ニットは、現在時刻の表示等日の出並びに日の入り時刻
の調整を簡単に行うことができるので、時刻調整の手間
がかからないものである。
【0068】また、請求項3及び請求項4の発明は、サ
マータイムへの対応に手間をかけなくてもよいものであ
る。
【0069】また、請求項5及び請求項6の発明は、照
明手段を設けたので、暗い場所においても液晶表示部が
見やすくなり、使い易いものである。
【0070】また、請求項7の発明は、外部端末との通
信手段を設けたので、外部から制御プログラム等を入力
できるものである。
【0071】また、請求項8の発明は、初期化手段を設
けたので、記憶手段に記憶させたデータを簡単に消去で
きるものである。
【0072】また、請求項9の発明は、翌日を簡単に特
日プログラムに設定できるので、使用者の特日設定の手
間を省くことができるものである。
【0073】また、請求項10の発明は、エラー表示を
行うことができるので、不動作の原因を簡単に知ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるプログラムタイマユニットの第
1の実施の形態を示す図である
【図2】上記プログラムタイマユニットが使用される遠
隔監視制御システムを示す図である
【図3】本発明に係わるプログラムタイマユニットの伝
送信号の説明図である
【図4】上記プログラムタイマユニットの正面図である
【図5】上記プログラムタイマユニットの液晶表示部の
画面を示す図である
【図6】上記プログラムタイマユニットの制御プログラ
ムを説明する説明図である
【図7】上記プログラムタイマユニットの動作説明図で
ある
【図8】上記プログラムタイマユニットの動作説明図で
ある
【図9】上記プログラムタイマユニットの動作説明図で
ある
【図10】上記プログラムタイマユニットの正面図であ
【図11】本発明に係わるプログラムタイマユニットの
第2の実施の形態を示す図である
【図12】上記プログラムタイマユニットの液晶表示部
の画面を示す図である
【図13】従来の遠隔監視制御システムを示す図である
【符号の説明】
A1 操作スイッチ部 A2 マイコン A3 メモリ A4 リアルタイムクロック A5 伝送信号送受信部 A8 液晶表示部 A10 バックライト部 A14 熱感知センサ A15 シリアルポート A24 リセットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 浩二 三重県津市大字野田字鎌切856番地株式会 社オームズ内 Fターム(参考) 2F002 AA04 AA05 AA07 AD06 BA02 BD04 EA01 EB03 EE01 EE04 EH01 EH02 EH03 EH04 FA32 GA02 GA04 GA06 GC22 5H219 AA24 BB09 CC09 CC15 DD02 EE02 FF04 HH05 HH23 HH25 HH28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれアドレスが設定された操作端末器
    及び制御端末器を2線式の信号線を介して伝送ユニット
    に接続し時分割多重の伝送信号にてデータの送受信を行
    い、伝送ユニットは、アドレスデータを含む伝送信号を
    信号線に送出することによって操作端末器及び制御端末
    器を個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信
    号返送期間に、監視入力のあった操作端末器からの監視
    データを受信すると監視データに基づいて制御データを
    生成し、監視データを発生した操作端末器とアドレスに
    よる対応関係が予め設定されている制御端末器に対して
    制御データを伝送して制御端末器に接続された負荷を制
    御する遠隔監視制御システムに用いられ、負荷の制御時
    刻及び制御内容を含むデータを入力する入力手段と、入
    力手段で入力されるデータに基づいて負荷の制御プログ
    ラムを作成するプログラム作成手段と、作成された制御
    プログラムを記憶する記憶手段と、現在時刻を計時する
    計時手段と、信号線を介して伝送ユニットとの間で伝送
    信号を送受信する伝送信号送受信手段と、計時手段から
    出力される現在時刻データと記憶手段から読み出された
    制御プログラムに基づいて監視データを逐次発生すると
    ともに伝送信号送受信手段により発生した監視データを
    信号線に送出させるタイマ制御手段とを備えた遠隔監視
    制御システムのプログラムタイマユニットにおいて、少
    なくとも現在時刻等を表示する液晶表示部を備えること
    を特徴とする遠隔監視制御システムのプログラムタイマ
    ユニット。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、地域ごとの年間の日の入
    り時刻並びに日の出時刻のデータを記憶するとともに、
    前記年間の日の入り時刻並びに日の出時刻のデータを所
    定時間範囲内で調整できることを特徴とする請求項1に
    記載の遠隔監視制御システムのプログラムタイマユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、前記現在時刻をサマー
    タイムである所定時間分だけ修正するサマータイム修正
    手段を備えることを特徴とする請求項1もしくは請求項
    2に記載の遠隔監視制御システムのプログラムタイマユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、サマータイム期間を記
    憶するとともに、前記サマータイム修正手段は、前記現
    在時刻データと前記サマータイム期間を比較し、前記現
    在時刻データが前記サマータイム期間内であると判断す
    れば、前記現在時刻を所定時間分だけを修正することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遠
    隔監視制御システムのプログラムタイマユニット。
  5. 【請求項5】 前記液晶表示部は、該液晶表示部を点灯
    する照明手段と、該照明手段を制御する照明点灯手段
    と、を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれかに記載の遠隔監視制御システムのプログラムタ
    イマユニット。
  6. 【請求項6】 熱感知センサを備えることを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の遠隔監視制御
    システムのプログラムタイマユニット。
  7. 【請求項7】 外部とデータを送受信する外部通信手段
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載の遠隔監視制御システムのプログラムタイマ
    ユニット。
  8. 【請求項8】 前記入力手段により入力され、前記記憶
    手段に記憶させた内容を消去する初期化手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の遠隔監視制御システムのプログラムタイマユニット。
  9. 【請求項9】 前記入力手段は、翌日の負荷の制御時刻
    及び制御内容を所定の設定に切り替える特日設定を行う
    ことができる特日設定手段を備えることを特徴とする請
    求項1乃至請求項8のいずれかに記載の遠隔監視制御シ
    ステムのプログラムタイマユニット。
  10. 【請求項10】 前記液晶表示部は、前記制御プログラ
    ムの不動作の原因を表示することを特徴とする請求項1
    乃至請求項9のいずれかに記載の遠隔監視制御システム
    のプログラムタイマユニット。
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