JP2002323511A - 車輪速センサの出力波形整形方法 - Google Patents

車輪速センサの出力波形整形方法

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JP2002323511A
JP2002323511A JP2001127690A JP2001127690A JP2002323511A JP 2002323511 A JP2002323511 A JP 2002323511A JP 2001127690 A JP2001127690 A JP 2001127690A JP 2001127690 A JP2001127690 A JP 2001127690A JP 2002323511 A JP2002323511 A JP 2002323511A
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wheel speed
speed sensor
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low
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JP2001127690A
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Tomoharu Tsuchiya
智晴 土屋
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車輪速センサから出力される正弦波信号を、ロ
ーパスフィルタを含むフィルタ回路で濾波した後に比較
器に入力し、該比較器で所定のヒステリシス電圧幅に応
じてパルス信号を生成するようにした車輪速センサの出
力波形整形方法において、車輪速センサが出力する正弦
波信号にうねりが生じても波形整形を可能とし、確実に
車輪速を検出可能とする。 【解決手段】車輪速センサの出力信号で生じる可能性が
あるうねりの振幅、車輪速センサの最小出力波形の振幅
ならびに比較器で設定した所定のヒステリシス電圧幅に
基づいて、うねり発生時に比較器でパルス信号を得るこ
とを可能とするためのローパスフィルタでのゲインを定
め、そのゲインを満足するようにローパスフィルタのカ
ットオフ周波数を定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪速センサから
出力される正弦波信号を、ローパスフィルタを含むフィ
ルタ回路で濾波した後に比較器に入力し、該比較器で所
定のヒステリシス電圧幅に応じてパルス信号を生成する
ようにした車輪速センサの出力波形整形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような車輪速センサの出力波
形整形方法は、たとえば特開平10−132835号公
報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車輪速セン
サの車両への取付け位置や、取付け状況によっては車輪
速センサに外部からの振動の影響が及ぶことがあり、図
5(a)で示すように車輪速センサが出力する正弦波信
号にうねり(大きな波)が生じることがある。このよう
なうねりが生じたときに、上記従来のものでは、フィル
タ回路の出力が図5(b)で示すようになる。このため
所定のヒステリシス電圧幅でパルス信号を生成するよう
にした比較器では、図5(c)で示すように、パルス信
号の生成が困難となってしまい、車輪速の検出が困難と
なることがある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、車輪速センサが出力する正弦波信号にうねり
が生じても波形整形を可能とし、確実な車輪速の検出を
可能とした車輪速センサの出力波形整形方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車輪速センサが出力する正弦波信号を、
ローパスフィルタを含むフィルタ回路で濾波した後に比
較器に入力し、該比較器で所定のヒステリシス電圧幅に
応じてパルス信号を生成するようにした車輪速センサの
出力波形整形方法において、車輪速センサの出力信号で
生じる可能性があるうねりの振幅、車輪速センサの最小
出力波形の振幅ならびに前記所定のヒステリシス電圧幅
に基づいて、うねり発生時に前記比較器でパルス信号を
得ることを可能とするための前記ローパスフィルタでの
ゲインを定め、そのゲインを満足するように前記ローパ
スフィルタのカットオフ周波数を定めることを特徴とす
る。
【0006】このような方法によれば、うねり発生時に
比較器でパルス信号を得ることを可能とするためのロー
パスフィルタでのゲインを、発生する可能性があるうね
りの振幅を考慮して定め、そのゲインを満足するように
ローパスフィルタのカットオフ周波数を定めるので、車
輪速センサに外部からの振動の影響が及ぶことに起因し
て、車輪速センサが出力する正弦波信号にうねりが生じ
たとしても、そのうねりに対応した波形整形を行うこと
ができ、うねり発生時にも確実な車輪速の検出が可能と
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0008】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は波形整形装置の構成を示す回路図、図2
は比較器の作用を説明するためのタイミングチャート、
図3はローパスフィルタの周波数特性を示す図、図4は
うねり発生時の車輪速センサ、ローパスフィルタおよび
比較器の出力タイミングチャートである。
【0009】先ず図1において、車輪速センサ1から出
力される正弦波信号を波形整形してパルス信号を得る波
形整形装置は、フィルタ回路2と、比較器3とを備え
る。
【0010】フィルタ回路2は、車輪速センサ1に直列
に接続される抵抗6、車輪速センサ1に並列に接続され
る抵抗7およびコンデンサ8を含むハイパスフィルタ4
と、コンデンサ8に直列接続される抵抗9ならびに該抵
抗9および接地間に設けられるコンデンサ10を含むロ
ーパスフィルタ5とで構成され、車輪速センサ1から出
力される正弦波信号に含まれる低周波領域のノイズがハ
イパスフィルタ4で除去され、前記正弦波信号に含まれ
る高周波領域のノイズがローパスフィルタ5で除去され
る。
【0011】前記ローパスフィルタ5における抵抗9お
よびコンデンサ10の接続点はフィルタ回路2の出力点
として比較器3の反転入力端子に接続される。この比較
器3の出力端子は直列に接続された抵抗11,12を介
して非反転入力端子に接続されており、抵抗11,12
の接続点には基準電源13が接続される。
【0012】このような回路構成により、基準電源13
の基準電圧と、抵抗11,12とで所定のヒステリシス
電圧幅ΔVが比較器3で設定されることになり、図2
(a)で示すように、フィルタ回路2で濾波された正弦
波信号が比較器3の反転入力端子に入力されるときに、
比較器3は、図2(b)で示すようなパルス信号を出力
することになる。
【0013】ところで車輪速センサ1の車両への取付け
位置や、取付け状況によっては車輪速センサ1に外部か
らの振動の影響が及ぶことがあり、車輪速センサが出力
する正弦波信号に、そのような振動の影響によって低周
波のうねりが生じることがある。しかるに、そのような
うねりが生じても比較器3で確実にパルス信号を得るこ
とが必要であり、本発明に従えば、車輪速センサ1の出
力信号で生じる可能性があるうねりの振幅、車輪速セン
サ1の最小出力波形の振幅ならびに比較器3での前記所
定のヒステリシス電圧幅ΔVに基づいてローパスフィル
タ5でのゲインGを定め、そのゲインGを満足するよう
にローパスフィルタ5のカットオフ周波数を定める。
【0014】すなわち、うねりが生じているときに、波
形整形を可能とするためのローパスフィルタ5でのゲイ
ンGは、実測に基づいて得たうねりの振幅をVs、車輪
速センサ1の最小出力波形の振幅をVminとしたとき
に、 G=20×log{(ΔV+Vs)/Vmin}……(1) で得ることが可能であり、ヒステリシス電圧幅ΔVを1
20mVとし、うねりの振幅Vsを1Vとし、車輪速セ
ンサ1の最小出力波形の振幅Vminを1100Hzで
1.7Vとしたときに、上記(1)式に基づけば、G=
−4.6dBとなる。
【0015】このゲインG(=−4.6dB)を上記周
波数1100Hzで満足するようにローパスフィルタ5
の周波数特性を定めると、たとえば図3の実線で示す曲
線のようになり、カットオフ周波数は1800Hz程度
になる。これに対し、うねりを考慮していない従来のロ
ーパスフィルタの周波数特性は図3の鎖線で示すもので
あり、カットオフ周波数が500Hz程度であり、11
00Hzの周波数ではローパスフィルタのゲインが「−
10dB」程度となり、うねりの発生時には比較器3で
パルス信号を得ることが困難となる。
【0016】而してローパスフィルタ5の周波数特性を
定めるにあたっては、ローパスフィルタ5を構成する抵
抗9およびコンデンサ10のいずれかを変更することで
対処することが可能である。
【0017】次にこの実施例の作用について説明する
と、車輪速センサ1が出力する正弦波信号を濾波するフ
ィルタ回路2が含むローパスフィルタ5のカットオフ周
波数の設定にあたっては、先ず、車輪速センサ1の出力
信号で生じる可能性があるうねりの振幅Vs、車輪速セ
ンサ1の最小出力波形の振幅Vminならびに比較器3
で設定されている所定のヒステリシス電圧幅ΔVに基づ
いて、うねり発生時に比較器3でパルス信号を得ること
を可能とするためのローパスフィルタ5でのゲインGを
上記(1)式に従って定め、そのゲインGを満足するよ
うにローパスフィルタ5のカットオフ周波数を定めるよ
うにしている。
【0018】したがって車輪速センサ1に外部からの振
動の影響が及ぶことに起因して、図4(a)で示すよう
に、車輪速センサ1が出力する正弦波信号にうねりが生
じたときに、フィルタ回路2におけるローパスフィルタ
5の出力を図4(b)で示すようになり、比較器3にお
ける所定のヒステリシス電圧幅ΔVでローパスフィルタ
5の出力を弁別することができるので、比較器3では、
図4(c)で示すようにパルス信号を生成することがで
き、うねりの発生時にも車輪速を確実に検出することが
できる。
【0019】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車輪速セ
ンサが出力する正弦波信号にうねりが生じたとしても、
そのうねりに対応した波形整形を行うことができ、うね
り発生時にも確実な車輪速の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】波形整形装置の構成を示す回路図である。
【図2】比較器の作用を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図3】ローパスフィルタの周波数特性を示す図であ
る。
【図4】うねり発生時の車輪速センサ、ローパスフィル
タおよび比較器の出力タイミングチャートである。
【図5】従来例の図4に対応したタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1・・・車輪速センサ 2・・・フィルタ回路 3・・・比較器 5・・・ローパスフィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪速センサ(1)が出力する正弦波信
    号を、ローパスフィルタ(5)を含むフィルタ回路
    (2)で濾波した後に比較器(3)に入力し、該比較器
    (3)で所定のヒステリシス電圧幅に応じてパルス信号
    を生成するようにした車輪速センサの出力波形整形方法
    において、車輪速センサ(1)の出力信号で生じる可能
    性があるうねりの振幅、車輪速センサ(1)の最小出力
    波形の振幅ならびに前記所定のヒステリシス電圧幅に基
    づいて、うねり発生時に前記比較器(3)でパルス信号
    を得ることを可能とするための前記ローパスフィルタ
    (5)でのゲインを定め、そのゲインを満足するように
    前記ローパスフィルタ(5)のカットオフ周波数を定め
    ることを特徴とする車輪速センサの出力波形整形方法。
JP2001127690A 2001-04-25 2001-04-25 車輪速センサの出力波形整形方法 Pending JP2002323511A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109194205A (zh) * 2018-07-25 2019-01-11 中国航空工业集团公司西安飞行自动控制研究所 一种hall输入信号调理电路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109194205A (zh) * 2018-07-25 2019-01-11 中国航空工业集团公司西安飞行自动控制研究所 一种hall输入信号调理电路

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