JP2002322902A - 下水汚泥の熱分解ガス化発電システム - Google Patents

下水汚泥の熱分解ガス化発電システム

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JP2002322902A
JP2002322902A JP2001127739A JP2001127739A JP2002322902A JP 2002322902 A JP2002322902 A JP 2002322902A JP 2001127739 A JP2001127739 A JP 2001127739A JP 2001127739 A JP2001127739 A JP 2001127739A JP 2002322902 A JP2002322902 A JP 2002322902A
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JP
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pyrolysis
sewage sludge
steam
gas
fluidized bed
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Application number
JP2001127739A
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English (en)
Inventor
Giichi Nagayoshi
義一 永吉
Masamichi Kobayashi
雅道 小林
Kenji Suzuki
健治 鈴木
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Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Kikai Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/12Heat utilisation in combustion or incineration of waste

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成の装置や設備により、下水汚泥A
の効率的な分解・ガス化を図って、下水汚泥Aの保有エ
ネルギーを高効率で電力として回収する。 【解決手段】 下水汚泥Aを加熱して乾燥する乾燥機1
と、この乾燥機1により乾燥された下水汚泥Bを流動層
Dにおいて熱分解して熱分解ガスEを生成する流動層式
熱分解炉2と、この熱分解ガスEを燃焼させる燃焼炉4
と、この燃焼炉4における熱分解ガスEの燃焼エネルギ
ーによって蒸気J1を発生させるボイラ5と、このボイ
ラ5によって発生した蒸気J1によって発電を行う蒸気
タービン発電機6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水汚泥を熱分解
して生成された熱分解ガスを用いて発電を行う下水汚泥
の熱分解ガス化発電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の、下水汚泥を分解して生成され
たガスを用いて発電を行うものとしては、例えば特開平
11−197698号公報や特開平11−200882
号公報などに、下水汚泥を水熱分解によりスラリー化し
て低分子化し、これをガス化炉において部分酸化して一
酸化炭素や水素等の粗製ガスを生成し、こうして生成さ
れた粗製ガスを精製した後にガスタービン発電機におい
て発電を行い、またその排ガスによって発生した蒸気に
より蒸気タービン発電機においても発電を行うものが提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の発電システムでは、まず下水汚泥を水熱分解
によって分解しており、すなわち第1の熱交換器で下水
汚泥を加熱し、次いでこれを第2の熱交換器でさらに高
温に加熱し、しかる後にこれを反応蒸発缶において水熱
分解して低分子化するようにしており、この水熱分解に
要する装置や設備が大規模かつ複雑となることが避けら
れない。しかも、こうして水熱分解により得られるのは
固形分が55%程度のスラリーであり、これをガス化炉
において酸素または空気により部分酸化させているだけ
であるため、ガス化の効率が悪く、下水汚泥の保有エネ
ルギーを有効に利用することができない。
【0004】本発明は、このような背景の下になされた
もので、比較的簡単な構成の装置や設備により、下水汚
泥の効率的な分解・ガス化を図って、下水汚泥の保有エ
ネルギーを高効率で電力として回収することが可能な下
水汚泥の熱分解ガス化発電システムを提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、本発明は、下水汚泥を
加熱して乾燥する乾燥機と、この乾燥機により乾燥され
た下水汚泥を流動層において熱分解して熱分解ガスを生
成する流動層式熱分解炉と、この熱分解ガスを燃焼させ
る燃焼炉と、この燃焼炉における上記熱分解ガスの燃焼
エネルギーによって蒸気を発生させるボイラと、このボ
イラによって発生した蒸気によって発電を行う蒸気ター
ビン発電機とを備えてなることを特徴とする。すなわ
ち、本発明において下水汚泥を分解する流動層式熱分解
炉は、炉内に供給された処理物を流動層において高温の
流動用媒体とともに流動用ガスによって流動させるもの
であり、上記乾燥された下水汚泥は、この流動用媒体の
激しい流動によって流動層中に分散されるとともに表面
が常に流動用媒体によって削り取られることにより微細
化され、短い時間で熱分解されて高温かつ高カロリーの
熱分解ガスが生成される。従って、下水汚泥をガス化す
る前工程においては、該下水汚泥を乾燥する乾燥機だけ
を備えればよく、従来の水熱分解における第1、第2の
熱交換器や反応蒸発缶のような大規模かつ複雑な装置・
設備構造を必要とすることがなく、またこうして乾燥す
ることにより、下水汚泥を流動層式熱分解炉によって効
率的に熱分解してガス化することができ、燃焼炉におい
てこのような熱分解ガスを燃焼させることで、その高い
燃焼エネルギーによって高温・高圧の蒸気をボイラで発
生させ、蒸気タービン発電機において高効率の発電を行
うことが可能となる。
【0006】しかも、こうして高温・高圧の蒸気がボイ
ラで発生させられることにより、この蒸気は蒸気タービ
ン発電機で発電を行っているが、その少なくとも一部
を、下水汚泥を乾燥するのに必要な量の蒸気をタービン
より0.4〜0.5MPaの圧力で抽気して、上記乾燥
機において加熱に用いるようにすれば、高温のこの蒸気
のエネルギーを有効に利用してより高効率の発電を行う
ことができる。なお、このような高効率の発電を行うに
は、上記ボイラにおいて発生させられる蒸気を、400
℃〜500℃の温度および3.92MPa〜4.90M
Paの圧力の範囲内とするのが望ましく、これらの範囲
を下回る温度や圧力では効率的な発電が望めなくなるお
それがある一方、逆にこれらの範囲を上回る温度や圧力
であると、蒸気タービン発電機やこれとボイラならびに
これらを接続する蒸気配管等が高価なものとなると同時
に寿命が短縮してしまうおそれがある。また、このよう
な高温・高圧の蒸気を発生させるに際しては、上記流動
層式熱分解炉の流動層、またはこの流動層式熱分解炉で
生成されて上記燃焼炉において燃焼させられる前の上記
熱分解ガスに、消石灰やドロマイト等のアルカリ性物質
を添加可能とすることにより、熱分解ガス中の酸性ガス
源となる物質を固形物に固定して除去しやすくすること
ができ、燃焼炉において熱分解ガスを燃焼させたときに
酸性ガスが発生することによってボイラが腐食されて高
温・高圧の蒸気の発生ができなくなったりするのを、防
ぐことができる。
【0007】一方、上記流動層式熱分解炉において生成
された熱分解ガスは上述のように高い燃焼エネルギーを
有しているので、この熱分解ガスを上記燃焼炉において
燃焼して上記ボイラにおいて蒸気を発生させた後の燃焼
排ガスもまた、高温である。そこで、当該発電システム
において、この燃焼排ガスにより熱交換を行う熱交換器
を備え、この熱交換器において予熱された流動用ガスに
より、上記流動層式熱分解炉の流動層において上記乾燥
された下水汚泥を熱分解するようにすれば、高温のこの
燃焼排ガスのエネルギーを有効に利用して効率よく熱分
解ガスを生成させ、より一層効率的な発電を行うことが
可能となる。さらに、上記蒸気タービン発電機における
発電量に基づき、上記乾燥機により乾燥させられる上記
下水汚泥の水分量と、上記流動層式熱分解炉における熱
分解温度とが制御可能とすれば、乾燥機に供給される下
水汚泥の組成や水分含有量などの条件の変動等に応じて
最大の発電量が得られるように設定することが可能とな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
すものであり、以下、この実施形態について説明しなが
ら、当該実施形態の熱分解ガス化発電システムにより下
水汚泥Aを用いて発電を行う場合について説明する。こ
こで、この図1において符号1で示すのは乾燥機であ
り、以下順に、符号2は流動層式熱分解炉、符号3は灰
分離装置、符号4は燃焼炉、符号5はボイラ、符号6は
蒸気タービン発電機、符号7は熱交換器、符号8は排ガ
ス処理装置である。
【0009】乾燥機1は、当該発電システムに供給され
る例えば水分含有量75wt%程度で固形分中の有機分が
約80wt%であって残りの約20wt%が灰分である下水
汚泥Aを加熱して乾燥するものであり、この乾燥機1と
しては、撹拌回転型や水蒸気加熱多管回転型等の間接加
熱式乾燥機(例えば、円筒撹拌乾燥機、水蒸気加熱管式
回転乾燥機、ドラム乾燥機など)や、流動層型、多段円
盤型、振動箱型等の直接加熱式乾燥機(例えば、気流乾
燥装置、回転乾燥機、通気乾燥機、バンド乾燥機など)
を用いることができるが、本実施形態では蒸気管型の間
接加熱式乾燥機が用いられている。しかして、この乾燥
機1において上記下水汚泥Aは水分含有量が30〜50
wt%(本実施形態では、40wt%)程度にまで乾燥させ
られて乾燥汚泥Bとされ、次の流動層式熱分解炉2に供
給される。
【0010】この流動層式熱分解炉2は、炉内の下部に
分散板2aが配設されてその下に加圧室2bが画成され
たものであり、この加圧室2bに所定の高温度および低
酸素濃度に調整された流動用ガス(空気)Cが供給され
て分散板2aから噴出させられることにより、この分散
板2a上に保持された流動用媒体(砂)が流動させられ
て流動層Dが形成される。そして、上記乾燥機1により
乾燥された乾燥汚泥Bは、この流動層式熱分解炉2の流
動層Dに投入されて上記流動用媒体とともに流動するう
ちに、この流動用媒体の激しい流動によって流動層D中
に分散されるとともに表面が常に流動用媒体によって削
り取られることにより微細化され、これらによって短い
時間で熱分解されることにより、この乾燥汚泥Bの有機
分から高温かつ高カロリーの熱分解ガスEが生成され
る。なお、この流動層式熱分解炉2の流動層Dには、消
石灰(CaO)やドロマイトなどのアルカリ性物質Fが
添加可能とされており、これにより上記熱分解ガスE
は、燃焼時に酸性ガス源となる特に硫化水素のような物
質が固形物として固定されて脱硫される。また、乾燥汚
泥B中の熱分解されない灰分は、適宜流動層Dから抜き
出されて流動用媒体と分離された後、溶融等によって処
理される。
【0011】さらに、この流動層式熱分解炉2において
生成された熱分解ガスEは、灰分離装置3に供給され
て、該熱分解ガスEとともに流動層式熱分解炉2から排
出された灰分Gや、上記アルカリ性物質Fによって酸性
ガス源となる物質が固定された固形物が分離されて除去
された後、燃焼炉4に供給される。なお、この灰分離装
置3としては、例えばサイクロンや高温バグフィルター
等が使用可能である。また、上記アルカリ性物質Fは、
熱分解ガスEが燃焼炉4において燃焼して酸性ガスを発
生する前に該熱分解ガスEに添加されてこの酸性ガス源
を固形物に固定して除去できればよいので、上述のよう
に流動層式熱分解炉2の流動層Dに直接的に添加するほ
かに、流動層式熱分解炉2から灰分離装置3に至る途中
で熱分解ガスEに添加可能とされていてもよい。しかし
て、この灰分離装置3において熱分解ガスEから分離さ
れた灰分Gや酸性ガス源が固定された固形物は、上記流
動層式熱分解炉3から抜き出された灰分とともに溶融等
によって処理される。また、上記流動層式熱分解炉2に
おいて生成されて灰分離装置3に供給される熱分解ガス
Eは、本実施形態では後述するように流動層式熱分解炉
2における熱分解温度が制御されたりすることにより、
500〜800℃の範囲内(本実施形態では700℃)
に調整可能とされている。
【0012】そして、上記燃焼炉4においては、供給さ
れた熱分解ガスEが空気Hによって燃焼させられること
により、1000〜1250℃の高温(本実施形態では
1200℃)の燃焼排ガスIが生成され、本実施形態で
はこの燃焼排ガスIがボイラ5に供給されて、該燃焼排
ガスが有する熱エネルギーにより400℃〜500℃の
高温かつ3.92MPa〜4.90MPaの高圧の蒸気
1が発生させられる。ただし、このように燃焼炉4の
燃焼排ガスIをボイラ5に供給して蒸気J1を発生させ
る代わりに、燃焼炉4の炉内にボイラ5の水管(蒸気
管)を配設したり、あるいは燃焼炉4の炉壁にジャケッ
ト状に水路(蒸気通路)を設けたりして、燃焼炉4にお
ける熱分解ガスEの燃焼による熱エネルギーによって直
接的に蒸気J1を発生させるようにしてもよい。
【0013】しかして、このように発生させられた高温
・高圧の蒸気J1は、蒸気タービン発電機6に供給され
てそのタービン6aを回転させ、この回転エネルギーに
よって発電機6bにより発電が行われて電力Kが発生さ
せられる。さらに、この蒸気タービン発電機6において
タービン6aを回転させた後の蒸気J3は、当該蒸気タ
ービン発電機6の復水器6cによって復水Nとさせられ
た後、再び上記ボイラ5に供給されて蒸気J1として循
環可能とされる一方、本実施形態では、このタービン6
aを回転させている途中の蒸気の少なくとも一部を抽気
して、蒸気管型間接加熱式とされた上記乾燥機1に蒸気
2として供給可能とされていて、この蒸気J2によって
下水汚泥Aの加熱・乾燥が可能とされている。なお、こ
の乾燥機1に供給された蒸気J2はドレンとなり排出さ
れ、復水器6Cからの復水Nとともに再びボイラ5に供
給されて加熱され、高温の蒸気J1として循環させられ
る。
【0014】一方、ボイラ5において高温・高圧の蒸気
1を発生させた後の燃焼排ガスIは320℃程度であ
り、このボイラ5から熱交換器7に供給される。この熱
交換器7には、熱交換媒体としての上記燃焼排ガスIに
対し、被熱交換媒体として空気(外気)Lが供給可能と
されており、当該熱交換器7においてこれら燃焼排ガス
Iと空気Lとの間で熱交換が行われることにより、上述
のような高温の燃焼排ガスIは250℃程度まで減温さ
せられる一方、空気Lは300℃程度にまで昇温させら
れる。そして、本実施形態では、こうして熱交換器7に
おいて熱交換により予熱された空気Lが、排気Mを供給
することにより酸素濃度調整された後に上記流動層式熱
分解炉2の加圧室2bに加圧供給され、上記流動用ガス
Cとして流動層Dにおいて乾燥汚泥Bを熱分解するのに
供される。また、熱交換後の燃焼排ガスIは、排ガス処
理装置8において清浄化処理された後に排気Mとして大
気に排出される。なお、この排ガス処理装置8として
は、例えば乾式バグフィルタや洗浄装置等が使用可能で
ある。
【0015】さらにまた、本実施形態においては、上記
蒸気タービン発電機6において発電させられる電力量、
すなわち発電量が発電量測定手段11によって測定可能
とされている。一方、上記乾燥機1には、当該乾燥機1
において乾燥させられた乾燥汚泥Bの水分量を測定する
水分量測定手段12と、該乾燥機1に供給された下水汚
泥Aの加熱温度や乾燥機1内における滞留時間を調整し
たりすることによってこの乾燥汚泥Bの水分量を制御す
る水分量制御手段13とが設けられるとともに、上記流
動層式熱分解炉2には、その流動層Dにおける熱分解温
度を測定する熱分解温度測定手段14と、該流動層式熱
分解炉2の加圧室2bに供給される上記流動用ガスCの
温度や排気Mの供給により酸素濃度を調整することによ
ってこの流動層式熱分解炉2における熱分解温度を制御
する熱分解温度制御手段15とが設けられている。そし
て、これら水分量制御手段13と熱分解温度制御手段1
5とは、上記発電量測定手段11によって測定された発
電量に基づき、上記水分量測定手段12による測定結果
と熱分解温度測定手段14による測定結果とを鑑みて、
それぞれ制御可能とされている。
【0016】しかして、このように構成された下水汚泥
Aの熱分解ガス化発電装置においては、下水汚泥Aを乾
燥機1によって乾燥した乾燥汚泥Bが流動層式熱分解炉
2によって熱分解されてガス化されるようになされてお
り、従って、まず下水汚泥Aをガス化する前工程におい
ては、従来の水熱分解のように第1、第2の熱交換器や
反応蒸発缶などといった大規模かつ複雑な装置や設備を
要することなく、乾燥機1によって下水汚泥Aを乾燥す
るだけで済み、装置や設備構造のコンパクト化や簡略化
を図ることができる。また、こうして処理された下水汚
泥Aを分解してガス化するに際しても、従来のように水
熱分解によって得られた固形分55%程度のスラリーを
ガス化炉で酸素または空気により部分酸化させるのでは
なく、水分含有量が40wt%程度にまで低減させられた
乾燥汚泥Bが流動層Dにおいて流動用媒体と流動用ガス
Cとにより流動させられつつ分散・微細化されて短時間
で熱分解ガス化され、高温で高カロリーの熱分解ガスE
が生成されるので効率的であり、このような熱分解ガス
Eを燃焼炉4で燃焼させることにより、その高い燃焼エ
ネルギーによって高温・高圧の蒸気J1をボイラ5で発
生させて、蒸気タービン発電機6において効率的な発電
を行うことが可能となる。すなわち、上記構成の熱分解
ガス化発電装置によれば、比較的簡単な構成の装置や設
備でも下水汚泥Aの効率的な分解・ガス化を図ることが
でき、この下水汚泥Aが有する保有エネルギーを高効率
で電力として回収することが可能となる。
【0017】ところで、本実施形態の熱分解ガス化発電
装置では、高カロリーの熱分解ガスEを燃焼させた高温
の燃焼排ガスIにより、上述のような高温・高圧の蒸気
1をボイラ5において発生させることができ、この蒸
気J1は蒸気タービン発電機6において発電を行ってい
る。そこで、本実施形態では、この発電しているタービ
ンの途中より、0.4〜0.5MPaの蒸気J2を抽気
し、乾燥機1に供給することにより、該蒸気J2の熱エ
ネルギーを利用して乾燥機1における下水汚泥Aの加熱
・乾燥も行うようにしており、これによって下水汚泥A
の保有エネルギーのより有効な利用および効率的な発電
を行うことが可能となる。
【0018】なお、ボイラ5で発生させられる蒸気J1
は、その温度や圧力が低すぎると、蒸気タービン発電機
6において上述のような効率的な発電ができなくなるお
それがある。ところが、その一方で、このボイラ5で発
生した蒸気J1の温度や圧力が高すぎても、該ボイラ5
から蒸気タービン発電機6に至る蒸気J1の供給配管路
等や蒸気タービン発電機6そのものがこの高温・高圧の
蒸気J1に耐えられる構造にしなければならず高価なも
のとなり、またそれらによって損耗し、寿命の短縮を招
くおそれがあり経済的でなくなる。このため、このボイ
ラ5において発生させられる蒸気J1は、本実施形態の
ようにその温度が400℃〜500℃の範囲内、またそ
の圧力は3.92MPa〜4.90MPaの範囲内とな
るように設定されるのが望ましい。
【0019】また、本実施形態では、上記流動層式熱分
解炉2の流動層D、またはこの流動層式熱分解炉2で生
成されて燃焼炉4で燃焼させられる前(灰分離装置3で
灰分G等が分離される前)の熱分解ガスEに、消石灰や
ドロマイト等のアルカリ性物質Fが添加可能とされてお
り、これにより、熱分解ガスE中の酸性ガス源を固定し
て上記灰分離装置3により該熱分解ガスEから除去する
ことができ、この熱分解ガスEを燃焼炉5で燃焼させた
際に酸性の腐食ガスが発生するのを抑えて、かかる腐食
性ガスによってボイラ5が腐食されたりするような事態
を防ぐことができる。しかも、このように消石灰やドロ
マイトのようなアルカリ性物質を添加することにより、
熱分解ガスE中に含まれて流動層式熱分解炉2から排出
されるダストの融点の上昇を図ることもできるので、か
かるダストが高温の熱分解ガスEによって溶融して灰分
離装置3までの管路に付着したりするのを防ぐことがで
き、灰分Gや酸性ガス源を固定した固形物などとともに
この灰分離装置3において上記ダストも熱分解ガスEか
ら分離して処理することが可能となる。
【0020】なお、上記流動層式熱分解炉2において
は、乾燥汚泥Bを流動層Dにおいて熱分解する際に、可
燃性のガスである熱分解ガスEが生成されるのととも
に、固形物であるチャーも同時に生成されることとなる
が、このチャーが熱分解ガスEとともに流動層式熱分解
炉2から排出されて燃焼炉4において燃焼されると、燃
焼排ガスIの温度が高くなりすぎ、灰分離装置3で分離
除去しきれなかったダスト等が溶融してボイラ5内に付
着したりするおそれがある。このため、かかるチャーは
できるだけ流動層式熱分解炉2において燃焼させて熱分
解ガスEとともに排出されないようにするのが望まし
く、一つにはそのために、本実施形態では、熱分解ガス
Eの温度が600〜800℃の範囲と比較的高温にして
チャーが燃焼しやすくなるなるように、この流動層式熱
分解炉2の流動層Dにおける熱分解温度を熱分解温度制
御手段15によって制御可能としている。
【0021】一方、上記ボイラ5において蒸気J1を発
生させた後の燃焼排ガスIは320℃程度であるので、
この燃焼排ガスIをただ排出するのではなく、その熱エ
ネルギーをさらに利用すれば一層高効率な発電を促すこ
とが可能となる。そこで、本実施形態では、当該発電シ
ステムにおいて排ガス処理装置8の前に、この燃焼排ガ
スIを熱交換媒体として熱交換を行う熱交換器7が備え
られており、この熱交換器7には被熱交換媒体として、
上記流動層式熱分解炉2の流動層Dに流動用ガスCとし
て供給される空気Lが供給されて熱交換により予熱可能
とされている。従って、乾燥汚泥Bの熱分解に要する高
温の流動用ガスCを生成するに際しても、本実施形態に
よれば、この高温の燃焼排ガスIが有する熱エネルギ
ー、すなわち下水汚泥Aが有するエネルギーを利用する
ことができるので、一層効率的な下水汚泥Aによる蒸気
タービン発電を図ることが可能となる一方、こうして熱
交換器7を経た燃焼排ガスIにおいては、その温度が上
述のように250℃程度まで低減させられるため、その
後の排ガス処理装置8における清浄化処理を容易とし、
また大気に排出される排気Mの温度も十分に抑えること
が可能となる。
【0022】さらにまた、本実施形態では、上記蒸気タ
ービン発電機6にはその発電量を測定する発電量測定手
段11が備えられるとともに、乾燥機1には乾燥汚泥B
の水分量を測定する水分量測定手段12とこの乾燥汚泥
Bの水分量を制御する水分量制御手段13とが、また流
動層式熱分解炉2には流動層Dにおける熱分解温度を測
定する熱分解温度測定手段14とこの熱分解温度を制御
する熱分解温度制御手段15とがそれぞれ設けられてお
り、上記発電量測定手段11によって測定された発電量
に基づき、上記水分量測定手段12による測定結果と熱
分解温度測定手段14による測定結果とから、これら水
分量制御手段13と熱分解温度制御手段15とがそれぞ
れ制御可能とされている。従って、例えば供給される下
水汚泥Aの水分量が増大して乾燥汚泥Bの水分量も増大
し、これに伴い流動層Dにおける熱分解温度も低下して
熱分解ガス化が抑制された結果、蒸気タービン発電機6
による発電量が低下したりした場合には、これを発電量
測定手段11が検知して水分量制御手段13と熱分解温
度制御手段15との少なくとも一方を制御することによ
り、水分量測定手段12および熱分解温度測定手段14
によって測定を行いつつ、乾燥汚泥Bの水分量を低減し
たり熱分解温度を上昇させたりして、低下した発電量を
再び上昇させることができる。
【0023】このため、本実施形態によれば、このよう
な制御を連続的かつコンピュータ等によって自動的に行
うことにより、供給される下水汚泥Aの組成や水分含有
量等の発電条件の変動などに拘わらず、これに応じて上
記蒸気タービン発電機6による発電量を常に最大に維持
することが可能となり、下水汚泥Aの保有エネルギーの
より確実な利用を図って一層効率的な発電を促すことが
できる。なお、上述したチャーを流動層式熱分解炉2で
燃焼させるための熱分解温度の制御と、この発電量に基
づく熱分解温度の制御とが相反する場合には、熱分解温
度制御手段15においてはチャーの燃焼を優先し、水分
量制御手段13によって乾燥汚泥Bの水分量を制御する
ことにより発電量の上昇を図るようにすればよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下水汚泥を乾燥機において加熱して乾燥し、この乾燥し
た下水汚泥を流動層式熱分解炉に供給してその流動層に
おいて流動させつつ熱分解して熱分解ガスを生成し、こ
の熱分解ガスを燃焼炉において燃焼させた熱エネルギー
によってボイラで蒸気を発生させて蒸気タービン発電機
で発電を行うことができるので、コンパクトかつ簡略な
装置・設備構造によって効率的な発電を図ることがで
き、下水汚泥の有するエネルギーを有効に利用すること
が可能となる。また、上記蒸気タービン発電機において
発電を行う蒸気の少なくとも一部を抽気して上記乾燥機
に供給して上記下水汚泥を加熱することにより、この蒸
気が有する熱エネルギーをも有効に利用して一層高効率
の発電を図ることができる。さらに、上記ボイラにおい
て発生させられる蒸気を、400℃〜500℃の温度お
よび3.92MPa〜4.90MPaの圧力の範囲内と
すれば、蒸気タービン発電機等の寿命を維持しながら、
より確実に高効率の発電を図ることができる。
【0025】さらにまた、流動層式熱分解炉の流動層、
またはこの流動層式熱分解炉で生成されて燃焼炉におい
て燃焼させられる前の熱分解ガスにアルカリ性物質を添
加すれば、燃焼時に酸性ガス源となる物質を固定して除
去することができ、ボイラ等の設備の寿命の延長を図る
こともできる。一方、燃焼炉において燃焼させられてボ
イラにおいて蒸気を発生させた後の熱分解ガスの燃焼排
ガスと、上記流動層式熱分解炉に供給される流動用ガス
との間で熱交換を行って、この流動用ガスを予熱するこ
とにより、この燃焼排ガスの有する熱エネルギーも有効
に利用してさらに一層高効率の発電を図ることができ
る。また、上記蒸気タービン発電機における発電量に基
づき、上記乾燥機により乾燥させられる上記下水汚泥の
水分量と、上記流動層式熱分解炉における熱分解温度と
を制御することにより、供給される下水汚泥の組成や水
分含有量などの条件の変動等に拘わらず、これに対応し
て常に最大の発電量を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 乾燥機 2 流動層式熱分解炉 3 灰分離装置 4 燃焼炉 5 ボイラ 6 蒸気タービン発電機 7 熱交換器 8 排ガス処理装置 11 発電量測定手段 13 水分量制御手段 15 熱分解温度制御手段 A 下水汚泥 B 乾燥汚泥 C 流動用ガス D 流動層 E 熱分解ガス F アルカリ性物質 H,L 空気 I 燃焼排ガス J1〜J3 蒸気 K 電力 M 排気 N 復水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23G 5/04 F23G 5/04 D F23J 7/00 F23J 7/00 (72)発明者 鈴木 健治 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 Fターム(参考) 3G081 BA02 BB00 BC19 3K061 UA05 UA12 3K065 AA11 AB02 AC02 BA04 BA05 BA06 BA07 BA10 CA11 CA13 4D059 AA03 BB03 BB06 BB13 BD11 CA10 CA11 CA14 CC03 DA05 DA51 EA01 EA06 EA20 EB01 EB06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水汚泥を加熱して乾燥する乾燥機と、
    この乾燥機により乾燥された下水汚泥を流動層において
    熱分解して熱分解ガスを生成する流動層式熱分解炉と、
    この熱分解ガスを燃焼させる燃焼炉と、この燃焼炉にお
    ける上記熱分解ガスの燃焼エネルギーによって蒸気を発
    生させるボイラと、このボイラによって発生した蒸気に
    よって発電を行う蒸気タービン発電機とを備えてなるこ
    とを特徴とする下水汚泥の熱分解ガス化発電システム。
  2. 【請求項2】 上記蒸気タービン発電機に供給された蒸
    気の少なくとも一部を抽気して、上記乾燥機において上
    記下水汚泥を加熱することを特徴とする請求項1に記載
    の下水汚泥の熱分解ガス化発電システム。
  3. 【請求項3】 上記ボイラにおいて発生させられる蒸気
    が、400℃〜500℃の温度および3.92MPa〜
    4.90MPaの圧力の範囲内とされていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の下水汚泥の熱分
    解ガス化発電システム。
  4. 【請求項4】 上記流動層式熱分解炉の流動層、または
    この流動層式熱分解炉で生成されて上記燃焼炉において
    燃焼させられる前の上記熱分解ガスには、アルカリ性物
    質が添加可能とされていることを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載の下水汚泥の熱分解ガス
    化発電システム。
  5. 【請求項5】 上記燃焼炉において燃焼させられて上記
    ボイラにおいて蒸気を発生させた後の上記熱分解ガスの
    燃焼排ガスにより熱交換を行う熱交換器を備え、この熱
    交換器において予熱された流動用ガスにより、上記流動
    層式熱分解炉の流動層において上記乾燥された下水汚泥
    を熱分解することを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれかに記載の下水汚泥の熱分解ガス化発電システ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記蒸気タービン発電機における発電量
    に基づき、上記乾燥機により乾燥させられる上記下水汚
    泥の水分量と、上記流動層式熱分解炉における熱分解温
    度とが制御可能とされていることを特徴とする請求項1
    ないし請求項5のいずれかに記載の下水汚泥の熱分解ガ
    ス化発電システム。
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