JP2002321830A - 宅配システム - Google Patents

宅配システム

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JP2002321830A
JP2002321830A JP2001129827A JP2001129827A JP2002321830A JP 2002321830 A JP2002321830 A JP 2002321830A JP 2001129827 A JP2001129827 A JP 2001129827A JP 2001129827 A JP2001129827 A JP 2001129827A JP 2002321830 A JP2002321830 A JP 2002321830A
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consignee
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home delivery
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JP2001129827A
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English (en)
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Tetsuya Ichioka
徹也 市岡
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宅配物を荷受人に代わって一時保管するサー
ビスを提供するシステムにおいて輸送ロスの削減を図
る。 【解決手段】 配送センタ21に設置された発送端末2
8は、荷受人により入力された荷送人及び荷受人に関す
る情報に基づき住所、携帯電話番号、インターネットア
ドレス等を含む配送情報を生成し、更に配送情報に基づ
き暗号鍵を生成する。受取場所特定部26は、荷受人情
報に基づき宅配物の配送先となるコンビニエンスストア
22を特定して配送情報及び暗号鍵を送信する。受取端
末36の宅配通知部32は、荷受人の携帯電話23へ配
送予定日時、配送情報及び暗号鍵を送信する。荷受人か
ら何の応答もないときには、設定通り宅配物はコンビニ
エンスストア22へ配送されて保管箱37で一時保管さ
れる。荷受人は、宅配物回収時に暗号鍵を受取端末36
へ送り、保管箱管理部33による認証により保管箱37
が解錠され宅配物を受け取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷受人に代わって
宅配物を一時預かるサービスを提供する宅配システム、
特に荷受人にとって好ましいサービスの一形態の提供に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、宅配便サービスの一形態とし
て、特開平8−13916号公報に開示された宅配物保
管装置の全体構成図である。図4には、宅配サービスを
業とする配送センタ1、宅配物を配送する配送車2、宅
配物の配送先3及び配送先3の近隣にあるコンビニエン
スストア4が示されている。
【0003】配送センタ1には、宅配業務の制御管理を
集中して行うホストコンピュータ5が設置されている。
ホストコンピュータ5には、配送車2に搭載された通信
器6と無線接続するための通信器7と、コンビニエンス
ストア4に設置されている制御盤8と有線または無線の
通信路15で接続する通信制御部9とが接続されてい
る。
【0004】配送車2には、上記通信器6と、カード発
行器10とが搭載される。コンビニエンスストア4に
は、宅配物を収納できる容積を有し、かつ扉に自動的に
開場されるロック機構を有する保管箱11が設置されて
いる。保管箱11には、保管箱11の施錠/解錠を管理
する上記制御盤8と、配達カードに記録されているデー
タを読み取るデータ読取部12とが搭載されている。
【0005】また、配達カード13は、荷受人の家庭
(配送先)が留守のときに宅配業者の配送員がカード発
行器10にて発行するカードであり、宅配物の種類、宅
配物の一時保管場所、配送元等宅配物に関する情報が記
録される。IDカード14は、宅配物の配送先となる各
家庭に予め配布されている、その家庭の識別データが記
録されたカードである。
【0006】以上の構成において、配送依頼者(荷送
人)により宅配物が持ち込まれると、宅配業者では、配
送センタ1において、集荷された宅配物を地区毎に仕分
けし、配送車2に積み込んで宅配を行う。このとき、受
取人(荷受人)宅が留守であったとき、配送員は、配達
カード13を発行し、留守宅に残す。そして、宅配物を
近隣のコンビニエンスストア4に設置した保管箱11に
保管し施錠する。このとき、配達カード13に記録した
情報(以下、「未配送情報」という)を配送センタ1へ
アップロードする。
【0007】配達カード13によって宅配物があったこ
とを知った当該家庭の者は、配達カード13及びIDカ
ード14を持って、宅配物が預けられている近隣のコン
ビニエンスストア4へ行く。そして、配達カード13及
びIDカード14をデータ読取部12から読み取らせ
る。制御盤8は、読み取った情報を送り、配送センタ1
にて管理するIDデータ及び未配送情報とを照合しても
らう。そして、受取に来た者が当該家庭の者であること
の認証を行った後、該当する保管箱11を解錠する。こ
れにより、保管箱11において一時保管された宅配物を
受け取ることができる。
【0008】このように、留守宅への宅配物を保管箱1
1が設置された最寄りのコンビニエンスストア4に保管
するようにしたので、宅配業者からしてみれば、配送セ
ンタ1までその宅配物を持ち帰り、後日配送し直すとい
う輸送ロスを削減することができる。また、留守により
宅配物を受け取ることのできなかった家庭の者にとって
みれば、近隣のコンビニエンスストア4まで取りに行け
ば、何時でも宅配物を受け取ることができるようにな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
においては、宅配する前に配送先が留守かどうかを確認
していないため、配送先まで宅配物をいったん輸送し、
留守であったときにコンビニエンスストアまで改めて輸
送する必要があったため、その分、輸送費のロス、また
時間的にも効率的ではなかった。
【0010】また、荷受人が長期出張などによりコンビ
ニエンスストアまでしばらくの間宅配物を受け取りに行
けないような場合が発生しうる。この場合、長期間、そ
の宅配物により保管箱を占領してしまうことになると共
に荷受人も受け取ることができない場合があった。
【0011】更に、従来例においては、識別カードと配
達カードにより保管箱を解錠することになるが、これら
のカードが盗難あるいは偽造されたときには、正規の荷
受人でなくても保管箱の解錠が可能となるので、防犯上
の問題があった。
【0012】ところで、宅配をする際には、各家庭まで
輸送する燃料費等の諸費用が発生し、また、時間を必要
とするが、近隣のコンビニエンスストアまで取りに行っ
てもよいという荷受人、あるいは自宅以外の場所(ここ
では、コンビニエンスストア)への配送を希望する荷受
人に対しては、該当する荷受人宛の宅配物をまとめてコ
ンビニエンスストアへ配送すれば、輸送費や時間を効果
的に削減することができる。なお、該当する荷受人に対
しては、値引き等のサービスを検討することになるであ
ろう。しかしながら、従来においては、このようなサー
ビスが提供されていなかった。
【0013】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、宅配物を荷受人に
代わって一時保管するサービスを提供するシステムにお
いて輸送ロスの削減を図る宅配システムを提供すること
にある。
【0014】また、顧客にとって望まれる新たなサービ
ス形態を提供する宅配システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係る宅配システムは、宅配物を荷
受人に代わって一時預かるサービスを提供する宅配シス
テムにおいて、荷送人が持ち込んだ宅配物を受け付ける
発送場所または配送センタに設置された配送側情報通信
端末装置と、宅配物を荷受人に代わって一時的に受け取
る受取場所個々に設置され、宅配物を荷受人毎に保管可
能な保管手段を有し、かつその保管手段毎に施錠可能な
保管箱と、各受取場所に設置され、荷受人から提示され
た暗号鍵により荷受人の認証を行い、荷受人認証後に該
当する前記保管手段の解錠を行う受取側情報通信端末装
置と、荷受人が所有する、データ保存手段搭載の荷受人
側情報通信端末装置とを有し、前記配送側情報通信端末
装置は、荷送人及び荷受人に関する情報を含む配送情報
を生成する配送情報生成手段と、配送情報に基づき荷受
人を識別するための前記暗号鍵を生成する暗号鍵生成手
段と、配送情報に含まれる荷受人に関する情報に基づき
宅配物一時保管場所とする受取場所を特定する受取場所
特定手段とを有し、宅配物の配送予定がある旨、当該宅
配物の一時保管場所として予定された受取場所及び当該
宅配物に対応する暗号鍵を、前記荷受人側情報通信端末
装置へ送信する宅配通知手段を有し、荷受人住所以外の
受取場所を宅配物の配送先として指定可能としたもので
ある。
【0016】また、前記配送側情報通信端末装置は、前
記受取場所特定手段が特定した受取場所に設置された前
記受取側情報通信端末装置に対して当該宅配物に対応す
る配送情報及び暗号鍵を送信する情報送信手段を有し、
前記受取側情報通信端末装置は、前記宅配通知手段と、
前記配送側情報通信端末装置から送られてくる配送情報
及び暗号鍵を受信する情報受信手段とを有するものであ
る。
【0017】また、前記荷受人側情報通信端末装置から
送られてきた宅配物の配送先によって、当該宅配物の一
時保管場所として予定されていた受取場所を変更するも
のである。
【0018】更に、前記配送側情報通信端末装置は、前
記受取場所特定手段が特定した受取場所に設置された前
記受取側情報通信端末装置に対して当該宅配物に対応す
る配送情報及び暗号鍵を送信する情報送信手段を有し、
前記受取側情報通信端末装置は、前記宅配通知手段と、
前記配送側情報通信端末装置から送られてくる配送情報
及び暗号鍵を受信する情報受信手段と、前記荷受人側情
報通信端末装置から送られてきた宅配物の配送先が、前
記受取側情報通信端末装置が設置された受取場所の場
合、当該受取側情報通信端末装置に対して配送情報及び
暗号鍵を転送する情報転送手段とを有するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0020】実施の形態1.図1は、本発明に係る宅配
システムの一実施の形態を示した全体構成図である。本
実施の形態における宅配システムは、荷受人に代わって
宅配物を一時預かるサービスを提供するものであり、宅
配物の一時保管場所としてコンビニエンスストア22を
利用するものである。
【0021】図1には、配送センタ21、コンビニエン
スストア22及び携帯電話23が示されている。配送セ
ンタ21は、荷送人が持ち込み、受け付けた宅配物が集
荷されることによって宅配物の各荷受人への発送場所と
なる。コンビニエンスストア22は、前述したように宅
配物を荷受人に代わって受け取り一時保管する受取場所
となる。携帯電話23は、宅配物の荷受人が所有する荷
受人側情報通信端末装置である。
【0022】配送センタ21には、配送情報生成部2
4、暗号鍵生成部25、受取場所特定部26及び情報送
信部27が設けられた配送側情報通信端末装置(以下、
「発送端末」と呼ぶ)28が設置されている。配送情報
生成部24は、荷送人及び荷受人に関する情報を含む配
送情報を生成する。暗号鍵生成部25は、配送情報に基
づき荷受人を識別するための暗号鍵を生成する。受取場
所特定部26は、配送情報に含まれる荷受人に関する情
報に基づき宅配物一時保管場所とする受取場所を特定す
る。情報送信部27は、内部又は外部接続した通信手段
を使って受取場所特定部26が特定したコンビニエンス
ストア22に設置された受取端末36に対して当該宅配
物に対応する配送情報及び暗号鍵を送信する。
【0023】コンビニエンスストア22には、情報受信
部30、荷受人認証部31、宅配通知部32、保管箱管
理部33、情報更新部34及び情報転送部35を有する
受取側情報通信端末装置(以下、「受取端末」と呼ぶ)
36と、保管箱37とが設置されており、これらはLA
N38で接続されている。本実施の形態の場合、コンビ
ニエンスストア22は、宅配物を一時保管する場所であ
るが、保管箱37は、その宅配物を収納する。保管箱3
7には、宅配物を荷受人毎に保管する保管手段としてn
個の箱が設けられており、各箱は個々に施錠/解錠が可
能である。保管箱管理部33は、LAN38を介して各
箱の施錠/解錠を行う。情報受信部30は、発送端末2
8から送られてくる情報を受信する。荷受人認証部31
は、荷受人から提示された暗号鍵により荷受人の認証を
行う。宅配通知部32は、宅配物の配送予定がある旨、
当該宅配物の一時保管場所として予定された受取場所及
び当該宅配物に対応する暗号鍵を携帯電話23へ送信す
る。情報更新部34は、荷受人からの指示要求に指定さ
れた場所へ、宅配物の配送先を変更する。情報転送部3
5は、荷受人が上記指示要求により宅配物の一時保管場
所となるコンビニエンスストア22を変更したとき、そ
のコンビニエンスストア22に対して配送情報及び暗号
鍵を転送する。本実施の形態におけるコンビニエンスス
トア22には、それぞれ図1に示した受取端末36及び
保管箱37が設置されている。
【0024】本実施の形態において特徴的なことは、原
則、宅配物を荷受人に直接配送するのではなく荷受人住
所近隣のコンビニエンスストア22へ配送するように設
定したことである。そして、荷受人への宅配物の配送予
定を通知し、荷受人から何の応答がないときにはそのま
まコンビニエンスストア22へ配送し一時保管するよう
にしたので、留守宅へ宅配物を配送するようなことが極
めて少なくなる。
【0025】次に、本実施の形態において、宅配物を荷
送人が持ち込み、荷受人が受け取るところまでの流れを
図2及び図3に示したフローチャートを用いて説明す
る。
【0026】図2において、荷送人により宅配物が配送
発送場所である配送センタ21に持ち込まれたとき、荷
送人により指定された宅配物の荷送人及び荷受人に関す
る情報が発送端末28に入力される(ステップ10
1)。入力される情報には、荷送人及び荷受人それぞれ
の氏名、郵便番号、住所、携帯電話及び/又は一般の電
話番号、インターネットアドレスが含まれており、配送
情報生成部24は、入力された荷送人及び荷受人に関す
る各情報を含む配送情報を生成する(ステップ10
2)。なお、配送情報に必要な情報が荷送人所有の携帯
電話に登録されている場合には、その情報を発送端末2
8に入力するようにしてもよい。暗号鍵生成部25は、
配送情報に基づき荷受人を識別するための電子暗号鍵を
生成する(ステップ103)。また、受取場所特定部2
6は、配送情報に含まれている荷受人の郵便番号、住所
により荷受人宅最寄りのコンビニエンスストア22を、
図示しない受取場所に関するマスタデータベースを検索
することによって選出する。この選出したコンビニエン
スストア22を、宅配物一時保管場所とする受取場所を
特定する(ステップ104)。
【0027】宅配物の受取場所となるコンビニエンスス
トア22が決まると、荷送人の確認により実際の発送手
続をする。そして、情報送信部27は、インターネット
や専用回線等を経由して受取場所として特定されたコン
ビニエンスストア22に対して、配送情報及び暗号鍵、
更に配送予定日時を送信する(ステップ105)。配送
側における上記処理においては、宅配物の配送先(届け
先)は、荷送人が指定した荷受人住所(つまり自宅)で
はなく受取場所特定部26が特定したコンビニエンスス
トア22である。
【0028】なお、実際には、宅配物はコンビニエンス
ストアや商店等に持ち込まれ、それが配送センタ21に
集荷される。つまり、配送センタ21は、コンビニエン
スストア22等に持ち込まれた宅配物が集荷される場所
であり、厳密には宅配物が直接持ち込まれる場所ではな
いかもしれないが、説明を簡略化するために配送センタ
21に持ち込むということにした。従って、配送情報
は、宅配物を受け付けた場所に設置された情報入力手段
で入力され、その場所から通信手段により通信回線を経
由して配送センタ21の発送端末28へ送信することに
なる。
【0029】図3において、コンビニエンスストア22
に設置された受取端末36は、情報受信部30により配
送情報及び暗号鍵を受け取ると(ステップ201)、宅
配通知部32は、配送予定日時を指定した宅配物の配送
予定がある旨、宅配物の一時保管場所となる当該コンビ
ニエンスストア22、配送情報及び暗号鍵を、携帯電話
23へ送信する(ステップ202)。ここでの処理は、
荷受人に何らかの手段を用いて配送予定がある旨を伝え
ることが必要である。従って、荷送人が荷受人の携帯電
話23の番号を配送依頼時に入力しなかったときなど
は、別途入力されたインターネットアドレス先へ暗号鍵
等を送信する。なお、この処理から明らかなように、携
帯電話23は、暗号鍵を保存する機能を持つ必要があ
る。本実施の形態では、暗号鍵を用いて荷受人の認証を
行うので、荷受人が携帯電話やPC等の荷受人側情報通
信端末装置が暗号鍵を保存するデータ保存手段を所有し
ていることが前提となり、また、荷送人がその手段を特
定する電話番号やインターネットアドレスを依頼時に入
力する必要がある。
【0030】ここで、荷受人は、コンビニエンスストア
22から送られてきた配送予定日時等を参照し、宅配物
を自宅(荷受人住所)にて受け取ることができる場合に
は、宅配物の配送先を、当該コンビニエンスストア22
から自宅に変更する指示要求をコンビニエンスストア2
2へ送信する。受取端末の情報更新部34は、携帯電話
23から指示要求が送られてくると、その指示要求に応
じて当該宅配物の届け先を自宅へ変更する(ステップ2
03,204)。
【0031】本実施の形態においては、以上のように荷
受人に対して宅配物の配送予定が有る旨を事前に通知す
るようにした。そして、配送先の指示要求がないときに
は、配送予定日時には不在であると判断して、配送セン
タ21において設定したとおりに宅配物をコンビニエン
スストア22へ直接配送して一時保管する。このよう
に、本実施の形態によれば、宅配物を荷受人宅まで輸送
したにもかかわらず不在であったという可能性を極めて
低くすることができるので、荷受人宅までいったん輸送
する際に要する無駄な輸送費、時間を削減することがで
き、宅配業務を効率的に行うことができる。
【0032】また、本実施の形態において受取場所とす
るコンビニエンスストア22は、自宅住所(正確には荷
送人が指定した荷受人住所)とコンビニエンスストア2
2の所在地とを比較して決定するので、通常処理では最
寄りのコンビニエンスストア22が選ばれることにな
る。しかし、通勤途中、例えば駅前のコンビニエンスス
トア22を一時保管場所とした方が便利な者も少なくな
い。あるいは、荷受人が長期出張などにより宅配物を一
時保管しているコンビニエンスストア22まで受け取り
に行けないような場合には、出張先のコンビニエンスス
トア22に変更する。本実施の形態では、宅配物の配送
先を、受取場所特定部26が決定した場所以外へ変更す
ることが容易にできるので、荷受人が希望するコンビニ
エンスストア22へ転送させることも容易に行うことが
できる。
【0033】宅配物の配送先が変更されることなく受取
場所特定部26が特定した当該コンビニエンスストア2
2に到着すると、その宅配物は、保管箱37の未使用の
箱に収容され、保管箱管理部33により施錠される。こ
の鍵は、荷受人に送られた暗号鍵でのみ解錠可能であ
る。そして、宅配通知部32は、宅配物の到着を荷受人
の携帯電話23に対して自動通知する。これにより、荷
受人に対して宅配物の回収を促進することができる。
【0034】荷受人は、この時点でも宅配物の配送先
を、当該コンビニエンスストア22から他の場所へ変更
する指示要求をコンビニエンスストア22へ送信するこ
とができる。例えば、自宅で宅配物を受け取ることがで
きるようになった場合には、自宅に変更する。また、他
のコンビニエンスストア22より受け取りたい場合に
は、そのコンビニエンスストア22に変更する。この方
法だと、新たな輸送作業が発生するが、保管箱37を迅
速に回収できない宅配物により長期に渡り占領されてし
まうことから防止できると共に荷受人も宅配物を自宅以
外の場所で迅速に受け取ることができる。このように、
本実施の形態では、コンビニエンスストア22へいった
ん配送された後でも所望の受取場所において宅配物を受
け取ることができる。
【0035】受取端末の情報更新部34は、荷受人から
の指示要求に応じて当該宅配物の配送先を変更するが、
その配送先が他のコンビニエンスストア22のとき、情
報転送部35は、図示しない記憶手段に保存していた当
該宅配物に対応した配送情報及び暗号鍵等を変更先のコ
ンビニエンスストア22へ転送する(ステップ205,
206)。もちろん、宅配物も変更先のコンビニエンス
ストア22へ転送される。
【0036】変更先のコンビニエンスストア22におけ
る処理は、上記と基本的には同じであり、変更先のコン
ビニエンスストア22における受取端末は、変更前のコ
ンビニエンスストア22から転送されてきた配送情報や
宅配物の到着に応じて荷受人にその旨を通知する。
【0037】次に、荷受人がコンビニエンスストア22
より宅配物を引き取る際の処理について説明する。な
お、この処理は、宅配物の転送の有無には関係ない。
【0038】宅配物の到着の通知を受けた荷受人は、指
定のコンビニエンスストア22に赴き、受信済の暗号鍵
を受取端末36に入力する。受取端末36の保管箱管理
部33は、入力された暗号鍵と、図示しない記憶手段に
保存していた当該宅配物に対応した暗号鍵とを照合して
正規の荷受人であるかを確認する。保管箱管理部33
は、正規の荷受人と認証したとき該当する保管箱37の
箱を解錠する。これにより、荷受人は、宅配物を受け取
ることができる。
【0039】本実施の形態によれば、電子暗号鍵を用い
て保管箱37の解錠を行うようにしたので、従来例のよ
うに解錠に必要な識別カード及び配達カードが盗難ある
いは偽造されることがなく、防犯対策を十分に講じるこ
とができる。
【0040】ところで、本実施の形態においては、上記
説明したように宅配物の配送先は変更されない限りコン
ビニエンスストア22である。すなわち、荷受人が自宅
への配送を希望しない場合には、在宅の場合でも自宅配
送に変更しない限りは、コンビニエンスストア22へ配
送される。換言すると、事情により宅配を望まない荷受
人は、受取端末36からの通知に対して何の応答もしな
ければよく、本実施の形態では、このような利用にも便
利である。
【0041】実施の形態2.店舗が商品の配送を宅配業
者に委託する場合において、商品の購入者がその送料を
負担するような場合がある。本実施の形態は、この場合
に適した実施の形態である。
【0042】本実施の形態における宅配業者は、商品の
各受取条件に対して送料を次のように設定しておく。例
えば、すぐに受け取りたい商品の送料として600円、
1週間配送が待てる商品の送料として300円、2週間
配送が待てる商品の送料として100円、3週間以上配
送が待てる商品の送料は無料と設定しておく。
【0043】そして、商品購入者は、商品購入時に受取
条件を選択できるようにする。すなわち、本実施の形態
における配送センタ21には、購入者が選択した受取条
件を受け付ける手段と、その受け付けた受取条件に従い
当該商品(宅配物)のコンビニエンスストア22への配
送時期を決定する手段が設けられることになる。なお、
上記受取条件は、n週間待たなければならないというの
ではなく待てるという条件なので、指定された期間必ず
しも待つ必要はない。つまり、配送センタ21から他の
宅配物との関係で適切なタイミングで配送される。
【0044】本実施の形態によれば、商品購入者が長期
間待つ条件を選択したとき、宅配業者は、当該購入者宛
の宅配物をまとめてコンビニエンスストア22まで輸送
すればよいので、輸送費の節減を図ることができる。一
方、商品購入者からしてみれば、商品はすぐに入手でき
ない可能性があるものの送料の値引きという特典を受け
ることができる。また、商品購入者は、実施の形態1と
同様にして商品の配送先を受取場所特定部26が特定し
たコンビニエンスストア22ではなく自宅や他のコンビ
ニエンスストア22に変更することもできる。
【0045】また、荷受人が商品購入者ではないが、着
払いにより荷受人が送料を負担するような場合にも、本
実施の形態は適用できる。しかし、この場合、荷受人は
宅配物の中身を知らない。そこで、受取端末から通知さ
れる配送情報に含まれる品名をみて受取条件及び配送先
を決めることができるようにしておく。すなわち、受取
端末36には、情報更新部34が携帯電話23から送ら
れてきた受取条件等を配送センタ21へアップロードす
る手段が必要になる。
【0046】なお、宅配物を貯めていくと、その総重量
によっては、コンビニエンスストア22から自宅まで運
べなくなる可能性もある。宅配物の体積についても同様
である。従って、受取端末36は、荷受人がまとめて配
送しようとする宅配物の総重量や総体積が把握できるよ
うに宅配物の重量や体積のデータも配送情報に含めるよ
うにすることが望ましい。
【0047】なお、上記各実施の形態では、24時間営
業していること、更に多数の店舗が散在していることな
どから受取場所としてコンビニエンスストア22を例に
して説明したが、受取場所として他の業務形態の店舗
を、あるいは他の業務形態の店舗と共に設定してもよ
い。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、配送予定のある旨を荷
受人に事前に通知することによって在宅か留守を事前に
確認するようにしたので、荷受人住所(自宅)まで宅配
物をいったん輸送し、留守であったときにコンビニエン
スストアまで改めて輸送して一時保管するという無駄な
輸送作業を極めて少なくすることができる。これによ
り、無駄な輸送費、時間を削減することができるので、
宅配業務を効率的に行うことができる。
【0049】また、一時保管場所として予定されていた
受取場所を、荷受人からの指定された場所へ変更するこ
とができるようにしたので、荷受人指定住所へ直接配送
させることができる。あるいは、長期出張の場合など、
荷受人が指定する出張先近傍の受取場所で宅配物を受け
取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る宅配システムの実施の形態1を
示した全体構成図である。
【図2】 実施の形態1の発送端末における処理を示し
たフローチャートである。
【図3】 実施の形態1の受取端末における処理を示し
たフローチャートである。
【図4】 従来の宅配物保管装置の全体構成図である。
【符号の説明】
21 配送センタ、22 コンビニエンスストア、23
携帯電話、24 配送情報生成部、25 暗号鍵生成
部、26 受取場所特定部、27 情報送信部、28
配送側情報通信端末装置(発送端末)、30 情報受信
部、31 荷受人認証部、32 宅配通知部、33 保
管箱管理部、34 情報更新部、35情報転送部、36
受取側情報通信端末装置(受取端末)、37 保管
箱、38LAN。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宅配物を荷受人に代わって一時預かるサ
    ービスを提供する宅配システムにおいて、 荷送人が持ち込んだ宅配物を受け付ける発送場所または
    配送センタに設置された配送側情報通信端末装置と、 宅配物を荷受人に代わって一時的に受け取る受取場所個
    々に設置され、宅配物を荷受人毎に保管可能な保管手段
    を有し、かつその保管手段毎に施錠可能な保管箱と、 各受取場所に設置され、荷受人から提示された暗号鍵に
    より荷受人の認証を行い、荷受人認証後に該当する前記
    保管手段の解錠を行う受取側情報通信端末装置と、 荷受人が所有する、データ保存手段搭載の荷受人側情報
    通信端末装置と、 を有し、 前記配送側情報通信端末装置は、 荷送人及び荷受人に関する情報を含む配送情報を生成す
    る配送情報生成手段と、 配送情報に基づき荷受人を識別するための前記暗号鍵を
    生成する暗号鍵生成手段と、 配送情報に含まれる荷受人に関する情報に基づき宅配物
    一時保管場所とする受取場所を特定する受取場所特定手
    段と、 を有し、 宅配物の配送予定がある旨、当該宅配物の一時保管場所
    として予定された受取場所及び当該宅配物に対応する暗
    号鍵を、前記荷受人側情報通信端末装置へ送信する宅配
    通知手段を有し、荷受人住所以外の受取場所を宅配物の
    配送先として指定可能としたことを特徴とする宅配シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記配送側情報通信端末装置は、前記受
    取場所特定手段が特定した受取場所に設置された前記受
    取側情報通信端末装置に対して当該宅配物に対応する配
    送情報及び暗号鍵を送信する情報送信手段を有し、 前記受取側情報通信端末装置は、 前記宅配通知手段と、 前記配送側情報通信端末装置から送られてくる配送情報
    及び暗号鍵を受信する情報受信手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の宅配システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記荷受人側情報通信端末装置から送ら
    れてきた宅配物の配送先によって、当該宅配物の一時保
    管場所として予定されていた受取場所を変更することを
    特徴とする請求項1記載の宅配システム。
  4. 【請求項4】 前記配送側情報通信端末装置は、前記受
    取場所特定手段が特定した受取場所に設置された前記受
    取側情報通信端末装置に対して当該宅配物に対応する配
    送情報及び暗号鍵を送信する情報送信手段を有し、 前記受取側情報通信端末装置は、 前記宅配通知手段と、 前記配送側情報通信端末装置から送られてくる配送情報
    及び暗号鍵を受信する情報受信手段と、 前記荷受人側情報通信端末装置から送られてきた宅配物
    の配送先が、前記受取側情報通信端末装置が設置された
    受取場所の場合、当該受取側情報通信端末装置に対して
    配送情報及び暗号鍵を転送する情報転送手段と、 を有することを特徴とする請求項3記載の宅配システ
    ム。
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