JP2002321675A - 電動車両 - Google Patents

電動車両

Info

Publication number
JP2002321675A
JP2002321675A JP2001129949A JP2001129949A JP2002321675A JP 2002321675 A JP2002321675 A JP 2002321675A JP 2001129949 A JP2001129949 A JP 2001129949A JP 2001129949 A JP2001129949 A JP 2001129949A JP 2002321675 A JP2002321675 A JP 2002321675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
electric vehicle
battery unit
vehicle according
units
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001129949A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Aoki
英明 青木
Kenzo Yasutomi
健蔵 安富
Masanori Kamei
正則 亀井
Koji Tabuchi
孝治 田渕
Terutaka Tanaka
輝貴 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001129949A priority Critical patent/JP2002321675A/ja
Publication of JP2002321675A publication Critical patent/JP2002321675A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/80Accessories, e.g. power sources; Arrangements thereof
    • B62M6/90Batteries

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池ユニットを簡単かつ容易に、しかも速や
かに脱着する。電池ユニットの容量を大きくしながら、
邪魔にならない位置に装着する。 【解決手段】 電動車両は、車両を走行させるモーター
3と、このモーター3に電力を供給する電池パック1と
を備える。電池パック1は、複数の電池ユニット1Aに
分割されている。各々の電池ユニット1Aは、二次電池
11を内蔵している。複数の電池ユニット1Aは、車両
フレーム2を挟む状態で脱着できるように装着されてい
る。さらに、各々の電池ユニット1Aは、独立して脱着
できるように装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池でモーターを駆
動する電動車両に関し、とくに電動自転車として最適な
構造の電動車両に関する。
【0002】
【従来の技術】電動自転車等の電動車両は、走行用のモ
ーターと、モーターに電力を供給する電池パックを備え
る。この電動車両は、電池パックを複数の電池ユニット
で構成して便利に使用できる。それは、片方の電池ユニ
ットを完全に放電した後に、別の電池ユニットでさらに
走行できるからである。電動車両として、モーターでア
シストする電動自転車が市販されている。電動自転車
は、遠くに行って電池パックが完全に放電されることが
ある。この自転車は、電池パックを複数の電池ユニット
で構成し、電池ユニットを切り換えて使用できるように
すると、一方の電池ユニットが放電されても、電池ユニ
ットを切り換えて帰りも楽に走行できる。このことを実
現する電動自転車は下記の公報に記載される。
【0003】 (1) 特開平9−226664号 (2) 特開平10−16869号 (1)の公報に記載される自転車は、図1に示すように、
立パイプ2Bの後ろに2列に並べてふたつの電池ユニッ
ト1Aを装着している。(2)の公報に記載される自転車
は、図2に示すように、メインパイプ2Aの上に前後に
ならべてふたつの電池ユニット1Aを装着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1に示す自転車は、
フレームを特別な形状に設計する必要がある。それは、
立パイプ2Bと後輪7の泥除け34との間に、2列に並
べて電池ユニット1Aを装着するために、この間を広く
設計する必要があるからである。普通の自転車のフレー
ムは、この間に電池ユニットを装着するスペースはな
く、立パイプと泥除けが接近している。立パイプと泥除
けの間隔を広くすることは自転車の全長を長くする弊害
もある。さらに、この構造の自転車は、電池ユニットを
簡単に脱着できない欠点もある。それは、狭い隙間にふ
たつの電池ユニットを装着しているからである。
【0005】さらに、図2に示す自転車は、ふたつの電
池ユニット1Aの個々の全長をメインパイプ2Aの半分
よりも短くする必要がある。このため、電池ユニット1
Aの容量を大きくすることが難しい。電池ユニット1A
の容量を大きくするには、幅を広げる必要がある。た
だ、ここに装着される電池ユニット1Aは、幅をそれほ
ど広くできない。それは、ペタル5を踏むときに電池ユ
ニット1Aが邪魔になるからである。したがって、ここ
に装着される電池ユニット1Aは、ふたつに分割して便
利に使用できるが、電池ユニット1Aのトータルの容量
を大きくすることが難しく、電池パック1の使用時間を
延長するのが難しい欠点がある。
【0006】電動自転車に限らず、たとえば、車両フレ
ームに電池パックを装着する電動車両は、いかにして電
池ユニットを邪魔にならないように、しかも簡単に脱着
できるように装着するかが大切である。
【0007】本発明は、従来の電動車両が有するこの欠
点を解決することを目的に開発されたものである。本発
明の重要な目的は、電池ユニットを簡単かつ容易に、し
かも速やかに脱着できると共に、電池ユニットの容量を
大きくしながら、邪魔にならない位置に装着できる電動
車両を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電動車両は、前
述の目的を達成するために以下の構成を備える。電動車
両は、車両を走行させるモーター3と、このモーター3
に電力を供給する電池パック1とを備える。電池パック
1は、複数の電池ユニット1Aに分割されている。各々
の電池ユニット1Aは、二次電池11を内蔵している。
複数の電池ユニット1Aは、車両フレーム2を挟む状態
で脱着できるように装着されている。さらに、各々の電
池ユニット1Aは、独立して脱着できるように装着され
ている。
【0009】電動車両は、自転車とすることができる。
自転車である電動車両は、複数の電池ユニット1Aが車
両フレーム2の立パイプ2Bを挟むように装着すること
ができる。複数の電池ユニット1Aは、車両フレーム2
の左右に装着することができる。立パイプ2Bの左右の
スペースは、電動自転車にとって邪魔にならない位置で
あり、電池ユニット1Aを簡単に脱着できる。
【0010】電動車両は、電池ユニット1Aの一端を連
結する連結台8と、他端を連結するロック機構9とを車
両フレーム2に固定して、ロック機構9と連結台8の間
に電池ユニット1Aを装着することができる。この電動
車両は、好ましくは、電池ユニット1Aが連結台8との
連結部に出力端子18を有し、連結台8が出力端子18
に接続される接続端子20を有する。電池ユニット1A
は、連結台8に連結されて、出力端子18が接続端子2
0に接続される。ロック機構9は、好ましくは、複数の
電池ユニット1Aを独立して脱着するひとつの脱着キー
30を有する。このロック機構9は、脱着する電池ユニ
ット1Aを、脱着キー30の回転方向で選択して便利に
脱着できる。
【0011】連結台8は、車両フレーム2の交差部に固
定しているL金具21とすることができる。連結台8で
あるL金具21は、一端を立パイプ2Bに固定し、他端
を立パイプ2Bに交差して連結しているメインパイプ2
Aに固定することができる。さらに、L金具21は、上
面部に接続端子20を設けて、前面部に電池ユニット1
Aの切換スイッチ25を設けることができる。
【0012】複数の電池ユニット1Aは、対向面に車両
フレーム2を嵌入する案内溝14を設けることができ
る。この電池パック1は、案内溝14に車両フレーム2
を嵌入させて、簡単に、しかもかつ確実に装着できる。
さらに、電池ユニット1Aは、下部に電装部16を設け
て、この電装部16に保護回路と出力端子18を配設す
ることができる。さらに、電池パック1は、同じ形状で
ある一対の電池ユニット1Aに分割することができる。
この電池パック1は、一対の電池ユニット1Aを区別す
ることなく、簡単に脱着できる。また、一対の電池ユニ
ット1Aをバランス良く装着できる特長もある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電動車両を例示するもの
であって、本発明は電動車両を以下のものに特定しな
い。
【0014】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0015】以下、電動車両が自転車である具体例を詳
述する。ただし、本発明は電動車両を自転車に特定しな
い。電動車両には、たとえば電動バイク、遊園地で使用
される乗り物、電動車椅子等であって車両フレーム2を
有する全ての車両とすることができる。
【0016】図3ないし図5に示す電動自転車は、車両
フレーム2と、この車両フレーム2に回転できるように
装着される後輪7に内蔵されるモーター3と、このモー
ター3に電力を供給する電池パック1とを備える。車両
フレーム2は、上下方向に延長している立パイプ2Bの
下端に、前方に向かって上り勾配に傾斜するようにメイ
ンパイプ2Aを連結している。メインパイプ2Aは、ハ
ンドルパイプ2Cを先端に連結している。このハンドル
パイプ2Cに、ハンドル33を回転できるように連結し
ている。図3はダブルループ型の自転車を示している。
この自転車は、ハンドルパイプ2Cの上部と立パイプ2
Bの下部とをサブフレーム2Dで連結している。この車
両フレーム2は、細いパイプを使用して、強靭な構造に
できる。ただ、サブフレームは、必ずしも設ける必要は
ない。サブフレームのないUフレーム型の自転車は、立
パイプとハンドルパイプをメインパイプのみで連結す
る。
【0017】立パイプ2Bの下端にはクランクシャフト
4を回転できるように連結している。クランクシャフト
4は、先端にペダル5を連結しているクランクアーム4
Aを両側に互いに反対方向に延長して連結している。ク
ランクシャフト4は、スプロケット(図示せず)を固定
している。スプロケットは、チェーン6を介して後輪7
のフリーホィール(図示せず)を駆動し、フリーホィー
ルが後輪7を駆動する。
【0018】図の自転車は、モーター3を後輪7のハブ
に内蔵させている。後輪7に内蔵されるモーター3は、
直接に後輪7を駆動して、自転車を効率よく走行させ
る。ただ、モーターは、必ずしも後輪に内蔵させる必要
はない。たとえば、モーターは、クランク軸に連結する
こともできる。この自転車は、モーターがクランクシャ
フトを駆動し、これがチェーンを介して後輪を駆動す
る。さらに、自転車以外の電動車両においても、モータ
ーは必ずしも車輪に内蔵させる必要はない。モーター
は、チェーンや歯車を介して車輪を駆動することができ
るからである。
【0019】モーター3は、コントローラ(図示せず)
を介して電池パック1に接続される。コントローラは、
電池パック1からモーター3に供給する電力を制御す
る。電動自転車のコントローラは、0〜15km/時間
の速度領域にあっては、ペダル5で踏まれて後輪7を駆
動するトルクと同じトルクでモーター3が後輪7を駆動
する。速度が15km/時間を越えると、モーター3が
後輪7を駆動するトルクを次第に小さくする。自転車の
速度が24km/時間よりも速くなると、モーター3は
後輪7を駆動しなくなる。
【0020】電池パック1は、複数の電池ユニット1A
に分割される。各々の電池ユニット1Aは、二次電池1
1を内蔵している。図5の自転車は、電池パック1をふ
たつの電池ユニット1Aに分割している。ふたつの電池
ユニット1Aは、立パイプ2Bの左右に装着されて、車
両フレーム2を挟むように装着されている。ふたつの電
池ユニット1Aは、脱着できるように車両フレーム2に
装着される。さらに、各々の電池ユニット1Aは、独立
して脱着できるように車両フレーム2に装着される。図
に示すふたつの電池ユニット1Aは、外形を同じ形状と
する。さらに、ふたつの電池ユニット1Aは、内蔵する
電池の容量も同じにすることができる。図の電池パック
1は、全ての構造を全く同じとする一対の電池ユニット
1Aで構成している。この電池ユニット1Aは、車両フ
レーム2の立パイプ2Bの左右に、区別なく装着され
る。この自転車は、電池ユニット1Aを簡単に脱着でき
る。また、ふたつの電池ユニット1Aを邪魔にならない
位置に装着できる。ただ、本発明は、電池ユニット1A
を立パイプ2Bの左右に装着する構造には特定しない。
電池ユニットは、立パイプの前後に装着することもでき
るからである。また、電池ユニットが装着される車両フ
レームを立パイプに特定しない。図示しないが、電池ユ
ニットは、メインパイプの両側に装着することもでき
る。
【0021】電池ユニット1Aは、複数の二次電池11
をケース10に収納している。図6の断面図に示す電池
ユニット1Aは、10本の電池モジュール12を備え
る。電池モジュール12は、二次電池11を直列に直線
状に連結している。二次電池11は、ニッケル−水素電
池、ニッケル−カドミウム電池、リチウムイオン二次電
池等である。図の二次電池11は、円筒型電池である。
ただ、二次電池には角型電池も使用できる。さらに、図
の電池ユニット1Aは、2本の電池モジュール12を熱
収縮チューブ13等で連結して、これをケース10に内
蔵させている。
【0022】ケース10は、図6の断面図に示すよう
に、車両フレーム2を嵌入する案内溝14を対向面に設
けている。この構造の電池ユニット1Aは、安定して車
両フレーム2に装着できる。また、車両フレーム2に装
着する状態における電池パック1の幅を狭くして、容量
を大きくできる。それは、電池ユニット1Aの対向面
に、無駄な空隙ができないように、多数の電池を内蔵で
きるからである。電池ユニット1Aは、図7の概略平面
図に示すように、対向面に溝形具15を固定して案内溝
14を設けることもできる。さらに、電池ユニットは、
案内溝を設けないで車両フレームの両側に装着すること
もできる。
【0023】電池ユニット1Aは、下部に電装部16を
有する。電装部16は、電池の保護回路と出力端子18
を備える。保護回路は、電池の過充電や過放電を防止
し、さらに、電池に過大な電流が流れるときに電流を遮
断するヒューズ19等を内蔵する。図5の電池ユニット
1Aは、電装部16を上部よりも薄くして、対向面に凹
部17を設けている。凹部17にサブフレーム2Dを案
内している。出力端子18は、電装部16の下面に設け
ている。出力端子18は、バネで弾性的に上下に移動で
きる金属板である。出力端子18は、ケース10の下端
に設けた貫通孔から挿入される接続端子20の先端に弾
性的に押し付けられて、接続端子20に接続される。
【0024】電池ユニット1Aは、連結台8とロック機
構9を介して車両フレーム2に装着される。連結台8は
電池ユニット1Aの下端に連結され、ロック機構9は電
池ユニット1Aの上端に連結される。連結台8とロック
機構9は、車両フレーム2に固定され、ロック機構9と
連結台8の間に電池ユニット1Aが装着される。
【0025】連結台8は、電池ユニット1Aの出力端子
18に接続される接続端子20を有する。電池ユニット
1Aが連結台8に装着されると、接続端子20が出力端
子18に接続される。連結台8は、車両フレーム2の交
差部に固定しているL金具21で構成される。L金具2
1は、一端を立パイプ2Bに固定して、他端を立パイプ
2Bに交差して連結している。連結台8の平面図を図8
に示す。この図の連結台8は、L金具21の上面部に接
続端子20を突出して設けている。接続端子20は金属
ピンで、絶縁プレート22に固定され、この絶縁プレー
ト22をL金具21に固定している。さらに、絶縁プレ
ート22は、電池ユニット1Aの下端に突出して設けて
いる連結凸部24を案内する連結凹部23を設けてい
る。電池ユニット1Aの連結凸部24が連結台8の連結
凹部23に案内されると、電池ユニット1Aは外れない
ように連結台8に装着される。この状態で、連結台8の
接続端子20である金属ピンは、電池ユニット1Aの電
装部16の貫通孔に挿入されての出力端子18に接続さ
れる。
【0026】さらに、図の連結台8は、左右の電池ユニ
ット1Aを切り換える切換スイッチ25を設けている。
切換スイッチ25は、図9の回路図に示すように、ふた
つの電池ユニット1Aを切り換えてコントローラとモー
ター3を備える負荷に接続する。図5の切換スイッチ2
5は、左右に移動するスライドスイッチである。この切
換スイッチ25は、図に示すように左に移動して、左の
電池ユニット1Aをコントローラとモーター3からなる
負荷に接続し、右に移動して右の電池ユニット1Aを負
荷に接続する。
【0027】ふたつの電池ユニット1Aは、図10に示
すように並列に接続することもできる。この回路は、切
換スイッチを使用することなく、ふたつの電池ユニット
1Aを負荷に接続できる。さらに、図に示すように、各
々の電池ユニット1Aをダイオード26を介して負荷に
接続する回路は、電圧差のある電池ユニット1Aを接続
して、一方の電池ユニット1Aから他方の電池ユニット
1Aに電流が流れるのを阻止できる。すなわち、各々の
電池ユニット1Aは、負荷にのみ電力を供給する状態に
できる。
【0028】ロック機構9は、電池ユニット1Aの上端
部を外れないように、しかも各々の電池ユニット1Aを
独立して脱着できるように装着する。ロック機構9を、
図5の正面図と、図11と図12の断面図に示す。これ
等の図に示すロック機構9は、立パイプ2Bに固定して
いるケーシング27と、このケーシング27から弾性的
に突出する弾性係止ピン28と、この弾性係止ピン28
をケーシング27内に引き込む回動プレート29と、こ
の回動プレート29を回転させる脱着キー30とを備え
る。弾性係止ピン28は、押バネ31で図12の実線位
置まで弾性的に押し出されて、電池ユニット1Aの上端
の係止凹部32に挿入される。この状態で、電池ユニッ
ト1Aは外れないように車両フレーム2に装着される。
電池ユニット1Aを外すとき、弾性係止ピン28は、鎖
線で示す位置まで上昇される。この位置まで上昇した弾
性係止ピン28は、電池ユニット1Aの係止凹部32か
ら引き出されて、電池ユニット1Aを係止しない。
【0029】回動プレート29は、左右に回転できるよ
うにケーシング27に連結される。さらに、この回動プ
レート29は、弾性体(図示せず)でもって、図に示す
中立位置に弾性的に復帰される。回動プレート29は、
弾性係止ピン28の横アーム28Aに連結される突出ア
ーム29Aを両側に設けている。突出アーム29Aは、
回動プレート29が右または左に回転されるときに、片
方の弾性係止ピン28を横アーム28Aで押し上げる。
弾性係止ピン28が上昇されると、電池ユニット1Aの
係止凹部32を係止させない状態となり、電池ユニット
1Aを外せる状態とする。回動プレート29は、これに
脱着できるように連結される脱着キー30で左右に回転
される。回動プレート29は、特定の脱着キー30を脱
着自在に挿入するためのキー孔を中心に設けている。こ
の構造のロック機構9は、脱着キー30を挿入して、脱
着キー30を図5の矢印A又はBで示す方向に回転し
て、右又は左の電池ユニット1Aを外すことができる。
電池ユニット1Aを外さないとき、脱着キー30は回動
プレート29のキー孔から脱いておく。電池ユニット1
Aが不用意に外れないようにするためである。
【0030】
【発明の効果】本発明の電動車両は、電池ユニットを簡
単かつ容易に、しかも速やかに脱着できると共に、電池
ユニットの容量を大きくしながら、邪魔にならない位置
に装着できる特長がある。それは、本発明の電動車両
が、電池パックを複数の電池ユニットに分割しており、
複数の電池ユニットを、車両フレームを挟む状態で装着
すると共に、各々の電池ユニットを独立して脱着できる
ように装着しているからである。この構造の電動車両
は、車両フレームを挟む状態に複数の電池ユニットを装
着するので、電池ユニットを装着するための特別なスペ
ースを設けることなく、邪魔にならない位置に、簡単か
つ容易に、しかも速やかに複数の電池ユニットを脱着で
きる。さらに、このようにして電池ユニット装着する電
動車両は、従来のように、装着スペースやパイプの長さ
による制約を受けないので、電池ユニットの容量を大き
くして便利に使用できる。さらにまた、複数の電池ユニ
ットで車両フレームを挟む状態に装着する構造は、複数
の電池ユニットをバランス良く装着でき、安定して走行
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電動自転車の側面図
【図2】従来の他の電動自転車の側面図
【図3】本発明の実施例の電動車両である電動自転車の
側面図
【図4】図3に示す電動自転車の電池パックの装着部を
示す一部断面側面図
【図5】図4に示す電池パックの装着部の一部断面正面
【図6】電池パックを立パイプに装着した状態を示す一
部断面平面図
【図7】他の構造の電池パックを立パイプに装着した状
態を示す概略平面図
【図8】図3に示す電動自転車の連結台の拡大平面図
【図9】複数の電池ユニットの接続する一例を示す回路
【図10】複数の電池ユニットの他の接続例を示す回路
【図11】図3に示す電動自転車のロック機構を示す垂
直断面図
【図12】図3に示す電動自転車のロック機構を示す水
平断面図
【符号の説明】
1…電池パック 1A…電池ユニット 2…車両フレーム 2A…メインパイプ 2
B…立パイプ 2C…ハンドルパイプ 2D…サブフレーム 3…モーター 4…クランクシャフト 4A…クランクアーム 5…ペダル 6…チェーン 7…後輪 8…連結台 9…ロック機構 10…ケース 11…二次電池 12…電池モジュール 13…熱収縮チューブ 14…案内溝 15…溝形具 16…電装部 17…凹部 18…出力端子 19…ヒューズ 20…接続端子 21…L金具 22…絶縁プレート 23…連結凹部 24…連結凸部 25…切換スイッチ 26…ダイオード 27…ケーシング 28…弾性係止ピン 28A…横アーム 29…回動プレート 29A…突出アーム 30…脱着キー 31…押バネ 32…係止凹部 33…ハンドル 34…泥除け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀井 正則 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田渕 孝治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田中 輝貴 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H040 AA12 AS05 AY04 CC40 CC59 DD09 DD26

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を走行させるモーター(3)と、この
    モーター(3)に電力を供給する電池パック(1)とを備える
    電動車両において、 電池パック(1)が複数の電池ユニット(1A)に分割される
    と共に、各々の電池ユニット(1A)は二次電池(11)を内蔵
    しており、 かつ、複数の電池ユニット(1A)が車両フレーム(2)を挟
    む状態で脱着できるように装着され、なおかつ、各々の
    電池ユニット(1A)が独立して脱着できるように装着され
    てなることを特徴とする電動車両。
  2. 【請求項2】 電動車両が自転車で、複数の電池ユニッ
    ト(1A)が車両フレーム(2)の立パイプ(2B)を挟むように
    装着されてなる請求項1に記載される電動車両。
  3. 【請求項3】 複数の電池ユニット(1A)が、車両フレー
    ム(2)の左右に装着されてなる請求項1に記載される電
    動車両。
  4. 【請求項4】 電池ユニット(1A)の一端を連結する連結
    台(8)と、他端を連結するロック機構(9)とを車両フレー
    ム(2)に固定しており、ロック機構(9)と連結台(8)の間
    に電池ユニット(1A)を装着する請求項1に記載される電
    動車両。
  5. 【請求項5】 電池ユニット(1A)が連結台(8)との連結
    部に出力端子(18)を有し、連結台(8)が出力端子(18)に
    接続される接続端子(20)を有し、電池ユニット(1A)を連
    結台(8)に連結して、出力端子(18)が接続端子(20)に接
    続される請求項4に記載される電動車両。
  6. 【請求項6】 ロック機構(9)が複数の電池ユニット(1
    A)を独立して脱着するひとつの脱着キー(30)を有し、脱
    着キー(30)の回転方向で脱着する電池ユニット(1A)を選
    択して脱着する請求項4に記載される電動車両。
  7. 【請求項7】 連結台(8)が、車両フレーム(2)の交差部
    に固定しているL金具(21)である請求項4に記載される
    電動車両。
  8. 【請求項8】 連結台(8)であるL金具(21)の一端を立
    パイプ(2B)に固定し、他端を立パイプ(2B)に交差して連
    結しているメインパイプ(2A)に固定している請求項7に
    記載される電動車両。
  9. 【請求項9】 L金具(21)が上面部に接続端子(20)を有
    し、前面部に電池ユニット(1A)の切換スイッチ(25)を設
    けている請求項8に記載される電動車両。
  10. 【請求項10】 複数の電池ユニット(1A)が、対向面に
    車両フレーム(2)を嵌入する案内溝(14)を有する請求項
    1に記載される電動車両。
  11. 【請求項11】 電池ユニット(1A)が下部に電装部(16)
    を有し、この電装部(16)が保護回路と出力端子(18)を有
    する請求項1に記載される電動車両。
  12. 【請求項12】 電池パック(1)を、同じ形状である一
    対の電池ユニット(1A)に分割してなる請求項1に記載さ
    れる電動車両。
JP2001129949A 2001-04-26 2001-04-26 電動車両 Pending JP2002321675A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001129949A JP2002321675A (ja) 2001-04-26 2001-04-26 電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001129949A JP2002321675A (ja) 2001-04-26 2001-04-26 電動車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002321675A true JP2002321675A (ja) 2002-11-05

Family

ID=18978400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001129949A Pending JP2002321675A (ja) 2001-04-26 2001-04-26 電動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002321675A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079510A (ja) * 2009-09-10 2011-04-21 Makita Corp 電動車
DE102010000740A1 (de) * 2010-01-08 2011-07-14 Robert Bosch GmbH, 70469 Elektrisches Fahrrad
JP2011235749A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Makita Corp バッテリパックを電源とする電動車
CN106005224A (zh) * 2015-03-31 2016-10-12 株式会社岛野 自行车用电池架和自行车用电池单元
JP2019023075A (ja) * 2018-09-21 2019-02-14 株式会社シマノ 自転車用バッテリホルダおよび自転車用バッテリシステム
US10974604B2 (en) 2017-06-23 2021-04-13 Shimano Inc. Bicycle power supply system
US11850969B1 (en) 2022-08-23 2023-12-26 Intercontinental Mobility Company Portable motorized vehicles

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079510A (ja) * 2009-09-10 2011-04-21 Makita Corp 電動車
US8851215B2 (en) 2009-09-10 2014-10-07 Makita Corporation Electric wheeled apparatus
US9282695B2 (en) 2009-09-10 2016-03-15 Makita Corporation Electric power mower
DE102010000740A1 (de) * 2010-01-08 2011-07-14 Robert Bosch GmbH, 70469 Elektrisches Fahrrad
JP2011235749A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Makita Corp バッテリパックを電源とする電動車
CN106005224A (zh) * 2015-03-31 2016-10-12 株式会社岛野 自行车用电池架和自行车用电池单元
JP2016193629A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社シマノ 自転車用バッテリホルダおよび自転車用バッテリユニット
CN106005224B (zh) * 2015-03-31 2019-06-25 株式会社岛野 自行车用电池架和自行车用电池单元
US10513310B2 (en) 2015-03-31 2019-12-24 Shimano Inc. Bicycle battery holder and bicycle battery unit
US10974604B2 (en) 2017-06-23 2021-04-13 Shimano Inc. Bicycle power supply system
JP2019023075A (ja) * 2018-09-21 2019-02-14 株式会社シマノ 自転車用バッテリホルダおよび自転車用バッテリシステム
US11850969B1 (en) 2022-08-23 2023-12-26 Intercontinental Mobility Company Portable motorized vehicles

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100589520B1 (ko) 전기 자전거용 배터리 케이스와, 그 장착 구조물
JP4080132B2 (ja) 組電池
US6835069B2 (en) Apparatus for wiring bicycle electrical components
CA2481628C (en) Electrically powered vehicles having motor and power supply contained within wheels
JP3573723B2 (ja) 自転車用変速制御装置
KR101934399B1 (ko) 보호회로모듈과 접속 단자부를 포함하는 배터리 팩 및 이를 구비한 전기 바이크
US20050067203A1 (en) Apparatus for providing electrical signals to bicycle components
JP3395890B2 (ja) 電動補助自転車の電源用バッテリ収納構造
JP2004244018A (ja) 電動自転車
JP2006130991A (ja) 電動自転車用電池ケースの取付構造
JP2013232280A (ja) 鞍乗型車両の電池パックおよび鞍乗型車両
ATE4300T1 (de) Batterie fuer die zweiradbeleuchtung.
JP2002321675A (ja) 電動車両
JPH11129960A (ja) 電動補助車両用バッテリユニット
JPH1027629A (ja) 電動補助自転車用バッテリの放・充電構造
JP3433069B2 (ja) 電動芝刈機
TW201130711A (en) Bicycle with an electrical auxiliary drive
JP2002240765A (ja) 電動車両
JP2002170536A (ja) 電動の乗り物用の電池パック
KR20130049474A (ko) 전기 자전거
JPH05330391A (ja) 電動自転車用バッテリーケース
JP4368175B2 (ja) 電動自転車の充電設備
JP2000072070A (ja) 電動自転車
WO2020066208A1 (ja) 鞍乗型電動車両
JPH08241730A (ja) 2次電池