JP2002321062A - 溶接装置 - Google Patents
溶接装置Info
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- JP2002321062A JP2002321062A JP2001130962A JP2001130962A JP2002321062A JP 2002321062 A JP2002321062 A JP 2002321062A JP 2001130962 A JP2001130962 A JP 2001130962A JP 2001130962 A JP2001130962 A JP 2001130962A JP 2002321062 A JP2002321062 A JP 2002321062A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電流の分流防止及び溶接作業能率を向上する
ことができる溶接装置を提供することにある。 【解決手段】 分割状にかつ絶縁状態として並設される
複数枚の下電極板2…と、分割状にかつ絶縁状態として
並設されて複数枚の下電極板2…に夫々対応して対を成
す複数枚の上電極板1…と、複数枚の下電極板2…に夫
々設けられた下電極部4…と、複数枚の上電極板1…に
夫々設けられた上電極部3…とを、備える。さらに、上
電極板1・下電極板2から成る各対に対応する複数のト
ランス6…を設ける。
ことができる溶接装置を提供することにある。 【解決手段】 分割状にかつ絶縁状態として並設される
複数枚の下電極板2…と、分割状にかつ絶縁状態として
並設されて複数枚の下電極板2…に夫々対応して対を成
す複数枚の上電極板1…と、複数枚の下電極板2…に夫
々設けられた下電極部4…と、複数枚の上電極板1…に
夫々設けられた上電極部3…とを、備える。さらに、上
電極板1・下電極板2から成る各対に対応する複数のト
ランス6…を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】複数個の下電極部と複数個の上電極部を
備えた従来の溶接装置は、各下電極部が1枚の(共通
の)電極板を介してトランスに電気的に接続され、か
つ、各上電極部が1枚の(共通の)電極板を介してトラ
ンスに電気的に接続されたものであり、下電極部の上に
被溶接体を設置し、各上電極部の電極棒を順次下降させ
被溶接体に接触させて溶接する。
備えた従来の溶接装置は、各下電極部が1枚の(共通
の)電極板を介してトランスに電気的に接続され、か
つ、各上電極部が1枚の(共通の)電極板を介してトラ
ンスに電気的に接続されたものであり、下電極部の上に
被溶接体を設置し、各上電極部の電極棒を順次下降させ
被溶接体に接触させて溶接する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の溶接装置では、溶接時に於て、電流が被溶接体を伝
って他の下電極部に分流して無効電流が生じる場合があ
った。従って、被溶接体の溶接点に電流が集中せず、溶
接部の溶接強度に問題があったり、ばらつきを生じてい
た。また、トランス1台で複数打点(例えば4打点)ず
つを同時溶接すると、同時打点間の溶接電流については
個別で制御不可能であった。そのため、複数部品構成の
被溶接体では板厚違いの部品別に通電を割付し、通電回
数を増やして対応しなければならなかった。即ち、被溶
接体の板厚違いによる打ち分けが必要であり、溶接作業
能率が悪かった。
来の溶接装置では、溶接時に於て、電流が被溶接体を伝
って他の下電極部に分流して無効電流が生じる場合があ
った。従って、被溶接体の溶接点に電流が集中せず、溶
接部の溶接強度に問題があったり、ばらつきを生じてい
た。また、トランス1台で複数打点(例えば4打点)ず
つを同時溶接すると、同時打点間の溶接電流については
個別で制御不可能であった。そのため、複数部品構成の
被溶接体では板厚違いの部品別に通電を割付し、通電回
数を増やして対応しなければならなかった。即ち、被溶
接体の板厚違いによる打ち分けが必要であり、溶接作業
能率が悪かった。
【0004】そこで、本発明は、電流の分流防止及び溶
接作業能率を向上することができる溶接装置を提供する
ことを目的とする。
接作業能率を向上することができる溶接装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る溶接装置は、分割状にかつ絶縁状態
として並設される複数枚の下電極板と、分割状にかつ絶
縁状態として並設されて上記複数枚の下電極板に夫々対
応して対を成す複数枚の上電極板と、上記複数枚の下電
極板に夫々設けられた下電極部と、上記複数枚の上電極
板に夫々設けられた上電極部とを備え、さらに、上電極
板・下電極板から成る各対に対応する複数のトランスを
設け、上電極板・下電極板から成る各対を独立に通電可
能に構成したものである。
めに、本発明に係る溶接装置は、分割状にかつ絶縁状態
として並設される複数枚の下電極板と、分割状にかつ絶
縁状態として並設されて上記複数枚の下電極板に夫々対
応して対を成す複数枚の上電極板と、上記複数枚の下電
極板に夫々設けられた下電極部と、上記複数枚の上電極
板に夫々設けられた上電極部とを備え、さらに、上電極
板・下電極板から成る各対に対応する複数のトランスを
設け、上電極板・下電極板から成る各対を独立に通電可
能に構成したものである。
【0006】また、分割状にかつ絶縁状態として並設さ
れる複数枚の下電極板と、該複数枚の下電極板の全てに
対応する一枚の上電極板と、上記複数枚の下電極板に夫
々設けられた下電極部と、上記一枚の上電極板に設けら
れた複数個の上電極部とを備え、さらに、各下電極板に
対応する複数のトランスを設けて各下電極板と上記上電
極板との間を独立に通電可能に構成したものである。
れる複数枚の下電極板と、該複数枚の下電極板の全てに
対応する一枚の上電極板と、上記複数枚の下電極板に夫
々設けられた下電極部と、上記一枚の上電極板に設けら
れた複数個の上電極部とを備え、さらに、各下電極板に
対応する複数のトランスを設けて各下電極板と上記上電
極板との間を独立に通電可能に構成したものである。
【0007】また、所定複数のトランスに対して1個の
共通の溶接タイマーを設け、ゲート信号切換えすること
により、上記1個の溶接タイマーにて上記所定複数のト
ランスをタイマー制御可能としたものである。
共通の溶接タイマーを設け、ゲート信号切換えすること
により、上記1個の溶接タイマーにて上記所定複数のト
ランスをタイマー制御可能としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
づき、本発明を詳説する。
【0009】図1(要部斜視図)は、本発明に係る溶接
装置の実施の一形態を示す。この溶接装置は、分割状に
かつ絶縁状態として並設される複数枚の下電極板2…
と、分割状にかつ絶縁状態として並設される複数枚の上
電極板1…と、複数枚の下電極板2…に夫々設けられた
下電極部4…と、複数枚の上電極板1…に夫々設けられ
た上電極部(上下伸縮可能な打点ガン)3…と、を備え
ている。即ち、この溶接装置は、上型・下型とも4島に
導体分割させたものである。このとき、複数枚の上電極
板1…は、複数枚の下電極板2…に夫々対応して対を成
すよう設定されている。また、5は各下電極板2…の間
及び各上電極板1…の間に設けられた絶縁体5である。
装置の実施の一形態を示す。この溶接装置は、分割状に
かつ絶縁状態として並設される複数枚の下電極板2…
と、分割状にかつ絶縁状態として並設される複数枚の上
電極板1…と、複数枚の下電極板2…に夫々設けられた
下電極部4…と、複数枚の上電極板1…に夫々設けられ
た上電極部(上下伸縮可能な打点ガン)3…と、を備え
ている。即ち、この溶接装置は、上型・下型とも4島に
導体分割させたものである。このとき、複数枚の上電極
板1…は、複数枚の下電極板2…に夫々対応して対を成
すよう設定されている。また、5は各下電極板2…の間
及び各上電極板1…の間に設けられた絶縁体5である。
【0010】ところで、この溶接装置は、例えば、相互
に接近分離自在に少なくとも一方が昇降駆動される(図
示省略の)下ベース板と上ベース板とを有する電極型部
を備えた構造であり、下ベース板に複数枚の下電極板2
…が絶縁体5を介して着脱可能に取付けられると共に、
上ベース板に複数枚の上電極板1…が絶縁体5を介して
着脱可能に取付けられる。
に接近分離自在に少なくとも一方が昇降駆動される(図
示省略の)下ベース板と上ベース板とを有する電極型部
を備えた構造であり、下ベース板に複数枚の下電極板2
…が絶縁体5を介して着脱可能に取付けられると共に、
上ベース板に複数枚の上電極板1…が絶縁体5を介して
着脱可能に取付けられる。
【0011】また、図1と図2に示すように、上電極板
1・下電極板2から成る各対に対応する複数のトランス
6…が設けられており、各トランス6…は、上電極板1
・下電極板2から成る各対に導体7,8を介して電気的
に接続されると共に、電源に電気的に接続されている。
本実施の形態では、上電極板1・下電極板2から成る対
が4対設けられ、4対に対応する4台のトランス6…が
設けられた場合を例示している。
1・下電極板2から成る各対に対応する複数のトランス
6…が設けられており、各トランス6…は、上電極板1
・下電極板2から成る各対に導体7,8を介して電気的
に接続されると共に、電源に電気的に接続されている。
本実施の形態では、上電極板1・下電極板2から成る対
が4対設けられ、4対に対応する4台のトランス6…が
設けられた場合を例示している。
【0012】また、図2は溶接タイマー構成を示し、各
トランス6…に対応する複数個(4個)の溶接タイマー
9…が設けられている。また、10は電源と各トランス6
…との間の導体経路に設けられたサイリスターであり、
各サイリスター10…に各タイマー9…が電気的に接続さ
れている。なお、導体7,8は、上電極板1・下電極板
2に接触・離間可能としてトランス6側に設けられたコ
ンタクト導体とするのも良い。
トランス6…に対応する複数個(4個)の溶接タイマー
9…が設けられている。また、10は電源と各トランス6
…との間の導体経路に設けられたサイリスターであり、
各サイリスター10…に各タイマー9…が電気的に接続さ
れている。なお、導体7,8は、上電極板1・下電極板
2に接触・離間可能としてトランス6側に設けられたコ
ンタクト導体とするのも良い。
【0013】このように、複数枚の上電極板1…及び複
数枚の下電極板2…を絶縁状態として設けると共に、上
電極板1・下電極板2から成る各対に対応してトランス
6…、タイマー9…、サイリスター10…を設ける(4ト
ランス・4タイマー・4サイリスター構成とする)こと
により、上電極板1・下電極板2から成る各対の電流経
路が独立する。
数枚の下電極板2…を絶縁状態として設けると共に、上
電極板1・下電極板2から成る各対に対応してトランス
6…、タイマー9…、サイリスター10…を設ける(4ト
ランス・4タイマー・4サイリスター構成とする)こと
により、上電極板1・下電極板2から成る各対の電流経
路が独立する。
【0014】従って、上電極板1・下電極板2から成る
各対を独立に通電することができ、分流(無効電流)が
無くなり、完全な溶接保証ができる。また、上電極板1
・下電極板2から成る各対を同時に通電させて溶接する
4対(複数対)同時通電であっても個別(独立)に電流
制御することができ、被溶接体の板厚違いの部品打点の
打ち分けが不要となり、生産サイクルタイムを短縮する
ことができる。このとき、一対の上電極板1・下電極板
2間での溶接は必ず1打点とされている。図1と図2に
示すように、一対の上電極板1・下電極板2間に一対の
上電極部3・下電極部4のみ設けられた場合では、上電
極板1・下電極板2から成る各対の溶接は自ずと1打点
が保証される。
各対を独立に通電することができ、分流(無効電流)が
無くなり、完全な溶接保証ができる。また、上電極板1
・下電極板2から成る各対を同時に通電させて溶接する
4対(複数対)同時通電であっても個別(独立)に電流
制御することができ、被溶接体の板厚違いの部品打点の
打ち分けが不要となり、生産サイクルタイムを短縮する
ことができる。このとき、一対の上電極板1・下電極板
2間での溶接は必ず1打点とされている。図1と図2に
示すように、一対の上電極板1・下電極板2間に一対の
上電極部3・下電極部4のみ設けられた場合では、上電
極板1・下電極板2から成る各対の溶接は自ずと1打点
が保証される。
【0015】また、図3に示すように、各上電極板1…
に複数個(3個)の上電極部3…が設けられ、かつ、各
下電極板2…に複数個(3個)の下電極部4…が設けら
れた溶接装置の場合は、一対の上電極板1・下電極板2
間での溶接を1打点保証とするために(同じ島内で複数
打点同時打ちしないように)、一対の上電極板1・下電
極板2間に於て、上電極部3・下電極部4から成る対毎
に所定の順番で溶接が行われる。即ち、上電極板1の各
上電極部(打点ガン)3…の上下伸縮動作がシーケンス
制御される。
に複数個(3個)の上電極部3…が設けられ、かつ、各
下電極板2…に複数個(3個)の下電極部4…が設けら
れた溶接装置の場合は、一対の上電極板1・下電極板2
間での溶接を1打点保証とするために(同じ島内で複数
打点同時打ちしないように)、一対の上電極板1・下電
極板2間に於て、上電極部3・下電極部4から成る対毎
に所定の順番で溶接が行われる。即ち、上電極板1の各
上電極部(打点ガン)3…の上下伸縮動作がシーケンス
制御される。
【0016】ところで、図2では、トランス台数と同数
の溶接タイマー構成を説明したが、図4に示すように、
所定複数のトランス6…に対して1個の共通の溶接タイ
マー9を設け、ゲート信号切換えすることにより、1個
の溶接タイマーにて所定複数のトランス6…をタイマー
制御可能とすることもできる。
の溶接タイマー構成を説明したが、図4に示すように、
所定複数のトランス6…に対して1個の共通の溶接タイ
マー9を設け、ゲート信号切換えすることにより、1個
の溶接タイマーにて所定複数のトランス6…をタイマー
制御可能とすることもできる。
【0017】図4では、2台のトランス6,6に対して
1個の共通の溶接タイマー9を設けた場合(トランス台
数の半数の溶接タイマー構成)を例示しており、溶接タ
イマー9に組込まれているゲート信号切換部12と2個の
サイリスター10,10が電気的に接続され、1個の溶接タ
イマー9によって2台のトランス6,6をタイマー制御
するように構成している。そして、全体としては、上電
極板1・下電極板2から成る4対に対して4トランス・
2タイマー・4サイリスター構成とされている。
1個の共通の溶接タイマー9を設けた場合(トランス台
数の半数の溶接タイマー構成)を例示しており、溶接タ
イマー9に組込まれているゲート信号切換部12と2個の
サイリスター10,10が電気的に接続され、1個の溶接タ
イマー9によって2台のトランス6,6をタイマー制御
するように構成している。そして、全体としては、上電
極板1・下電極板2から成る4対に対して4トランス・
2タイマー・4サイリスター構成とされている。
【0018】このようにすれば、溶接タイマー9を大幅
に削減することができてコストダウンを図ることができ
る。また、溶接条件入力は各溶接タイマー9…について
必要であるため、4タイマーであったものが2タイマー
に減数すれば2タイマー入力で済み、入力作業を短時間
で完了することができる。
に削減することができてコストダウンを図ることができ
る。また、溶接条件入力は各溶接タイマー9…について
必要であるため、4タイマーであったものが2タイマー
に減数すれば2タイマー入力で済み、入力作業を短時間
で完了することができる。
【0019】また、図5は溶接装置の他の実施の形態を
示し、この溶接装置は、分割状にかつ絶縁状態として並
設される複数枚の下電極板2…と、複数枚の下電極板2
…の全てに対応する一枚の上電極板1と、を備えたもの
である。つまり、下型のみを4島に導体分割している。
また、複数枚の下電極板2…に夫々下電極部4…が設け
られると共に、各下電極部4…に対応する複数個の上電
極部3…が上電極板1に設けられている。さらに、各下
電極板2…に対応する複数のトランス6…が設けられ、
各トランス6は導体7,8を介して上電極板1と下電極
板2に電気的に接続される。
示し、この溶接装置は、分割状にかつ絶縁状態として並
設される複数枚の下電極板2…と、複数枚の下電極板2
…の全てに対応する一枚の上電極板1と、を備えたもの
である。つまり、下型のみを4島に導体分割している。
また、複数枚の下電極板2…に夫々下電極部4…が設け
られると共に、各下電極部4…に対応する複数個の上電
極部3…が上電極板1に設けられている。さらに、各下
電極板2…に対応する複数のトランス6…が設けられ、
各トランス6は導体7,8を介して上電極板1と下電極
板2に電気的に接続される。
【0020】また、この溶接装置の溶接タイマー構成
は、図2で説明したように、トランス台数と同数の溶接
タイマー9…を設ける場合、又は図4で説明したよう
に、所定複数のトランス6…に対して1個の溶接タイマ
ー9を設ける(例えばトランス台数の半数の溶接タイマ
ー9を設ける)場合の、どちらを採用することもでき
る。
は、図2で説明したように、トランス台数と同数の溶接
タイマー9…を設ける場合、又は図4で説明したよう
に、所定複数のトランス6…に対して1個の溶接タイマ
ー9を設ける(例えばトランス台数の半数の溶接タイマ
ー9を設ける)場合の、どちらを採用することもでき
る。
【0021】このように構成することによって、上電極
板1の分割(上型の導体分割)が不要であり、シンプル
な構造となって作製が容易となる。また、各下電極板2
…と上電極板1との間を独立に通電可能であり、分流抑
制を行うことができる。
板1の分割(上型の導体分割)が不要であり、シンプル
な構造となって作製が容易となる。また、各下電極板2
…と上電極板1との間を独立に通電可能であり、分流抑
制を行うことができる。
【0022】このとき、上電極板1と下電極板2の間で
の溶接は1打点保証とされている。即ち、同じ島内で複
数打点同時打ちをしない。図5に示すように、下電極板
2に1個の下電極部4が設けられた場合では、上電極板
1・下電極板2間での溶接は自ずと1打点が保証され
る。また、各下電極板2…に複数個の下電極部4…が設
けられ、各下電極部4…に対応する上電極部3…が上電
極板1に設けられた溶接装置(図3参照)の場合も、上
電極板1・下電極板2間での溶接動作をシーケンス制御
して1打点保証とされる。
の溶接は1打点保証とされている。即ち、同じ島内で複
数打点同時打ちをしない。図5に示すように、下電極板
2に1個の下電極部4が設けられた場合では、上電極板
1・下電極板2間での溶接は自ずと1打点が保証され
る。また、各下電極板2…に複数個の下電極部4…が設
けられ、各下電極部4…に対応する上電極部3…が上電
極板1に設けられた溶接装置(図3参照)の場合も、上
電極板1・下電極板2間での溶接動作をシーケンス制御
して1打点保証とされる。
【0023】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、図4では1個の溶接タイマー9にて2台
のトランス6,6をタイマー制御する場合を例示した
が、3台以上のトランス6…に対して1個の共通の溶接
タイマー9を設けた溶接タイマー構成とすることも可能
である。
れず、例えば、図4では1個の溶接タイマー9にて2台
のトランス6,6をタイマー制御する場合を例示した
が、3台以上のトランス6…に対して1個の共通の溶接
タイマー9を設けた溶接タイマー構成とすることも可能
である。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
に記載する効果を奏する。
【0025】(請求項1によれば)上電極板1・下電極
板2から成る各対の電流経路が独立する。従って、上電
極板1・下電極板2から成る各対を独立に通電可能であ
り、それによって分流(無効電流の発生)を防止し、溶
接点に電流を集中させて溶接する溶接保証ができる。ま
た、上電極板1・下電極板2から成る各対を同時に通電
させて溶接する複数対同時通電であっても個別(独立)
に電流制御することができ、被溶接体の板厚違いの部品
打点の打ち分けが不要となり、溶接作業能率が向上し、
生産サイクルタイムを短縮することができる。
板2から成る各対の電流経路が独立する。従って、上電
極板1・下電極板2から成る各対を独立に通電可能であ
り、それによって分流(無効電流の発生)を防止し、溶
接点に電流を集中させて溶接する溶接保証ができる。ま
た、上電極板1・下電極板2から成る各対を同時に通電
させて溶接する複数対同時通電であっても個別(独立)
に電流制御することができ、被溶接体の板厚違いの部品
打点の打ち分けが不要となり、溶接作業能率が向上し、
生産サイクルタイムを短縮することができる。
【0026】(請求項2によれば)一枚の上電極板1と
複数枚の下電極板2との間を独立に通電可能であり、分
流(無効電流の発生)を抑制することができる。また、
上電極板1の分割(上型の導体分割)が不要であるた
め、シンプルな構造となって作製が容易となる。
複数枚の下電極板2との間を独立に通電可能であり、分
流(無効電流の発生)を抑制することができる。また、
上電極板1の分割(上型の導体分割)が不要であるた
め、シンプルな構造となって作製が容易となる。
【0027】(請求項3によれば)溶接タイマー9を大
幅に削減することができ、コストダウンを図ることがで
きる。また、溶接条件入力は各溶接タイマー9…につい
て必要であるため、溶接タイマー9が減数することで入
力作業が短時間で済む(入力作業の省力化となる)。
幅に削減することができ、コストダウンを図ることがで
きる。また、溶接条件入力は各溶接タイマー9…につい
て必要であるため、溶接タイマー9が減数することで入
力作業が短時間で済む(入力作業の省力化となる)。
【図1】本発明に係る溶接装置の実施の一形態を示す要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図2】溶接タイマー構成を示す簡略構成図である。
【図3】1台のトランスに対して複数対の上下電極部を
設けた溶接装置を示す説明図である。
設けた溶接装置を示す説明図である。
【図4】溶接タイマー構成の変形例を示す簡略構成図で
ある。
ある。
【図5】下型のみを導体分割した溶接装置を示す要部斜
視図である。
視図である。
1 上電極板 2 下電極板 3 上電極部 4 下電極部 6 トランス 9 溶接タイマー
Claims (3)
- 【請求項1】 分割状にかつ絶縁状態として並設される
複数枚の下電極板2…と、分割状にかつ絶縁状態として
並設されて上記複数枚の下電極板2…に夫々対応して対
を成す複数枚の上電極板1…と、上記複数枚の下電極板
2…に夫々設けられた下電極部4…と、上記複数枚の上
電極板1…に夫々設けられた上電極部3…とを備え、さ
らに、上電極板1・下電極板2から成る各対に対応する
複数のトランス6…を設け、上電極板1・下電極板2か
ら成る各対を独立に通電可能に構成したことを特徴とす
る溶接装置。 - 【請求項2】 分割状にかつ絶縁状態として並設される
複数枚の下電極板2…と、該複数枚の下電極板2…の全
てに対応する一枚の上電極板1と、上記複数枚の下電極
板2…に夫々設けられた下電極部4…と、上記一枚の上
電極板1に設けられた複数個の上電極部3…とを備え、
さらに、各下電極板2…に対応する複数のトランス6…
を設けて各下電極板2…と上記上電極板1との間を独立
に通電可能に構成したことを特徴とする溶接装置。 - 【請求項3】 所定複数のトランス6…に対して1個の
共通の溶接タイマー9を設け、ゲート信号切換えするこ
とにより、上記1個の溶接タイマー9にて上記所定複数
のトランス6…をタイマー制御可能とした請求項1又は
2記載の溶接装置。
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JP2001130962A JP2002321062A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | 溶接装置 |
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ID=18979229
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104646813A (zh) * | 2014-06-26 | 2015-05-27 | 柳州市够旺贸易有限公司 | 点焊机 |
CN106141410A (zh) * | 2015-03-27 | 2016-11-23 | 浙江正泰电器股份有限公司 | 断路器触头系统焊接电极安装结构 |
JP2017030042A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-09 | 日本アビオニクス株式会社 | 溶接装置 |
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2001
- 2001-04-27 JP JP2001130962A patent/JP2002321062A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104646813A (zh) * | 2014-06-26 | 2015-05-27 | 柳州市够旺贸易有限公司 | 点焊机 |
CN106141410A (zh) * | 2015-03-27 | 2016-11-23 | 浙江正泰电器股份有限公司 | 断路器触头系统焊接电极安装结构 |
CN106141410B (zh) * | 2015-03-27 | 2019-02-05 | 浙江正泰电器股份有限公司 | 断路器触头系统焊接电极安装结构 |
JP2017030042A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-09 | 日本アビオニクス株式会社 | 溶接装置 |
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