JP2002321060A - 溶断装置による穿孔方法及び溶断装置 - Google Patents
溶断装置による穿孔方法及び溶断装置Info
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Abstract
に発生するスクラップのワーク内落下を、未然に防止で
きる溶断装置による穿孔方法及び溶断装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも1つの開口を有する中空形状
のワークWの側面に溶断によって開口部を穿孔する溶断
装置による穿孔方法であって、上記開口からワークW内
にエアを供給する供給するエア供給手段20及び、切断
線の沿ってワークWを溶断して開口部を穿孔するロボッ
ト31及びロボット31のアーム32に設けられたプラ
ズマトーチ33からなる溶断手段を有し、溶断手段によ
る開口部の穿孔動作終了直前にワークW内にエアを供給
してワークW内を加圧して開口部の穿孔に伴って発生す
るスクラップのワーク内への落ち込みを防止する。
Description
やレーザ溶断装置等の溶断装置による穿孔方法及び溶断
装置に関する。
イプ状の中空断面形状の部材を梯子状に互いに溶接結合
して形成されている。このフレームラダは、仕様毎に形
状等が異なり、複数の仕様に応じたフレームラダを製造
する場合には、予め各仕様に応じた形状に加工された各
部材を各仕様に従って結合して組立作製される。
から部材の種類が増加し、その加工や管理及び組立作業
が煩雑になり、効率的なフレームラダの製造に影響を及
ぼす要因となる。この対策として、仕様の相違にかかわ
らず共通形状の部材を組み立てて共通のフレームラダ組
立体を予め作製し、しかる後、各仕様の補機類等に応じ
た開口部を穿孔して各仕様のフレームラダを製造するこ
とがある。
面形状のワークに開口部を穿孔する穿孔作業は、例えば
特開平8−132242号公報に開示されるように、ロ
ボットのアーム先端にプラズマトーチを設け、予め設定
された切断線に沿って移動するプラズマトーチからのプ
ラズマ照射によって溶断加工することによって行われ
る。この溶断加工時に発生するドロスや切りくずが、ワ
ークの内側面に付着したり、熱的影響によるワークの変
形や変質等を回避するために、ワークの一端からエアを
ワーク内に吹き込み、ドロスや切りくずを排出すると共
にワークを冷却している。
クラップがワーク内に落下することがあり、このワーク
内に落下したスクラップの排出を容易にするために、予
め穿孔の際にスクラップを複数に分断している。
242号公報によると、エアをワーク内に吹き込むとに
よって、ドロスや切りくずが吹き飛ばされてワーク内側
面に付着するドロスや切りくずが抑制でき、かつワーク
を熱的影響から回避することができる。
つ湾曲部や屈曲部を有するワーク内に落下したスクラッ
プを除去する際には、その除去作業の安全を確保するた
めに溶断装置のロボットの作動範囲外において、ワーク
の温度が十分に下がった後にワークを傾けたり、或いは
専用工具を使用して取り出すことから、その作業は厄介
で多くの工数を要する。また、湾曲部や屈曲部が多く複
雑なワーク形状の場合には、専用工具の使用ができない
こともある。
目的は、中空断面形状のワークに開口部を穿孔する際に
発生するスクラップのワーク内落下が未然に防止できる
溶断装置による穿孔方法及び溶断装置を提供することに
ある。
項1に記載の溶断装置による穿孔方法の発明は、少なく
とも1つの開口を有する中空形状のワークの側面に溶断
によって開口部を穿孔する溶断装置による穿孔方法にお
いて、上記開口からワーク内にエアを供給するエア供給
手段及び切断線に沿ってワークを溶断して開口部を穿孔
する溶断手段を有し、上記溶断手段による開口部の穿孔
動作終了直前に上記エア供給手段によりワーク内にエア
を供給して加圧し、上記開口部の穿孔に伴って発生する
スクラップのワーク内への落ち込みを防止することを特
徴とする。
了直前に、エア供給手段からワーク内にエアを供給して
ワーク内を加圧することによって、ワークから分断され
たスクラップがワーク内に落ち込む不具合が未然に回避
でき、ワーク内からスクラップを除去する厄介なスクラ
ップ除去作業が不要になり、穿孔作業の簡素化及び効率
化が得られる。
装置による穿孔方法において、上記エア供給手段は、上
記ワーク内に供給されるエアが、比較的低圧に調圧され
たエアと、比較的高圧に調圧されたエアとに切り換え可
能であって、上記比較的低圧に調圧されたエアをワーク
内に供給しつつ上記溶断手段により穿孔動作し、かつ該
穿孔動作終了直前に上記比較的高圧に調圧されたエアに
切り換えてワーク内を加圧して上記開口部の穿孔に伴っ
て発生するスクラップのワーク内への落ち込みを防止す
ることを特徴とする。
え、比較的低圧に調圧されたエアをワーク内に供給しつ
つ溶断手段による開口部の穿孔動作を行うことによっ
て、溶断によって発生するドロスや切りくず等がワーク
の内側面に付着するのが回避でき、かつワークが冷却さ
れて開口部周囲の防錆油等の灼けや変形及び変質等の熱
的影響が回避される。
2の溶断装置による穿孔方法において、更に、ワークに
形成された他の開口を有し、排気ダクトにより該開口か
らワーク内のエアを排出することを特徴とする。
エアを排気ダクトにより排出することから、エア供給手
段によって供給されたエアが、ワーク内を円滑に流れ、
請求項1及び請求項2の発明の効果がより有効的に達成
できる。
いずれかの溶断装置による穿孔方法において、上記溶断
手段は、プラズマ溶断手段或いはレーザ溶断手段である
ことを特徴とする。
に限定したものであって、比較的良好な切断面が得られ
るプラズマ溶断手段或いはレーザ溶断手段により、より
良好な開口部の穿孔が得られる。
装置の発明は、少なくとも1つの開口を有する中空形状
のワークの側面に溶断によって開口部を穿孔する溶断装
置において、上記開口からワーク内にエアを供給するエ
ア供給手段と、切断線に沿ってワークを溶断して上記開
口部を穿孔する溶断手段とを備え、上記エア供給手段
は、上記溶断手段による開口部の穿孔動作終了直前にワ
ーク内にエアを供給してワーク内を加圧し、上記開口部
の穿孔に伴って発生するスクラップのワーク内への落ち
込みを防止することを特徴とする。
よって、溶断手段による開口部の穿孔動作終了直前にワ
ーク内にエアを供給することによって、ワークから分断
されたスクラップがワーク内に落ち込む不具合が未然に
回避でき、ワーク内からスクラップを除去する厄介な作
業が不要になり、穿孔作業の簡素化及び効率化が得られ
る。
おいて、上記エア供給手段は、上記ワーク内に供給する
エアを、比較的低圧に調圧されたエアと、比較的高圧に
調圧されたエアとに切り換えるエア切換手段を有し、上
記比較的低圧に調圧されたエアをワーク内に供給しつつ
上記溶断手段により穿孔動作し、かつ該穿孔動作終了直
前に上記比較的高圧に調圧されたエアに切り換えてワー
ク内を加圧して上記開口部の穿孔に伴って発生するスク
ラップのワーク内への落ち込みを防止することを特徴と
する。
に加え、比較的低圧に調圧されたエアをワーク内に供給
しつつ溶断手段により開口部の穿孔動作を行うことによ
って、溶断によって発生するドロスや切りくず等がワー
クの内側面へ付着するのが回避でき、かつワークが冷却
されて開口部周囲の防錆油等の灼けや変形及び変質等の
熱的影響を回避することができる。
よる穿孔方法及び溶断装置の実施の形態を、ワークが両
端が開放された角パイプ形状である場合を例に図によっ
て説明する。
図2はその側面図である。符号10は、ベースであっ
て、ベース10上にその長手方向に沿ってワークWを所
定位置にクランプ及びアンクランプする複数のクランプ
装置11が設けられている。各クランプ装置11は、ベ
ース10に設けられた受駒11aと、この受駒11aと
協働してワークWをクランプする規制駒11bと、規制
駒11bをクランプ位置とアンクランプ位置との間で移
動させるエアシリンダ11cによって構成されている。
設けられている。リフタ12はシリンダによって昇降す
るローラ12aを有し、ローラ12aの上昇によって搬
入されて来たワークWを搬入装置(図示せず)から受け
取り、下降することによってワークWをクランプ装置1
1の受駒11a上に載置する。また、再び上昇するロー
ラ12aによって加工が終了したワークWを上昇させて
搬出装置(図示せず)に受け渡すことによってワークW
を次の工程に搬出するように構成されている。
のA部拡大図を示すように、ブラケット13によってワ
ークWの長手方向の位置を規制する位置規制装置14が
配設されている。位置規制装置14は、エアシリンダ1
4aの伸縮によってワークWの延在方向に沿って略水平
に往復動するワークプッシャ14bと、ワークプッシャ
14b上に立設されてワークWの一方の端部Waに当接
する規制駒14cを有している。
出口21が取り付けられ、エア供給源からエア供給回路
22を介して調圧されたエアをワークWの端部Waの開
口からワークW内に吹き込むと共に、ワークWの他方の
端部Wb側の開口からワークW内をエアを排出する排気
ダクト29が設けられている。
ア供給源23から主弁24を介して供給されるエアを、
エア低圧回路26及びエア高圧回路27に切り換えるエ
ア切換手段であるエア切換弁25を有している。エア低
圧回路26は比較的低圧にエアを調圧する圧力調整弁2
6a及び可変絞り弁26bを介してシャトル弁28に接
続される一方、エア高圧回路27は比較的高圧にエアを
調圧する圧力調整弁27a及び可変絞り弁27bを介し
てシャトル弁28に接続され、シャトル弁28はエア低
圧回路26からのエア及びエア高圧回路27からのエア
を吹出口21に供給するように構成されている。
導入されたエアは、エア切換弁25によってエア低圧回
路26或いはエア高圧回路27に切換導入され、エア低
圧回路26側に導入されたエアは圧力調整弁26aによ
って比較的低圧に調圧されてシャトル弁28のエア高圧
回路27側を閉鎖すると共に、吹出口21から比較的低
圧に調圧されたエアがワークW内に吹き込まれる。一
方、エア高圧回路27側にエア切換弁25からエアが導
入されると、エアは圧力調整弁27aによって比較的高
圧に調圧されてシャトル弁28のエア高圧回路26側を
閉鎖すると共に、比較的高圧に調圧されたエアが吹出口
21からワークW内に吹き出しワークWを加圧する。
4、エア供給手段20の作動は孔明け工程制御ユニット
30により行われる。
れるプラズマ溶断手段或いはレーザ溶断手段等の溶断手
段、本実施の形態ではプラズマ溶断手段となるロボット
31が設置され、ロボット31のアーム32の先端32
aにプラズマトーチ33が保持されている。ロボット3
1の旋回、回転、移動等の運動はロボット制御ユニット
35によって制御され、プラズマトーチ32のプラズマ
照射及び停止等はプラズマ制御ユニット36によって作
動制御される。
る。
置によって孔明け工程に搬送されて図2に二点鎖線で示
すように溶断装置1の上方にワークWが搬送されて来る
と、孔明け工程制御ユニット30からの信号によって、
各リフタ12のローラ12aが上昇して搬入装置からワ
ークWを受け取って保持する。次に各ローラ12aを下
降させてローラ12aに保持されたワークWを実線で示
すように、各クランプ装置11の受駒11a上に載置し
て受け渡し、各ローラ12aはワークWから離れて待機
する。
が確認されると、位置規制装置14のエアシリンダ14
aが作動してワークプッシャ14bと規制駒14cで、
ワークWの長手方向の位置が予め設定された正規位置に
なるようワークWの端部Waを押動して規定駒14cに
よって位置規制する。長手方向の位置が決められると、
各クランプ装置11の規制駒11bをエアシリンダ11
cにより作動させ、受駒11aと規制駒11bによって
ワークWを正規位置にクランプして固定する。
置に固定されると、孔明け工程制御ユニット30からロ
ボット31の作動を制御するロボット制御ユニット35
に信号が送られ、待機位置からロボット31が旋回し
て、アーム32の先端32aに支持されたプラズマトー
チ33をワークWの側面に予め設定された所定の穿孔開
始位置aにセットする(図5参照)。
制御ユニット30は、エア供給手段20のエア供給回路
22に配設された主弁24を図4に示す閉鎖状態から開
放状態に切り換え、エア供給源23からのエアをエア切
換弁25からエア低圧回路26に導入し、圧力調整弁2
6aによって比較的低圧に調圧してシャトル弁28を介
して吹出口21からワークWの端部WaからワークW内
に吹き込むと共に、排気ダクト29によってワークW内
のエアを排出させてワークW内を比較的低圧のエアを流
通させる。なお。この時エア低圧回路26から供給され
るエア圧によって図4に示すようにシャトル弁28のエ
ア高圧回路27の端部は閉鎖される。
ットされ、かつエア供給手段20の吹出口21からのエ
ア吹き出しが確認されると、孔明け工程制御ユニット3
0からプラズマ制御ユニット36に信号が送られ、プラ
ズマトーチ33からのプラズマ照射が開始される。
で示すように、ロボット制御ユニット35に予め記憶さ
れた穿孔すべき開口部Hの輪郭、即ち切断線hの位置及
び形状等の切断データに基づくロボット31のアーム3
2の先端32aの動作によって、プラズマ照射が切断線
hに沿って移動して開口部Hを穿孔するように動作す
る。穿孔動作が開口部Hの穿孔終了直前、即ちプラズマ
トーチ33からのプラズマ照射位置が穿孔開始位置aの
近接位置であるエア切換位置bに達すると、孔明け工程
制御ユニット30からの信号によって、エア切換弁25
が切り換えられてエア低圧回路26へのエア供給が停止
し、エア高圧回路27にエア供給源23からのエアが導
入され、比較的高圧に調圧されたエアが吹出口21から
ワークW内に供給されてワークW内が加圧される。この
開口部Hの穿孔の際のプラズマの照射位置、照射開始時
間、照射強さはロボット制御ユニット35との信号交換
によってプラズマ制御ユニット36によって行われる。
に、吹出口21から比較的低圧のエアがワークW内に供
給されると共に排気ダクト29によってワークW内のエ
アが排出され、ワークWの内部をエアが円滑に誘導され
て流れており、プラズマ溶断によって発生するドロスや
切りくずは、エアによって吹き飛ばされてワークWの側
内面への付着が回避できる。また、プラズマ溶断される
周囲は吹き込まれて流動するエアにより裏面から冷やさ
れ、開口部H周囲及び対向する壁面の防錆油等の灼けや
変形及び変質等の熱的影響が回避される。また、エア供
給量が比較的少なくプラズマ溶断への影響が回避され、
良好に切断される。特に排気ダクト29によりワークW
内のエアを排出することによってワークWに湾曲や折曲
部等、或いは複雑な形状であってもワークW内のエアが
円滑に誘導されて流れ、上記エアの供給による効果が確
保できる。
置bに溶断位置が達し、開口部Hの穿孔によるスクラッ
プSがワークWから分断される直前に、比較的高圧に調
整されたエアに切り換えられて吹出口21からワークW
内に比較的高圧なエアが吹き付け供給されてワークW内
が加圧され、その比較的高圧に調圧されたエアによりワ
ークWから分断されたスクラップSが図5(b)のよう
に開口部HよりワークWの外方に吹き出され、スクラッ
プSがワークW内に落ち込む不具合が有効的に回避され
る。
からの比較的低圧に調整されたエアの吹き出しから、比
較的高圧に調整されたエア吹き出しへの切り換えタイミ
ングは、ワークWのサイズ、開口部Hの穿孔位置、冷却
手段20の配管長等の条件によって異なるが、例えば図
6に実験結果を示すように、穿孔動作終了の前、例えば
スクラップSの分断の0.2秒前であるとプラズマ溶断
に影響を与え、かつスクラップSが未だ接続された状態
でスクラップSが押し出された変形状態でプラズマ溶断
がなされ、良好な切断面が得られなかった。
高圧のエアに切り換えると、プラズマ溶断への影響が回
避されて良好な切断面が得られ、かつスクラップSがワ
ークWの外方に吹き出されてスクラップSのワークW内
への落ち込みが有効的に回避されることが確認された。
り換えると、分離されたスクラップSがワークW内に落
ち込むことがあることが確認された。同様に穿孔動作終
了0.1秒後にエアを切り換えると、分離されたスクラ
ップSがワークW内への落ち込むことがあることが確認
された。
制御ユニット30からプラズマ制御ユニット36に信号
が送られ、プラズマトーチ33からのプラズマ照射が停
止され、ロボット31を旋回して元の待機位置に戻り待
機する。一方、エア供給手段20の吹出口21からのエ
ア吹き出しを停止し、位置規制装置14のエアシリンダ
14aによりワークプッシャ14b及び規制駒14cを
後退させる。
1cにより規制駒11bを作動させてワークWをアンク
ランプし、しかる後、リフト12のローラ12aを上昇
させて受駒11a上のワークWを押し上げ、搬出装置に
受け渡して次の工程に搬出し、ローラ12aを下降させ
て次のワークWの開口部Hの穿孔作業に備える。
部Hの穿孔加工の開始に先行して、吹出口21から比較
的低圧のエアをワークW内に流動させることによって、
プラズマ溶断によって発生するドロスや切りくず等は、
エアによって吹き飛ばされてワークWの内側面への付着
が回避でき、かつ吹き込まれたエアによりワークWが冷
やされて熱的影響が回避されると共に、穿孔動作終了直
前に、高圧に調整されたエアに切り換えて吹出口21か
らワークW内に吹き付けることによって、ワークWから
分断されたスクラップSがワークW内に落ち込む不具合
が未然に回避されて厄介なスクラップSの除去作業が不
要になり、穿孔作業の簡素化及び効率化が得られる。
クW内に比較的低圧に調圧したエア及び比較的高圧に調
整したエアを切り換え供給する簡単なエア供給手段20
を設置することから、従来の溶断装置を大きく変更する
ことなく、設置スペースが小さく、少ない設備投資によ
って有効的にスクラップSのワークW内への落ち込みを
未然に防止することができ、かつ消耗品がなくランニン
グコストが抑制されることと相俟って、中空閉断面形状
のワークの穿孔作業の効率化に大きく貢献できる。
ることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能である。例えば上記実施の形態では、プラズマ溶断手
段により開口部を穿設したが、レーザ溶断手段を使用す
ることも可能であり、また、他の溶断装置を使用するこ
とも可能である。更に、開口部を穿設するワークは、角
パイプ形状に限らず他の筒形状、袋形状、箱形状等の他
の中空断面形状を有するワークに開口部を穿孔すること
も可能である。
断装置によると、中空断面形状のワークに開口部を穿孔
する際に、溶断手段による開口部の穿孔動作終了直前
に、エア供給手段からワーク内にエアを供給してワーク
内を加圧することによって、ワークから分断されたスク
ラップがワーク内に落ち込む不具合が未然に回避でき、
ワークからスクラップを除去する厄介な作業が不要にな
り、穿孔作業の簡素化及び効率化が得られる。
の実施の形態を説明するプラズマ溶断加工装置の平面説
明図である。
る。
動作説明図であり、(a)は開口部穿孔前のワークを示
し、(b)は開口部穿孔直後の状態を示す説明図であ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも1つの開口を有する中空形状
のワークの側面に溶断によって開口部を穿孔する溶断装
置による穿孔方法において、 上記開口からワーク内にエアを供給するエア供給手段及
び切断線に沿ってワークを溶断して開口部を穿孔する溶
断手段を有し、 上記溶断手段による開口部の穿孔動作終了直前に上記エ
ア供給手段によりワーク内にエアを供給して加圧し、上
記開口部の穿孔に伴って発生するスクラップのワーク内
への落ち込みを防止することを特徴とする溶断装置によ
る穿孔方法。 - 【請求項2】 上記エア供給手段は、上記ワーク内に供
給されるエアが、比較的低圧に調圧されたエアと、比較
的高圧に調圧されたエアとに切り換え可能であって、 上記比較的低圧に調圧されたエアをワーク内に供給しつ
つ上記溶断手段により穿孔動作し、かつ該穿孔動作終了
直前に上記比較的高圧に調圧されたエアに切り換えてワ
ーク内を加圧して上記開口部の穿孔に伴って発生するス
クラップのワーク内への落ち込みを防止することを特徴
とする請求項1に記載の溶断装置による穿孔方法。 - 【請求項3】 更に、ワークに形成された他の開口を有
し、排気ダクトにより該開口からワーク内のエアを排出
することを特徴とする請求項1または2に記載の溶断装
置による穿孔方法。 - 【請求項4】 上記溶断手段は、プラズマ溶断手段或い
はレーザ溶断手段であることを特徴とする請求項1〜3
のいずれかに記載の溶断装置による穿孔方法。 - 【請求項5】 少なくとも1つの開口を有する中空形状
のワークの側面に溶断によって開口部を穿孔する溶断装
置において、 上記開口からワーク内にエアを供給するエア供給手段
と、 切断線に沿ってワークを溶断して上記開口部を穿孔する
溶断手段とを備え、 上記エア供給手段は、 上記溶断手段による開口部の穿孔動作終了直前にワーク
内にエアを供給してワーク内を加圧し、上記開口部の穿
孔に伴って発生するスクラップのワーク内への落ち込み
を防止することを特徴とする溶断装置。 - 【請求項6】 上記エア供給手段は、上記ワーク内に供
給するエアを、比較的低圧に調圧されたエアと、比較的
高圧に調圧されたエアとに切り換えるエア切換手段を有
し、 上記比較的低圧に調圧されたエアをワーク内に供給しつ
つ上記溶断手段により穿孔動作し、かつ該穿孔動作終了
直前に上記比較的高圧に調圧されたエアに切り換えてワ
ーク内を加圧して上記開口部の穿孔に伴って発生するス
クラップのワーク内への落ち込みを防止することを特徴
とする請求項5に記載の溶断装置。
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- 2001-04-23 JP JP2001124340A patent/JP4860050B2/ja not_active Expired - Fee Related
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