JP2002320960A - 多段式水処理装置 - Google Patents
多段式水処理装置Info
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- JP2002320960A JP2002320960A JP2001132230A JP2001132230A JP2002320960A JP 2002320960 A JP2002320960 A JP 2002320960A JP 2001132230 A JP2001132230 A JP 2001132230A JP 2001132230 A JP2001132230 A JP 2001132230A JP 2002320960 A JP2002320960 A JP 2002320960A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 要求される水質の処理水を得るための水処理
装置を小さなスペース内に容易にかつ安価に組み立てる
ことができ、しかも、要求水質の変更にも容易に対応す
ることができる、比較的少量の水処理に用いて最適な水
処理装置を提供する。 【解決手段】 水処理材が充填された複数のカートリッ
ジと、該複数のカートリッジを直列に連接した状態で収
納する筒状ハウジングを有し、一のカートリッジの出口
部と、隣接するカートリッジの入口部が水密的に接続可
能に構成されていることを特徴とする多段式水処理装
置。
装置を小さなスペース内に容易にかつ安価に組み立てる
ことができ、しかも、要求水質の変更にも容易に対応す
ることができる、比較的少量の水処理に用いて最適な水
処理装置を提供する。 【解決手段】 水処理材が充填された複数のカートリッ
ジと、該複数のカートリッジを直列に連接した状態で収
納する筒状ハウジングを有し、一のカートリッジの出口
部と、隣接するカートリッジの入口部が水密的に接続可
能に構成されていることを特徴とする多段式水処理装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段式水処理装置
に関し、とくに、一つの筒状ハウジング内に複数の水処
理用カートリッジを収納し、要求水質に応じた処理水を
容易に得ることができるとともに要求水質の変更にも容
易に対応できるようにした、比較的少量の水処理に用い
て最適な多段式水処理装置に関する。
に関し、とくに、一つの筒状ハウジング内に複数の水処
理用カートリッジを収納し、要求水質に応じた処理水を
容易に得ることができるとともに要求水質の変更にも容
易に対応できるようにした、比較的少量の水処理に用い
て最適な多段式水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】研究室等で行われる水処理においては、
処理水量は比較的少量である場合が多いが、処理水の水
質を研究目的等に応じて容易に変更できることが要求さ
れる。また、大量処理の本格設備ではないため、設置に
要する費用も極力低くできることが望まれる。
処理水量は比較的少量である場合が多いが、処理水の水
質を研究目的等に応じて容易に変更できることが要求さ
れる。また、大量処理の本格設備ではないため、設置に
要する費用も極力低くできることが望まれる。
【0003】たとえば、研究室で純水を得る場合には、
まず活性炭カートリッジを内蔵したフィルタハウジング
で処理することにより水道水中の残留塩素を除去し、次
いでそこからの流出水を、たとえばカチオン交換樹脂と
アニオン交換樹脂の混合イオン交換樹脂を充填したカー
トリッジ式純水装置で処理することにより水中のイオン
等の塩類を除去し、次いでそこからの流出水をフィルタ
材を内蔵したフィルタハウジングで処理することにより
微粒子を除去するようにしている。
まず活性炭カートリッジを内蔵したフィルタハウジング
で処理することにより水道水中の残留塩素を除去し、次
いでそこからの流出水を、たとえばカチオン交換樹脂と
アニオン交換樹脂の混合イオン交換樹脂を充填したカー
トリッジ式純水装置で処理することにより水中のイオン
等の塩類を除去し、次いでそこからの流出水をフィルタ
材を内蔵したフィルタハウジングで処理することにより
微粒子を除去するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な水処理には以下のような問題点がある。すなわち、残
留塩素を除去するための活性炭カートリッジを内蔵した
フィルタハウジング、イオン等の塩類を除去するための
混合イオン交換樹脂を充填したカートリッジ式純水装
置、微粒子を除去するためのフィルタ材を内蔵したフィ
ルタハウジングを、それぞれ用意し、これらを所定の順
に配管で接続して目標とする水処理装置に組み立てなけ
ればならない。したがって、各機器を接続するための配
管工事が必要になるため、設備費全体として高価になる
という問題、水処理装置を組み立てるために比較的大き
な設置スペースが要求され、狭い研究室等では設置が困
難になることがあるという問題がある。さらに、原水の
性状が変動する場合や、処理水の水質を変更したい場合
には、各機器の仕様を変えたり配管を変更したりするた
めの改造工事が必要となり、容易に対応できない。
な水処理には以下のような問題点がある。すなわち、残
留塩素を除去するための活性炭カートリッジを内蔵した
フィルタハウジング、イオン等の塩類を除去するための
混合イオン交換樹脂を充填したカートリッジ式純水装
置、微粒子を除去するためのフィルタ材を内蔵したフィ
ルタハウジングを、それぞれ用意し、これらを所定の順
に配管で接続して目標とする水処理装置に組み立てなけ
ればならない。したがって、各機器を接続するための配
管工事が必要になるため、設備費全体として高価になる
という問題、水処理装置を組み立てるために比較的大き
な設置スペースが要求され、狭い研究室等では設置が困
難になることがあるという問題がある。さらに、原水の
性状が変動する場合や、処理水の水質を変更したい場合
には、各機器の仕様を変えたり配管を変更したりするた
めの改造工事が必要となり、容易に対応できない。
【0005】そこで本発明の課題は、このような問題点
に着目し、要求される水質の処理水を得るための水処理
装置を小さなスペース内に容易にかつ安価に組み立てる
ことができ、しかも、要求水質の変更にも容易に対応す
ることができる、比較的少量の水処理に用いて最適な水
処理装置を提供することにある。
に着目し、要求される水質の処理水を得るための水処理
装置を小さなスペース内に容易にかつ安価に組み立てる
ことができ、しかも、要求水質の変更にも容易に対応す
ることができる、比較的少量の水処理に用いて最適な水
処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る多段式水処理装置は、水処理材が充填
された複数のカートリッジと、該複数のカートリッジを
直列に連接した状態で収納する筒状ハウジングを有し、
一のカートリッジの出口部と、隣接するカートリッジの
入口部が水密的に接続可能に構成されていることを特徴
とするものからなる。
に、本発明に係る多段式水処理装置は、水処理材が充填
された複数のカートリッジと、該複数のカートリッジを
直列に連接した状態で収納する筒状ハウジングを有し、
一のカートリッジの出口部と、隣接するカートリッジの
入口部が水密的に接続可能に構成されていることを特徴
とするものからなる。
【0007】この多段式水処理装置においては、筒状ハ
ウジング内に収納される各カートリッジは、実質的に同
一形状に形成されていることが好ましい。また、直列に
連接される複数のカートリッジにおいては、一のカート
リッジの出口部と、隣接するカートリッジの入口部が水
密的に接続可能に構成されるが、とくに、一のカートリ
ッジの出口部と、隣接するカートリッジの入口部が、シ
ール材(たとえば、Oリング)を介して互いに嵌合しあ
う形状に形成されていることが好ましい。さらに、カー
トリッジ内に充填される水処理材が粒体等の流動の可能
性があるものの場合には、カートリッジの入出口部に、
通水性の流出防止材(たとえば、流出防止フィルタ)を
設けておくことが好ましい。
ウジング内に収納される各カートリッジは、実質的に同
一形状に形成されていることが好ましい。また、直列に
連接される複数のカートリッジにおいては、一のカート
リッジの出口部と、隣接するカートリッジの入口部が水
密的に接続可能に構成されるが、とくに、一のカートリ
ッジの出口部と、隣接するカートリッジの入口部が、シ
ール材(たとえば、Oリング)を介して互いに嵌合しあ
う形状に形成されていることが好ましい。さらに、カー
トリッジ内に充填される水処理材が粒体等の流動の可能
性があるものの場合には、カートリッジの入出口部に、
通水性の流出防止材(たとえば、流出防止フィルタ)を
設けておくことが好ましい。
【0008】水処理材の充填に関しては、個々のカート
リッジには同一種の水処理材を充填しておき、連接され
る複数のカートリッジに対しては複数種の水処理材が使
用される形態とすることができる。これによって、一つ
の筒状ハウジング内に、種類の異なる水処理材を充填し
たカートリッジが、所定の順序で複数配置されることに
なる。ただし、本発明は、同一種の水処理材を充填した
カートリッジを複数連接する形態を排除するものではな
く、必要に応じてこのような形態を採用してもよい。
リッジには同一種の水処理材を充填しておき、連接され
る複数のカートリッジに対しては複数種の水処理材が使
用される形態とすることができる。これによって、一つ
の筒状ハウジング内に、種類の異なる水処理材を充填し
たカートリッジが、所定の順序で複数配置されることに
なる。ただし、本発明は、同一種の水処理材を充填した
カートリッジを複数連接する形態を排除するものではな
く、必要に応じてこのような形態を採用してもよい。
【0009】個々のカートリッジに充填される水処理材
としては、たとえば、活性炭、カチオン交換樹脂、アニ
オン交換樹脂、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂の
混合イオン交換樹脂、フィルタ材等を使用でき、使用す
る水処理材およびそれらの組み合わせについては、処理
水の要求水質や原水の性状に応じて適宜選択することが
できる。また、得ようとする処理水の種類、たとえば、
通常の純水、高純水、軟水、飲料水等に応じて、水処理
材の種類やグレード、組み合わせ、連接段数等を適宜設
定あるいは変更できる。
としては、たとえば、活性炭、カチオン交換樹脂、アニ
オン交換樹脂、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂の
混合イオン交換樹脂、フィルタ材等を使用でき、使用す
る水処理材およびそれらの組み合わせについては、処理
水の要求水質や原水の性状に応じて適宜選択することが
できる。また、得ようとする処理水の種類、たとえば、
通常の純水、高純水、軟水、飲料水等に応じて、水処理
材の種類やグレード、組み合わせ、連接段数等を適宜設
定あるいは変更できる。
【0010】筒状ハウジングについては、複数のカート
リッジを直列に連接した状態で収納できるものである限
り特に限定はないが、該筒状ハウジングを、後述の実施
態様に示すように、同方向に延びる原水流入口と処理水
流出口が設けられている構造、たとえば、ハウジング上
面に原水流入口と処理水流出口がともに設けられている
構造に構成しておけば、研究室等の狭いスペースしか得
られない場所にあっても、本水処理装置への配管やチュ
ーブを容易に接続できるようになる。
リッジを直列に連接した状態で収納できるものである限
り特に限定はないが、該筒状ハウジングを、後述の実施
態様に示すように、同方向に延びる原水流入口と処理水
流出口が設けられている構造、たとえば、ハウジング上
面に原水流入口と処理水流出口がともに設けられている
構造に構成しておけば、研究室等の狭いスペースしか得
られない場所にあっても、本水処理装置への配管やチュ
ーブを容易に接続できるようになる。
【0011】このような本発明に係る多段式水処理装置
においては、一つの筒状ハウジング内に、所定の水処理
材がすべて、つまり、目標とする水処理に必要とされる
水処理材を充填した複数のカートリッジがすべて、所定
の接続順に連接された状態で収納され、この筒状ハウジ
ング内への通水によって、目標とする水処理が筒状ハウ
ジング内のみで完了されることになり、要求される水質
の処理水が得られることになる。
においては、一つの筒状ハウジング内に、所定の水処理
材がすべて、つまり、目標とする水処理に必要とされる
水処理材を充填した複数のカートリッジがすべて、所定
の接続順に連接された状態で収納され、この筒状ハウジ
ング内への通水によって、目標とする水処理が筒状ハウ
ジング内のみで完了されることになり、要求される水質
の処理水が得られることになる。
【0012】したがって、従来のような複数の機器の配
管による接続や、それによる装置全体の組み立て、設置
工事は不要になり、極めて簡単に、目標とする水処理装
置が完成されることになる。その結果、水処理装置に要
する設備費は大幅に低減され、設置スペースも極めて小
さくなる。
管による接続や、それによる装置全体の組み立て、設置
工事は不要になり、極めて簡単に、目標とする水処理装
置が完成されることになる。その結果、水処理装置に要
する設備費は大幅に低減され、設置スペースも極めて小
さくなる。
【0013】また、筒状ハウジング内に収納されるカー
トリッジは、その個数や連接順序、充填する水処理材の
種類やグレード等を、実質的に任意に選択できるから、
要求水質や水処理の種類、原水の性状に応じて、容易に
最適な組み合わせや連接形態に設定できる。さらに、そ
れらの変更も容易に行うことができるから、原水の性状
が変動したり、要求水質が変更された場合にも、容易に
対応できる。
トリッジは、その個数や連接順序、充填する水処理材の
種類やグレード等を、実質的に任意に選択できるから、
要求水質や水処理の種類、原水の性状に応じて、容易に
最適な組み合わせや連接形態に設定できる。さらに、そ
れらの変更も容易に行うことができるから、原水の性状
が変動したり、要求水質が変更された場合にも、容易に
対応できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照して説明する。図1ないし図3は、
本発明の一実施態様に係る多段式水処理装置を示してい
る。図1は、筒状ハウジング内に収納されるカートリッ
ジの一つを示している。カートリッジ1は、たとえば円
筒状のものに形成され、その内部に水処理材2が充填さ
れている。水処理材しては、前述の如く、活性炭、カチ
オン交換樹脂、アニオン交換樹脂、カチオン交換樹脂と
アニオン交換樹脂の混合イオン交換樹脂、フィルタ材等
から選ばれたものが使用される。
形態を、図面を参照して説明する。図1ないし図3は、
本発明の一実施態様に係る多段式水処理装置を示してい
る。図1は、筒状ハウジング内に収納されるカートリッ
ジの一つを示している。カートリッジ1は、たとえば円
筒状のものに形成され、その内部に水処理材2が充填さ
れている。水処理材しては、前述の如く、活性炭、カチ
オン交換樹脂、アニオン交換樹脂、カチオン交換樹脂と
アニオン交換樹脂の混合イオン交換樹脂、フィルタ材等
から選ばれたものが使用される。
【0015】カートリッジ1の上下は、上蓋3と下蓋4
によって閉じられており、本実施態様では、下蓋4に被
処理水の入口部5が、上蓋3に処理水の出口部6が設け
られている。また、内部に充填されている水処理材2の
流出を防止するために、上記入口部5および出口部6に
対してそれぞれ、筒状の流出防止用フィルタ7、8が設
けられている。各流出防止用フィルタ7、8の一端側
は、盲板9によって封止されており、水は筒状の流出防
止用フィルタ7、8を通して流入出できるようになって
いる。
によって閉じられており、本実施態様では、下蓋4に被
処理水の入口部5が、上蓋3に処理水の出口部6が設け
られている。また、内部に充填されている水処理材2の
流出を防止するために、上記入口部5および出口部6に
対してそれぞれ、筒状の流出防止用フィルタ7、8が設
けられている。各流出防止用フィルタ7、8の一端側
は、盲板9によって封止されており、水は筒状の流出防
止用フィルタ7、8を通して流入出できるようになって
いる。
【0016】上記入口部5と出口部6は、図2に示すよ
うに複数のカートリッジ1が直列に連接されるとき、互
いに嵌合し合うことができるように形成されている。嵌
合部には、本実施態様では入口部5の外周上に、両者の
水密的な接続を可能とするシール材としてのOリング1
0が装着されている。
うに複数のカートリッジ1が直列に連接されるとき、互
いに嵌合し合うことができるように形成されている。嵌
合部には、本実施態様では入口部5の外周上に、両者の
水密的な接続を可能とするシール材としてのOリング1
0が装着されている。
【0017】上記のように直列に連接された複数のカー
トリッジ1が、図3に示すように筒状ハウジング11内
に収納される。図3に示す例では、3個のカートリッジ
1が図の上下方向に直列に連接されている。筒状ハウジ
ング11は、本実施態様では、本体筒12と、その上部
に装着されるキャップ13からなり、キャップ13はO
リング14を介してシールされた状態で本体筒12に装
着され、外周側から締結バンド15で固定されるように
なっている。キャップ13には、その上面に、同方向に
延びる原水(被処理水)流入口16と処理水流出口17
がともに設けられており、上方から原水流入口16を通
して流入した原水(たとえば、水道水)は、処理水流出
口17を通して上方へと流出されるようになっている。
筒状ハウジング11内では、図3に矢印で示すように、
原水流入口16から流入した原水が筒状ハウジング11
の内面に沿って底部まで流下し、最下部に配置されたカ
ートリッジ1の入口部5から該カートリッジ1内に流入
し、連接された各カートリッジ1を次々と通過した後、
最上部のカートリッジ1の出口部6、処理水流出口17
を通して排出される。
トリッジ1が、図3に示すように筒状ハウジング11内
に収納される。図3に示す例では、3個のカートリッジ
1が図の上下方向に直列に連接されている。筒状ハウジ
ング11は、本実施態様では、本体筒12と、その上部
に装着されるキャップ13からなり、キャップ13はO
リング14を介してシールされた状態で本体筒12に装
着され、外周側から締結バンド15で固定されるように
なっている。キャップ13には、その上面に、同方向に
延びる原水(被処理水)流入口16と処理水流出口17
がともに設けられており、上方から原水流入口16を通
して流入した原水(たとえば、水道水)は、処理水流出
口17を通して上方へと流出されるようになっている。
筒状ハウジング11内では、図3に矢印で示すように、
原水流入口16から流入した原水が筒状ハウジング11
の内面に沿って底部まで流下し、最下部に配置されたカ
ートリッジ1の入口部5から該カートリッジ1内に流入
し、連接された各カートリッジ1を次々と通過した後、
最上部のカートリッジ1の出口部6、処理水流出口17
を通して排出される。
【0018】なお、カートリッジ1内に充填される水処
理材が流出のおそれのないものの場合、たとえば筒状に
成形されたフィルタ材の場合には、図1に示した流出防
止フィルタ7、8を省略することが可能である。この場
合、たとえばカートリッジ1の内部に、成形された筒状
のフィルタ材18を、図4に示すように収納すればよ
い。
理材が流出のおそれのないものの場合、たとえば筒状に
成形されたフィルタ材の場合には、図1に示した流出防
止フィルタ7、8を省略することが可能である。この場
合、たとえばカートリッジ1の内部に、成形された筒状
のフィルタ材18を、図4に示すように収納すればよ
い。
【0019】図3に示すように直列に連接される複数の
カートリッジ1には、目標とする水処理に応じて充填す
る水処理材2を適宜選択できる。たとえば一般的な純水
を得る場合には、連接されたカートリッジ1のうちの処
理方向上流側のものから順に、活性炭、カチオン交換樹
脂とアニオン交換樹脂の混合イオン交換樹脂、フィルタ
材をそれぞれ充填すればよい。また、カートリッジ1の
数を4個とし、活性炭、カチオン交換樹脂、アニオン交
換樹脂、フィルタ材の順に充填することもできる。さら
にカートリッジ1の個数を増やしてもよい。
カートリッジ1には、目標とする水処理に応じて充填す
る水処理材2を適宜選択できる。たとえば一般的な純水
を得る場合には、連接されたカートリッジ1のうちの処
理方向上流側のものから順に、活性炭、カチオン交換樹
脂とアニオン交換樹脂の混合イオン交換樹脂、フィルタ
材をそれぞれ充填すればよい。また、カートリッジ1の
数を4個とし、活性炭、カチオン交換樹脂、アニオン交
換樹脂、フィルタ材の順に充填することもできる。さら
にカートリッジ1の個数を増やしてもよい。
【0020】また、より高純水を得る場合には、たとえ
ば、活性炭、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂の混
合イオン交換樹脂、カートリッジポリシャーを構成可能
なイオン交換樹脂(前記カチオン交換樹脂とアニオン交
換樹脂の混合イオン交換樹脂よりもさらにグレードの高
い樹脂層〔たとえば、グレードの高いカチオン交換樹脂
とアニオン交換樹脂を1:1に混合したもの〕)、フィ
ルタ材の順に充填することができる。
ば、活性炭、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂の混
合イオン交換樹脂、カートリッジポリシャーを構成可能
なイオン交換樹脂(前記カチオン交換樹脂とアニオン交
換樹脂の混合イオン交換樹脂よりもさらにグレードの高
い樹脂層〔たとえば、グレードの高いカチオン交換樹脂
とアニオン交換樹脂を1:1に混合したもの〕)、フィ
ルタ材の順に充填することができる。
【0021】また、軟水を得る場合には、活性炭、カチ
オン交換樹脂、フィルタ材の順に充填すればよい。さら
に飲料水を得る場合には、活性炭、フィルタ材の実質的
に二段の形態で充填することが可能である。
オン交換樹脂、フィルタ材の順に充填すればよい。さら
に飲料水を得る場合には、活性炭、フィルタ材の実質的
に二段の形態で充填することが可能である。
【0022】このように、要求仕様に応じて任意の充
填、配列形態を採ることが可能であり、単に、必要な水
処理材を充填したカートリッジ1を容易して所望の順に
連接するだけで、自由に設定できる。
填、配列形態を採ることが可能であり、単に、必要な水
処理材を充填したカートリッジ1を容易して所望の順に
連接するだけで、自由に設定できる。
【0023】また、原水の性状が変動したり、要求処理
が変更されたりして、上記カートリッジ連接の形態を変
更する必要が生じた場合にも、筒状ハウジング11を開
けて、収納するカートリッジ1の連接形態を変更するだ
けで済むから、極めて容易に対応できる。
が変更されたりして、上記カートリッジ連接の形態を変
更する必要が生じた場合にも、筒状ハウジング11を開
けて、収納するカートリッジ1の連接形態を変更するだ
けで済むから、極めて容易に対応できる。
【0024】上記のように、必要とされる水処理材を充
填した複数のカートリッジ1が一つの筒状ハウジング1
1内に収納され、目標とする水処理がこの筒状ハウジン
グ11のみで完了するので、多数の機器を配管接合等に
よって組み立てる必要がなくなる。したがって、本発明
に係る多段式水処理装置全体として小型の装置に構成で
き、狭いスペースにも容易に設置可能になるとともに、
配管工事等が不要になることから、設備費が大幅に低減
される。また、原水流入口16と処理水流出口17が同
方向に向けられているので、それらへの配管やチューブ
の接続も容易に行われる。
填した複数のカートリッジ1が一つの筒状ハウジング1
1内に収納され、目標とする水処理がこの筒状ハウジン
グ11のみで完了するので、多数の機器を配管接合等に
よって組み立てる必要がなくなる。したがって、本発明
に係る多段式水処理装置全体として小型の装置に構成で
き、狭いスペースにも容易に設置可能になるとともに、
配管工事等が不要になることから、設備費が大幅に低減
される。また、原水流入口16と処理水流出口17が同
方向に向けられているので、それらへの配管やチューブ
の接続も容易に行われる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多段
式水処理装置によれば、要求される水質の処理水を得る
ための水処理装置を小さなスペース内に容易にかつ安価
に組み立てることができ、かつ、原水の性状の変動や要
求水質の変更、処理内容の変更にも容易に対応すること
ができる。したがって、この本発明に係る多段式水処理
装置は、研究室等、比較的少量の水処理を行う場合に、
極めて有用な手段となる。
式水処理装置によれば、要求される水質の処理水を得る
ための水処理装置を小さなスペース内に容易にかつ安価
に組み立てることができ、かつ、原水の性状の変動や要
求水質の変更、処理内容の変更にも容易に対応すること
ができる。したがって、この本発明に係る多段式水処理
装置は、研究室等、比較的少量の水処理を行う場合に、
極めて有用な手段となる。
【図1】本発明の一実施態様に係る多段式水処理装置の
カートリッジの縦断面図である。
カートリッジの縦断面図である。
【図2】図1のカートリッジを連接した状態を示す概略
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】図1のカートリッジを複数筒状ハウジングに収
納した多段式水処理装置の概略縦断面図である。
納した多段式水処理装置の概略縦断面図である。
【図4】水処理材として筒状に成形されたフィルタ材を
用いる場合のカートリッジの縦断面図である。
用いる場合のカートリッジの縦断面図である。
1 カートリッジ 2 水処理材 3 上蓋 4 下蓋 5 入口部 6 出口部 7、8 流出防止用フィルタ 9 盲板 10 シール材としてのOリング 11 筒状ハウジング 12 本体筒 13 キャップ 14 Oリング 15 締結バンド 16 原水流入口 17 処理水流出口 18 筒状のフィルタ材
Claims (6)
- 【請求項1】 水処理材が充填された複数のカートリッ
ジと、該複数のカートリッジを直列に連接した状態で収
納する筒状ハウジングを有し、一のカートリッジの出口
部と、隣接するカートリッジの入口部が水密的に接続可
能に構成されていることを特徴とする多段式水処理装
置。 - 【請求項2】 各カートリッジが実質的に同一形状に形
成されている、請求項1の多段式水処理装置。 - 【請求項3】 一のカートリッジの出口部と、隣接する
カートリッジの入口部が、シール材を介して互いに嵌合
しあう形状に形成されている、請求項1または2の多段
式水処理装置。 - 【請求項4】 複数種の水処理材が前記複数のカートリ
ッジに充填されており、個々のカートリッジには同一種
の水処理材が充填されている、請求項1ないし3のいず
れかに記載の多段式水処理装置。 - 【請求項5】 個々のカートリッジに充填される水処理
材が、活性炭、カチオン交換樹脂、アニオン交換樹脂、
カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂の混合イオン交換
樹脂、フィルタ材から選ばれたものからなる、請求項1
ないし4のいずれかに記載の多段式水処理装置。 - 【請求項6】 前記筒状ハウジングに、同方向に延びる
原水流入口と処理水流出口が設けられている、請求項1
ないし5のいずれかに記載の多段式水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
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-
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- 2001-04-27 JP JP2001132230A patent/JP2002320960A/ja active Pending
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