JP2002319483A - 高周波複合加熱装置 - Google Patents
高周波複合加熱装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒータ部のみ外部電源と蓄電器とを切り替え
て電力を供給するとともに、蓄電器の周辺回路である昇
圧器等を必要としないローコストなヒータ加熱および高
周波加熱の同時加熱可能な高周波複合加熱装置を提供す
る。 【解決手段】 電波放射部11と、ヒータ部14と、蓄
電器2と、電波放射部11による高周波加熱、ヒータ部
14によるヒータ加熱および蓄電器2への蓄電を制御す
る加熱制御部1とを備える高周波複合加熱装置100に
おいて、電力変換部10へは外部電源9からの電力を供
給しかつ蓄電器2からの電力を供給させない高周波加熱
用リレー8と、ヒータ部14へは外部電源9または蓄電
器2からの電力を供給する放電用リレー13およびヒー
タ加熱用リレー15とを備え、蓄電器2へは高周波加熱
およびヒータ加熱が行われていないときに外部電源9か
ら電力を供給して充電してなる。
て電力を供給するとともに、蓄電器の周辺回路である昇
圧器等を必要としないローコストなヒータ加熱および高
周波加熱の同時加熱可能な高周波複合加熱装置を提供す
る。 【解決手段】 電波放射部11と、ヒータ部14と、蓄
電器2と、電波放射部11による高周波加熱、ヒータ部
14によるヒータ加熱および蓄電器2への蓄電を制御す
る加熱制御部1とを備える高周波複合加熱装置100に
おいて、電力変換部10へは外部電源9からの電力を供
給しかつ蓄電器2からの電力を供給させない高周波加熱
用リレー8と、ヒータ部14へは外部電源9または蓄電
器2からの電力を供給する放電用リレー13およびヒー
タ加熱用リレー15とを備え、蓄電器2へは高周波加熱
およびヒータ加熱が行われていないときに外部電源9か
ら電力を供給して充電してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波加熱を行う
電波放射部、ヒータ加熱を行うヒータ部および蓄電器を
備える高周波複合加熱装置に関する。
電波放射部、ヒータ加熱を行うヒータ部および蓄電器を
備える高周波複合加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波加熱とヒータ加熱の同時加熱に関
する従来技術として、特開平6−20773が開示され
ている。これは、電源として外部電源と蓄電池とを備
え、切り替え部によって、外部電源の電力を電力変換部
またはヒータ部のいずれか一方に供給し、蓄電池の電力
を他方に供給するというものである。図7は、この回路
構成の一例を示す回路図であって、外部電源9と蓄電池
2の切り替えは切り替え部16によってなされ、蓄電池
2には、その周辺回路として、電源トランス20、ヒー
タ用電流整流器21、昇圧器17が設けられている。こ
れによれば、外部電源9の電流容量に制限されることな
く、高周波加熱とヒータ加熱の同時加熱を行うことがで
き、調理の高速化が可能となるとともに調理の仕上がり
具合を向上させることができる。
する従来技術として、特開平6−20773が開示され
ている。これは、電源として外部電源と蓄電池とを備
え、切り替え部によって、外部電源の電力を電力変換部
またはヒータ部のいずれか一方に供給し、蓄電池の電力
を他方に供給するというものである。図7は、この回路
構成の一例を示す回路図であって、外部電源9と蓄電池
2の切り替えは切り替え部16によってなされ、蓄電池
2には、その周辺回路として、電源トランス20、ヒー
タ用電流整流器21、昇圧器17が設けられている。こ
れによれば、外部電源9の電流容量に制限されることな
く、高周波加熱とヒータ加熱の同時加熱を行うことがで
き、調理の高速化が可能となるとともに調理の仕上がり
具合を向上させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術では、外部電源と蓄電池との電力の切り替え部
16が必要であってその分コストアップとなり、また、
蓄電池2の周辺回路として電源トランス20、ヒータ用
電力整流器21および昇圧器17が必要であってその分
コストアップになるとともに、電源トランスの2次側、
ヒータ用電力整流器21、充電器5、昇圧器の1次側は
低電圧であるため同一の電力を流すためには大電流を必
要とするため、その間での電力損失が大きく、ヒータ用
電力整流器21等の各素子での発熱が大きくなって大き
な放熱器や冷却ファンが必要であるという問題点があ
る。
従来技術では、外部電源と蓄電池との電力の切り替え部
16が必要であってその分コストアップとなり、また、
蓄電池2の周辺回路として電源トランス20、ヒータ用
電力整流器21および昇圧器17が必要であってその分
コストアップになるとともに、電源トランスの2次側、
ヒータ用電力整流器21、充電器5、昇圧器の1次側は
低電圧であるため同一の電力を流すためには大電流を必
要とするため、その間での電力損失が大きく、ヒータ用
電力整流器21等の各素子での発熱が大きくなって大き
な放熱器や冷却ファンが必要であるという問題点があ
る。
【0004】本発明は、このような状況を鑑みてなされ
たもので、ヒータ部のみ外部電源と蓄電器とを切り替え
て電力を供給することによって切り替え部を不要とする
とともに、蓄電器の周辺回路である昇圧部等を必要とし
ないローコストで同時加熱可能な高周波複合加熱装置を
提供することを課題とする。
たもので、ヒータ部のみ外部電源と蓄電器とを切り替え
て電力を供給することによって切り替え部を不要とする
とともに、蓄電器の周辺回路である昇圧部等を必要とし
ないローコストで同時加熱可能な高周波複合加熱装置を
提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る高周波複合加熱装置は、次のような手
段を採用する。
め、本発明に係る高周波複合加熱装置は、次のような手
段を採用する。
【0006】本発明の第1の要旨は、電源から供給され
る電力を高周波電力に変換する電力変換部を有し、この
電力変換部の出力による高周波電力を加熱室内に放射す
る電波放射部と、電源から供給される電力によって発生
させた熱エネルギーを加熱室内に放射するヒータ部と、
電源から供給される電力を蓄電する蓄電器と、電波放射
部による高周波加熱、ヒータ部によるヒータ加熱および
蓄電器への蓄電を制御する加熱制御部とを備える高周波
複合加熱装置において、電力変換部へは外部電源からの
電力を供給しかつ蓄電器からの電力を供給させない第1
のスイッチ部と、ヒータ部へは外部電源または蓄電器か
らの電力を供給する第2のスイッチ部とを備え、蓄電器
へは高周波加熱およびヒータ加熱が行われていないとき
に外部電源から電力を供給して充電することを特徴とす
る高周波複合加熱装置に関する。
る電力を高周波電力に変換する電力変換部を有し、この
電力変換部の出力による高周波電力を加熱室内に放射す
る電波放射部と、電源から供給される電力によって発生
させた熱エネルギーを加熱室内に放射するヒータ部と、
電源から供給される電力を蓄電する蓄電器と、電波放射
部による高周波加熱、ヒータ部によるヒータ加熱および
蓄電器への蓄電を制御する加熱制御部とを備える高周波
複合加熱装置において、電力変換部へは外部電源からの
電力を供給しかつ蓄電器からの電力を供給させない第1
のスイッチ部と、ヒータ部へは外部電源または蓄電器か
らの電力を供給する第2のスイッチ部とを備え、蓄電器
へは高周波加熱およびヒータ加熱が行われていないとき
に外部電源から電力を供給して充電することを特徴とす
る高周波複合加熱装置に関する。
【0007】本発明の第1の要旨によれば、第1のスイ
ッチ部で電力変換部へは外部電源からの電力が供給され
かつ蓄電器からの電力が供給されず、第2のスイッチ部
でヒータ部へは外部電源または蓄電器からの電力が供給
され、切り替え部を必要としないため、高周波加熱とヒ
ータ加熱との同時加熱が外部電源の電源容量に制限され
ないで行え調理を高速化させるとともに調理の仕上がり
具合を向上させることがローコストで実現される。ま
た、蓄電器へは高周波加熱およびヒータ加熱が行われて
いないときに外部電源から充電されるため、蓄電器の充
電がスピードアップされる。
ッチ部で電力変換部へは外部電源からの電力が供給され
かつ蓄電器からの電力が供給されず、第2のスイッチ部
でヒータ部へは外部電源または蓄電器からの電力が供給
され、切り替え部を必要としないため、高周波加熱とヒ
ータ加熱との同時加熱が外部電源の電源容量に制限され
ないで行え調理を高速化させるとともに調理の仕上がり
具合を向上させることがローコストで実現される。ま
た、蓄電器へは高周波加熱およびヒータ加熱が行われて
いないときに外部電源から充電されるため、蓄電器の充
電がスピードアップされる。
【0008】本発明の第2の要旨は、蓄電器は電気2重
層コンデンサであることを特徴とする第1の要旨の高周
波複合加熱装置に関する。
層コンデンサであることを特徴とする第1の要旨の高周
波複合加熱装置に関する。
【0009】本発明の第2の要旨によれば、蓄電器とし
て電気2重層コンデンサが用いられるため、大電流の充
放電が可能とされるとともに蓄電器が高寿命化される。
また、静電容量が一定であるために蓄電器の蓄電量と電
圧との関係が容易に求められる。
て電気2重層コンデンサが用いられるため、大電流の充
放電が可能とされるとともに蓄電器が高寿命化される。
また、静電容量が一定であるために蓄電器の蓄電量と電
圧との関係が容易に求められる。
【0010】本発明の第3の要旨は、蓄電器の電圧は1
40V以下であることを特徴とする第2の要旨の高周波
複合加熱装置に関する。
40V以下であることを特徴とする第2の要旨の高周波
複合加熱装置に関する。
【0011】本発明の第3の要旨によれば、蓄電器(電
気2重層コンデンサ)の電圧を140V以下とすること
によって、過電流によるヒータ部の損傷が防止される。
気2重層コンデンサ)の電圧を140V以下とすること
によって、過電流によるヒータ部の損傷が防止される。
【0012】本発明の第4の要旨は、蓄電器の初期電圧
を検知する検知手段を備え、加熱制御部は、検知された
蓄電器の初期電圧からヒータ部へ供給する所要電力量を
満たす通電時間を求め、この通電時間蓄電器の電力をヒ
ータ部へ供給することを特徴とする第1〜3のいずれか
の要旨の高周波複合加熱装置に関する。
を検知する検知手段を備え、加熱制御部は、検知された
蓄電器の初期電圧からヒータ部へ供給する所要電力量を
満たす通電時間を求め、この通電時間蓄電器の電力をヒ
ータ部へ供給することを特徴とする第1〜3のいずれか
の要旨の高周波複合加熱装置に関する。
【0013】本発明の第4の要旨によれば、検知手段で
検知された蓄電器の初期電圧に基づいて所要電力量を満
たす通電時間が求められ、この求められた通電時間蓄電
器の電力がヒータ部へ供給される。
検知された蓄電器の初期電圧に基づいて所要電力量を満
たす通電時間が求められ、この求められた通電時間蓄電
器の電力がヒータ部へ供給される。
【0014】本発明の第5の要旨は、加熱制御部は、蓄
電器の初期電圧とヒータ部へ供給する所要電力量とから
電力供給中における電圧降下量とそのときの通電時間を
求め、電圧降下量が所定電圧以下になるときの通電時間
経過後に第2のスイッチ部を制御してヒータ部へ供給す
る電源を蓄電器から外部電源に切り替えることを特徴と
する第4の要旨の高周波複合加熱装置に関する。
電器の初期電圧とヒータ部へ供給する所要電力量とから
電力供給中における電圧降下量とそのときの通電時間を
求め、電圧降下量が所定電圧以下になるときの通電時間
経過後に第2のスイッチ部を制御してヒータ部へ供給す
る電源を蓄電器から外部電源に切り替えることを特徴と
する第4の要旨の高周波複合加熱装置に関する。
【0015】本発明の第5の要旨によれば、蓄電器の初
期電圧とヒータ部へ供給する所要電力量とから電力供給
中における電圧降下量とそのときの通電時間が求めら
れ、この求められた電圧降下量が所定電圧以下になると
きの通電時間経過後にヒータ部へ供給する電源が蓄電器
から外部電源に切り替えられる。
期電圧とヒータ部へ供給する所要電力量とから電力供給
中における電圧降下量とそのときの通電時間が求めら
れ、この求められた電圧降下量が所定電圧以下になると
きの通電時間経過後にヒータ部へ供給する電源が蓄電器
から外部電源に切り替えられる。
【0016】本発明の第6の要旨は、蓄電器の初期電圧
を検知する検知手段を備え、加熱制御部は、蓄電器の電
力をヒータ部に供給している間蓄電器の電圧を検知する
ことによって所要電力量をヒータ部に供給することを特
徴とする第1〜3のいずれかの要旨の高周波複合加熱装
置に関する。
を検知する検知手段を備え、加熱制御部は、蓄電器の電
力をヒータ部に供給している間蓄電器の電圧を検知する
ことによって所要電力量をヒータ部に供給することを特
徴とする第1〜3のいずれかの要旨の高周波複合加熱装
置に関する。
【0017】本発明の第6の要旨によれば、蓄電器の電
力をヒータ部に供給している間蓄電器の電圧が検知さ
れ、この検知された電圧に基づいて所要電力量がヒータ
部に供給される。
力をヒータ部に供給している間蓄電器の電圧が検知さ
れ、この検知された電圧に基づいて所要電力量がヒータ
部に供給される。
【0018】本発明の第7の要旨は、加熱制御部は、蓄
電器の電圧が所定電圧以下になったときに第2のスイッ
チ部を制御してヒータ部へ供給する電源を蓄電器から外
部電源に切り替えることを特徴とする第5の要旨の高周
波複合加熱装置に関する。
電器の電圧が所定電圧以下になったときに第2のスイッ
チ部を制御してヒータ部へ供給する電源を蓄電器から外
部電源に切り替えることを特徴とする第5の要旨の高周
波複合加熱装置に関する。
【0019】本発明の第7の要旨によれば、蓄電器の電
力をヒータ部に供給している間蓄電器の電圧が検知さ
れ、この検知された電圧が所定電圧以下になったときに
ヒータ部へ供給する電源が蓄電器から外部電源に切り替
えられる。
力をヒータ部に供給している間蓄電器の電圧が検知さ
れ、この検知された電圧が所定電圧以下になったときに
ヒータ部へ供給する電源が蓄電器から外部電源に切り替
えられる。
【0020】本発明の第8の要旨は、加熱制御部は、蓄
電器の電圧が所定電圧以上の場合には第2のスイッチ部
を制御して通電率を下げることを特徴とする第4〜7の
いずれかの要旨の高周波複合加熱装置に関する。
電器の電圧が所定電圧以上の場合には第2のスイッチ部
を制御して通電率を下げることを特徴とする第4〜7の
いずれかの要旨の高周波複合加熱装置に関する。
【0021】本発明の第8の要旨によれば、蓄電器の電
圧が所定電圧以上のときには通電率が下げられ、過電力
によるヒータ部の破損が防止される。
圧が所定電圧以上のときには通電率が下げられ、過電力
によるヒータ部の破損が防止される。
【0022】本発明の第9の要旨は、加熱制御部は、高
周波加熱およびヒータ加熱の同時加熱が行われていると
きに、ヒータ部へ供給される電力の電源を、第2のスイ
ッチ部を制御して、高周波加熱が行われているときまた
は蓄電器の電圧が所定電圧以上であるときには蓄電器を
選択し、高周波加熱が終了しかつ蓄電器の電圧が所定電
圧以下であるときには外部電源を選択することを特徴と
する第4〜8の要旨の高周波複合加熱装置に関する。
周波加熱およびヒータ加熱の同時加熱が行われていると
きに、ヒータ部へ供給される電力の電源を、第2のスイ
ッチ部を制御して、高周波加熱が行われているときまた
は蓄電器の電圧が所定電圧以上であるときには蓄電器を
選択し、高周波加熱が終了しかつ蓄電器の電圧が所定電
圧以下であるときには外部電源を選択することを特徴と
する第4〜8の要旨の高周波複合加熱装置に関する。
【0023】本発明の第9の要旨によれば、ヒータ部へ
供給される電力の電源は、高周波加熱が行われていると
きまたは蓄電器の電圧が所定電圧以上であるときには蓄
電器が選択され、高周波加熱が終了しかつ蓄電器の電圧
が所定電圧以下であるときには外部電源が選択されるた
め、高周波加熱とヒータ加熱との同時加熱においてヒー
タ加熱の効率が向上される。
供給される電力の電源は、高周波加熱が行われていると
きまたは蓄電器の電圧が所定電圧以上であるときには蓄
電器が選択され、高周波加熱が終了しかつ蓄電器の電圧
が所定電圧以下であるときには外部電源が選択されるた
め、高周波加熱とヒータ加熱との同時加熱においてヒー
タ加熱の効率が向上される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る高周波複合加
熱装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
熱装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】図1〜図3は、本発明に係る高周波複合加
熱装置の実施の形態(1)を説明するものである。
熱装置の実施の形態(1)を説明するものである。
【0026】図1は、本発明に係る高周波複合加熱装置
の一例を示す回路図である。高周波複合加熱装置100
は、高周波放射部による高周波加熱、ヒータ部によるヒ
ータ加熱および蓄電器の蓄電を制御する加熱制御部1、
外部電源より充電器を介して充電される蓄電器2、充電
器と蓄電器とを電気的にオンオフする充電用リレー3、
外部電源(交流)から供給される電力を整流する整流器
4、蓄電器2の電圧を検知しながら所定電圧になるまで
定電流で蓄電器2を充電する充電器5、加熱制御部1に
高周波加熱の加熱命令を送信する高周波加熱スイッチ
6、加熱制御部1にヒータ加熱の加熱命令を送信するヒ
ータ加熱スイッチ7、整流器4と電力変換部とを電気的
にオンオフする高周波加熱用リレー8(第1のスイッチ
部)、外部電源9(商用電源等)、外部電源9から供給
される電力を高周波電力に変換する電力変換部10、電
力変換部10の出力による高周波電力を加熱室内(図示
しない)に放射する高周波放射部11、加熱制御部1に
高周波加熱またはヒータ加熱の停止命令を送信する停止
スイッチ12、蓄電器2とヒータ部とを電気的にオンオ
フする放電用リレー13(第2のスイッチ部)、加熱室
内(図示しない)に熱エネルギーを放射するヒータ部1
4および外部電源9とヒータ部14とを電気的にオンオ
フするヒータ加熱用リレー15(第2のスイッチ部)と
から構成されている。
の一例を示す回路図である。高周波複合加熱装置100
は、高周波放射部による高周波加熱、ヒータ部によるヒ
ータ加熱および蓄電器の蓄電を制御する加熱制御部1、
外部電源より充電器を介して充電される蓄電器2、充電
器と蓄電器とを電気的にオンオフする充電用リレー3、
外部電源(交流)から供給される電力を整流する整流器
4、蓄電器2の電圧を検知しながら所定電圧になるまで
定電流で蓄電器2を充電する充電器5、加熱制御部1に
高周波加熱の加熱命令を送信する高周波加熱スイッチ
6、加熱制御部1にヒータ加熱の加熱命令を送信するヒ
ータ加熱スイッチ7、整流器4と電力変換部とを電気的
にオンオフする高周波加熱用リレー8(第1のスイッチ
部)、外部電源9(商用電源等)、外部電源9から供給
される電力を高周波電力に変換する電力変換部10、電
力変換部10の出力による高周波電力を加熱室内(図示
しない)に放射する高周波放射部11、加熱制御部1に
高周波加熱またはヒータ加熱の停止命令を送信する停止
スイッチ12、蓄電器2とヒータ部とを電気的にオンオ
フする放電用リレー13(第2のスイッチ部)、加熱室
内(図示しない)に熱エネルギーを放射するヒータ部1
4および外部電源9とヒータ部14とを電気的にオンオ
フするヒータ加熱用リレー15(第2のスイッチ部)と
から構成されている。
【0027】図2は、本発明に係る高周波複合加熱装置
100の加熱制御のフローチャートである。なお、以下
の制御はCPUを含む加熱制御部1によって行われるも
のである。最初に、高周波複合加熱装置100は、外部
電源9(例えば商用電源)に電気的に接続(プラグイ
ン)される。このとき各リレー3、8、13、15の初
期設定はオフの状態である。次に、蓄電器2の電圧検知
手段(図示しない)によって蓄電器2の初期電圧が検知
される(S1)。蓄電器2の電圧が設定値(例えば12
0V)以下のときには充電用リレー3をオンする(S
2)。そして、蓄電器2が外部電源9より充電器5を介
して充電され、この充電電圧が設定値以上になれば充電
用リレー3をオフして充電が完了する(S3)。
100の加熱制御のフローチャートである。なお、以下
の制御はCPUを含む加熱制御部1によって行われるも
のである。最初に、高周波複合加熱装置100は、外部
電源9(例えば商用電源)に電気的に接続(プラグイ
ン)される。このとき各リレー3、8、13、15の初
期設定はオフの状態である。次に、蓄電器2の電圧検知
手段(図示しない)によって蓄電器2の初期電圧が検知
される(S1)。蓄電器2の電圧が設定値(例えば12
0V)以下のときには充電用リレー3をオンする(S
2)。そして、蓄電器2が外部電源9より充電器5を介
して充電され、この充電電圧が設定値以上になれば充電
用リレー3をオフして充電が完了する(S3)。
【0028】高周波加熱は、高周波加熱スイッチ6のプ
ッシュ状態を判断して(S4)、高周波加熱スイッチ6
のプッシュを検知すると充電用リレー3をオフするとと
もに高周波加熱用リレーをオンして(S5)、外部電源
9より電力が整流器4および電力変換部10を介して電
波放射部11に供給されて高周波電波(例えばマイクロ
波)が加熱室内に放射されることによって行われる。ま
た、高周波加熱は、加熱制御部1に格納されている動作
プログラムが終了するか、或いは停止スイッチ12がプ
ッシュされるまで実行され、高周波加熱の終了または停
止スイッチのプッシュの検知を判断して(S6)、高周
波加熱の終了または停止スイッチのプッシュを検知した
ときには高周波電波加熱用リレー8をオフして(S
7)、これによって高周波加熱を終了する。
ッシュ状態を判断して(S4)、高周波加熱スイッチ6
のプッシュを検知すると充電用リレー3をオフするとと
もに高周波加熱用リレーをオンして(S5)、外部電源
9より電力が整流器4および電力変換部10を介して電
波放射部11に供給されて高周波電波(例えばマイクロ
波)が加熱室内に放射されることによって行われる。ま
た、高周波加熱は、加熱制御部1に格納されている動作
プログラムが終了するか、或いは停止スイッチ12がプ
ッシュされるまで実行され、高周波加熱の終了または停
止スイッチのプッシュの検知を判断して(S6)、高周
波加熱の終了または停止スイッチのプッシュを検知した
ときには高周波電波加熱用リレー8をオフして(S
7)、これによって高周波加熱を終了する。
【0029】ヒータ加熱は、ヒータ加熱スイッチ7のプ
ッシュ状態を判断して(S8)、ヒータ加熱スイッチ7
のプッシュを検知すると、さらに電圧検知手段(図示し
ない)によって蓄電器2の電圧を検知して(S9)、蓄
電器2の電圧が設定値(例えば100V)以上のときに
は、充電用リレー3をオフし、放電用リレー13をオン
し、ヒータ加熱用リレー15をオフして(S10)、蓄
電器2の電力がヒータ部14に供給されることによって
行われ、蓄電器2の電圧が設定値(例えば100V)以
下のときには、充電用リレー3をオフし、放電用リレー
13をオフし、ヒータ加熱用リレー15をオンして(S
11)、外部電源9の電力がヒータ部14に供給される
ことによって行われる。また、ヒータ加熱は、加熱制御
部1に格納されている動作プログラムが終了するか、或
いは停止スイッチ12がプッシュされるまで実行され、
高周波加熱の終了または停止スイッチのプッシュの検知
を判断して(S12)、高周波加熱の終了または停止ス
イッチのプッシュを検知したときには放電用リレー13
またはヒータ加熱用リレー15をオフして(S13)、
これによってヒータ加熱を終了する。
ッシュ状態を判断して(S8)、ヒータ加熱スイッチ7
のプッシュを検知すると、さらに電圧検知手段(図示し
ない)によって蓄電器2の電圧を検知して(S9)、蓄
電器2の電圧が設定値(例えば100V)以上のときに
は、充電用リレー3をオフし、放電用リレー13をオン
し、ヒータ加熱用リレー15をオフして(S10)、蓄
電器2の電力がヒータ部14に供給されることによって
行われ、蓄電器2の電圧が設定値(例えば100V)以
下のときには、充電用リレー3をオフし、放電用リレー
13をオフし、ヒータ加熱用リレー15をオンして(S
11)、外部電源9の電力がヒータ部14に供給される
ことによって行われる。また、ヒータ加熱は、加熱制御
部1に格納されている動作プログラムが終了するか、或
いは停止スイッチ12がプッシュされるまで実行され、
高周波加熱の終了または停止スイッチのプッシュの検知
を判断して(S12)、高周波加熱の終了または停止ス
イッチのプッシュを検知したときには放電用リレー13
またはヒータ加熱用リレー15をオフして(S13)、
これによってヒータ加熱を終了する。
【0030】ここで、ヒータ加熱は、例えば蓄電器2の
電圧が120Vのときは、100Vのときと比べて1.
44倍のパワーアップとなる。
電圧が120Vのときは、100Vのときと比べて1.
44倍のパワーアップとなる。
【0031】なお、蓄電器2としては、電気2重層コン
デンサが好適に用いられる。電気2重層コンデンサは、
大電流の充放電が可能であるとともに高寿命である特徴
を有する。ちなみに、他の蓄電器(蓄電池)としては、
鉛蓄電池は寿命が短く、ニッケルカドミウム電池やニッ
ケル水素電池はメモリー効果が顕著で、リチウムイオン
2次電池は容量電流が少ない等の特徴を有する。
デンサが好適に用いられる。電気2重層コンデンサは、
大電流の充放電が可能であるとともに高寿命である特徴
を有する。ちなみに、他の蓄電器(蓄電池)としては、
鉛蓄電池は寿命が短く、ニッケルカドミウム電池やニッ
ケル水素電池はメモリー効果が顕著で、リチウムイオン
2次電池は容量電流が少ない等の特徴を有する。
【0032】また、本発明に係る高周波加熱器100
は、蓄電器2の電力をそのままの電圧でヒータ部14に
供給することによって、従来の高周波複合加熱装置で使
用していた昇圧器等の周辺回路を設けない構成としてい
る。
は、蓄電器2の電力をそのままの電圧でヒータ部14に
供給することによって、従来の高周波複合加熱装置で使
用していた昇圧器等の周辺回路を設けない構成としてい
る。
【0033】図3は、ヒータ部14へ電力を供給したと
きの蓄電器2の電圧および消費電力量の変化を示した図
である。図3において、蓄電器2の初期電圧が110
V、120V、130Vのときの電圧の変化が曲線V1
10、V120、V130であって、これらに対応する
消費電力量の変化が曲線W110、W120、W130
である。なお、蓄電器2の静電容量は60Fで、ヒータ
部14の消費電力は1300Wである。
きの蓄電器2の電圧および消費電力量の変化を示した図
である。図3において、蓄電器2の初期電圧が110
V、120V、130Vのときの電圧の変化が曲線V1
10、V120、V130であって、これらに対応する
消費電力量の変化が曲線W110、W120、W130
である。なお、蓄電器2の静電容量は60Fで、ヒータ
部14の消費電力は1300Wである。
【0034】蓄電器2の電圧および消費電力量の変化量
は演算で求めることができ、例えば、ヒータ部14の抵
抗値をR(Ω)、蓄電器2の静電容量をC(F)、蓄電
器2の初期電圧をA(V)とすると、1秒後における蓄
電器2の電圧B(V)および消費電力量D(Wh)は下
記の式で表される。
は演算で求めることができ、例えば、ヒータ部14の抵
抗値をR(Ω)、蓄電器2の静電容量をC(F)、蓄電
器2の初期電圧をA(V)とすると、1秒後における蓄
電器2の電圧B(V)および消費電力量D(Wh)は下
記の式で表される。
【0035】 B=2×(0.5×C×A2−(A2/R))0.5 D=A2/(3600×R)
【0036】したがって、蓄電器2の初期電圧Aを検知
してヒータ部14への通電時間を制御すれば所要電力量
を供給することができる。
してヒータ部14への通電時間を制御すれば所要電力量
を供給することができる。
【0037】なお、蓄電器2の電圧は140V以下とす
ることが望ましい。これは、過電流によるヒータ部14
の損傷を防止するためである。ちなみに、蓄電器2の電
圧が140Vであるときの消費電力量は100Vのとき
と比較して1.96倍となる。
ることが望ましい。これは、過電流によるヒータ部14
の損傷を防止するためである。ちなみに、蓄電器2の電
圧が140Vであるときの消費電力量は100Vのとき
と比較して1.96倍となる。
【0038】また、ヒータ部14の消費電力は一定であ
るため、蓄電器2の初期電圧が検知されればヒータ部1
4への通電時間中に蓄電器2の電圧が設定値(例えば1
00V)となる時点を演算で求めることができる。した
がって、ヒータ部14への通電によって蓄電器2の電圧
が設定値となる時点で、ヒータ部14へ供給する電源を
蓄電器2から外部電源9に切り替えることができる。よ
って、ヒータ部14へ蓄電器2の電圧よりも高い電圧を
印加することができ、より多くの電力をヒータ部14へ
供給することが可能となる。
るため、蓄電器2の初期電圧が検知されればヒータ部1
4への通電時間中に蓄電器2の電圧が設定値(例えば1
00V)となる時点を演算で求めることができる。した
がって、ヒータ部14への通電によって蓄電器2の電圧
が設定値となる時点で、ヒータ部14へ供給する電源を
蓄電器2から外部電源9に切り替えることができる。よ
って、ヒータ部14へ蓄電器2の電圧よりも高い電圧を
印加することができ、より多くの電力をヒータ部14へ
供給することが可能となる。
【0039】また、蓄電器2の初期電圧を検知して、ヒ
ータ部14へ通電開始後蓄電器2の電圧を検知(例えば
所定時間毎)すれば、ヒータ部14へ供給した電力量を
求めることもでき所要電力量を供給することができる。
ータ部14へ通電開始後蓄電器2の電圧を検知(例えば
所定時間毎)すれば、ヒータ部14へ供給した電力量を
求めることもでき所要電力量を供給することができる。
【0040】また、蓄電器2の初期電圧を検知して、ヒ
ータ部14へ通電開始後蓄電器2の電圧を検知(例えば
所定時間毎)すれば、蓄電器2の検出電圧が設定値(例
えば100V)となった時点で、ヒータ部14へ供給す
る電源を蓄電器2から外部電源9に切り替えることがで
きる。よって、ヒータ部14へ蓄電器2の電圧よりも高
い電圧を印加することができ、より多くの電力をヒータ
部14へ供給することが可能となる。
ータ部14へ通電開始後蓄電器2の電圧を検知(例えば
所定時間毎)すれば、蓄電器2の検出電圧が設定値(例
えば100V)となった時点で、ヒータ部14へ供給す
る電源を蓄電器2から外部電源9に切り替えることがで
きる。よって、ヒータ部14へ蓄電器2の電圧よりも高
い電圧を印加することができ、より多くの電力をヒータ
部14へ供給することが可能となる。
【0041】次に、本発明の実施の形態(2)を図4に
基づいて説明する。この実施の形態(2)は、実施の形
態(1)において、放電用リレー13を半導体スイッチ
によるオンオフ通電器18(第2のスイッチ部)に置き
換えた回路構成のものである(高周波複合加熱装置20
0)。
基づいて説明する。この実施の形態(2)は、実施の形
態(1)において、放電用リレー13を半導体スイッチ
によるオンオフ通電器18(第2のスイッチ部)に置き
換えた回路構成のものである(高周波複合加熱装置20
0)。
【0042】実施の形態(2)によると、蓄電器2の電
圧を検知(例えば所定時間毎)して蓄電器2の電圧が設
定値(例えば120V)より高いときには、ヒータ部1
4に供給する平均電力が設定電圧を印加するときと同程
度になるようにオンオフ通電器18を制御して蓄電器2
からヒータ部14への通電率を下げることができる。こ
こで、所望の消費電力を得る設定電圧をE(V)、蓄電
器2の電圧をF(V)とすると(F>E)、通電率C
は、C=(E/F)2となる。これによって過電力によ
るヒータ部14の損傷を防止することができる。
圧を検知(例えば所定時間毎)して蓄電器2の電圧が設
定値(例えば120V)より高いときには、ヒータ部1
4に供給する平均電力が設定電圧を印加するときと同程
度になるようにオンオフ通電器18を制御して蓄電器2
からヒータ部14への通電率を下げることができる。こ
こで、所望の消費電力を得る設定電圧をE(V)、蓄電
器2の電圧をF(V)とすると(F>E)、通電率C
は、C=(E/F)2となる。これによって過電力によ
るヒータ部14の損傷を防止することができる。
【0043】次に、本発明の実施の形態(3)を図5〜
図6に基づいて説明する。この実施の形態(3)は、実
施の形態(2)において、同時加熱スイッチ19を追加
した回路構成のものである(高周波複合加熱装置30
0)。
図6に基づいて説明する。この実施の形態(3)は、実
施の形態(2)において、同時加熱スイッチ19を追加
した回路構成のものである(高周波複合加熱装置30
0)。
【0044】実施の形態(3)によると、同時加熱スイ
ッチ19のプッシュ状態を判断して(S30)、同時加
熱スイッチ19のプッシュを検知すると、蓄電器2の電
圧を検知して、充電用リレー3をオフし、放電用リレー
13をオンし、ヒータ加熱用リレー15をオフし、高周
波加熱用リレー8をオンして(S31)、ヒータ加熱
は、ヒータ部14へ蓄電器2からの電力が供給されるこ
とで行われ、高周波加熱は、電波放射部11へ外部電源
9からの電力が供給されることで行われる。次に、ヒー
タ加熱の終了の有無を判断して(S32)、ヒータ加熱
の終了を検知すると放電用リレー13をオフする(S3
3)。次に、高周波加熱の終了の有無を判断して(S3
4)、高周波加熱の終了を検知すると高周波加熱用リレ
ー8をオフする(S35)。高周波加熱が終了し、か
つ、ヒータ加熱が終了していない条件においては、蓄電
器2の電圧を検知して、その蓄電器2の電圧が設定値
(例えば100V)以上の場合は、蓄電器2から電力が
供給され、蓄電器2の電圧が設定値以下のときは外部電
源9から電力が供給される(S9〜S11)。そして、
ヒータ加熱および高周波加熱の終了または停止スイッチ
12のプッシュの検知を判断して(S36、S37)、
ヒータ加熱および高周波加熱の終了または停止スイッチ
12のプッシュを検知したときには放電用リレー13ま
たはヒータ加熱用リレー15をオフし、高周波電波加熱
用リレー8をオフする(S38)。これによって同時加
熱が終了される。
ッチ19のプッシュ状態を判断して(S30)、同時加
熱スイッチ19のプッシュを検知すると、蓄電器2の電
圧を検知して、充電用リレー3をオフし、放電用リレー
13をオンし、ヒータ加熱用リレー15をオフし、高周
波加熱用リレー8をオンして(S31)、ヒータ加熱
は、ヒータ部14へ蓄電器2からの電力が供給されるこ
とで行われ、高周波加熱は、電波放射部11へ外部電源
9からの電力が供給されることで行われる。次に、ヒー
タ加熱の終了の有無を判断して(S32)、ヒータ加熱
の終了を検知すると放電用リレー13をオフする(S3
3)。次に、高周波加熱の終了の有無を判断して(S3
4)、高周波加熱の終了を検知すると高周波加熱用リレ
ー8をオフする(S35)。高周波加熱が終了し、か
つ、ヒータ加熱が終了していない条件においては、蓄電
器2の電圧を検知して、その蓄電器2の電圧が設定値
(例えば100V)以上の場合は、蓄電器2から電力が
供給され、蓄電器2の電圧が設定値以下のときは外部電
源9から電力が供給される(S9〜S11)。そして、
ヒータ加熱および高周波加熱の終了または停止スイッチ
12のプッシュの検知を判断して(S36、S37)、
ヒータ加熱および高周波加熱の終了または停止スイッチ
12のプッシュを検知したときには放電用リレー13ま
たはヒータ加熱用リレー15をオフし、高周波電波加熱
用リレー8をオフする(S38)。これによって同時加
熱が終了される。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の要旨によ
れば、第1のスイッチ部で電力変換部へは外部電源から
の電力が供給されかつ蓄電器からの電力が供給されず、
第2のスイッチ部でヒータ部へは外部電源または蓄電器
からの電力が供給され、切り替え部を必要としないた
め、高周波加熱とヒータ加熱との同時加熱が外部電源の
電源容量に制限されないで行え調理を高速化させるとと
もに調理の仕上がり具合を向上させることをローコスト
で実現することができる。また、蓄電器へは高周波加熱
およびヒータ加熱が行われていないときに外部電源から
充電されるため、蓄電器の充電がスピードアップするこ
とができる効果がある。
れば、第1のスイッチ部で電力変換部へは外部電源から
の電力が供給されかつ蓄電器からの電力が供給されず、
第2のスイッチ部でヒータ部へは外部電源または蓄電器
からの電力が供給され、切り替え部を必要としないた
め、高周波加熱とヒータ加熱との同時加熱が外部電源の
電源容量に制限されないで行え調理を高速化させるとと
もに調理の仕上がり具合を向上させることをローコスト
で実現することができる。また、蓄電器へは高周波加熱
およびヒータ加熱が行われていないときに外部電源から
充電されるため、蓄電器の充電がスピードアップするこ
とができる効果がある。
【0046】本発明の第2の要旨によれば、第1の要旨
の高周波複合加熱装置において、蓄電器として電気2重
層コンデンサが用いられるため、大電流の充放電を可能
にすることができるとともに蓄電器を高寿命化すること
ができる。また、静電容量が一定であるために蓄電器の
蓄電量と電圧との関係を容易に求めることができる効果
がある。
の高周波複合加熱装置において、蓄電器として電気2重
層コンデンサが用いられるため、大電流の充放電を可能
にすることができるとともに蓄電器を高寿命化すること
ができる。また、静電容量が一定であるために蓄電器の
蓄電量と電圧との関係を容易に求めることができる効果
がある。
【0047】本発明の第3の要旨によれば、第2の要旨
の高周波複合加熱装置において、蓄電器の電圧を140
V以下とすることによって、過電流によるヒータ部の損
傷を防止することができる効果がある。
の高周波複合加熱装置において、蓄電器の電圧を140
V以下とすることによって、過電流によるヒータ部の損
傷を防止することができる効果がある。
【0048】本発明の第4の要旨によれば、第1〜3の
いずれかの要旨の高周波複合加熱装置において、検知手
段で検知された蓄電器の初期電圧に基づいて所要電力量
を満たす通電時間が求めることができるため、通電時間
を制御することによって所要電力量をヒータ部へ供給す
ることができる効果がある。
いずれかの要旨の高周波複合加熱装置において、検知手
段で検知された蓄電器の初期電圧に基づいて所要電力量
を満たす通電時間が求めることができるため、通電時間
を制御することによって所要電力量をヒータ部へ供給す
ることができる効果がある。
【0049】本発明の第5の要旨によれば、第4の要旨
の高周波複合加熱装置において、蓄電器の初期電圧とヒ
ータ部へ供給する所要電力量とから電力供給中における
電圧降下量とそのときの通電時間を求められ、この求め
られた電圧降下量が所定電圧以下になるときの通電時間
経過後にヒータ部へ供給する電源を蓄電器から外部電源
に切り替えることができるため、ヒータ部へ蓄電器の電
圧よりも高い電圧を印加することができ、より多くの電
力をヒータ部へ供給することができる効果がある。
の高周波複合加熱装置において、蓄電器の初期電圧とヒ
ータ部へ供給する所要電力量とから電力供給中における
電圧降下量とそのときの通電時間を求められ、この求め
られた電圧降下量が所定電圧以下になるときの通電時間
経過後にヒータ部へ供給する電源を蓄電器から外部電源
に切り替えることができるため、ヒータ部へ蓄電器の電
圧よりも高い電圧を印加することができ、より多くの電
力をヒータ部へ供給することができる効果がある。
【0050】本発明の第6の要旨によれば、第1〜3の
いずれかの要旨の高周波複合加熱装置において、蓄電器
の電力をヒータ部に供給している間蓄電器の電圧が検知
されるため、この検知された電圧に基づいて所要電力量
をヒータ部に供給することができる効果がある。
いずれかの要旨の高周波複合加熱装置において、蓄電器
の電力をヒータ部に供給している間蓄電器の電圧が検知
されるため、この検知された電圧に基づいて所要電力量
をヒータ部に供給することができる効果がある。
【0051】本発明の第7の要旨によれば、第6の要旨
の高周波複合加熱装置において、蓄電器の電力をヒータ
部に供給している間蓄電器の電圧が検知され、この検知
された電圧が所定電圧以下になったときにヒータ部へ供
給する電源を蓄電器から外部電源に切り替えることがで
きるため、ヒータ部へ蓄電器の電圧よりも高い電圧を印
加することができ、より多くの電力をヒータ部へ供給す
ることができる効果がある。
の高周波複合加熱装置において、蓄電器の電力をヒータ
部に供給している間蓄電器の電圧が検知され、この検知
された電圧が所定電圧以下になったときにヒータ部へ供
給する電源を蓄電器から外部電源に切り替えることがで
きるため、ヒータ部へ蓄電器の電圧よりも高い電圧を印
加することができ、より多くの電力をヒータ部へ供給す
ることができる効果がある。
【0052】本発明の第8の要旨によれば、第4〜7の
いずれかの要旨の高周波複合加熱装置において、蓄電器
の電圧が所定電圧以上のときには通電率が下げられ、過
電力によるヒータ部の破損を防止することができる効果
がある。
いずれかの要旨の高周波複合加熱装置において、蓄電器
の電圧が所定電圧以上のときには通電率が下げられ、過
電力によるヒータ部の破損を防止することができる効果
がある。
【0053】本発明の第9の要旨によれば、第4〜8の
いずれかの要旨の高周波複合加熱装置において、ヒータ
部へ供給される電力の電源は、高周波加熱が行われてい
るときまたは蓄電器の電圧が所定電圧以上であるときに
は蓄電器が選択され、高周波加熱が終了しかつ蓄電器の
電圧が所定電圧以下であるときには外部電源が選択され
るため、高周波加熱とヒータ加熱との同時加熱において
ヒータ加熱の効率を向上することができる効果がある。
いずれかの要旨の高周波複合加熱装置において、ヒータ
部へ供給される電力の電源は、高周波加熱が行われてい
るときまたは蓄電器の電圧が所定電圧以上であるときに
は蓄電器が選択され、高周波加熱が終了しかつ蓄電器の
電圧が所定電圧以下であるときには外部電源が選択され
るため、高周波加熱とヒータ加熱との同時加熱において
ヒータ加熱の効率を向上することができる効果がある。
【図1】本発明に係る高周波複合加熱装置の実施の形態
(1)を示す回路図である。
(1)を示す回路図である。
【図2】図1の高周波複合加熱装置のフローチャートで
ある。
ある。
【図3】図1の蓄電器の電圧および消費電力量の変化を
示す図である。
示す図である。
【図4】本発明に係る高周波複合加熱装置の実施の形態
(2)を示す回路図である。
(2)を示す回路図である。
【図5】本発明に係る高周波複合加熱装置の実施の形態
(3)を示す回路図である。
(3)を示す回路図である。
【図6】図5の高周波複合加熱装置のフローチャートで
ある。
ある。
【図7】従来の高周波複合加熱装置を示す回路図であ
る。
る。
1 加熱制御部 2 蓄電器 3 充電用リレー 4 整流器 5 充電器 6 高周波加熱スイッチ 7 ヒータ加熱スイッチ 8 高周波加熱用リレー 9 外部電源 10 電力変換部 11 電波放射部 12 停止スイッチ 13 放電用リレー 14 ヒータ部 15 ヒータ加熱用リレー 18 オンオフ通電器 19 同時加熱スイッチ 100 高周波複合加熱装置 200 高周波複合加熱装置 300 高周波複合加熱装置
Claims (9)
- 【請求項1】 電源から供給される電力を高周波電力に
変換する電力変換部を有し、この電力変換部の出力によ
る高周波電力を加熱室内に放射する電波放射部と、電源
から供給される電力によって発生させた熱エネルギーを
加熱室内に放射するヒータ部と、電源から供給される電
力を蓄電する蓄電器と、電波放射部による高周波加熱、
ヒータ部によるヒータ加熱および蓄電器への蓄電を制御
する加熱制御部とを備える高周波複合加熱装置におい
て、電力変換部へは外部電源からの電力を供給しかつ蓄
電器からの電力を供給させない第1のスイッチ部と、ヒ
ータ部へは外部電源または蓄電器からの電力を供給する
第2のスイッチ部とを備え、蓄電器へは高周波加熱およ
びヒータ加熱が行われていないときに外部電源から電力
を供給して充電することを特徴とする高周波複合加熱装
置。 - 【請求項2】 蓄電器は電気2重層コンデンサであるこ
とを特徴とする請求項1に記載の高周波複合加熱装置。 - 【請求項3】 蓄電器の電圧は140V以下であること
を特徴とする請求項2に記載の高周波複合加熱装置。 - 【請求項4】 蓄電器の初期電圧を検知する検知手段を
備え、加熱制御部は、検知された蓄電器の初期電圧から
ヒータ部へ供給する所要電力量を満たす通電時間を求
め、この通電時間蓄電器の電力をヒータ部へ供給するこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の高
周波複合加熱装置。 - 【請求項5】 加熱制御部は、蓄電器の初期電圧とヒー
タ部へ供給する所要電力量とから電力供給中における電
圧降下量とそのときの通電時間を求め、電圧降下量が所
定電圧以下になるときの通電時間経過後に第2のスイッ
チ部を制御してヒータ部へ供給する電源を蓄電器から外
部電源に切り替えることを特徴とする請求項4に記載の
高周波複合加熱装置。 - 【請求項6】 蓄電器の初期電圧を検知する検知手段を
備え、加熱制御部は、蓄電器の電力をヒータ部に供給し
ている間蓄電器の電圧を検知して所要電力量をヒータ部
に供給することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
項に記載の高周波複合加熱装置。 - 【請求項7】 加熱制御部は、蓄電器の電圧が所定電圧
以下になったときに第2のスイッチ部を制御してヒータ
部へ供給する電源を蓄電器から外部電源に切り替えるこ
とを特徴とする請求項6に記載の高周波複合加熱装置。 - 【請求項8】 加熱制御部は、蓄電器の電圧が所定電圧
以上のときに第2のスイッチ部を制御して通電率を下げ
ることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載
の高周波複合加熱装置。 - 【請求項9】 加熱制御部は、高周波加熱およびヒータ
加熱の同時加熱が行われているときに、ヒータ部へ供給
される電力の電源を、第2のスイッチ部を制御して、高
周波加熱が行われているときまたは蓄電器の電圧が所定
電圧以上であるときには蓄電器を選択し、高周波加熱が
終了しかつ蓄電器の電圧が所定電圧以下であるときには
外部電源を選択することを特徴とする請求項4〜8のい
ずれか1項に記載の高周波複合加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001122923A JP2002319483A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 高周波複合加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001122923A JP2002319483A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 高周波複合加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002319483A true JP2002319483A (ja) | 2002-10-31 |
Family
ID=18972560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001122923A Pending JP2002319483A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 高周波複合加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002319483A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008004416A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Toshiba Corp | 加熱調理器 |
JP2008256250A (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-23 | Toshiba Corp | 加熱調理器 |
US8440948B2 (en) | 2005-08-30 | 2013-05-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Heating cooker |
KR101385104B1 (ko) | 2011-12-31 | 2014-04-18 | 주식회사 우주테크 | 폐비닐 유화장치 |
-
2001
- 2001-04-20 JP JP2001122923A patent/JP2002319483A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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