JP2002319147A - 光学ピックアップ及びディスクドライブ装置 - Google Patents

光学ピックアップ及びディスクドライブ装置

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JP2002319147A
JP2002319147A JP2001125577A JP2001125577A JP2002319147A JP 2002319147 A JP2002319147 A JP 2002319147A JP 2001125577 A JP2001125577 A JP 2001125577A JP 2001125577 A JP2001125577 A JP 2001125577A JP 2002319147 A JP2002319147 A JP 2002319147A
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Ryokatsu Inoue
了活 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低減を図りつつ光学素子の傾き
調整の容易化を図る。 【解決手段】 ホルダー部23と傾き調整が行われる光
軸を有さない光学素子10とが一体成形されたホルダー
一体型光学素子22と、該ホルダー一体型光学素子を回
転可能に配置し傾き調整時にホルダー部と摺接される摺
動面20c、20cを有する配置凹部20が形成された
移動ベース7と、ホルダー部を移動ベースに押し付ける
押付部29を有する押さえ部材26とを設け、配置凹部
の摺動面と押さえ部材の押付部とに揮発性を有する潤滑
剤が塗布して皮膜21、21、30を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学ピックアップ及
びディスクドライブ装置についての技術分野に関する。
詳しくは、傾き調整が行われる光学素子を有する光学ピ
ックアップ及びこれを備えたディスクドライブ装置につ
いての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク状記録媒体に対する情報信号の
記録や再生を行うディスクドライブ装置があり、このよ
うなディスクドライブ装置は、ディスクテーブルに装着
されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動しディスク
状記録媒体に対してレーザー光を照射する光学ピックア
ップを備えている。
【0003】光学ピックアップには、複数の光学部品が
設けられており、これらの光学部品の中には、ホルダー
部と光学素子とが、例えば、樹脂材料によって一体に形
成されたホルダー一体型光学素子がある。ホルダー一体
型光学素子としては、例えば、光軸を有さない回折格子
として機能するグレーティング素子とホルダー部とが一
体に形成されているものがある。グレーティング素子に
あっては、回折されるレーザー光のメインビームをディ
スク状記録媒体の記録トラックに適正に追従させること
が必要であるため、2つのサブビームがそれぞれ記録ト
ラックのエッジに照射されるようにするための傾き調整
が行われる。
【0004】ホルダー一体型光学素子は光学ピックアッ
プの移動ベースに形成された配置凹部に配置され、移動
ベースに取り付けられた金属製の押さえ部材に押さえら
れた状態で傾き調整が行われる。移動ベースは、例え
ば、亜鉛等の金属材料により形成され、ホルダー一体型
光学素子は、製造コストの低減を目的として、一般に光
学レンズの材料として用いられるポリオレフィン系やポ
リフェノール系の樹脂材料によって形成されることが多
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光学素子の
傾き調整時には、ホルダー一体型光学素子を回転させる
ため、配置凹部を形成する傾斜面(摺動面)とホルダー
一体型光学素子のホルダー部とが摺接される。従って、
摺動面に対するホルダー一体型光学素子の良好な摺動性
を必要とするが、上記したように、製造コストの低減を
目的としてポリオレフィン系の樹脂材料等により形成し
たホルダー一体型光学素子を用いた場合には、当該樹脂
材料が軟質の材料であるため、亜鉛等の金属材料によっ
て形成された移動ベースに対する摺動性が低く、傾き調
整時の微調整が困難であるという不都合を生じていた。
【0006】また、傾き調整時には、ホルダー一体型光
学素子が金属材料によって形成された押さえ部材に対し
ても摺動されるため、ホルダー一体型光学素子の押さえ
部材に対する良好な摺動性も確保する必要がある。
【0007】このような問題から、信頼性の高い良好な
傾き調整を行うために、摺動性の高い樹脂材料によって
形成したホルダー一体型光学素子を用いる必要性が生じ
ているが、これらの樹脂材料が高価であるため、製造コ
ストの低減を阻害する要因となっていた。
【0008】そこで、本発明光学ピックアップ及びディ
スクドライブ装置は、上記した問題点を克服し、製造コ
ストの低減を図りつつ光学素子の傾き調整の容易化を図
ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明光学ピックアップ
及びディスクドライブ装置は、上記した課題を解決する
ために、ホルダー部と傾き調整が行われる光軸を有さな
い光学素子とが一体成形されたホルダー一体型光学素子
と、該ホルダー一体型光学素子を回転可能に配置し傾き
調整時にホルダー一体型光学素子のホルダー部と摺接さ
れる摺動面を有する配置凹部が形成されると共にディス
クテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向
へ移動自在に支持された移動ベースと、該移動ベースに
取り付けられると共にホルダー一体型光学素子の傾き調
整が行われるときにホルダー一体型光学素子のホルダー
部を移動ベースに押し付ける押付部を有する押さえ部材
とを設け、配置凹部の摺動面と押さえ部材の押付部とに
揮発性を有する潤滑剤を塗布し皮膜を形成したものであ
る。
【0010】従って、本発明光学ピックアップ及びディ
スクドライブ装置にあっては、配置凹部の摺動面及び押
さえ部材の押付部に対してホルダー一体型光学素子が円
滑に回転される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明光学ピックアップ
及びディスクドライブ装置の実施の形態を添付図面を参
照して説明する。
【0012】ディスクドライブ装置1は、外筐2内に所
要の各部材及び各機構が配置されて成り(図1参照)、
外筐2には横長の図示しないディスク挿入口が形成され
ている。
【0013】外筐2内には図示しないシャーシが配置さ
れ、該シャーシに取り付けられたスピンドルモーターの
モーター軸にディスクテーブル3が固定されている。
【0014】シャーシには、平行なガイド軸4、5が取
り付けられると共に図示しない送りモーターによって回
転される図示しないリードスクリューが支持されてい
る。
【0015】光学ピックアップ6は、亜鉛等の金属材料
によって形成された移動ベース7と該移動ベース7に設
けられた所要の光学部品と移動ベース7上に支持された
2軸アクチュエーター8とを有し、移動ベース7の両端
部に設けられた軸受部7a、7bがそれぞれガイド軸
4、5に摺動自在に支持されている。移動ベース7に設
けられた図示しないナット部材がリードスクリューに螺
合され、送りモーターによってリードスクリューが回転
されるとナット部材がリードスクリューの回転方向に応
じた方向へ送られ、光学ピックアップ6がディスクテー
ブル3に装着されるディスク状記録媒体100の半径方
向へ移動される。
【0016】移動ベース7には、以下のような所要の光
学部品が配置されている(図2参照)。
【0017】光学部品としては、半導体レーザー(発光
素子)9、グレーティング素子10、ビームスプリッタ
ー11、コリメーターレンズ12、立ち上げミラー1
3、2軸アクチュエーター8に設けられた対物レンズ8
a、フロント側光検出器14、中間レンズ15、信号検
出用光検出器(受光素子)16等が配置されている。
【0018】半導体レーザー9からレーザー光が出射さ
れると、出射されたレーザー光はグレーティング素子1
0において回折されメインビームと2つのサブビームに
分割されてビームスプリッター11に入射され、該ビー
ムスプリッター11を透過してコリメーターレンズ12
へ向かう光とビームスプリッター11の反射面で反射さ
れてフロント側光検出器14へ向かう光とに分離され
る。
【0019】コリメーターレンズ12に入射された光
は、該コリメーターレンズ12によって平行光束とさ
れ、立ち上げミラー13で立ち上げられて対物レンズ8
aを介してディスクテーブル3に装着されたディスク状
記録媒体100の記録面に照射され、戻り光として対物
レンズ8a及び立ち上げミラー13を介して再びビーム
スプリッター11に入射される。
【0020】一方、フロント側光検出器14へ向かった
光は、その光量が検出され、検出された光量に基づいて
半導体レーザー9から出射されるレーザー光の光量が一
定となるように制御される。
【0021】対物レンズ8a及び立ち上げミラー13を
介してビームスプリッター11に入射された戻り光は、
ビームスプリッター11の反射面で反射され、中間レン
ズ15を介して信号検出用光検出器16に入射されて光
電変換され、ディスク状記録媒体100に記録された情
報信号の再生等が為される。
【0022】移動ベース7の下面には浅い取付凹部17
が形成され、該取付凹部17を形成する底面17aに前
後左右に離間して4つの係合孔18、18、・・・が形
成されている(図3及び図4参照)。取付凹部17の底
面17aには、位置決め突部17b、17bが設けられ
ている。
【0023】移動ベース7の下面には、底面17aに開
口する光学部品取付凹部19が形成され、該光学部品取
付凹部19に上記したグレーティング素子10、ビーム
スプリッター11、コリメーターレンズ12、立ち上げ
ミラー13、中間レンズ15が挿入されて取り付けられ
ている(図3及び図4参照)。
【0024】光学部品取付凹部19の一端側の部分は、
グレーティング素子10が配置される配置凹部20とし
て形成されている(図3乃至図6参照)。
【0025】配置凹部20は幅広部20aと幅狭部20
bとから成り、該幅狭部20bには互いに近づくに従っ
て上方へ変位するように傾斜された摺動面20c、20
cが形成されている。摺動面20c、20c上には、そ
れぞれ揮発性を有する固体状の潤滑剤が塗布され、当該
潤滑剤が乾燥することにより良好な摺動性を有する皮膜
21、21が形成されている(図5及び図6参照)。
【0026】上記した固体状の潤滑剤としては、例え
ば、サンケイ化学株式会社のFBD―209S4Gや株
式会社ハーベスのドライサーフA―1340が用いられ
ている。
【0027】移動ベース7の上面には、配置凹部20の
幅狭部20bに連通する連通孔7cが形成されている
(図5参照)。
【0028】配置凹部20にはホルダー一体型光学素子
22が配置される(図3、図5及び図6参照)。ホルダ
ー一体型光学素子22は、上記グレーティング素子10
とホルダー部23とが、例えば、ポリオレフィン系やポ
リフェノール系の樹脂材料によって一体に形成されて成
る(図7乃至図9参照)。このような樹脂としては、例
えば、三井化学株式会社のアペル5014DPがある。
【0029】ホルダー一体型光学素子22は、横長の略
矩形状を為す第1の部分24と略円板状を為す第2の部
分25とから成る。
【0030】第1の部分24の中央部には光透過凹部2
4aが形成されている。第1の部分24の中央部には上
方へ突出する突部24b、24bが設けられている。
【0031】第2の部分25には、光透過凹部24aに
対応する位置に浅い光透過凹部25aが形成され、第2
の部分25のうち光透過凹部24aと光透過凹部25a
との間の部分が、傾き調整を必要とする光学素子である
グレーティング素子10である。第2の部分25の下端
部は第1の部分24より下方へ突出され円弧面を有する
被押さえ部25b、25bとして形成されている。第2
の部分25の上端部の両側の部分は、摺動円弧部25
c、25cとして形成されている。
【0032】押さえ部材26は、ベース部27と該ベー
ス部27から上方へ突出された4つの係合片28、2
8、・・・とベース部27から側方へ突出された押付部
29とが板状の金属材料によって一体に形成されて成り
(図10参照)、押付部29は上方への付勢力を有する
板バネとして形成されている。ベース部27には、位置
決め孔27a、27aが形成されている。押付部29の
先端部の上面には、移動ベース7の配置凹部20の摺動
面20c、20cに塗布されたと同じ潤滑剤が塗布さ
れ、良好な摺動性を有する皮膜30が形成されている
(図5、図6及び図10参照)。
【0033】上記ホルダー一体型光学素子22は、第1
の部分24が配置凹部20の幅広部20aに挿入され第
2の部分25が幅狭部20bに挿入され、挿入された状
態において摺動円弧部25c、25cがそれぞれ摺動面
20c、20cと接する(図6参照)。
【0034】配置凹部20にホルダー一体型光学素子2
2が配置された状態において、取付凹部17に押さえ部
材26がホルダー一体型光学素子22を下方から覆う状
態で取り付けられる。押さえ部材26は、係合片28、
28、・・・がそれぞれ取付凹部17に形成された係合
孔18、18、・・・に挿入されて係合されると共に位
置決め孔27a、27aにそれぞれ取付凹部17に設け
られた位置決め突部17b、17bが挿入されることに
より取り付けられる(図3参照)。
【0035】押さえ部材26が取付凹部17に取り付け
られた状態においては、押付部29の先端部によってホ
ルダー一体型光学素子22の被押さえ部25b、25b
が押さえられ、第2の部分25の摺動円弧部25c、2
5cがそれぞれ摺動面20c、20cに押し付けられ
る。押さえ部材26は、摺動円弧部25c、25cがそ
れぞれ摺動面20c、20cに形成された皮膜21、2
1と接し、被押さえ部25b、25bが押付部29に形
成された皮膜30と接する(図6参照)。従って、ホル
ダー一体型光学素子22は押さえ部材26に押さえられ
た状態で、配置凹部20内において円滑に回転可能とさ
れる。
【0036】移動ベース7の配置凹部20に配置された
ホルダー一体型光学素子22のグレーティング素子10
は、上記のように配置凹部20内で回転可能に支持され
た状態において、以下のようにして傾き調整が行われ
る。
【0037】傾き調整は、半導体レーザー9からレーザ
ー光を出射させておき、グレーティング素子10におい
て分割されたレーザー光のサブビームのスポット中心
が、それぞれディスクテーブル3に装着されて回転され
ているディスク状記録媒体100の記録トラックのエッ
ジ上に位置する角度までホルダー一体型光学素子22を
回転させることにより行う。
【0038】このようにグレーティング素子10の傾き
調整を行った後に、ホルダー一体型光学素子22を接着
により配置凹部20に固定する。ホルダー一体型光学素
子22の接着は、移動ベース7の連通孔7cを介して配
置凹部20の幅狭部20bに配置されたホルダー一体型
光学素子22に接着剤を塗布することにより行う。
【0039】以上に記載した通り、ディスクドライブ装
置1にあっては、固体状の潤滑剤によって、配置凹部2
0の摺動面20c、20cに良好な摺動性を有する皮膜
21、21を形成すると共に押さえ部材26の押付部2
9に良好な摺動性を有する皮膜30を形成しているた
め、グレーティング素子10の傾き調整時に、配置凹部
20に配置されたホルダー一体型光学素子22が円滑に
回転される。
【0040】従って、グレーティング素子10の傾き調
整時の微調整を容易に行うことができ、また、ホルダー
一体型光学素子22の材料として、亜鉛等の金属材料に
より形成された移動ベース7に対して摺動性の低い安価
な樹脂材料を用いることができ、安価な材料を用いるこ
とによる製造コストの低減を図ることができる。
【0041】尚、上記には、傾き調整が行われる光学素
子としてグレーティング素子10の例を示したが、上記
の傾き調整が行われる光学素子としては光軸を有さない
ものであればよく、例えば、波長板等であってもよい。
【0042】上記した実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の
具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならないものである。
【0043】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明光学ピックアップは、ディスクテーブルに装
着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動し当該デ
ィスク状記録媒体に対してレーザー光を照射する光学ピ
ックアップであって、ホルダー部と傾き調整が行われる
光軸を有さない光学素子とが一体成形されたホルダー一
体型光学素子と、該ホルダー一体型光学素子を回転可能
に配置し傾き調整時にホルダー一体型光学素子のホルダ
ー部と摺接される摺動面を有する配置凹部が形成される
と共にディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒
体の半径方向へ移動自在に支持された移動ベースと、該
移動ベースに取り付けられると共にホルダー一体型光学
素子の傾き調整が行われるときにホルダー一体型光学素
子のホルダー部を移動ベースに押し付ける押付部を有す
る押さえ部材とを備え、配置凹部の摺動面と押さえ部材
の押付部とに揮発性を有する潤滑剤が塗布されて皮膜が
形成されたことを特徴とする。
【0044】従って、光学素子の傾き調整時の微調整を
容易に行うことができ、また、ホルダー一体型光学素子
の材料として、移動ベースに対して摺動性の低い安価な
樹脂材料を用いることができ、安価な材料を用いること
による光学ピックアップの製造コストの低減を図ること
ができる。
【0045】また、本発明ディスクドライブ装置は、デ
ィスク状記録媒体が装着されて回転されるディスクテー
ブルと、該ディスクテーブルに装着されるディスク状記
録媒体の半径方向へ移動し当該ディスク状記録媒体に対
してレーザー光を照射する光学ピックアップとを備えた
ディスクドライブ装置であって、上記光学ピックアップ
は、ホルダー部と傾き調整が行われる光軸を有さない光
学素子とが一体成形されたホルダー一体型光学素子と、
該ホルダー一体型光学素子を回転可能に配置し傾き調整
時にホルダー一体型光学素子のホルダー部と摺接される
摺動面を有する配置凹部が形成されると共にディスクテ
ーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移
動自在に支持された移動ベースと、該移動ベースに取り
付けられると共にホルダー一体型光学素子の傾き調整が
行われるときにホルダー一体型光学素子のホルダー部を
移動ベースに押し付ける押付部を有する押さえ部材とを
有し、配置凹部の摺動面と押さえ部材の押付部とに揮発
性を有する潤滑剤が塗布されて皮膜が形成されたことを
特徴とする。
【0046】従って、光学素子の傾き調整時の微調整を
容易に行うことができ、また、ホルダー一体型光学素子
の材料として、移動ベースに対して摺動性の低い安価な
樹脂材料を用いることができ、安価な材料を用いること
によるディスクドライブ装置の製造コストの低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図10と共に本発明の実施の形態を示
すものであり、本図はディスクドライブ装置の概略平面
図である。
【図2】ディスクドライブ装置の光学系を示す概念図で
ある。
【図3】光学ピックアップの拡大底面図である。
【図4】押さえ部材及びホルダー一体型光学素子を取り
外して示す光学ピックアップの拡大底面図である。
【図5】要部の拡大断面図である。
【図6】図5のVI―VI線に沿う断面図である。
【図7】ホルダー一体型光学素子の拡大正面図である。
【図8】ホルダー一体型光学素子の拡大断面図である。
【図9】ホルダー一体型光学素子の拡大背面図である。
【図10】押さえ部材の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1…ディスクドライブ装置、3…ディスクテーブル、6
…光学ピックアップ、7…移動ベース、10…グレーテ
ィング素子(光学素子)、20…配置凹部、20c…摺
動面、21…皮膜、22…ホルダー一体型光学素子、2
3…ホルダー部、26…押さえ部材、29…押付部、3
0…皮膜、100…ディスク状記録媒体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクテーブルに装着されるディスク
    状記録媒体の半径方向へ移動し当該ディスク状記録媒体
    に対してレーザー光を照射する光学ピックアップであっ
    て、 ホルダー部と傾き調整が行われる光軸を有さない光学素
    子とが一体成形されたホルダー一体型光学素子と、 該ホルダー一体型光学素子を回転可能に配置し傾き調整
    時にホルダー一体型光学素子のホルダー部と摺接される
    摺動面を有する配置凹部が形成されると共にディスクテ
    ーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移
    動自在に支持された移動ベースと、 該移動ベースに取り付けられると共にホルダー一体型光
    学素子の傾き調整が行われるときにホルダー一体型光学
    素子のホルダー部を移動ベースに押し付ける押付部を有
    する押さえ部材とを備え、 配置凹部の摺動面と押さえ部材の押付部とに揮発性を有
    する潤滑剤が塗布されて皮膜が形成されたことを特徴と
    する光学ピックアップ。
  2. 【請求項2】 ディスク状記録媒体が装着されて回転さ
    れるディスクテーブルと、該ディスクテーブルに装着さ
    れるディスク状記録媒体の半径方向へ移動し当該ディス
    ク状記録媒体に対してレーザー光を照射する光学ピック
    アップとを備えたディスクドライブ装置であって、 上記光学ピックアップは、 ホルダー部と傾き調整が行われる光軸を有さない光学素
    子とが一体成形されたホルダー一体型光学素子と、 該ホルダー一体型光学素子を回転可能に配置し傾き調整
    時にホルダー一体型光学素子のホルダー部と摺接される
    摺動面を有する配置凹部が形成されると共にディスクテ
    ーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移
    動自在に支持された移動ベースと、 該移動ベースに取り付けられると共にホルダー一体型光
    学素子の傾き調整が行われるときにホルダー一体型光学
    素子のホルダー部を移動ベースに押し付ける押付部を有
    する押さえ部材とを有し、 配置凹部の摺動面と押さえ部材の押付部とに揮発性を有
    する潤滑剤が塗布されて皮膜が形成されたことを特徴と
    するディスクドライブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8130466B2 (en) 2008-04-30 2012-03-06 Toshiba Storage Device Corporation Disk drive and magnetic circuit fixing method for the same

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