JP2002318969A - オフィス機器管理システム、デバイス管理サーバ、ネットワーク端末、オフィス機器管理方法、記憶媒体及びコンピュータ・プログラム - Google Patents

オフィス機器管理システム、デバイス管理サーバ、ネットワーク端末、オフィス機器管理方法、記憶媒体及びコンピュータ・プログラム

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JP2002318969A
JP2002318969A JP2001122945A JP2001122945A JP2002318969A JP 2002318969 A JP2002318969 A JP 2002318969A JP 2001122945 A JP2001122945 A JP 2001122945A JP 2001122945 A JP2001122945 A JP 2001122945A JP 2002318969 A JP2002318969 A JP 2002318969A
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equipment management
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Keita Oshima
慶諾 大嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムの利用者にとっては適切な料金で利
用することが可能であり、システムの販売者側にとって
は効率的サービスを行うことが可能であるオフィス機器
のメンテナンス契約を締結できるようにする。 【解決手段】 ネットワークを介してデバイス管理サー
バ、ネットワーク端末及び被管理サーバのそれぞれが少
なくとも1つ以上相互に接続されているオフィス機器管
理システムにおいて、少なくとも被管理サーバの識別子
を含む被管理サーバ情報を取得して記録する情報記録手
段を上記デバイス管理サーバに備えるとともに、上記情
報記録手段に記録された情報を問い合わせる情報問い合
わせ手段を上記ネットワーク端末に備え、上記ネットワ
ーク端末経由で得られる記録情報に基づいて所定のサー
ビスを実行するとともに、上記実行したサービスの課金
額を、上記記録情報に従って決定するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオフィス機器管理シ
ステム、デバイス管理サーバ、ネットワーク端末、オフ
ィス機器管理方法、記憶媒体及びコンピュータ・プログ
ラムに関し、特に、一つ以上のオフィス機器の包括的管
理及び包括的運用のメンテナンス契約を提供するために
用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】最近は、高度な保守管理が要求されるオ
フィス機器がオフィス内に導入されており、上記オフィ
ス機器のメンテナンスが大きな問題となってきている。
従来はオフィス機器をメンテナンスするために、それぞ
れの機器毎に保守契約が結ばれていた。
【0003】例えば、複写機やプリンタ等ではページカ
ウントによる従量制の保守料金を設定するか、あるいは
契約期間(使用期間)に応じた保守料金を設定すること
で、消耗品を補充する以外の保守修理も行っていた。
【0004】しかしながら、近年のオフィス機器では、
各種の機器を単体で使用する場合よりは、むしろネット
ワークに接続されたオフィスシステムの一部として各オ
フィス機器を使用する形態が普通となってきている。
【0005】例えば、MFP(多機能プリンタ)に代表
されるように、一台で複数の機能を提供するオフィス機
器の存在がある。また、スキャナとプリンタとを組み合
わせて複写機として使用するなど、単体では使用されな
いことが多いオフィス機器もある。
【0006】一台で複数の機能を提供する場合には、各
機能の使用頻度に応じたサービスを行うようにする対応
が必要である。一方、複数の機器を組み合わせて使用す
る場合には、組み合わせの仕方を含めたサービスを行う
必要がある。特に、システムのサポートにおいては、ネ
ットワークデバイス、ホストPCを含めた全デバイスの
管理を効率よく行う必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような個別メンテナンス契約の場合には、保守料金が個
々に適用されるため、システムの利用者にとっては、不
適切に高い保守料金を課金されるという不具合があっ
た。
【0008】また、システムの販売者側にとっても、オ
フィス機器の組み合わせによって生じる不具合への対応
等のように、個々の機器に対するものから外れるサービ
スを行う必要が生じるため、従来のように、個別にメン
テナンス契約を行うことは効率的ではなかった。さら
に、システムの中での個々の機器については使用状況に
偏りが生じるなどの原因により、安定的な収入を得難い
という不具合があった。
【0009】本発明は上述の問題点にかんがみ、システ
ムの利用者にとって、適切な料金でメンテナンス契約を
締結できるようにするとともに、システムの販売者側に
とって、効率的サービスを行うことが可能なメンテナン
ス契約を締結できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のオフィス機器管
理システムは、ネットワークを介してデバイス管理サー
バ、ネットワーク端末及び被管理サーバのそれぞれが少
なくとも1つ以上相互に接続されているオフィス機器管
理システムにおいて、上記デバイス管理サーバは、少な
くとも被管理サーバの識別子を含む被管理サーバ情報を
取得して記録する情報記録手段を備え、上記ネットワー
ク端末は、上記情報記録手段に記録された情報を問い合
わせる情報問い合わせ手段を備え、上記ネットワーク端
末経由で得られる記録情報に基づいて所定のサービスを
実行するとともに、上記実行したサービスの課金額を、
上記記録情報に従って決定することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、上記被管理サ
ーバ情報は、機器の故障情報、デバイスの使用量情報、
交換部品あるいは消耗品の状態情報、各デバイスの種類
情報のうち、少なくとも1つの情報を含むことを特徴と
している。また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記デバイスの種類及びその使用量を示す情報に従
って課金額が決定されることを特徴としている。また、
本発明のその他の特徴とするところは、上記被管理サー
バ情報は、2つ以上のデバイスを組み合わせて使用した
ことを表す組み合わせ情報と、上記組み合わせた状態で
の使用量を表す情報とを含むことを特徴としている。ま
た、本発明のその他の特徴とするところは、上記デバイ
ス管理サーバは、上記被管理サーバ情報に基づいて、特
定種類のデバイスの比率を算出する比率算出手段を備
え、上記比率算出手段の算出したシステム内における特
定種類のデバイスの構成比率、使用頻度の高いデバイス
の種別、組み合わせ頻度の高いデバイスの種別に基づい
て、システムの利用者に特典を与えることを特徴として
いる。また、本発明のその他の特徴とするところは、上
記システムの利用者に与える特典は、上記課金額の割引
であることを特徴としている。また、本発明のその他の
特徴とするところは、上記特定種類のデバイスとは、上
記被管理サーバ情報を詳細に得られる種類のデバイスで
あることを特徴としている。
【0011】本発明のデバイス管理サーバは、ネットワ
ークを介してネットワーク端末及び被管理サーバのそれ
ぞれが少なくとも1つ以上相互に接続されているオフィ
ス機器管理システムで用いられるデバイス管理サーバで
あって、上記ネットワークを介して、上記被管理サーバ
の識別子を少なくとも含む被管理サーバ情報を取得して
記録する情報記録手段を備えていることを特徴としてい
る。また、本発明の他の特徴とするところは、上記被管
理サーバ情報は、機器の故障情報、デバイスの使用量情
報、交換部品あるいは消耗品の状態を表す情報、各デバ
イスの種類を表す情報のうち、少なくとも1つの情報を
含むことを特徴としている。また、本発明のその他の特
徴とするところは、上記デバイスの種類及びその使用量
に従って課金額が決定されることを特徴としている。ま
た、本発明のその他の特徴とするところは、上記被管理
サーバ情報は、2つ以上のデバイスを組み合わせて使用
したことを表す組み合わせ情報と、上記2つ以上のデバ
イスを組み合わせた状態での使用量を表す情報とを含む
ことを特徴としている。また、本発明のその他の特徴と
するところは、ネットワークを介して被管理サーバ、ネ
ットワーク端末、及び上記被管理サーバの識別子を少な
くとも含む被管理サーバ情報を取得して記録する情報記
録手段を有するデバイス管理サーバのそれぞれが少なく
とも1つ以上相互接続されているオフィス機器管理シス
テムで用いられるネットワーク端末であって、上記ネッ
トワーク端末は、上記情報記録手段に記録された情報を
問い合わせる情報問い合わせ手段を有することを特徴と
している。
【0012】本発明のオフィス機器管理方法は、ネット
ワークを介して相互接続されたデバイス管理サーバ、ネ
ットワーク端末及び被管理サーバのそれぞれを少なくと
も1つ以上を備えて成るオフィス機器を管理する方法に
おいて、上記デバイス管理サーバにより、少なくとも被
管理サーバの識別子を含む被管理サーバ情報を取得して
記録媒体に記録する情報記録処理を行い、上記ネットワ
ーク端末が、上記情報記録処理によって記録媒体に記録
された情報を問い合わせる情報問い合わせ処理を行い、
上記ネットワーク端末経由で得られる上記記録情報に基
づき所定のサービスを実行するとともに、上記実行した
サービスの課金額を、上記記録情報に従って決定するこ
とを特徴としている。また、本発明の他の特徴とすると
ころは、上記被管理サーバ情報は、機器の故障情報、デ
バイスの使用量情報、交換部品あるいは消耗品の状態情
報、各デバイスの種類情報のうち、少なくとも1つの情
報を含むことを特徴としている。また、本発明のその他
の特徴とするところは、上記デバイスの種類及びその使
用量を示す情報に従って課金額が決定されることを特徴
としている。また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記被管理サーバ情報は、2つ以上のデバイスを組
み合わせて使用したことを表す組み合わせ情報と、上記
組み合わせた状態での使用量を表す情報とを含むことを
特徴としている。また、本発明のその他の特徴とすると
ころは、上記デバイス管理サーバは、上記被管理サーバ
情報に基づいて、特定種類のデバイスの比率を算出する
比率算出処理を行い、上記算出したシステム内における
特定種類のデバイスの構成比率、使用頻度の高いデバイ
スの種別、組み合わせ頻度の高いデバイスの種別に基づ
いて、システムの利用者に特典を与えることを特徴とし
ている。また、本発明のその他の特徴とするところは、
上記システムの利用者に与える特典は、上記課金額の割
引であることを特徴としている。また、本発明のその他
の特徴とするところは、上記特定種類のデバイスとは、
上記被管理サーバ情報を詳細に得られる種類のデバイス
であることを特徴としている。
【0013】本発明の記憶媒体は、上記の何れかに記載
の各手段をコンピュータに構成させるためのプログラム
を記録したことを特徴としている。また、本発明の他の
特徴とするところは、上記の何れかに記載のオフィス機
器管理方法コンピュータに実行させるためのプログラム
を記録したことを特徴としている。
【0014】本発明のコンピュータ・プログラムは、上
記の何れかに記載のオフィス機器管理方法コンピュータ
に実行させることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は、第1の実施の形態を示し、
機器管理システム全体の概略構成を示す図である。
【0016】図1に示されるように、本実施の形態にお
ける機器管理システムでは互いにネットワークにより接
続されたデバイス管理サーバ1、PC(2及び4)、デ
バイス(プリンタ3、スキャナ5)、サービスマンのた
めのリモート端末6、及び決済機関7等から成ってい
る。
【0017】本実施の形態による機器管理システムを利
用するユーザは、サービスマンと保守契約を結んでお
り、その契約対象となる構成内容は、デバイス管理サー
バ1、PC2、プリンタ3、PC4、スキャナ5を含む
ネットワークシステムである。
【0018】この保守契約を結ぶことにより、システム
の利用者(ユーザ)はプリンタ3、スキャナ5等の使用
量に応じて課された料金を支払うことで、この機器管理
システム全体を利用することができる。また、サービス
マンはネットワークシステム内の障害が発生した時に対
応を行うようにしている。
【0019】本実施の形態のオフィス機器管理システム
においては、ユーザの使用量に応じた課金額は、デバイ
ス管理サーバ1によって管理されて決定され、所定の決
済機関7へと決済の依頼が行われる。また、サービスマ
ンの対応に必要な情報の伝達、収集もデバイス管理サー
バ1を通じて行われる。
【0020】次に、図1に示される機器管理システムの
動作について説明する。まず、ユーザは本実施の形態に
おける機器管理システムの中で、プリンタ3(デバイス
1)やスキャナ(デバイス2)といったデバイスを使用
する(図1の)。
【0021】この場合、使用するデバイスは、ユーザが
使用するPCにローカルに接続されているデバイスでも
良いし、ネットワークを介して接続されているリモート
PCに接続されているリモートデバイスでも良い。本実
施の形態における機器管理システムのデバイスは、どの
ユーザがどのPCからでも使用することが可能である。
【0022】また、デバイスの使用は一度に単体の使用
だけでなく、組み合わせての使用も可能である。例え
ば、スキャナから読み込んだ画像をPC1経由でプリン
タ3へ直接出力し、これらのスキャナ及びプリンタ3を
複写機として機能させて使用することも可能である。
【0023】これらデバイスの使用状況、履歴、動作状
態は、デバイス管理サーバ1によって管理、記録されて
いる。デバイス管理サーバ1は、PCを含めたすべての
契約対象デバイスの管理、記録を行っている。
【0024】例えば、ユーザがデバイスを使用した場合
には、使用されたデバイスが接続されているPCを経由
して、使用したデバイス、使用量、動作設定などの情報
がデバイス管理サーバ1に送られる(図1の)。
【0025】契約対象となる機器管理システムの保守を
行っているサービスマンは、リモート端末6を使用して
デバイス管理サーバ1にアクセスすることで、機器管理
システムの状態を何時でも知ることができる(図1の
)。また、リモート端末6を使用することで、デバイ
ス管理サーバ1に記録されているデバイスの使用状況、
履歴、動作状態を参照し、システムの監視を行うことも
できる。また、障害時には、デバイス管理サーバ1から
リモート端末6へその旨を通知する場合もある。
【0026】サービスマンは、デバイスの故障や、消耗
品の交換を行う必要が発生した場合など、リモート端末
6を経由して得たデバイス管理サーバ1からの情報を基
にしてサービス、サポートを行う(図1の)。
【0027】具体的には、例えば、スキャナが故障した
旨を示す情報がある場合には、故障した部分を修理、交
換するためのサービスパーツを準備して修理に赴く。ま
た、プリンタ3のトナーが無いことがデバイス管理サー
バ1の情報から分かっている場合には、上記プリンタ3
に該当するトナーを持って交換を行う。
【0028】デバイス管理サーバ1は、所定期間単位
(月/年)にて、記録されている情報に従って、保守料金
を算出する。そして、決済機関7に対して、その保守料
金での決済を依頼する(図1の)。
【0029】決済を依頼された決済機関7は、指定され
たユーザの口座から保守料金分の金銭を引き落とし、そ
の金銭をデバイス管理サーバ1により指定された口座、
すなわち、実際にはサービスマンの口座に振り込む。そ
して、この振込みが終了したら、デバイス管理サーバ1
に決済完了通知を送信する(図1の)。
【0030】これにより、本実施の形態の機器管理シス
テムにおいては、デバイス単体での保守契約ではなく、
システムでの保守契約によるメンテナンス及び保守料金
の徴収を行うことができる。以上が、本実施の形態の概
略である。
【0031】次に、図2を参照して上記図1に示される
各動作の詳細について更に説明する。図2は、図1に示
されるシステムの動作シーケンスを示している。まず、
ユーザはA社製PC1からA社製プリンタにプリントア
ウトを行う。これが図1の()に対応する。
【0032】このプリントにおけるデバイス使用の記録
がデバイス管理サーバ1へ記録される。ここで記録され
る内容はプリンタのモデル、製造メーカ(A社)、ロー
カルプリンタであること、プリントアウトした画像の種
類(フルカラー/白黒)、プリント量(ページ数)である。
以上が図1の()に対応する。
【0033】次に、ユーザは同じくB社製スキャナから
画像を読み込みPC1へ保存する。これも図1における
()に対応する。このスキャンにおけるデバイスの使
用の記録がデバイス管理サーバ1へ記録される。ここで
記録される内容はスキャナのモデル、製造メーカ(B社
製)、PC2を経由したリモートスキャナであること、
読み込んだ画像のデータ量(データサイズ、ページ数)で
ある。以上、図1の()に対応する。
【0034】スキャナに故障が発生した場合にはデバイ
ス管理サーバ1に故障発生が記録される。これも図1に
おいては()に対応する。サービスマンはデバイス管
理サーバ1からの情報に従い端末にて故障を確認する。
これは図1においては()に対応する。そして、スキ
ャナの修理を行う。図1においては()に対応する。
【0035】次は、デバイスの組み合わせ使用例であ
る。ユーザはB社製スキャナから読み込んだ画像をA社
製プリンタへ出力し、複写機として使用する。これにつ
いてもデバイスの使用記録がデバイス管理サーバ1へ記
録される。この場合には組み合わせて使用したことを示
す情報で記録される。
【0036】記録される内容は、組み合わされたデバイ
スのモデル、製造メーカ(A社製とB社製)、経由した
ネットワーク上のPC、複写データ量(ページ数)であ
る。本実施の形態では、デバイスの組み合わせに際して
PC1を使用しているため、PC1からデバイス管理サ
ーバ1へデバイス使用記録が送られる。以上も図1にお
ける(、)に対応する。
【0037】プリンタ3においても障害が発生した場
合、本実施の形態においては消耗品無しが発生した場
合、デバイス管理サーバ1にその旨記録され、その情報
に従ってサービスマンの交換対応が行われる。
【0038】以上までが、システムの包括保守契約にお
ける運用状況である。さらに、本実施の形態のシステム
においては、月単位の保守料金徴収が行われている。デ
バイス管理サーバ1に記録されている、デバイスの使用
記録の内容に従ってその月の課金額を決定する。
【0039】図3は、本実施の形態における課金額の算
出方法を表で示したものである。まず、基本的な課金額
はシステム内で処理した画像のページ数を基準に定めら
れる。フルカラー画像を1ページ印字する毎に50円。
白黒画像を1ページ印字する毎に10円。フルカラー画
像を1ページ複写する毎に50円。白黒画像を1ページ
複写する毎に10円。画像を1ページ読み込む毎に0.
1円としている。
【0040】以上のように定めている。コピーについて
は、プリント及びスキャンとしては課金されない。つま
り、スキャンしてプリントすれば1ページ毎に50.1
円の計算となるが、コピーであれば1ページ毎に50円
となる。また、ページサイズがA4サイズで無い場合に
は、適宜そのサイズに応じた金額とする。つまり、A3
サイズであればA4サイズ2ページ分と計算する。
【0041】以上の基本課金額の計算はデバイス管理サ
ーバ1に記録されている使用記録を基に行われる。そし
て、その月の基本課金額が算出されたら、次に、システ
ム構成に従って、特典としての割引を適用する。本実施
の形態においてはA社製のデバイスが構成デバイス全体
に占める割合から定めた割引率を基本課金額に適用す
る。
【0042】ここで、A社製デバイスは、他社製デバイ
スに比べてデバイス管理サーバ1にとって詳細な管理情
報が得られるというメリットがあり、保守管理を行うに
当たってより効率的な運用が可能であるものとする。
【0043】それゆえ、本実施の形態のオフィス機器管
理システムにおいて、A社製デバイスを契約上優遇する
ことには意味がある。A社製デバイスの占有率は台数を
基に算出し、台数カウントの対象となるデバイスはデバ
イス管理サーバ1によって登録、管理されているデバイ
スのみとする。本実施の形態においては、管理デバイス
としてPCも含め、4台のデバイス中3台がA社製であ
るためその占有率は0.75である。
【0044】図3の割引比率表は、A社製デバイス占有
率に対応する割引率を示した表である。この表に従え
ば、本実施の形態における割引率は0.75となる。あ
る月の課金額が10万円であったならば、実質課金額は
7万5千円という計算となる。上記算出した月の課金額
をもって、デバイス管理サーバ1より決済機関7へと決
済依頼を行う。
【0045】図2におけるシーケンスは、運用部分シー
ケンスが日々不定期に繰り返され、決済部分のシーケン
スは毎月繰り返され、シーケンス全体として保守契約期
間内で繰り返される。
【0046】次に、図4を基に、図1及び図2に示され
るユーザの利用するシステムの内部構成について説明す
る。図4は、図1及び図2に示されるシステムの概略を
示し、上記デバイス管理サーバ1、デバイスを接続して
いるPCの処理ブロック構成を示したものである。
【0047】図4において、105はデバイス管理サー
バ1の内部のネットワークモジュール、106はデバイ
ス監視モジュール、107はデバイス構成管理モジュー
ル、108は課金管理モジュール、109は記録管理モ
ジュール、110はデータベースである。111はPC
内部の監視モジュール、112は一般アプリケーション
を示している。
【0048】図4において、例としてPCを図1におけ
るPC1(2)としたが、システムに接続されているいず
れのPCにおいても内部での処理は同様であるものとす
る。
【0049】まず、デバイス管理サーバ1の構成につい
て説明する。ネットワークモジュール105は外部との
データのやり取りを実行する機能を持ち、デバイス監視
モジュール106、デバイス構成管理モジュール10
7、課金管理モジュール108に外部からのデータを渡
したり、それらのモジュールからのデータを外部へ送信
したりする。
【0050】記録管理モジュール109は、デバイス管
理サーバ1が扱うデータをデータベース110に記録、
あるいはデータベースからデータを読み出すために各処
理モジュールとデータの送受を行う。デバイス監視モジ
ュール106はPCを含めた監視対象デバイスの状態を
監視する。
【0051】このモジュールはネットワークモジュール
105を経由して得られた情報を基にデバイスの使用履
歴データを作成し、課金額決定のための情報として記録
管理モジュールに渡す。また、障害発生時にはサービス
マンの障害対応のための情報を保持するために、障害デ
ータを記録管理モジュールに渡す。
【0052】これらを行う際に、管理対象デバイスを識
別するためにデバイス構成管理モジュール107ともデ
ータのやり取りを行う。デバイス構成管理モジュール1
07は、保守対象デバイスの構成を管理する。新しく保
守対象デバイスを増やす場合や、デバイスを保守対象か
ら外す場合など、記録管理モジュール109と連携して
デバイス構成の情報を記録して管理する。
【0053】課金管理モジュール108は、定期的(毎
月)にデバイスの使用状況に応じたユーザへの課金額を
算出して決済を依頼する。課金額算出の基となるデバイ
ス使用記録、デバイスの構成情報を記録管理モジュール
109、デバイス構成管理モジュール107と連携して
取得した後、その情報を基に課金額を算出する。
【0054】次に、PC1(2)の構成について説明す
る。PC内部では、PCに接続されているデバイスの情
報をサーバに送るために監視モジュール111が用意さ
れている。監視モジュール111は、一般アプリケーシ
ョンによるデバイスの使用の他、他のPCに接続されて
いるデバイスを含めたデバイスの組み合わせ使用等を監
視し、サーバに記録させるために必要な情報をデバイス
管理サーバ1へ送信する。このため、一般アプリケーシ
ョンは監視モジュールを経由、あるいは監視モジュール
へも情報を伝達するようにデバイスを使用する。
【0055】次に、図5を基にして、本実施の形態にお
ける動作について説明する。図5は本実施の形態におけ
る動作の流れを示したフローチャートである。まず、本
実施の形態におけるシステムの中では、まずユーザによ
って各デバイスが使用される。サーバの動作としては、
まずデバイスが使用されているか否かを確認する(ステ
ップS1)。
【0056】この確認の結果、デバイスが使用された場
合(YES)には、デバイスあるいはPC経由から使用
情報が送られる。この情報を基に使用情報を記録する
(ステップS2)。そして、サーバは監視状態(メインル
ープ)に戻る。
【0057】また、システム内のデバイスに障害が発生
した場合、サーバの動作としては、デバイスに障害が発
生したか否かを確認する(ステップS3)。故障、消耗品
無し、等の障害が発生している場合(YES)には、デバ
イスあるいはPC経由から障害情報が送られる。この情
報を基に障害情報を記録する(ステップS4)。
【0058】この障害をサービスマンは端末から確認す
る。サーバの動作としては、この障害情報を端末へ送信
する(ステップS5)。この情報に従ってサービスマンは
修理、あるいは消耗品交換といった対応を行う(ステッ
プS6)。そして、サーバは監視状態(メインループ)に
戻る。
【0059】デバイス使用課金額の決済日にはユーザに
対して課金を行う。サーバは今日が決済日であり、か
つ、まだ決済処理をしていないかどうかを確認する(ス
テップS7)。決済の必要がある場合(YES)には、
サーバに記録されている情報から課金額を決定する。
【0060】まず、デバイス使用量を取得する(ステッ
プS8)。そして、使用量を基に基本課金額を算出する
(ステップS9)。次に、デバイス構成を取得する(ステ
ップS10)。これによりA社製品の構成比率から割引率
を算出し、割引後の課金額を算出する(ステップS1
1)。最後に算出された課金額をもって決済を行う(ス
テップS12)。そして、サーバは監視状態(メインルー
プ)に戻る。以上を契約期間内であるかを確認しつつ(ス
テップS13)、繰り返す。
【0061】以上説明したように、オフィス機器(デバ
イス)を単体毎ではなく、システムとして包括的に保守
契約し、オフィス機器の使用状況に従って課金し、か
つ、オフィス機器の種別の構成比率に従って課金額の割
引を設定した。これにより、ユーザの側にとっては、個
別にオフィス機器の保守契約を行うのに対してより妥当
な価格でのシステム導入が可能となり、さらに、保守業
者(サービスマン)にとっては、高品質なメンテナンスを
行うことができることに加え、特定種別のオフィス機器
の導入、販売を促進することが可能となった。
【0062】なお、本実施の形態においては課金対象と
してプリンタとスキャナの利用ページ数のみを扱ってい
るが、これに限らずデバイス管理サーバ1、PCを含む
ホストコンピュータの使用時間などを課金対象として追
加しても有効であるし、故障修理、部品・消耗品交換に
おける追加の保守費用を含めても有効である。いずれに
してもシステム全体で保守契約を行い、システム構成に
よって課金額を決定することで、ユーザ、サービスマン
双方にメリットがある。
【0063】また、本実施の形態においては特典対象と
してA社製デバイスを優遇したが、これに限らずデバイ
スの動作の違いによる種別分け、例えばデバイスから得
られる情報の精度に従って特典を定める、等も有効であ
る。
【0064】(第2の実施の形態)第2の実施の形態につ
いては、第1の実施の形態との違いを説明する。第1の
実施の形態においては、システム構成上のデバイス種別
の比率に従って割引を設定したが、第2の実施の形態に
おいてはデバイスの実使用比率に従って割引を設定す
る。
【0065】図6は、第2の実施の形態における、機器
管理システムの全体概略を示す図である。機器管理シス
テムの運用手順、決済手順については第1の実施の形態
に従うので、概略図の一部を省略している。
【0066】第2の実施の形態においては、デバイス管
理サーバ1に管理されるデバイスとして4つのPCに接
続された4つのデバイス、すなわち3つのプリンタと1
つのスキャナが存在する。このうちデバイス1(12)
とデバイス2(13)はA社製であり、デバイス3(1
4)とデバイス4(15)はB社製である。
【0067】次に、第2の実施の形態における課金額決
定の方法について説明する。第2の実施の形態における
基本課金額の算出方法は第1の実施の形態のそれと同じ
である(図3を参照)。
【0068】図7に第2の実施の形態における割引額の
決定方法を示す。この第2の実施の形態においては、管
理対象となるデバイスのうちプリンタについて、その使
用比率に応じて割引を設定している。
【0069】具体的には月の全プリント量のうち、A社
製プリンタから出力されたプリント量の比率が高い場合
には割引を設定するというものである。本実施の形態に
おいては、白黒/フルカラーを問わずページ数単位でA
社製のプリンタを使用した比率を基に割引を設定する。
次に、例を基に割引額の計算を見ていく。
【0070】図8は、本実施の形態においてある月のデ
バイス使用量を示した表である。この表でプリンタはデ
バイス1、デバイス2、デバイス3である。また、A社
製プリンタはデバイス1、デバイス2である。この月の
月間プリントページ数は5000ページ。このうちA社
製プリンタによって印刷されたページ数は3700ペー
ジである。
【0071】したがって、A社製プリンタによるページ
数の比率は74%となる。これを図7の表で見ると50
%以上80%未満に該当し、割引率は0.9、つまり1
割引となる。この割引率はその月の基本課金額全体に適
用される。
【0072】次に、本実施の形態における動作について
図9を基に説明する。図9は第2の実施の形態における
動作の流れを示したフローチャートである。ただし、ス
テップS7までの処理については第1の実施の形態と同
じであるため、説明を省略し、ステップS7から説明す
る。
【0073】デバイス使用課金額の決済日には、ユーザ
に対して課金を行う。サーバは今日が決済日であり、か
つ、まだ決済処理をしていないかどうかを確認する(ス
テップS7)。決済の必要がある場合(YES)には、
サーバに記録されている情報から課金額を決定する。ま
ず、デバイス使用量を取得する(ステップS8)。
【0074】そして、使用量を基に基本課金額を算出す
る(ステップS9)。次に、デバイスの種類別使用頻度を
計算する(ステップS14)。これによりA社製プリンタ
の使用比率から割引率を算出し、割引後の課金額を算出
する(ステップS15)。最後に算出された課金額をも
って決済を行う(ステップS16)。そして、サーバは監
視状態(メインループ)に戻る。以上を、契約期間内であ
るかを確認しつつ(ステップS13)、繰り返す。
【0075】以上説明したように、オフィス機器(デバ
イス)を単体毎ではなく、システムとして包括的に保守
契約し、オフィス機器の使用状況に従って課金し、か
つ、オフィス機器の種別の使用比率に従って課金額の割
引を設定した。
【0076】これにより、ユーザの側にとっては、個別
にオフィス機器の保守契約を行うのに対してより妥当な
価格でのシステム導入が可能となり、さらに、保守業者
(サービスマン)にとっては、高品質なメンテナンスを行
うことができることに加え、特定種別のオフィス機器の
導入、販売を促進することが可能となった。なお、本実
施の形態においては、割引率の適用を基本課金額全体に
適用したが、A社製デバイスの課金額に適用することも
有効である。白黒/フルカラー問わず、比率を計算した
が、白黒とフルカラー印字の別で割引額を計算しても良
い。
【0077】デバイスとしてプリンタのみについて言及
したが、他のデバイス、例えばスキャナやPCについて
も特定種別の使用比率を基に割引額を計算しても有効で
ある。
【0078】(第3の実施の形態)第3の実施の形態につ
いては、第1の実施の形態との違いを説明する。第1の
実施の形態においては、システム構成上のデバイス種別
の比率に従って割引を設定したが、第3の実施の形態に
おいてはデバイスの組み合わせ使用比率に従って割引を
設定する。
【0079】図10は、第3の実施の形態における、機
器管理システムの全体概略を示す図である。機器管理シ
ステムの運用手順、決済手順については第1の実施の形
態に従うので、概略図の一部を省略している。
【0080】第3の実施の形態においては、デバイス管
理サーバ1に管理されるデバイスとして4つのPCに接
続された4つのデバイス、すなわち2つのプリンタと2
つのスキャナが存在する。このうちデバイス1(20)
とデバイス2(21)はA社製であり、デバイス3(2
2)とデバイス4(23)はB社製である。また、デバ
イス1とデバイス3はプリンタ、デバイス2とデバイス
4はスキャナであり、それぞれ、いずれの組み合わせに
おいても複写機として使用が可能である。
【0081】次に、第3の実施の形態における課金額決
定の方法について説明する。第3の実施の形態における
基本課金額の算出方法は第1の実施の形態のそれと同じ
である(図3を参照)。図11に第3の実施の形態におけ
る割引額の決定方法を表す表を示す。
【0082】第3の実施の形態においてはスキャナとプ
リンタを組み合わせて複写機として使用した場合の組み
合わせたデバイスの使用比率に応じて割引を設定してい
る。具体的には月の全コピー量のうちA社製スキャナと
A社製プリンタを組み合わせてコピーを行ったコピー量
の比率が高い場合には割引を設定するというものであ
る。
【0083】これは、A社製デバイス同士を組み合わせ
た場合には組み合わせ処理の最適化が図れ、保守管理に
おいて効率的に運用できるものである。それゆえ、A社
製デバイス同士の組み合わせを契約上優遇することには
意味がある。本実施の形態においては、白黒/フルカラ
ーを問わずページ数単位でA社製同士を組み合わせて使
用した比率を基に割引を設定する。
【0084】次に、具体的な例を基に割引額の計算を見
ていく。図12は本実施の形態においてある月のコピー
量を示した表である。この表でA社製同士を組み合わせ
ているのはデバイス2からデバイス1へコピーした場合
である。この月の月間コピーページ数は500ページで
あり、このうち、A社製同士を組み合わせてコピーされ
たページ数は210ページである。したがって、A社製
プリンタによるページ数の比率は42%となる。
【0085】これを図11で見ると、20%以上50%
未満に該当し、割引率は0.95、つまり5分引きとな
る。この割引率は、その月の基本コピー課金額に適用さ
れる。白黒コピーページ数は380ページであるので、
3800円である。また、カラーコピーページ数は12
0ページであるので、6000円となる。合計9800
円に対して5分引きとなるため、9310円がコピーに
関する課金額となる。
【0086】次に、本実施の形態における動作につい
て、図13のフローチャートを参照しながら説明する。
図13は、第3の実施の形態における動作の流れを示し
たフローチャートである。ただし、ステップS1〜ステ
ップS7までの処理については第1の実施の形態と同じ
であるため、説明を省略し、ステップS7から説明す
る。
【0087】デバイス使用課金額の決済日にはユーザに
対して課金を行う。サーバは、今日が決済日であり、か
つ、まだ決済処理をしていないかどうかを確認する(ス
テップS7)。
【0088】この確認の結果、決済の必要がある場合
(YES)には、サーバに記録されている情報から課金
額を決定する。まず、デバイス使用量を取得する(ステ
ップS8)。そして、使用量を基に基本課金額を算出す
る(ステップS9)。次に、デバイスの種類別使用頻度を
計算する(ステップS17)。
【0089】これにより、A社製同士を組み合わせたコ
ピー比率から割引率を算出し、割引後の課金額を算出す
る(ステップS18)。最後に算出された課金額をもっ
て決済を行う(ステップS19)。そして、サーバは監視
状態(メインループ)に戻る。以上を契約期間内であるか
を確認しつつ(ステップS13)、繰り返す。
【0090】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、オフィス機器(デバイス)を単体毎ではなく、シス
テムとして包括的に保守契約し、オフィス機器の使用状
況に従って課金し、かつ、オフィス機器の組み合わせ種
別の使用比率に従って課金額の割引を設定した。
【0091】これにより、ユーザの側にとっては、個別
にオフィス機器の保守契約を行うのに対してより妥当な
価格でのシステム導入が可能となり、さらに、保守業者
(サービスマン)にとっては、高品質なメンテナンスを行
うことができることに加え、特定種別のオフィス機器の
導入、販売を促進することが可能となった。
【0092】なお、本実施の形態においては、割引率の
適用をコピー課金額に適用したが、全課金額に適用して
も有効であるし、逆に対象となるデバイスの課金額に適
用しても良い。
【0093】また、白黒/フルカラー問わず、比率を計
算したが、白黒とフルカラー印字の別で割引額を計算し
ても良い。
【0094】さらに、上記実施の形態においては、デバ
イスとしてプリンタとスキャナの組み合わせのみについ
て言及したが、他のデバイス、例えばスキャナとFAXやF
AXとプリンタ等についても特定種別の組み合わせ使用比
率を基に割引額を計算しても有効である。
【0095】また、上記実施の形態においてはA社製デ
バイス同士の組み合わせのみを特典対象としたが、これ
に限らず、同じ製造元同士の組み合わせならば優遇する
なども有効である。
【0096】なお、本発明の実施の形態においては主に
プリンタとスキャナの組み合わせ使用を中心として述べ
てきたが、保守対象デバイスとしてはこれに限らずデジ
タルカメラやFAXなどさまざまなデバイスに適用するこ
とが可能である。
【0097】(本発明の他の実施の形態)なお、以上に
説明した本実施形態で各機能を実行する各手段は、コン
ピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなど
で構成されるものであり、RAMやROMに記憶された
プログラムが動作することによって実現できる。したが
って、コンピュータが上記機能を果たすように動作させ
るプログラムを、例えばCD−ROMのような記録媒体
に記録し、コンピュータに読み込ませることによって実
現できるものである。上記プログラムを記録する記録媒
体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディス
ク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不
揮発性メモリカード等を用いることができる。
【0098】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現さ
れるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおい
て稼働しているOS(オペレーティングシステム)ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実
施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラ
ムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張
ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形
態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発
明の実施形態に含まれる。
【0099】また、本発明をネットワーク環境で利用す
るべく、全部あるいは一部のプログラムが他のコンピュ
ータで実行されるようになっていても良い。例えば、画
面入力処理は、遠隔端末コンピュータで行われ、各種判
断、ログ記録等は他のセンターコンピュータ等で行われ
るようにしても良い。
【0100】
【発明の効果】本発明は上述したように、本発明によれ
ば、ネットワークを介してデバイス管理サーバ、ネット
ワーク端末及び被管理サーバのそれぞれが少なくとも1
つ以上相互に接続されているオフィス機器管理システム
において、少なくとも被管理サーバの識別子を含む被管
理サーバ情報を取得して記録する情報記録手段を上記デ
バイス管理サーバに備えるとともに、上記情報記録手段
に記録された情報を問い合わせる情報問い合わせ手段を
上記ネットワーク端末に備え、上記ネットワーク端末経
由で得られる記録情報に基づいて所定のサービスを実行
するとともに、上記実行したサービスの課金額を、上記
記録情報に従って決定するようにしたので、オフィス機
器システムとして包括的に保守契約して、オフィス機器
の使用状況に従って課金するようにすることができる。
また、オフィス機器の種別の構成比率に従って課金額の
割引を設定するようにすることができる。これらによ
り、ユーザの側にとっては、オフィス機器の保守契約を
個別に行うのに対して、より妥当な価格でのシステム導
入が可能となる。また、保守業者(サービスマン)にとっ
ては、高品質なメンテナンスを行うことができるととも
に、特定種別のオフィス機器の導入、及び販売を促進す
るようにすることができる。
【0101】また、ユーザの側にとっては、個別にオフ
ィス機器の保守契約を行うのに対して、より妥当な価格
でのシステム導入が可能となり、一方、保守業者(サー
ビスマン)にとっては、高品質なメンテナンスを行うこ
とができることに加え、特定種別のオフィス機器の導
入、販売を促進するようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるシステム全体の概略
構成図である。
【図2】第1の実施の形態における動作シーケンスを示
す図である。
【図3】第1の実施の形態における課金額の算出方法を
示した図である。
【図4】第1の実施の形態における処理ブロック構成を
示す図である。
【図5】第1の実施の形態における動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】第2の実施の形態におけるシステム全体の概略
を示す図である。
【図7】第2の実施の形態における課金割引額の算出方
法を示す図である。
【図8】第2の実施の形態における月間使用量の例を示
す図である。
【図9】第2の実施の形態における動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図10】第3の実施の形態における機器管理システム
の全体概略を示す図である。
【図11】第3の実施の形態における課金割引額の算出
方法を示す図である。
【図12】第3の実施の形態における月間使用量の例を
示す図である。
【図13】第3の実施の形態における動作を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 デバイス管理サーバ 2 PC 3 デバイス1(A社製プリンタ) 4 PC 5 デバイス2(B社製スキャナ) 6 リモート端末 7 決済機関 8、9、10、11 PC 12 デバイス1(A社製プリンタ) 13 デバイス2(A社製プリンタ) 14 デバイス3(A社製プリンタ) 15 デバイス4(B社製スキャナ) 16、17、18、19 PC 20 デバイス1(A社製プリンタ) 21 デバイス2(A社製スキャナ) 22 デバイス3(B社製プリンタ) 23 デバイス4(B社製スキャナ) 105 ネットワークモジュール 106 デバイス監視モジュール 107 デバイス構成管理モジュール 108 課金管理モジュール 109 記録管理モジュール 110 データベース 111 監視モジュール 112 一般アプリケーション

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介してデバイス管理サー
    バ、ネットワーク端末及び被管理サーバのそれぞれが少
    なくとも1つ以上相互に接続されているオフィス機器管
    理システムにおいて、 上記デバイス管理サーバは、少なくとも被管理サーバの
    識別子を含む被管理サーバ情報を取得して記録する情報
    記録手段を備え、 上記ネットワーク端末は、上記情報記録手段に記録され
    た情報を問い合わせる情報問い合わせ手段を備え、 上記ネットワーク端末経由で得られる記録情報に基づい
    て所定のサービスを実行するとともに、上記実行したサ
    ービスの課金額を、上記記録情報に従って決定すること
    を特徴とするオフィス機器管理システム。
  2. 【請求項2】 上記被管理サーバ情報は、機器の故障情
    報、デバイスの使用量情報、交換部品あるいは消耗品の
    状態情報、各デバイスの種類情報のうち、少なくとも1
    つの情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のオフ
    ィス機器管理システム。
  3. 【請求項3】 上記デバイスの種類及びその使用量を示
    す情報に従って課金額が決定されることを特徴とする請
    求項1または2に記載のオフィス機器管理システム。
  4. 【請求項4】 上記被管理サーバ情報は、2つ以上のデ
    バイスを組み合わせて使用したことを表す組み合わせ情
    報と、上記組み合わせた状態での使用量を表す情報とを
    含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載
    のオフィス機器管理システム。
  5. 【請求項5】 上記デバイス管理サーバは、上記被管理
    サーバ情報に基づいて、特定種類のデバイスの比率を算
    出する比率算出手段を備え、 上記比率算出手段の算出したシステム内における特定種
    類のデバイスの構成比率、使用頻度の高いデバイスの種
    別、組み合わせ頻度の高いデバイスの種別に基づいて、
    システムの利用者に特典を与えることを特徴とする請求
    項1〜4の何れか1項に記載のオフィス機器管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記システムの利用者に与える特典は、
    上記課金額の割引であることを特徴とする請求項5に記
    載のオフィス機器管理システム。
  7. 【請求項7】 上記特定種類のデバイスとは、上記被管
    理サーバ情報を詳細に得られる種類のデバイスであるこ
    とを特徴とする請求項5または6に記載のオフィス機器
    管理システム。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介してネットワーク端末
    及び被管理サーバのそれぞれが少なくとも1つ以上相互
    に接続されているオフィス機器管理システムで用いられ
    るデバイス管理サーバであって、 上記ネットワークを介して、上記被管理サーバの識別子
    を少なくとも含む被管理サーバ情報を取得して記録する
    情報記録手段を備えていることを特徴とするデバイス管
    理サーバ。
  9. 【請求項9】 上記被管理サーバ情報は、機器の故障情
    報、デバイスの使用量情報、交換部品あるいは消耗品の
    状態を表す情報、各デバイスの種類を表す情報のうち、
    少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする請求項8
    に記載のデバイス管理サーバ。
  10. 【請求項10】 上記デバイスの種類及びその使用量に
    従って課金額が決定されることを特徴とする請求項8ま
    たは9に記載のデバイス管理サーバ。
  11. 【請求項11】 上記被管理サーバ情報は、2つ以上の
    デバイスを組み合わせて使用したことを表す組み合わせ
    情報と、上記2つ以上のデバイスを組み合わせた状態で
    の使用量を表す情報とを含むことを特徴とする請求項8
    〜10の何れか1項に記載のデバイス管理サーバ。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介して被管理サーバ、
    ネットワーク端末、及び上記被管理サーバの識別子を少
    なくとも含む被管理サーバ情報を取得して記録する情報
    記録手段を有するデバイス管理サーバのそれぞれが少な
    くとも1つ以上相互接続されているオフィス機器管理シ
    ステムで用いられるネットワーク端末であって、 上記ネットワーク端末は、上記情報記録手段に記録され
    た情報を問い合わせる情報問い合わせ手段を有すること
    を特徴とするネットワーク端末。
  13. 【請求項13】 ネットワークを介して相互接続された
    デバイス管理サーバ、ネットワーク端末及び被管理サー
    バのそれぞれを少なくとも1つ以上を備えて成るオフィ
    ス機器を管理する方法において、 上記デバイス管理サーバにより、少なくとも被管理サー
    バの識別子を含む被管理サーバ情報を取得して記録媒体
    に記録する情報記録処理を行い、 上記ネットワーク端末が、上記情報記録処理によって記
    録媒体に記録された情報を問い合わせる情報問い合わせ
    処理を行い、 上記ネットワーク端末経由で得られる上記記録情報に基
    づき所定のサービスを実行するとともに、上記実行した
    サービスの課金額を、上記記録情報に従って決定するこ
    とを特徴とするオフィス機器管理方法。
  14. 【請求項14】 上記被管理サーバ情報は、機器の故障
    情報、デバイスの使用量情報、交換部品あるいは消耗品
    の状態情報、各デバイスの種類情報のうち、少なくとも
    1つの情報を含むことを特徴とする請求項13に記載の
    オフィス機器管理方法。
  15. 【請求項15】 上記デバイスの種類及びその使用量を
    示す情報に従って課金額が決定されることを特徴とする
    請求項13または14に記載のオフィス機器管理方法。
  16. 【請求項16】 上記被管理サーバ情報は、2つ以上の
    デバイスを組み合わせて使用したことを表す組み合わせ
    情報と、上記組み合わせた状態での使用量を表す情報と
    を含むことを特徴とする請求項13〜15の何れか1項
    に記載のオフィス機器管理方法。
  17. 【請求項17】 上記デバイス管理サーバは、上記被管
    理サーバ情報に基づいて、特定種類のデバイスの比率を
    算出する比率算出処理を行い、 上記算出したシステム内における特定種類のデバイスの
    構成比率、使用頻度の高いデバイスの種別、組み合わせ
    頻度の高いデバイスの種別に基づいて、システムの利用
    者に特典を与えることを特徴とする請求項13〜16の
    何れか1項に記載のオフィス機器管理方法。
  18. 【請求項18】 上記システムの利用者に与える特典
    は、上記課金額の割引であることを特徴とする請求項1
    7に記載のオフィス機器管理方法。
  19. 【請求項19】 上記特定種類のデバイスとは、上記被
    管理サーバ情報を詳細に得られる種類のデバイスである
    ことを特徴とする請求項17または18に記載のオフィ
    ス機器管理方法。
  20. 【請求項20】 上記請求項1〜12の何れか1項に記
    載の各手段をコンピュータに構成させるためのプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記憶媒体。
  21. 【請求項21】 上記請求項13〜19の何れか1項に
    記載のオフィス機器管理方法コンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュ
    ータ読み取り可能な記憶媒体。
  22. 【請求項22】 上記請求項13〜19の何れか1項に
    記載のオフィス機器管理方法コンピュータに実行させる
    ことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009086821A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Fujitsu Ltd 保守料金算出システム、保守料金算出装置及び保守料金算出方法
JP2016126402A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ライセンス管理サーバーおよびライセンス管理方法

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