JP2002318710A - 複合事象監視システム、複合事象監視方法及びプログラム - Google Patents

複合事象監視システム、複合事象監視方法及びプログラム

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JP2002318710A
JP2002318710A JP2001123938A JP2001123938A JP2002318710A JP 2002318710 A JP2002318710 A JP 2002318710A JP 2001123938 A JP2001123938 A JP 2001123938A JP 2001123938 A JP2001123938 A JP 2001123938A JP 2002318710 A JP2002318710 A JP 2002318710A
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Naotaka Sawada
直隆 澤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータシステムが出力するメッセージ
の監視システムにおいて、システム管理者が複合事象を
容易に認知することができる技術の提供。 【解決手段】 記憶部3に、監視対象メッセージテンプ
レートと複合事象監視一次メッセージテンプレートと通
知メッセージテンプレートとを対応づけて記憶してお
き、メッセージテンプレート照合手段22で、受信テン
プレートと各メッセージテンプレートとの照合を行い、
複合事象監視一次メッセージテンプレートと一致した場
合、複合事象監視二次メッセージ登録手段23で、その
テンプレートに受信メッセージに含まれるデータを代入
して特定二次テンプレートを生成し、さらに、受信テン
プレートが特定二次テンプレートと一致した場合、複合
事象が発生したと判断して複合事象の発生を通知するメ
ッセージを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視対象のコンピ
ュータシステム等で発生した事象のメッセージをシステ
ム管理者に選択的に通知するメッセージ監視技術に関
し、特に、複数の事象の組合せとして認識される複合事
象の発生をシステム管理者に通知する複合事象監視シス
テム、方法及びプログラム技術に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステム(以下、「システ
ム」とも称する。)においては、通常、事象(イベン
ト)ごとにメッセージを出力する。システムでは多数の
事象が発生するので、システムの出力するメッセージは
膨大な量となる。このため、システム管理者にとって、
システムの出力する全てのメッセージを見ることは極め
て困難である場合が多い。また、全てのメッセージを見
なければ、正しい運用ができないわけでもない。なお、
ここでイベントとは、例えば、プロセスの起動/停止/
異常、又は、タスクの開始/終了/異常といった状態変
化を伴う事象をいう。
【0003】そこで、システムの出力したメッセージの
うち、重要なものを選択して表示するメッセージ監視シ
ステムが使用されている。監視システムでは、重要なメ
ッセージのテンプレートを登録しておき、オンラインで
接続された監視対象システムから出力されるメッセージ
を受信する。そして、受信したメッセージと登録されて
いるテンプレートとを照合することによって事象の監視
をし、さらに、受信メッセージがテンプレートと一致し
た場合には、システム管理者にそのメッセージ受信を選
択的に通知する。このように、重要なメッセージだけを
選択的に通知することにより、効率的にコンピュータシ
ステムを監視することができる。なお、重要なメッセー
ジ以外のメッセージは、通常、自動的にログに記録され
るだけである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンピュー
タシステムで発生する様々な事象の内には、複数の事象
を組合せて一つの複合事象として認識すべきものが含ま
れる。複数の事象を一つの複合事象として認識すれば、
システム管理者がコンピュータシステムの状態をより的
確に把握することが容易となるからである。
【0005】例えば、コンピュータシステムにおける
「プロセスPの停止」という事象と、「プロセスPの起
動」という事象とが順次に発生した場合、これら事象
は、「プロセスPの再起動」という一つの複合事象とし
て認識すべきものである。また、例えば、「処理Aで異
常発生」という事象と、「処理Bで異常発生」という事
象とは、「処理A及び処理Bで異常発生」という一つの
複合事象として認識した方が好適なことがある。さら
に、例えば、「処理A多重処理中」、「処理A異常発生
後、プロセスP再起動」という複合事象も挙げられる。
【0006】ところが、従来の監視システムにおいて
は、コンピュータシステムが出力したメッセージごと
に、一つずつ受信、照合及び通知の処理を行っていた。
このため、一つの複合事象として認識すべき複数の事象
のメッセージが、別々に、システム管理者に通知されて
いた。例えば、「プロセスPが再起動」という複合事象
として認識すべき事象が発生しても、監視システムから
は「プロセスPが停止」及び「プロセスPが起動」とい
う二つの事象についてのメッセージが別々に通知される
だけである。
【0007】このため、システム管理者は、別々に通知
された複数のメッセージを収集し、組み合わせて、複合
事象か否かを判断していた。すなわち、従来のメッセー
ジ監視システムでは、複合事象か否かということをメッ
セージ監視システム自体で認識することはできなかっ
た。このため、従来の監視システムにおいては、システ
ム管理者の監視負担が重い上、複合事象か否かを判断す
るにあたって人為的な判断ミスが発生するおそれがあっ
た。
【0008】そこで、本発明は、上記の問題を解決すべ
くなされたものであり、コンピュータシステムが出力す
るメッセージの監視システムにおいて、システム管理者
が複合事象を容易に認知することができる技術の提供を
目的とする。
【0009】なお、特開2000−183881号公報
には、障害により発生する複数の関連あるメッセージを
発生順に順次にリンクし、最後に発生したメッセージに
対するする障害分析結果を求める技術が開示されてい
る。この公報開示の技術によれば、監視システムが、自
動的に障害原因を判別して障害分析結果のメッセージを
システム管理者に通知することができる。しかし、この
文献開示の技術においても、複数の事象が複合事象か否
かの判断は、監視システムでは行っておらず、システム
管理者が判断せざるを得ない。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、本発明の請求項1に係る複合事象監視システムによ
れば、監視対象システムが事象ごとに出力するメッセー
ジを受信メッセージとして受信する入力部と、監視対象
とする複合事象に関するテンプレートが記憶される記憶
部と、受信メッセージから複合事象の発生を判断する処
理部と、複合事象の発生を通知するメッセージを出力す
る出力部とを備えた複合事象監視システムであって、記
憶部には、監視対象とする複合事象を構成する事象のう
ち最初に発生する事象のメッセージのテンプレートであ
る一次テンプレートと、複合事象を構成する事象のうち
最後に発生する事象のメッセージのテンプレートである
二次テンプレートとを対応づけて記憶してあり、処理部
は、受信メッセージを分解してこの受信メッセージを構
成する受信テンプレートを抽出する分解部と、受信テン
プレートと一致した一次テンプレートに対応づけられた
二次テンプレートに、受信メッセージに含まれる発生事
象を特定するデータの少なくとも一部分を代入して特定
二次テンプレートを生成し、この特定二次テンプレート
を当該二次テンプレートと対応づけて記憶部へ登録する
登録部と、受信テンプレートと前記一次テンプレート及
び特定二次テンプレートとの照合を行い、この受信テン
プレートと一次テンプレートとが一致した場合にこの受
信テンプレートを登録部へ転送し、この受信テンプレー
トと特定二次テンプレートとが一致した場合に複合事象
が発生したと判断する照合部とにより構成されている。
【0011】このように、本発明の複合事象監視システ
ムによれば、複合事象用の第一及び第二テンプレートを
関連づけて登録しておき、第一テンプレートが一致した
場合に特定第二テンプレートを生成し、この特定第二テ
ンプレートと一致した場合に複合事象が発生したと判断
する。これにより、独立した複数の監視メッセージを1
つずつ受信、照合し、監視対象のコンピュータシステム
内で複合事象であるかどうかを自動的に判断し、システ
ム管理者に複合事象の発生を明示的に通知することがで
きる。その結果、システム管理者の監視負担を軽減する
ことができる上、複合事象か否かを判断するにあたって
人為的な判断ミスの発生を防止することができる。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、記憶
部に、前記複合事象の発生をシステム管理者に通知する
複合通知メッセージのテンプレートである複合通知テン
プレートを前記二次テンプレートに対応づけて記憶して
あり、複合事象が発生したと判断した場合、照合部は、
前記特定二次テンプレートと対応づけられた複合通知テ
ンプレートに、この特定二次テンプレートの項目データ
を追加して複合通知メッセージを生成し、出力部は、複
合通知メッセージを出力する構成としてある。
【0013】このように、複合通知メッセージを出力す
れば、システム管理者に複合事象の発生を容易に通知す
ることができる。
【0014】また、請求項3記載の発明によれば、記憶
部に、監視すべき複合事象を構成する各事象の発生を前
記システム管理者へ通知する通知メッセージのテンプレ
ートである通知テンプレートを記憶してあり、複合事象
が発生したと判断した場合、照合部は、複合事象を構成
する各事象の受信メッセージの項目データを、これら各
事象の通知テンプレートの該当項目に代入してこれら各
事象の通知メッセージをそれぞれ生成し、出力部は、複
合事象を構成する各事象の通知メッセージを互いに連続
して出力する構成としてある。
【0015】これにより、複合事象専用の通知テンプレ
ートを登録しなくとも、システム管理者に容易に複合事
象の発生を通知することができる。
【0016】また、請求項4記載の発明によれば、出力
部は、複合事象の発生を通知するメッセージをチャイム
又は警報音等の注意喚起信号とともに出力する構成とし
てある。これにより、システム管理者は、複合事象が発
生した場合に注意を喚起される。その結果、システム管
理者は、監視装置の出力装置の前から離れ、他の作業に
あたっていても、確実に複合事象の発生を認知すること
ができる。このため、監視効率の向上を図ることができ
る。
【0017】また、本発明の請求項5記載の複合事象監
視方法によれば、記憶部に、監視対象とする複合事象を
構成する事象のうち最初に発生する事象のメッセージの
テンプレートである一次テンプレートと、前記複合事象
を構成する事象のうち最後に発生する事象のメッセージ
のテンプレートである二次テンプレートとを対応づけて
記憶しておき、監視対象システムが事象ごとに出力する
メッセージを受信メッセージとして受信する処理と、前
記受信メッセージを分解してこの受信メッセージを構成
する受信テンプレートを抽出する処理と、前記受信テン
プレートと前記一次テンプレートとの照合を行う処理
と、前記受信テンプレートと一次テンプレートとが一致
した場合に、この一次テンプレートに対応づけられた二
次テンプレートに、前記受信メッセージに含まれる発生
事象を特定するデータの少なくとも一部分を代入して特
定二次テンプレートを生成し、この特定二次テンプレー
トを当該二次テンプレートと対応づけて前記記憶部へ登
録する処理と、受信テンプレートが前記一次テンプレー
トと一致した受信メッセージ受信後に受信した別の受信
メッセージから抽出された受信テンプレートと前記特定
二次テンプレートとの照合を行う処理と、前記受信テン
プレートと特定二次テンプレートとが一致した場合に複
合事象が発生したと判断する処理と、複合事象が発生し
たと判断した場合に、複合事象の発生を通知するメッセ
ージを出力する処理とを含む方法としてある。
【0018】これにより、独立した複数の監視メッセー
ジを1つずつ受信、照合し、監視対象のコンピュータシ
ステム内で複合事象であるかどうかを自動的に判断し、
システム管理者に複合事象の発生を明示的に通知するこ
とができる。その結果、システム管理者の監視負担を軽
減することができる上、複合事象か否かを判断するにあ
たって人為的な判断ミスの発生を防止することができ
る。
【0019】また、本発明の請求項6記載のプログラム
によれば、監視対象システムが事象ごとに出力するメッ
セージを受信メッセージとして受信する処理と、前記受
信メッセージを分解してこの受信メッセージを構成する
受信テンプレートを抽出する処理と、記憶部から監視対
象とする複合事象を構成する事象のうち最初に発生する
事象のメッセージのテンプレートである一次テンプレー
トを読み出す処理と、受信テンプレートと前記一次テン
プレートとの照合を行う処理と、受信テンプレートと一
次テンプレートとが一致した場合に、複合事象を構成す
る事象のうち最後に発生する事象のメッセージのテンプ
レートであって記憶部に一次テンプレートと対応づけて
記憶されている二次テンプレートに、受信メッセージに
含まれる項目データの少なくとも一部分を代入して特定
二次テンプレートを生成し、この特定二次テンプレート
を前記二次テンプレートと対応づけて前記記憶部へ登録
する処理と、一次テンプレートと一致した受信メッセー
ジ受信後に受信した別の受信メッセージから抽出された
受信テンプレートと前記特定二次テンプレートとの照合
を行う処理と、受信テンプレートと特定二次テンプレー
トとが一致した場合に複合事象が発生したと判断する処
理と、複合事象が発生したと判断した場合に、複合事象
の発生を通知するメッセージを出力する処理とをコンピ
ュータに実行させる構成としてある。
【0020】本発明のプログラムをコンピュータに読み
込ませて実行させれば、独立した複数の監視メッセージ
を1つずつ受信、照合し、監視対象のコンピュータシス
テム内で複合事象であるかどうかを自動的に判断し、シ
ステム管理者に複合事象の発生を明示的に通知すること
ができる。その結果、システム管理者の監視負担を軽減
することができる上、複合事象か否かを判断するにあた
って人為的な判断ミスの発生を防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態
における複合事象監視システムにおける処理は、プログ
ラムに制御されたコンピュータにより実行される。この
プログラムは、例えば、ROM等のコンピュータ内部の
記憶装置に記憶しておいてもよいし、記録媒体からコン
ピュータに読み込ませてもよい。記録媒体としては、例
えば、磁気ディスク、半導体メモリ、その他の任意の、
コンピュータで読み取り可能なものを利用することがで
きる。さらに、このプログラムは、通信回線を介してコ
ンピュータに読込ませてもよい。
【0022】[第一実施形態]まず、図1を参照して、
第一実施形態の複合事象監視システムの概要を示す。図
1に示すように、第一実施形態の監視システムは、入力
装置1、データ処理装置2、記憶装置3、出力装置4及
び記憶媒体5から構成されている。
【0023】ここで、図2に、監視対象のシステムから
出力されるメッセージの一例を示す。メッセージは、メ
ッセージテンプレートにメッセージ付加情報を加えて構
成されている。ここで、メッセージテンプレートとは、
あらかじめ想定されるイベントに対応して用意された、
メッセージ中の想定部分をいう。図2に示す例では、メ
ッセージテンプレートには、「システム名」、「発生日
時」、「プロセス名」及び「事象」の項目が設けられて
いる。
【0024】また、発生日時の項目では、発生日時の記
述形式が「(YYY/MM/DD hh:mm:ss)」により規定されて
いる。さらに、このメッセージテンプレートでは「プロ
セス起動」の事象を監視対象としているので、「事象」
の項目には「プロセス起動」が指定されている。なお、
「プロセス起動」以外の事象については、それぞれ個別
のメッセージテンプレートが用意されている。
【0025】また、メッセージ付加情報とは、メッセー
ジ中に記述される、そのイベントに関係するプロセス、
そのイベントに関係するデータ、イベント発生の時刻、
等の個々のイベントを特定する情報をいう。図2に示す
例では、システム名として「A」、発生日時として「20
00/11/30 12:33:44」、プロセス名として「P」が、付
加情報としてそれぞれ与えられている。
【0026】そして、図2に示すように、メッセージ付
加情報の各項目データを、メッセージテンプレートの該
当項目にそれぞれ代入することにより、メッセージが生
成される。このようにして、監視対象システムにおいて
生成されたメッセージの文字列が、リアルタイムで監視
システムへ出力される。なお、通常、メッセージは短時
間に大量に出力されるため、システム管理者はメッセー
ジ監視システムを利用して、特に重要なメッセージだけ
を監視することになる。
【0027】入力装置1は、オンラインで一つ又は複数
の監視対象のシステムと接続し、メッセージを受信する
ためのものである。データ処理装置の処理に対して、メ
ッセージが短時間に大量に発生した場合を考慮し、バッ
ファを備えている必要がある。
【0028】また、データ処理装置2は、CPU、RA
M、OSなど、通常のコンピュータと同等の装備を最低
限備えている必要とよい。また、データ処理装置2は、
図3に示すように、メッセージ分解手段21、メッセー
ジテンプレート照合手段22及び複合事象監視二次メッ
セージ登録手段23により構成されている。これら手段
は、データ処理装置2は、記憶媒体5からロードされた
プログラムによって機能する。
【0029】メッセージ分解手段21は、メッセージテ
ンプレートとメッセージ付加情報を区別するための手段
である。例えば、図2に示したメッセージを受信する
と、メッセージ分解手段は、受信メッセージから、図2
に示したメッセージテンプレートを抽出する。
【0030】また、メッセージテンプレート照合手段2
2は、入力装置1で受信したメッセージと記憶装置3に
登録されている内容を照合するための手段である。複合
事象監視の場合には、一次メッセージのメッセージ付加
情報も二次メッセージの照合に必要となるため、メッセ
ージテンプレートとメッセージ付加情報の両方を照合に
使う。
【0031】また、複合事象監視二次メッセージ登録手
段23は、複合事象監視において、メッセージ分解手段
21で抽出されたメッセージ付加情報を、後で発生する
事象の監視対象メッセージテンプレートに流用するため
の手段である。すなわち、本来のメッセージテンプレー
トに、前出のメッセージ付加情報を流用・付加し、複合
事象監視用に一時的に新しいメッセージテンプレートを
登録する。
【0032】記憶装置3は、図3に示すように、監視対
象メッセージテンプレート記憶部31、通知メッセージ
テンプレート記憶部32及び複合事象監視一次メッセー
ジテンプレート記憶部33により構成されている。監視
対象メッセージテンプレート記憶部31は監視対象シス
テムから短時間に大量に出力されるメッセージのうち、
監視対象として、出力装置41に出力するメッセージを
登録しておく部分である。
【0033】なお、記憶装置3には、処理性能、記憶量
を考慮すると、ハードディスクを用いるのが最適であ
る。ただし、処理性能向上のため、データ処理装置2の
RAM上にデータがキャッシングされるようにするとよ
い。
【0034】出力装置4は、図3に示すように、受信し
たメッセージが監視対象であった場合、そのメッセージ
を表示するための出力装置41と、受信したメッセージ
が通知対象であった場合、システム管理者に通知するた
めの出力装置42で構成される。
【0035】なお、システム管理者にとって、システム
の出力する全てのメッセージを見ることは極めて困難で
ある場合が多く、また、全てのメッセージを見なけれ
ば、正しい運用ができないわけでもない。そこで通常、
重要なメッセージ以外のメッセージは、自動的にログに
記録されるだけで、リアルタイムでの認知は行われな
い。そして、重要なメッセージだけをログ以外に、出力
装置41に出力させ、リアルタイムでシステム管理者が
認知できるようにする。
【0036】出力装置41としては、CRT、プリン
タ、スピーカ等が考えられるが、処理速度、知覚の精度
を考慮すると、CRTが最適である。出力装置41での
出力内容は、次の二種類である。 受信した監視対象メッセージそのものの出力。 通知メッセージテンプレート記憶部32に登録してあ
る通知メッセージ出力。 なお、監視対象メッセージを受信した場合の出力メッセ
ージテンプレートを別途登録しておいてもよいが、処理
性能や登録作業の手間を考慮し、監視対象メッセージを
受信したときは、受信メッセージそのものを出力するも
のとする。
【0037】ところで、重要なメッセージは監視が必要
であるが、それでも、システム管理者はイベント発生を
認知しておくだけで、その後にシステム管理者が主体的
にアクションを起こさなくても問題のない場合が多い。
この場合には、必ずしも、システム管理者は、リアルタ
イムでイベント発生を認知しておく必要はない。そうい
う場合には、システム管理者が出力装置の前から離れ、
他の作業にあたれると好都合である。
【0038】そこで、本実施形態では、イベント発生直
後にシステム管理者の主体的なアクションが必要となる
ような、単なる監視対象メッセージよりもさらに重要な
メッセージだけを選択し、その場合にだけ、システム管
理者がリアルタイムにイベントの発生を認知できるよう
に、より遠隔認知の可能な出力装置42へ出力する。
【0039】出力装置42としては、例えばスピーカ、
ページャ又はCRTが考えられるが、本実施形態では、
価格や通知性能を考慮してスピーカを用いる。出力装置
42は、遠隔認知を可能にするため、例えば、チャイム
や警報音とともに、通知メッセージテンプレート記憶部
32に登録してある通知メッセージを通知する。
【0040】なお、本実施形態では、監視対象メッセー
ジを出力する出力装置41と、通知メッセージを出力す
る出力装置42とを個別に設けているが、コストや設置
場所等に制限がある場合、出力装置41及び42を一つ
の出力装置で兼用してもよい。
【0041】次に、図3及び図4を参照して、監視シス
テムの動作例について説明する。ここでは、個別の三事
象とともに、複合事象を監視する例について説明する。
すなわち、個別の事象として、「プロセス異常(E
1)」、「プロセス停止(E2)及び「プロセス起動
(E3)」の発生をそれぞれ監視する。さらに、複合事
象として、「プロセス再起動(E23)」の発生を監視
する。プロセス再起動とは、プロセス停止後、プロセス
起動が発生する事象をいう。
【0042】1.事前登録 まず、図4及び図5に示すように、次の1−1、1−1
及び1−3の三種類の登録を行い、記憶装置3に保存す
る。なお、1−1〜1−3の各項目は、図6の処理ステ
ップS1−1〜S1−3にそれぞれ対応する。
【0043】1−1.「監視対象メッセージテンプレー
ト」の登録 まず、監視の対象とするメッセージのテンプレートを登
録する。ここでは、図4に示す「プロセス異常」のテン
プレートM1及び「プロセス停止」のテンプレートM2
と、図5に示す「プロセス起動」のテンプレートM3及
び「プロセス再起動」のテンプレートM23を登録す
る。
【0044】1−2.「複合事象監視一次メッセージテ
ンプレート」の登録 次に、複合事象監視をする場合に、上記の1−1で「監
視対象メッセージテンプレート」として登録した事象の
前に監視しておくべき事象のメッセージテンプレートを
登録する。ここでは、図5の(B)に示すように、複合
事象である「プロセス再起動」についての「複合事象監
視一次メッセージテンプレート」として、「プロセス停
止」の監視メッセージテンプレートと同じテンプレート
を登録する。
【0045】なお、「複合事象監視一次メッセージテン
プレート」の登録がない場合、受信メッセージの示す事
象はデータ処理装置2において複合事象を構成する事象
ではないと認識される。
【0046】1−3.通知メッセージテンプレート登録 上述した1−1で登録した「監視対象メッセージテンプ
レート」に該当するメッセージを受信したときに、シス
テム管理者へ通知する内容を「通知メッセージテンプレ
ート」として登録する。ここでは、「プロセス異常(E
1)」の事象発生時の「通知メッセージテンプレート」
として、図4の(A)に示した「監視対象メッセージテ
ンプレート(M1)」と同じものを登録しておく。ま
た、「プロセス再起動」の複合事象の「通知メッセージ
テンプレート」として、図5の(B)に示した「監視対
象メッセージテンプレート(M23)」と同じものを登
録しておく。
【0047】なお、種々の受信メッセージのうち、この
「通知メッセージテンプレート」が登録してある場合の
み、出力装置42の通知対象となる。一方、「通知メッ
セージテンプレート」の登録がない場合は、受信メッセ
ージはシステム管理者へ通知されない。
【0048】また、図4及び図5に示すとおり、事象ご
とに1−1〜1−3の登録は、互いに関連付けられ、三
つの登録で一つのセットになっている。テンプレートの
値が空欄になっている項目は、照合の条件が「どんな値
でも無条件に満たす」ことを意味している。また、テン
プレートの値が括弧付きの式で示されている項目は、項
目の値そのものが条件なのではなく、項目の値が括弧付
きの式を満たす値であるかどうかが条件であることを意
味している。
【0049】なお、図4の(A)に示す「プロセス異常
(E1)」、図4の(B)に示す「プロセス停止(E
2)」及び図5の(A)に示す「プロセス起動(E
3)」に関する通常のメッセージテンプレートの内容は
固定されており、監視中に変更されることはない。一
方、図5の(B)に示す「プロセス再起動(E23)」
という複合事象に関するメッセージテンプレートは、後
述するように、一次メッセージからの流用を含むため、
監視中に変更される。
【0050】2.監視 次に、図3及び図6を参照して、監視処理について説明
する。なお、下記の処理2−1〜2−9は、図6に示す
処理ステップS2−1〜2−9に対応する。
【0051】ここでは、「プロセス異常(E1)」、
「プロセス停止(E2)」及び「プロセス起動(E
3)」の三事象が順次に発生した場合を想定する。さら
に、「プロセス異常(E1)」又は「プロセス再起動
(E23)」の事象が発生した場合には、出力装置42
により事象発生を通知する。
【0052】<E1「プロセス異常」発生時>まず、
「プロセス異常」の事象が発生した場合の処理について
説明する。 2−1.まず、入力装置1により、監視対象のシステム
から出力されたメッセージを受信する。 2−2.次に、メッセージ分解手段21により、受信メ
ッセージをメッセージテンプレートとメッセージ付加情
報に分解する。
【0053】2−3.続いて、メッセージテンプレート
照合手段22により、受信メッセージと監視対象メッセ
ージテンプレート記憶部31に登録してある監視対象メ
ッセージテンプレートを比較する。ここでは、「プロセ
ス異常」の受信メッセージは、図4の(A)に示した
「監視対象テンプレート(M1)」に一致する。 2−4.そこで、出力装置41により、受信したメッセ
ージを表示する。
【0054】2−5.さらに、メッセージテンプレート
照合手段22により、通知メッセージテンプレート記憶
部32に「プロセス異常」の「通知メッセージテンプレ
ート」が登録してあるかどうかを判別する。ここでは、
図4の(A)に示すように「プロセス異常」の「通知メ
ッセージテンプレート」が登録されている。
【0055】2−6.そこで、出力装置42により、
「プロセス異常」の通知メッセージをチャイムや警報音
により、システム管理者へ通知する。 2−7.さらに、出力装置41により、上記の2−4で
通知したメッセージの場合よりもより重要なメッセージ
として、「プロセス異常」の通知メッセージを表示す
る。
【0056】2−8.メッセージテンプレート照合手段
22で、複合事象監視一次メッセージテンプレート記憶
部33に受信メッセージのメッセージテンプレートが登
録してあるかどうかを判別する。ここでは、「プロセス
異常」の受信メッセージが、「複合事象監視一次メッセ
ージ」ではないことを識別する。
【0057】<E2「プロセス停止」発生時>次に、
「プロセス停止」の事象が発生した場合の処理について
説明する。 2−1.まず、入力装置1により、「プロセス停止」の
メッセージを受信する。 2−2.次に、メッセージ分解手段21で、受信したメ
ッセージをメッセージテンプレートとメッセージ付加情
報に分解する。
【0058】2−3.続いて、メッセージテンプレート
照合手段22で、受信したメッセージと監視対象メッセ
ージテンプレート記憶部31に登録してある監視対象メ
ッセージテンプレートを比較する。ここでは、「プロセ
ス停止」の受信メッセージは、図4の(B)に示した
「監視対象テンプレート(M2)」に一致する。 2−4.そこで、出力装置41により、受信したメッセ
ージを表示する。
【0059】2−5.さらに、メッセージテンプレート
照合手段22により、通知メッセージテンプレート記憶
部32に「プロセス停止」の「通知メッセージテンプレ
ート」が登録してあるかどうかを判別する。ここでは、
図4の(A)に示すように「プロセス停止」の「通知メ
ッセージテンプレート」は登録されていない。このた
め、「プロセス停止」の通知メッセージはシステム管理
者へ通知されない。
【0060】2−8.続いて、メッセージテンプレート
照合手段22で、複合事象監視一次メッセージテンプレ
ート記憶部33に受信メッセージのメッセージテンプレ
ートが登録してあるかどうかを判別する。ここでは、
「プロセス停止」の受信メッセージが、「複合事象監視
一次メッセージ」に該当する。
【0061】2−9.そこで、複合事象監視二次メッセ
ージ登録手段23により、受信メッセージのメッセージ
付加情報を流用して、特定二次メッセージを生成し、監
視対象メッセージテンプレート記憶部31に登録する。
例えば、受信メッセージのメッセージ付加情報である、
システム名「A」、プロセス名「P」を、図5の(B)
に示す「監視対象メッセージテンプレート(M23)」
の該当項目に代入する。
【0062】<E3「プロセス起動」発生時>次に、
「プロセス起動」の事象が発生した場合の処理について
説明する。 2−1.まず、入力装置1により、メッセージを受信す
る。 2−2.次に、メッセージ分解手段21で、受信したメ
ッセージをメッセージテンプレートとメッセージ付加情
報に分解する。
【0063】2−3.続いて、メッセージテンプレート
照合手段22により、受信メッセージと監視対象メッセ
ージテンプレート記憶部31に登録してある監視対象メ
ッセージテンプレートを比較する。ここでは、「プロセ
ス起動」の受信メッセージは、図5の(A)に示した
「監視対象テンプレート(M2)」と、図5の(B)に
示した「監視対象テンプレート(M23)」との両方に
一致する。 2−4.そこで、出力装置41により、受信したメッセ
ージを表示する。
【0064】2−5.さらに、メッセージテンプレート
照合手段22により、通知メッセージテンプレート記憶
部32に「プロセス停止」の「通知メッセージテンプレ
ート」が登録してあるかどうかを判別する。ここでは、
図5の(A)に示すように「プロセス起動(E2)」に
対応づけられた「通知メッセージテンプレート」は登録
されていないが、図5の(B)に示すように「プロセス
再起動(E23)」に対応づけられた「通知メッセージ
テンプレート」が登録されている。
【0065】2−6.そこで、出力装置42により、
「プロセス再起動(E23)」に対応づけられている
「通知メッセージテンプレート」に基づいて通知メッセ
ージを、チャイムや警報音とともに通知する。 2−7.さらに、出力装置41により、上記の2−4で
通知したメッセージの場合よりもより重要なメッセージ
として、「プロセス再起動」の通知メッセージを表示す
る。
【0066】2−8.続いて、メッセージテンプレート
照合手段22により、複合事象監視一次メッセージテン
プレート記憶部33に受信メッセージのメッセージテン
プレートが登録してあるかどうかを判別する。ここで
は、「プロセス再起動」の受信メッセージが、「複合事
象監視一次メッセージ」ではないことを識別する。
【0067】このように、第一実施形態では、監視対象
のシステムにおいて、「プロセス停止」及び「プロセス
起動」の事象が順次に発生した場合に、「プロセス再起
動」の通知メッセージが、システム管理者が認知できる
ように通知される。これにより、システム管理者の監視
負担を軽減することができる上、複合事象か否かを判断
するにあたって人為的な判断ミスの発生を防止すること
ができる。
【0068】[第二実施形態]次に、図7を参照して、
第一実施形態の複合事象監視システムの概要を示す。上
述した第一実施形態では、監視対象メッセージテンプレ
ート、複合事象監視一次メッセージテンプレート及び通
知メッセージテンプレートの三つのメッセージテンプレ
ートを一セットとして登録していた。一方、第二実施形
態では、各メッセージテンプレートにメッセージテンプ
レートIDを付け、このメッセージテンプレートIDに
より各々の事象の関連付けて事象登録を行うことによ
り、複合事象監視する。
【0069】図4の(B)に示した「プロセス停止」の
「監視対象メッセージテンプレート」、及び、「プロセ
ス再起動」の複合事象における「複合事象監視一次メッ
セージテンプレート」に相当するメッセージテンプレー
トに、図7の(A)に示すように「ID=0002」と
いう識別子を付与する。また、図5の(A)に示した
「プロセス起動」の「監視対象メッセージテンプレー
ト」に相当するメッセージテンプレートに、図7の
(B)に示すように「ID=0003」という識別子を
付与する。
【0070】また、図5の(B)に示した「プロセス再
起動」の複合事象における「プロセス起動」の「監視対
象メッセージテンプレート」に相当するメッセージテン
プレートに、図7の(C)に示すように「ID=002
3」という識別子を付与する。また、図5の(B)に示
した「プロセス再起動」の「通知メッセージテンプレー
ト」に相当するメッセージテンプレートに、図7の
(D)に示すように「ID=1023」という識別子を
付与する。
【0071】そして、図5の(B)に示したテンプレー
トの組合せとして、図7の(E)に示すように、「監視
対象メッセージテンプレート」として「ID=002
3」、「複合事象監視一次メッセージテンプレート」と
して「ID=0002」、及び、「通知メッセージテン
プレート」として「ID=1023」を関連付けて登録
しておく。
【0072】これにより、次の二つの利点が考えられ
る。 メッセージテンプレートの重複登録をなくすことがで
き、記憶媒体の効率的利用につながる。 メッセージテンプレートIDでの関連付けにより、複
雑な複合事象をより簡潔に記述することができる。
【0073】[第三実施形態]次に、図8を参照して、
第三実施形態について説明する。第三実施形態では、複
合事象専用の「通知メッセージテンプレート」を登録せ
ず、図8に示すように、「監視対象メッセージテンプレ
ート」と「複合事象監視一次メッセージテンプレート」
とだけを対応づけて登録している。
【0074】そして、第三実施形態では、複合事象の発
生と判断した場合に、その複合事象を構成する全ての事
象のメッセージを同時に出力することにより、明示的に
複合事象監視を通知する。例えば、「プロセス再起動
(E23)」の事象が発生した場合には、「プロセス停
止(E2)」及び「プロセス起動(E3)」の二つの事
象についての通知メッセージを同時に通知して、システ
ム管理者が複合事象の発生を容易に認知できるようにす
る。なお、メッセージ受信を通知する/しないの選択は
フラグで指定すればよい。
【0075】このように、複合事象専用の「通知メッセ
ージテンプレート」を登録しないため、第一実施形態の
場合と比較して、下記の二つの利点が挙げられる。 事前登録の作業量が少ない。 記憶装置の消費が少ない。
【0076】上述した実施の形態においては、本発明を
特定の条件で構成した例について説明したが、本発明
は、種々の変更を行うことができる。例えば、上述した
実施の形態においては、複合事象としてプロセス再起動
を監視する例について説明したが、本発明では、複合事
象はこれに限定されない。例えば、「処理A及び処理B
で異常発生」、「処理A多重処理中」、「処理A異常発
生後、プロセスP再起動」という種々の複合事象の監視
に適用することができる。さらに、本発明は、三つ以上
の事象から構成される複合事象の監視にも適用すること
が可能である。
【0077】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、複合事象の可能性のあるメッセージが受信され
た場合、従来必要とされた次の二つの作業からシステム
管理者が解放される。 システム管理者が複合事象の可能性のあるメッセージ
の前後に受信されたメッセージを収集する作業。 システム管理者が収集した複数のメッセージから複合
事象であるかどうかを判断する作業。
【0078】本発明では、これら2つの作業がメッセー
ジ監視システム内で自動的に行われる。このため、下記
の二つの効果が期待できる。 システム管理者の運用効率が大幅な向上。 人為的な判断ミスの大幅な削減。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の監視システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】メッセージの一例である。
【図3】第一実施形態の監視システムの詳細な構成を示
すブロック図である。
【図4】(A)及び(B)は、「プロセス異常」及び
「プロセス停止」のメッセージテンプレートの登録例で
ある。
【図5】(A)及び(B)は、「プロセス起動」及び
「プロセス再起動」のメッセージテンプレートの登録例
である。
【図6】実施形態の監視方法を説明するためのフローチ
ャートである。
【図7】第二実施形態のメッセージテンプレートの登録
例である。
【図8】第三実施形態のメッセージテンプレートの登録
例である。
【符号の説明】
1 入力装置 2 データ処理装置 3 記憶装置 4 出力装置 5 記憶媒体 21 メッセージ分解手段 22 メッセージテンプレート照合手段 23 複合事象監視二次メッセージ登録手段 31 監視対象メッセージテンプレート記憶部 32 通知メッセージテンプレート記憶部 33 複合事象監視一次メッセージテンプレート記憶部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象システムが事象ごとに出力する
    メッセージを受信メッセージとして受信する入力部と、 監視対象とする複合事象に関するテンプレートが記憶さ
    れる記憶部と、 前記受信メッセージから複合事象の発生を判断する処理
    部と、 複合事象の発生を通知するメッセージを出力する出力部
    とを備えた複合事象監視システムであって、 前記記憶部には、監視対象とする複合事象を構成する事
    象のうち最初に発生する事象のメッセージのテンプレー
    トである一次テンプレートと、前記複合事象を構成する
    事象のうち最後に発生する事象のメッセージのテンプレ
    ートである二次テンプレートとを対応づけて記憶してあ
    り、 前記処理部は、 前記受信メッセージを分解してこの受信メッセージを構
    成する受信テンプレートを抽出する分解部と、 前記受信テンプレートと一致した一次テンプレートに対
    応づけられた二次テンプレートに、前記受信メッセージ
    に含まれる発生事象を特定するデータの少なくとも一部
    分を代入して特定二次テンプレートを生成し、この特定
    二次テンプレートを当該二次テンプレートと対応づけて
    前記記憶部へ登録する登録部と、 前記受信テンプレートと前記一次テンプレート及び前記
    特定二次テンプレートとの照合を行い、この受信テンプ
    レートと一次テンプレートとが一致した場合にこの受信
    テンプレートを前記登録部へ転送し、この受信テンプレ
    ートと特定二次テンプレートとが一致した場合に複合事
    象が発生したと判断する照合部とにより構成してあるこ
    とを特徴とする複合事象監視システム。
  2. 【請求項2】 前記記憶部に、前記複合事象の発生をシ
    ステム管理者に通知する複合通知メッセージのテンプレ
    ートである複合通知テンプレートを前記二次テンプレー
    トに対応づけて記憶してあり、 複合事象が発生したと判断した場合、前記照合部は、前
    記特定二次テンプレートと対応づけられた複合通知テン
    プレートに、この特定二次テンプレートの項目データを
    追加して複合通知メッセージを生成し、 前記出力部は、前記複合通知メッセージを出力すること
    を特徴とする請求項1記載の複合事象監視システム。
  3. 【請求項3】 前記記憶部に、監視すべき複合事象を構
    成する各事象の発生を前記システム管理者へ通知する通
    知メッセージのテンプレートである通知テンプレートを
    記憶してあり、 複合事象が発生したと判断した場合、前記照合部は、前
    記複合事象を構成する各事象の受信メッセージの項目デ
    ータを、これら各事象の通知テンプレートの該当項目に
    代入してこれら各事象の通知メッセージをそれぞれ生成
    し、 前記出力部は、前記複合事象を構成する各事象の通知メ
    ッセージを互いに連続して出力することを特徴とする請
    求項1記載の複合事象監視システム。
  4. 【請求項4】 前記出力部は、複合事象の発生を通知す
    るメッセージをチャイム又は警報音等の注意喚起信号と
    ともに出力することを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の複合事象監視システム。
  5. 【請求項5】記憶部に、監視対象とする複合事象を構成
    する事象のうち最初に発生する事象のメッセージのテン
    プレートである一次テンプレートと、前記複合事象を構
    成する事象のうち最後に発生する事象のメッセージのテ
    ンプレートである二次テンプレートとを対応づけて記憶
    しておき、 監視対象システムが事象ごとに出力するメッセージを受
    信メッセージとして受信する処理と、 前記受信メッセージを分解してこの受信メッセージを構
    成する受信テンプレートを抽出する処理と、 前記受信テンプレートと前記一次テンプレートとの照合
    を行う処理と、 前記受信テンプレートと一次テンプレートとが一致した
    場合に、この一次テンプレートに対応づけられた二次テ
    ンプレートに、前記受信メッセージに含まれる発生事象
    を特定するデータの少なくとも一部分を代入して特定二
    次テンプレートを生成し、この特定二次テンプレートを
    当該二次テンプレートと対応づけて前記記憶部へ登録す
    る処理と、 受信テンプレートが前記一次テンプレートと一致した受
    信メッセージ受信後に受信した別の受信メッセージから
    抽出された受信テンプレートと前記特定二次テンプレー
    トとの照合を行う処理と、 前記受信テンプレートと特定二次テンプレートとが一致
    した場合に複合事象が発生したと判断する処理と、 複合事象が発生したと判断した場合に、複合事象の発生
    を通知するメッセージを出力する処理とを含むことを特
    徴とする複合事象監視方法。
  6. 【請求項6】 監視対象システムが事象ごとに出力する
    メッセージを受信メッセージとして受信する処理と、 前記受信メッセージを分解してこの受信メッセージを構
    成する受信テンプレートを抽出する処理と、 記憶部から監視対象とする複合事象を構成する事象のう
    ち最初に発生する事象のメッセージのテンプレートであ
    る一次テンプレートを読み出す処理と、 前記受信テンプレートと前記一次テンプレートとの照合
    を行う処理と、 前記受信テンプレートと一次テンプレートとが一致した
    場合に、前記複合事象を構成する事象のうち最後に発生
    する事象のメッセージのテンプレートであって記憶部に
    前記一次テンプレートと対応づけて記憶されている二次
    テンプレートに、前記受信メッセージに含まれる項目デ
    ータの少なくとも一部分を代入して特定二次テンプレー
    トを生成し、この特定二次テンプレートを前記二次テン
    プレートと対応づけて前記記憶部へ登録する処理と、 前記一次テンプレートと一致した受信メッセージ受信後
    に受信した別の受信メッセージから抽出された受信テン
    プレートと前記特定二次テンプレートとの照合を行う処
    理と、 前記受信テンプレートと特定二次テンプレートとが一致
    した場合に複合事象が発生したと判断する処理と、 複合事象が発生したと判断した場合に、複合事象の発生
    を通知するメッセージを出力する処理とをコンピュータ
    に実行させるためのプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008111428A1 (ja) * 2007-03-14 2008-09-18 Nec Corporation 運用管理装置、運用管理方法および運用管理プログラム
JP2016086377A (ja) * 2014-10-29 2016-05-19 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置、プログラム再起動方法、およびコンピュータプログラム

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