JP2002318308A - カラーフィルタ基板およびカラーフィルタの製造方法、カラーフィルタの製造装置 - Google Patents

カラーフィルタ基板およびカラーフィルタの製造方法、カラーフィルタの製造装置

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JP2002318308A
JP2002318308A JP2001121852A JP2001121852A JP2002318308A JP 2002318308 A JP2002318308 A JP 2002318308A JP 2001121852 A JP2001121852 A JP 2001121852A JP 2001121852 A JP2001121852 A JP 2001121852A JP 2002318308 A JP2002318308 A JP 2002318308A
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substrate
area
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color filter
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JP2001121852A
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English (en)
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Takahiko Tanida
貴彦 谷田
Osamu Yamada
修 山田
Eiji Okuda
英二 奥田
Yutaka Kinoshita
豊 木下
Hirobumi Sugimoto
博文 杉本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有効画素領域のセルにインクを良好に吐出さ
せることができながら、基板全体における有効画素領域
の面積割合を大きく取ることができて、同じ基板面積に
おいて実際に製品として利用できる面積効率を向上させ
ることができるカラーフィルタ基板およびカラーフィル
タの製造方法を提供する。 【解決手段】 予備吐出領域4を、基板1における多面
取り領域全体の端部近傍箇所だけに形成し、有効画素領
域2間には予備吐出領域4を設けない配置とする。これ
により、有効画素領域2間には予備吐出領域4が設けら
れていないので、その分だけ基板1全体における有効画
素領域2の面積割合を大きく取ることができ、同じ基板
面積において実際に製品として利用できる面積効率が向
上して、1枚のカラーフィルタ当りの製造コストを低減
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーフィルタ基板
およびカラーフィルタの製造方法、カラーフィルタの製
造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置の構成要素であるカ
ラーフィルタを、インクジェット方式を用いて描画して
製造する手法が実現されつつある。カラーフィルタは、
ガラス基板などの透明性を有する基板上に、R(赤)、
G(緑)、B(青)の光の3原色をなすフィルタエレメ
ントが形成されているもので、従来から用いられてきた
染色法、顔料分散法、電着法、印刷法などでは、1色ず
つ着色して着色層を形成するため、これらの工程を少な
くとも3回繰り返す必要があり、製造工程数が多大とな
る欠点があった。これに対して、インクジェット方式に
よれば、3色のインクを並行して吐出することができる
ので、着色工程を3回よりも少ない回数で行え、その分
だけ製造工程の削減を図れる利点がある。
【0003】この種のカラーフィルタ描画装置において
は、描画初期でのインクの吐出安定性を確保するため
に、図15、図16に示すように、基板1における各有
効画素領域2のインクジェットヘッド10相対移動方向
の直前箇所に予備吐出領域4を形成し、この予備吐出領
域4に設けたダミーセル5内にインク8を吐出する予備
吐出動作を行わせることが、特開平9−101410号
公報に開示されている。
【0004】つまり、有効画素領域2にインク8を吐出
する前に、インク8を吐出しない待ち時間が続くと、イ
ンクジェットヘッド10におけるノズル面のインク8の
粘度が増加して、インクジェットヘッド10からインク
8が出難くなったり不安定となったりし、有効画素領域
2に形成しているセル3へのインク8の吐出初期に、イ
ンク8の不吐出や吐出量変化、吐出位置の曲がりによる
隣接セルへの吐出および混色などを生じて製品の製造工
程での歩留まりが低下してしまう。このような不具合を
防止すべく、吐出初期の曲がりや、不吐出、吐出量変化
などの吐出不良がなくなる程度に、描画動作直前に十分
な予備吐出動作を予備吐出領域4内に行い、吐出動作を
安定させた後に有効画素領域2の描画を行うことが示唆
されている。
【0005】なお、一般的には、図15に示すように、
1枚の基板1に対して、複数枚のカラーフィルタが作成
できるように、基板1に対して縦横複数列の各有効画素
領域2が多面取りされるよう配置され、これに対応し
て、各有効画素領域2に対応して予備吐出領域4が設け
られている。なお、図15において、10Bは青色のフ
ィルタ材インク8Bを吐出する青のヘッド群、10Rは
赤色のフィルタ材インク8Rを吐出する赤のヘッド群、
10Gは緑色のフィルタ材インク8Gを吐出する緑のヘ
ッド群であり、これらのヘッド群10B、10R、10
Gによりインクジェットヘッド10が成されている。ま
た、図16において、3B、3R、3Gは、それぞれ有
効画素領域2に形成された青色用、赤色用、緑色用のセ
ル、5は予備吐出領域4に設けられたダミーセルで、こ
のダミーセル5は有効画素領域2のセル3と同じ形状と
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の予備吐出動作では、図15、図16に示すよ
うに、基板1における1つの有効画素領域2毎に1つの
予備吐出領域4が形成されているため、基板1全体にお
ける有効画素領域2の面積割合が小さくならざるを得
ず、同じ基板面積において実際に製品として利用できる
面積効率が低くなり、1枚のカラーフィルタ当りの製造
コストが高くなっていた。
【0007】また、図15、図16に示すものにおいて
は、カラーフィルタにおいて3色のセルがストライブ配
置されている場合を示しており、この場合には、3色の
セル3がインクジェットヘッド10の相対移動方向(X
方向)に対して全て同じ位置に並べられて着色されるた
め、例えば図16に示すように、基板1がX方向に沿う
1方向に移動される際に、全ての有効画素領域2のセル
3に対してインク8が吐出され、これに伴って、各有効
画素領域2に対して片側(基板1に対するインクジェッ
トヘッド10の相対移動方向(X方向)手前箇所)だけ
予備吐出領域4が設けられている。
【0008】これに対して、図17〜図19に示すよう
に、カラーフィルタにおいて3色のセル3(3B、3
R、3G)がデルタ配置(3色が略三角形形状となる配
置)されている場合には、X方向に対して互いに隣合う
セル3同士が、インクジェットヘッド10のノズルが並
んでいる方向(Y方向)に対して、交互にずれた配置と
されているため、インクジェットヘッド10により往路
を相対移動させる際と、復路を相対移動させる際とに、
互いに異なるセル3(3B、3R、3G)にインク8
(8B、8R、8G)を吐出させて着色する構成のもの
もある。例えば、図19に示す場合においては、インク
ジェットヘッド10が、仮想線で示す位置から実線で示
す位置までの往路だけ相対移動した場合を示すもので、
復路に残りのセル3に対して描画する。
【0009】このように往路と復路とにそれぞれ別個の
セル3に対してインク8を吐出させる構成のものでは、
図17〜図19に示すように、往路と復路とにそれぞれ
別個の予備吐出領域4A,4Bが各有効画素領域2に対
して必要となるため、基板1における有効画素領域2毎
に両側に予備吐出領域4(4A,4B)が形成されるこ
ととなる。したがって、この場合には、基板1における
有効画素領域2の面積割合がさらに小さくならざるを得
ず、1枚のカラーフィルタ当りの製造コストが一層高く
なっていた。
【0010】本発明は上記問題を解決するもので、有効
画素領域のセルにインクを良好に吐出させることができ
ながら、基板全体における有効画素領域の面積割合を大
きく取ることができて、同じ基板面積において実際に製
品として利用できる面積効率を向上させることができ、
1枚のカラーフィルタ当りの製造コストを低減させるこ
とができるカラーフィルタ基板およびカラーフィルタの
製造方法、カラーフィルタの製造装置を提供することを
目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、インクジェットヘッドを基板に対して相対
的に移動させながらインクジェットヘッドによりインク
を吐出させてカラーフィルタとして機能させる有効画素
領域と、インクジェットヘッドによりインクが吐出され
ながらカラーフィルタとしては機能させない予備吐出領
域とが設けられ、有効画素領域が基板において縦横に複
数列設けられてカラーフィルタが多面取りされるカラー
フィルタ基板であって、予備吐出領域を、基板における
多面取り領域全体のヘッド相対移動方向端部近傍箇所だ
けに形成し、有効画素領域間には予備吐出領域を設けな
い配置としたことを特徴とする。
【0012】この構成によれば、有効画素領域のセルに
インクを良好に吐出させることができながら、基板全体
における有効画素領域の面積割合を大きく取ることがで
きて、同じ基板面積において実際に製品として利用でき
る面積効率を向上させることができ、1枚のカラーフィ
ルタ当りの製造コストを低減させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、インクジ
ェットヘッドを基板に対して相対的に移動させながらイ
ンクジェットヘッドによりインクを吐出させてカラーフ
ィルタとして機能させる有効画素領域と、インクジェッ
トヘッドによりインクが吐出されながらカラーフィルタ
としては機能させない予備吐出領域とが設けられ、有効
画素領域が基板において縦横に複数列設けられてカラー
フィルタが多面取りされるカラーフィルタ基板であっ
て、予備吐出領域を、基板における多面取り領域全体の
ヘッド相対移動方向端部近傍箇所だけに形成し、有効画
素領域間には予備吐出領域を設けない配置としたことを
特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載のカ
ラーフィルタ基板において、有効画素領域と予備吐出領
域との間に、吐出状態を確認するための吐出状態検査領
域が設けられていることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、インクジェットヘ
ッドを基板に対して相対的に移動させながらインクジェ
ットヘッドにより有効画素領域のセルにフィルタ材とな
るインクを吐出する有効画素描画工程と、有効画素領域
のセルにインクを吐出する前に、有効画素領域よりもヘ
ッド相対移動方向手前箇所に配置されている予備吐出領
域のダミーセルにインクジェットヘッドから予めインク
を吐出させる予備吐出工程とを備え、カラーフィルタに
対応する有効画素領域が1枚の基板内に縦横に複数並べ
られてカラーフィルタが多面取りされるカラーフィルタ
の製造方法であって、予備吐出領域を、基板における多
面取り領域全体のヘッド相対移動方向端部近傍箇所だけ
に形成し、この予備吐出領域に対して予備吐出させるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3に記載の
カラーフィルタの製造方法において、インクジェットヘ
ッドにより、有効画素領域と予備吐出領域との間に設け
られた吐出状態検査領域にインクを吐出させ、この吐出
状態を検査することを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明は、基板にフィルタ材
となるインクを吐出するインクジェットヘッドと、基板
をインクジェットヘッドに対して相対移動させる移動手
段とを備え、インクジェットヘッドにより有効画素領域
のセルにフィルタ材となるインクを吐出する前に、予備
吐出領域に構成されるダミーセルにインクジェットヘッ
ドから予めインクを吐出させるカラーフィルタの製造装
置であって、前記予備吐出領域を、有効画素領域よりも
ヘッド相対移動方向手前箇所で、基板における多面取り
領域全体のヘッド相対移動方向端部近傍箇所だけに形成
させることを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
カラーフィルタの製造装置において、有効画素領域と予
備吐出領域との間に設けられた吐出状態検査領域に吐出
されたインク吐出状態を検査する検査手段を備えたこと
を特徴とする。
【0019】請求項1、3、5記載の発明によれば、有
効画素領域間には予備吐出領域が設けられていないの
で、その分だけ基板全体における有効画素領域の面積割
合を大きく取ることができる。また、隣合う有効画素領
域同士を近接させて配置することで、次の有効画素領域
を迅速に着色できるのでノズル面でのインクの状態が変
動せず、各有効画素領域のセルに対してインクを良好に
吐出することができる。
【0020】請求項2、4、6記載の発明によれば、有
効画素領域と予備吐出領域との間に、吐出状態を確認す
るための吐出状態検査領域を設けたので、この吐出状態
検査領域における吐出状態を確認することで、有効画素
領域のセルに吐出する直前の吐出状態を把握でき、有効
画素領域での吐出状態を推測できる。
【0021】請求項7記載の発明は、基板にフィルタ材
となるインクを吐出するインクジェットヘッドと、基板
をインクジェットヘッドに対して相対移動させる移動テ
ーブルを有する移動手段とを備え、インクジェットヘッ
ドにより有効画素領域のセルにフィルタ材となるインク
を吐出する前に、有効画素領域よりもヘッド移動方向手
前箇所に配置されている予備吐出領域にインクジェット
ヘッドから予めインクを吐出させるカラーフィルタの製
造装置であって、予備吐出領域が、前記移動テーブルに
おける基板近傍のヘッド相対移動方向手前箇所に設けら
れていることを特徴とする。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項7に記載の
カラーフィルタの製造装置において、移動テーブルに設
けられた予備吐出領域に、この予備吐出領域に吐出され
たインクを吸引して外部に排出させる吸引手段が接続さ
れていることを特徴とする。
【0023】請求項9記載の発明は、インクジェットヘ
ッドにより有効画素領域のセルにフィルタ材となるイン
クを吐出する有効画素描画工程と、有効画素領域のセル
にインクを吐出する前に、有効画素領域よりもヘッド移
動方向手前箇所に配置されている予備吐出領域にインク
ジェットヘッドから予めインクを吐出させる予備吐出工
程とを備え、カラーフィルタに対応する有効画素領域が
1枚の基板内に縦横に複数並べられてカラーフィルタが
多面取りされるカラーフィルタの製造方法であって、予
備吐出領域を、基板を載せた状態でインクジェットヘッ
ドに対して相対移動させる移動テーブルにおける基板近
傍のヘッド相対移動方向手前箇所に設け、この予備吐出
領域に対して予備吐出させることを特徴とする。
【0024】請求項10記載の発明は、請求項9に記載
のカラーフィルタの製造方法において、移動テーブルの
予備吐出領域に吐出されたインクを、吸引手段により吸
引して外部に排出させることを特徴とする。
【0025】請求項7、9記載の発明によれば、基板に
予備吐出領域が設けられていないので、基板全体におけ
る有効画素領域の面積割合を一層大きく取ることができ
る。また、移動テーブルに予備吐出領域を設けること
で、予備吐出領域内での吐出量の制限を受けることがな
く、吐出安定化に十分な量の予備吐出量を確保できる。
また、隣合う有効画素領域同士を近接させて配置するこ
とで、次の有効画素領域を迅速に着色できるのでノズル
面でのインクの状態が変動せず、各有効画素領域のセル
に対してインクを良好に吐出することができる。
【0026】請求項8、10記載の発明によれば、移動
テーブルの予備吐出領域に吐出されたインクが、吸引手
段により吸引して外部に排出されるため、予備吐出によ
るインクミストも吸引され、このインクミストがインク
ジェットヘッドのノズル面や基板などに再付着すること
が防止される。
【0027】以下、本発明の実施の形態を図面に基づき
説明する。なお、従来のカラーフィルタ基板やカラーフ
ィルタの製造装置と同様な機能のものには同符号を付
す。図1、図2において、1はガラス基板などの透明性
を有する基板であり、この基板1には、インクジェット
ヘッド10によりインク8を吐出させて最終的にカラー
フィルタ7として機能させる有効画素領域2と、インク
ジェットヘッド10によりインク8が吐出されながら最
終的にカラーフィルタ7としては機能させない予備吐出
領域4とが設けられている。図1に概略的に示すよう
に、有効画素領域2に作成されたカラーフィルタ7は、
1枚のカラーフィルタ基板20(基板1上に後述するブ
ラックマトリクス6やインク8などが形成された基板)
から多面取り、例えば、25(=5×5)面取りされる
ようになっている。
【0028】そして特に、予備吐出領域4が、基板1に
おける多面取り領域全体の端部近傍箇所だけに形成され
ている。したがって、有効画素領域2間には予備吐出領
域4が設けられていない。つまり、図1、図2に示すカ
ラーフィルタ基板20においては、基板1におけるイン
クジェットヘッド10の相対移動方向(X方向)の上流
端箇所(相対移動方向(X方向)における第1番目の有
効画素領域2よりもさらにX方向直前箇所)だけに予備
吐出領域4が形成されている。
【0029】このカラーフィルタ基板20を製造するカ
ラーフィルタ製造装置は、印刷法などの周知の方法によ
りブラックマトリクス6が形成されたガラス基板などの
透明性を有する基板1上に、3色(R(赤)、G
(緑)、B(青))のインク8(8R、8G、8B)を
吐出させて着色させる着色装置12(図3参照)を備え
ている。このカラーフィルタの製造装置の着色装置12
は、基板1を載せた状態でXYθ方向に移動自在の移動
ステージ11と、基板配置箇所の上方に配設されたイン
クジェットヘッド10と、移動ステージ11に載せられ
た基板1の位置決め用マークを認識して基板1を適正位
置に位置決めさせるための位置決め用カメラ13となど
を備えている。そして、移動ステージ11に基板1を載
せた状態で、移動ステージ11をX方向に移動させなが
らインクジェットヘッド10からインク8を吐出させる
ことで着色作業を行う。
【0030】インクジェットヘッド10は、青色のフィ
ルタ材インクを吐出する青のヘッド群10Bと、赤色の
フィルタ材インクを吐出する赤のヘッド群10Rと、緑
色のフィルタ材インクを吐出する緑のヘッド群10Gと
から構成され、各ヘッド群10B,10R,10Gはそ
れぞれほぼY方向に並べられている。この実施の形態で
は、各ヘッド群10B,10R,10Gは配置上の関係
からヘッド相対移動方向であるX方向に少しずれて互い
違いとなった姿勢で配置されているが、吐出タイミング
を変えることで、実質的にはY方向に1列に並べられて
いる場合と同様の駆動制御動作を行うよう構成されてい
る。なお、理解しやすくするために、以下の説明では、
各ヘッド群10B,10R,10GがそれぞれY方向1
列に並べられているものとして説明する。
【0031】なお、この実施の形態においては、図2に
示すように、カラーフィルタ7における3色のセル3が
ストライブ配置(直線状に並べられた配置)されてお
り、Y方向に対して互いに1画素分だけ3色のノズルが
ずれたインクジェットヘッド10が使用されながら順次
セル3に吐出される。そして、X方向に沿って一方向の
移動だけで(往路のみの移動で済み、復路を有しなくて
も)、全てのセル3に吐出される。
【0032】この構成においては、まず、予備吐出領域
4上にインクジェットヘッド10が位置した状態で各色
のインク8が予備吐出領域4内に吐出され、その後、X
方向に基板1を相対移動させながら、インクジェットヘ
ッド10により各有効画素領域2のセル3に順次インク
8を吐出させて描画する。この場合に、基板1における
X方向第1番目の有効画素領域2にインク8が吐出され
る前に、まずインク8が予備吐出領域4内に吐出される
ため、前記有効画素領域2にインク8が良好な状態で吐
出される。そして、有効画素領域2間には予備吐出領域
4が設けられていないけれども、有効画素領域2同士が
近接して配置されているので、ノズル面でのインクの状
態が変動せず、X方向に沿う第2番目以降の有効画素領
域2に対してもインク8が良好な状態で吐出される。
【0033】また、有効画素領域2間に予備吐出領域4
が設けられていないので、その分だけ基板1全体におけ
る有効画素領域2の面積割合を大きく取ることができ、
同じ基板面積において実際に製品として利用できる面積
効率が向上して、1枚のカラーフィルタ7当りの製造コ
ストを低減できる。
【0034】なお、この実施の形態においては、ブラッ
クマトリクス形成工程において、ブラックマトリクス6
が予備吐出領域4全体の大きな面積(有効画素領域2の
セル3よりも極めて大きな面積)を囲むようなプール形
状に形成されて、ダミーセル5の枠部が構成されてい
る。そして、有効画素領域2のセル3にフィルタ材とな
るインク8(8R、8G、8B)を吐出する前に、予備
吐出領域4のダミーセル5にインクジェットヘッド10
からインク8を予め吐出させるよう構成されている。こ
れにより、図17に示すように、予備吐出領域4のダミ
ーセル5を有効画素領域2のセル3と同じ面積に形成し
た場合に比べて、予備吐出領域4が広くなり、この予備
吐出領域4に多くの量のインク8を吐出させることがで
きるようになっている。したがって、予備吐出領域4の
ダミーセル5内に十分に予備吐出を行うことができて、
有効画素領域2のセル3に対して良好にインク8を吐出
できる。また、多くの量のインク8を吐出させることが
できる分だけ、予備吐出領域4を小さな面積で済ませる
ことができるので、さらにその分だけ面積効率を向上さ
せることができる。
【0035】また、図4に示すように、ブラックマトリ
クス6により予備吐出領域4をノズル並び方向(Y方
向)に対して複数に分割してダミーセル5を形成しても
よく、例えば1つのダミーセル5内に1組のノズル群
(1組のRGBノズル)からのインク8が溜まるように
ブラックマトリックス6を設けてもよい。このように、
ブラックマトリックス6にて予備吐出領域4を複数に分
割してダミーセル5を形成することにより、ブラックマ
トリクス6がインク8に対して高い撥液性を有する場合
でも、予備吐出領域4が分割されていない場合に比べ
て、インク8の中央の盛り上がり高さを小さくすること
ができ、これにより、その後の張り合わせ工程を良好に
行える。
【0036】また、図5〜図7は他の実施の形態にかか
るカラーフィルタ基板20を示すものである。この実施
の形態においては、図2に示すような、カラーフィルタ
7における3色のセル3がストライブ配置されているカ
ラーフィルタ基板20の代わりに、図6に示すように、
カラーフィルタ7における3色のセル3(3R、3G、
3B)がデルタ配置(3色が略三角形形状となる配置)
されているカラーフィルタ基板20に対して同様な構成
を適用したものである。
【0037】つまり、図6、図7に示すように、カラー
フィルタにおいて3色のセル3(3B、3R、3G)が
デルタ配置(3色が略三角形形状となる配置)されてい
る場合には、X方向に対して互いに隣合うセル3同士
が、インクジェットヘッド10のノズルが並んでいる方
向(Y方向)に対して、交互にずれた配置とされている
ため、例えば、インクジェットヘッド10により往路を
相対移動させる際と、復路を相対移動させる際とに、互
いに異なるセル3(3B、3R、3G)にインク8(8
B、8R、8G)を吐出させて着色する。図7に示す場
合においては、矢印で示すように、インクジェットヘッ
ド10が、仮想線で示す位置から実線で示す位置までの
往路だけ相対移動した状態を示すものであり、復路に残
りのセル3に対して描画する。
【0038】このように往路と復路とにそれぞれ別個の
セル3に対してインク8を吐出させる構成のものでは、
図5〜図7に示すように、往路と復路とにそれぞれ別個
の予備吐出領域4A,4Bを設けている。しかし、この
発明においては、予備吐出領域4(4A,4B)を、基
板1における多面取り領域全体の両端部近傍箇所だけに
形成し、有効画素領域2間には設けていない。つまり、
このカラーフィルタ基板20においては、基板1におけ
るインクジェットヘッド10の相対移動方向(X方向)
の上流端箇所(相対移動方向(X方向)における第1番
目の有効画素領域2よりもさらにX方向直前箇所)だけ
に予備吐出領域4(往路用の予備吐出領域4Aと復路用
の予備吐出領域4B)が形成されている。
【0039】この構成において、まず、インクジェット
ヘッド10が往路を相対移動する際にインク8が予備吐
出領域4A内に吐出され、その後、往路のX方向に基板
1を相対移動させながら、インクジェットヘッド10に
より各有効画素領域2の半分のセル3に順次インク8を
吐出させて描画する。次に、インクジェットヘッド10
が復路を相対移動する際にインク8が予備吐出領域4B
内に吐出され、その後、復路のX方向に基板1を相対移
動させながら、インクジェットヘッド10により各有効
画素領域2の残りのセル3に順次インク8を吐出させて
描画する。
【0040】これらの場合においても、基板1における
X方向第1番目の有効画素領域2にインク8が吐出され
る前に、まずインク8が予備吐出領域4A,4B内に吐
出されるため、前記有効画素領域2にインク8が良好な
状態で吐出される。そして、有効画素領域2間には予備
吐出領域4A,4Bが設けられていないけれども、有効
画素領域2同士が近接して配置されているので、ノズル
面でのインクの状態が変動せず、X方向に沿う第2番目
以降の有効画素領域2に対してもインク8が良好な状態
で吐出される。また、有効画素領域2間に予備吐出領域
4A,4Bが設けられていないので、その分だけ基板1
全体における有効画素領域2の面積割合を大きく取るこ
とができ、同じ基板面積において実際に製品として利用
できる面積効率が向上して、1枚のカラーフィルタ当り
の製造コストを低減できる。
【0041】なお、この実施の形態においても、ブラッ
クマトリクス形成工程において、ブラックマトリクス6
が予備吐出領域4A,4B全体の大きな面積を囲むよう
なプール形状に形成されて、ダミーセル5の枠部が構成
されている。これにより、予備吐出領域4A,4Bに多
くの量のインク8を吐出させることができ、また、多く
の量のインク8を吐出させることができる分だけ、予備
吐出領域4A,4Bを小さな面積で済ませることができ
るので、さらにその分だけ面積効率を向上させることが
できる。
【0042】また、図8に示すように、ブラックマトリ
クス6により予備吐出領域4をノズル並び方向(Y方
向)に対して複数に分割してダミーセル5を形成しても
よく、例えば1つのダミーセル5内に1組のノズル群
(1組のRGBノズル)からのインク8が溜まるように
ブラックマトリックス6を設けてもよい。このように、
ブラックマトリックス6にて予備吐出領域4を複数に分
割してダミーセル5を形成することにより、ブラックマ
トリクス6がインク8に対して高い撥液性を有する場合
でも、予備吐出領域4が分割されていない場合に比べ
て、インク8の中央の盛り上がり高さを小さくすること
ができ、これにより、その後の張り合わせ工程を良好に
行える。さらに、この場合は、予備吐出領域4A,4B
を分割するブラックマトリクス6を、吐出しないセル3
に対応するノズル並び方向の位置、すなわち予備吐出さ
れない位置に設けることにより、予備吐出領域4A,4
Bにおける撥液性の弱い横方向へインク8が広がること
を防止でき、ブラックマトリックス6の近辺でのインク
8の弾きが発生しなくなるためにインク8の盛り上がり
を抑制できる。これにより、インク8の盛り上がり高さ
が高くなることによる、張り合わせ工程不良を減少させ
ることができる。
【0043】なお、図1〜図8に示すこれらの実施の形
態においては、ブラックマトリクス6によりダミーセル
5が予備吐出領域4A,4B全体の大きな面積を囲むよ
うなプール形状に形成されている場合や、ブラックマト
リクス6により予備吐出領域4をノズル並び方向に対し
て複数に分割されている場合を述べたが、これらに限る
ものではなく、例えば、図18、図19に示すような、
基板1における有効画素領域2の直前箇所に有効画素領
域2のセル3と同じ形状のダミーセル5を形成したもの
にも適用可能である。
【0044】図9、図10は本発明における他の実施の
形態にかかるもので、この実施の形態においては、有効
画素領域2と予備吐出領域4との間に、吐出状態を確認
するための吐出状態検査領域30が設けられている。つ
まり、この実施の形態においては、吐出状態検査領域3
0に対応する箇所に、ブラックマトリクス6により、有
効画素領域2のセル3と同形状のダミーセル31が形成
されている。そして、予備吐出領域4で予備吐出動作を
行った後に、インクジェットヘッド10から吐出状態検
査領域30のダミーセル31にインク8を一滴ずつ吐出
させることにより、吐出状態を検査することができるよ
うになっている。
【0045】また、図11に示すように、カラーフィル
タの製造装置の着色装置12に、吐出状態を検査する検
査用カメラ32が設けられている。この構成において、
予備吐出により吐出状態をある程度安定させた後に、吐
出状態検査領域30のダミーセル31にインクを一滴ず
つ吐出させる。そして、検査工程において、その吐出座
標を検出することで、吐出曲がりや、未吐出ノズルの有
無を判定する。そして、描画開始時の吐出状態と描画終
了時での吐出状態とを確認し、これらの吐出状態が両方
とも良好であれば、これらの間の吐出状態も安定して良
好な状態であると判定できる。
【0046】この場合に、検査サイクルとしては、全数
検査も可能ではある。しかしながら、全数検査を実施す
ることにより検査工程が増加し、生産効率が低下するの
で、一定枚数の検査を行うようにしてもよい。なお、検
査結果が不良であると判定された場合には、係員に通知
して回復のための調整作業を実施し、その後、速やかに
描画動作を再開させる。
【0047】なお、これらの実施の形態においても、図
4、図8に示すものと同様に、ブラックマトリクス6に
より予備吐出領域4をノズル並び方向(Y方向)に対し
て複数に分割してダミーセル5を形成しているものにも
適用できることはいうまでもない。
【0048】図12〜図14は本発明におけるさらに他
の実施の形態にかかるもので、この実施の形態において
は、図12、図13に示すように、予備吐出領域4が基
板1(カラーフィルタ基板20)に全く設けられておら
ず、基板1を載せて移動する移動テーブル11における
基板1の有効画素領域2近傍のヘッド相対移動方向(X
方向)手前箇所に設けられている。また、予備吐出領域
4とヘッド相対移動方向1番目の有効画素領域2とをで
きるだけ近接させるべく、基板1におけるヘッド移動方
向1番目の有効画素領域2と基板端面との間の寸法や、
移動テーブル11における基板1の載置場所と予備吐出
領域4との間の寸法は、できるだけ小さく設定されてい
る。
【0049】ここで、移動テーブル11には往路用の予
備吐出領域4Aと復路用の予備吐出領域4Bとが設けら
れているが、復路用の予備吐出領域4Bはインクジェッ
トヘッド10が往復動作により描画する際にのみ使用さ
れる。
【0050】図14に示すように、各予備吐出領域4
(4A、4B)には、基板1の上面と略同様な高さとな
る位置(インクジェットヘッド10のノズルからの距離
Lが0.3mm〜1.5mmとなる位置)に着弾用部材
41が配設されて、インクジェットヘッド10からのイ
ンク8が霧状になって周囲に飛散したりすることなく、
確実に着弾するように図られている。また、この着弾用
部材41に着弾されたインク8を外部に吸引して排出す
る図外の吸引装置が設けられており、これらの間に配設
された吸引チューブ42を通して予備吐出されたインク
8が順次吸引されるようになっている。なお、着弾用部
材41としては、金属材料やスポンジなどが用いられる
が、これに限るものではなく、吐出されたインク8を良
好に着弾できる部材であればよい。
【0051】この構成によれば、予備吐出領域4が基板
1に全く設けられていないので、基板1全体における有
効画素領域2の面積割合を一層大きく取ることができ、
同じ基板面積において実際に製品として利用できる面積
効率がさらに向上して、1枚のカラーフィルタ7当りの
製造コストをより低減できる。また、予備吐出領域4と
ヘッド相対移動方向1番目の有効画素領域2との間、お
よび有効画素領域2間同士を近接させて配置すること
で、各有効画素領域2のセル3に対してインク8を良好
に吐出させることができる。
【0052】また、移動テーブル11の予備吐出領域4
に吐出されたインク8は吸引されて外部に排出されるた
め、予備吐出によるインクミストも吸引され、このイン
クミストがインクジェットヘッド10のノズル面や基板
などに再付着することが防止され、信頼性が向上する。
【0053】なお、上記実施の形態においては、復路用
の予備吐出領域4Bを設けた場合を述べたが、インクジ
ェットヘッド10を往路のみで吐出させて描画する形式
のもののみを扱う場合は、移動テーブル11において復
路用の予備吐出領域4Bを省いてもよいことはもちろん
である。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、予備吐出
領域を、基板における多面取り領域全体のヘッド相対移
動方向端部近傍箇所だけに形成し、有効画素領域間には
予備吐出領域を設けない配置とすることにより、有効画
素領域間には予備吐出領域が設けられていないので、そ
の分だけ基板全体における有効画素領域の面積割合を大
きく取ることができ、同じ基板面積において実際に製品
として利用できる面積効率が向上して、1枚のカラーフ
ィルタ当りの製造コストを低減できる。
【0055】また、有効画素領域と予備吐出領域との間
に、吐出状態を確認するための吐出状態検査領域を設け
ることにより、予備吐出されて有効画素領域のセルに吐
出する直前の吐出状態を確認することで、有効画素領域
のセルに吐出する直前の吐出状態を把握でき、有効画素
領域での吐出状態を推測できる。
【0056】また、予備吐出領域を、移動テーブルにお
ける有効画素領域近傍のヘッド移動方向手前箇所に設け
ることにより、基板に予備吐出領域を設けなくて済むの
で、基板全体における有効画素領域の面積割合を一層大
きく取ることができ、この結果、同じ基板面積において
実際に製品として利用できる面積効率がさらに向上し
て、1枚のカラーフィルタ当りの製造コストをより低減
できる。
【0057】また、移動テーブルに設けられた予備吐出
領域に、この予備吐出領域に吐出されたインクを吸引し
て外部に排出させる吸引手段を接続することで、予備吐
出領域4に吐出されたインクだけでなく、その際に発生
するインクミストなども吸引され、このインクミストが
インクジェットヘッドのノズル面や基板などに再付着す
ることが防止され、これによっても信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるカラーフィルタ基
板およびインクジェットヘッドの概略的な平面図であ
る。
【図2】(a)および(b)は、同実施の形態にかかる
カラーフィルタ基板の概略的な部分平面図および要部平
面図である。
【図3】同カラーフィルタ基板およびその製造装置の概
略的な斜視図である。
【図4】(a)および(b)は、本発明における他の実
施の形態にかかるカラーフィルタ基板の概略的な部分平
面図および要部平面図である。
【図5】本発明における他の実施の形態にかかるカラー
フィルタ基板およびインクジェットヘッドの概略的な平
面図である。
【図6】(a)および(b)は、本発明における他の実
施の形態にかかるカラーフィルタ基板の概略的な部分平
面図および要部平面図である。
【図7】同カラーフィルタ基板の描画途中の状態を示す
平面図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかるカラーフィルタ基
板の概略的な要部平面図である。
【図9】(a)および(b)は、本発明における他の実
施の形態にかかるカラーフィルタ基板の概略的な部分平
面図および要部平面図である。
【図10】(a)および(b)は、本発明における他の
実施の形態にかかるカラーフィルタ基板の概略的な部分
平面図および要部平面図である。
【図11】同カラーフィルタ基板およびその製造装置の
概略的な斜視図である。
【図12】本発明における他の実施の形態にかかるカラ
ーフィルタ基板およびインクジェットヘッドの概略的な
平面図である。
【図13】同カラーフィルタ基板およびその製造装置の
概略的な斜視図である。
【図14】同カラーフィルタの製造装置の要部断面図で
ある。
【図15】従来のカラーフィルタ基板およびインクジェ
ットヘッドの概略的な平面図である。
【図16】(a)および(b)は、同従来のカラーフィ
ルタ基板の概略的な部分平面図および要部平面図であ
る。
【図17】従来のカラーフィルタ基板およびインクジェ
ットヘッドの概略的な平面図である。
【図18】(a)および(b)は、同従来のカラーフィ
ルタ基板の概略的な部分平面図および要部平面図であ
る。
【図19】同従来のカラーフィルタ基板の、描画途中の
状態を示す平面図である。
【符号の説明】 1 基板 2 有効画素領域 3、3R、3G、3B セル 4 予備吐出領域 5 ダミーセル 6 ブラックマトリクス 7 カラーフィルタ 8、8R、8G、8B インク 10、10B,10R,10G インクジェットヘッ
ド 11 移動ステージ(移動手段) 12 着色装置 20 カラーフィルタ基板 30 吐出状態検査領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 英二 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿電 子工業株式会社内 (72)発明者 木下 豊 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿電 子工業株式会社内 (72)発明者 杉本 博文 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿電 子工業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA24 EC24 EC54 FA10 FB01 2H048 BA64 BB02 BB07 BB42

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドを基板に対して相
    対的に移動させながらインクジェットヘッドによりイン
    クを吐出させてカラーフィルタとして機能させる有効画
    素領域と、インクジェットヘッドによりインクが吐出さ
    れながらカラーフィルタとしては機能させない予備吐出
    領域とが設けられ、有効画素領域が基板において縦横に
    複数列設けられてカラーフィルタが多面取りされるカラ
    ーフィルタ基板であって、予備吐出領域を、基板におけ
    る多面取り領域全体のヘッド相対移動方向端部近傍箇所
    だけに形成し、有効画素領域間には予備吐出領域を設け
    ない配置としたことを特徴とするカラーフィルタ基板。
  2. 【請求項2】 有効画素領域と予備吐出領域との間に、
    吐出状態を確認するための吐出状態検査領域が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ
    基板。
  3. 【請求項3】 インクジェットヘッドを基板に対して相
    対的に移動させながらインクジェットヘッドにより有効
    画素領域のセルにフィルタ材となるインクを吐出する有
    効画素描画工程と、有効画素領域のセルにインクを吐出
    する前に、有効画素領域よりもヘッド相対移動方向手前
    箇所に配置されている予備吐出領域のダミーセルにイン
    クジェットヘッドから予めインクを吐出させる予備吐出
    工程とを備え、カラーフィルタに対応する有効画素領域
    が1枚の基板内に縦横に複数並べられてカラーフィルタ
    が多面取りされるカラーフィルタの製造方法であって、
    予備吐出領域を、基板における多面取り領域全体のヘッ
    ド相対移動方向端部近傍箇所だけに形成し、この予備吐
    出領域に対して予備吐出させることを特徴とするカラー
    フィルタの製造方法。
  4. 【請求項4】 インクジェットヘッドにより、有効画素
    領域と予備吐出領域との間に設けられた吐出状態検査領
    域にインクを吐出させ、この吐出状態を検査することを
    特徴とする請求項3に記載のカラーフィルタの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 基板にフィルタ材となるインクを吐出す
    るインクジェットヘッドと、基板をインクジェットヘッ
    ドに対して相対移動させる移動手段とを備え、インクジ
    ェットヘッドにより有効画素領域のセルにフィルタ材と
    なるインクを吐出する前に、予備吐出領域に構成される
    ダミーセルにインクジェットヘッドから予めインクを吐
    出させるカラーフィルタの製造装置であって、前記予備
    吐出領域を、有効画素領域よりもヘッド相対移動方向手
    前箇所で、基板における多面取り領域全体のヘッド相対
    移動方向端部近傍箇所だけに形成させることを特徴とす
    るカラーフィルタの製造装置。
  6. 【請求項6】 有効画素領域と予備吐出領域との間に設
    けられた吐出状態検査領域に吐出されたインク吐出状態
    を検査する検査手段を備えたことを特徴とする請求項5
    に記載のカラーフィルタの製造装置。
  7. 【請求項7】 基板にフィルタ材となるインクを吐出す
    るインクジェットヘッドと、基板をインクジェットヘッ
    ドに対して相対移動させる移動テーブルを有する移動手
    段とを備え、インクジェットヘッドにより有効画素領域
    のセルにフィルタ材となるインクを吐出する前に、有効
    画素領域よりもヘッド移動方向手前箇所に配置されてい
    る予備吐出領域にインクジェットヘッドから予めインク
    を吐出させるカラーフィルタの製造装置であって、予備
    吐出領域が、前記移動テーブルにおける基板近傍のヘッ
    ド相対移動方向手前箇所に設けられていることを特徴と
    するカラーフィルタの製造装置。
  8. 【請求項8】 移動テーブルに設けられた予備吐出領域
    に、この予備吐出領域に吐出されたインクを吸引して外
    部に排出させる吸引手段が接続されていることを特徴と
    する請求項7に記載のカラーフィルタの製造装置。
  9. 【請求項9】 インクジェットヘッドにより有効画素領
    域のセルにフィルタ材となるインクを吐出する有効画素
    描画工程と、有効画素領域のセルにインクを吐出する前
    に、有効画素領域よりもヘッド移動方向手前箇所に配置
    されている予備吐出領域にインクジェットヘッドから予
    めインクを吐出させる予備吐出工程とを備え、カラーフ
    ィルタに対応する有効画素領域が1枚の基板内に縦横に
    複数並べられてカラーフィルタが多面取りされるカラー
    フィルタの製造方法であって、予備吐出領域を、基板を
    載せた状態でインクジェットヘッドに対して相対移動さ
    せる移動テーブルにおける基板近傍のヘッド相対移動方
    向手前箇所に設け、この予備吐出領域に対して予備吐出
    させることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  10. 【請求項10】 移動テーブルの予備吐出領域に吐出さ
    れたインクを、吸引手段により吸引して外部に排出させ
    ることを特徴とする請求項9に記載のカラーフィルタの
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006154128A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Sharp Corp カラーフィルタ製造装置およびカラーフィルタ製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006154128A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Sharp Corp カラーフィルタ製造装置およびカラーフィルタ製造方法

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