JP2002317751A - 回転補助装置 - Google Patents

回転補助装置

Info

Publication number
JP2002317751A
JP2002317751A JP2001122266A JP2001122266A JP2002317751A JP 2002317751 A JP2002317751 A JP 2002317751A JP 2001122266 A JP2001122266 A JP 2001122266A JP 2001122266 A JP2001122266 A JP 2001122266A JP 2002317751 A JP2002317751 A JP 2002317751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
fixed
magnet
rotation
fixed plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001122266A
Other languages
English (en)
Inventor
Yohee Kitayoshi
与兵衛 北吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001122266A priority Critical patent/JP2002317751A/ja
Publication of JP2002317751A publication Critical patent/JP2002317751A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転板に固定した磁石が固定板の磁石に接近
動するときのブレーキ力となる両磁石の反発力の発生を
抑制し、両磁石の反発力が回転方向にのみ有効に作用す
るようにして、磁石による回転の増速を実現できる回転
補助装置を提供する。 【解決手段】 回転軸1に一体に回転するよう固定した
回転板10と固定板3を対向させ、この回転板10と固
定板3の対向面のそれぞれに、一定間隔で放射状の配置
となる複数の主磁石板11と、この主磁石板11の一面
側に消磁用磁石12と、隣接する主磁石板11間に配置
した扇形磁石板13とを設け、上記回転板10と固定板
3を両者の消磁用磁石12の対向面間に回転隙間を形成
した対向間隔に配置し、かつ、回転板10と固定板3に
設けた主磁石板11の対向面の磁極を同極とすると共
に、回転板10と固定板3に設けた主磁石板11の数を
異数とし、両主磁石板11の磁力線による反発力を回転
方向にのみ有効に作用させて回転軸1を増速させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同極を対向させ
た永久磁石の磁力によって生じる反発力を回転に利用す
るようにした回転補助装置と、この回転補助装置を用い
た発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転の駆動源として用いられているモー
タやエンジンは、運転条件に応じて所定の回転数を発生
するように設計されているが、最大出力時の回転数が決
まっているので、各種機器の駆動に大きい回転数が必要
となる場合、モータやエンジンは大型で高出力のものを
採用しなければならない。
【0003】そこで、従来より、駆動源により回転が与
えられる回転経路の途中に回転数を増速させるための装
置を組み込み、必要とする回転数に対して駆動源の小型
化を図ることが考えられ、例えば、対向させた永久磁気
の同極による反発力を回転の付与に利用して回転数を増
速させようとする装置もその一つである。
【0004】磁気の反発力を利用して回転数を増速させ
ようとする従来の装置として、回転軸に固定した回転板
と非回転となる固定板のそれぞれに複数の永久磁石を、
帯磁させた端面が対向するよう内外に環状の配置で固定
し、前記回転板に固定した永久磁石と固定板に固定した
永久磁石の磁極を、互いに対向する面の磁極が同極とな
るよう設定し、回転板の永久磁石が回転することによ
り、回転板と固定板の永久磁石間に生じる反発力を回転
力に付加することで回転数を増速させる構造になってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、永久磁石を
使用した上記のような装置は、回転板に固定した永久磁
石が固定板の永久磁石が離反するときの反発力を回転力
に付加することはできるが、回転板の永久磁石が固定板
の永久磁石に接近動するときに両永久磁石間に発生する
反発力がブレーキとして働き、これが回転板及び駆動源
の回転に対する負荷となるため、有効反発力とブレーキ
反発力が相殺され、実際に回転数を増速させることがで
きないものである。
【0006】そこで、この発明の課題は、回転板の永久
磁石が固定板の永久磁石に接近動するときのブレーキ力
となる両永久磁石の反発力の発生を抑制し、両永久磁石
の反発力が回転方向にのみ有効に作用するようにして、
永久磁石による回転数の増速を実現できる回転補助装置
と、これを用いた発電装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、第1の発明は、回転軸と一体に回転する回転
板と、固定部分に固定した固定板を対向させ、この回転
板と固定板の対向面のそれぞれに、一定間隔で放射状の
配置となるよう起立状に固定した複数の主磁石板と、棒
状磁石を用い、両端が異極で主磁石板よりも一回り大き
めのコ字状に形成され、主磁石板の一面側における磁力
線を消すため上記主磁石板の一面側に沿って配置した消
磁用磁石と、隣接する主磁石板に配置され、主磁石板の
固定面側磁力を対向面側に作用させないようにするため
の扇形磁石板とを設け、上記回転板と固定板を両者の消
磁用磁石の対向面間に回転隙間を形成した間隔に配置
し、かつ、回転板と固定板に設けた主磁石板の対向する
先端部の磁極を同極とすると共に、回転板と固定板に設
けた主磁石板の数を異数とした構成を採用したものであ
る。
【0008】このように、回転軸と一体に回転板を回転
させると、回転板と固定板に設けた主磁石板は、消磁用
磁石で一面側における磁力線が消されているので、両者
の主磁石板は対面状態になるまで磁力の反発力が発生し
ない。
【0009】従って、両者の主磁石板が対面状態になる
まで回転板は反発力のない状態で回転し、回転板の主磁
石板が固定板の主磁石板を通過すると、両主磁石板は他
面側の磁力が互いに反発することになり、これにより、
回転板の回転に両主磁石板の反発力が付加されることに
なり、この反発力の付加で回転軸の回転が増速されるこ
とになる。
【0010】上記回転軸は垂直状態で上下に位置調整が
可能となるよう配置し、回転板と固定板の対向面の間隔
を可変とすることて、両主磁石板の反発磁力を変化させ
ることができる。
【0011】また、第2の発明は、上記回転補助装置を
用い、この回転補助装置の上記回転軸にクラッチを介し
て駆動用モータを結合し、この回転軸に補助用モータ及
び発電機をそれぞれ断続可能な回転伝達手段を介して連
動した構成を採用したものである。
【0012】上記駆動用モータによる回転軸の駆動が所
定の回転速度に達すると、回転軸に回転伝達手段を介し
て補助用モータと発電機をそれぞれ連動し、クラッチを
切って駆動用モータを停止させる。補助用モータによる
回転軸の回転で駆動用モータよりも小さな出力の補助用
モータで発電機を駆動させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0014】図1のように、回転補助装置は、垂直の回
転軸1をフレーム2の底部に設けた固定板3で軸受を介
して回転自在に支持し、回転軸1の上端にフレーム2へ
固定した駆動用モータ4を電磁クラッチ5を介して結合
し、上記回転軸1の途中にそれぞれ断続可能な回転伝達
手段6と7を介して、駆動用モータ4よりも小型となる
補助用モータ8と、この補助用モータ8による回転軸1
の駆動によって発電する発電機9とを連動している。な
お、補助用モータ8と発電機9は、フレーム2に固定さ
れている。
【0015】上記駆動用モータ4は、電動モータ以外に
エンジンを用いてもよく、また、回転軸1の下部の位置
に、この回転軸1と一体に回転する円板状の回転板10
が固定され、この回転板10は下方に位置する上記固定
板3と対向するよう配置されている。
【0016】上記回転板10と固定板3の対向面には、
それぞれに、一定間隔で放射状の配置となる複数の主磁
石板11と、この主磁石板11の一面側に沿って配置さ
れ、棒状磁石を用いて両端が異極で主磁石板よりも一回
り大きめのコ字状に形成された消磁用磁石12と、隣接
する主磁石板11間に配置した扇形磁石板13とが設け
られ、上記回転板10と固定板3を消磁用磁石12の対
向面間に回転隙間を形成した間隔に配置し、かつ、回転
板10と固定板3に設けた主磁石板11の対向面の磁極
を互いに反発する同極とすると共に、回転板10と固定
板3に設けた主磁石板11の数は異数となっている。
【0017】図2乃至図5は、回転板10と固定板3の
対向面に設ける永久磁石群の構造を示している。なお、
回転板10と固定板3の同一となる永久磁石には同一の
符号を用いる。
【0018】ちなみに、回転板10は直径480mmに
形成し、主磁石板11は厚み30mm、長さ100m
m、高さ70mmの直方体磁石に形成され、その長さ方
向が回転板10の半径方向に沿い、かつ、一方の端部が
回転板10の外周に近接するよう、複数が放射状の配置
で回転板10に固定され、固定板3の主磁石板11もこ
れと同様の配置で固定され、この主磁石板11及び固定
板3に設けた主磁石板11の互いに対向面の磁極はS極
となるように設定されている。
【0019】また、消磁用磁石12は、15mm角の棒
状磁石を用い、一端を直角に、他端を45°にカットし
た四本の棒状磁石12a乃至12dを、図5のように、
端部が異極の当接状態となるよう順次結合してコ字状に
形成され、この消磁用磁石12は、全長が110mm、
高さが75mmとなり、コ字状の両端は異極になってい
る。
【0020】上記消磁用磁石12は、主磁石板11の一
面側に、高さ103mm、長さ100mm、厚み2.3
mmの金属板14を挟んで重ね合わせ、消磁用磁石12
は、その周囲三辺が主磁石板11の周囲三辺から寸法差
だけ僅かに突出した状態となり、この消磁用磁石12に
は金属製のカバー15を被せ、安全性を向上させてい
る。
【0021】上記消磁用磁石12は、主磁石板11に対
し、回転板10の回転方向の前方となる一面側に、ま
た、固定板3における消磁用磁石12は、主磁石板11
に対し、回転板10の回転方向の後方となる一面側に取
り付けられている。
【0022】上記主磁石板11の両側には、S極とN極
の間で磁力線aが発生するが、その一面側にコ字状の消
磁用磁石12を固定配置することで、この消磁用磁石1
2側の磁力線は消磁用磁石12によって遮断され、図4
のように、上記磁力線aは消磁用磁石12のない半分側
でのみ発生することになる。
【0023】上記扇形磁石板13は、10mm厚で長さ
100mmの板状のネオマックス磁石やフェライト磁石
を用い、放射状に配置された主磁石板11の隣接する対
向面間に丁度納まる扇形に形成され、この扇形磁石板1
3の下面側に同様の形状に形成したアルミ板16と鉄板
17が重ねて配置されている。
【0024】この扇形磁石板13は、回転板10と固定
板3とにおいて、S極が互いに対向するよう配置され、
鉄板16が下面に重なっているので、扇形磁石板13は
主磁石板11のN極の磁力線を吸収し、上記対向面にN
極が作用しないようにして、回転板10と固定板3の対
向面にS極のみを作用させ、回転板10と固定板3の対
向面の反発力を高めることになる。
【0025】前記固定板3に設けた主磁石板11と消磁
用磁石12は、上記回転板10と同様の寸法と構造及び
配置条件となっているが、上記回転板10の主磁石板1
1は例えば14個を等間隔の配置で固定するのに対し、
固定板3には15個の主磁石板11を等間隔の配置で固
定している。従って、固定板3に用いる扇形磁石板13
は、回転板10のものより少し角度が狭くなっている。
【0026】また、回転板10と固定板3に設けた主磁
石板11は、図示の場合、その長さ方向が回転軸の軸心
を通る放射状の配置にしたが、主磁石板11の長さ方向
を回転軸の軸心を通る半径方向の軸心に対して、0°〜
25°までの範囲、好ましくは10°までの角度で何れ
かの方向に傾斜させるようにしてもよい。
【0027】図1のように、フレームの上部で回転軸1
を挟む両側の位置に、補助用モータ8と発電機9を固定
配置し、回転軸1と補助用モータ8及び発電機9がそれ
ぞれ断続可能な回転伝達手段6、7を介して連動されて
いる。
【0028】図6の場合、この回転伝達手段6、7は、
回転軸1の途中に共通に用いる大径の摩擦輪18を固定
し、補助用モータ8の回転伝達手段6は、その出力軸1
9に小径の摩擦輪20を固定し、大径の摩擦輪18と小
径の摩擦輪20との間に、揺動アーム21で回転自在に
支持され、大径の摩擦輪18と小径の摩擦輪20に対し
て同時に圧接又は離反する中間摩擦輪22を配置し、こ
の中間摩擦輪22に図示省略したが、ばねやシリンダ等
で、摩擦輪18と摩擦輪20に圧接する弾性を付勢する
ようにした構造を有している。
【0029】また、発電機9の回転伝達手段7は、発電
機の入力軸9aに小径の摩擦輪23を固定し、大径の摩
擦輪18と小径の摩擦輪23の間に、揺動アーム24で
回転自在に支持された上記と同様の中間摩擦輪25を設
けて形成され、中間摩擦輪22と25を大径の摩擦輪1
8と小径の摩擦輪20、23に対して圧接させること
で、補助用モータ8で回転軸1を駆動し、この回転軸1
の回転で発電機9を駆動するようになっている。
【0030】このような回転伝達手段6、7は、補助用
モータ8の回転を回転軸1に減速して伝え、回転軸1の
回転を発電機9に増速して伝えることになり、補助用モ
ータ8の駆動による回転軸1の回転が、回転板10と固
定板3の主磁石板11によって増速されても、補助用モ
ータ8にその出力回転数を上回る回転が逆に入力される
ことがないようになっている。
【0031】上記回転伝達手段6、7は、図示のような
構造に限定されるものではなく、回転軸1に対して補助
用モータ8が減速駆動するように、また、回転軸1の回
転を増速して発電機9の入力軸9aに伝えるように、そ
れぞれ、歯車やプーリとベルトを用い、電磁クラッチを
介して結合した構造を採用してもよい。
【0032】なお、回転軸1はフレーム2での支持によ
り、固定板3の上部に垂直に配置し、この回転軸1の下
端に回転板10を固定して固定板3と縁を切った構造と
してもよい。
【0033】また、上記回転軸1に取り付けた回転板1
0は、上下に位置調整が可能となるようにし、回転板1
0と固定板3の対向面の間隔を可変として、回転板10
と固定板3の主磁石板11間に発生する反発力を変化さ
せることができるようにしてもよい。
【0034】図1では、回転軸1に対して一組の回転板
10と固定板3を配置したが、二組以上の回転板10と
固定板3を配置するようにしてもよい。
【0035】ここで、上記した回転板10と固定板3の
対向面は、S極が対向しているので、マイナスイオンが
発生し、回転板10と固定板3には回転軸1に近い位置
に通気孔26を設けることで、回転板10の回転による
遠心力により回転板10と固定板3間に生じる通気孔2
6から外周に向けて放出される空気流をイオン化し、装
置を設置した部分の環境を改善することができる。
【0036】また、回転板10の内周側に通気孔26を
設けることで、回転板10の重量配分を外周が重くなる
ようにし、回転板10により効果的なフライホイールの
機能を付加することができる。
【0037】この発明の回転補助装置は、上記のような
構成であり、電磁クラッチ5を結合した状態で、回転軸
1を駆動用モータ4の起動によって回転させると、この
回転軸1に固定した回転板10の永久磁石群が高速で回
転し、固定板3の各主磁石板11に対して回転板10の
各主磁石板11は接近と離反動を繰り返すことになる。
【0038】上記回転板10と固定板3の主磁石板11
には、回転板10においては回転板10の回転方向の前
方位置に、また、固定板3においては回転板10の回転
方向の後方位置にそれぞれ消磁用磁石12を固定してあ
るので、回転板10においては主磁石板11のS極とN
極の間での磁力線aは、回転方向の前方位置の部分が消
磁用磁石12によって消磁され、固定板3においては主
磁石板11のS極とN極の間での磁力線aは回転板10
の回転方向の後方位置の部分が消磁用磁石12によって
消磁され、従って、固定板10の主磁石板11に回転板
10の主磁石板11が接近するとき、両主磁石板11は
反発力を生じることがない。
【0039】図4のように、両主磁石板11の対向面が
対面する時点までは反発力の発生はないが、固定板3の
主磁石板11に対して回転板10の主磁石板11が回転
方向の前方位置に移動すると、両主磁石板11は磁力線
aによって互いに反発することになり、この反発力によ
り回転板10に回転方向への回転力が付加され、回転板
10は回転力が付加されることで回転軸1の回転が増速
されることになる。
【0040】回転軸1が増速され、駆動用モータ4より
高速になることでクラッチ5が切れ、駆動用モータ4に
よる回転軸1の駆動はなくなり、この時点で駆動用モー
タ4への通電を切るようにする。
【0041】上記固定板3の主磁石板11と回転板10
の主磁石板11はその数が異なるため、両主磁石板11
の位相は回転方向に不均一の配置となり、回転板10の
回転により常にどこかの位置において両主磁石板11の
反発力が発生し、回転軸1の回転を増速させることにな
る。
【0042】上記のように、駆動用モータ4による駆動
で回転軸1が増速されると、回転伝達手段6、7を結合
し、回転軸1に対して発電機9と補助モータ8を接続
し、これと共にクラッチ5を切って駆動用モータ4から
補助モータ8による回転軸1の駆動に切り換える。
【0043】回転伝達手段6を介して補助モータ8で減
速駆動される回転軸1は、上記のように、固定板3の主
磁石板11と回転板10の主磁石板11により増速さ
れ、回転軸1の回転が、回転伝達手段7を介して発電機
9に増速伝達されるので、発電機9はその回転により発
電することになり、この発生した電力は正常な波形にす
るためのコントローラや昇圧手段を介して取り出し、そ
の一部を補助モータ8の駆動用電源として用い、補助モ
ータ8により回転軸1を駆動する。
【0044】ちなみに、補助モータ8には消費電力が2
00Vで1.5KWのものを、また、発電機9はその出
力が4.3KWを用いても、この発明の回転補助装置を
介して補助モータ8で発電機9を駆動することができ、
従って、発電機9により、補助モータ8の消費電力より
も大きな発電が可能になる。
【0045】発電機9で発生した電力の一部は上記のよ
うに補助モータ8の駆動用電源として使用するが、余剰
の電力は商用電源に販売したり家庭や工場、商店の電源
として使用すればよく、自家発電装置として経済的に有
効である。
【0046】なお、回転補助装置の用途は、上記した発
電だけでなく、回転軸1から取り出した回転を、自動車
や船舶、各種産業機械の回転駆動源や回転補助として広
く使用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、回転
軸に一体に回転するよう固定した回転板と固定板のそれ
ぞれに、一定間隔で放射状の配置となる複数の主磁石板
と、この主磁石板の一面側に該主磁石板の消磁用磁石
と、隣接する主磁石板間に配置した扇形磁石板とを設
け、回転隙間を形成して対向する回転板と固定板の主磁
石板の対向面の磁極を同極とすると共に、回転板と固定
板に設けた主磁石板の数を異数としたので、両主磁石板
の回転時に対向する側面側の磁力線を打ち消すことで、
回転板の回転による両主磁石板の接近時に生じる磁力線
による反発力をなくし、これにより、回転板の回転に対
してブレーキの作用をなくし、両主磁石板の離反動の磁
力線による反発力のみを回転板の回転に対して付加する
ことで、回転軸の回転数を増速させることができ、従っ
て、各種回転機器に対して使用することにより、駆動源
の入力よりも大きな回転による駆動が可能になり、必要
とする回転数を確保する場合に、駆動源の小型化が可能
になる。
【0048】また、駆動源による回転軸の回転を増速さ
せることができるので、回転軸の回転で発電機を駆動す
れば、駆動源であるモータの消費電力以上の電力を発電
することができ、余剰電力の有効利用が図れ、経済的に
有効な自家発電装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転補助装置の正面図
【図2】固定板の永久磁石群の配置を示す平面図
【図3】回転板の永久磁石群の配置を示す底面図
【図4】固定板と回転板の永久磁石群の関係を示す拡大
した縦断正面図
【図5】永久磁石群の分解斜視図
【図6】回転伝達手段の一例を示す平面図
【符号の説明】
1 回転軸 2 フレーム 3 固定板 4 駆動用モータ 5 電磁クラッチ 6 回転伝達手段 7 回転伝達手段 8 補助用モータ 9 発電機 10 回転板 11 主磁石板 12 消磁用磁石 13 扇形磁石板 14 金属板 15 カバー 16 アルミ板 17 鉄板 18 大径の摩擦輪 19 出力軸 20 小径の摩擦輪 21 揺動アーム 22 中間摩擦輪 23 小径の摩擦輪 24 揺動アーム 25 中間摩擦輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と一体に回転する回転板と、固定
    部分に固定した固定板を対向させ、この回転板と固定板
    の対向面のそれぞれに、一定間隔で放射状の配置となる
    よう起立状に固定した複数の主磁石板と、棒状磁石を用
    い、両端が異極で主磁石板よりも一回り大きめのコ字状
    に形成され、主磁石板の一面側における磁力線を消すた
    め上記主磁石板の一面側に沿って配置した消磁用磁石
    と、隣接する主磁石板に配置され、主磁石板の他面側に
    おける磁力線を高めるための扇形磁石板とを設け、上記
    回転板と固定板を両者の消磁用磁石の対向面間に回転隙
    間を形成した間隔に配置し、かつ、回転板と固定板に設
    けた主磁石板の対向する先端部の磁極を同極とすると共
    に、回転板と固定板に設けた主磁石板の数を異数とした
    ことを特徴とする回転補助装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転補助装置を用い、
    この回転補助装置の上記回転軸にクラッチを介して駆動
    用モータを結合し、この回転軸に補助用モータ及び発電
    機をそれぞれ断続可能な回転伝達手段を介して連動した
    ことを特徴とする発電装置。
JP2001122266A 2001-04-20 2001-04-20 回転補助装置 Pending JP2002317751A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001122266A JP2002317751A (ja) 2001-04-20 2001-04-20 回転補助装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001122266A JP2002317751A (ja) 2001-04-20 2001-04-20 回転補助装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002317751A true JP2002317751A (ja) 2002-10-31

Family

ID=18971999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001122266A Pending JP2002317751A (ja) 2001-04-20 2001-04-20 回転補助装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002317751A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014208801A1 (ko) * 2013-06-25 2014-12-31 Shin Myong-Sop 다목적 회전구조물
KR20160101515A (ko) * 2015-02-17 2016-08-25 주식회사 태성하이텍 모터 회전력 증강장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02276483A (ja) * 1989-04-18 1990-11-13 Yohee Kitayoshi 回転増加補助装置
JPH0511788U (ja) * 1991-07-17 1993-02-12 宏之 伊東 磁力回転装置
JPH05137315A (ja) * 1991-11-13 1993-06-01 Yohee Kitayoshi 回転力発生装置
JP2000184692A (ja) * 1998-12-18 2000-06-30 Yohee Kitayoshi 回転力発生装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02276483A (ja) * 1989-04-18 1990-11-13 Yohee Kitayoshi 回転増加補助装置
JPH0511788U (ja) * 1991-07-17 1993-02-12 宏之 伊東 磁力回転装置
JPH05137315A (ja) * 1991-11-13 1993-06-01 Yohee Kitayoshi 回転力発生装置
JP2000184692A (ja) * 1998-12-18 2000-06-30 Yohee Kitayoshi 回転力発生装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014208801A1 (ko) * 2013-06-25 2014-12-31 Shin Myong-Sop 다목적 회전구조물
KR20160101515A (ko) * 2015-02-17 2016-08-25 주식회사 태성하이텍 모터 회전력 증강장치
WO2016133353A1 (ko) * 2015-02-17 2016-08-25 주식회사 태성하이텍 모터 회전력 증강장치
KR101705576B1 (ko) * 2015-02-17 2017-02-10 주식회사 태성하이텍 모터 회전력 증강장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62171458A (ja) 磁力回転装置
US20080224550A1 (en) Magnetic Motor
US20070222309A1 (en) High efficiency magnet motor
JP2007228793A (ja) 磁力伝達システム
US20120187786A1 (en) Magnetic propulsion motor
KR102340581B1 (ko) 자석 차폐방법을 이용한 회전원판 발전장치 및 이를 이용한 발전방법
JP2001238429A (ja) 回転増速装置
CN113965037A (zh) 基于磁场调制原理的永磁体横向分段错位式无刷双转子电机
JP2002317751A (ja) 回転補助装置
KR20160077953A (ko) 의류처리장치 및 자기기어장치
JP2000184692A (ja) 回転力発生装置
JPH0511788U (ja) 磁力回転装置
AU2019411707B2 (en) Rotation apparatus and power generation system
JPH07143710A (ja) 電動機
JP2006025469A (ja) 磁力による高効率回転装置。
JPH10225098A (ja) 発電機および電動機
JP2005094954A (ja) 運動エネルギーの加速増幅装置
JPH01170360A (ja) 駆動装置
KR101838014B1 (ko) 고속 전동기
JPH11262239A (ja) 磁力回転装置
JPS58224553A (ja) 磁力回転装置
JP2022507661A (ja) 永久磁石モータ
KR102295816B1 (ko) 의류처리장치 및 자기기어장치
US10122224B2 (en) Electric motor assembly
JPH0521985Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110208