JP2002317632A - マリン用エンジンの冷却装置 - Google Patents

マリン用エンジンの冷却装置

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JP2002317632A
JP2002317632A JP2001125200A JP2001125200A JP2002317632A JP 2002317632 A JP2002317632 A JP 2002317632A JP 2001125200 A JP2001125200 A JP 2001125200A JP 2001125200 A JP2001125200 A JP 2001125200A JP 2002317632 A JP2002317632 A JP 2002317632A
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engine
seawater
intercooler
pump
port
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JP2001125200A
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English (en)
Inventor
Norio Takeda
則夫 竹田
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海水間接冷却方式のマリン用エンジンの暖機
運転性を改善するとともに、長時間に亙るトロール操業
時などに懸念される白煙の排出を予防する。 【解決手段】 エンジン1で駆動される海水ポンプ11
の吐出口をインタークーラ6の給水口と外部排水口16
に切換接続する切換弁15を設けたことにより、エンジ
ン1の軽負荷・低回転域での運転が長時間に及ぶ場合
は、海水ポンプ11の運転を継続してポンプベーンへの
悪影響を回避しつつ、インタークーラ6への海水の供給
を停止し、給気の過冷却にともなう白煙の排出を予防す
ることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマリン用エンジンの
冷却装置に係り、特に、インタークーラを備えたマリン
用エンジンの冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】海水間接冷却方式のマリン用エンジン
は、エンジンで駆動される海水ポンプで汲み上げた海水
をエンジン用熱交換器に供給することにより、エンジン
のウォータジャケットを流れる冷却水と海水を熱交換さ
せるようにしている。また、マリン用エンジンの出力性
能を高くするために、近年では排気ターボチャージャお
よびインタークーラを設け、海水ポンプで汲み上げた海
水をインタークーラを経てエンジン用熱交換器に供給す
ることにより、排気ターボチャージャから吐出されてエ
ンジンに供給される高温の給気を冷却して給気効率を高
くすることが多い。
【0003】一方、上記のような海水による間接冷却方
式のマリン用エンジンにおいては、エンジンと海水ポン
プをギヤ列あるいはベルト伝動機構などを介して結合し
ており、しかも、ポンプベーンを保護する観点からポン
プに常時海水を流通させる必要性があるために、エンジ
ンの運転中はエンジン回転数に比例した流量の海水をイ
ンタークーラおよびエンジン用熱交換器に供給し続ける
ようにしていた。
【0004】ところで、マリン用エンジンにおいて、漁
種によってはエンジンをアイドリング近傍の軽負荷・低
回転域で長時間に亙って運転し続けるトローリング操業
を行なうことがある。しかしながら、このようなトロー
リング操業時あるいは始動直後の暖機時はエンジンの熱
負荷が低く、しかも、排気ターボ過給機から吐出される
給気の温度も低いために、燃料の気化性が低下する。
【0005】従って、エンジンの運転中は常にインター
クーラおよび熱交換器に海水を供給し続けるようにした
従来の冷却装置においては、トローリング操業時あるい
は暖機運転時に給気の温度が必要以上に低下して燃料の
気化性が悪化するために、供給された燃料の一部が未燃
のまま排出されて白煙を排出する要因となり、あるい
は、暖機時間が長くなってしまうという不具合があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、暖機運転性を改善するとと
もに、長時間に亙るトロール操業時などに懸念される白
煙の排出を予防することができるマリン用エンジンの冷
却装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、エンジンで駆動される海水ポンプで汲み上
げた海水をインタクーラを経てエンジン用熱交換器に供
給するようにしたマリン用エンジンにおいて、前記海水
ポンプの吐出口をインタークーラの給水口と外部排水口
に切換接続する切換弁を設けたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るマリン用エ
ンジンの冷却装置の一実施形態を示す構成図であり、エ
ンジン1に設けた排気ターボチャージャ2のコンプレッ
サ出口から延設されたブーストパイプ3の下流端とイン
テークマニホールド4に至るインテークパイプ5の上流
端をインタークーラ6を介して接続することにより、排
気ターボチャージャ2のコンプレッサで加圧昇温した給
気をインタークーラ6で熱交換させた後にインテークマ
ニホールド4を経て燃焼室に送り込むようにしている。
【0009】また、エンジン1およびエキゾーストマニ
ホールド7に設けたウォータジャケットと熱交換器8の
清水通路をウォータポンプ9およびサーモスタット10
などを介して循環接続している。そして、エンジン1の
クランクシャフトに図示しないギヤ列あるいはベルト伝
動機構などを介して連結された海水ポンプ11の吐出口
と前記熱交換器8の海水入口を接続する海水パイプ12
に前記インタークーラ6、マリンギヤオイルクーラ13
およびエンジンオイルクーラ14を介装することによ
り、エンジン1の運転にともなって海水ポンプ11で汲
み上げた海水をインタークーラ6、マリンギヤオイルク
ーラ13およびエンジンオイルクーラ14を経て熱交換
器8に供給することにより、海水による間接冷却方式の
マリン用エンジンを構成している。
【0010】ここに本実施形態では、インタークーラ6
より上流の海水パイプ12に切換弁15を設けて海水ポ
ンプ11の吐出口をインタークーラ6の給水口と外部排
水口16に切換接続することができるようにしている。
なお、切換弁15は、常時は海水ポンプ11の吐出口を
インタークーラ6の給水口に接続保持する手動の三方弁
などで構成される。17は熱交換器8の排水口、18は
海水ポンプ11の取水口、19はエアクリーナである。
【0011】上記のような構成になるマリン用エンジン
の冷却装置において、エンジン1が運転されると排気タ
ーボチャージャ2が駆動されるとともに、ウォータポン
プ9および海水ポンプ11がそれぞれ駆動される。ま
た、通常は切換弁15によって海水ポンプ11の吐出口
がインタークーラ6の給水口に接続保持されている。
【0012】このために、エンジン1が運転されると図
1に一点鎖線の矢印で示したようにエンジン1およびエ
キゾーストマニホールド7のウォータジャケットのエン
ジン冷却水がサーモスタット10による制御を受けて熱
交換器8の清水通路に循環供給される。また、海水ポン
プ11で汲み上げられた海水は、同図に実線の矢印で示
したようにインタークーラ6、マリンギヤオイルクーラ
13およびエンジンオイルクーラ14を経て熱交換器8
の海水通路に供給され、排水口17から海中に放出され
る。
【0013】従って、排気ターボチャージャ2のコンプ
レッサの加圧作用で昇温した給気は、インタークーラ6
において海水と熱交換(冷却)された後にインテークマ
ニホールド4を経て燃焼室に送り込まれる。また、マリ
ンギヤオイルおよびエンジンオイルは、インタークーラ
6から流出した海水によりマリンギヤオイルクーラ13
およびエンジンオイルクーラ14で熱交換(冷却)さ
れ、エンジン冷却水は熱交換器8において海水との間で
熱交換(冷却)される。
【0014】一方、例えば寒冷期のトローリング操業時
のように長時間に亙ってエンジン1を軽負荷・低回転域
で運転し続ける場合、あるいは、暖機運転時のようにエ
ンジン1の熱負荷が低く、しかも排気ターボチャージャ
2による過給率が低い状態が長時間に及ぶ場合は、切換
弁15を切換操作して海水ポンプ11の吐出口を外部排
水口16に切換接続する。
【0015】すると、海水ポンプ11で汲み上げられた
海水は外部排水口16からそのまま海中に排出され、イ
ンタークーラ6、マリンギヤオイルクーラ13、エンジ
ンオイルクーラ14および熱交換器8に海水が供給され
なくなる。従って、排気ターボチャージャ2のコンプレ
ッサから吐出された給気は過給温度のまま冷却されるこ
となくインテークマニホールド5を経て燃焼室に送り込
まれるために、給気の過冷却にともなう燃料の気化性の
低下がなく、白煙の排出が予防される。また、暖機運転
時にインタークーラへの海水の供給を停止して給気の冷
却を中断することにより、暖機の促進効果が得られるこ
とは詳述するまでもない。
【0016】なお、上記のような運転状態においてはエ
ンジン1の熱負荷が低く、しかも、外気による自然冷却
作用が行なわれるために、海水の供給を停止した状態で
もマリンギヤオイル、エンジンオイルおよびエンジン冷
却水が過熱状態に陥ることもない。さらに、海水の供給
を中断していようともエンジン1が運転されている間は
海水ポンプ11が稼働し続けるために、インタークーラ
6への海水の供給の停止にともなうポンプベーンへの悪
影響を懸念する必要もない。
【0017】上記実施形態においては切換弁15を手動
の三方弁で構成し、エンジン1の運転状態に応じて切換
弁15を手動で切換操作するようにしているが、切換弁
15を例えば電磁三方弁で構成することにより、エンジ
ン1の運転状態に応答して切換弁15を自動的に切換制
御することもできる。
【0018】また、実施形態においてはマリンギヤオイ
ルおよびエンジンオイルをそれぞれマリンギヤオイルク
ーラ13およびエンジンオイルクーラ14で海水と熱交
換させて冷却するようにしているが、エンジンオイルは
必ずしも海水で冷却される必要性はなく、一般的なエン
ジン冷却水を利用した清水冷却方式のクーラを用いるこ
ともできる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、海水ポンプの吐出口をインタークーラの給水口と外
部排水口に切換接続する切換弁を設けたことにより、海
水ポンプの運転を継続してポンプベーンへの悪影響を回
避しつつ、必要に応じてインタークーラへの海水の供給
を停止することができるようにしている。従って、例え
ば寒冷期でのトローリング操業のようにエンジンの熱負
荷および排気ターボチャージャの過給率が低い状態での
運転が継続される場合は、インタークーラへの海水の供
給を中断して給気の過冷却を防止して白煙の排出を予防
することができる。また、例えば始動時および暖機運転
時に切換弁を作動させてインタークーラへの海水の供給
を停止することにより、給気の冷却を中断して暖機を促
進することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマリン用エンジンの冷却装置の一
実施形態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 排気ターボチャージャ 3 ブーストパイプ 4 インテークマニホールド 5 インテークパイプ 6 インタークーラ 7 エキゾーストマニホールド 8 熱交換器 9 ウォータポンプ 10 サーモスタット 11 海水ポンプ 12 海水パイプ 13 マリンギヤオイルクーラ 14 エンジンオイルクーラ 15 切換弁 16 外部排水口 17 排水口 18 取水口 19 エアクリーナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンで駆動される海水ポンプで汲み
    上げた海水をインタクーラを経てエンジン用熱交換器に
    供給するようにしたマリン用エンジンにおいて、前記海
    水ポンプの吐出口をインタークーラの給水口と外部排水
    口に切換接続する切換弁を設けたことを特徴とするマリ
    ン用エンジンの冷却装置。
JP2001125200A 2001-04-24 2001-04-24 マリン用エンジンの冷却装置 Pending JP2002317632A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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