JP2002317427A - コンクリート製パネルおよびコンクリート製パネル構造体 - Google Patents

コンクリート製パネルおよびコンクリート製パネル構造体

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JP2002317427A
JP2002317427A JP2001121265A JP2001121265A JP2002317427A JP 2002317427 A JP2002317427 A JP 2002317427A JP 2001121265 A JP2001121265 A JP 2001121265A JP 2001121265 A JP2001121265 A JP 2001121265A JP 2002317427 A JP2002317427 A JP 2002317427A
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JP
Japan
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concrete
concrete panel
porous
prestressed
panel
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JP2001121265A
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English (en)
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Yasuyuki Iwano
保幸 岩野
Hiroyuki Inoue
浩之 井上
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Abekogyosho Co Ltd
Original Assignee
Abekogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相当な強度を備えるとともに、自然環境との
共存化を図ることができるコンクリート製パネルを提供
する。 【解決手段】 コンクリート製パネル1、20は、例え
ば、水路を形成するための、導水構造体としてのコンク
リート製パネル構造体10に用いられ、間隔を置いて設
けられた支柱2、2の間に、立設して装着される、横長
に形成されたパネルである。コンクリート製パネル1、
20は、内部に配設された緊張材6、6によってプレス
トレスが導入された、プレストレストコンクリート部
3、21と、そのプレストレストコンクリート部3、2
1の前面側に配置される、ゼオライトを混入した、ポー
ラスコンクリート部4、22とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、間隔を置いて設
けられた支柱の間に、立設して装着される、コンクリー
ト製パネルおよびコンクリート製パネル構造体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンクリート製パネル
は、図14に示すように、全体が普通コンクリート部に
よって構成され、正面視してほぼ矩形状に形成されるパ
ネル本体部31と、そのパネル本体部31の両側端面の
それぞれから凸状に延設される凸部32、32とからな
るものが知られていた。
【0003】一方、前記コンクリート製パネル30、3
0が装着される支柱33、33の両側面には、その立設
方向に沿って、前記凸部32、32と係合可能な、切り
欠き凹部34、34が設けられていた。これら切り欠き
凹部34、34は、上方に向かって開放されるととも
に、例えば、土35等が埋められる背面側に向かって開
放されていた。
【0004】そして、前記コンクリート製パネル30、
30を用いて構築される、例えば、水路を形成するため
のコンクリート製パネル構造体40は、前記水路の両側
において、水路に沿って、間隔を置いて設けられた前記
支柱33、33と、これら支柱33、33の間に装着さ
れる前記コンクリート製パネル30、30とを備え、前
記水路の幅の距離だけ離れて対向位置する支柱33と支
柱33とは、それぞれの下端部において、前記水路を横
断して敷設される底部36、36によって一体的につな
げられていた。
【0005】ここで、コンクリート製パネル30、30
は、前記凸部32、32が、前記支柱33、33の切り
欠き凹部34、34と係合するようにして、水路に沿っ
て設けられた支柱33、33の間に、上下方向に複数段
積まれて装着された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
コンクリート製パネル30は、全体が普通コンクリート
部によって構成されていたため、植物が生育したり、生
物が棲息したりするのに不向きであり、自然環境との共
存化を図ることが困難であった。
【0007】また、例えば、前記水路を形成するための
コンクリート製パネル構造体40は、前記パネル30、
30が、それらの背面側に埋められる土35の土圧によ
って、横方向の相当な引張力を受けるため、パネル3
0、30の横方向の長さ寸法を短く設計して、前記引張
力を軽減させる必要があった。その結果、水路に沿って
設けられる支柱33、33の総本数が増加されるため、
工期が長期化するとともに、製造コストの上昇を招い
た。
【0008】さらに、前記支柱33、33に設けられた
切り欠き凹部34、34は、パネル30、30が前面側
に倒れるのを防止することはできても、背面側に倒れる
のを有効に防止することができなかった。そのため、支
柱33、33の間にパネル30、30を装着する作業と
並行して、随時、パネル30、30の背面側に土35を
埋めて、パネル30、30が背面側に倒れないよう工夫
する必要があった。
【0009】この発明は、上記した従来の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、植物が生育したり生物が棲息したりすることができ
るコンクリート製パネルおよびコンクリート製パネル構
造体を提供することにある。また、他の目的は、横方向
の長さ寸法を長くすることで、支柱間の間隔を長いスパ
ンにして、支柱の総本数を減らすことが可能なコンクリ
ート製パネルおよびコンクリート製パネル構造体を提供
する。また、他の目的は、施工の際に、コンクリート製
パネルが、その背面側に倒れるのを防止したコンクリー
ト製パネル構造体を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコンクリ
ート製パネルおよびコンクリート製パネル構造体は、前
記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわ
ち、請求項1に記載のコンクリート製パネルは、間隔を
置いて設けられた支柱の間に、立設して装着される、コ
ンクリート製パネルであって、内部に配設された緊張材
によってプレストレスが導入された、プレストレストコ
ンクリート部と、そのプレストレストコンクリート部の
前面側に配置される、ゼオライトを混入した、ポーラス
コンクリート部とからなる。これにより、ポーラスコン
クリート部が有する多孔性の空隙部に、植物が生育した
り生物が棲息したりするので、自然環境との共存化を図
ることができる。また、コンクリート製パネルは、プレ
ストレストコンクリート部によって相当な強度が付与さ
れるので、横方向の長さ寸法を長く採ることができる。
【0011】また、請求項2に記載の発明に係るコンク
リート製パネルは、前記プレストレストコンクリート部
の前面側に、前記ポーラスコンクリート部の上側側面を
被う、上側枠部と、前記ポーラスコンクリート部の下側
側面を被う、下側枠部とを設けてなることを特徴とす
る。そして、請求項3に記載の発明に係るコンクリート
製パネルのように、前記上側枠部または下側枠部のいず
れか一方もしくは両方は、前記プレストレストコンクリ
ート部の前面側から取り外し可能に設けられ、かつ、前
記ポーラスコンクリート部は、前記プレストレストコン
クリート部の前面側から取り外し可能に配置されている
とよい。これにより、ゼオライトの吸着能力が劣化した
場合には、そのゼオライトが混入されたポーラスコンク
リート部を、プレストレストコンクリート部の前面側か
ら取り外して、ゼオライトの吸着能力が良好な、新しい
ポーラスコンクリート部と取り替え交換することができ
る。
【0012】また、請求項4に記載の発明に係るコンク
リート製パネルのように、前記上側枠部は、その下面
が、前記ポーラスコンクリート部の上側側面と接し、ま
た、前記下側枠部は、その上面が、前記ポーラスコンク
リート部の下側側面と接し、かつ、前記上側枠部の下面
と前記下側枠部の上面との間の距離は、前記プレストレ
ストコンクリート部の前面側から前方に向かって、幅狭
くなるよう形成されているのが望ましい。これにより、
ポーラスコンクリート部は、プレストレストコンクリー
ト部の前面側から抜け落ちたりするのが防止される。
【0013】請求項5に記載の発明に係るコンクリート
製パネル構造体は、間隔を置いて設けられる、複数の支
柱と、前記支柱の間に、立設して装着される、コンクリ
ート製パネルとを備え、前記コンクリート製パネルは、
内部に配設された緊張材によってプレストレスが導入さ
れた、プレストレストコンクリート部と、そのプレスト
レストコンクリート部の前面側に配置される、ゼオライ
トを混入した、ポーラスコンクリート部とからなる。こ
れにより、コンクリート製パネル構造体は、ポーラスコ
ンクリート部の作用によって、自然環境との共存化を図
るとともに、プレストレストコンクリート部の作用によ
って、パネルに相当な強度が付与される。
【0014】また、請求項6に記載の発明に係るコンク
リート製パネル構造体は、水路を形成するためのコンク
リート製パネル構造体であって、前記支柱は、ほぼ前記
水路の幅の距離だけ離れて、対向位置して立設される、
第一の支柱と第二の支柱とからなる。そして、これら第
一の支柱と第二の支柱とは、それぞれの下端部におい
て、前記水路を横断して敷設される底部によってつなげ
られ、前記コンクリート製パネルは、前記水路に沿って
間隔を置いて設けられる、前記第一の支柱の間に、およ
び、前記第二の支柱の間に、前記ポーラスコンクリート
部の前面が、前記水路の内側に向くように、装着されて
いる。これにより、水路に水が導水されると、前記ポー
ラスコンクリート部が水と接することになるので、ポー
ラスコンクリート部が有する多孔性の空隙部に、水中生
物が棲みついたり、植物が生育したりするようになる。
また、ポーラスコンクリート部に混入されたゼオライト
の吸着作用により、水中から有機物等が除去されるの
で、水質浄化が図れる。
【0015】また、請求項7に記載の発明に係るコンク
リート製パネル構造体のように、前記コンクリート製パ
ネルは、前記プレストレストコンクリート部の両側端面
のそれぞれから延設される凸部を備え、前記支柱は、そ
の両側面において、立設方向に沿って延びるとともに、
上方に向かって開放される、前記凸部が嵌め込まれる凹
部を備えているとよい。あるいは、請求項8に記載の発
明に係るコンクリート製パネル構造体のように、前記コ
ンクリート製パネルは、前記プレストレストコンクリー
ト部の両側端面のそれぞれから延設される凸部を備え、
前記支柱は、その両側面において、立設方向に沿って延
びるとともに、上方に向かって開放され、かつ、背面側
に向かって開放される、前記凸部と係合可能な切り欠き
凹部を備え、前記切り欠き凹部のそれぞれは、横方向に
貫通する貫通孔によって連通され、前記貫通孔には、装
着される前記コンクリート製パネルを、その背面側にて
係止する、係止部材が挿通されてもよい。このように、
支柱には、コンクリート製パネルが、その背面側に倒れ
るのを防止する、倒れ防止手段が備わっている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るコンクリー
ト製パネルおよびコンクリート製パネル構造体の実施の
形態を図面に基づいて説明する。
【0017】図1ないし図6は、この発明に係るコンク
リート製パネルの第一の実施の形態を示す。図中符号1
は、コンクリート製パネルの全体を示す。このコンクリ
ート製パネルは、間隔を置いて設けられた、例えば、コ
ンクリート製の支柱2、2の間に、立設して装着され
る、やや大型のコンクリート製パネル1であって、図示
実施の形態の場合には、縦が500mm、横が3060
mm、厚みが200mmの、横長に形成されるものであ
る。
【0018】そして、この横長状のコンクリート製パネ
ル1は、内部に配設された緊張材によってプレストレス
が導入された、プレストレストコンクリート部3と、そ
のプレストレストコンクリート部3の前面側の中央部に
配置される、人工ゼオライト等のゼオライトを混入し
た、ポーラスコンクリート部4と、前記プレストレスト
コンクリート部3の前面側において、前記ポーラスコン
クリート部4の各側面を被うように配置される、枠部5
とを備えている。これら枠部5とプレストレストコンク
リート部3とは、同じ成形用型枠によって一体として成
形される。
【0019】また、コンクリート製パネル1は、プレス
トレストコンクリート部3の両側端面のそれぞれから延
設される凸部3a、3aを備え、これら凸部3a、3a
と左側枠部5aおよび右側枠部5bとは、一体成形され
ている。
【0020】ここで、前記枠部5は、その上側枠部5c
および下側枠部5dの各内側面が、ポーラスコンクリー
ト部4の上側側面および下側側面に接するとともに、そ
の左側枠部5aおよび右側枠部5bの各内側面が、ポー
ラスコンクリート部4の左側側面および右側側面と接
し、かつ、上側枠部5cおよび下側枠部5dの各内側面
の間の距離、ならびに、左側枠部5aおよび右側枠部5
bの各内側面の間の距離は、プレストレストコンクリー
ト部3の前面側から前方に向かって、例えば、テーパ状
に幅狭くなるよう形成されている。これにより、ポーラ
スコンクリート部4は、プレストレストコンクリート部
3の前面側から抜け落ちたりするのが防止されることと
なる。
【0021】なお、前記プレストレストコンクリート部
3には、図4ないし図6に示すように、その内部におい
て、PC鋼材等の緊張材6、6が、横方向に平行して、
複数本、例えば、6本配設されるとともに、これら緊張
材6、6の延びる方向と直交する縦方向に延ばされた、
互いに平行に位置する複数本の鉄筋7、7が配設されて
いる。これにより、このプレストレストコンクリート部
3を備えるコンクリート製パネル1は、全体的な強度が
向上するとともに、その横方向の引張力に対する抵抗性
が増すため、既述したように、縦方向の長さ寸法に対し
て、横方向の長さ寸法が、約6倍もあるような、横長状
のパネル1として形成されることができる。
【0022】次に、前記コンクリート製パネル1を用い
て構築される、例えば、水路を形成するための、導水構
造体としてのコンクリート製パネル構造体10について
説明する。導水構造体としてのコンクリート製パネル構
造体10は、間隔を置いて設けられる複数の支柱2、2
と、これら支柱2、2の間に、立設して装着される前記
コンクリート製パネル1、1とを備えている。前記コン
クリート製パネル1、1は、上述したように、内部に配
設された緊張材6、6によってプレストレスが導入され
た、プレストレストコンクリート部3、3と、そのプレ
ストレストコンクリート部3、3の前面側に配置され
る、人工ゼオライト等のゼオライトを混入した、ポーラ
スコンクリート部4、4とからなる。
【0023】また、前記支柱2、2は、ほぼ水路の幅の
距離だけ離れて、対向位置して立設される、第一の支柱
2a、2aと第二の支柱2b、2bとからなり、これら
第一の支柱2a、2aと第二の支柱2b、2bとは、そ
れぞれの下端部において、前記水路を横断して敷設され
る、コンクリート製の底部12、12によって一体的に
つなげられている。これにより、前記第一の支柱2a、
2aと第二の支柱2b、2bと底部12、12とを備え
た、縦断面形状ほぼコ字状の、例えば、コンクリート製
の支柱枠Q、Qが形成され、これら支柱枠Q、Qは、前
記底部12、12を底にして、前記第一の支柱2a、2
aおよび第二の支柱2b、2bが上方に向かって立ち上
がるよう、自立可能に設置される。そして、支柱2、2
としての第一の支柱2a、2aおよび第二の支柱2b、
2bには、それぞれの両側面において、立設方向に沿っ
て延びるとともに、上方に向かって開放される、凹部2
c、2cが備わり、これら凹部2c、2cには、前記コ
ンクリート製パネル1に備わる凸部3a、3aが、嵌め
込まれることとなる。
【0024】この水路を形成するためのコンクリート製
パネル構造体10は、以下の施工手順に従って構築され
る。すなわち、まず、水路となる設置予定地を掘削した
後、地盤11をほぼ水平に均し、その地盤11の上に、
前記支柱枠Q、Qを、ほぼ一定の間隔を置いて載設する
(図7参照)。もっとも、前記地盤11が軟弱な場合に
は、地中に杭を打ち込み、その杭の上に、水路に沿って
延びてなる胴木を、例えば、2列にレール状に敷設し
て、それら胴木の上に、前記支柱枠Q、Qを載設しても
よい(図示せず)。そして、水路に沿って間隔を置いて
設けられた、前記第一の支柱2a、2aの間に、およ
び、前記第二の支柱2b、2bの間に、前記コンクリー
ト製パネル1、1を、前記ポーラスコンクリート部4、
4の前面が、水路の内側に向くように、装着する。ここ
で、コンクリート製パネル1、1に備わる凸部3a、3
aは、支柱2、2に備わる凹部2c、2cに、ぴったり
と、あるいは、前記パネル1、1が、その前面側または
後面側に大きく傾かない程度の隙間を明けて、上方から
スライドされて嵌め込まれる。このような凹凸による嵌
め合いによって、コンクリート製パネル1、1は、上下
方向に、複数段、例えば、3段積まれる(図8参照)。
その後、コンクリート製パネル1、1の背面側に、およ
び、支柱2、2の背面側に、土13を埋め戻すととも
に、前記支柱枠Q、Qの底部12、12が隠れる程度
に、砕石14等を敷き均して、水路の原型を完成させる
(図9参照)。
【0025】こうして、水路に水が導水されると、前記
コンクリート製パネル1、1のポーラスコンクリート部
4、4が、水と接することとなり、ポーラスコンクリー
ト部4、4が有する多孔性の空隙部に、微生物等の水中
生物が棲みついたり、植物が生育したりするようにな
る。また、ポーラスコンクリート部4、4に混入された
ゼオライトの吸着作用により、水中から有機物等が除去
されるので、水質浄化が図れる。さらに、ゼオライトに
吸着された有機物等は、前記空隙部に棲息ないし生育す
る生物や植物によって、栄養分ないし養分として利用さ
れるので、ゼオライトの吸着能力を長期間維持させるこ
ともできる。
【0026】また、前記コンクリート製パネル1、1の
プレストレストコンクリート部3、3は、PC鋼材等の
緊張材6、6によってプレストレスが導入されているの
で、背面側に埋設される土13の土圧によって、横方向
の相当な引張力を受けても、その引張力に対して強固な
抵抗性を示すことができる。よって、コンクリート製パ
ネル1、1は、背面側からの土圧に耐えうる強度を備
え、従来のパネルと比較して、横方向の長さ寸法の長く
して成形されることができる。その結果、水路に沿って
設けられる支柱2、2間の間隔を、長いスパンにして、
支柱2、2およびその支柱2、2を備えた支柱枠Q、Q
の総本数を少なくすることができ、工期の短縮化および
製造コストの削減を図ることができる。
【0027】また、前記支柱2、2は、前記凹部2c、
2cに、前記パネル1、1の凸部3a、3aが嵌め込ま
れることにより、パネル1、1を、背面側および前面側
のいずれの側にも倒すことなく、支持することができ
る。よって、従来のように、支柱2、2の間にパネル
1、1を装着する作業と並行して、パネル1、1が、そ
の背面側に倒れないよう、背面側に土を埋めるなどし
て、パネル1、1を別途支持する必要はなく、作業性を
向上させることができる。
【0028】もっとも、コンクリート製パネル1、1が
倒れないように、パネル1、1を支持する方法は、上記
の態様に限定されるわけではない。例えば、図10に示
す支柱15は、その両側面において、立設方向に沿って
延びるとともに、上方に向かって開放され、かつ、背面
側に向かって開放される、コンクリート製パネルの凸部
3a、3aと係合可能な切り欠き凹部15a、15aを
備え、これら切り欠き凹部15a、15aのそれぞれ
は、横方向に貫通する貫通孔15b、15bによって連
通されている(図示実施の形態の場合には、3個の貫通
孔)。そして、前記貫通孔15b、15bには、装着さ
れるコンクリート製パネル1、1を、その背面側にて係
止する、係止棒等の係止部材16、16が横方向から挿
通されるという態様である。また、図11に示すパネル
の倒れ防止手段は、前記支柱15の切り欠き凹部15
a、15aとパネル1、1の凸部3a、3aとの間に形
成される隙間に、支柱2、2とパネル1、1とをつなぎ
止めるための、楔部材17、17が打ち込まれるという
態様である。これら倒れ防止手段を備えた支柱15、1
5によっても、施工の際に、前記コンクリート製パネル
1、1は、その背面側に倒れることなく、支持されるこ
とができる。
【0029】一方、前記コンクリート製パネル1、1
も、既述した実施の形態に限定されるわけではない。例
えば、図12および図13に示す、この発明に係る第二
の実施の形態のコンクリート製パネル20は、内部に配
設された緊張材によってプレストレスが導入された、プ
レストレストコンクリート部21と、そのプレストレス
トコンクリート部21の前面側に配置される、人工ゼオ
ライト等のゼオライトを混入した、ポーラスコンクリー
ト部22とを備えるとともに、前記プレストレストコン
クリート部21の前面側に、前記ポーラスコンクリート
部22の上側側面を被う、上側枠部23aと、前記ポー
ラスコンクリート部22の下側側面を被う、下側枠部2
3bとを設けてなる態様である。そして、前記上側枠部
23aまたは下側枠部23bのいずれか一方もしくは両
方は、前記プレストレストコンクリート部21の前面側
から取り外し可能に設けられ、かつ、前記ポーラスコン
クリート部22も、前記プレストレストコンクリート部
21の前面側から取り外し可能に配置されている。ま
た、上側枠部23aは、その下面が、ポーラスコンクリ
ート部22の上側側面と接し、また、下側枠部23b
は、その上面が、ポーラスコンクリート部22の下側側
面と接し、かつ、上側枠部23aの下面と下側枠部23
bの上面との間の距離は、プレストレストコンクリート
部21の前面側から前方に向かって、例えば、テーパ状
に幅狭くなるよう形成されている。このように、ポーラ
スコンクリート部22を、プレストレストコンクリート
部21の前面側から取り外し可能な構造にすることで、
ゼオライトの吸着能力が劣化した場合には、そのゼオラ
イトが混入されたポーラスコンクリート部を、プレスト
レストコンクリート部21の前面側から取り外して、ゼ
オライトの吸着能力が良好な、新しいポーラスコンクリ
ート部と取り替え交換することができる。よって、コン
クリート製パネル20は、良好な吸着能力を恒常的に維
持することができる。
【0030】なお、図示実施の形態のコンクリート製パ
ネル20の場合、上側枠部23aは、プレストレストコ
ンクリート部21の前面側から取り外し可能であるが、
下側枠部23bは、プレストレストコンクリート部21
の前面側から取り外すことができない。また、ポーラス
コンクリート部22は、複数個、例えば、4個の正面視
して矩形状の小ブロック体22a、22aに分割され、
これら小ブロック体22a、22aが、プレストレスト
コンクリート部21の前面側において、プレストレスト
コンクリート部21の長手方向に沿って、並設されてい
る。そして、これら小ブロック体22a、22aからな
るポーラスコンクリート部22を、前方から押えるよう
にして、前記上側枠部23aがプレストレストコンクリ
ート部21の前面側に、例えば、ボルト等の固着具2
4、24によって、取り付けられている。前記固着具2
4、24は、その雄ねじ部24a、24aが、ポーラス
コンクリート部22を厚み方向に貫通する、固着具挿通
孔25、25に挿通されるとともに、プレストレストコ
ンクリート部21の前面に埋設されたインサート部材2
6、26の雌ねじ部に螺合される。これにより、前記ポ
ーラスコンクリート部22は、プレストレストコンクリ
ート部21の前面側から抜け落ちることなく、取り付け
られることができる。なお、前記上側枠部23aおよび
/または下側枠部23bは、ポーラスコンクリート部2
2を構成する小ブロック体22a、22aのそれぞれに
対応させて、複数個、例えば、4個に分割されていても
構わない。
【0031】また、この発明に係るコンクリート製パネ
ルは、内部に配設された緊張材によってプレストレスが
導入された、プレストレストコンクリート部と、そのプ
レストレストコンクリート部の前面側に配置される、人
工ゼオライト等のゼオライトを混入した、ポーラスコン
クリート部とからなり、ポーラスコンクリート部が、プ
レストレストコンクリート部の前面側において、抜け落
ちることなく配置されていれば、前記上側枠部5c、2
3aとか下側枠部5d、23b等の枠部5は、なくても
構わない。この場合において、ポーラスコンクリート部
とプレストレストコンクリート部との一体化を図るに
は、例えば、成型時において、プレストレストコンクリ
ート部を形成するための普通コンクリートを打設した
後、その普通コンクリートが硬化する前に、ポーラスコ
ンクリート部を形成するためのポーラスコンクリートを
打設すればよい。また、普通コンクリートが硬化した
後、ポーラスコンクリートが付着し易いように、プレス
トレストコンクリート部のコンクリート表面を目荒らし
て凹凸面形状としてもよいし、あるいは、プレストレス
トコンクリート部とポーラスコンクリート部との間に、
付着性の良好なモルタルを介在させることによって、両
者の一体化を図ってもよい。
【0032】また、この発明に係るコンクリート製パネ
ル構造体は、前記水路を形成するための、導水構造体と
してのコンクリート製パネル構造体10に限定されな
い。例えば、コンクリート製パネル構造体は、複数の支
柱と、それら支柱の間に装着される、山の掘削面に設置
されるコンクリート製パネルとを備え、前記コンクリー
ト製パネルが、前記プレストレストコンクリート部を山
の掘削面側に向けるとともに、前記ポーラスコンクリー
ト部を道路側に向けて配置される、土止め構造体として
のコンクリート製パネル構造体であってもよい。これに
より、プレストレストコンクリート部の作用によって、
土の崩壊が防止されるとともに、ポーラスコンクリート
部の作用によって、ポーラスコンクリート部の前面側
に、植物を繁茂させることができる。また、コンクリー
ト製パネル構造体は、河川や海等の沿岸に沿って設けら
れる、複数の支柱と、それら支柱の間に装着されるコン
クリート製パネルとを備え、前記コンクリート製パネル
が、前記プレストレストコンクリート部を陸側に向ける
とともに、前記ポーラスコンクリート部を水側に向けて
配置される、護岸構造体としてのコンクリート製パネル
構造体であっても構わない。
【0033】もちろん、前記護岸構造体あるいは土止め
構造体としてのコンクリート製パネル構造体は、前記底
部12を備えている必要はない。また、水路を形成する
ための、導水構造体としてのコンクリート製パネル構造
体10も、使用目的および使用状況によっては、底部1
2はなくてもよく、さらには、前記支柱2、15につい
ても、図14で示した従来の支柱33と同タイプの支柱
を利用して構わない。
【0034】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明に係るコンクリート製パネルおよびコンク
リート製パネル構造体によれば、次の効果がある。
【0035】請求項1および2に記載されたコンクリー
ト製パネルによれば、ポーラスコンクリート部の作用に
よって、植物が生育したり生物が棲息したりするのに良
好な環境が提供されるので、自然環境との共存化を図る
ことができる。また、プレストレストコンクリート部の
作用によって、パネル全体の強度が向上するので、パネ
ルの横方向の長さ寸法を長く採ることができる。その結
果、支柱間の間隔を長いスパンにして、支柱の総本数を
減らすことができるので、工期の短縮化および製造コス
トの削減を図ることができる。
【0036】請求項3に記載されたコンクリート製パネ
ルによれば、加えて、ゼオライトの吸着能力が劣化した
場合には、ポーラスコンクリート部を取り替え交換する
ことができるため、良好な吸着能力を恒常的に維持する
ことができる。
【0037】請求項4に記載されたコンクリート製パネ
ルによれば、加えて、ポーラスコンクリート部が、プレ
ストレストコンクリート部の前面側から抜け落ちたりす
るのが防止される。
【0038】請求項5に記載されたコンクリート製パネ
ル構造体によれば、ポーラスコンクリート部の作用によ
って、自然環境との共存化を図ることができるととも
に、プレストレストコンクリート部の作用によって、パ
ネルに相当な強度が付与される。
【0039】請求項6に記載されたコンクリート製パネ
ル構造体によれば、加えて、ポーラスコンクリート部が
水と接することができるので、ポーラスコンクリート部
が有する多孔性の空隙部に、水中生物が棲みついたり、
植物が生育したりすることができる。また、ポーラスコ
ンクリート部に混入されたゼオライトの吸着作用によっ
て、水中から有機物等が除去されるので、水質浄化を図
ることもできる。
【0040】請求項7および8に記載されたコンクリー
ト製パネル構造体によれば、加えて、施工の際に、コン
クリート製パネルが、その背面側に倒れるのを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るコンクリート製パネルの第一の
実施の形態の、正面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図であって、緊張材
等を省略した図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図であって、緊張材
等を省略した図である。
【図4】同じく、ポーラスコンクリート部を一部省略し
たコンクリート製パネルの正面図である。
【図5】図4におけるC−C線断面図である。
【図6】図5におけるD−D線断面図である。
【図7】この発明に係るコンクリート製パネル構造体の
施工方法を説明するための斜視図であって、ほぼ水平に
均した地盤の上に、支柱を備えた支柱枠を載設した状態
を示す図である。
【図8】同じく、支柱の間にコンクリート製パネルを装
着する状態を示す図である。
【図9】同じく、水路の原型として完成された状態を示
す図である。
【図10】この発明に係るコンクリート製パネル構造体
の、パネルの倒れ防止手段に関する、変形例を示す斜視
図である。
【図11】同じく、パネルの倒れ防止手段に関する、他
の変形例を示す斜視図である。
【図12】同じく、この発明に係るコンクリート製パネ
ルの第二の実施の形態の、正面図である。
【図13】同じく、図12におけるE−E線断面図であ
る。
【図14】従来のコンクリート製パネル構造体の施工方
法を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1、20 コンクリート製パネル 2、15
支柱 2a 第一の支柱 2b 第
二の支柱 2c 凹部 3、21 プレストレストコンクリート部 3a 凸
部 4、22 ポーラスコンクリート部 5c、2
3a 上側枠部 5d、23b 下側枠部 6 緊張
材 10 水路を形成するためのコンクリート製パネル構造
体 12 底部 15a
切り欠き凹部 15b 貫通孔 16 係
止部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を置いて設けられた支柱の間に、立
    設して装着される、コンクリート製パネルであって、 内部に配設された緊張材によってプレストレスが導入さ
    れた、プレストレストコンクリート部と、 そのプレストレストコンクリート部の前面側に配置され
    る、ゼオライトを混入した、ポーラスコンクリート部と
    からなることを特徴とするコンクリート製パネル。
  2. 【請求項2】 前記プレストレストコンクリート部の前
    面側に、前記ポーラスコンクリート部の上側側面を被
    う、上側枠部と、 前記ポーラスコンクリート部の下側側面を被う、下側枠
    部とを設けてなることを特徴とする請求項1に記載のコ
    ンクリート製パネル。
  3. 【請求項3】 前記上側枠部または下側枠部のいずれか
    一方もしくは両方は、前記プレストレストコンクリート
    部の前面側から取り外し可能に設けられ、かつ、 前記ポーラスコンクリート部は、前記プレストレストコ
    ンクリート部の前面側から取り外し可能に配置されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載のコンクリート製パ
    ネル。
  4. 【請求項4】 前記上側枠部は、その下面が、前記ポー
    ラスコンクリート部の上側側面と接し、また、 前記下側枠部は、その上面が、前記ポーラスコンクリー
    ト部の下側側面と接し、かつ、 前記上側枠部の下面と前記下側枠部の上面との間の距離
    は、前記プレストレストコンクリート部の前面側から前
    方に向かって、幅狭くなるよう形成されていることを特
    徴とする請求項2または3に記載のコンクリート製パネ
    ル。
  5. 【請求項5】 間隔を置いて設けられる、複数の支柱
    と、 前記支柱の間に、立設して装着される、コンクリート製
    パネルとを備え、 前記コンクリート製パネルは、内部に配設された緊張材
    によってプレストレスが導入された、プレストレストコ
    ンクリート部と、そのプレストレストコンクリート部の
    前面側に配置される、ゼオライトを混入した、ポーラス
    コンクリート部とからなることを特徴とするコンクリー
    ト製パネル構造体。
  6. 【請求項6】 水路を形成するためのコンクリート製パ
    ネル構造体であって、 前記支柱は、ほぼ前記水路の幅の距離だけ離れて、対向
    位置して立設される、第一の支柱と第二の支柱とからな
    り、 これら第一の支柱と第二の支柱とは、それぞれの下端部
    において、前記水路を横断して敷設される底部によって
    つなげられ、 前記コンクリート製パネルは、前記水路に沿って間隔を
    置いて設けられる、前記第一の支柱の間に、および、前
    記第二の支柱の間に、前記ポーラスコンクリート部の前
    面が、前記水路の内側に向くように、装着されているこ
    とを特徴とする請求項5に記載のコンクリート製パネル
    構造体。
  7. 【請求項7】 前記コンクリート製パネルは、前記プレ
    ストレストコンクリート部の両側端面のそれぞれから延
    設される凸部を備え、 前記支柱は、その両側面において、立設方向に沿って延
    びるとともに、上方に向かって開放される、前記凸部が
    嵌め込まれる凹部を備えていることを特徴とする請求項
    6に記載のコンクリート製パネル構造体。
  8. 【請求項8】 前記コンクリート製パネルは、前記プレ
    ストレストコンクリート部の両側端面のそれぞれから延
    設される凸部を備え、 前記支柱は、その両側面において、立設方向に沿って延
    びるとともに、上方に向かって開放され、かつ、背面側
    に向かって開放される、前記凸部と係合可能な切り欠き
    凹部を備え、 前記切り欠き凹部のそれぞれは、横方向に貫通する貫通
    孔によって連通され、 前記貫通孔には、装着される前記コンクリート製パネル
    を、その背面側にて係止する、係止部材が挿通されるこ
    とを特徴とする請求項6に記載のコンクリート製パネ
    ル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100632244B1 (ko) 2006-04-03 2006-10-09 석성기업주식회사 자연수질정화기능을 구비하는 수로관
JP2015124564A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 前田建設工業株式会社 ゼオライトコンクリートパネルを用いた汚染拡大防止壁構造

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