JP2002316167A - 電気透析装置および脱イオン水製造装置 - Google Patents

電気透析装置および脱イオン水製造装置

Info

Publication number
JP2002316167A
JP2002316167A JP2001119896A JP2001119896A JP2002316167A JP 2002316167 A JP2002316167 A JP 2002316167A JP 2001119896 A JP2001119896 A JP 2001119896A JP 2001119896 A JP2001119896 A JP 2001119896A JP 2002316167 A JP2002316167 A JP 2002316167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
mesh
exchange membrane
nets
cathode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001119896A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Matsumura
幸夫 松村
Hiroshi Toda
洋 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2001119896A priority Critical patent/JP2002316167A/ja
Publication of JP2002316167A publication Critical patent/JP2002316167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/124Water desalination

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高温度下であっても圧力損失の増大を抑制で
き、長期間、安定して運転できる、脱イオン水の製造に
適した電気透析装置の提供。 【解決手段】陽極4を備える陽極室2と、陰極5を備え
る陰極室3との間に、カチオン交換膜Kとアニオン交換
膜Aとを室枠を介して交互に配列し、陽極側がアニオン
交換膜で区画され陰極側がカチオン交換膜で区画された
脱塩室Rnと、陽極側がカチオン交換膜で区画され陰極
側がアニオン交換膜で区画された濃縮室D nとを交互に
形成して構成される電気透析装置1において、濃縮室D
nまたは脱塩室Rnのいずれか一方に網状体が3枚以上積
層されてなるスペーサを配置した電気透析装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気透析装置およ
び脱イオン水製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より陰イオン交換膜と陽イオン交換
膜とが交互に配置され、脱塩室と濃縮室が形成された電
気透析装置の脱塩室にイオン交換体を充填し、脱塩室に
被処理水を流しながら電圧を印加して電気透析を行うこ
とにより、高純度の脱イオン水を製造する方法が知られ
ている。この脱イオン水の製造方法においては、内部リ
ークによる脱イオン水の品質低下を防止する目的から、
脱塩室側の圧力を濃縮室側の圧力より高くして運転して
いる。
【0003】上記電気透析装置においては、好ましく
は、濃縮室の室枠に流路を確保するためのスペーサとし
てネットが一枚装着されている。厚さ、網目の寸法等の
ネットの仕様は、濃縮室内の液分散の均一化と、エネル
ギーコストを考慮して決定されている。
【0004】濃縮室にスペーサネットが装着された電気
透析装置においては、運転日数が経過するとともに、脱
塩室側からの圧力により濃縮室内のスペーサネットが変
形するおそれがある。その変形が大きくなると流路が閉
塞され、圧力損失が増大し、濃縮室内の液分散が不均一
となり、脱塩性能が低下する問題がある。この傾向は、
運転温度が上昇するとともに顕著となる。
【0005】スペーサネットの変形に起因して圧力損失
が増大した場合は、脱塩室側の加圧運転を維持するため
に、濃縮室の液流量を低下させて対処しているが、濃縮
室の液流量が基準流量以下となった場合は、スペーサネ
ットを取り替える作業を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高温度下で
あっても上記圧力損失の増大を抑制でき、長期間、安定
して運転できる、脱イオン水の製造に適した電気透析装
置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、陽極を備える
陽極室と、陰極を備える陰極室との間に、カチオン交換
膜とアニオン交換膜とを室枠を介して交互に配列し、陽
極側がアニオン交換膜で区画され陰極側がカチオン交換
膜で区画された脱塩室と、陽極側がカチオン交換膜で区
画され陰極側がアニオン交換膜で区画された濃縮室とを
交互に形成して構成される電気透析装置において、濃縮
室または脱塩室のいずれか一方に網状体が3枚以上積層
されてなるスペーサを配置したことを特徴とする電気透
析装置を提供する。
【0008】本発明においては、上記スペーサが濃縮室
または脱塩室に配置されることにより、濃縮室または脱
塩室の厚さが所定の厚さに保たれ、濃縮水または脱塩水
の流路が確保される。
【0009】本発明のように構成すると、スペーサを配
置した室とは別の室(すなわち濃縮室にスペーサを配置
したときには脱塩室)が加圧となるように運転した場
合、スペーサの最も外側に積層される網状体がカチオン
交換膜およびアニオン交換膜を支持するため、各イオン
交換膜は、最も外側に積層される網状体に対してはある
程度落ち込むものの、内側に配置される網状体にまで落
ち込むことはなく、大きな圧力損失は起こらない。
【0010】また、網状体を積層することにより、内側
に配置された網状体にかかる応力が分散されるため、網
目が変形して流路が閉塞するのを防止でき、圧力損失が
起こるのを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の電気透析装
置の一態様を示した模式図である。カチオン交換膜Kお
よびアニオン交換膜Aは電気透析槽1中に脱塩室枠
1、D2、D3、・・・Dnおよび濃縮室枠C1、C2、C
3、・・・Cnを介して所定間隔をおいて配置され、これ
により陽極室2、濃縮室S1、S2、S3、・・・Sn、脱
塩室R1、R2、R3、・・・Rn、陰極室3が構成され
る。濃縮室には網状体が積層されてなるスペーサが装着
されている。
【0012】図1中符号4は陽極、5は陰極である。被
処理液は導入管6から脱塩室R1、R2、R3、・・・Rn
に導入され、被処理液中の陰イオン成分はアニオン交換
膜を通って陽極側の濃縮室に移行し、陽イオン成分はカ
チオン交換膜を通って陰極側の濃縮室に移行する。この
ようにして脱イオン化された被処理液は導管7から排出
される。また、濃縮液は導入管8を通して濃縮室S1
2、S3、・・・Snに導入され、陰イオン成分および
陽イオン成分が集められた濃縮液は導管9から排出され
る。
【0013】本発明においては、濃縮室または脱塩室の
いずれか一方に、網状体が3枚以上積層されてなるスペ
ーサが配置される。スペーサとしては、好ましくは網状
体が3枚積層してなるものが用いられる。スペーサは、
濃縮室または脱塩室の一方を加圧して運転する場合に、
加圧する室とは別の室に配置されるのが好ましい。ここ
で網状体としては、糸を規則的に組み合わせて形成した
網状体だけでなく、開口部を有する不織布等も用いられ
る。糸としてはモノフィラメントが好ましい。糸を規則
的に組み合わせて成形する方法としては、織布とする方
法、射出成形等により得られた繊維を熱融着等によって
網状体とする方法が例示される。
【0014】本発明におけるスペーサとしては、最も外
側に配置される網状体が糸を規則的に組み合わせて成形
したものであって、網目の大きさを示すメッシュ数が5
以上であり、かつ該網状体の厚さが0.2mm以上であ
るものを用いるのが好ましい。このようなスペーサを用
いることにより膜の変形を抑制できる。なお、本明細書
中において、メッシュ数とは網目を糸の方向に数えたと
きの長さ1インチあたりの孔の数である。スペーサの最
も外側の網状体としては厚さが0.4〜1.2mmであ
るものを用いることがさらに好ましく、網目の大きさを
示すメッシュ数は10〜50であるものを用いることが
さらに好ましい。
【0015】最も外側に配置される網状体として糸を組
み合わせて成形したものを用いる場合は、糸と糸との間
隔が0.5〜5.0mmであるもの、特には2.0〜
4.0mmであるものを用いるのが好ましい。また、糸
の太さが0.1〜2.0mmであるもの、特には0.1
5〜0.60mmであるものを用いるのが好ましい。
【0016】最も外側に配置される網状体の投影面にお
ける開口部の割合は10〜90%、特には40〜80%
であるのが好ましい。
【0017】最も外側に配置される網状体の厚さは、カ
チオン交換膜またはアニオン交換膜の厚さの0.5倍以
上とするのが好ましく、特には0.8〜1.5倍とする
のが好ましい。これにより、内側に配置される網状体の
網目の変形や、該網状体への各イオン交換膜の落ち込み
を防止できる。
【0018】最も外側に配置される網状体としては、内
側に配置される網状体と同じものを使用してもよいが、
以下のように異なるものを使用するのが好ましい。最も
外側に配置される網状体の網目の大きさは、内側に配置
される網状体の網目の大きさよりも小さくすることが好
ましい。具体的には、網状体が3枚積層されてなる場合
は、外側に配置される網状体のメッシュ数を、内側に配
置される網状体のメッシュ数の1.02倍以上とするの
が好ましく、特には1.03〜1.50倍とするのが好
ましい。
【0019】なお、内側に配置される網状体として糸を
組み合わせてなるものを用いる場合は、糸と糸との間隔
が0.5〜5.0mmであるもの、特には2.0〜4.
0mmであるものを用いるのが好ましい。また、糸の太
さが0.1〜2.0mmであるもの、特には0.15〜
0.60mmであるものを用いるのが好ましい。
【0020】また、最も外側に配置される網状体の厚さ
は、内側に配置される網状体の厚さより薄くすることが
好ましい。網状体が3枚積層して配置される場合は、内
側に配置される網状体の厚さが、外側に配置される網状
体の厚さの0.80倍以上であることが好ましく、特に
は0.50〜0.70倍であることが好ましい。
【0021】本発明におけるスペーサの厚さ、すなわち
積層された網状体の合計の厚さは、電圧を低減する観点
から小さい方が好ましい。具体的には、0.9〜5.0
mm、特には1.0〜3.0mmであるのが好ましい。
【0022】本発明において使用される網状体の好まし
い材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、フッ素樹脂、ポリエーテルエーテルケトン
(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)
等が挙げられる。なかでも、耐熱性が重要である場合
は、ポリエステル、フッ素樹脂、PEEK、PPSが好
ましい。
【0023】本発明における網状体を構成する糸として
は、その断面の形状が角形、丸形、台形、三角形である
ものが使用できる。また、網状体の網目、すなわち開口
部の形状は、角目、菱目、六角目、丸目等いずれも使用
できる。
【0024】網状体が積層されてなるスペーサは濃縮室
の室枠、または脱塩室の室枠に超音波溶着等により取り
付けるのが好ましい。例えば、額縁状(内側に長方形の
開口部を有する長方形の板状体)の室枠の片側に積層し
た網状体を配置し、超音波溶着機にて取り付ける。これ
により室枠とスペーサが一体化されるとともに、室枠の
強度が向上する。
【0025】また、本発明の電気透析装置において、脱
塩室にイオン交換体を充填し、濃縮室に網状体が3枚以
上積層されてなるスペーサを配置したものは、脱イオン
水の製造に好ましく用いられる。
【0026】この場合は、網状体として開口部を有する
不織布を用いるのが好ましく、特には射出成形によって
成形された樹脂からなる網状体を用いるのが好ましい。
射出成形によって成形された樹脂からなる網状体を用い
た場合は、電気透析装置を加圧で運転した場合であって
も、網状体を構成する糸がよれることがない。
【0027】イオン交換体としては、陽イオン交換体、
陰イオン交換体、またはそれらの混合物等が用いられ
る。イオン交換体の形状は、粒子状、繊維状、シート状
等適宜利用できる。
【0028】陽イオン交換体としては、スルホン酸ナト
リウム型であるものが好ましく、具体的には、ダイヤイ
オンSK−1B(三菱化学社製品名)、レバチットモノ
プラスS−100(バイエル社製品名)等が用いられ
る。陰イオン交換体としては、4級アンモニウム塩型ま
たはピリジニウム塩型であるものが好ましく、具体的に
は、ダイヤイオンSA−10A(三菱化学社製品名)、
レバチットモノプラスM−500(バイエル社製品名)
等が用いられる。
【0029】なお、本発明の電気透析装置を脱イオン水
の製造に用いる場合、電気透析槽として、特開平3−1
86400号、特開平2−277526号、特開平5−
64726号、米国特許4632745号および米国特
許5425866号等に記載された電気透析槽を使用す
るのが好ましい。
【0030】本発明の電気透析装置を用いて脱イオン水
を製造する場合は、好ましくは3〜15V/セルの電圧
を印加し、好ましくは10〜50A/m2の電流密度で
通電して運転する。このとき、脱塩室側の圧力を濃縮室
側の圧力より高くして運転することが好ましい。具体的
には、脱塩室側の圧力を濃縮室側の圧力より0.01〜
0.15MPa、特には、0.02〜0.10MPa高
くして運転するのが好ましい。
【0031】なお、本発明の電気透析装置は、脱イオン
水製造、特には超純水製造に用いるのに好適であるが、
その他の各種溶液の脱塩、濃縮を目的とした電気透析装
置としても有効である。
【0032】
【実施例】[例1(実施例)]陽極を備える陽極室と、
陰極を備える陰極室との間に、厚さ0.6mmのカチオ
ン交換膜(旭硝子社製品名:CME)と厚さ0.6mm
のアニオン交換膜(旭硝子社製品名:AME)を、脱塩
室を形成する室枠(室枠内寸:縦390mm×横(幅)
130mm×厚さ8mm、ポリプロピレン製)および濃
縮室を形成する室枠(室枠内寸:縦390mm×横
(幅)130mm×厚さ1.5mm、ポリプロピレン
製)を介して圧力2.0MPa(実体部)で締付け、フ
ィルタープレス型の電気透析装置を構成した。
【0033】この電気透析装置において、脱塩室は30
室、濃縮室は31室配列した。各脱塩室にはあらかじめ
陽イオン交換体(三菱化学社製品名:ダイヤイオンSK
−1B)54部と、陰イオン交換体(三菱化学社製品
名:ダイヤイオンSA−10A)46部の混合物を充填
した。
【0034】各濃縮室内には、あらかじめ図2のように
網状体を3枚積層して配置した。カチオン交換膜または
アニオン交換膜と接する外側の網状体N1としては、射
出成形によって成形されたポリプロピレン製のもので、
厚さが0.6mm、メッシュ数が20であるものを用い
た。網状体N1を構成する糸の太さは0.3mm、糸と
糸との間隔は2.2mm、糸の断面の形状は丸形であっ
た。また、この網状体N1の網目の形は菱目であり、投
影面における開口部の割合は76%であった。
【0035】内側に配置される網状体N2としては、射
出成形によって成形されたポリプロピレン製のもので、
厚さが1.0mm、メッシュ数が16であるものを用い
た。網状体N2を構成する糸の太さは0.65mm、糸
と糸との間隔は2.6mm、糸の断面の形状は丸形であ
った。また、この網状体N2の網目の形は菱目であっ
た。各網状体は、濃縮室の室枠Cnの開口部の上下に超
音波溶着機により溶着して一体化させた。
【0036】脱塩室に電気伝導度が10μΩ/cmであ
り、温度が50℃である被処理水を、流量200m3
2・時間にて供給した。このときの入口圧力は0.2
0MPaであった。また、濃縮室には、被処理水を流量
=6cm/秒にて供給した。このときの入口圧力は0.
15MPaであった。通水を開始すると同時に両電極室
の電極板に直流電圧200Vを印加し、電流密度40A
/m3で通電して運転させた。このとき、脱塩室側の圧
力を濃縮室側の圧力より0.05MPa高くして運転さ
せた。
【0037】連続運転100時間後、脱塩室より流出す
る処理水の比抵抗値は16MΩであり、濃縮室の入口圧
力は0.15MPaであった。圧力上昇は見られなかっ
た。さらに、連続運転2000時間後、脱塩室より流出
する処理水の比抵抗値は16MΩであり、濃縮室の入口
圧力は0.16MPaであった。
【0038】[例2(比較例)]各濃縮室の濃縮室枠
に、1枚の網状体(射出成形によって成形されたポリプ
ロピレン製のもので、厚さが1.0mm、メッシュ数が
16であるものを用いた。網状体N1を構成する糸の太
さは0.65mm、糸と糸との間隔は2.6mm、糸の
断面の形状は丸形であった。また、この網状体N1の網
目の形は菱目であり、投影面における開口部の割合は5
6%)を配置して、超音波溶着機により溶着させた以外
は、例1と同様にして電気透析槽を作製し、例1と同じ
条件で運転させた。
【0039】連続運転100時間後、脱塩室より流出す
る処理水の比抵抗値は16MΩであり、濃縮室の入口圧
力は0.16MPaであった。さらに、連続運転200
0時間後、脱塩室より流出する処理水の比抵抗値は14
MΩと低下し、濃縮室の入口圧力は0.20MPaに上
昇した。
【0040】
【発明の効果】本発明の電気透析装置においては、濃縮
室側、または脱塩室側を加圧にして運転する場合であっ
ても、加圧にしない側の室に、網状体が3枚以上積層さ
れてなるスペーサを配置することにより圧力損失の発生
を防ぎ、長期間、安定に脱塩および濃縮を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気透析装置の一例を模式的に示す断
面図。
【図2】本発明の電気透析装置における濃縮室の室枠の
断面図。
【符号の説明】
A:陰イオン交換膜 K:陽イオン交換膜 1:電気透析槽 2:陽極室 3:陰極室 4:陽極 5:陰極 S1、S2、S3、Sn:濃縮室 R1、R2、R3、Rn:脱塩室 C1、C2、C3、Cn:濃縮室室枠 D1、D2、D3、Dn:脱塩室室枠 6:被処理水導入管 7:脱イオン水導管 8:濃縮水導入管 9:濃縮水導管 N1:外側に配置された網状体 N2:内側に配置された網状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA17 HA47 JA04A JA04B JA04C JA08Z JA30Z JB07 KE06Q 4D061 DA10 DB13 DB18 EA02 EA09 EB01 EB04 EB13 EB19 FA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陽極を備える陽極室と、陰極を備える陰極
    室との間に、カチオン交換膜とアニオン交換膜とを室枠
    を介して交互に配列し、陽極側がアニオン交換膜で区画
    され陰極側がカチオン交換膜で区画された脱塩室と、陽
    極側がカチオン交換膜で区画され陰極側がアニオン交換
    膜で区画された濃縮室とを交互に形成して構成される電
    気透析装置において、濃縮室または脱塩室のいずれか一
    方に、網状体が3枚以上積層されてなるスペーサを配置
    したことを特徴とする電気透析装置。
  2. 【請求項2】最も外側に配置される網状体が糸を規則的
    に組み合わせて成形したものであって、網目の大きさを
    示すメッシュ数が5以上であり、かつ該網状体の厚さが
    0.2mm以上である請求項1に記載の電気透析装置。
  3. 【請求項3】最も外側に配置される網状体が糸で構成さ
    れてなり、糸と糸との間の距離が0.5〜5.0mmで
    ある請求項1または2に記載の電気透析装置。
  4. 【請求項4】網状体が3枚積層されてなり、外側に配置
    される網状体の厚さが、いずれも内側に配置される網状
    体の厚さの0.80倍以下である請求項1、2または3
    に記載の電気透析装置。
  5. 【請求項5】網状体が3枚積層されてなり、外側に配置
    される網状体のメッシュ数が、いずれも内側に配置され
    る網状体の網目のメッシュ数の1.02倍以上である請
    求項1〜4いずれか1に記載の電気透析装置。
  6. 【請求項6】脱塩室にイオン交換体を充填し、かつ、濃
    縮室に網状体が3枚以上積層されてなるスペーサを配置
    した請求項1〜5いずれか1に記載の電気透析装置。
JP2001119896A 2001-04-18 2001-04-18 電気透析装置および脱イオン水製造装置 Pending JP2002316167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119896A JP2002316167A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 電気透析装置および脱イオン水製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119896A JP2002316167A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 電気透析装置および脱イオン水製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002316167A true JP2002316167A (ja) 2002-10-29

Family

ID=18970028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001119896A Pending JP2002316167A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 電気透析装置および脱イオン水製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002316167A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003200165A (ja) * 2002-01-04 2003-07-15 Kurita Water Ind Ltd 脱塩方法
JP2012250202A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Nippon Rensui Co Ltd 電気再生式純水製造装置
KR101235887B1 (ko) 2011-06-28 2013-02-21 현대제철 주식회사 전기투석장치 및 이를 이용한 폐수처리장치
JP2014504553A (ja) * 2011-02-04 2014-02-24 シーメンス ウォーター テクノロジーズ エルエルシー 電気的な浄化装置及び電気的な浄化装置を製造する方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003200165A (ja) * 2002-01-04 2003-07-15 Kurita Water Ind Ltd 脱塩方法
JP2014504553A (ja) * 2011-02-04 2014-02-24 シーメンス ウォーター テクノロジーズ エルエルシー 電気的な浄化装置及び電気的な浄化装置を製造する方法
JP2017070947A (ja) * 2011-02-04 2017-04-13 エヴォクア ウォーター テクノロジーズ エルエルシーEvoqua Water Technologies LLC 電気的な浄化装置及び電気的な浄化装置を製造する方法
JP2012250202A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Nippon Rensui Co Ltd 電気再生式純水製造装置
KR101235887B1 (ko) 2011-06-28 2013-02-21 현대제철 주식회사 전기투석장치 및 이를 이용한 폐수처리장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2751090B2 (ja) 純水製造装置
JP4778664B2 (ja) 電気透析用の装置および方法
US5203976A (en) Introducing and removing ion-exchange and other particulates rom an assembled electrodeionization stack
US9422176B2 (en) Systems and techniques for electrodialysis
US3761386A (en) Novel membrane spacer
JP2004082092A (ja) 電気式脱イオン装置
JP2017070947A (ja) 電気的な浄化装置及び電気的な浄化装置を製造する方法
KR100421525B1 (ko) 전기 탈이온 장치
JPH07265865A (ja) 電気式脱イオン水製造装置
JP3305139B2 (ja) 電気脱イオン法による脱イオン水の製造方法
JP4400218B2 (ja) 電気式脱イオン装置及び脱イオン方法
JP2014014776A (ja) 電気透析装置
EP2888205B1 (en) Improved electrodeionization module and apparatus
CN106044966A (zh) 电渗析装置
JP3644759B2 (ja) 電気再生式純水製造方法及び純水製造装置
JP2002316167A (ja) 電気透析装置および脱イオン水製造装置
WO1997046491A1 (fr) Procede de production d'eau deionisee par une technique de deionisation electrique
CN105800743B (zh) 电渗析装置
JPH07100391A (ja) 電気再生式連続イオン交換装置とその使用方法
JP2006346672A (ja) バッチ式酸性電解水製造装置及びこれを用いて酸性電解水を製造する方法
JP4497388B2 (ja) 電気式脱イオン水製造装置及び脱イオン水製造方法
JP2002205071A (ja) 電気式脱イオン水製造装置及び脱イオン水の製造方法
US20110162967A1 (en) Ion exchange element, spacer component, and devices made therefrom
JP2004195294A (ja) 電気脱イオン装置及びそのセルフレーム
JP2002301478A (ja) 電気再生式脱塩装置