JP2002316009A - 耐炎フィルター材 - Google Patents
耐炎フィルター材Info
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- JP2002316009A JP2002316009A JP2001120957A JP2001120957A JP2002316009A JP 2002316009 A JP2002316009 A JP 2002316009A JP 2001120957 A JP2001120957 A JP 2001120957A JP 2001120957 A JP2001120957 A JP 2001120957A JP 2002316009 A JP2002316009 A JP 2002316009A
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Abstract
従来の有機質の耐熱性または耐炎性の繊維を用いたフィ
ルター材と比べて耐久性が向上し、且つガラス繊維10
0%のフィルター材に近い耐炎性と耐久性を持ち、通風
時の圧力損失が低いこと、また熱成形性などの加工性に
も優れ、製造時カード機による開繊性も良好なことを課
題とする。 【解決手段】 SiO2成分が85〜99重量%であ
り、Al2O3成分が1〜10重量%であり、それ以外
の成分が0〜10重量%であり、繊維長が10〜100
mmである変成シリカ繊維が5〜95重量%と、繊維長
が15〜100mmである捲縮された有機質繊維が95
〜5重量%とからなる繊維ウエブの繊維同士が絡合及び
/又は結合してなることを特徴とする耐炎フィルター材
を提供する。
Description
で用いる換気扇やレンジフードなどのように、耐炎性が
要求される場所で使用する場合に好適な耐炎フィルター
材に関する。
場や台所において、換気扇、レンジフードに調理時など
に発生する油煙や塵埃を捕集するために、従来より難燃
性の合成繊維を使用した換気扇フィルターやレンジフー
ドフィルターが知られている。しかし、このようなフィ
ルターはフランベなどで発生する炎などにより高熱がか
かると著しく収縮したり、溶融したりして穴があき、フ
ィルター材としての機能を失うことがあった。そこで、
このような課題を解決するフィルター材として、本出願
人は特開平09−038429号公報には、芳香族ポリ
アミド系繊維を主体とする繊維ウェブを難燃性熱可塑性
樹脂で結合した耐熱性のフィルター材を開示した。ま
た、特開平09−253428号公報には、ノボロイド
繊維などの耐炎性有機繊維を主体とする繊維ウェブを難
燃性熱可塑性樹脂で結合したことを特徴とするフィルタ
ー素材を開示した。しかし、これらのように有機質の耐
熱性または耐炎性の繊維を使用したとしても、数回にわ
たりフランベなどで発生する炎に当ると、フィルター材
の強度劣化が進み易いという問題があった。一方、特開
平05−168830号公報には、ガラス繊維製フィル
タ素材に、リン酸グアニジンを主成分とする難燃剤を付
着させたことを特徴とする難燃化されたレンジフードフ
ィルタが開示されており、また使用形態として織布や不
織布によって補強されることが開示されている。しか
し、フィルター材の繊維がガラス繊維100%である場
合は、フィルター材に可撓性がなくガラス繊維が折れて
ガラス繊維の破片が飛散して、手や体に刺さるなどの問
題があり、取り扱いに注意が必要であった。また、合成
繊維が含まれたフィルター材では可能な熱成形ができ
ず、加工性に劣るなどの問題があった。また、フィルタ
ー材の繊維がガラス繊維100%である場合、このよう
なフィルター材を不織布の乾式法で製造しようとする
と、ガラス繊維に捲縮がかかっていないのでカード機を
使用すると開繊性が悪く、繊維ウエブとするのが困難で
あった。仮に繊維ウエブとすることができたとしても、
繊維ウエブは不均一となり、嵩高にならなかった。そし
て、その繊維ウエブの繊維同士を結合したフィルター材
に通風すると圧力損失が高くなってしまうという問題が
あった。
術の欠点を解消すべくなされたものであり、調理場など
で炎などによる高熱を受けても、従来の有機質の耐熱性
または耐炎性の繊維を用いたフィルター材と比べて耐久
性が向上し、且つガラス繊維を100%用いたフィルタ
ー材に近い耐炎性と耐久性を持ち、しかも取り扱いが容
易で、更に通風時の圧力損失も低い耐炎フィルター材を
提供することを目的とする。また製造するに際し、カー
ド機による開繊性も良好で容易に繊維ウエブとすること
ができ、更に熱成形性などの加工性にも優れた耐炎フィ
ルター材を提供することを目的とする。
めの手段は、本発明の特許請求の範囲に記載した構成に
基く耐炎フィルター材による。
重量%であり、Al2O3成分が1〜10重量%であ
り、SiO2及びAl2O3以外の成分が0〜10重量
%であり、繊維長が10〜100mmである変成シリカ
繊維が5〜95重量%と、繊維長が15〜100mmで
ある捲縮された有機質繊維が95〜5重量%とからなる
繊維ウエブの繊維同士が絡合及び/又は結合してなるこ
とを特徴とする耐炎フィルター材である。
iO2成分が90〜98重量%であり、Al2O3成分
が2〜5重量%であり、SiO2及びAl2O3以外の
成分が0〜5重量%であることを特徴とする請求項1に
記載の耐炎フィルター材であり、特に耐久性が要求され
る換気扇やレンジフードのフィルターとして優れてい
る。
成シリカ繊維が20〜80重量%と前記有機質繊維が8
0〜20重量%とからなることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の耐炎フィルター材であり、特に製造し易
く、また熱成形性が要求される換気扇やレンジフードの
フィルターとして優れている。
成シリカ繊維が20〜60重量%と前記有機質繊維が8
0〜40重量%とからなることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の耐炎フィルター材であり、特に通気性が
要求される換気扇やレンジフードのフィルターとして優
れている。
有する繊維を一部又は全部に含むことを特徴とする請求
項1〜4に記載の耐炎フィルター材であり、該耐炎フィ
ルター材に油煙や塵埃が付着しても、難燃性に優れる効
果がある。
が難燃性を有する接着剤で結合してなることを特徴とす
る1〜5に記載の耐炎フィルター材であり、該耐炎フィ
ルター材に油煙や塵埃が付着しても、難燃性に優れる効
果があり、特に換気扇やレンジフードのフィルターとし
て優れている。
99重量%であり、Al2O3成分が1〜10重量%で
あり、SiO2及びAl2O3以外の成分が0〜10重
量%であり、繊維長が10〜100mmである変成シリ
カ繊維が5〜95重量%と、繊維長が15〜100mm
である捲縮された有機質繊維が95〜5重量%とからな
る繊維ウエブの繊維同士が絡合及び/又は結合してなる
ことを特徴とする耐炎フィルター材である。
2O、K2O、Al2O3、CaO、MgO、Fe2O
3、B2O3、TiO2、ZrO2などの組成からなる
ガラス繊維を酸洗いにより、SiO2とAl2O3以外
の成分を、必要量除くことにより得られる繊維であり、
出発原料のガラス繊維よりも耐熱性に優れている。本発
明では、変成シリカ繊維の組成はSiO2成分が85〜
99重量%であり、Al2O3成分が1〜10重量%で
あり、SiO2及びAl2O3以外の成分が0〜10重
量%である。また、変成シリカ繊維の組成が、SiO2
成分が90〜98重量%であり、Al2O3成分が2〜
5重量%であり、SiO2及びAl 2O3以外の成分が
0〜5重量%である場合は、本発明の耐炎フィルター材
がより耐炎性に優れるため好ましい。また、変性シリカ
繊維の繊維長は10〜100mmであり、20〜75m
mがより好ましい。また変性シリカ繊維の繊度は0.5
〜10デシテックスが好ましく、1〜5デシテックスが
更に好ましい。変性シリカ繊維の繊維長や繊度が、この
ような範囲にあると、例えば乾式法不織布の製法を用い
た場合、均一な繊維ウエブを得ることができるので、均
一な構造の耐炎フィルター材を得ることができる。
生繊維、綿、羊毛などの天然繊維、アセテートなどの半
合成繊維、ポリアミド系繊維、ポリオレフィン系繊維、
ポリエステル系繊維などの合成繊維である。合成繊維の
場合耐炎フィルター材の熱成形加工などを容易に行なう
ことができるので特に好ましい。また合成繊維が熱接着
性の繊維であってもよい。このような熱接着性の繊維に
は、例えば他の繊維よりも融点が低く他の繊維を熱接着
することのできる単一樹脂成分からなる繊維や、他の繊
維よりも融点が低く他の繊維を熱接着することのできる
低融点成分を繊維表面に有する複合繊維がある。このよ
うな複合繊維には、その横断面形状が例えば、低融点成
分を繊維表面に有する芯鞘型やサイドバイサイド型等の
複合繊維があり、またその材質は例えば、共重合ポリエ
ステル/ポリエステル、共重合ポリプロピレン/ポリプ
ロピレン、ポリプロピレン/ポリアミド、ポリエチレン
/ポリプロピレン、ポリプロピレン/ポリエステル、ポ
リエチレン/ポリエステルなどの繊維形成性重合体の組
み合わせからなる複合繊維がある。
ば、ポリクラール繊維やモダアクリル繊維を該有機質繊
維の一部又は全部として含む場合、例えば、図4に例示
する調理場や台所などで用いる換気扇用フィルター材や
図4に例示するレンジフード用のフィルター材として本
発明の耐炎フィルター材を使用すると、使用中に油煙や
塵埃が付着しても、難燃性に優れるという効果があり好
ましい。また、前記有機質繊維が、耐熱性を有する芳香
族ポリアミド系繊維などや耐炎性を有するノボロイド繊
維、アクリル系耐炎化繊維、メラミン系耐炎化繊維など
を該有機質繊維の一部又は全部として含む場合、調理場
の炎などにより高熱がかかっても著しく収縮して変形し
たりすることがなく、また溶融したりしにくく、穴があ
くことがほとんどなく、より好ましい効果がある。
であるが、捲縮の形態や度合いなどは通常の乾式法で使
用される捲縮加工の程度で構わない。また、該有機質繊
維の太さは1.0〜50デシテックスが好ましく、3〜
30デシテックスが更に好ましい。また、有機質繊維の
繊維長は15〜100mmであり、25〜75mmがよ
り好ましい。
が5〜95重量%と、有機質繊維が95〜5重量%とか
らなる。このような重量比率であるので、繊維ウエブが
有機質繊維100重量%からなるフィルター材の耐炎性
以上の耐炎性を発揮できる。また、変成シリカ繊維には
捲縮がかかっていなくても、本発明では捲縮のある有機
質繊維を5重量%以上含むため、例えば乾式法不織布の
製法を用いる場合、カード機により該変成シリカ繊維と
該有機質繊維の混合繊維原料を開繊して、繊維ウエブと
することが容易となり、地合の良好な繊維ウエブを得る
ことができる。その結果、地合の良好な耐炎フィルター
材を得ることができる。また、本発明の耐炎フィルター
材は、有機質繊維を含むため、特に該有機質繊維が熱可
塑性の合成繊維である場合は、熱シールや超音波シール
などの後加工が可能または容易となり、該耐炎フィルタ
ー材のプリーツ加工やフィルター枠との一体加工などが
容易となる。また、本発明では繊維ウエブが捲縮のある
有機質繊維を5重量%以上含むため、繊維ウエブがガラ
ス繊維または変成シリカ繊維100重量%の場合と比較
して、繊維ウエブの厚さが厚く、嵩高である。そのた
め、本発明の耐炎フィルター材は、通風時の圧力損失が
低く、フィルターの寿命が長い。繊維ウエブの変成シリ
カ繊維が5重量%未満であるフィルター材の場合は、繊
維ウエブが有機質繊維100重量%からなるフィルター
材の耐炎性と同等の耐炎性しか発揮できない。また、繊
維ウエブの変成シリカ繊維が95重量%を超えると、変
成シリカ繊維には捲縮がかかっていないので、また有機
質繊維がほとんど含まれていないので、乾式法不織布の
製法を用いて本発明の耐炎フィルター材を製造しようと
しても、カード機により混合繊維を開繊して繊維ウェブ
とすることが困難である。また、仮に繊維ウェブができ
たとしても地合の悪い混合繊維ウェブしか得ることがで
きない。その結果、地合の悪いフィルター材しか得られ
ない。また、このフィルター材は、有機質繊維をほとん
ど含んでいないため、例えば、プリーツ加工や図2〜図
5に例示するようなフィルター枠との一体加工などの後
加工が困難となる。また、捲縮のある有機質繊維をほと
んど含まないので、フィルター材の厚さが薄く、緻密と
なる。そのため、このフィルター材は、通風時の圧力損
失が高く、フィルターの寿命が短くなってしまう。
成シリカ繊維が20〜80重量%と、有機質繊維が80
〜20重量%とからなる。このような重量比率であるこ
とにより、前記の耐炎フィルター材としての特性や効果
がより顕著となる。すなわち、ガラス繊維100重量%
の繊維ウエブからなるフィルター材とほぼ同等の耐炎性
を発揮することができる。また、捲縮のある有機質繊維
を20重量%以上含むため、乾式法不織布の製法を用い
て耐炎フィルター材を製造する場合は、カード機により
混合繊維を開繊して、繊維ウェブとすることがより容易
となり、地合のより良好な繊維ウェブを得ることができ
る。その結果、地合のより良好な耐炎フィルター材を得
ることができる。また、熱シールや超音波シールなどの
後加工がより容易となるため、耐炎フィルター材のプリ
ーツ加工やフィルター枠との一体加工などがより容易と
なる。また、捲縮のある有機質繊維を20重量%以上含
むため、繊維ウェブがより嵩高となり、フィルター材の
通風時の圧力損失をより低く抑えることができ、フィル
ターの寿命をより延ばすことができる。それゆえ、図4
に例示する調理場や台所などで用いる換気扇や図2に例
示するレンジフード用のフィルター材として、とくに適
している。すなわち、換気扇やレンジフード用のフィル
ター材として好適な、面密度が10〜150g/m
2で、見かけ密度が0.005〜0.07g/cm3の
要求値を容易に満たすことができる。ちなみに、フィル
ター材の面密度が150g/m2よりも大きい場合は、
圧力損失が大きくなりすぎて換気扇やレンジフードに必
要な排気力が得られなくなることがあり、一方、面密度
が10g/m2未満である場合は油煙や塵埃の捕集が十
分行えなくなることがある。
は、変成シリカ繊維が20〜60重量%と、有機質繊維
が80〜40重量%とからなる。このような繊維ウエブ
とすることにより、ガラス繊維100重量%の繊維ウエ
ブからなるフィルター材とほぼ同等の耐炎性を発揮でき
るのみならず、換気扇やレンジフード用のフィルター材
として、さらに好適な、面密度が10〜150g/m2
であり、見かけ密度が0.005〜0.07g/cm3
であり、且つ風速2m/秒の時の圧力損失が30Pa以
下(本発明ではマノメーターを使用して測定した値を用
いる)の要求を容易に満たすことができる。
維同士が絡合及び/又は結合している。すなわち、繊維
ウエブの繊維同士がニードルパンチ法や水流絡合法など
の手段によって絡合していてもよい。また、繊維ウエブ
に熱接着性繊維が含まれる場合は、繊維ウエブの繊維同
士が、その熱接着性繊維によって熱接着され、結合して
いてもよい。また、繊維ウエブの繊維同士が合成樹脂な
どの接着剤によって接着され結合していてもよい。更に
また、例えば繊維ウエブの繊維同士がニードルパンチ法
や水流絡合法などの手段によって絡合された後、熱接着
性繊維や合成樹脂などの接着剤によって接着され結合し
ていてもよい。
ている場合は、繊維ウェブの強度が高くなり耐久性が向
上するが、その反面繊維ウェブの密度が高くなりフィル
ター材としての寿命が短くなる傾向があるので、例えば
レンジフード用や換気扇用など低い圧力損失が要求され
るフィルター材の場合は絡合の度合いを低くくしたもの
が好適である。
着性繊維によって熱接着され、結合している場合は、繊
維のみで強度や形態を保持しているため、合成樹脂の接
着剤によって結合している場合と比較して、フィルター
材のみかけ密度が低くなり、圧力損失が低くなる効果が
あり、その結果フィルターとしての寿命を長くしたり、
面密度を高くして油煙や塵埃の捕集効率を向上させるこ
とができる。
樹脂の接着剤によって接着され、結合している場合、接
着剤:繊維ウェブの重量割合は、10:90〜80:2
0、より好ましくは20:80〜70:30の範囲にあ
ることが望ましく、樹脂の量が80重量%以上となる
と、繊維間の空隙を樹脂が塞ぐため圧力損失が大きくな
りすぎることがあり、樹脂の量が10重量%以下となる
とフィルター材の強度が不足したり、アルミ枠などに熱
シールや超音波シールにより取り付けた場合にシール強
度が不足することがある。このような合成樹脂の接着剤
による結合の方法としては、例えば、合成樹脂をエマル
ジョンなどの溶液として、繊維ウエブにスプレー、コー
ティング、含浸などによって付与して、乾燥することに
よって繊維を結合する方法がある。また、合成樹脂が熱
可塑性の合成樹脂である場合は、熱シールや超音波シー
ルなどの後加工がより容易となるため、耐炎フィルター
材のプリーツ加工やフィルター枠との一体加工などがよ
り容易となる。
脂の接着剤である場合は、例えば、調理場や台所などで
用いる換気扇用フィルター材やレンジフード用のフィル
ター材として使用した場合、使用中に油煙や塵埃が付着
しても、難燃性により優れるという効果があり好まし
い。このような難燃性を有する合成樹脂の接着剤には、
例えば難燃性の熱可塑性樹脂があり、塩化ビニル系樹
脂、塩化ビニリデン系樹脂などの高分子構造の繰り返し
単位にハロゲン元素を有する樹脂、またはポリエステル
系樹脂、アクリル系樹脂などの熱可塑性樹脂に難燃剤を
加えた樹脂などが使用できる。難燃剤としては、リン系
難燃剤、アンチモン系難燃剤、ハロゲン系難燃剤などが
使用できる。また、難燃性を有する合成樹脂の接着剤の
使用量や合成樹脂に添加する難燃剤の使用量は、例えば
耐炎フィルター材に対して油が50g/m2付着した時
や、100g/m2付着した時を想定して、要求される
難燃性の程度に応じて適宜選択して用いることができ
る。さらにまた、有機質繊維が耐熱性または耐炎性の繊
維を含み、しかも繊維ウエブの繊維同士が難燃性を有す
る接着剤で結合した耐炎フィルター材は、燃えることが
なく、高熱を受けて炭化することはあっても繊維同士の
結合は維持でき、初期強度を維持することができる。
ィルターや換気扇用フィルターとして使用した例を図1
〜図5に示す。これらの図に示すように、耐炎フィルタ
ー材1はレンジフード用フィルターや換気扇用フィルタ
ーの取り付け用の枠などに熱シールや超音波シールなど
により取り付ける。例えば、アルミフレーム5などが枠
として使用される場合、アルミフレーム4表面に塩化ビ
ニル樹脂などのフィルム6を設けておくと、熱シールや
超音波シールなどによってシール部7を形成することに
より、フィルター材1を簡便に、しかも強固に枠に取り
付けることができる。フィルター材を取り付けたレンジ
フード用フィルター又は換気扇用フィルターは各々レン
ジフィルター又は換気扇に装着される。ただし、本発明
の耐炎フィルター材は必ずしも熱シールによってレンジ
フードや換気扇のフィルター取り付け用の枠などに取り
付ける必要はなく、レンジフードや換気扇のタイプに合
せて、両面テープや面ファスナーや磁石などの固定具を
用いて取り付けてもよいし、レンジフードや換気扇に予
め設けられた取り付け機構により取り付けてもよい。
であり、Al2O3成分が4.5重量%であり、SiO
2及びAl2O3以外の成分が1重量%である変成シリ
カ繊維(ベルケム社製 商品名 ベルコテックス)1.
33デシテックス×52mm 50重量%と、捲縮度が
9個/インチのポリエステル繊維15デシテックス×5
1mm 50重量%とを混合した後、カード機により繊
維ウェブを得た。次に、この繊維ウェブにニードルパン
チを行ない、繊維同士が絡合した面密度30g/m2の
耐炎フィルター材を得た。 (比較例1)実施例1において、変成シリカ繊維を3重
量%、ポリエステル繊維を97重量%としたこと以外は
実施例1と同様にして、絡合により結合した面密度30
g/m 2のフィルター材を得た。
あり、Al2O3成分が4.5重量%であり、SiO2
及びAl2O3以外の成分が1重量%である変成シリカ
繊維(ベルケム社製 商品名 ベルコテックス)1.3
3デシテックス×52mm 50重量%と、捲縮度が1
0個/インチの難燃性ポリエステル繊維(帝人社製 商
品名 トレビラ)6.6デシテックス×51mm 50
重量%とを混合した後、カード機により繊維ウェブを得
た。次に、この繊維ウェブにニードルパンチを行ない、
繊維同士が絡合した面密度20g/m2の耐炎フィルタ
ー材を得た。 (比較例2)実施例2において、変成シリカ繊維を3重
量%、難燃性ポリエステル繊維を97重量%としたこと
以外は実施例2と同様にして、絡合により結合した面密
度20g/m2のフィルター材を得た。
あり、Al2O3成分が4.5重量%であり、SiO2
及びAl2O3以外の成分が1重量%である変成シリカ
繊維(ベルケム社製 商品名 ベルコテックス)1.3
3デシテックス×52mm 50重量%と、捲縮度が9
個/インチの芯鞘型の熱接着性ポリエステル繊維(ユニ
チカ社製商品名 ユニチカメルティー)15デシテック
ス×64mm 50重量%とを混合した後、カード機に
より繊維ウェブを得た。この繊維ウェブを130℃に加
熱して、熱接着性繊維により結合した面密度30g/m
2の耐炎フィルター材を得た。 (実施例4)実施例3において、変成シリカ繊維を75
重量%、熱接着性ポリエステル繊維を25重量%とした
こと以外は実施例3と同様にして、絡合により結合した
面密度30g/m2の耐炎フィルター材を得た。 (実施例5)実施例3において、変成シリカ繊維を25
重量%、熱接着性ポリエステル繊維を75重量%とした
こと以外は実施例3と同様にして、絡合により結合した
面密度30g/m2の耐炎フィルター材を得た。 (比較例3)実施例3において、変成シリカ繊維を3重
量%、熱接着性ポリエステル繊維を97重量%としたこ
と以外は実施例3と同様にして、絡合により結合した面
密度30g/m2のフィルター材を得た。
あり、Al2O3成分が4.5重量%であり、SiO2
及びAl2O3以外の成分が1重量%である変成シリカ
繊維(ベルケム社製 商品名 ベルコテックス)1.3
3デシテックス×52mm 50重量%と、捲縮度が1
0個/インチのサイドバイサイド型の熱接着性ポリオレ
フィン繊維(チッソ社製 商品名 チッソES)20デ
シテックス×76mm 50重量%とを混合した後、カ
ード機により繊維ウェブを得た。この繊維ウェブを16
0℃に加熱して、熱接着性繊維により結合した面密度3
0g/m2の耐炎フィルター材を得た。 (比較例4)実施例6において、変成シリカ繊維を3重
量%、熱接着性ポリオレフィン繊維を97重量%とした
こと以外は実施例6と同様にして、絡合により結合した
面密度30g/m2のフィルター材を得た。
あり、Al2O3成分が4.5重量%であり、SiO2
及びAl2O3以外の成分が1重量%である変成シリカ
繊維(ベルケム社製 商品名 ベルコテックス)1.3
3デシテックス×52mm 50重量%と、捲縮度が9
個/インチのポリエステル繊維15デシテックス×51
mm 50重量%とを混合した後、カード機により質量
50g/m2の繊維ウェブを得た。次に、この繊維ウェ
ブにアクリル樹脂バインダー(エマルジョン)とリン系
難燃剤とを混合した混合液をスプレーして、その後乾燥
して、難燃剤の混入した質量50g/m2の合成樹脂樹
脂(難燃剤と熱可塑性樹脂の比率は固形分重量で50/
50)により結合した質量100g/m2の耐炎フィル
ター材を得た。 (実施例8)実施例7において、変成シリカ繊維を75
重量%、熱接着性ポリエステル繊維を25重量%とした
こと以外は実施例7と同様にして、合成樹脂樹脂により
結合した面密度100g/m2の耐炎フィルター材を得
た。 (実施例9)実施例7において、変成シリカ繊維を25
重量%、熱接着性ポリエステル繊維を75重量%とした
こと以外は実施例7と同様にして、合成樹脂樹脂により
結合した面密度100g/m2の耐炎フィルター材を得
た。 (比較例5)実施例7において、変成シリカ繊維を3重
量%、熱接着性ポリエステル繊維を97重量%としたこ
と以外は実施例7と同様にして、合成樹脂樹脂により結
合した面密度100g/m2のフィルター材を得た。
約4.5cmの炎を出し、この真上から耐炎フィルター
材を接近させて、耐炎フィルター材に穴があいた位置の
バーナー先端からの距離を求めた。結果を表1に示す。 (通気抵抗試験)50cm×50cmの耐炎フィルター
材を試験ダクトのフィルター枠に装着して、風速2m/
秒での圧力損失を測定した。結果を表1に示す。
よる高熱を受けても、有機質の耐熱性または耐炎性の繊
維を使用したフィルター材に比べて耐久性が向上し、ガ
ラス繊維100重量%を用いたフィルター材に近い耐炎
性と耐久性を持ち、取り扱いが容易で、熱成形性などの
加工性にも優れ、カード機を使用する乾式法不織布の製
法を適用するのも容易で、通風時の圧力損失も低い耐炎
フィルター材を提供することができる。
フード用フィルターを使用時に下から見た図
おける断面模型図
用フィルターを使用時に正面から見た図
断面模型図
Claims (7)
- 【請求項1】 SiO2成分が85〜99重量%であ
り、Al2O3成分が1〜10重量%であり、SiO2
及びAl2O3以外の成分が0〜10重量%であり、繊
維長が10〜100mmである変成シリカ繊維が5〜9
5重量%と、繊維長が15〜100mmである捲縮され
た有機質繊維が95〜5重量%とからなる繊維ウエブの
繊維同士が絡合及び/又は結合してなることを特徴とす
る耐炎フィルター材。 - 【請求項2】 前記変成シリカ繊維の、SiO2成分が
90〜98重量%であり、Al2O3成分が2〜5重量
%であり、SiO2及びAl2O3以外の成分が0〜5
重量%であることを特徴とする請求項1に記載の耐炎フ
ィルター材。 - 【請求項3】 前記繊維ウエブが、前記変成シリカ繊維
が20〜80重量%と前記有機質繊維が80〜20重量
%とからなることを特徴とする請求項1または2に記載
の耐炎フィルター材。 - 【請求項4】 前記繊維ウエブが、前記変成シリカ繊維
が20〜60重量%と前記有機質繊維が80〜40重量
%とからなることを特徴とする請求項1または2に記載
の耐炎フィルター材。 - 【請求項5】 前記有機質繊維が難燃性を有する繊維を
含むことを特徴とする請求項1〜4に記載の耐炎フィル
ター材。 - 【請求項6】 前記繊維ウエブの繊維同士が難燃性を有
する接着剤で結合してなることを特徴とする1〜5に記
載の耐炎フィルター材。 - 【請求項7】 前記耐炎フィルター材の面密度が10〜
150g/m2であり、風速2m/秒の時の圧力損失が
30Pa以下であることを特徴とする請求項1〜7に記
載の耐炎フィルター材。
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