JP2002315333A - スイッチング電源装置 - Google Patents
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Abstract
高効率・低ノイズ化および出力電圧の低リップル化、更
には低コスト化、全てを容易に実現することができるス
イッチング電源装置を提供する。 【解決手段】マイコン50からのスタンバイ信号がHI
GHになると、モード切替制御回路7d内で全波整流波
形がクランプされた間欠制御信号SBが生成される。ス
イッチング電源装置100は、この信号に基づいて、間
欠的な動作となり、この間欠動作の内の発振期間では、
ソフトドライブと部分共振とが、組み合さった動作とな
っている。そのため、スイッチング損失の低減、低ノイ
ズ化、低出力リップル化を容易に図ることができる。ま
た、マイコン50からのスタンバイ信号がLOWになる
と、スイッチング電源装置100は、連続発振動作とな
るが、この動作においてもソフトドライブと部分共振と
が、組み合さった動作となっているので、広い負荷範囲
で、高効率化・低ノイズ化および出力電圧の低リップル
化を容易に実現できる。
Description
装置のいわゆるスタンバイ電力を低減する回路に関する
ものである。
家電製品等のスタンバイ電力削減が注目され、スタンバ
イ時における消費電力がより低いスイッチング電源装置
が強く要求されている。この要求に応えるものとして、
例えば、主電源とは別個独立にスタンバイ専用の電源を
設け、スタンバイ時にはスタンバイ専用の電源を、定格
負荷時には主電源を使い分ける電源システム等が開発さ
れている。しかし、この電源システムは、2つのコンバ
ータを必要とすることから、回路全体のコストが高くな
るという欠点があった。したがって、コストを抑えなけ
ればならない要請が強い場合等には、図13に示したよ
うな、1つのコンバータで構成できる部分共振型のスイ
ッチング電源装置を採用することが多かった。
源装置について簡単に説明する。図13は、従来の部分
共振型スイッチング電源装置の一例を示したものであ
る。図14および図15は、それぞれ、図13に示した
スイッチング電源装置200の微小負荷モード、定格負
荷モードにおける動作波形を表したものである。図14
および図15に示したように、スイッチング電源装置2
00では、一次巻線4aとコンデンサ10との共振振動
により、MOSFET6のドレイン6D・ソース6S間
の電圧VDSが最小となるタイミングでMOSFET6
がオンする。そのため、部分共振動作をしない電源に比
べ、スイッチング損失が比較的少なく、安定した連続発
振動作となる。
イッチング電源装置200には、以下に示すいくつかの
問題点があった。スイッチング電源装置200では、微
小負荷時に発振周波数が高くなるため、スイッチング損
失が大きくなり、スタンバイモード(微小負荷モード)
の効率が低下するといった問題点があった。また、定格
負荷モードでMOSFET6のオン抵抗を十分下げるた
めに、トリガ回路7aに含まれるコンデンサの容量値を
大きく(例えば、10000pF程度)、トリガ回路7a
に含まれる抵抗の値を小さく (例えば、200Ω程度)
設定していたので、MOSFET6のスイッチング動作
がいわゆるハードドライブ動作となり、効率低下の問題
だけでなく、ゲートノイズが発生し易くなるといった問
題点もあった。このようなハードドライブを防止するた
め上記コンデンサの容量値を小さく(例えば、1000
pF程度)、上記抵抗の値を大きく(例えば、数kΩ程
度)すると、定格負荷モードでMOSFET6のオン抵
抗を十分下げることができなくなり、MOSFET6の
発熱が大きくなってしまうといった問題点があった。こ
の問題点は、特に、出力電力が大きくなると顕著とな
る。また、スイッチング電源装置200においては、ゲ
ートドライブをトリガ部7aのみで行っていたので、M
OSFET6のドレイン6D・ソース6S間の電圧VD
Sが最小となるタイミングでMOSFET6をオンさせ
る、いわゆるゼロボルトスイッチング設計が困難であっ
た。
おける効率低下問題に対する解消案として、外部からの
スタンバイ信号により、スイッチング動作を間欠的なも
のにするといった方法も考えられる。しかし、この方法
をスイッチング電源装置200にそのまま適用しても、
発振が停止している期間中の損失は低減できても、発振
期間中のスイッチング損失はそのままなので、上記要求
を十分満足できない。また、スタンバイモードで電源を
間欠的に発振させるためには、高価な発振回路を別個独
立に設ける必要があるといったコスト的な問題点もあっ
た。更に、間欠発振させる周期およびデューティが不適
切であると、出力電圧のリップルが大きくなり実用に耐
えられなくなるといった問題点もあった。
もので、その目的は、スタンバイモードを含む広範囲な
負荷領域で、高効率・低ノイズ化および出力電圧の低リ
ップル化、更には低コスト化、全てを容易に実現するこ
とができるスイッチング電源装置を提供することにあ
る。
ング電源装置は、スイッチング動作期間の内少なくとも
一部の期間において共振動作を行う共振手段と、第一の
半導体スイッチ6のスイッチング動作を連続的に発振さ
せる連続発振モードないしは商用電源に同期して間欠的
に発振させる間欠発振モードのいずれかに切替えるモー
ド切替制御回路7dを有し第一の半導体スイッチ6のス
イッチング動作をドライブ制御するスイッチング制御手
段7とを備えたものである。このスイッチング電源装置
においては、特に、第一の半導体スイッチ6のオン抵抗
をスイッチング電流の大きさに対応するように、第一の
半導体スイッチ6のドライブ(駆動)を制御するオン抵
抗制御部7bを備えていることが、より低損失化を図る
上で好ましい。また、このオン抵抗制御部7bは、定電
流供給によって前記第一の半導体スイッチ6をドライブ
する定電流ドライブ回路を含むことがより望ましい。更
に、モード切替制御回路は、第一の半導体スイッチをオ
ンオフする第二の半導体スイッチと、全波整流信号を整
形して間欠発振モードにおける発振期間と停止期間との
デューティ比および間欠発振の周波数を制御する間欠制
御信号を生成する間欠制御信号発生回路と、負荷の大き
さ情報を含むスタンバイ信号に対応して第二の半導体ス
イッチに間欠制御信号を伝達する第三の半導体スイッチ
とを、有するものであるとより好ましい。
モード切替制御回路7dが連続発振モードと間欠発振モ
ードとを切替えて、いずれのモードにおいても共振手段
がスイッチング動作期間の内少なくとも一部の期間にお
いて共振動作を行い、いわゆる略ゼロボルトスイッチン
グがなされる。特に、オン抵抗制御部7bが第一の半導
体スイッチ6のオン抵抗をスイッチング電流の大きさに
対応するように、第一の半導体スイッチ6のドライブを
制御すると、更に低損失化および低ノイズ化が図られ
る。また、本発明によるスイッチング電源装置におい
て、オン抵抗制御部7bに定電流ドライブ回路が含まれ
ていれば、定格負荷の状態において、オン抵抗制御部7
bが第一の半導体スイッチ6を定電流ドライブし、第一
の半導体スイッチ6のオン抵抗を、スイッチング電流の
大きさに対応するよう適当に制御する。更に、好ましく
は、間欠発振モードでは、整流手段2が商用電源を全波
整流することによって全波整流信号SAを生成し、間欠
制御信号発生回路80が全波整流信号SAを整形して間
欠発振モードにおける発振期間と停止期間とのデューテ
ィ比および間欠発振の周波数を制御する間欠制御信号S
Bを生成する。本発明によるスイッチング電源装置で
は、この間欠制御信号SBに基づいて、間欠発振モード
の制御がなされる。
て図面を参照して説明する。
チング電源装置の構成を示す回路図である。また、図
2,図3,図4および図5は、それぞれ、図1中のトリガ
回路7a, オン抵抗制御回路7b, 出力制御回路7cお
よびモード切替制御回路7dを詳細に表したものであ
る。なお、図示したスイッチング電源装置100は、い
わゆる部分共振動作を利用したリンギングチョークコン
バータであり、本発明の実施の形態を説明するための一
例である。
入力電源1(例えば商用電源)からの入力を全波整流す
るブリッジダイオード2と、このブリッジダイオード2
による全波整流波形を平滑する電解コンデンサ3と、一
次巻線4a,二次巻線4bおよび制御巻線4cを有する
トランス4と、二次巻線4bに発生する電圧を整流する
整流回路5と、一次巻線4aに直列接続され、オンオフ
のスイッチング動作をするMOSFET6と、このMO
SFET6のスイッチング動作をドライブ制御するスイ
ッチング制御部7とを、備えている。
ンサ3の正極端に接続され、巻き終わり側はMOSFE
T6のドレイン6Dに接続されている。制御巻線4cの
巻き始め側は、スイッチング制御部7に接続され、巻き
終わり側は、MOSFET6のソース6Sと共に電解コ
ンデンサ3の負極端に接続されている。また、ブリッジ
ダイオード2と電解コンデンサ3とは、電源投入時の突
入電流を防止するための抵抗8を介して接続されてい
る。トランス4の一次巻線4aには、コンデンサ10が
例えば並列接続されており、スイッチング動作時に、コ
ンデンサ10と一次巻線4aとで、いわゆる、部分共振
動作をするようになっている。また、スイッチング制御
部7は、MOSFET6のゲート6Gに接続されてい
る。電解コンデンサ3の正負極両端には、抵抗11,1
2が直列接続されている。これらの抵抗11,12の接
続点は、抵抗13を介してMOSFET6のゲート6G
に接続されている。
デンサ5b,5cおよびインダクタ5dを有している。
ダイオード5aのアノードは二次巻線4bの巻き終わり
側に接続され、カソードは平滑コンデンサ5bの正極端
に接続されている。平滑コンデンサ5bの負極端は、二
次巻線4bの巻き始め側と共に二次側のGNDに接続さ
れている。平滑コンデンサ5b,5cおよびインダクタ
5dは、π型構造となっており、平滑コンデンサ5cの
端子がスイッチング電源装置100の出力端子となって
いる。この出力端子には、例えば、マイコン50やモー
タ等の負荷としてLOAD60が接続されている。ま
た、整流回路5には、出力電圧を検出する出力検出部2
0が接続されている。
がオンし得るだけの電荷量をMOSFET6のゲート6
Gに供給しMOSFET6のオンタイミングを調整する
トリガ回路7aを有している。また、スイッチング制御
部7は、MOSFET6に流れるドレイン電流IDに対
応した電荷量をMOSFET6のゲート6Gに供給する
ことにより、MOSFET6のオン抵抗がドレイン電流
IDの大きさに見合うように、MOSFET6の駆動を
制御するオン抵抗制御回路7bを有している。更に、出
力検出部20による出力電圧の検出に連動して、出力電
圧が一定になるようにスイッチング動作のオンオフ期間
を制御する出力制御回路7cを有している。更に、スイ
ッチング制御部7は、スタンバイモード等において、ス
イッチング動作を連続的に発振させる連続発振モードな
いしは商用電源に同期して間欠的に発振させる間欠発振
モードいずれかに切替えるモード切替制御回路7dを有
している。
抗7a1とコンデンサ7a2とを有している。これらの
抵抗7a1とコンデンサ7a2とは、MOSFET6の
ゲート6Gと制御巻線4cの巻き始め側との間に、直列
接続して設けられている。一方、オン抵抗制御回路7b
は、トリガ回路7aと並列接続されており、MOSFE
T6のゲート6G・ソース6S間に寄生する容量CGS
に定電流を供給するようになっている。この定電流供給
により、MOSFET6のゲート6G・ソース6S間電
圧VGSは、スイッチングオン期間中、時間に対して略
比例的に増加するようになっている。したがって、MO
SFET6のオン抵抗は、ドレイン電流IDの大きさに
見合う値に制御されるようになっている。
3に示すような定電流ドライブ回路を構成している。こ
の回路では、ダイオード45及び抵抗44を介してトラ
ンジスタ42のベースに電流が流れ、トランジスタ42
はオン状態となるようになっている。これにより、トラ
ンジスタ43のベースとエミッタとの間に設けられた抵
抗41には、ダイオード45、トランジスタ42のコレ
クタ,エミッタを介して、電流I41が流れるようにな
っている。このとき、抵抗41には、トランジスタ43
のベース、エミッタ間電圧が印加されるため、次の
(1)式に示すような定電流I41が流れるようになっ
ている。 I41=VBE43/R41…(1) ただし、VBE43はトランジスタ43のベース、エミ
ッタ間の電圧を表し、R41は抵抗41の抵抗値を表
す。
オード2等によって全波整流された波形から間欠制御信
号SBを生成する間欠制御信号発生回路80を有してい
る。ここにいう間欠制御信号SBとは、間欠発振モード
において、発振期間と停止期間とのデューティ比および
間欠発振周波数を制御する信号である。間欠制御信号発
生回路80は、ブリッジダイオード2のAC端子(図1
中a点−e点)間に互いに直列接続された抵抗70,7
1と、抵抗70と抵抗71との接続点(図5中g点)と
一次側のGND(図1中d点)との間に接続された抵抗
72とを有している。更に、間欠制御信号発生回路80
は、図5中g点にカソード端子が接続されるツェナダイ
オード73を有している。また、モード切替制御回路7
dは、コレクタ端子がMOSFET6のゲート6Gに接
続され、エミッタ端子が図1中d点に接続されるトラン
ジスタ74を有している。加えて、モード切替制御回路
7dは、コレクタ端子がツェナダイオード73のアノー
ド端子に接続され、エミッタ端子がトランジスタ74の
ベースに接続されるホトカプラ75を有している。この
ホトカプラ75のアノード端子は、二次側回路でマイコ
ン50に接続され、カソード端子は二次側のGNDに接
続されている。
力電源1の交流電圧を抵抗70,71,72で分割して全
波整流信号SAを生成し、この信号をツェナダイオード
73によって電圧クランプし、間欠動作のデューティ比
を設定するようになっている。また、ホトカプラ75
は、光信号によってオンオフするトランジスタであり、
例えばマイコン50からの、負荷の大きさ情報等を含む
スタンバイ信号に対応して、トランジスタ74のベース
に間欠制御信号SBを伝達するようになっている。
は、マイコン50からスタンバイ信号を受け、スイッチ
ング動作を連続発振または間欠発振いずれかのモードに
切替えるようになっている。すなわち、定格負荷モード
やスタンバイモード等で連続発振させる場合において
は、マイコン50からのスタンバイ信号はLOWとなっ
ており、上記d点を基準とするg点の電圧Vgは、全波
整流された電圧信号が発生するようになっている(後述
の図6(b)参照)。例えば、図1中のa点側が正でe
点側が負となっている期間中(図6中t0〜t3、t6
〜t9の期間)のVgは、概ね、下記の(2)式で表さ
れる電圧となる。 Vg≒|Vin|×R72/(R70+R72)…(2) また、図1中のa点側が負でe点側が正となっている期
間中(図6中t3〜t6、t9〜t12の期間)のVg
は、概ね、下記の(3)式で表される電圧となる。 Vg≒|Vin|×R72/(R71+R72)…(3) 但し、上記Vinは、交流入力電源1の交流電圧の瞬時
値を示したものであり、交流入力電源1が商用電源の場
合、正弦波関数となる。また、上記R70,R71およ
びR72は、それぞれ、抵抗70,71および抵抗72
の抵抗値を表したものである。これらの部品定数として
は、例えば、交流入力電源1の実効電圧が100Vの場
合、概ね、R70=R71=1MΩ、R72=500k
Ωとしておけば、これら部品での損失は非常に少ない。
は、図6中t0〜t3およびt6〜t9の期間中、図5
のa点〜抵抗70〜g点〜抵抗72〜d点〜e点をルー
プする回路が形成されることによって生じる電圧であ
る。厳密には、d点とe点との間に存在するダイオード
の順方向電圧VF分の影響はあるが、当該ダイオードの
順方向電圧VFは、|Vin|の値に比べて十分小さい
値であるため、その影響は少ない。(3)式で表される
Vgについても同様である。
路80が全波整流信号SAの周波数と同じ周波数の間欠
制御信号SBを生成し、この間欠制御信号SBに基づい
てモード切替制御回路7dがMOSFET6を間欠発振
させるようになっている。具体的には、マイコン50か
らのスタンバイ信号がLOWからHIGHになると、モ
ード切替制御回路7dのホトカプラ75がオンし、g点
の電圧Vgは、ツェナダイオード73でクランプされる
ようになっている。そして、g点電圧Vgは、図8
(b)に示すように、全波整流信号SAが電圧クランプ
され、これが間欠発振動作を制御する間欠制御信号SB
となる。これにより、図8中t1〜t2,t4〜t5,t
7〜t8およびt10〜t11の期間中、トランジスタ
74がオンし、MOSFET6のゲート・ソース間電圧
がLOWとなって、発振が停止するようになっている。
一方、図8中t0〜t1,t2〜t4,t5〜t7および
t8〜t10等の期間中、トランジスタ74はオフし、
MOSFET6のスイッチング動作が可能となるため、
発振するようになっている。この発振期間においては、
上述した微小負荷連続モードと同様に、ソフトドライブ
と部分共振とが組み合わされた動作をするようになって
いる。
オード2およびMOSFET6は、それぞれ、本発明に
おける商用電源、整流手段および第1の半導体スイッチ
に相当する。また、コンデンサ10および一次巻線4a
からなる回路は、本発明の共振手段に相当する。更に、
スイッチング制御部7、トリガ回路7a、オン抵抗制御
回路7b、 出力制御回路7c、モード切替制御回路7
d、抵抗70,71,72、ツェナダイオード73、トラ
ンジスタ74および ホトカプラ75は、それぞれ、本
発明におけるスイッチング制御手段、トリガ回路、オン
抵抗制御回路、出力制御回路、モード切替制御回路、分
割抵抗、ツェナダイオード、第2の半導体スイッチおよ
び第3の半導体スイッチに相当する。
について図面を用いて説明する。但し、以下の説明で
は、交流入力電源1の投入からスタンバイモードを経て
定格負荷モードに移行していくシーケンスを想定したも
のとする。なお、以下に説明する通り、スタンバイモー
ドには、微小負荷で連続発振する微小負荷連続モード
と、間欠発振する微小負荷間欠モードとの2通りあるも
のとする。また、交流入力電源1の投入後は微小負荷連
続モードで電源が起動し、定格負荷モードに移行する際
には微小負荷連続モードを経由するようにシーケンスが
組まれているものとする。このシーケンスは、二次側出
力端に接続されるマイコン50等からのスタンバイ信号
等により制御され、微小負荷連続モードおよび定格負荷
モードではスタンバイ信号をLOW、微小負荷間欠モー
ドに移行する際にはスタンバイ信号をHIGHとするよ
うに組まれているものとする。
イモード(微小負荷連続モード)に移行するまでの動作
について説明する。図6(a)〜(e)は、図1に示し
たスイッチング電源装置100の微小負荷連続モードに
おける各部波形を表したものであり、それぞれ、交流入
力電源1の入力電圧波形VACIN, g点電圧Vg,M
OSFET6のドレイン6D ・ソース6S間VDS,
MOSFET6のドレイン電流IDおよびMOSFET
6のゲート6G ・ソース6S間電圧VGSの波形を表
したものである。また、図7(a),(b),(c)
は、それぞれ、図6の任意期間におけるVDS,ID,
VGS波形を拡大したものである。
流入力電源1の投入により、起動用の抵抗11,12で
分圧された電圧が、抵抗13を介してMOSFET6の
ゲート6G・ソース6S間に印加される。これにより、
MOSFET6のゲート6G・ソース6S間に寄生する
容量CGSが充電され、MOSFET6のゲート6G・
ソース6S間電圧VGSが、しきい値電圧VTHに達
し、図6および図7に示したような、連続的な発振動作
となる。この発振動作中は、スイッチング制御部7内の
出力制御回路7cが、二次側の出力検出部20と連動し
て、出力電圧が一定になるようにスイッチング動作のオ
ンオフ期間を制御する。また、出力制御回路7cは、ス
イッチングのオン期間を制限し、電源投入・切断時や過
負荷時に過電流を防止するよう作用する。
(抵抗7a1およびコンデンサ7a2)は、部分共振動
作において、MOSFET6のオンし得る必要最小限の
電荷量をゲート6Gに供給してMOSFET6のオンタ
イミングを最適化し、略ゼロボルトスイッチングさせ
る。また、スイッチング制御部7のオン抵抗制御回路7
bは、MOSFET6に流れるドレイン電流IDに対応
した電荷量をMOSFET6のゲート6Gに供給しMO
SFET6のオン抵抗を最適化する。すなわち、MOS
FET6のオン期間中、オン抵抗制御回路7bは、MO
SFET6のゲート6G・ソース6S間に寄生する容量
CGSに定電流を供給し、MOSFET6のゲート6G
・ソース6S間電圧VGSを、時間に対して略比例的に
増加させる(以下、この動作をソフトドライブと呼
ぶ)。したがって、オン抵抗制御回路7bは、MOSF
ET6のオン期間が短い微小負荷時には、必要最小限の
電荷をMOSFET6のゲート6G・ソース6S間容量
CGSに供給し、MOSFET6のオン抵抗を最適化す
る。
すると、ダイオード45及び抵抗44を介して、トラン
ジスタ42のベースに電流が流れ、トランジスタ42は
オン状態となる。これにより、ダイオード45、トラン
ジスタ42のコレクタ、エミッタおよび抵抗41を介し
て、定電流I41が流れ、これがMOSFET6のゲー
ト6Gに供給される。このようにして、MOSFET6
の容量CGSには、定電流が供給されるので、MOSF
ET6に寄生する容量CGS間電圧(VGS)は、時間
に対して略比例的に増加することになる。
ゲート6G・ソース6S間には、ドレイン電流IDに見
合った電圧が供給され、MOSFET6のオン抵抗は最
適化される。したがって、スイッチング電源装置100
では、ドレイン電流IDの小さい(オン期間が短い)軽
負荷時であっても、過剰な電圧がMOSFET6のゲー
ト6G・ソース6S間に供給されない。このようにし
て、負荷の大きさに応じてオン抵抗が最適化されるの
で、スイッチング電源装置100においては、コンデン
サ7a2の容量値を大きくする必要がなく(例えば、4
70pF程度)、抵抗7a1の値を小さくする必要もな
い (例えば、3.9kΩ程度)。これにより、定格負荷時
の効率低下を抑制しながらも、ゲートドライブに係る損
失も十分に低減することができる。また、MOSFET
6に寄生する容量CGS間電圧(VGS)を、時間に対
して略比例的に増加するようにすることで、MOSFE
T6のドライブがソフトドライブ動作となり、効率低下
の問題だけでなく、ゲートドライブに起因するノイズの
発生も抑制される。
0における微小負荷連続モードでは、ソフトドライブと
部分共振とを、組み合わした動作となっているため、微
小負荷時に連続発振する動作であっても、かなりの高効
率化を図ることができる。具体的には、40Wクラスの
電源において、入力電圧Pin=AC100V、出力電
圧Vo=DC12V、出力電流Io=0Aという条件で
は、入力電力Pin=0.3W程度とすることができ
る。図13に示したような従来の電源では、同条件で入
力電力Pin≧1W程度である。したがって、スイッチ
ング電源装置100における微小負荷連続モードでの消
費電力は、従来電源の約1/3程度に低減されることに
なる。また、上記のような微小負荷連続モードでは、負
荷応答特性が優れているため、負荷電流が急変した場合
であっても、出力電圧が瞬間的に降下してマイコン50
等がリセットしてしまうような不具合は想定し難い。
タンバイ信号がLOWとなっているので、図1中のg点
電圧Vgは、図6(b)に示したように、全波整流され
た信号が発生することとなる。この場合、g点電圧Vg
は、図1中のa点側が正でe点側が負となっている期間
中(図6中t0〜t3、t6〜t9の期間)、先述した
(2)式のように表される値となり、図1中のa点側が
負でe点側が正となっている期間中(図6中t3〜t
6、t9〜t12の期間)では、先述した(3)式のよ
うに表される値となる。
負荷間欠モードに移行するまでの動作について説明す
る。図8(a)〜(e)は、図1に示したスイッチング
電源装置100の微小負荷間欠モードにおける各部波形
を表したものであり、それぞれ、VACIN,Vg,V
DS,IDおよびVGSの波形を表したものである。ま
た、図9(a),(b),(c)は、それぞれ、図8に
示したt2〜t4の期間におけるVDS,ID,VGS
波形を拡大したものである。
ードに移行すると、間欠制御信号発生回路80は、ブリ
ッジダイオード2等によって全波整流された波形を抵抗
70,71,72で分割して全波整流信号SAを発生さ
せ、この信号をツェナダイオード73によってクランプ
し、間欠制御信号SBを生成する。ホトカプラ75は、
マイコン50等からの、スタンバイ信号に対応して、ト
ランジスタ74のベースに間欠制御信号SBを伝達す
る。この間欠制御信号SBに基づいて、トランジスタ7
4がスイッチングし、間欠発振の周波数およびデューテ
ィ比が制御される。
る。マイコン50からのスタンバイ信号がLOWからH
IGHになると、モード切替制御回路のホトカプラ75
がオンし、g点電圧Vgは、ツェナダイオード73でク
ランプされる。そして、g点電圧Vgは、図8(b)に
示すような、全波整流波形がクランプされた電圧信号と
なる。これにより、図8中t1〜t2,t4〜t5,t7
〜t8およびt10〜t11の期間中、トランジスタ7
4はオンし、MOSFET6のゲート・ソース間電圧V
GSがLOWとなって、発振が停止することとなる。一
方、図8中t0〜t1,t2〜t4,t5〜t7およびt
8〜t10等の期間中、トランジスタ74はオフし、M
OSFET6のスイッチング動作が可能となって、発振
することとなる。この発振する期間においては、上述し
た微小負荷連続モードと同様に、ソフトドライブと部分
共振とを、組み合わせた動作となり、スイッチング損失
が低減される。また、発振が停止する期間においては、
MOSFET6およびそのドライブに係る部品での損失
は概ね無くなり、起動用の抵抗等の損失のみとなるが、
起動用の抵抗11,12,13は、電圧ドライブ型のMO
SFETの起動においては、数百〜数MΩのもので十分
であるので、これらの部品自体の損失も少ない。
は、先述の微小負荷連続モードよりも更にスタンバイ効
率が向上する。例えば、40Wクラスの電源において、
入力電圧Pin=AC100V、出力電圧Vo=DC1
2V、出力電流Io=0Aという条件では、入力電力P
in=0.09W程度とすることができる。したがっ
て、スタンバイ時の消費電力を、図13の従来型電源の
Pin≧1Wに対して、約1/10以下に低減すること
ができる。このように、スイッチング電源装置100で
は、スタンバイ信号がHIGHになっている間、微小負
荷間欠モードとなり、従来の電源よりもスタンバイ効率
が大幅に改善される。
数は、図8に示した通り、交流入力電源1の全波整流波
形に同期しているため、交流入力電源1の2倍の周波数
となっている。また、間欠動作のデューティはg点電圧
Vgとツェナダイオード73のツェナ電圧で決定され
る。例えば、ツェナダイオード73のツェナ電圧が小さ
い場合、間欠動作のデューティは小さくなり、停止期間
が長くなる。この場合、スタンバイ効率はより向上する
が、出力電圧のリップルが大きくなりやすくなる。但
し、スイッチング電源装置100では、交流入力電源1
の2倍の周波数で間欠発振しているので、交流入力電源
1の周波数以下で間欠発振させる方法よりも、出力電圧
のリップルを小さく抑えることができるという点で有効
である。
いて説明する。図10(a)〜(e)は、図1に示した
スイッチング電源装置100の定格負荷モードにおける
各部波形を表したものであり、それぞれ、VACIN,
Vg,VDS,IDおよびVGSの波形を表したもので
ある。また、図11(a),(b),(c)は、それぞ
れ、図10中の任意期間におけるVDS,ID,VGS
波形を拡大したものである。
増加する前にマイコン50からのスタンバイ信号がHI
GHからLOWに切り替わる。そして、一旦、微小負荷
連続モードになった後、負荷が増加し定格負荷モードに
移行していく。このようなシーケンスにすることによ
り、負荷急変時の電圧低下を防ぐことができる。但し、
微小負荷間欠モードから定格負荷モードへの移行におい
て、間欠動作のデューティを適当に設定しておけば、微
小負荷間欠モードから定格負荷モードへ、直接移行して
も、負荷急変時の電圧低下は防止される。
行すると、図10および図11に示した発振状態に安定
する。このモードにおいても、ソフトドライブおよび部
分共振動作により、MOSFET6のオン損失よびスイ
ッチング損失が低減される。すなわち、MOSFET6
のオン期間中、オン抵抗制御回路7bは、MOSFET
6のゲート6G・ソース6S間に寄生する容量CGSに
定電流を供給し、MOSFET6のゲート6G・ソース
6S間電圧VGSを、時間に対して略比例的に増加させ
る。したがって、オン抵抗制御回路7bは、MOSFE
T6のオン期間が長い定格負荷時には、MOSFET6
のオン抵抗を十分下げるだけの電荷をMOSFET6の
ゲート6G・ソース6S間容量CGSに供給し、MOS
FET6のオン抵抗を最適化する。また、スタンバイモ
ードと同様に、部分共振動作による略ゼロボルトスイッ
チングもなされるので、スイッチング損失が十分に低減
される。
チング電源装置100では、高効率化が可能な微小負荷
連続モードと、更にそれより高効率が得られる微小負荷
間欠モードとを切替えて使用できるので、スタンバイ負
荷の大きさによって適宜モードを切替えれば、より広い
負荷範囲で高効率化を図ることができる。これにより、
例えば、40Wクラス(入力電圧Pin=AC100
V、出力Vo=12V)の電源において、出力電力Po
=0.3Wという条件では効率70%以上、出力電力P
o=0.5〜40Wでは効率80%以上という性能を発
揮することができ、かなり広範囲に亘って高効率化を図
ることができる。このような性能を発揮する電源は、従
来の技術ではかなり困難であった。また、本電源装置1
00は、低コストで上記性能を発揮できるという点にお
いても、従来技術よりも優れているため、様々な電子機
器の電源に利用でき、産業の発達に寄与することが期待
できる。
ば、ブリッジダイオード2が交流入力電源1を整流し、
モード切替制御回路7dがマイコン50等からのスタン
バイ信号に応じて微小負荷連続モードと微小負荷間欠モ
ードとを適宜切替え、両モードにおいて部分共振とソフ
トドライブとを組み合わせた動作をさせるようにしたの
で、スタンバイ時の高効率化、低ノイズ化および出力の
低リップル化を全て図ることができる。
替制御回路7dが、交流入力電源1を全波整流した信号
に基づき交流入力電源1の2倍の周波数で、間欠動作を
行うと共に、その間欠動作のデューティをツェナダイオ
ード73のツェナ電圧で設定できるよう構成したので、
スタンバイ効率と出力電圧のリップルとを適当に最適化
できるという効果も奏する。
れず、種々の変形実施が可能である。例えば、図5のモ
ード切替制御回路7dの構成を図12のように変形して
も、上記と同様の効果を奏することができる。図12
は、図5に示したモード切替制御回路7dの変形例を表
した回路図である。図12のモード切替制御回路7d1
では、二次側からのスタンバイ信号がHIGHのときは
連続発振で、LOWのときは間欠発振させる構成とした
もので、それ以外の作用および効果については上記と同
様である。また、入力電圧変動が大きい場合、微小負荷
間欠モードのデューティ比が変動してしまうことが顕著
となるような場合には、ツェナダイオード等を利用し、
g点にカソード,d点にアノード接続とした構造にする
と、入力電圧変動による微小負荷間欠モードのデューテ
ィ比変動は簡単に防止できる。更に、スイッチング電源
装置100においては、起動抵抗として、抵抗11,1
2,13を用いたが、これらを削除して、モード切替制
御回路7d内のg点電圧を利用して電源を起動させるよ
うにしてもよい。このようにすると、スイッチング電源
装置100のコストを更に低減することができる。
おいては、MOSFET6を含む回路部品等を、ディス
クリート部品で構成した回路で説明したが、例えば、M
OSFET6、トリガ回路7a、オン抵抗制御回路7
b、出力制御回路7c、モード切替制御回路7d、ブリ
ッジダイオード2等の回路構成部品を部分的に組み合わ
せてIC化し、これらを絶縁樹脂パッケージに封止した
構造にしても本実施の形態と同様の作用および効果が得
られる。また、MOSFET6に代えて、IGBTを用
いたもの、MOSFETのドレイン領域の少なくとも一
部がショットキ障壁により形成されたMOSトランジス
タ(例えば、特許第1747505号の縦型MOSトラ
ンジスタ)、ないしは、これと同様の構成としたいわゆ
るSIGBT(Schottky contact w
ith Insulated Gate Bipola
r Transisitor)を用いても、本実施の形
態と同様の作用および効果が得られる。
のいずれか1に記載のスイッチング電源装置によれば、
モード切替制御回路が連続発振モードと間欠発振モード
とを切替えて、いずれのモードにおいても共振手段がス
イッチング動作期間の内少なくとも一部の期間において
共振動作を行っていわゆる略ゼロボルトスイッチングを
させるようにしたので、スタンバイ時の高効率化、低ノ
イズ化および出力の低リップル化を全て図ることができ
るという効果を奏する。
装置によれば、オン抵抗制御部によって、第一の半導体
スイッチのオン抵抗をスイッチング電流の大きさに対応
して第一の半導体スイッチを制御するようにしたので、
更に低損失化、低ノイズ化を図ることができる。
装置によれば、定格負荷の状態で、オン抵抗制御部の定
電流ドライブ回路が第一の半導体スイッチを定電流ドラ
イブするようにしたので、第一の半導体スイッチのオン
抵抗は、スイッチング電流の大きさに対応するよう制御
される。これにより、簡単な構成で第一の半導体スイッ
チのオン抵抗を最適化することが可能となる。
装置によれば、間欠発振モードでは、整流手段が商用電
源を全波整流して全波整流信号を生成し、モード切替制
御回路が全波整流信号の周波数と同じ周波数で、第一の
半導体スイッチを間欠発振させるようにしたので、出力
電圧のリップルが低減するという効果を奏する。
置の構成を示す回路図である。
る。
小負荷連続モードにおけるVACIN,Vg,VDS,
IDおよびVGSの各部波形を表したものである。
波形を拡大したものである。
小負荷間欠モードにおけるVACIN,Vg,VDS,
IDおよびVGSの各部波形を表したものである。
S,ID,VGS波形を拡大したものである。
定格負荷モードにおけるVACIN,Vg,VDS,I
DおよびVGSの各部波形を表したものである。
VGS波形を拡大したものである。
例を表した回路図である。
路図である。
の微小負荷モードにおけるVDS,ID,VGS波形を
表したものである。
の定格負荷モードにおけるVDS,ID,VGS波形を
表したものである。
Claims (9)
- 【請求項1】 商用電源を整流する整流手段と、一次巻
線、二次巻線および制御巻線を有するトランスと、スイ
ッチング動作を行う第一の半導体スイッチとを備えたス
イッチング電源装置において、 前記スイッチング動作期間の内少なくとも一部の期間に
おいて共振動作を行う共振手段と、第一の半導体スイッ
チのスイッチング動作を連続的に発振させる連続発振モ
ードないしは前記商用電源に同期して間欠的に発振させ
る間欠発振モードのいずれかに切替えるモード切替制御
回路を有し第一の半導体スイッチのスイッチング動作を
ドライブ制御するスイッチング制御手段とを、備えたこ
とを特徴とするスイッチング電源装置。 - 【請求項2】 前記スイッチング制御手段は、第一の半
導体スイッチのオン抵抗がスイッチング電流の大きさに
対応するように、前記第一の半導体スイッチのドライブ
を制御するオン抵抗制御部を備えたことを特徴とする請
求項1記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項3】 前記オン抵抗制御部は、定電流供給によ
って前記第一の半導体スイッチをドライブする定電流ド
ライブ回路を含むことを特徴とする請求項1または2い
ずれか1項に記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項4】 前記間欠発振モードでは、前記整流手段
が前記商用電源を整流して整流信号を生成し、前記モー
ド切替制御回路が前記整流信号と同期して、第一の半導
体スイッチを間欠発振させることを特徴とする請求項1
乃至請求項3のいずれか1項に記載のスイッチング電源
装置。 - 【請求項5】 前記整流信号は、前記商用電源の全波を
整流した全波整流信号であることを特徴とする請求項4
に記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項6】 前記モード切替制御回路は、前記第一の
半導体スイッチをオンオフする第二の半導体スイッチ
と、前記全波整流信号を整形して前記間欠発振モードに
おける発振期間と停止期間とのデューティ比および間欠
発振の周波数を制御する間欠制御信号を生成する間欠制
御信号発生回路と、負荷の大きさ情報を含むスタンバイ
信号に対応して前記第二の半導体スイッチに前記間欠制
御信号を伝達する前記第三の半導体スイッチとを有する
ことを特徴とする請求項5に記載のスイッチング電源装
置。 - 【請求項7】 前記間欠制御信号発生回路は、前記全波
整流信号を電圧分割する分割抵抗と、この分割抵抗によ
って分割された分割電圧をクランプして前記デューティ
比を設定するツェナダイオードとを有し、前記第三の半
導体スイッチは、光信号によってオンオフするトランジ
スタであることを特徴とする請求項6に記載のスイッチ
ング電源装置。 - 【請求項8】 スイッチング制御手段は、第一の半導体
スイッチがオンし得る電荷量を前記第一の半導体スイッ
チに供給するトリガ回路と、出力電圧が一定になるよう
に前記第一の半導体スイッチのオンオフ期間を制御する
出力制御回路とを有することを特徴とする請求項1乃至
請求項7のいずれか1項に記載のスイッチング電源装
置。 - 【請求項9】 第一の半導体スイッチは、MOSFE
T、IGBT、または、MOSFETのドレイン領域の
少なくとも一部がショットキ障壁により形成されたMO
Sトランジスタであることを特徴とする請求項1乃至は
請求項8いずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
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- 2001-04-10 JP JP2001111323A patent/JP3794932B2/ja not_active Expired - Fee Related
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