JP2002315255A - ハードディスク駆動用モータ - Google Patents

ハードディスク駆動用モータ

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JP2002315255A
JP2002315255A JP2001117830A JP2001117830A JP2002315255A JP 2002315255 A JP2002315255 A JP 2002315255A JP 2001117830 A JP2001117830 A JP 2001117830A JP 2001117830 A JP2001117830 A JP 2001117830A JP 2002315255 A JP2002315255 A JP 2002315255A
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peripheral surface
ball bearing
disk drive
rotor
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Taketo Tamaoka
健人 玉岡
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/54Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
    • F16C19/56Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction in which the rolling bodies of one bearing differ in diameter from those of another
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/54Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
    • F16C19/55Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction with intermediate floating or independently-driven rings rotating at reduced speed or with other differential ball or roller bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高い軸受剛性を維持しつつも、外径が1インチ
のハードディスクにも適用可能な、小型・薄型で且つ小
径なハードディスク駆動用モータを提供する。 【解決手段】一対のボールベアリングを用いてロータの
回転を支持するインナロータ型のハードディスク駆動用
モータ。一対のボールベアリングが同一の軸線方向線上
に重ならないよう半径方向に並列状に配置すると共に、
半径方向内方に位置するボールベアリングの外輪外周面
と半径方向外方に位置するボールベアリングの内輪内周
面とを相互に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば外径が1イ
ンチのハードディスクを回転駆動する、薄型で且つ小径
なハードディスク駆動用モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等に用い
られていたハードディスク駆動装置について、通信技術
の発達及びデータ量の増大等によって情報携帯端末等の
情報機器への適用が開始されている。これらの情報機器
は、小型・軽量化が促進され、ハードディスク駆動装置
に許容される高さ方向の寸法も約2mm程度にまで制約
されつつある。
【0003】また、ハードディスク自体も小径化される
傾向にあり、近年外径が1インチ(外径が約25.4m
m以下、内径が約9mm以下)の超小径ハードディスク
も実用化され、これを回転駆動するハードディスク駆動
用モータの小型・薄型化並びに小径化の要求はますます
高まりつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特許第264
7599号に開示されるように、ロータの回転を支持す
る一対のボールベアリングにそれぞれ径の異なるボール
ベアリングを用いてこれを半径方向並列状に配置し、薄
型化したモータが提案されている。この従来のモータに
おいては、一対のボールベアリングを半径方向並列状に
配置することで、小型・薄型化の要求に対しては十分に
応えることができるものであるものの、一対のボールベ
アリングの間にステータとロータマグネットとが配置さ
れており、半径方向の寸法については考慮されていない
ことから、上記のような外径が1インチのハードディス
クへの適用が困難である。また、この特許第26475
99号には、一つのボールベアリングのみを用いてロー
タの回転を支持する構成も開示されているが、一つのボ
ールベアリングのみではロータを支持するために必要な
軸受剛性を得にくく、ロータの回転が不安定になりがち
である。
【0005】本発明は、高い軸受剛性を維持しつつも、
外径が1インチのハードディスクにも適用可能な、小型
・薄型で且つ小径なハードディスク駆動用モータを提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステータが装
着されるベース部材と、ロータマグネットが保持される
ロータと、前記ロータを前記ベース部材に対して相対回
転自在に支持する一対のボールベアリングとを備えてな
るハードディスク駆動用モータにおいて、前記ステータ
は、前記ロータマグネットの半径方向外方に位置してお
り、前記一対のボールベアリングは、相互に異なる径を
有し且つ半径方向に並列状に配置され、半径方向内方に
位置するボールベアリングの外輪外周面と半径方向外方
に位置するボールベアリングの内輪内周面とが相互に固
着されることを特徴とする(請求項1)。
【0007】通常、ボールベアリングの内輪及び外輪の
表面は、非常に高精度に加工されている。そこで、一対
のボールベアリングのうち、半径方向外側に位置するボ
ールベアリングの外輪外周面と半径方向内側に位置する
ボールベアリングの内輪内周面とを、一対のボールベア
リングの取付面とすることで、加工時において、精密加
工を要する面が削減され、工数が削減されると共に、モ
ータの低コスト化が促進される。
【0008】また、異なる径を有する一対のボールベア
リングを半径方向に並列状に配置し、モータの薄型化を
図る技術については、上述の従来のモータと同様である
が、各ボールベアリング同士を相互に固着させること
で、モータの小径化も同時に実現化される。従って、小
型・薄型化と共に小径化が要求される、外径が1インチ
のハードディスク駆動用モータとして、高い軸受剛性を
維持したまま適用可能となる。
【0009】更に、ロータマグネットの半径方向外方に
ステータを配置するいわゆるインナロータ型のモータと
することで、薄型化によって削減された巻線量を補うた
めに半径方向の寸法が大となりがちなステータのロータ
に対する影響を小とすることが可能となる。また、イン
ナロータ型のモータとすることで、アウタロータ型のモ
ータに比べて回転体が小径化されるので、回転時の負荷
が小となり、負荷容量の少ない、小径なボールを採用し
たボールベアリングによっても高精度且つ安定した回転
が維持され、特に小型・薄型で且つ小径なハードディス
ク駆動用モータの場合は有利である。
【0010】尚、これらボールベアリング間の固着は、
それぞれの固着面であるベアリングの内外輪の表面が元
来高精度に加工されていることから、接着と軽圧入との
併用とするのが望ましい(請求項2)。また、接着剤の
固化を確実なものとするために、ボールベアリングの内
外輪の表面に防錆等の処理が施されている場合は、脱脂
処理等によって油分を除去しておくことも必要である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明にか
かるハードディスク駆動用モータの各実施形態について
説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施形態に係るハ
ードディスク駆動用モータの断面図である。図1におい
て、この第1の実施形態に係るハードディスク駆動用モ
ータは、ステータ2が装着されるベース部材4と、この
ベース部材4に対して相対回転自在な略カップ状のロー
タハブ6とを備える。このロータハブ6は、略中央部に
シャフト6aが一体的に設けられた円板状の天板部6b
と、天板部6bの外周端から軸線方向に垂下し且つ外周
面に円環状のロータマグネット8が取付けられる外周壁
部6cと、外周壁部6cの外周面から半径方向外方に突
設され下面でロータマグネット8を保持し且つ上面部で
ハードディスクDを載置する環状のフランジ部6dとか
らなる。このロータハブ6は、磁性を有するステンレス
材等から形成されており、フランジ部6は、ロータマグ
ネット8のバックヨークとしての機能を有している。こ
れにより、ハードディスクDに対するロータマグネット
8の磁気が及ぼす影響を小にすることが可能となる。
【0013】ステータ2は、リング状のコアバック部2
aと、このコアバック2aから半径方向内方に突設さ
れ、コイル2cが巻装される複数の突極部2bとを有し
ている。ロータマグネット8は、ステータ2の突極部2
bの半径方向内側に位置しており、いわゆるインナロー
タ型モータの構成となっている。また、ベース部材4に
は、ステータ2の突極部2bに対応して複数の凹部4a
が形成されており、この凹部4a内にコイル2cの下部
が収納されるよう構成されることで、薄型のモータであ
っても所定の巻線量が確保される。
【0014】ロータハブ6は一対のボールベアリング1
0,12を介してベース部材4に対して回転自在に支持
されている。一対のボールベアリング10,12は、同
一の軸線方向線上に重ならないよう、半径方向に並列状
に配置されている。これら一対のボールベアリングのう
ち、半径方向内方に位置する第1のボールベアリング1
0は、外輪10aの外周面が、ベース部材4にステータ
2と同心状に設けられた貫通孔を規定する内周面4bに
その下端部が固着され、内輪10bの内周面がシャフト
6aの外周面に固着されている。また、半径方向外方に
位置する第2のボールベアリング12は、外輪12aの
外周面が外周壁部6cの内周面に固着され、内輪12b
の内周面がベース部材4から離間する形で、第1のボー
ルベアリング10の外輪10aの外周面に固着されてい
る。尚、ベース部材4の貫通孔の下方開口はシール部材
14によって閉塞されている。
【0015】上記構成における一対のボールベアリング
10,12のモータへの装着方法を説明する。
【0016】まず、第1のボールベアリング10の外輪
10aの外周面と第2のボールベアリング12の内輪1
2bの内周面とを軽圧入と接着とを併用して固着する。
このときの、第1のボールベアリング10の外輪10a
の外径と第2のボールベアリング12の内輪12bの内
径とは、ほぼ同一の径となるよう設定されている。次
に、第2のボールベアリング12の外輪12aの外周面
をロータハブ6の外周壁部6cの内周面に接着固定する
と共に、第1のボールベアリング10の内輪10bの内
周面をシャフト6aの外周面に接着固定する。このと
き、第2のボールベアリング12の外輪12aは、上端
がロータハブ6の天板部6bの下面に設けられた下方に
突出する段部6b1に当接するまで挿入される。
【0017】この状態で、第1のボールベアリング10
の外輪10aがベース部材4の貫通孔内に挿入され、外
輪10aの外周面が貫通孔を規定するベース部材4の内
周面4bに接着固定される。その際、第2のボールベア
リング12の内輪12bの下端は、ベース部材4の貫通
孔の周囲に形成された上方に突出する段部4b1と当接
して軸線方向に押圧され、これにより第2のボールベア
リング12に予圧が付与される。また第1のボールベア
リング10の内輪10bは治具等によって軸線方向に押
圧され、これにより第1のボールベアリング10に予圧
が付与される。
【0018】斯く構成されることにより、第1のボール
ベアリング10と第2のボールベアリング12とは、ベ
アリングスリーブ等を介在させることなく、それそれの
外輪10aの外周面と内輪12bの内周面とを固着面と
して利用することが可能となる。このため、モータの半
径方向の寸法を低減することが可能となり、モータの小
径化を実現することができる。尚、モータの軸線方向の
寸法については、第1のベアリング10と第2のベアリ
ング12とを、同一の軸線方向線上に重ならないよう配
置することで低減可能となり、モータの薄型化に寄与す
ることが可能となることはいうまでもない。
【0019】また、ベアリングが固着される固着面の表
面精度が低いと、回転特性が悪化し、振動や振れ回り等
が発生する原因となる。従って、ベアリングの固着面に
は高い加工精度が要求されることとなるため、加工工数
の増加や歩留まりの悪化など、モータの低コスト化を阻
害する原因となってきた。しかしながら、元来高精度に
加工されているベアリングの外輪10a及び内輪12b
とで、相互に固着保持させることで、モータとしてみた
場合には、精密加工が要求される部位が削減されるの
で、加工工数が低減され且つ歩留まりも向上し、低コス
ト化可能な構成となる。
【0020】尚、上述のとおり。ステータ2の半径方向
内方にロータマグネット8が位置する、いわゆるインナ
ロータ型とすることで、ステータの半径方向外方にロー
タマグネットが位置するアウタロータ型のモータと比べ
て、回転部分がコンパクト化され、軽量化されるので、
回転時に軸受部にかかる負荷も低減される。このため、
ボールベアリング10,12の転動体であるボール10
c、12cに比較的に小径なボールを使用することが可
能となり、さらなるモータの小径化が実現可能となる。
この場合、回転時に必要となる軸受剛性の関係で、半径
方向内方に位置する第1のボールベアリング10のボー
ル10cよりも、半径方向外方に位置する第2のボール
ベアリング12のボール12cの方に大径なボールを使
用するとより効率的となる。
【0021】次に、図2を参照して本発明の第2の実施
形態について説明する。尚、この実施形態の説明におい
て、第1の実施形態にかかるハードディスク駆動用モー
タと同一の機能並びに構成を有する部材については同一
の番号を付し。その説明は省略する。
【0022】図2に図示されるハードディスク駆動用モ
ータにおいて上記第1の実施形態のハードディスク駆動
用モータと異なる点は、シャフトによってロータの回転
を支持するいわゆるシャフト固定型の構成となっている
点である。
【0023】この構成において、ロータハブ26は、略
中央部にステータ2と同心円状の貫通孔が設けられた円
板状の天板部26bと、天板部26bの外周端から軸線
方向に垂下し且つ外周面に円環状のロータマグネット8
が取付けられる外周壁部26cと、外周壁部26cの外
周面から半径方向外方に突設され下面でロータマグネッ
ト8を保持し且つ上面部でハードディスクDを載置する
環状のフランジ部26dとからなる。また、ベース部材
24には、シャフト24b及びこのシャフト24bと同
軸状で且つ軸線方向上方に突設される円筒状部24cが
一体的に設けられている。ロータハブ6の中心孔を規定
する天板部26bの内周面26eが第1のボールベアリ
ング10の外輪10aの外周面において上端部に固着さ
れており、第2のボールベアリング12の外輪12aの
外周面は、円筒状部24c内に挿入され固着されてい
る。尚、ベース部材24には、第1の実施形態と同様
に、ステータ2の突極部2bに対応して複数の凹部24
aが形成されており、この凹部24a内にコイル2cの
下部が収納されるよう構成される。
【0024】上記第2の実施形態の構成における一対の
ボールベアリング10,12のモータへの装着方法を説
明する。
【0025】まず、第1のボールベアリング10の外輪
10aの外周面と第2のボールベアリング12の内輪1
2bの内周面とを軽圧入と接着とを併用して固着する。
次に、第2のボールベアリング12の外輪12aの外周
面をベース部材24の円筒状部24cの内周面に接着固
定すると共に、第1のボールベアリング10の内輪10
bの内周面をシャフト24bの外周面に接着固定する。
このとき、第2のボールベアリング12の外輪12a
は、下端がベース部材24の円筒状部24cの基部に形
成された段部24c1と当接するまで挿入される。
【0026】この状態で、第1のボールベアリング10
の外輪10aがロータハブ6の中心孔内に挿入され、外
輪10aの外周面が中心孔を規定するロータハブ26の
天板部26bの内周面26eに接着固定される。その
際、第2のボールベアリング12の内輪12bの上端
は、ロータハブ26の中心孔の周囲に形成された下方に
突出する段部26b1と当接して軸線方向に押圧され、
これにより第2のボールベアリング12に予圧が付与さ
れる。また、第1のボールベアリング10の内輪10b
は治具等によって軸線方向に押圧され、これにより第1
のボールベアリング10に予圧が付与される。
【0027】上記のとおり構成されることで、この第2
の実施形態のハードディスク駆動用モータにおいても、
第1の実施形態の場合と同様に、モータの小型・薄型化
と小径化が同時に達成することが可能となると共に、モ
ータを低コスト化することが可能な構成となる。
【0028】さらに、図3を参照して本発明の第3の実
施形態について説明する。尚、この実施形態の説明にお
いて、第1の実施形態及び第2の実施形態にかかるハー
ドディスク駆動用モータと同一の機能並びに構成を有す
る部材については同一の番号を付し。その説明は省略す
る。
【0029】図3に図示されるハードディスク駆動用モ
ータにおいて上記第1の実施形態及び第2の実施形態の
ハードディスク駆動用モータと異なる点は、シャフトが
ベース部材とは別体に形成されたシャフト固定型の構成
となっている点である。
【0030】この構成において、シャフト32には外周
面の下端部から半径方向外方に延設される円板状の鍔状
部32aが一体的に設けられている。この鍔状部32a
の外周部は軸線方向に曲折され円筒状の曲折部32bが
形成されている。ベース部材34には、これらシャフト
32及び鍔状部が装着される装着孔が形成されており、
この装着孔を規定するベース部材34の内周部は、曲折
部32bに対応して軸線方向同一方向に曲折されるシャ
フト保持部34bが形成されている。シャフト32は、
曲折部32bがシャフト保持部34bに圧入等されるこ
とで固定される。尚、ベース部材34には、第1及び第
2の実施形態と同様に、ステータ2の突極部2bに対応
して複数の凹部34aが形成されており、この凹部34
a内にコイル2cの下部が収納されるよう構成される。
【0031】ロータハブ36は、略中央部にステータ2
と同心円状の貫通孔が設けられた円板状の天板部36b
と、天板部36bの外周端から軸線方向に垂下し且つ外
周面に円環状のロータマグネット38が取付けられる外
周壁部36cと、外周壁部36cの外周面から半径方向
外方に突設され下面でロータマグネット38を保持し且
つ上面部でハードディスクDを載置する環状のフランジ
部36dとからなる。尚、ロータマグネット38は、第
1及び第2の実施形態でのロータハブ6,26と同一の
外径寸法にて、ロータハブ36内に鍔状部32aの曲折
部32b及びベース部材34のシャフト保持部34bと
が収納可能となるよう、第1及び第2の実施形態におけ
るロータマグネット8よりも幾分小内径となっている
が、より磁気特性の高いマグネットを使用することで、
駆動トルク等の低下を防止することが可能である。
【0032】上記第3の実施形態の構成における一対の
ボールベアリング10,12のモータへの装着方法を説
明する。
【0033】まず、第1のボールベアリング10の外輪
10aの外周面と第2のボールベアリング12の内輪1
2bの内周面とを軽圧入と接着とを併用して固着する。
次に、第2のボールベアリング12の外輪12aの外周
面を鍔状部32aの曲折部32bの内周面に接着固定す
ると共に、第1のボールベアリング10の内輪10bの
内周面をシャフト32の外周面に接着固定する。このと
き、第2のボールベアリング12の外輪12aは、下端
が鍔状部32aの曲折部32bの基部に形成された段部
32b1と当接するまで挿入される。
【0034】この状態で、第1のボールベアリング10
の外輪10aがロータハブ36の中心孔内に挿入され、
外輪10aの外周面が中心孔を規定するロータハブ36
の天板部36bの内周面36eに接着固定される。その
際、第2のボールベアリング12の内輪12bの上端
は、ロータハブ36の中心孔の周囲に形成された、下方
に突出する段部36b1と当接して軸線方向に押圧さ
れ、これにより第2のボールベアリング12に予圧が付
与される。また、第1のボールベアリング10の内輪1
0bは治具等によって軸線方向に押圧され、これにより
第1のボールベアリング10に予圧が付与される。
【0035】上記のとおり構成されることで、この第3
の実施形態のハードディスク駆動用モータにおいても、
第1及び第2の実施形態の場合と同様に、モータの小型
・薄型化と小径化が同時に達成することが可能となると
共に、モータを低コスト化することが可能な構成とな
る。
【0036】加えて、軸線方向に曲折される鍔状部32
の曲折部32bとベース部材34のシャフト保持部34
bとが圧入によって相互に固定されるので、ベース部材
34中に一部軸線方向の肉厚が厚い部分が形成されるこ
とになる。これによって、ベース部材34の肉厚が薄
く、これのみでは十分な強度を確保することが困難な場
合も、曲折部32bとシャフト保持部34nとが補強部
として機能するため、予期しない振動や騒音の発生を防
止することが可能となる。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載のハードディス
ク駆動用モータにおいては、高い軸受剛性を維持しつつ
も、モータの小型・薄型化と同時に小径化も実現するこ
とができ、例えば外径が1インチのハードディスクを駆
動する駆動装置においても適用することが可能となる。
【0038】本発明の請求項2に記載のハードディスク
駆動用モータでは、回転精度等の特性を維持しつつモー
タを低コスト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のハードディスク駆動
用モータを示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態のハードディスク駆動
用モータを示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態のハードディスク駆動
用モータを示す断面図である。
【符号の説明】
2 ステータ 4,24,34 ベース部材 6,26,36 ロータハブ 8,38 ロータマグネット 10,12 ボールベアリング 10a,12a 外輪 10b、12b 内輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータが装着されるベース部材と、ロ
    ータマグネットが保持されるロータと、前記ロータを前
    記ベース部材に対して相対回転自在に支持する一対のボ
    ールベアリングとを備えてなるハードディスク駆動用モ
    ータにおいて、 前記ステータは、前記ロータマグネットの半径方向外方
    に位置しており、 前記一対のボールベアリングは、相互に異なる径を有し
    且つ半径方向に並列状に配置され、半径方向内方に位置
    するボールベアリングの外輪外周面と半径方向外方に位
    置するボールベアリングの内輪内周面とが相互に固着さ
    れることを特徴とするハードディスク駆動用モータ。
  2. 【請求項2】 前記一対のボールベアリングの外輪外周
    面と内輪内周面とは、軽圧入と接着との併用によって相
    互に固着されていることを特徴とする請求項1に記載の
    ハードディスク駆動用モータ。
JP2001117830A 2001-04-17 2001-04-17 ハードディスク駆動用モータ Withdrawn JP2002315255A (ja)

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