JP2002315199A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2002315199A
JP2002315199A JP2001114522A JP2001114522A JP2002315199A JP 2002315199 A JP2002315199 A JP 2002315199A JP 2001114522 A JP2001114522 A JP 2001114522A JP 2001114522 A JP2001114522 A JP 2001114522A JP 2002315199 A JP2002315199 A JP 2002315199A
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JP
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capacitor
power supply
voltage
battery
switch circuit
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JP2001114522A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Uejima
章義 上島
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Inverter Devices (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力変換器の寿命を短くすることなく、低コ
ストで回路規模を縮小させる。 【解決手段】 容量が異なり並列接続された第1キャパ
シタC1、第2キャパシタC2と、第1キャパシタC1
及び第2キャパシタC2に対して直列接続されたバッテ
リ電源1と、第1キャパシタC1及び第2キャパシタC
2及び/又はバッテリ電源1に充電された電力を負荷に
対して供給する電力変換器2と、電力変換器2から負荷
に供給する電圧値を検出する電圧検知回路4と、第1キ
ャパシタC1及び第2キャパシタC2とバッテリ電源1
とに対する電力変換器2の接続関係を変更する第1スイ
ッチ回路S1と、電圧検知回路4で検出された電圧値に
基づいて第1スイッチ回路S1の開閉を制御して、第1
キャパシタC1又は第2キャパシタC2を選択して電力
変換器2と接続させる制御回路5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリに蓄電さ
れた電力を変換してモータ等の負荷に供給する電源装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電源装置として、特開平10−8
4628号公報に開示された技術が知られている。
【0003】上記従来技術は、バッテリとキャパシタに
蓄電された電力を電力変換器を介してモータへと供給し
てモータを力行運転させ、またはモータが回生運転して
いる場合にモータでの回生電力をキャパシタに供給する
技術に関する。
【0004】詳しくは、バッテリとキャパシタとが直列
に接続され、バッテリ側の正極がスイッチ回路を介して
第1の電力変換器の第1入力端に接続されている。ま
た、第2の電力変換器の入力端は、第1の電力変換器と
スイッチ回路の共通接続点に接続され、第2の電力変換
器の出力端は電池とキャパシタの共通接続点に接続され
ている。また、制御回路は、スイッチ回路の開閉、第1
及び第2の電力変換器の動作を制御している。
【0005】モータが力行運転であるときには、バッテ
リとキャパシタに充電された電力を第1の電力変換器を
介してモータへと供給する一方、第2の電力変換器を介
してキャパシタから放電される電力量と同じ電力量をキ
ャパシタへと充電するバッテリ単独モードと、キャパシ
タの放電量よりもキャパシタへの充電量を多くする直列
モードとを切り替えるようにしている。
【0006】また、モータが回生時である場合には、モ
ータが発電する電力を第2の電力変換器を介してキャパ
シタを充電するキャパシタ単独モードと、モータの発電
した電力を第1の電力変換器及びバッテリを介してキャ
パシタに充電すると共に、第2の電力変換器を介してキ
ャパシタを充電する直列モードとを切り替えるようにし
ている。
【0007】上述した直列モードでの、電流比を連続的
に変化させることで、第1の電力変換器の電圧が急変す
ることを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、第2の電力変換器を動作させることに
よって、第1の電力変換器の電圧の急変を防止させるよ
うにしていたので、電力変換器が2つ必要になり、コス
トアップの要因となってしまっていた。
【0009】そこで、本発明は、上記課題を鑑みて提案
されたもので、電力変換器が一つであっても、電力変換
器の電圧が急変することを防止でき、この電圧の急変に
起因する電源装置の構成部品の寿命を長くすることので
きる電源装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明では、容量が異なり並列接続
された複数のキャパシタと、上記複数のキャパシタに対
して直列接続されたバッテリと、上記複数のキャパシタ
及び/又はバッテリに充電された電力を負荷に対して供
給する電力変換器と、上記電力変換器に供給される電圧
を検出する電圧検出回路と、上記複数のキャパシタとバ
ッテリとに対する上記電力変換器の接続関係を変更する
第1スイッチ回路と、上記電圧検出回路で検出された電
圧に基づいて上記第1スイッチ回路の開閉を制御して、
上記キャパシタを選択して上記電力変換器と接続させる
制御手段とを備える。
【0011】請求項2に係る発明では、上記複数のキャ
パシタは、第1容量の第1キャパシタと、上記第1容量
よりも大きな第2容量の第2キャパシタとからなり、上
記第1スイッチ回路は、上記バッテリと上記第2キャパ
シタとの間に設けられ、上記制御手段は、上記電圧検出
回路で検出された電圧値に基づいて、上記第1スイッチ
回路を閉状態にして上記第1キャパシタ、上記第2キャ
パシタ及び上記バッテリを上記電力変換器に接続する第
1動作モードと、上記第1スイッチ回路を開状態にして
上記第1キャパシタ及び上記バッテリを上記電力変換器
に接続する第2動作モードとを切り替え制御をし、上記
第1キャパシタを充放電した後に上記第1動作モードと
第2動作モードとを切り替える。
【0012】請求項3に係る発明では、上記第1キャパ
シタとバッテリとの間に設けられた第2スイッチ回路
と、上記第2キャパシタと上記電力変換器とを接続する
ための第3スイッチ回路とを更に備え、上記制御手段
は、上記第1キャパシタの電圧がバッテリから供給する
電圧以上であるときには上記第2スイッチ回路を閉状態
に制御すると共に上記第3スイッチ回路を開状態に制御
し、上記第2キャパシタと上記電力変換器とを接続す
る。
【0013】請求項4に係る発明では、上記バッテリの
充電率を検出するバッテリ充電率検出手段を更に備え、
上記制御手段は、上記バッテリ充電率検出手段で検出さ
れたバッテリの充電率に基づいて上記第2スイッチ回路
及び第3スイッチ回路を制御する。
【0014】請求項5に係る発明では、上記第3スイッ
チ回路を上記バッテリと上記第1キャパシタとの間に配
設し、上記電圧検出手段で検出された電圧値に基づいて
上記バッテリと上記第2キャパシタとを上記電力変換器
に接続するように上記第3スイッチ回路を制御する。
【0015】請求項6に係る発明では、上記第2キャパ
シタの両端電圧を検出する第2キャパシタ電圧検出手段
を更に備え、上記制御手段は、上記第2キャパシタ電圧
検出手段で検出された電圧値に基づいて上記第1スイッ
チ回路を制御する。
【0016】請求項7に係る発明では、上記第1キャパ
シタの両端電圧を検出する第1キャパシタ電圧検出手段
を更に備え、上記制御手段は、上記第1キャパシタ電圧
検出手段で検出された電圧値に基づいて上記第1スイッ
チ回路を制御する。
【0017】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、電圧検出
回路で検出された電圧値に基づいて第1スイッチ回路の
開閉を制御して、キャパシタを選択して電力変換器と接
続させるので、第1キャパシタを充電又は放電させた後
に、コンデンサとキャパシタとを切り替えることができ
るので、電力変換器から負荷に供給する電圧を緩やかに
上昇又は下降させることができる。したがって、請求項
1に係る発明によれば、電源装置の構成部品に大きな突
入電流が供給されるのを抑制でき、寿命劣化の促進を防
止することができる。
【0018】請求項2に係る発明によれば、電圧検出回
路で検出された電圧値に基づいて、第1スイッチ回路を
閉状態にして第1キャパシタ、第2キャパシタ及びバッ
テリを電力変換器に接続する第1動作モードと、又は第
1スイッチ回路を開状態にして第1キャパシタ及びバッ
テリを電力変換器に接続する第2動作モードとを切り替
え制御をし、第1キャパシタを充放電した後に、第1動
作モードと第2動作モードとを切り替えることができ、
請求項1に係る発明と同様の効果を実現することができ
る。
【0019】請求項3に係る発明によれば、第1キャパ
シタとバッテリとの間に設けられた第2スイッチ回路と
第2キャパシタと電力変換器とを接続するための第3ス
イッチ回路を更に備え、第1キャパシタの電圧がバッテ
リから供給する電圧以上であるときには第2スイッチ回
路を閉状態に制御すると共に第3スイッチ回路を開状態
に制御し、第2キャパシタと電力変換器とを接続するこ
とができるので、負荷から発生した回生電力を第2キャ
パシタで充電して、バッテリの負荷を軽減することがで
きる。
【0020】請求項4に係る発明によれば、バッテリ充
電率検出手段で検出されたバッテリの充電率に基づいて
第2スイッチ回路及び第3スイッチ回路を制御すること
により、バッテリ充電率が高いときには回生電力を第2
キャパシタに充電するようにし、バッテリ充電率が低い
ときには第2キャパシタのみならずバッテリにも充電す
るようにすることができる。したがって、請求項4に係
る発明によれば、回生電力の充電先を、バッテリ充電率
に応じて第2キャパシタとバッテリとで選択することが
でき、回生電力を有効利用することができ、電力の使用
効率を向上させることができる。
【0021】請求項5に係る発明によれば、第3スイッ
チ回路をバッテリと第1キャパシタとの間に配設し、電
圧検出手段で検出された電圧値に基づいてバッテリと第
2キャパシタとを電力変換器に接続するように第3スイ
ッチ回路を制御するので、第3スイッチ回路によるバッ
テリの電圧低下がないので、電力変換器に高い電源電圧
を供給することができる。
【0022】請求項6に係る発明によれば、第2キャパ
シタの両端電圧を検出する第2キャパシタ電圧検出手段
を更に備え、第2キャパシタ電圧検出手段で検出された
電圧値に基づいて第1スイッチ回路を制御するので、大
容量キャパシタである第2キャパシタの自然放電等の電
圧低下により大きな突入電流が電力変換器内の電圧平滑
用電解キャパシタに流入することを防止することができ
る。
【0023】請求項7に係る発明によれば、第1キャパ
シタの両端電圧を検出する第1キャパシタ電圧検出手段
を更に備え、第1キャパシタ電圧検出手段で検出された
電圧値に基づいて第1スイッチ回路を制御するので、請
求項6と同様の効果を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0025】[第1実施形態] 「第1実施形態に係る電源装置の構成」第1実施形態
は、本発明の電源装置を電気自動車に適用させた例とし
て説明する。
【0026】図1に示す電源装置では、充電可能なバッ
テリ電源1と、このバッテリ電源1に直列接続されたダ
イオードD1と、例えば電気2重層キャパシタ等の第1
キャパシタC1及び第2キャパシタC2と、スイッチ回
路S1と、電力変換器2と、負荷であるモータ3と、電
力変換器2に供給される電圧を検知する電圧検知回路4
と、電圧検知回路4の検知した電圧値に基づいてスイッ
チ回路S1の開閉を制御する制御回路5とを備えて構成
されている。
【0027】なお、制御回路5には、図示しないアクセ
ルペダル操作量、ブレーキペダル操作量等が入力され、
制御回路5では、入力した操作量や電圧検知回路4で検
出された電力変換器2への供給電圧等に基づいて、モー
タ3の駆動状態(力行、回生)を決定する。制御回路5
は、決定されたモータ3の駆動状態を得るために、必要
とされる電圧を演算し、スイッチ回路S1、電力変換器
2を制御し、モータ3が力行であればバッテリ電源1ま
たはキャパシタC1、C2に充電された電力をモータ3
へと供給し、モータ3が回生であれば、モータ3が発電
する電力をバッテリ電源1またはキャパシタC1、C2
へと供給する。
【0028】ここで、第1キャパシタC1の容量より第
2キャパシタC2の容量が大きい。
【0029】「第1実施形態に係る電源装置の動作」上
述した第1実施形態に係る電源装置の動作について図2
のフローチャート及び図3のタイミングチャートを参照
して説明する。
【0030】図2に示すフローチャートは、図示しない
イグニッションスイッチがオン動作されて、処理を開始
する。
【0031】先ず、ステップS1において、電力変換器
2への供給電圧Voutがバッテリ電源Vbの2倍の電圧
値以上となったか否かを判定する。制御回路5は、供給
電圧Voutがバッテリ電源Vbの2倍以上の電圧値以上
となったと判定するまでステップS2〜ステップS4の
初期化フローを実行し、供給電圧Voutがバッテリ電源
Vbの2倍以上の電圧値となったらステップS5〜ステ
ップS8の通常動作に移行する。
【0032】初期化フローでは、先ず、ステップS2に
おいて、記憶しておいた供給電圧Voutの最大電圧値Vo
utpeakと供給電圧Voutとの大きさを比較し、供給電圧
Voutが最大電圧値Voutpeak以上であると判定したとき
にはステップS3でスイッチ回路S1を閉状態(オン)
とした図4に示す第1動作モードに制御して再度ステッ
プS1へ戻る。
【0033】第1動作モードでは、第1キャパシタC1
及び第2キャパシタC2のキャパシタとバッテリ電源1
とを直列接続すると共に、第1キャパシタC1と第2キ
ャパシタC2とを並列接続した回路形態である。この第
1動作モードでは、バッテリ電源Vb及び第1キャパシ
タC1及び第2キャパシタC2による電圧を電力変換器
2に供給する。
【0034】一方、ステップS2で供給電圧Voutが最
大電圧値Voutpeak未満であると判定したときには、ス
テップS4でスイッチ回路S1を開状態(オフ)とした
図5に示す第2動作モードに制御して再度ステップS1
に戻る。
【0035】この第2動作モードでは、バッテリ電源1
と第1キャパシタC1とが直列接続された回路形態とな
り、バッテリ電源Vbと第1キャパシタC1の電圧を電
力変換器2に供給する。
【0036】ステップS1で供給電圧Voutがバッテリ
電源Vbの2倍の電圧値以上と判定した場合には、ステ
ップS5にて再度ステップS1と同じ判定を行う。制御
回路5は、供給電圧Voutがバッテリ電源Vbの2倍の
電圧値未満のときには、ステップS6でスイッチ回路S
1を開状態(オフ)にした第2動作モードにしてステッ
プS5に処理を戻し、供給電圧Voutがバッテリ電源V
bの2倍の電圧値以上のときには、ステップS7でスイ
ッチ回路S1を閉状態(オン)にした第1動作モードに
してステップS5に処理を戻す。
【0037】つぎに、図3を参照して、電源装置のタイ
ミングチャートを説明する。なお、図3中の丸抜き文字
は、図4に示す第1動作モード、図5に示す第2動作モ
ードを表し、VCは第1キャパシタC1及び第2キャパ
シタC2のキャパシタ電圧を示し、VC1は第1キャパ
シタC1のキャパシタ両端電圧、VC2は第2キャパシ
タC2のキャパシタ両端電圧を示す。
【0038】先ず、図3の開始時刻においては、第2キ
ャパシタ電圧VC2がバッテリ電源Vbよりも小さいの
で、第2キャパシタ電圧VC2をバッテリ電源Vbより
も大きくするために初期化フローに移行する。このと
き、バッテリ電源1の投入直後であって電源供給はなさ
れておらず、第1キャパシタ電圧VC1、第2キャパシ
タ電圧VC2、第1キャパシタ電圧VC1と第2キャパ
シタ電圧VC2とを並列接続したキャパシタ並列時の電
圧VCNは共に零であり、 Vout=Vb+VCN=Vb なので、図2のステップS1における判定は「NO」に
なりステップS2に移行する。
【0039】次に期間0において、モータ3の回転数を
上げるとき、或いは一定速度でモータ3を駆動するとき
には、ステップS1の判定は「NO」になり、更にステ
ップS2の判定は「No」となり、第1動作モードで動
作する。これにより、図3に示すように、電力変換器2
のインバータ電流Iinvが流れる。
【0040】なお、このとき、ダイオードD1の存在に
よって、第1コンデンサC1及び第2コンデンサC2の
端子電圧VC1、VC2は、ダイオードの順方向電圧降
下−Vf以下になることはない。
【0041】次に、モータ3の回転数を下げるときに
は、キャパシタ電圧VCNが零であるためにステップS
1での判定は「No」となり、第1動作モードで動作し
続ける(図3の期間1)。このとき、モータ3からの回
生電力により、インバータ電流Iinv及びバッテリ電流
が共に負値となり、第1キャパシタC1及び第2キャパ
シタC2とバッテリ電源1に充電がなされて、第1キャ
パシタ電圧VC1及び第2キャパシタ電圧VC2が高く
なる。
【0042】そして、回生状態で引き続き運転し、第1
キャパシタC1及び第2キャパシタC2の第1キャパシ
タ電圧VC1及び第2キャパシタ電圧VC2がバッテリ
電源Vbまで上昇すると、供給電圧Voutがバッテリ電
源Vbの2倍の電圧値となる。すると、ステップS1で
の判定は「Yes」となり、初期化フローを終了してス
テップS5以降の通常動作に進む。
【0043】ここで、期間2の開始時刻において、第1
キャパシタ電圧VC1及び第2キャパシタC2が回生電
力によりバッテリ電源Vbまで上昇する前に、回生状態
から、モータ3の回転数を上げる制御又は一定速度での
制御に移行した場合には、ステップS1の判定は「N
o」となる。したがって、第1キャパシタ電圧VC1が
下がり、供給電圧Voutが最大電圧値Voutpeak未満とな
るため、ステップS2での判定は「Yes」となり、ス
テップS4で第2動作モードとなる。なお、このときの
供給電圧Voutは、バッテリ電源Vbと第1キャパシタ
電圧VC1とを加算して得た最大電圧値Voutpeak未満
である。
【0044】また、このとき、第1キャパシタC1の容
量が第2キャパシタC2の容量よりも小さいため、第1
キャパシタC1と第2キャパシタC2の双方を用いた場
合に比較して、期間2の開始時刻から時刻t11に亘り
第1キャパシタ電圧VC1は急速に下がるので、供給電
圧Voutはバッテリ電源Vbとなる。ここで、バッテリ
Vb1と第1キャパシタC1と第2キャパシタC2との
直列からバッテリ単独にスイッチを用いて切り替える場
合と比較して、緩やかに供給電圧Voutがバッテリ電源
Vbまで減少する。
【0045】次に、再度モータ3の回転数を下げる場合
には、期間3の開始時刻から時刻t12において、回生
状態になって、供給電圧Voutがバッテリ電源Vbの2
倍の電力値以下であるので、第2動作モードのままで動
作する。これにより、第1キャパシタC1とバッテリ電
源1に充電がなされ、第1キャパシタC1に充電が開始
されると、第1キャパシタC1の容量が第2キャパシタ
C2の容量よりも小さいので、期間3の開始時刻から時
刻t12に亘り第1キャパシタC1と第2キャパシタC
2の双方を用いた場合と比較して第1キャパシタ電圧V
C1の充電容量は急速に上昇する。
【0046】そして、期間3の開始時刻から時刻12ま
で回生電力が引き続き発生することにより、供給電圧V
outが、最大電圧値Voutpeakとなることを電圧検知回路
4で検出する。すると、制御回路5は、ステップS2に
おける判定が「No」となり、時刻t12においてスイ
ッチ回路S1を閉状態(オフ)に制御して第1動作モー
ドにする。なお、このとき、供給電圧Voutは、最大電
圧値Voutpeakよりも大きくなる。
【0047】時刻t12以降も更に回生状態が続き、時
刻t13で第1キャパシタ電圧VC1及び第2キャパシ
タ電圧VC2がバッテリ電源Vbまで充電されると、供
給電圧Voutはバッテリ電源Vbの2倍の電圧値になる
ことを電圧検知回路4で検出する。これにより、制御回
路5は、ステップS1の判定を「Yes」と判定して、
初期化フローを終了して通常動作に移行する。
【0048】なお、ステップS5以降の通常動作となっ
ても、供給電圧Voutがバッテリ電源Vbの2倍以上で
あるため、ステップS5の判定は「Yes」となり、第
1動作モードのままである。
【0049】通常状態に入った期間4でモータ3の回転
数を上げる場合、或いは一定速度の回転数とする場合に
は、ステップS5での判定が「Yes」となり、スイッ
チ回路S1を閉状態(オン)とした第1動作モードのま
まである。
【0050】力行での運転が続くと、時刻t14におい
て第1キャパシタ電圧VC1及び第2キャパシタ電圧V
C2がバッテリ電源Vbまで下がると、電圧検知回路4
により供給電圧Voutがバッテリ電源Vbの2倍よりも
小さくなることを検出し、ステップS5における判定が
「No」となると、スイッチ回路S1を開状態(オフ)
に制御して第2動作モードとする。
【0051】ここで、第1キャパシタC1よりも第2キ
ャパシタC2の容量が遙かに小さいため、初期化フロー
と同様に、第1キャパシタC1及び第2キャパシタC2
の両方を用いた場合と比較して第1キャパシタ電圧VC
1が急速に下がり、供給電圧Voutもバッテリ電源Vb
まで下がる。しかし、スイッチングによりバッテリと第
1キャパシタC1と第2キャパシタC2との直列からバ
ッテリ単独状態におけるバッテリ電源Vbまで供給電圧
Voutを下げてはいないので、時刻t14から時刻t1
5に亘り供給電圧Voutは緩やかにバッテリ電源Vbま
で下がる。
【0052】時刻t15以降から期間5,期間6におい
て、モータ3の回転数を上げる、或いは一定速度での運
転が続くと、制御回路5は、第1スイッチ回路S1の制
御をせずに、第2動作モードのまま動作させる。
【0053】期間t3の開始時刻からモータ3の回転数
を下げるときには、回生状態となるが、電圧検知回路4
により供給電圧Voutがバッテリ電源Vbの2倍よりも
小さいと検出され、制御回路5は、ステップS5におけ
る判定を「No」にし、第2動作モードままモータ3に
電源供給をする。
【0054】この時、モータ3からの回生電力が発生
し、第1キャパシタC1とバッテリ電源1に充電され
る。期間7の開始時刻から第1キャパシタC1への充電
が開始されると、第1キャパシタC1の容量が第2キャ
パシタC2よりも小さいため、初期化フローと同様に、
第1キャパシタC1及び第2キャパシタC2の双方を使
用した場合と比較して、時刻t16まで第1キャパシタ
電圧VC1が急速に上昇する。しかし、スイッチングに
よるものではないために、なめらかに上昇する。
【0055】回生状態が引き続くことにより、時刻t1
6で電圧検知回路4により供給電圧Voutがバッテリ電
源Vbの2倍以上となることを検出すると、制御回路5
は、ステップS5における判定を「Yes」とし、スイ
ッチ回路S1を閉状態にして第1動作モードにする。
【0056】以上説明したように、この電源装置によれ
ば、回生電力発生時には、容量の小さい第1キャパシタ
C1に先に急速充電した後に、スイッチ回路S1を閉状
態にして第2キャパシタC2に充電をするようにした。
【0057】したがって、この電源装置によれば、第1
キャパシタC1を放充電させて電力変換器2に供給する
電圧を緩やかに切り替えることができる。そのため、こ
の電源装置によれば、電力変換器2内の電圧平滑用電解
キャパシタと、スイッチ回路S1、第1キャパシタC
1、第2キャパシタC2、バッテリ電源1に大きな突入
電流が供給されることによる寿命劣化などを防止するこ
とができる。
【0058】また、この電源装置によれば、電力変換器
2の供給電圧Voutの高い期間を極端に減らすようなこ
とはないので、バッテリ負荷軽減効果を維持することが
できる。
【0059】ここで、車両力行時或いは回生電力発生時
に主に第1動作モードにすることにより、供給電圧Vou
tはバッテリ電源Vbと第1キャパシタ電圧VC1と第
2キャパシタ電圧VC2とを並列接続したキャパシタ電
圧VCN分だけ上昇する。このとき、バッテリ電源1に
流れる電流をIbとすると、バッテリ電流Ibは、 Ib=Pm/Vout=Pm/(Vb+VCN) となる。なお、上記Pmはモータ3が車両を制御するの
に必要な電力である。仮に、車両を制御するのに必要な
電力をバッテリ電源1のみで供給した場合にバッテリ電
源1に流れる電流をIbbとすると、 Ibb=Pm/Vb となり、 Ib/Ibb=Vb/(Vb+VCN)=1/(1+V
CN/Vb)<1 なる関係となり、IbはIbbに比べて減少するため、
バッテリ電源1の負荷平準化を行うことができる。
【0060】また、上述した初期化フローでは、第1キ
ャパシタC1及び第2キャパシタC2をバッテリ電源V
bまで初期充電するのに回生電力のみを使用するため、
専用のキャパシタ充電回路を使用する必要が無く、初期
化フローでのバッテリ電源1からの持ち出しが無くな
る。このことにより、負荷軽減効果を実現することがで
き、バッテリ電源1の負荷平準化を行うことができる。
【0061】[第2実施形態] 「第2実施形態に係る電源装置の構成」本発明は、例え
ば図6に示すように構成された第2実施形態に係る電源
装置に適用される。なお、上述した実施の形態と同様の
部分は同一符号を付することによりその詳細な説明を省
略する。
【0062】図6に示す電源装置では、第1キャパシタ
C1の後段に直列で第1スイッチ回路S1が設けられ、
バッテリ電源1と第2キャパシタC2との間にバッテリ
電源1と直列して第2スイッチ回路S2が設けられ、更
に、第2キャパシタC2とグランド線との間に第3スイ
ッチ回路S3が設けられて構成されている。これら第1
スイッチ回路S1、第2スイッチ回路S2及び第3スイ
ッチ回路S3は、制御回路5に基づいて開閉制御され
る。
【0063】ここで、第1キャパシタC1の容量より第
2キャパシタC2の容量の方が大きい。
【0064】「第2実施形態に係る電源装置の動作」上
述した第2実施形態に係る電源装置の動作について図7
のフローチャート及び図8のタイミングチャートを参照
して説明する。
【0065】図7によれば、先ず、制御回路5は、モー
タ3への電源供給を開始すると、ステップS11におい
て、モータ3への供給電圧Voutがバッテリ電源Vbの
2倍の電圧値以上となったか否かを判定する。制御回路
5は、供給電圧Voutがバッテリ電源Vbの2倍以上の
電圧値となったと判定したらステップS12に処理を進
め、供給電圧Voutがバッテリ電源Vbの2倍以上の電
圧値未満のときにはステップS13に処理を進める。
【0066】初期化フローのステップS13において、
制御回路5は、供給電圧Voutが最大電圧値Voutpeakよ
りも小さいか否かを判定する。制御回路5は、供給電圧
Voutが最大電圧値Voutpeak以上と判定したときにはス
テップS14に処理を進め、小さいと判定したときには
ステップS15に処理を進める。
【0067】ステップS14において、制御回路5は、
第1スイッチ回路S1及び第2スイッチ回路S2を閉状
態(オン)に制御すると共に、第3スイッチ回路S3を
開状態(オフ)に制御する第1動作モードにして処理を
ステップS11に戻す。
【0068】ステップS15において、制御回路5は、
第1スイッチ回路S1を閉状態(オン)にすると共に、
第2スイッチ回路S2及び第3スイッチ回路S3を開状
態(オフ)にする第2動作モードにしてステップS11
に処理を戻す。
【0069】ステップS12において、制御回路5は、
供給電圧Voutがバッテリ電源Vbよりも小さいか否か
の判定をする。制御回路5は、供給電圧Voutがバッテ
リ電源Vbよりも小さいと判定したときには通常動作の
ステップS19に処理を進め、小さくないと判定したと
きには初期化フローのステップS16に処理を進める。
【0070】ステップS16では、供給電圧Voutがバ
ッテリ電源Vbの2倍の電圧値以上となったか否かを判
定する。制御回路5は、供給電圧Voutがバッテリ電源
Vbの2倍の電圧値以上となったと判定したらステップ
S18に処理を進め、供給電圧Voutがバッテリ電源V
bの2倍の電圧値未満のときにはステップS17に処理
を進める。ステップS18では、上述の第1動作モード
にし、ステップS17では上述の第2動作モードにし
て、ステップS12に処理を戻す。
【0071】ステップS19では、制御回路5は、供給
電圧Voutがバッテリ電源Vbよりも大きいか否かの判
定をし、大きいときには第1スイッチ回路S1及び第2
スイッチ回路S2を開状態(オフ)にすると共に第3ス
イッチ回路S3を閉状態(オン)にした図9に示す第3
動作モードにし、大きくないときには第2動作モードに
して、処理をステップS19に戻す。
【0072】つぎに、図8を参照して、電源装置のタイ
ミングチャートを説明する。なお、上述の実施の形態と
同じ部分についての説明は省略する。第2実施形態にお
いては、初期化フローの期間3の時刻t13以降におい
て第1実施形態とは異なる動作をする。
【0073】期間3の時刻t13では、回生状態となっ
ており、ステップS11における判定は「Yes」とな
りステップS12に進み、ステップS12における判定
は「No」になりステップS16に進み、ステップS1
6における判定は「Yes」になり第1動作モードのま
ま動作する。
【0074】次に、期間4からモータ3の回転数を上げ
る、或いは一定速度運転をするときには、ステップS1
1での判定がは「Yes」であるためステップS12の
判定が「No」になり、ステップS16での判定が「Y
es」となって、第1動作モードのまま動作する。
【0075】そして、引き続き第1動作モードで動作す
ると、第1キャパシタC1及び第2キャパシタC2が放
電して時刻t14において供給電圧Voutがバッテリ電
源Vbの2倍まで下がると、ステップS12での判定が
「No」となりステップS16の判定が「No」にな
り、ステップS17の第2動作モードで動作する。この
とき、第1キャパシタC1の容量が第2キャパシタC2
よりも遙かに小さいので第1キャパシタC1及び第2キ
ャパシタC2を使用した場合と比較して第1キャパシタ
電圧VC1は急速に下がり、供給電圧Voutをバッテリ
電源Vbまで下がる。しかし、スイッチングにより切り
替えることによるものではないために、供給電圧Vout
は滑らかに下がる。そして、時刻t15において供給電
圧Vout=バッテリ電源VbとなってステップS11及
びステップS12の判定が共に「Yes」となってステ
ップS19に進んで初期化フローを終了する。
【0076】時刻t15以降、及び期間5,期間6にお
いて、引き続いてモータ3の回転数を上げる、或いは一
定速度運転が続くと、制御回路5は、ステップS19に
おいて供給電圧Voutがバッテリ電源Vbよりも大きい
ときにはステップS20における第2動作モードで動作
する。
【0077】なお、このとき、ダイオードD1の存在に
よって、第1コンデンサC1及び第2コンデンサC2の
端子電圧VC1、VC2は、ダイオードの順方向電圧降
下−Vf以下になることはない。
【0078】期間7の開始以降からモータ3の回転数を
下げるときは、第1キャパシタC1とバッテリ電源1に
充電が開始され、供給電圧Voutがバッテリ電源Vbよ
りも大きくなると、ステップS19での判定が「Ye
s」となり、第1スイッチ回路S1を開状態にすると共
に第3スイッチ回路S3を閉状態にして第3動作モード
となり、第2キャパシタC2の充電を行う。
【0079】期間8以降、再度モータ3の回転数を上げ
る、或いは一定速度運転をするときには、第2キャパシ
タ電圧VC2から放電はするが、供給電圧Voutがバッ
テリ電源Vbよりも大きいため、ステップS19での判
定は「Yes」となり、第3動作モードで動作する。
【0080】そして、モータ3の回転数を上げる、或い
は一定速度運転を続けると、第2キャパシタC2からの
放電が続き、時刻t2’で供給電圧Voutとバッテリ電
源Vbとが同じ値になり、ステップS19での判定が
「No」となり、再度ステップS20で第2動作モード
となる。
【0081】なお、このとき、ダイオードD1の存在に
よって、第1コンデンサC1及び第2コンデンサC2の
端子電圧VC1、VC2は、ダイオードの順方向電圧降
下−Vf以下になることはない。
【0082】このような第2実施形態に係る電源装置に
よれば、上述の第1実施形態に係る電源装置の効果に加
え、通常動作中に、第2キャパシタC2の電圧VC2を
バッテリ電源Vb以上になるようにしているので、第2
キャパシタC2での単独接続が可能となり、キャパシタ
の入力特性で決まる回生電力を回収することができる。
【0083】また、この電源装置によれば、供給電圧V
outがバッテリ電源Vb以上であるときに第3動作モー
ドにして、バッテリ電源1を使用しないので、バッテリ
電源1の負荷を軽減することができる。
【0084】[第3実施形態] 「第3実施形態に係る電源装置の構成」本発明は、例え
ば図10に示すように構成された第3実施形態に係る電
源装置に適用される。なお、上述した実施の形態と同様
の部分は同一符号を付することによりその詳細な説明を
省略する。
【0085】第3実施形態に係る電源装置は、第2実施
形態に係る電源装置とは、第1スイッチ回路S1がバッ
テリ電源1と第1キャパシタC1との間に設けられてい
る点で構成上の違いがある。
【0086】「第3実施形態に係る電源装置の動作」上
述した第3実施形態に係る電源装置の動作について図1
1のフローチャートを参照して説明する。
【0087】この図11に示すフローチャートでは、第
2実施形態におけるフローチャートとは、ステップS2
1に代えてステップS31を行う点で異なる。ステップ
S31では、通常動作において、供給電圧Voutがバッ
テリ電源Vbよりも大きいときに、第1スイッチ回路S
1及び第2スイッチ回路S2を開状態にすると共に、第
3スイッチ回路S3を閉状態にする。
【0088】このステップS31では、上述のステップ
S21と同様の動作をする。すなわち、図8中の期間6
の終了時刻では第2動作モードであり、期間7の開始時
刻でモータ3の回転数を下げるときには、回生電力が発
生することにより第1キャパシタC1及びバッテリ電源
1に充電される。充電されると、供給電圧Voutがバッ
テリ電源Vbよりも大きくなり、ステップS19の判定
が「Yes」となり、ステップS31で図12に示す第
4動作モードになる。すると、第4動作モードでは、バ
ッテリ電源1にはダイオードD1が直列接続されている
ために、回生電流が第2キャパシタC2のみに供給され
る。
【0089】その後、期間8以降モータ3の回転数を上
げる、或いは一転速度運転のときには、第2キャパシタ
C2から放電が開始されるが、供給電圧Voutがバッテ
リ電源Vbよりも大きい限り第4動作モードを維持す
る。このとき、第2キャパシタC2とバッテリ電源1と
の間にはダイオードD1が挿入されているため、第2キ
ャパシタC2からの電流がバッテリ電源1に供給される
ことはなく、第2キャパシタ電圧VC2がバッテリ電源
Vbよりも大きいためにバッテリ電源1から流出するこ
とはない。
【0090】期間10以降引き続いてモータ3の回転数
を上げる、或いは一定速度の運転をすると、第2キャパ
シタC2は放電し続け、供給電圧Voutとバッテリ電源
Vbとが同値となると、ステップS19の判定が「N
o」になり、第2動作モードとなる。ここで、供給電圧
Voutとバッテリ電源Vbとが同値になったときのみ、
第2キャパシタC2とバッテリ電源1とが共に電流を出
力する並列状態になる。
【0091】このような第3実施形態に係る電源装置に
よれば、通常動作時に電力変換器2の供給電圧Voutが
バッテリ電源Vb以上なるときに、第2スイッチ回路S
2を開状態にして、第2キャパシタC2と、バッテリ電
源1及びダイオードD1とが、並列接続するようにした
ので、スイッチングによる電圧降下によるバッテリ電圧
の低下がないので、電力変換器2に高い電源電圧を供給
することができる。
【0092】[第4実施形態] 「第4実施形態に係る電源装置の構成」本発明は、例え
ば図13に示すように構成された第4実施形態に係る電
源装置に適用される。なお、上述した実施の形態と同様
の部分は同一符号を付することによりその詳細な説明を
省略する。
【0093】第4実施形態に係る電源装置は、バッテリ
電源1のバッテリSOC(バッテリ充電率)を示すバッ
テリSOC信号を検出するバッテリコントローラ6を備
え、バッテリSOC信号及び電圧検知回路4で検出され
た供給電圧Voutに基づいて第1スイッチ回路S1,第
2スイッチ回路S2及び第3スイッチ回路S3を制御す
る点で第2実施形態に係る電源装置と異なる。
【0094】「第4実施形態に係る電源装置の動作」上
述した第4実施形態に係る電源装置の動作について図1
4のフローチャートを参照して説明する。
【0095】図14によれば、ステップS41,ステッ
プS42、並びに初期化フローのステップS43〜ステ
ップS48は上述の第2実施形態のステップS13〜ス
テップS18と同じなのでその詳細な説明は省略する。
【0096】ステップS42で「Yes」と判定された
ステップS49において、制御回路5は、バッテリコン
トローラ6からのバッテリSOC信号からバッテリ電源
1のバッテリSOCが規定した所定値以上、例えば80
%以上であるときにはステップS50に進み、供給電圧
Voutがバッテリ電源Vbよりも大きいときには、第2
キャパシタC2のみに充電をするような第3動作モード
となり、ステップS50に戻る。一方、ステップS50
で供給電圧Voutがバッテリ電源Vb以下と判定したと
きにはステップS53で第2動作モードになり、ステッ
プS49に進む。
【0097】ステップS49では、制御回路5は、バッ
テリコントローラ6からのバッテリSOC信号からバッ
テリ電源1のバッテリSOCが規定した所定値以下、例
えば80%以下であるときにはステップS51に進み、
ステップS51で供給電圧Voutがバッテリ電源Vbの
2倍以上であるときにはステップS55で第1動作モー
ドとなり、ステップS51で供給電圧Voutがバッテリ
電源Vbの2倍未満であるときにはステップS54で第
2動作モードとなる。これにより、発生した回生電力を
第1キャパシタC1及び第2キャパシタC2並びにバッ
テリ電源1に充電する。そして、ステップS56での判
定により、供給電圧Voutが小さくなって供給電圧Vout
がバッテリ電源Vbと同じ値になるまでステップS51
〜ステップ56を繰り返してステップS49に戻る。
【0098】このような第4実施形態に係る電源装置に
よれば、バッテリSOCが高いときには第3動作モード
にして回生電力を第2キャパシタC2のみに充電するよ
うにし、バッテリSOCが低いときには第1動作モード
又は第2動作モードにして第2キャパシタC2のみなら
ずバッテリ電源1にも充電するようにした。
【0099】したがって、本実施の形態においては、モ
ータ3の減速時に発生する回生電力を、充電電流や充電
効率が低下し、バッテリで回生電力を充電できないバッ
テリSOC≧80%のような場合には、回生電力をキャ
パシタで充分に充電することができるので、回生電力を
有効に利用することができ、電力の利用効率を向上させ
ることができる。
【0100】[第5実施形態]本発明は、例えば図15
に示すように構成された第5実施形態に係る電源装置に
適用される。なお、上述した実施の形態と同様の部分は
同一符号を付することによりその詳細な説明を省略す
る。
【0101】第5実施形態に係る電源装置は、第1スイ
ッチ回路S1の配設位置をバッテリ電源1と第1キャパ
シタC1との間とした点で第4実施形態に係る電源装置
と異なる。
【0102】このような電源装置では、図16におい
て、上述のステップS52に代えて、第4動作モードと
なるステップS61とした点で第4実施形態に係る電源
装置の動作と異なり、供給電圧Voutがバッテリ電源V
bよりも大きいときのステップS31と同様である。
【0103】このような電源装置によれば、第3実施形
態に係る電源装置の効果と共に、第4実施形態に係る電
源装置の効果を発揮させることができる。
【0104】[第6実施形態] 「第6実施形態に係る電源装置の構成」本発明は、例え
ば図17に示すように構成された第6実施形態に係る電
源装置に適用される。なお、上述した実施の形態と同様
の部分は同一符号を付することによりその詳細な説明を
省略する。
【0105】この第6実施形態に係る電源装置は、第2
キャパシタC2の両極端子間の電圧を検知するキャパシ
タ電圧検知回路7を備える点で第1実施形態に係る電源
装置と異なる。
【0106】この電源装置における制御回路5は、供給
電圧Vout、キャパシタ電圧検知回路7で検出した第2
キャパシタ電圧VC2に基づいて第1スイッチ回路S1
の開閉を制御して、モータ3に電力供給をする。
【0107】「第6実施形態に係る電源装置の動作」上
述した第6実施形態に係る電源装置の動作について図1
8のフローチャート及び図3のタイミングチャートを参
照して説明する。ここで、制御回路5内には、第2キャ
パシタ電圧VC2の最大電圧VC2peakを記憶してい
る。
【0108】先ず、モータ3の駆動開始時には、制御回
路5は、第2キャパシタ電圧VC2がバッテリ電源Vb
よりも小さいため、ステップS71での判定が「No」
になり、第2キャパシタ電圧VC2をバッテリ電源Vb
以上にする初期化フローに進む(図3の期間0)。
【0109】このとき、モータ3は停止しており、第1
キャパシタ電圧VC1、第2キャパシタ電圧VC2及び
第1キャパシタC1と第2キャパシタC2が並列状態時
のキャパシタ電圧VCNは共に「0」になるため、供給
電圧Voutはバッテリ電源Vbとなり、また、最大電圧
VC2peakは、供給電圧Voutとバッテリ電源Vbとの
差と同じになるため、ステップS72での判定が「N
o」となる。従って、制御回路5は、期間0では、第1
スイッチ回路S1を閉状態に制御した第1動作モードに
する。
【0110】ここで、第1キャパシタC1及び第2キャ
パシタC2の並列接続時のキャパシタ電圧VCNがバッ
テリ電源Vbまで上昇する前に回生状態からモータ3の
回転数を上げる、或いは一定速度運転としたときには、
ステップS71での判定が「No」になり、第1キャパ
シタ電圧VC1及び第2キャパシタ電圧VC2の充電電
圧が放電され、最大電圧VC2peakが供給電圧Voutと
バッテリ電源Vbとの差より大きくなってステップS7
2での判定が「Yes」となる。従って、この状態で
は、制御回路5は、第1スイッチ回路S1を開状態とし
た第2動作モードに制御する(図3の期間2)。なお、
この時、第1キャパシタ電圧VC1は第2キャパシタ電
圧VC2よりも小さい。
【0111】次に、第2キャパシタ電圧VC2がバッテ
リ電源Vbとなると、ステップS71での判定が「Ye
s」となる。これにより、初期化フローを終了して、ス
テップS75に処理を進める(図3の期間3)。
【0112】通常動作では、ステップS75において、
第1スイッチ回路S1を閉状態にした第1動作モードで
動作する。そして、モータ3の回転数を上げる、或いは
一定速度運転をすると、供給電圧Voutが次第に上昇
し、時刻t13で供給電圧Voutがバッテリ電源Vbの
2倍以上となり、時刻t14でステップS77に処理を
進める。
【0113】ステップS77では、制御回路5は、第1
スイッチ回路S1を開状態にした第2動作モードにする
と、時刻t14〜時刻t15に亘って、第1キャパシタ
電圧VC1が急激に下がると共に、供給電圧Voutがバ
ッテリ電源Vbまで急激に下がる。
【0114】そして、第2動作モードのまま車両を力行
運転すると、第2キャパシタ電圧VC2が供給電圧Vou
tとバッテリ電源Vbとの差よりも小さくなるまで第2
動作モードでの運転をする。
【0115】次に、時刻t3以降からモータ3の回転数
を下げるときには、回生電力が発生するが、第2キャパ
シタ電圧VC2が供給電圧Voutとバッテリ電源Vbと
の差よりも大きいために、ステップS78での判定が
「No」になり、時刻t16までは第2動作モードで動
作する。
【0116】そして、回生状態が引き続き発生すると、
期間4の開始時刻で第2キャパシタ電圧VC2と、供給
電圧Voutとバッテリ電源Vbとの差とが同値になり、
ステップS78での判定が「Yes」となり、再度ステ
ップS75に戻って第1スイッチ回路S1を閉状態にし
て第1動作モードとなる。
【0117】この第6実施形態に係る電源装置によれ
ば、キャパシタ電圧検知回路7を設けて第2キャパシタ
電圧VC2を検知することにより、大容量キャパシタで
ある第2キャパシタC2の自然放電等の電圧低下により
発生する大きな突入電流が電力変換器2内の電圧平滑用
電解キャパシタや、第1キャパシタC1、第2キャパシ
タC2、スイッチ回路S1、バッテリ電源1に流入する
ことを防止することができる。
【0118】[第7実施形態] 「第7実施形態に係る電源装置の構成」本発明は、例え
ば図19に示すように構成された第7実施形態に係る電
源装置に適用される。なお、上述した実施の形態と同様
の部分は同一符号を付することによりその詳細な説明を
省略する。
【0119】第7実施形態に係る電源装置は、第1キャ
パシタC1の両極端子間の電圧を検知するキャパシタ電
圧検知回路8を備える点で第6実施形態に係る電源装置
と異なる。
【0120】この電源装置における制御回路5は、供給
電圧Vout、第2キャパシタ電圧VC2及びキャパシタ
電圧検知回路8で検出した第1キャパシタ電圧VC1に
基づいて第1スイッチ回路S1の開閉を制御して、モー
タ3に電力供給をする。
【0121】「第7実施形態に係る電源装置の動作」上
述した第7実施形態に係る電源装置の動作について図2
0のフローチャートを参照して説明する。
【0122】この電源装置では、第6実施形態において
予め制御回路5で保持している最大電圧VC2peakに代
えてキャパシタ電圧検知回路7で検出した第2キャパシ
タ電圧VC2を使用し、供給電圧Voutとバッテリ電源
Vbとの差を演算するのに代えてキャパシタ電圧検知回
路8で検出した第1キャパシタ電圧VC1を使用して、
第1スイッチ回路S1の開閉制御する。
【0123】すなわち、初期化フローにおけるステップ
S81では、キャパシタ電圧検知回路7で検出した第2
キャパシタ電圧VC2とキャパシタ電圧検知回路8で検
出した第1キャパシタ電圧VC1との大小比較をして第
1スイッチ回路S1の開閉を制御する。また、通常動作
におけるステップS82では、第2キャパシタ電圧VC
2と第1キャパシタ電圧VC1との大小比較をして、第
2動作モードから第1動作モードへの切り替えを制御す
る。
【0124】このような電源装置では、第6実施形態と
同様の効果を発揮することができる。
【0125】[第8実施形態] 「第8実施形態に係る電源装置の構成」本発明は、例え
ば図21に示すように構成された第8実施形態に係る電
源装置に適用される。なお、上述した実施の形態と同様
の部分は同一符号を付することによりその詳細な説明を
省略する。
【0126】第8実施形態に係る電源装置では、第1キ
ャパシタ電圧VC1を検出するキャパシタ電圧検知回路
8を設けた点で第1実施形態に係る電源装置と異なる。
【0127】このような電源装置では、第1実施形態が
供給電圧Voutに基づいて第1スイッチ回路S1を制御
するのに対し、第1キャパシタ電圧VC1に基づいて第
1スイッチ回路S1を制御する。
【0128】「第8実施形態に係る電源装置の動作」上
述した第8実施形態に係る電源装置の動作について図2
2のフローチャートを参照して説明する。
【0129】ここで、制御回路5は、第1キャパシタ電
圧VC1の最大電圧値VC1peakを記憶している。
【0130】図22において、ステップS91では、制
御回路5は、第1キャパシタ電圧VC1がバッテリ電源
Vb以上となるまでは初期化フローを行う。
【0131】初期化フローでは、図3の期間1の終了時
刻まではステップS92における判定が「No」となり
第1動作モードで動作し、回生電力で第1キャパシタ電
圧VC1が最大電圧VC1peakまで上昇すると、ステッ
プS92での判定が「Yes」となって第2動作モード
になる。そして、期間3のt13となると、第1キャパ
シタ電圧VC1がバッテリ電源Vbと同値となってステ
ップS91の判定が「Yes」になり、通常動作に移行
する。
【0132】通常動作では、第1キャパシタ電圧VC1
をキャパシタ電圧検知回路8により検出し、第1キャパ
シタ電圧VC1がバッテリ電源Vbより大きいか否かに
より第1動作モードと第2動作モードを切り替えるよう
に第1スイッチ回路S1を制御する。
【0133】時刻t13〜時刻t14、及び時刻t16
〜時刻t2’では、第1キャパシタ電圧VC1がバッテ
リ電源Vbより大きいので、ステップS95での判定が
「Yes」となり第1動作モードで動作する。また、時
刻t14〜時刻t16では第1キャパシタ電圧VC1が
バッテリ電源Vbよりも小さくなって第2動作モードに
なる。
【0134】これにより、このキャパシタ電圧検知回路
8では、第1キャパシタ電圧VC1をモニタするだけ
で、第1実施形態に係る電源装置と同様の効果を発揮す
ることができる。
【0135】なお、上述の実施の形態は本発明の一例で
ある。このため、本発明は、上述の実施形態に限定され
ることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明
に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に
応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施形態に係る電源装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した第1実施形態に係る電源装置
の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明を適用した第1実施形態に係る電源装置
の処理手順を示すタイミングチャートである。
【図4】第1動作モードにおける電源装置を説明するた
めのブロック図である。
【図5】第2動作モードにおける電源装置を説明するた
めのブロック図である。
【図6】本発明を適用した第2実施形態に係る電源装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明を適用した第2実施形態に係る電源装置
の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明を適用した第2実施形態に係る電源装置
の処理手順を示すタイミングチャートである。
【図9】第3動作モードにおける電源装置を説明するた
めのブロック図である。
【図10】本発明を適用した第3実施形態に係る電源装
置の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明を適用した第3実施形態に係る電源装
置の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】第4動作モードにおける電源装置を説明する
ためのブロック図である。
【図13】本発明を適用した第4実施形態に係る電源装
置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明を適用した第4実施形態に係る電源装
置の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明を適用した第5実施形態に係る電源装
置の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明を適用した第5実施形態に係る電源装
置の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明を適用した第6実施形態に係る電源装
置の構成を示すブロック図である。
【図18】本発明を適用した第6実施形態に係る電源装
置の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明を適用した第7実施形態に係る電源装
置の構成を示すブロック図である。
【図20】本発明を適用した第7実施形態に係る電源装
置の処理手順を示すフローチャートである。
【図21】本発明を適用した第8実施形態に係る電源装
置の構成を示すブロック図である。
【図22】本発明を適用した第8実施形態に係る電源装
置の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 バッテリ電源 2 電力変換器 3 モータ 4 電圧検知回路 5 制御回路 6 バッテリコントローラ 7 キャパシタ電圧検知回路 8 キャパシタ電圧検知回路 C1 第1キャパシタ C2 第2キャパシタ D1 ダイオード S1 第1スイッチ回路 S2 第2スイッチ回路 S3 第3スイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 7/72 H02M 7/72 Fターム(参考) 5G003 AA07 BA03 BA05 CA01 CA14 FA06 GB06 GC05 5H007 BB01 BB06 CB02 CC13 DC05 5H030 AA01 AS08 BB10 BB26 DD06 FF41

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量が異なり並列接続された複数のキャ
    パシタと、 上記複数のキャパシタに対して直列接続されたバッテリ
    と、 上記複数のキャパシタ及び/又はバッテリに充電された
    電力を負荷に対して供給する電力変換器と、 上記電力変換器に供給される電圧を検出する電圧検出回
    路と、 上記複数のキャパシタとバッテリとに対する上記電力変
    換器の接続関係を変更する第1スイッチ回路と、 上記電圧検出回路で検出された電圧に基づいて上記第1
    スイッチ回路の開閉を制御して、上記キャパシタを選択
    して上記電力変換器と接続させる制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 上記複数のキャパシタは、第1容量の第
    1キャパシタと、上記第1容量よりも大きな第2容量の
    第2キャパシタとからなり、 上記第1スイッチ回路は、上記バッテリと上記第2キャ
    パシタとの間に設けられ、 上記制御手段は、上記電圧検出回路で検出された電圧値
    に基づいて、上記第1スイッチ回路を閉状態にして上記
    第1キャパシタ、上記第2キャパシタ及び上記バッテリ
    を上記電力変換器に接続する第1動作モードと、上記第
    1スイッチ回路を開状態にして上記第1キャパシタ及び
    上記バッテリを上記電力変換器に接続する第2動作モー
    ドとを切り替え制御をし、上記第1キャパシタを充放電
    した後に上記第1動作モードと第2動作モードとを切り
    替えることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 上記第1キャパシタとバッテリとの間に
    設けられた第2スイッチ回路と、上記第2キャパシタと
    上記電力変換器とを接続するための第3スイッチ回路と
    を更に備え、 上記制御手段は、上記第1キャパシタの電圧がバッテリ
    から供給する電圧以上であるときには上記第2スイッチ
    回路を閉状態に制御すると共に上記第3スイッチ回路を
    開状態に制御し、上記第2キャパシタと上記電力変換器
    とを接続することを特徴とする請求項1記載の電源装
    置。
  4. 【請求項4】 上記バッテリの充電率を検出するバッテ
    リ充電率検出手段を更に備え、 上記制御手段は、上記バッテリ充電率検出手段で検出さ
    れたバッテリの充電率に基づいて上記第2スイッチ回路
    及び第3スイッチ回路を制御することを特徴とする請求
    項3記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 上記第3スイッチ回路を上記バッテリと
    上記第1キャパシタとの間に配設し、上記電圧検出手段
    で検出された電圧値に基づいて上記バッテリと上記第2
    キャパシタとを上記電力変換器に接続するように上記第
    3スイッチ回路を制御することを特徴する請求項3記載
    の電源装置。
  6. 【請求項6】 上記第2キャパシタの両端電圧を検出す
    る第2キャパシタ電圧検出手段を更に備え、 上記制御手段は、上記第2キャパシタ電圧検出手段で検
    出された電圧値に基づいて上記第1スイッチ回路を制御
    することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 上記第1キャパシタの両端電圧を検出す
    る第1キャパシタ電圧検出手段を更に備え、 上記制御手段は、上記第1キャパシタ電圧検出手段で検
    出された電圧値に基づいて上記第1スイッチ回路を制御
    することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006230068A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ制御装置
JP2010104116A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Nisshinbo Holdings Inc 蓄電装置及び充電方法
JP2014147270A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Fukuoka Institute Of Technology Srモータの駆動回路およびその制御方法

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