JP2002314512A - 送信装置、受信装置及びプログラム - Google Patents

送信装置、受信装置及びプログラム

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JP2002314512A JP2001113123A JP2001113123A JP2002314512A JP 2002314512 A JP2002314512 A JP 2002314512A JP 2001113123 A JP2001113123 A JP 2001113123A JP 2001113123 A JP2001113123 A JP 2001113123A JP 2002314512 A JP2002314512 A JP 2002314512A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤り訂正に関する計算量を増大させずに伝送
誤りを減らし、従来方式よりも動画像品質を向上させる
ことができる通信システムを提供すること。 【解決手段】 送信装置1では、誤り訂正符号化された
データは、コピーデータ作成部13に出力される。コピ
ーデータ作成部13では、制御部16で決定されたコピ
ー作成数に従ってコピーデータを作成する。制御部16
は、伝送路モニタ部15で検出された伝送路状態に基づ
いて、動画像符号化レート、及び場合によりコピー作成
数を決定する。コピーデータが作成された後に、このコ
ピーデータ及び元データは、インタリーブ部14でイン
タリーブされる。受信装置2においては、元データは、
バッファ22aに格納し、コピーデータはバッファ22
b〜22nに格納される。データ選択部24において、
誤り訂正復号部23a〜23nにおける復号結果に基づ
いてバッファ22a〜22nに格納されているデータを
選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル通信シ
ステムにおいて使用される送信装置、受信装置及びプロ
グラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭内における無線ネットワーク
のインタフェースとして、W1394(Wireless139
4)に注目が集まっている。W1394とは、家庭内ネ
ットワークの有力インタフェースであるIEEE139
4を無線化したものであり、インターネットや音声デー
タなどの比較的低いビットレートの情報だけでなくビデ
オ信号のような高いビットレートの情報にまで対応可能
であることが期待されている。
【0003】W1394は、中央制御局であるハブステ
ーションと複数のステーションとからなる中央制御型の
システムである。ハブステーションは、システム内の全
てのステーションを管理しており、その制御情報は、ハ
ブステーションと各ステーションとの間で定期的に通信
される。
【0004】一方、データは、ステーション同士が直接
通信することを原則とし、場合によってはハブステーシ
ョンや他のステーションが中継を行うこともある。デー
タを通信する場合、W1394には、ベストエフォート
型の非同期転送方式であるAsync(Asynchronous)転送
と、帯域保証型の転送方式であるIso(Isochronou
s)転送の2つの転送方式がある。
【0005】図5は、W1394のフレーム構成を示す
図である。W1394のフレームは、Async転送を行う
非同期スロットと、Iso転送を行うIsoスロットと
から構成されており、リアルタイム性を必要とするデー
タを送信するステーションは、ハブステーションに対し
て必要な帯域分のIsoスロットを要求し、ハブステー
ションがIsoスロットを要求している各ステーション
にIsoスロットを割り当てる。Isoスロットを割り
当てられたステーションは、通信が終了するまで独占的
にそのIsoスロットを使用することができる。したが
って、動画像データや音声データは、Isoスロットで
転送することによって、リアルタイム性を確保すること
ができる。
【0006】図6は、W1394のIso転送における
画像通信のシステム構成を示す図である。Iso転送で
は、リアルタイム性の確保を最優先し、伝送誤りヘの対
策としてはRS(Reed-Solomon)(255,239)符号とインタ
リーブが用いられている。送信側ステーションにおい
て、入力した動画像データ(入力動画像信号)は、動画
像符号化部101でMPEG2等の画像符号化処理され
た後、MAC(MediaAccess Control)層において、例え
ば239バイト単位に分割される。次いで、動画像符号
化されたデータは、誤り訂正符号化部102でRS符号
化により、例えば239バイトのデータに16バイトの
パリティビットを付加し、1符号長255バイトとす
る。
【0007】図7は、Isoブロックを説明するための
図である。この255バイトの1単位を符号語と呼ぶ。
RS符号化後、さらに符号語4つ分を束ねる。この10
20バイトの1単位をIsoブロックと呼ぶ。このIs
oブロックをいくつか(例えば本発明の実施の形態では
4つ)束ねたものが上述のIsoスロットの1つとな
る。Isoブロックを形成した後、各Isoブロックを
255バイト×4のバッファに格納し、インタリーブ部
103でバイト単位でインタリーブをかける。その後、
データをPHY(Physical Layer Protocol)層に渡
し、直交振幅変調部104で16QAM(Quadrature A
mplitude Modulation)等で変調した後に無線チャネル
105で送信する。
【0008】一方、受信側ステーションにおいては、受
信したデータをPHY層の直交振幅復調部106で復調
し、MAC層に受け渡す。受信データは、MAC層のデ
インタリーブ部107でデインタリーブされ、誤り訂正
復号部108においてRS復号で伝送誤りが訂正され
る。さらに、誤り訂正されたデータは、動画像復号部1
09において、伸長された後に画面に表示される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、W1
394においては動画像通信を行う際、帯域保証型転送
であるIso転送を用い、Iso転送では、誤り対策技
術としてRS符号とインタリーブを用いている。しかし
ながら、W1394は高速転送方式であり、また家庭内
という環境から端末の移動速度が遅いため、フェージン
グの周期が長く、データに生じる伝送誤りのバースト長
は非常に長い。また、リアルタイム動画像の伝送におい
ては、許容遅延時間以内に符号語の受信及び誤り訂正・
画像復号を行うために、誤り訂正に必要な計算量を低減
する必要があり、情報に付加するRS符号の冗長度を増
やすことはできない。
【0010】したがって、バースト誤りがRS符号の訂
正能力を超えて、無線チャネルにおける伝送誤りを十分
に訂正することができないため、動画像の品質が劣化す
るという問題点がある。本発明はかかる点に鑑みてなさ
れたものであり、誤り訂正に関する計算量を増大させず
に伝送誤りを減らし、従来方式よりも通信品質を向上さ
せることができる送信装置、受信装置及びプログラムを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の送信装置は、所
定の符号化レートで入力されるデータを符号化する符号
化手段と、該符号化手段からの符号語のコピーデータを
作成するコピーデータ作成手段と、伝送路の状態に関す
る情報を入力し、伝送路の状態が所定の状態より悪い場
合に、前記符号化手段の符号化レートを下げて、前記コ
ピーデータ作成手段にコピーデータを作成させて、低い
符号化レートの元データ及びコピーデータを送信するよ
うに制御する制御手段とを備える。
【0012】また、前記符号化手段はN(自然数)分の
1に符号化レートを下げるものであり、前記コピーデー
タ作成手段はN−1個のコピーデータを作成するもので
あることで、下げた符号化レートに対応する帯域に合う
コピーデータを作成することができる。また、前記制御
手段は、前記元データとそのコピーデータとを異なるタ
イミングで送信するように制御することで、フェージン
グの影響をより小さくすることができる。
【0013】また、本発明の受信装置は、受信される元
データ及びそのコピーデータを同時に記憶する記憶手段
と、該記憶手段に記憶されている元データ及びそのコピ
ーデータの内で誤りの少ないデータを選択するデータ選
択手段とを備える。また、前記データ選択手段は、誤り
訂正符号の復号における誤り検出の結果に基づいてデー
タを選択することで、特別な検出手段を使用することな
く誤りを評価することができる。
【0014】また、前記データ選択手段は、誤り訂正が
可能であるデータがある場合にその内の任意のデータを
選択することで、簡易な判断手続きで正確な復号をする
ことができる。また、前記記憶手段にコピーデータが記
憶された場合に、符号化レートが低い符号語としてデー
タを復号する復号手段をさらに備えることで、コピーデ
ータが受信された場合には低い符号化レートの符号とし
て復号することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の送信装置及び受信装置で
は、伝送誤り対策として、符号化レートの制御とコピー
データの送信を用いる。チャネル状態が悪化した場合、
符号化レートを1/N(N:自然数)に落し、伝送情報
としては同一データをN個送ることによって、バースト
誤りの影響を軽減し、動画像などの通信品質を向上させ
る。なお、コピーデータは、互いに時間間隔をあけて送
信されることが望ましい。このように互いに時間間隔を
あけて送信されることにより、元データとコピーデータ
とが異なるフェージングを受けることになり、元データ
とコピーデータの両方が大きな伝送誤りを有する確率が
小さくなり、通信品質を向上させることができる。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施の形態に係る送信装置及び受信装置の構成を示すブロ
ック図である。送信装置1では、入力動画像信号が、制
御部16で決定された動画像符号化レートに従って、動
画像符号化部11でMPEG2等の画像符号化処理され
た後、誤り訂正符号化部12でRS符号化される。誤り
訂正符号化されたデータは、コピーデータ作成部13に
出力される。コピーデータ作成部13では、制御部16
で決定されたコピー作成数に従ってコピーデータを作成
する。制御部16は、伝送路モニタ部15で検出された
伝送路状態に基づいて、動画像符号化レート、及び場合
によりコピー作成数を決定する。決定された動画像符号
化レートは、動画像符号化部11に出力され、コピー作
成数はコピーデータ作成部13に出力される。コピーデ
ータが作成された後に、このコピーデータ及び元データ
は、インタリーブ部14でインタリーブされる。その
後、データをPHY層に渡し、変調した後に伝送路(無
線チャネル)で送信する。
【0017】一方、受信装置2においては、受信したデ
ータをPHY層で直交振幅復調した後、デインタリーブ
部21でデインタリーブし、バッファ22a〜22nに
出力する。元データは、バッファ22aに格納し、コピ
ーデータはバッファ22b〜22nに格納される。誤り
訂正復号部23a〜23nにおいて、バッファ22a〜
22nに格納されている各データについてそれぞれRS
復号で伝送誤りが訂正される。データ選択部24では、
誤り訂正復号部23a〜23nにおける誤り訂正の際
に、元データ及びそのコピーデータの内で誤りの少なか
ったデータを選択する。そして、訂正された誤りの少な
いデータは、動画像復号部25において、伸長された後
に画面に出力動画像信号として表示される。
【0018】次に、上記構成を有する通信システムの動
作について説明する。まず、送信装置(送信ステーショ
ン)について説明する。W1394では、送信装置1
(送信ステーション)と受信装置2(受信ステーショ
ン)との間の通信品質を測定するために、フレームの管
理エリアにおいて、ハブステーションの指示を受けた複
数のステーションが全ステーションに対してステーショ
ンSYNC信号を送信する。各ステーションは、そのス
テーションSYNC信号を受信し、受信信号の受信電力
を測定し、その測定結果をハブステーションに報告す
る。したがって、各ステーションは、常に他の全ステー
ションとの通信品質情報(受信電力)を保持している。
伝送路モニタ部15は、この通信品質情報である受信電
力を制御部16に出力する。
【0019】制御部16では、受信電力に基づいて動画
像符号化レートを決定する。例えば、送信ステーション
からのステーションSYNC信号の受信電力が基準値よ
りも低くなった場合、チャネル状態が悪いと判断し、動
画像の符号化レートを1/Nに下げる。動画像符号化レ
ートを下げることによって、半分空いたIsoスロット
の帯域を利用して、元の動画像データの送信後にN−1
個のコピーデータを送信する。すなわち、N個の同一デ
ータを送信する。ここで、コピーデータとは、送信デー
タを複製した、送信データと同一のデータをいう。
【0020】図2は、例としてN=2(1個のコピーデ
ータ)とした場合のコピーデータの送信間隔を示す図で
ある。ここで、コピーデータの送信間隔をDとする。コ
ピーデータは、MAC層において1020バイトの1I
soブロック単位で作成し、送信間隔Dで送信する。図
2において、D=1では、元の動画像データとコピーデ
ータを1Isoブロックずつ交互に送信する。ここで、
従来は符号化レートが本実施の形態の2倍であるので、
本実施の形態の1つの元Isoブロックの動画像データ
に対して2倍のデータ量であることが示されている。D
=2の場合は、元の動画像データを2Isoブロック続
けて送信した後にコピーデータを2Isoブロック分送
信する。以下、D=3,4,…の場合も同様である。
【0021】また、インタリーブは、D=1の場合は従
来方式と同様に1020バイトの1Isoブロックごと
にかけるが、D=2の場合には、2Isoブロック分を
まとめ、2040バイトのデータを255バイト×8の
バッファに格納し、バイト単位でかける。D=3では、
3Isoブロック分のデータをまとめてインタリーブを
行い、D=4では、4Isoブロック分のデータをまと
めてインタリーブを行う。
【0022】次に、受信装置(受信ステーション)につ
いて説明する。図3は、例としてN=2とした場合の受
信装置の構成を示す図である。バッファ22a,22b
を用いて、元データとそのコピーデータを別々に格納す
る。誤り訂正復号部23a〜23nは、元データとコピ
ーデータから255バイトの1符号語ずつ取り出し、各
符号語に生じた伝送誤りがRS復号によって訂正が可能
であるか、不可能であるかを調べる。
【0023】RS符号では、データに生じた伝送誤りが
訂正可能であるか不可能であるかを復号時に判定してい
る。したがって、データ選択部24は、元データの符号
語とコピーデータの符号語の復号結果を比較して、両方
とも符号語中の伝送誤りをRS復号によって訂正可能で
ある場合は元データの符号語を選択し、片方が訂正可能
でもう片方が訂正不可能な場合には、訂正可能な方の符
号語を選択する。また、両方の符号語とも伝送誤りを訂
正不可能である場合には、元データの符号語を選択す
る。
【0024】元データとコピーデータは、時間がずれて
送信されてくるので、フェージングの状態が異なると考
えられる。したがって、誤りが生じる割合が異なること
になる。このため、元データとコピーデータの両方が誤
って訂正が不可能である確率は低いと考えられる。この
結果、伝送誤りを減らして動画像品質を向上させること
ができる。
【0025】各符号語ごとに誤り訂正可能な方を選択
し、動画像復号に必要なデータ量が集まったら、MPE
G復号器(動画像復号部25)で動画像復号を行い、出
力動画像信号として再生する。N=3,4…としてN個
の同一データを送信した場合も同様に、N個の同一デー
タの符号語の中から誤り訂正可能な符号語を選択して動
画像を再生する。
【0026】次に、コピーデータ送信による遅延につい
て説明する。本発明の通信システムにおいて、コピーデ
ータ送信に伴って遅延が発生する。この場合の遅延と
は、絶対遅延時間のことであり、従来方式の動画像を入
力してから表示するまでにかかる時間をTcとし、本発
明方式の動画像を入力してから表示するまでにかかる時
間をTpとすると、ΔT=(Tp−Tc)である。ここ
では例として、符号化レートを1/2倍(N=2)、従
来方式における符号化レートを8Mbpsとし、本発明
方式における符号化レートを4Mbpsとした場合につ
いて検討する。
【0027】図4は、従来方式と本発明方式を用いて伝
送した場合のタイムチャートである。まず、従来方式に
おける符号化レート8Mbpsの動画像データがどのよ
うに伝送されるかについて説明する。W1394の1フ
レームは4msecであるから,1secでは1sec
/4msec=250フレームとなる。すなわち、8M
bits/250フレーム=32kbits/フレーム
=4kbytes/フレームより、1フレームで4kb
ytesのデータを送信すればよい。ここで、1Iso
ブロックは、1020bytesであるから、結局8M
bpsの動画像データを送信するために、1フレームに
4Isoブロックのデータを送信することになる。
【0028】一方、本発明方式D=1における伝送は次
のようになる。本発明方式の符号化レートは4Mbps
であるため、従来方式における1フレーム分のデータで
ある4Isoブロックのデータは、2Isoブロックの
データ量になる。しかしながら、同時にコピーデータを
送信するため、結局は4Isoブロックのデータ量にな
り、同じフレームで元IsoブロックとそのコピーIs
oブロックを送信することになるので、従来方式と同じ
時刻に動画像の復号を開始することができる。D=2の
場合は、D=1の場合と元IsoブロックとコピーIs
oブロックの送信順序が変わるだけであり、やはり同じ
フレームで元IsoブロックとそのコピーIsoブロッ
クを送信することになるので、従来方式と比べて遅延は
生じない。
【0029】次に、D=3の場合は、上述のようにイン
タリーブを3Isoブロックまとめてかけているため、
3Isoブロックのコピーデータが到着するまで復号を
開始することができない。したがって、2フレーム目の
伝送が完了するまで待たなければならず、従来方式と比
べて1フレーム分の遅延が生じる。
【0030】このように、コピー送信間隔D=2,4,
…,2n(n:自然数)の場合には、本発明方式は従来
方式よりも(D/2−1)フレーム、D=1,3,…,
2n−1(n:自然数)の場合には、((D+1)/2
−1)フレームの遅延が生じる。遅延フレーム数をFと
すると、遅延時間ΔTは(4×F)msecである。こ
こで、仮にD=10とした場合、F=4より4msec
×4=16msec遅延が生じることになる。
【0031】一方、動画像における1フレーム(ここで
はNTSCにおけるもの)の表示時間は33(≒100
0/30)msecであり、一般に33msec以下の
遅延であれば動画像通信の品質に影響しない。したがっ
て、本発明における遅延は、Dを適切に設定することに
より許容範囲内に収めることができ、リアルタイム動画
像通信の品質に影響を与えるものではないといえる。し
たがって、本発明では、コピーデータを送信することに
よって、リアルタイム性を損なうことなく、動画像品質
の向上を実現することができる。
【0032】本発明は上記実施の形態に限定されず、種
々変更して実施することが可能である。例えば、上記実
施の形態において記載したデータ長さ(スロット長やフ
レーム長)については特に限定されず適宜変更して実施
することが可能である。また、上記実施の形態では、動
画像データについて説明しているが、本発明は動画像デ
ータに限定されず、静止画像データや音声データにも適
用することが可能である。
【0033】さらに、本発明の送信装置及び受信装置
は、コンピュータを本送信装置又は受信装置として機能
させるためのプログラムでも実現される。このプログラ
ムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納さ
れていてもよい。このプログラムを記録した記録媒体
は、図1に示される送信装置又は受信装置に装填されて
いるROMそのものであってもよいし、また、外部記憶
装置としてCD−ROMドライブ等のプログラム読取装
置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取
り可能なCD−ROM等であってもよい。また、上記記
録媒体は、磁気テープ、カセットテープ、フロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、MO/MD/
DVD等、又は半導体メモリであってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の送信装置、
受信装置及びプログラムは、リアルタイム性を損なうこ
となく、動画像品質を向上させることができる。すなわ
ち、このシステムによれば、誤り訂正に関する計算量を
増大させずに例えばW1394のIso転送における伝
送誤りを減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る送信装置及び受信
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】例としてN=2とした場合のコピーデータの送
信間隔を示す図である。
【図3】例としてN=2とした場合の受信装置の構成を
示す図である。
【図4】従来方式と本発明方式を用いて伝送した場合の
タイムチャートである。
【図5】W1394のフレーム構成を示す図である。
【図6】W1394のIso転送における画像通信のシ
ステム構成を示す図である。
【図7】Isoブロックを説明するための図である。
【符号の説明】
1 送信装置 2 受信装置 11 動画像符号化部 12 誤り訂正符号化部 13 コピーデータ作成部 14 インタリーブ部 15 伝送路モニタ部 16 制御部 21 デインタリーブ部 22a〜22n バッファ 23a〜23n 誤り訂正復号部 24 データ選択部 25 動画像復号部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000004329 日本ビクター株式会社 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 (72)発明者 宇都宮 依子 神奈川県横浜市港北区日吉3−14−1 慶 應義塾大学理工学部内 (72)発明者 笹瀬 巌 神奈川県横浜市港北区日吉3−14−1 慶 應義塾大学理工学部内 (72)発明者 有田 武美 東京都港区芝2−31−19 通信・放送機構 内 (72)発明者 宇田川 智之 東京都港区芝2−31−19 通信・放送機構 内 (72)発明者 張 宏綱 東京都港区芝2−31−19 通信・放送機構 内 Fターム(参考) 5C059 KK31 MA00 RA04 RD03 RD05 RD07 RF05 RF21 RF25 SS06 TA60 TA71 TC21 TC22 TD11 UA02 UA05 UA32 UA38 5K014 AA01 BA08 CA04 CA05 DA01 FA01 FA16 GA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の符号化レートで入力されるデータ
    を符号化する符号化手段と、 該符号化手段からの符号語のコピーデータを作成するコ
    ピーデータ作成手段と、 伝送路の状態に関する情報を入力し、伝送路の状態が所
    定の状態より悪い場合に、前記符号化手段の符号化レー
    トを下げて、前記コピーデータ作成手段にコピーデータ
    を作成させて、低い符号化レートの元データ及びコピー
    データを送信するように制御する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする送信装置。
  2. 【請求項2】 前記符号化手段はN(自然数)分の1に
    符号化レートを下げるものであり、前記コピーデータ作
    成手段はN−1個のコピーデータを作成するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記元データとそのコ
    ピーデータとを異なるタイミングで送信するように制御
    することを特徴とする請求項1又は2記載の送信装置。
  4. 【請求項4】 コンピュータを、 所定の符号化レートで入力されるデータを符号化する符
    号化手段と、該符号化手段からの符号語のコピーデータ
    を作成するコピーデータ作成手段と、伝送路の状態に関
    する情報を入力し、伝送路の状態が所定の状態より悪い
    場合に、前記符号化手段の符号化レートを下げて、前記
    コピーデータ作成手段にコピーデータを作成させて、低
    い符号化レートの元データ及びコピーデータを送信する
    ように制御する制御手段とを備える送信装置として機能
    させるためのプログラム。
  5. 【請求項5】 受信される元データ及びそのコピーデー
    タを同時に記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶されている元データ及びそのコピーデ
    ータの内で誤りの少ないデータを選択するデータ選択手
    段とを備えることを特徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】 前記データ選択手段は、誤り訂正符号の
    復号における誤り検出の結果に基づいてデータを選択す
    ることを特徴とする請求項5記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 前記データ選択手段は、誤り訂正が可能
    であるデータがある場合にその内の任意のデータを選択
    することを特徴とする請求項6記載の受信装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段にコピーデータが記憶され
    た場合に、符号化レートが低い符号語としてデータを復
    号する復号手段をさらに備えることを特徴とする請求項
    5乃至7いずれかに記載の受信装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータを、 受信される元データ及びそのコピーデータを同時に記憶
    する記憶手段と、該記憶手段に記憶されている元データ
    及びそのコピーデータの内で誤りの少ないデータを選択
    するデータ選択手段とを備える受信装置として機能させ
    るためのプログラム。
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