JP2002313605A - モータの起動装置 - Google Patents

モータの起動装置

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JP2002313605A
JP2002313605A JP2001116587A JP2001116587A JP2002313605A JP 2002313605 A JP2002313605 A JP 2002313605A JP 2001116587 A JP2001116587 A JP 2001116587A JP 2001116587 A JP2001116587 A JP 2001116587A JP 2002313605 A JP2002313605 A JP 2002313605A
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JP
Japan
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center
electrode
thermistor element
contact
temperature coefficient
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JP2001116587A
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English (en)
Inventor
Keizo Iida
慶三 飯田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正特性サーミスタ素子の破壊時の割れ位置を
中心部に特定できる正特性サーミスタ素子の支持方法
と、割れたとき、確実に電力供給を遮断できるモータの
起動装置を提供する。 【解決手段】 正特性サーミスタ素子2は電極2aの周
縁部2cが支持手段1aに、電極2b上の対角部2dが
支持手段1bによって支持される。接触部3aは対角部
2cよりも僅かに正特性サーミスタ素子2の中心側に存
在する。接触部4aは一端部2dよりも僅かに正特性サ
ーミスタ素子2の中心側に存在する。当り部5aおよび
5bは正特性サーミスタ素子2の中心部と接触せずに対
向して設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気冷蔵庫やエア
コン等に搭載する圧縮機モータの起動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、モータの起動装置は、内蔵する正
特性サーミスタ素子が何らかの原因で破壊し故障した場
合、電気的オープン状態で故障するような内部構造が求
められている。
【0003】従来のモータの起動装置で故障時に電気的
オープン状態で故障するような内部構造のものとして
は、特開平9−134803号公報に示されているもの
がある。
【0004】以下、図面を参照しながら従来のモータの
起動装置を説明する。
【0005】図5は従来のモータの起動装置の内部構造
を示す平面図、図6は同モータの起動装置が故障した状
態を示す平面図、図7は同モータの起動装置が故障した
状態を示す側面図である。
【0006】図5から図7において、電気絶縁性樹脂の
ケース11の中央部に正特性サーミスタ素子12が電極
板13,14により保持されている。正特性サーミスタ
素子12は対向する2つの平面に電極12a,12bが
形成されている。
【0007】電極板13,14の接触点13b,14a
と正特性サーミスタ素子12との間には電気絶縁部材1
5,16がそれぞれ挟まれている。電極板13の接触点
13aは電極板14の接触点14aよりも正特性サーミ
スタ素子12の外周寄りに位置し、電極板14の接触点
14bは電極板13の接触点13bよりも正特性サーミ
スタ素子12の外周寄りに位置している。
【0008】電極板13,14は正特性サーミスタ素子
12への電気的入出力端子としての役割を担っている。
電極板13,14はその一部分がケース11内部の一端
部に延在し図6に示すようにモータに電力を供給するピ
ン端子部13c,14cが構成されている。
【0009】以上のように構成されたモータの起動装置
について、以下その故障時の動作を説明する。
【0010】モータの起動装置が使用される環境等によ
っては、正特性サーミスタ素子12が劣化し、正特性サ
ーミスタ素子12の電極12a,12bのエッジ部分1
2cからスパークが発生し、正特性サーミスタ素子12
が破壊する場合がある。
【0011】このとき、正特性サーミスタ素子12は一
部が欠けたり中央から2つ以上の部分に割れたりする
が、中央から2つ以上の部分に割れた場合、電極板1
3,14の接触点13a,13b,14a,14bの位
置関係から図6に示すように素子が破壊される。
【0012】このとき、電極板13の接触点13bに電
気絶縁部材15が、電極板14の接触点14aに電気絶
縁部材16が、挟まれており、電極板13,14は電気
的に絶縁されて正特性サーミスタ素子12への電力供給
が停止するというものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す上記従来の構成では正特性サーミスタ素子12の割
れ方が定まりにくいため、電気的オープン状態にならな
い場合があるという欠点があった。
【0014】一般に正特性サーミスタ素子は、通電状態
において、その中央部が最も温度が高くなり、破壊する
ときも中央部に沿って最も割れやすい。しかし実際に使
用される場合、正特性サーミスタ素子は何らかの手段に
よって支持されており、その支持部から熱が吸収され部
分的に温度を下げる。
【0015】したがって正特性サーミスタ素子が破壊す
る場合、その支持されていない部分的高温部に沿って破
壊しやすくなるが、上記従来の構成は電気絶縁部材1
5,16が電極板13,14の構造上正特性サーミスタ
素子12の中央部に近いところに比較的広い面積で位置
するため、正特性サーミスタ素子12の中央部の温度を
下げてしまい割れ方が定まらなくなってしまう。
【0016】その結果、図7の割れ21の場合には、正
特性サーミスタ素子12への給電が停止せず、正特性サ
ーミスタ素子12の破壊がさらに進行してしまい、モー
タの破損あるいはそれを使用している機器への破損へと
進んでしまう可能性があった。
【0017】本発明は、上記従来の課題を解決しようと
するもので、正特性サーミスタ素子12の異常時の割れ
位置が正特性サーミスタの中央部分になるようにしたも
のであり、どの位置で割れても、正特性サーミスタ素子
12への給電が停止され、機器の破損を防止することを
目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明は、電気絶縁材より成る容器状ケース内に、両面に
電極を有する円盤状の正特性サーミスタ素子を収納し、
前記素子を一方の電極面の周縁部に当接する電気絶縁性
の第1の支持手段と、該第1の支持手段と点対称となる
他方の電極面の周縁部に当接する電気絶縁性の第2の支
持手段、および前記第1の支持手段に対向し該第1の支
持手段より中心寄りで一方の電極面に圧接し給電する第
1の電極板と、前記第2の支持手段に対向し該第2の支
持手段より中心寄りで他方の電極面に圧接し給電する第
2の電極板にて所定位置に挟持すると共に、前記素子の
両電極面の略中心部に互いに相対向しかつ電極面とは所
定寸法離間する電気絶縁性の当り部を設けたことを特徴
とするものであり、正特性サーミスタ素子の中央部が最
も高温になりやすく異常時に正特性サーミスタ素子の中
央部分で割れを引き起こしやすくなるという作用を有す
る。
【0019】また請求項2記載の発明は、請求項1の当
り部をケースと一体に成形することにより、モータの起
動装置としての組立性を向上するという作用を有する。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のモータの起動装置の電極板を銅または銅合
金にしたもので、熱伝導がよくなり、放熱が促進される
ので、更に正特性サーミスタ素子の中央部が高温になり
やすいという作用を有する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のモータの起動装置
の実施の形態について図1から図4を用いて説明する。
【0022】図1は本発明の実施の形態におけるモータ
の起動装置の内部構造を示す正面図、図2は同じくモー
タの起動装置の内蔵する正特性サーミスタ素子が破壊し
た状態を示す正面図である。
【0023】図1から図4において、1は容器状のケー
スで、フェノール,不飽和ポリエステル,ポリフェニレ
ンサルファイド,ポリブチレンテレフタレートなどの電
気絶縁性に優れた樹脂で構成されている。
【0024】前記ケース1は内部に後記する円盤状の正
特性サーミスタ素子2を所定位置に収納できる空間1’
が形成され、さらにこの空間1’に互いに対向しかつ段
違いに突出する第1の支持手段1aと第2の支持手段1
bが形成されている。
【0025】前記円盤状のサーミスタ素子2は互いに平
行な電極が設けられた2面2a,2bを有する。前記サ
ーミスタ素子2は前記空間1’に収納された状態で一方
の電極面2aの周縁部2cが前記第1の支持手段1aに
当接支持され、他方の電極面2bは前記サーミスタ素子
2の中心を挟んで前記周縁部2cと対向する周縁部2d
が(つまりサーミスタ素子2の中心点に対して周縁部2
cと点対称となる位置2dにおいて)前記第2の支持手
段1bに当接支持されている。
【0026】3,4はステンレスあるいは銅合金等より
成り、電極面2a,2bに給電する第1の電極板と第2
の電極板である。両電極板3,4は一端にそれぞれ電極
面2aまたは2bに弾性的に圧接する接触部3a,3b
を有すると共に他端にはそれぞれケース1の隅角部に位
置してモータのクラスターピンに取り付けられるようピ
ン端子部3b,4bが設けられている。そして、前記第
1の電極板3の接触部3aは前記第1の支持手段1aと
対向しかつ該支持手段1aより少し中心よりの位置で電
極面2bに圧接し、該支持手段1aと共にサーミスタ素
子2を挟持している。また、前記第2の電極板4の接触
部4aは前記第2の支持手段1bと対向しかつ該支持手
段1bより少し中心よりの位置で電極面2aに圧接し、
該支持手段1bと共にサーミスタ素子2を挟持してい
る。
【0027】5a,5bはそれぞれ前記電極面2a,2
bの中央部6に対向しかつ該電極面2a,2bから少し
離間してケース1に一体成形された当り部である。
【0028】上記構成において、正特性サーミスタ素子
2は電力が供給されると発熱するが、周縁部2cおよび
2dは支持手段1a,1bおよび電極3,4によって放
熱される。一方、中心部分は放熱されないので外周部よ
り高温となり、異常時には図1の6に示す中心から割れ
やすくなる。
【0029】正特性サーミスタ素子2が図2に示すよう
に中心から割れた場合、電極板3,4は正特性サーミス
タ素子2に支持手段1b,1aを中心とする回転モーメ
ントを与え破片2h,2iの位置がずれて電気的オープ
ンとなる。
【0030】正特性サーミスタ素子2が図3に示すよう
に当り部5aおよび6bがない状態で中心部以外の位置
で割れると電極板3および電極板4で割れた正特性サー
ミスタ2が挟持されるため、電気的オープンにならな
い。しかし図4に示すように当り部5aおよび5bを設
けることにより、電極板3および電極板4に挟持される
ことがなくなるため、電気的オープンとなる。
【0031】また図1に示す当り部5aおよび5bをケ
ース1と一体で成形することによりモータの起動装置と
しての組立性を向上する。
【0032】また図1に示す電極板3および電極板4の
材料を銅または銅合金にすることにより熱伝導がよくな
り、放熱が促進されるので、更に正特性サーミスタ素子
2の中央部が高温になりやすく、中心から割れやすくな
るので電気的オープンになりやすくなる。
【0033】
【発明の効果】上記実施の形態から明らかなように、請
求項1記載の発明によれば、電気絶縁材より成る容器状
ケース内に、両面に電極を有する円盤状の正特性サーミ
スタ素子を収納し、前記素子を一方の電極面の周縁部に
当接する電気絶縁性の第1の支持手段と、該第1の支持
手段と点対称となる他方の電極面の周縁部に当接する電
気絶縁性の第2の支持手段、および前記第1の支持手段
に対向し該第1の支持手段より中心寄りで一方の電極面
に圧接し給電する第1の電極板と、前記第2の支持手段
に対向し該第2の支持手段より中心寄りで他方の電極面
に圧接し給電する第2の電極板にて所定位置に挟持する
と共に、前記素子の両電極面の略中央部に互いに相対向
しかつ電極面とは所定寸法離間する電気絶縁性の当り部
を設けたことを特徴とするものであるから、異常時に正
特性サーミスタ素子の割れが起きた場合でも二次不良を
誘発しない高い信頼性が得られるという効果がある。
【0034】また請求項2記載の発明によれば、請求項
1の当り部をケースと一体に成形することにより、モー
タの起動装置としての組立性を向上するという効果が得
られる。
【0035】また請求項3記載の発明によれば、請求項
1または請求項2記載のモータの起動装置の電極板を銅
または銅合金にすることにより、熱伝導がよくなり、放
熱が促進されるので、更に正特性サーミスタ素子の中央
部が高温になりやすいという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるモータの起動装
置の内部構造を示す正面図
【図2】上記モータの起動装置の内蔵する正特性サーミ
スタ素子が破壊した状態を示す正面図
【図3】同じく上記モータの起動装置の突起物がなく、
中心部以外で正特性サーミスタ素子が破壊した状態を示
す正面図
【図4】同じく上記モータの起動装置の正特性サーミス
タ素子が中心部以外で破壊した状態を示す正面図
【図5】従来のモータの起動装置の内部構造を示す正面
【図6】従来のモータの起動装置が故障した状態を示す
平面図
【図7】従来のモータの起動装置が故障した状態を示す
側面図
【符号の説明】
1 ケース 1a 第1の支持手段 1b 第2の支持手段 2 正特性サーミスタ素子 2a 第1の電極(電極面) 2b 第2の電極(電極面) 2c,2d 周縁部 3 第1の電極板 4 第2の電極板 5a,5b 当り部 6 素子中央部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁材より成る容器状ケース内に、
    両面に電極を有する円盤状の正特性サーミスタ素子を収
    納し、前記素子を一方の電極面の周縁部に当接する電気
    絶縁性の第1の支持手段と、該第1の支持手段と点対称
    となる他方の電極面の周縁部に当接する電気絶縁性の第
    2の支持手段、および前記第1の支持手段に対向し該第
    1の支持手段より中心寄りで一方の電極面に圧接し給電
    する第1の電極板と、前記第2の支持手段に対向し該第
    2の支持手段より中心寄りで他方の電極面に圧接し給電
    する第2の電極板にて所定位置に挟持すると共に、前記
    素子の両電極面の略中心部に互いに相対向しかつ電極面
    とは所定寸法離間する電気絶縁性の当り部を設けたこと
    を特徴とするモータの起動装置。
  2. 【請求項2】 当り部は電気絶縁材より成る容器状ケー
    スと一体に形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のモータの起動装置。
  3. 【請求項3】 電極板は銅または銅合金であることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のモータの起動装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103077789A (zh) * 2012-12-28 2013-05-01 孝感华工高理电子有限公司 一种安全ptc启动器

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