JP2002313199A - 開閉器 - Google Patents

開閉器

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JP2002313199A
JP2002313199A JP2001114390A JP2001114390A JP2002313199A JP 2002313199 A JP2002313199 A JP 2002313199A JP 2001114390 A JP2001114390 A JP 2001114390A JP 2001114390 A JP2001114390 A JP 2001114390A JP 2002313199 A JP2002313199 A JP 2002313199A
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JP
Japan
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arc
chamber
switch
time
movable contact
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Pending
Application number
JP2001114390A
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English (en)
Inventor
Katsunori Akutsu
克則 阿久津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2002313199A publication Critical patent/JP2002313199A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/70Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/7015Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid characterised by flow directing elements associated with contacts
    • H01H33/7023Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid characterised by flow directing elements associated with contacts characterised by an insulating tubular gas flow enhancing nozzle

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  • Circuit Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流遮断時のアーク時間が短くなることを防
止し、再発弧、再点弧の発生を防止する。 【解決手段】 電流遮断時に、第2のノズル8から固定
接触子1が抜け出ることにより、室11内のガス密度が
低下する。これにより、電流遮断初期においてアーク1
3が継続し、回復電圧の上昇が遅れる。したがって、回
復電圧が極間絶縁耐力を超えることがなくなり、再発
弧、再点弧の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉器に関し、例
えば、調相設備用開閉器に好適な開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、調相設備に用いる開閉器として
は、通常の遮断器をそのまま用いていた。遮断器は電流
遮断能力が高いため、調相設備における電流開閉では、
アーク時間が0〜数ミリ秒で電流遮断が行われる。この
ように短いアーク時間領域で消弧が行われると、電流遮
断時に立ち上がる極間回復電圧が遮断器の絶縁耐力を上
回った場合、極間閃絡が発生する。
【0003】上記のように短いアーク時間領域で電流遮
断が行われると、調相設備の場合、コンデンサ開放時に
は再点弧、リアクトル開放時には再発弧が発生すること
になり、調相設備に悪影響を与える。調相設備では、こ
れらの再点弧、再発弧を防止するために、位相制御開閉
等を行っている。このため、コントローラ、操作機構が
必要となり、コストの上昇を招いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電流遮断時の再点弧、
再発弧は、アーク時間が短いことにより発生する。した
がって、遮断性能の高い遮断器を使用した場合に、電流
遮断時のアーク時間が短くなることを防止する必要があ
る。本発明は、電流遮断時のアーク時間が短くなること
を防止した開閉器を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものである。本発明は、開閉器
に、電流遮断初期に接触子間のガス密度を低下させる手
段を設ける。本発明によれば、電流遮断時に固定接触子
と可動接触子との間にアークが発生した時、接触子間の
ガス密度が低下して消弧能力が低下し、アークが短時間
で消弧されることがなくなる。アークが継続することに
より、接触子間の回復電圧は低く抑えられ、固定接触子
と可動接触子の間の絶縁耐力の回復を上回ることがなく
なる。したがって、開閉器を調相設備の開閉に用いたよ
うな場合であっても、再点弧、再発弧を防止することが
できる。
【0006】本発明の上記ガス密度を低下させる手段
は、開閉器の投入状態で固定接触子及び可動接触子を内
部に収納する室と、この室の先端に形成され、前記固定
接触子の周囲を囲う第2のノズルと、前記室を前記可動
接触子と共に駆動する機構とから構成することができ
る。電流遮断時に可動接触子は固定接触子から開離し
て、両接触子間でアークが発生する。前記室は、可動接
触子と共に固定接触子から開離し、ノズルが固定接触子
に塞がれた状態で固定接触子が室内から出て行くので、
室内のガス圧力は低下する。これにより、アークは短時
間で消弧されることがなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図を用
いて説明する。図1は、本発明の開閉器をパッファ形遮
断器に適用した例を示す。図は、遮断器の主要部を断面
で示し、遮断器が投入され、固定接触子1と可動接触子
2が接触した状態を示す。可動接触子2は、遮断器の投
入時及び遮断時に、駆動機構(図示せず)により駆動さ
れ、図示上下方向に移動し、固定接触子1と接触又は開
離する。可動接触子2の内側は空洞とされ、ガス流路3
が形成される。
【0008】パッファシリンダ4が、可動接触子2と一
体に組み立てられ、可動接触子2と共に駆動機構により
駆動される。パッファシリンダ4は、固定部にあるパッ
ファピストン5と係合し、パッファ室6を形成する。パ
ッファシリンダ4に、絶縁物製の第1のノズル7が取り
付けられる。第1のノズル7の先端の開口は、間隔を空
けて固定接触子1の外周に対向する。以上説明した構成
は従来のパッファ形遮断器と同様である。
【0009】第1のノズル7の内側で可動接触子2の外
側に、絶縁物製の第2のノズル8が形成される。第2の
ノズル8の先端の開口は、小さい間隙を開けて固定接触
子1の外周と対向する。第1及び第2のノズル7,8の
間はガス流路9を形成し、パッファ室6内のガスを、ア
ーク発生部分に案内する。可動接触子2の内側のガス流
路3に障壁10が設けられる。第2のノズル8と障壁1
0により、固定接触子1と可動接触子2を収納する室1
1が形成されることとなる。障壁10に、開口が形成さ
れ、この開口に逆止弁12が設けられる。逆止弁12
は、室11内が室外より負圧のときに閉じ、室11内が
室外より高圧のときに開く。
【0010】図2を用いて、電流遮断時の動作を説明す
る。図1に示す遮断器の投入状態から、遮断指令が発せ
られると、駆動機構により、可動接触子2及びそれと一
体に組み込まれたパッファシリンダ4、ノズル7,8等
が図示下方に急速に移動する。可動接触子2が固定接触
子1から離れると、図2(A)に示すように両接触子間
にアーク13が発生する。この間、パッファシリンダ4
が下方へ移動し、パッファピストン5は固定であるた
め、パッファ室6内のガスが圧縮される。圧縮されたガ
スは、ガス流路9を通して、第1及び第2のノズル7,
8の間から吹き出るが、現時点では、固定接触子1の外
側に吹き付けられるだけで、アーク13に吹き付けられ
ることはない。
【0011】このとき、室11については、固定接触子
1が、二点鎖線で示す状態から室11の外に抜け出るの
で、室11内の容積が増大しガス圧力が低下する。この
とき、第2のノズル8は固定接触子1により塞がれ、ま
た、障壁10の開口は逆止弁12により塞がれている。
したがって、周囲からのガスの回り込みが少ないため、
室11内のガス密度が低下し、消弧能力が低下するの
で、アーク13が消滅することがない。
【0012】可動接触子2が更に下方へ移動すると、図
2(B)に示すように、第2のノズル8が固定接触子1
から離れる。すると、パッファ室6からガス流路9を通
して第1及び第2のノズル7,8の間から吹き出してい
たガスは、アーク13に吹き付けられる。アーク13
は、吹き付けられたガスにより冷却されて消弧される。
アーク13に吹き付けられたガスの一部は、室11内に
流入する。このとき、室11内はガスの流入によりガス
圧力が上昇するので、逆止弁12が開放し、ガスは、可
動接触子2内のガス流路3に放出される。
【0013】図3を用いて、以上説明した本実施形態の
パッファ形遮断器が再発弧、再点弧を防止する理由につ
いて、従来例と対比しながら説明する。図において、横
軸は時間で、縦軸は電圧である。時点t0(開極点)で
固定接触子1と可動接触子2が開離すると、遮断器極間
絶縁耐力Aは、接触子間の距離に応じて時間と共に上昇
していく。アーク13が消弧されると、極間の回復電圧
B、Cが急速に上昇していく。
【0014】従来の遮断器のように、短いアーク時間領
域、つまり、開極時点t0からアーク消弧時点t1まで
が短いと、急速に上昇する回復電圧Bが極間絶縁耐力A
を超えることとなり、その時点で極間閃絡が発生する。
一方、本実施形態のように、長いアーク時間領域、つま
り、開極時点t0からアーク消弧時点t2までが長い
と、回復電圧Cが上昇してもその時点では極間絶縁耐力
がそれ以上に高くなっているので、回復電圧が絶縁耐力
を上回ることがない。したがって、再発弧、再点弧の発
生を防止することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、電流遮断時のアーク時
間が短くなることを防止し、再発弧、再点弧のない開閉
器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパッファ形遮断器を示す図で
ある。
【図2】図1のパッファ形遮断器の動作を説明する図で
ある。
【図3】図1のパッファ形遮断器における、極間絶縁耐
力と回復電圧の関係を示す図である。
【符号の説明】
1…固定接触子 2…可動接触子 3…ガス流路 4…パッファシリンダ 5…パッファピストン 6…パッファ室 7…第1のノズル 8…第2のノズル 9…ガス流路 10…障壁 11…室 12…逆止弁 13…アーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流遮断初期に、接触子間のガス密度を
    低下させる手段を具備し、短いアーク時間領域での遮断
    能力を低下させ、再閃絡を防止することを特徴とする開
    閉器。
  2. 【請求項2】 開閉器の投入状態で、固定接触子及び可
    動接触子を内部に収納する室と、 この室の先端に形成され、前記固定接触子の周囲を囲う
    第2のノズルと、 前記室を前記可動接触子と共に駆動する機構と、 を具備することを特徴とする開閉器。
  3. 【請求項3】 前記開閉器がパッファ形遮断器であり、
    前記室がパッファシリンダ内に配置される請求項2に記
    載の開閉器。
  4. 【請求項4】 前記開閉器は調相設備用開閉器である請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の開閉器。
JP2001114390A 2001-04-12 2001-04-12 開閉器 Pending JP2002313199A (ja)

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