JPH01298619A - ガス負荷断路器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、ガス負荷断路器の改良に関する。

Ｂ６発明の概要 本発明は、同一直線上で相対的に移動することで当接・
離反自在な固定アーキングコンタクトと可動アーキング
コンタクトとを絶縁ガス中に設けたガス負荷新路器にお
いて、 一対のコンタクトの当接部を囲繞するとともにこれらと
の間に閉塞された蓄圧ガス室を形成する絶縁ノズルを、
一方のコンタクトに固定して設けることにより、 他方のコンタクトが絶縁ノズルから抜ける際であってア
ークが再点弧しない極間距離となったときに、アークの
発生によって高圧になった蓄圧ガス室の絶縁ガスがアー
クに吹きつけられ、確実に消弧するようにしたものであ
る。

Ｃ９従来の技術 小電流、ループ電流、負荷電流をしゃ断するガス負荷新
路器として、バッファ形新路器が用いられる。バッファ
形断路器は圧縮された絶縁ガスを極間に吹きつけて消弧
するものである。

従来のガス負荷断路器の構造を第３図に示す。

図のように、ガス負荷断路器は固定ユニットｌと可動ユ
ニット２とをＳ　Ｆ　ａガス等の絶縁ガス中に設けて構
成される一０固定ユニットｌは、中空の固・定主コンタ
クト３と、その内部中央に設けた固定アーキングコンタ
クト４とで構成される。一方、可動ユニット２は、先端
部以外が中空に形成されるとともに先端部が可動主コン
タクト５となり図中の左右方向へ駆動されるバッファシ
リンダ６と、バッファシリンダ６の先端軸心部に固着さ
れた可動アーキングコンタクト７と、可動アーキングコ
ンタクト７を覆うようにしてバッファシリンダ６の先端
部に固着されるとともに先端部に挿通孔８を有しかつ可
動アーキングコンタクト７との間に放出路９を形成する
絶縁ノズル１０と、ロッド１１を介して図示しない固定
部に固定されるとと乙にバッファシリンダ６内を摺動自
在なピストン１２とで構成される。１３はバッファ室、
１４はシール材である。

斯かるガス負荷新路器においては、バッファシリンダ６
を図中の左方へ駆動して閉路する際にバッファ室１３に
絶縁ガスが吸引されて蓄積され、パブファンリンダ６を
図中の右方へ駆動して断路する際にバッファ室１３の絶
縁ガスか第３図に示すように放出路９から放出される。

絶縁ガスは固定アーキングコンタクト４と可動アーキン
グコンタクト７との間に発生するアークに吹きつけられ
て消弧し、その後、挿通孔８を通って排出される。

バッファシリンダ６の駆動速さは一般に２〜３ｍ／Ｓで
ある。

Ｄ９発明が解決しようとする課題 ところが、バッファ室内の絶縁ガスを圧縮しながらバッ
ファシリンダを駆動することになるため、大きな駆動力
を有する大きな駆動手段が必要となるだけでなく、絶縁
ガスを圧縮するためのピストン等が必要になるため、コ
スト高になるだけでなく故障の頻度が高い。

そこで本発明は、斯かる課題を解決したガス負荷断路器
を提供することを目的とする。

Ｅ１発明の構成 斯かる目的を達成するための本発明の構成は、同一直線
」二で相対的に移動することで当接・離反自在な固定ア
ーキングコンタクトと可動アーキングコンタクトとの一
対のコンタクトを絶縁ガス中に設け、一対のコンタクト
の当接部を囲繞する絶縁ノズルの基端部をいずれか一方
のコンタクトに固着する一方、先端部に挿通孔を形成し
て該挿通孔に摺動自在に他方のコンタクトを挿通し、一
対のコンタクトと絶縁ノズルとの間に蓄圧ガス室を形成
したことを特徴とする。

Ｆ、作用 断路する際において、絶縁ノズル内で、固定アーキング
コンタクトから可動アーキングコンタクトが離れると、
極間にアークが発生し、このアークの熱によって蓄圧ガ
ス室内の絶縁ガスの温度が上昇し、その結果、絶縁ガス
の圧力が上昇する。

そして、他方のコンタクトが絶縁ノズルの挿通孔から抜
けると同時に、蓄圧ガス室内の高圧の絶縁ガスが極間の
アークに吹きつけられ、消弧する。

Ｇ、実施例 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。なお、本実施例は従来のガス負荷新路器の一部を
改良したものなので、同一部分には同一符号を付し、異
なる部分のみを説明する。

（ａ）実施例の構成 小電流域のしゃ断は、絶縁ガス中で比較的低速で開路す
るだけで行えるが、負荷電流、ループ電流のように電流
値が大きくなると、ガス圧を高めてアークに吹きつけな
いとしゃ断できなくなる。

本発明は、アークの発生熱によって高圧になりＪこ絶縁
ガスを吹きつけることで、駆動手段を用いずにこれを可
能にしたものである。

第１図に示すように、先端部以外が中空に形成された駆
動ロッド１７の先端の軸心位置に、スリーブ状の可動ア
ーキングコンタクト７が形成され、そのまわりに可動主
コンタクト５が形成される。

駆動ロッド１７は図示しない駆動手段により図中の左右
方向へ移動可能である。

固定主コンタクト３と可動主コンタクト５との内側には
、固定アーキングコンタクト４と可動アーキングコンタ
クト７との当接部を囲繞する絶縁ノズルＩＯが設けられ
る。絶縁ノズル１０は、これと一対のコンタクトとの間
に閉塞された蓄圧ガス室１５を形成するために設けられ
たものであり、円筒形に近い形状を有するとともにその
基端部が可動主コンタクト５の内側に固着され、先端部
に形成した挿通孔１６に固定アーキングコンタクト４が
摺動自在に挿通される。挿通孔１６は、絶縁ノズルｌＯ
の外部へ向かうにつれて内径寸法が大きく形成される。

（ｂ）実施例の作用 第１図に示すように、図示しない駆動手段によって駆動
ロッド１７が左方へ移動すると、固定アーキングコンタ
クト４が挿通孔１６を閉塞して蓄圧ガス室１５を密閉す
るとともに可動アーキングコンタクト７に嵌合する。こ
れが閉路時の状態である。

次に、第２図に矢印で示すように、ロヅド１７を右方へ
移動させると、図のように固定アーキングコンタクト４
と可動アーキングコンタクト７との間にアーク１８が発
生する。アーク１８は絶縁ガスが予め入り込んだ蓄圧ガ
ス室【５内で発生するので、絶縁ガスの温度が上昇して
蓄圧ガス室１５内の圧力が上昇する。

このあと、固定アーキングコンタクト４が挿通孔１６か
ら抜けると、高圧の絶縁ガスが蓄圧ガス室１５の内部か
ら挿通孔１６を通って外部へ放出され、この放出される
絶縁ガスによって、一対のコンタクトの極間に発生した
アークが消弧される。

極間距離が小さいときに絶縁ガスをアークに吹きつけて
消弧しても再点弧して異常電圧を発生することがあるが
、本発明では極間距離が相当大きくなってから絶縁ガス
を吹きつけるこ′とになるため、このようなことがない
。

なお、本実施例では可動アーキングコンタクトに絶縁ノ
ズルを固着したが、固定アーキングコンタクトに固定す
るようにしてもよく、後者の方が駆動力が少なくてすみ
有利である。

Ｈ１発明の詳細 な説明したように本発明によるガス負荷断路器によれば
、一対のコンタクト間に生じたアークに、アークの発生
熱で高圧になった絶縁ガスを吹きつけて消弧させる蓄圧
ガス室を設けたので、従来のようにバッファシリンダや
ピストンを設ける必要がなく、部品数が少なくてコスト
安となり、故障の頻度も少ない。

また、極間距離が小さいときにアークに絶縁ガスを吹き
つけて消弧しても再点弧して異常電圧を生じることがあ
るが、本発明では他方のコンタクトが挿通孔から抜けて
から絶縁ガスが吹きつけられるため、このようなことは
なく遮断能力が高い。

更に、断路時に絶縁ガスを圧縮することなく可動アーキ
ングコンタクトを駆動するので、従来に比べて駆動力の
小さな駆動手段ですむという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第！図、第２図は本発明によるガス負荷新路器の実施例
に係り、第１図は構成図、第２図は作用説明図、第３図
は従来のガス負荷新路器の断面図である。 ４・・・固定アーキングコンタクト、７・・・可動アー
キングコンタクト、ＩＯ・・・絶縁ノズル、１５・・・
蓄圧ガス室、ＩＯ・・・挿通孔。 フーーー可ｒアーキ）グコンタクト ４−−−１１ｆｆｉ！アーキシク゛コンタクト１ｏ−−
−ｅ遼スノス′°〕シ １５−一藁Ｊ〒刀゛ス室 １６−−−Ｎすｉｌ’Ａ。 ｎ゛スｐ召１斤路器、のホ宥六図（ホ分明）第１図 イ乍用説明囚（Ａ仝明） 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同一直線上で相対的に移動することで当接・離反自在な
   固定アーキングコンタクトと可動アーキングコンタクト
   との一対のコンタクトを絶縁ガス中に設け、一対のコン
   タクトの当接部を囲繞する絶縁ノズルの基端部をいずれ
   か一方のコンタクトに固着する一方、先端部に挿通孔を
   形成して該挿通孔に摺動自在に他方のコンタクトを挿通
   し、一対のコンタクトと絶縁ノズルとの間に蓄圧ガス室
   を形成したことを特徴とするガス負荷断路器。