JP2002312646A - Edi受発注システム及びedi対応型生産管理システム - Google Patents

Edi受発注システム及びedi対応型生産管理システム

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JP2002312646A
JP2002312646A JP2001115557A JP2001115557A JP2002312646A JP 2002312646 A JP2002312646 A JP 2002312646A JP 2001115557 A JP2001115557 A JP 2001115557A JP 2001115557 A JP2001115557 A JP 2001115557A JP 2002312646 A JP2002312646 A JP 2002312646A
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edi
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Application number
JP2001115557A
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Hiroyasu Hirayama
博康 平山
Atsushi Kimura
敦 木村
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発注者・受注者双方の労力を軽減することが
できるEDI受発注システム、及び受注者の生産管理を
支援する生産管理システムを提供する。 【解決手段】 EDIにより生産業務を受注する受注者
の生産管理を支援するEDI対応型生産管理システム2
であって、EDIに関するデータのアップロード及びダ
ウンロードを受け付ける外部のサーバ10に対してネッ
トワークを介して通信を行う通信手段と、当該受注者の
生産管理に関するデータを記憶した生産管理データベー
スと、前記サーバ10から前記ネットワークを介して生
産業務に関連した所定のデータをダウンロードするダウ
ンロード手段と、前記ダウンロードしたデータに基づい
て前記生産管理データベースを更新するデータベース更
新手段と、前記生産管理に関する所定のデータを前記ネ
ットワークを介して前記サーバ10に対してアップロー
ド要求を行うアップロード手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EDI(電子デー
タ交換;Electric Data Interchange)により受発注を
行うEDI受発注システム、及びEDIにより生産業務
を受注する受注者の生産管理を支援するEDI対応型生
産管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】EDIは、受発注、見積りなど、商取引
にかかわる情報をデジタル化し、コンピュータのネット
ワークを通じてやり取りする仕組みであり、受注者・発
注者双方の労力を軽減するものとして期待されている。
EDIについての先行技術としては、例えば、特開20
00−148785号公報「商取引管理システム」が知
られている。この商取引管理システムは、「1つの事業
に対して少なくとも3人以上のユーザ(企業、法人な
ど)が関連しながら商取引を管理する商取引管理システ
ムにおいて、あるユーザにおいて問題が発生したとして
も、事業全体として混乱を招くことなく効率的で円滑に
対処できるようにすることを目的」としている。そし
て、この商取引管理システムは、「企業間取引における
事務処理を電子化したEDIを用いた商取引管理システ
ムにおいて、商取引を行う1対1の当事者間でEDIに
よってやり取りされるEDIデータを、商取引管理を目
的とするサーバ内のデータベースにダウンロードするこ
とを特徴とする」という構成(代表クレーム)を有す
る。その結果、「1対1の当事者間でEDIによってや
り取りされるEDIデータから、その経路途中で所定の
情報を取り出して、データベースを構築するので、例え
ば商社が国際分業でOEM(顧客ブランド名を使った完
成品請負受注)事業を行う際に、該事業に関連して発生
する貿易取引の効率化を図ることができる。具体的に
は、図2(公報の図2)で説明したような階層構造の製
品製作系統の中で材料メーカに事故があった場合などで
も、最上位の製品組立企業は共通データベースにアクセ
スして材料メーカに関する情報を迅速かつ正確に知るこ
とができ、事業全体として混乱を招くことなく効率的で
円滑な対処が可能である。…」という効果を有する。
【0003】ところでこのEDIは、近年のインターネ
ットの普及を背景に、WebEDIと呼ばれるインター
ネットを用いたオープンなEDIへの移行が進み、業界
の垣根を越えて広く普及しつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、EDI
は発注者・受注者双方の労力を軽減することを目的とし
ているが、EDIが普及すると、膨大なデータの中から
目的とするデータにアクセスするのに手間取って(例え
ば受注者の側において必要なデータを入手するのに手間
取って)、逆に労力を要したりすることなどが想定され
る。また、生産業務を受注する受注者は零細である場合
が多く、また零細でない場合にしても生産管理がうまく
行えずに、生産コストが高くなったり納期を要したりす
ることがある。このため、EDIと生産管理とを連動す
ることが望まれる。また、生産管理ソフトは多数存在す
るが、これらは電子メール機能を主としており、EDI
データを生かしつつ受注者が独自の情報を付加すること
ができないという問題があった。よって、受注者が生産
管理ソフトを導入しても、結局データのインプット業務
(EDIデータの取込み業務)が発生し、業務効率の向
上が図れていないのが現状である。また、従来の生産現
場においては、受注者に郵送などされた紙ベースの図面
などの紛失や汚損が多く、再発行のFAXが毎日届き、
図面などの再発行業務が発注者の担当部局を煩わせてい
た。
【0005】そこで、本発明は、発注者・受注者双方の
労力を軽減することができるEDI受発注システム、及
び受注者の生産管理を支援する生産管理システムを提供
することを主たる課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(EDI受発注システ
ム)前記課題を解決した本発明のEDI受発注システム
(請求項1)は、(1)EDIによりネットワークを介
した受発注を行う際に必要なデータを管理するEDIデ
ータ管理手段と、(2)前記ネットワークを介した端末
装置からダウンロード要求を行う受注者に対応するデー
タを前記EDIデータ管理手段により抽出して、当該端
末装置に送信するダウンロード手段と、(3)前記ネッ
トワークを介した端末装置から受注者のアップロード要
求がなされたデータを受信して、前記EDIデータ管理
手段により当該受注者のデータを更新するアップロード
手段と、(4)前記端末装置からの前記ダウンロード要
求及びアップロード要求の認証を行う認証手段とを備え
ることを特徴とする。この構成によれば、端末装置から
ダウンロード要求があった場合は、ダウンロード手段が
対応するデータをEDIデータ管理手段により抽出して
ダウンロードを行う。このため、必要なデータに容易に
アクセスすることができる。また、アップロード要求に
対しては、アップロード手段が端末装置から送信される
データをアップロードし、EDIデータ管理手段がアッ
プロード要求を行った受注者のデータを更新する。
【0007】また、請求項2に記載のEDI受発注シス
テムは、請求項1の構成において、前記ダウンロード要
求を行う受注者に対応するデータが新規であるか否かを
判断し、新規のデータのみを抽出する第1のデータ抽出
手段を更に備えることを特徴とする。この構成によれ
ば、新しいデータのみがダウンロードされることにな
る。
【0008】また、請求項3に記載のEDI受発注シス
テムは、請求項1又は請求項2の構成において、前記ダ
ウンロード要求が、ダウンロードすべきデータを特定す
る情報を有する場合は、この情報により特定されたデー
タのみを抽出する第2のデータ抽出手段を更に備えるこ
とを特徴とする。この構成によれば、特定されたデータ
のみがダウンロードされることになる。なお、請求項2
の構成と加重される場合は、新規かつ特定されたデータ
のみがダウンロードされることになる。
【0009】また、請求項4に記載のEDI受発注シス
テムは、請求項1ないし請求項3の構成において、前記
受注者の利用に供される図面データを管理する図面管理
手段及び前記図面データを前記端末装置にダウンロード
する図面ダウンロード手段を更に備え、所定の図面デー
タを前記図面管理手段により抽出し、当該抽出した図面
データを前記図面ダウンロード手段により前記端末装置
に送信する構成を有することを特徴とする。この構成に
よれば、図面データのダウンロードが行われる。なお、
図面データは、DXF形式などの互換性のあるデータで
あることが好ましい。
【0010】また、請求項5に記載のEDI受発注シス
テムは、請求項1ないし請求項4の構成において、前記
EDI受発注システムが、前記ネットワークを介して前
記端末装置と通信する第1のサーバと、前記データ管理
手段を少なくとも備える第2のサーバと、前記第1のサ
ーバと前記第2のサーバとの間に設けられ前記第2のサ
ーバを保護するファイアウオールを含んで構成されるこ
とを特徴とする。この構成によれば、ファイアウオール
により重要なデータを有する第2のサーバが保護され
る。
【0011】(EDI対応型生産管理システム)また、
前記課題を解決した本発明の生産管理システム(請求項
6)は、EDIにより生産業務を受注する受注者の生産
管理を支援するため、(1)EDIに関するデータのア
ップロード及びダウンロードを受け付ける外部のサーバ
に対してネットワークを介して通信を行う通信手段と、
(2)当該受注者の生産管理に関するデータを記憶した
生産管理データベースと、(3)前記サーバから前記ネ
ットワークを介して生産業務に関連した所定のデータを
ダウンロードするダウンロード手段と、(4)前記ダウ
ンロードしたデータに基づいて前記生産管理データベー
スを更新するデータベース更新手段と、(5)前記生産
管理に関する所定のデータを前記ネットワークを介して
前記サーバにアップロードするアップロード手段とを備
えることを特徴とする。この構成によれば、ダウンロー
ドされたデータにより生産管理データベースが更新され
るので、生産管理システムとEDIを連動することがで
きる。なお、生産管理データベースは、生産管理に関す
る種々のデータを記憶するものである。
【0012】また、請求項7に記載の生産管理システム
は、請求項6の構成において、前記ダウンロードの対象
となるデータが発注者からの注文情報、検収情報であ
り、前記アップロードの対象となるデータが発注者に対
する注文諾否情報、納期回答情報及び見積回答情報であ
ることを特徴とする。これらの情報は、EDIにより交
換される情報(データ)の主たるものである。このた
め、生産管理システムとEDIシステムの連動がより確
実になる。
【0013】また、請求項8に記載の生産管理システム
は、請求項6又は請求項7の構成において、前記ダウン
ロードの対象となるデータが発注にかかる案件のCAD
データであることを特徴とする。この構成によれば、受
注者の側で図面の出力を何度でも行うことができる。
【0014】また、請求項9に記載の生産管理システム
は、請求項6ないし請求項8の構成において、材料管理
機能、内作工程管理機能、外注工程管理機能及び/又は
在庫管理機能を含んで構成される工程管理手段を更に備
えることを特徴とする。工程管理手段は、生産管理の重
要な部分をなすものである。なお、内作工程管理機能
は、受注者自らが生産を行う場合(内作の場合)の工程
を管理する機能である。また、外注工程管理機能は受注
者が受注内容の一部(あるいは全部)を外部に委託して
生産させる場合の工程を管理する機能である。
【0015】また、請求項10に記載の生産管理システ
ムは、請求項6ないし請求項9の構成において、トータ
ルコスト分析機能を含んで構成される売上管理手段を更
に備えることを特徴とする。トータルコスト分析機能
は、例えば、EDIにより外部のサーバから得られるデ
ータ、売上に関するデータ、固定費や変動費に関するデ
ータなどに基づいて、コスト分析などを行う機能であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のEDI受発注シス
テム及び生産管理システムの実施形態を、図面を参照し
て詳細に説明する。
【0017】≪EDI受発注システム≫まず、EDI受
発注システムを、図面を参照して説明する。図1は、本
実施形態のEDI受発注システムの全体構成を示すブロ
ック図である。図2は、WebEDIサーバの構成を示
すブロック図である。図3は、EDIサーバの構成を示
すブロック図である。図4の、(a)はEDIデータベ
ースの論理構成図であり、(b)は注文情報テーブルの
うち、ダウンロードファイル生成の対象となるデータを
示す図であり、(c)は注文情報テーブルのうち、アッ
プロードファイルにより更新(書き込み)されるデータ
及び更新態様を示す図である。
【0018】図1に示すように、本実施形態のEDI受
発注システム1は、主としてWebEDIサーバ10及
びEDIサーバ20により構成される。そして、このE
DI受発注システム1は、受注者端末装置であるWeb
クライアント30との間でEDIに関するデータのダウ
ンロード及びアップロードを行うことで、受注者と発注
者の間のEDIによる商取引(受発注)を実現する。な
お、本実施形態のEDI受発注システム1は、発注者の
管理下に置かれる。
【0019】〔WebEDIサーバ〕WebEDIサー
バ10のハードウェア構成を説明する(図2参照)。W
ebEDIサーバ10は、主制御装置11、記憶装置1
2、入出力装置13、通信制御装置14、バス15など
から構成される。主制御装置11は、CPU(Central
Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)
などから構成され、WebEDIサーバ10を統括的に
制御する。この主制御装置11には、WWWサーバプロ
グラム、ダウンロード手段、アップロード手段、認証手
段などが起動している。記憶装置12は、ハードディス
ク、RAMなどから構成される。この記憶装置12に
は、アップロードファイル及びダウンロードファイルが
一時記憶されるほか、認証データベース、ホームページ
データなどが記憶されている。入出力装置13には、キ
ーボード、マウス、モニタなどがI/O装置を介して接
続されている。通信制御装置14は、モデムなどから構
成され、TCP/IP(Transport Control Protocol/
Internet Protocol)で通信を行う機能を有し、インタ
ーネットによる情報の送受信を実現する。また、通信制
御装置14は、EDIサーバ20と情報の送受信を行う
ため、LAN(Local Area Network)接続用のNIC
(Network Interface Card)をその構成に有する。
【0020】主制御装置11に起動しているプログラム
類を説明する(図2参照)。WWWサーバプログラム
は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)により
インターネット上の他のサーバや受注者のWebクライ
アント30などに種々の情報を提供したり、種々の情報
を取得したりする基盤プログラムである。ダウンロード
手段は、Webクライアント30から送信されるダウン
ロード要求に応答して、EDIサーバ20のEDIデー
タベースからダウンロード要求を行った受注者に対応す
るデータを検索・抽出してダウンロードファイルとし
(図2及び図3参照)、これをWebクライアント30
にダウンロードする機能を有するプログラムである。ア
ップロード手段は、Webクライアント30から送信さ
れるアップロードファイルを伴うアップロード要求を受
信し、EDIサーバ20が管理するEDIデータベース
を更新する機能を有するプログラムである。なお、ED
Iサーバ20(データベース管理手段)は、請求項の
「データ管理手段」に相当する。ちなみに、ダウンロー
ドファイル及びアップロードファイルは、共に数値(デ
ータ)をコンマで区切ったCSV(Comma Separated Va
lue)形式ファイルである。認証手段は、WebEDI
サーバ10にアクセスする受注者を認証するための手段
である。具体的には、認証手段は、取引先コードとパス
ワードの入力を受注者に対して要求し、受注者が入力し
た取引先コードとパスワードを記憶装置12に記憶され
ている認証データベースのデータと比較して認証を行
う。なお、主制御装置11には、前記以外にOS(Oper
ating System)及びNOS(Network Operating Syste
m)が起動している。NOSは、EDIサーバ20との
通信を、所定のプロトコルで実現する機能を有するネッ
トワーク基本ソフトウェアである。
【0021】記憶装置12に記憶されているデータ類を
説明する(図2参照)。ダウンロードファイルは、前記
のとおりダウンロード用のCSV形式ファイルである。
アップロードファイルは、前記のとおりアップロード用
のCSV形式ファイルである。認証データベースは、W
ebEDIサーバ10にアクセスする受注者を認証する
ためのデータベースであり、取引先コードとパスワード
をフィールドに有する。ホームページデータは、インタ
ーネット上のホームページによりEDIデータの送受信
を行うために必要となる種々のデータである。ホームペ
ージデータは、HTML(Hyper Text Markup Languag
e)形式などにより作成されている。なお、記憶装置1
2におけるダウンロードファイル及びアップロードファ
イルは、ダウンロード及びアップロードの際に、一時的
に記憶されるファイルであり、データベースではない。
この点、従来の技術における特開2000−14878
5号公報の「1対1の当事者間でEDIによってやり取
りされるEDIデータから、その経路途中で所定の情報
を取り出して(ダウンロードして)、データベースを構
築する」のとは異なる。
【0022】〔EDIサーバ〕EDIサーバ20のハー
ドウェア構成を説明する(図3参照)。EDIサーバ2
0は、主制御装置21、記憶装置22、入出力装置2
3、通信制御装置24、バス25などから構成される。
主制御装置21は、CPU、RAMなどから構成され、
EDIサーバ20を統括的に制御する。この主制御装置
21には、後記するEDIデータベースを管理するため
のデータベース管理手段などが起動している。記憶装置
22は、ハードディスクなどから構成される。この記憶
装置22には、EDIデータベースが記憶されている。
入出力装置23には、キーボード、マウス、モニタなど
がI/O装置を介して接続されている。通信制御装置2
4は、WebEDIサーバ10などと情報の送受信を行
うため、LAN接続用のNICなどから構成される。
【0023】主制御装置21に起動しているプログラム
類を説明する(図3参照)。データベース管理手段は、
EDIに関連する種々のデータを記憶したEDIデータ
ベースへのデータの書き込み、消去、更新、抽出などを
統括的に管理する機能を有する。また、ダウンロード要
求の際には、EDIデータベースから対応するデータを
実際に抽出する機能を有する(特許請求の範囲における
第1及び第2のデータ抽出手段に相当する)。また、デ
ータベース管理手段は、アップロード要求の際には、E
DIデータベースを実際に更新する機能を有する。ちな
みに、本実施形態での第1のデータ抽出手段は、新規の
データのみをEDIデータベースから抽出するものであ
る。また、本実施形態における第2のデータ抽出手段
は、新規のデータであるか否かにかかわらずダウンロー
ド要求により特定されたデータのみをEDIデータベー
スから抽出するものである。なお、主制御装置21に
は、前記以外にOS及びNOSが起動している。NOS
は、WebEDIサーバ10などとの通信を実現する機
能を有する。また、発注者の社内のネットワークと接続
して通信を実現する機能を有する。
【0024】記憶装置22に記憶されているデータ類を
説明する(図3及び図4参照)。図4(a)に示すED
Iデータベースは、手配番号、取引先コード、注文情報
テーブル、ダウンロード未/済フラグなど、EDIによ
る取り引きに必要となる種々のデータをデータベース化
して記憶している。手配番号は少なくとも案件ごとにユ
ニークなものになっている。取引先コードは、認証デー
タベースにおける取引先コードと同じであり、受注者ご
とにユニークなものになっている。注文情報テーブル
は、発注者が注文(発注)を予定している案件について
の注文条件(発注条件)などを記述したデータ及びこれ
に応答するデータなどが項目(項目名)になっている。
前者の注文条件などを記述したデータは、ダウンロード
ファイル生成の対象となるデータであり(図4(b)参
照)、ダウンロード要求があった場合は、これらデータ
が注文情報テーブルから抽出されてダウンロードファイ
ルが生成される。後者の応答するデータは、アップロー
ドファイルの値により更新されたり、SYSTEMDATEがセッ
ト(設定)されたり、フラグ類がセット(設定)され
る。特許請求の範囲の注文情報は、図4(b)のデータ
から適宜抽出される。以下、注文情報テーブルのうち、
図4(b)にかかるデータを注文情報という。また、特
許請求の範囲の注文諾否情報、納期回答情報及び見積回
答情報は、図4(c)のデータから構成される。
【0025】図4(a)の検収情報は、納品された製品
などを検収した結果の情報である。図4(a)のダウン
ロード未/済フラグは、受注者(Webクライアント3
0)からのダウンロード要求の有無を識別するためのフ
ラグである。このフラグが「未」になっているのは、ま
だデータがダウンロードされていないことを意味する。
一方、このフラグが「済」になっているのは、既にデー
タがダウンロードされていることを意味する。補足する
と、ダウンロード要求があった場合には、ダウンロード
手段及びデータベース管理手段は、ダウンロード未/済
フラグが「未」になっているフィールドのデータのみを
抽出してダウンロードファイルを生成する。データベー
ス管理手段は、ダウンロードファイルを生成すると、ダ
ウンロード未/済フラグを「未」から「済」に書き換え
る。このようにすることで、同じデータが再度ダウンロ
ードの対象になることを防止する。なお、EDIデータ
ベースにダウンロードの対象になる新たなデータが書き
込まれるときは、ダウンロード未/済フラグは「未」に
設定される。なお、ダウンロード未/済フラグは、複数
のフラグから構成され、注文情報テーブルのデータのダ
ウンロードを細かく管理する。ちなみに、ダウンロード
及びアップロードについては、図示しないダウンロード
履歴テーブル及びアップロード履歴テーブルにより履歴
管理が行われる。
【0026】〔ファイアウオール〕図1に示すファイア
ウオールFWは、WebEDIサーバ10とEDIサー
バ20の間に設けられ(つまりインターネットの世界と
LANの世界の間に設けられ)、インターネット(We
bEDIサーバ20)を経由したEDIサーバ10への
悪意を持った侵入、例えばハッカ(hacker)などによる
EDIデータベースの改ざんや盗聴などを防止する機能
を有する。なお、WebEDIサーバ10は、前記した
ように一時的なファイルのみが置かれ、重要なファイル
(データ)は置かれない。ちなみに、WebEDIサー
バ10は特許請求の範囲における第1のサーバに相当
し、EDIサーバ20は特許請求の範囲における第2の
サーバに相当する。
【0027】〔Webクライアント〕受注者が使用する
Webクライアント30のハードウェア構成を説明する
(図5参照)。Webクライアント30は、主制御装置
31、記憶装置32、入出力装置33、通信制御装置3
4、バス35などから構成される。主制御装置31は、
CPU、RAMなどから構成され、Webクライアント
30を統括的に制御する。この主制御装置31には、W
WWブラウザプログラム、ダウンロード要求手段、アッ
プロード要求手段、データベース管理手段などが起動し
ている。記憶装置32は、ハードディスク、RAMなど
から構成される。この記憶装置32には、ダウンロード
ファイル及びアップロードファイルが一時記憶されるほ
か、生産管理データベースなどが記憶されている。入出
力装置33には、キーボード、マウス、モニタなどがI
/O装置を介して接続されている。通信制御装置34
は、モデムなどから構成され、TCP/IP(Transpor
t Control Protocol/Internet Protocol)で通信を行
う機能を有し、インターネットによるWebEDIサー
バ10との情報の送受信を実現する。
【0028】主制御装置31に起動しているプログラム
類を説明する(図5参照)。WWWブラウザプログラム
は、HTTPによりインターネット上のサーバ(例えば
WebEDIサーバ10)から種々の情報を取得した
り、提供したりする閲覧プログラムである。
【0029】ダウンロード要求手段は、ダウンロードフ
ァイルの送信を要求するダウンロード要求を、WebE
DIサーバ10に送信する機能を有するプログラムであ
る。ダウンロード要求には、ダウンロード要求を送信す
る受注者を特定するデータ(取引先コード)が添付され
ている。ちなみに、ダウンロード要求手段は、例えばVi
sual Basic(VB;マイクロソフト社の商標)などのプ
ログラミング言語で作成されている。ダウンロード要求
がなされると、WebEDIサーバ10のダウンロード
手段がダウンロードファイルを生成し、該ダウンロード
ファイルを、ダウンロード要求を送信したWebクライ
アント30に送信する。
【0030】アップロード要求手段は、アップロードフ
ァイルの送信(EDIサーバ20のEDIデータベース
の更新)を要求するアップロード要求を、WebEDI
サーバ10に送信する機能を有するプログラムである。
アップロード要求には、アップロード要求を送信する受
注者を特定するデータ(取引先コード)、手配番号及び
アップロードファイルが添付されている。ちなみに、こ
のアップロード要求手段も、前記したVBなどのプログ
ラミング言語により作成されている。アップロード要求
に際しては、受注者がアップロードすべきファイルを指
定してアップロード要求に添付する操作を行う。アップ
ロード要求がなされると、WebEDIサーバ10のア
ップロード手段がアップロード要求に添付されたアップ
ロードファイルをEDIサーバ20に転送し、EDIデ
ータベースに書き込む。
【0031】データベース管理手段は、受発注に関する
データが記憶された社内受発注データベースへのデータ
書き込み、消去、更新、抽出などを統括的に管理する機
能を有する。このデータベース管理手段は、ダウンロー
ド要求の際には、WebEDIサーバ10から送信され
たダウンロードファイルを、実際に分類整理して社内受
発注データベースに書き込む機能を有する。また、アッ
プロード要求の際には、WebEDIサーバ10に送信
するアップロードファイルを社内受発注データベースか
ら実際に抽出する機能を有する。
【0032】記憶装置32に記憶されているデータ類を
説明する(図5参照)。ダウンロードファイルは、ダウ
ンロード要求に応じてWebEDIサーバ10から送信
され、一時的に記憶装置32に記憶されるファイルであ
る。ダウンロードファイルは、前記したとおり注文情
報、検収情報などがその内容になっている。
【0033】アップロードファイルは、アップロード要
求の際にWebEDIサーバ10に送信されるファイル
であり、その都度受注者により生成されたり社内受発注
データベースから抽出され、一時的に記憶装置32に記
憶されるファイルである。アップロードファイルは、受
注者の選択により生成されるが、その内容は、受注者の
注文諾否情報、見積回答情報、納期回答情報などであ
る。なお、アップロードファイルが受注者によりその都
度生成される場合は、必要に応じて社内受発注データベ
ースの書き込みや更新が行われ、アップロードファイル
との整合が図られる。
【0034】社内受発注データベースは、受注者の社内
における受発注に関するデータなどが記憶されている。
社内受発注データベースは、ダウンロードファイルによ
りデータの書き込みや更新が行われたり、受注者の操作
によりデータの書き込みや更新が行われる。
【0035】次に、前記説明したEDI受発注システム
1によるEDIデータのダウンロード及びアップロード
の動作を説明する。図6は、Webクライアントに表示
される認証画面である。図7は、ダウンロードの動作を
説明するシーケンスチャートである。図8は、Webク
ライアントに表示されるダウンロード用Webページを
示す図である。図9は、EDI受発注システムのアップ
ロードの動作を説明するシーケンスチャートである。
【0036】なお、ダウンロード及びアップロードは、
受注者がWebクライアント30によりWebEDIサ
ーバ10にアクセスすることで行われる。WebEDI
サーバ10にアクセスすると、Webクライアント30
には図6に示す認証画面が表示される。つまり、受注者
は、取引先コード及びパスワードの入力が要求され、W
ebEDIサーバ10で認証を行うようになっている。
【0037】〔ダウンロード〕ダウンロードの際の動作
を、図7、図8などを参照して説明する。なお、図7に
おいて、符号のSは処理を意味する。
【0038】まず受注者は、Webクライアント30の
WWWブラウザプログラムによりWebEDIサーバ1
0にアクセスして認証を受けた後、図8に示すダウンロ
ード用Webページを表示する(S11)。受注者がダ
ウンロード用Webページに張り付けられたダウンロー
ドボタン(注文情報用のダウンロードボタン又は検収情
報用のダウンロードボタンのいずれか)をクリックする
と、ダウンロード要求がWebEDIサーバ10に送信
される(S12)。WebEDIサーバ10(ダウンロ
ード手段)は、Webクライアント30からのダウンロ
ード要求を受信するとEDIサーバ20に対してデータ
抽出要求を行う(S13)。データ抽出要求には、ダウ
ンロード要求を行った受注者を特定する取引先コードが
付記されている。EDIサーバ20(データベース管理
手段)は、取引先コードをキーにしてEDIデータベー
ス(図4参照)を検索し、ダウンロード未/済フラグが
「未」のデータを抽出する(S14)。そして、抽出し
たデータをWebEDIサーバ10に送信する(S1
5)。WebEDIサーバ10は、送信されたデータか
らダウンロードファイルを生成する(S16)。Web
EDIサーバ10は、ダウンロードファイルを生成する
とEDIサーバ20にダウンロードファイル生成通知を
行う(S17)。EDIサーバ20は、EDIデータベ
ースのダウンロードにかかるレコードのダウンロード未
/済フラグを「済」に書き換える(S18)。
【0039】同時にWebEDIサーバ10(ダウンロ
ード手段)は、生成したダウンロードファイルを、ダウ
ンロード要求を行ったWebクライアント30に送信す
る(S19)。Webクライアント30(ダウンロード
要求手段及びデータベース管理手段)は、ダウンロード
ファイルを受信すると(S20)、社内受発注データベ
ースの更新を行う(S21)。
【0040】このようにして発注者は、注文情報や検収
情報を、労力をかけずに受注者に確実に提供することが
できる。一方、受注者は、注文情報や検収情報を、労力
をかけずに確実に取得することができる。ダウンロード
されたデータは、受注者の社内で種々活用されたり検討
され、注文諾否などの意志決定がなされる。なお、ダウ
ンロードが完了した後は、通信状態の自動切断が行わ
れ、通信料金の節減が図られる。
【0041】〔アップロード〕アップロードの際の動作
を、図9などを参照して説明する。なお、図9におい
て、符号のSは処理を意味する。
【0042】まず受注者は、Webクライアント30の
WWWブラウザプログラムによりWebEDIサーバ1
0にアクセスして認証を受けた後、図示しないアップロ
ード用Webページを表示する(S31)。そして、ア
ップロードファイルを生成してアップロード要求に添付
し、アップロード要求を行う(S32)。アップロード
ファイルは、前記した注文諾否情報、納期回答情報、見
積回答情報などのいずれか1つ以上である(図4(c)
参照)。これら情報は、ダウンロードされた注文情報な
どに応答して、受注者がアップロードするものである。
【0043】WebEDIサーバ10は、アップロード
要求を受信するとEDIサーバ20に対してデータ更新
要求を行う(S34)。データ更新要求には、アップロ
ードファイルが添付されている。EDIサーバ20(デ
ータベース管理手段)は、データ更新要求に添付された
アップロードファイルを用いてEDIデータベース(図
4参照)の更新を行う(S35)。更新は、取引先コー
ドと手配番号が一致するEDIデータベースのレコード
が対象になる。EDIサーバ20は、EDIデータベー
スの更新が完了すると更新完了通知をWebEDIサー
バ10に送信する(S36)。なお、アップロードファ
イルによる注文情報テーブルの更新は、図4(c)のよ
うに行われる。WebEDIサーバは、更新完了通知を
受信するとWebクライアント30にアップロード完了
通知を行う(S37)。Webクライアント30は、ア
ップロード完了通知を行うと社内受発注データベースの
更新を行い(S38)、EDIサーバ20のEDIデー
タベースとのデータの整合などを図る。
【0044】このようにして発注者は、注文諾否情報、
納期回答情報、見積回答情報などを、労力をかけずに受
注者から確実に取得すること(注文情報に対する回答を
得ること)ができる。アップロードされたデータは、発
注者の社内で種々活用されたり検討され、発注の意志決
定がなされる。一方、受注者は、注文諾否情報などを、
労力をかけずに発注者に確実に提供することができる。
なお、アップロードが完了した後は、通信状態の自動切
断が行われ、通信料金の節減が図られる。
【0045】≪EDI対応型生産管理システム≫次に、
EDI対応型生産管理システムを、図面を参照して説明
する。図10は、EDI対応型生産管理システムを構成
するコンピュータのブロック図である。図11は、簡易
生産管理システムプログラムの機能を示す図である。図
12は、生産管理データベースの構造を示す図である。
【0046】EDI対応型生産管理システムは、受注者
の管理下に置かれ、EDIによる受発注に対応する機能
と受注者の社内における生産管理を行う機能を有する。
EDIによる受発注に対応する機能は、前記したEDI
受発注システムで説明したものと同じである。つまり、
EDI対応型生産管理システムは、前記したWebクラ
イアント30(図1、図5など参照)の機能を包含す
る。従って、前記したEDI受発注システム1と同一性
のある要素については、前記したEDI受発注システム
1の実施形態で説明した図面と同じ図面を参照すると共
に同一の符号を付し、その説明を省略することにする。
なお、この実施形態でのEDI受発注システム1では、
発注者が作成した図面を図面データとして発注者に電子
的に送信する機能を有する(図10の図面管理サーバ2
0’参照)。
【0047】〔EDI対応型生産管理システムの構成〕
EDI対応型生産管理システム2の構成を説明する(図
10参照)。EDI対応型生産管理システム2は、主制
御装置41、記憶装置42、入出力装置43、通信制御
装置44、バス45などから構成される。これらの内容
は、前記したWebクライアント30における主制御装
置31などと同じであるので、その説明を省略する。な
お、主制御装置41には、EDI対応型生産管理システ
ムの主要部を構成する簡易生産管理システムプログラム
が起動している。また、記憶装置42には、生産管理デ
ータベースが記憶されている。
【0048】主制御装置41に起動している簡易生産管
理システムプログラムを説明する(図10、図11など
参照)。図10及び図11に示すように、簡易生産管理
プログラムは、1.WebEDIサーバ接続機能、2.
受注管理機能、3.工程管理機能、4.検収・売上管理
機能を有し、これにより、受注者における生産管理及び
受注管理などを行う。
【0049】WebEDIサーバ接続機能は、EDI対
応型生産管理システム2を、インターネット経由でWe
bEDIサーバ10に接続(アクセス)する機能であ
る。このWebEDIサーバ接続機能は、1.1注文情報
ダウンロード、1.2注文諾否情報、納期回答情報、見積
回答情報アップロード、1.3検収情報ダウンロード、1.4
出荷連絡、1.5納品票印刷という各機能から構成され
る。このうち、1.1から1.3のダウンロード及びアップロ
ードの機能は、前記したEDI受発注システムにおける
ダウンロード及びアップロードの機能と同じである。ま
た、出荷連絡は、受注者が受注にかかる製品を出荷した
ことをWebEDIサーバ10(つまり発注者)に電子
的に連絡する機能である。納品票印刷は、納品時におけ
る納品票を印刷する機能である。印刷された納品票は、
受注者が保存する。この納品票は、社団法人電子情報技
術産業協会のEIAJ−EDI4分割タイプの標準納品
書に準拠した様式で印刷される。
【0050】受注管理機能は、2.1注文諾否、納期回
答、見積回答入力、2.2見積金額(材料費、加工費)積
算という機能から構成される。これら機能は、受注者が
入出力装置43に接続された図示しないキーボードやマ
ウスなどを用いて注文諾否などを入力するものである
(入力されたデータがアップロードの対象になる注文諾
否情報に該当する)。
【0051】工程管理機能は、3.1材料(発注、納期)
管理、3.2内作工程(負荷、着完)管理、3.3外注工程
(発注、納期)管理、3.4在庫管理という各機能から構
成される。このうち、内作工程は、受注者自らが生産を
行う工程を管理する機能である。負荷は仕事の負荷を管
理するための機能であり、着完は仕事に着手したか完了
したかを管理するための機能である。外注工程管理は、
受注者が受注案件の一部(あるいは全部)を外注に出す
場合にその工程を管理する機能である。例えばこの機能
は、発注者からダウンロードされた図面データに手配マ
スタを登録し、図面データ、手配マスタ及び発注者から
の注文情報を元に各工程の完了納期を設定する。また、
納期に間に合う着手・進捗管理を促す。さらに、各工作
機械にマスタとしてチャージ単価を持たせることにより
可動時間管理、回収管理を可能にする。また、完了納期
を設定することによりある期間での作業者、機械別の負
荷山積みを可能にする。なお、手配マスタは、材料関連
(素材、寸法、調達日数、調達先など)、工程関連(使
用工作機械、担当者、日数など)である。
【0052】検収・売上管理機能(トータルコスト分析
/品質分析機能)は、発注者からダウンロードされた検
収情報に基づいて検収状況を管理すると共に、売上に関
するデータ、固定費や変動費に関するデータなど、種々
の情報やデータに基づいて受注実績の管理や種々の分析
(トータルコスト分析/品質分析)を行う機能である。
例えばこの機能は、工程管理にて完了報告がなされたデ
ータ、又は納品したデータに対し、当月の売上対象デー
タに計上するかを任意に設定し、発注者の発注単価(受
注者にとっては受注単価)を元に当月売上対象金額デー
タを生成する。また、ダウンロードされた検収明細と当
月売上対象金額データを付き合わせて、検収漏れなどを
チェックする。この検収データを元に工程マスタ、実績
製作時間と比較して受注者のコスト分析(少なくとも過
去の実績からいって赤字仕事なのか儲かる仕事なのか、
儲からない仕事とすれば何が要因なのか…)を行う。
【0053】当然これらの機能は、受注者独自のデータ
を書き込んで管理することに使用することができる。ま
た、この機能は、後記する製作指示帳票(見積側〔発注
者側〕、製作者側〔受注側〕)や図面を印刷する機能を
包含する。
【0054】記憶装置42に記憶されているデータ類を
説明する(図12など参照)。生産管理データベース
は、受注者の生産管理及び受注活動に必要な種々のデー
タを記憶している。この生産管理データベースは、図1
2に示すように、複数のテーブル(取引先マスタテーブ
ル、従業員マスタテーブル、材料在庫管理/材料マスタ
テーブル、材料発注管理テーブル、材料納入管理テーブ
ル、受注・材料発注関連テーブル、在庫品在庫管理/品
目マスタテーブル、受注管理テーブル、工程管理テーブ
ル、外注製作品発注管理テーブル、外注製作品納入管理
テーブル、工作機械マスタテーブル、標準工程マスタテ
ーブル、出荷・納品管理テーブル、検収情報テーブル及
び売上管理テーブル)から構成されている。この図12
から判るように、受注者は、単価情報や加工情報などの
独自の情報を生産管理データベースに付加して管理する
ことができる。
【0055】〔図面管理サーバ〕EDI受発注システム
1を構成するサーバである図面管理サーバ20’を説明
する(図10参照)。図面管理サーバ20’は、図3を
参照して説明したEDIサーバ20と同様の構成をして
おり、図面データを管理する。図面データは、図面管理
サーバ20’にLAN接続されている図示しないCAD
マシンから送信され、図面管理サーバ20’の記憶装置
に分類整理して記憶されるようになっている。なお、記
憶装置への図面データの書き込み、消去、更新、抽出な
どは、図示しない図面データベース管理手段(特許請求
の範囲の図面管理手段に相当)により行われる。また、
記憶された図面データは、図示しないファイアウオール
を介してLAN接続されたWebEDIサーバ10に送
信され、EDI対応型生産管理システム2からのダウン
ロード要求に応じてダウンロードされ、受注者側で活用
されるようになっている。ちなみに、図面データのダウ
ンロードは、WebEDIサーバ10のダウンロード手
段と、図面管理サーバ20’の図面データベース管理手
段が協調して行う。また、図面データのダウンロード
は、CADデータの互換性を図るため、DXF形式で行
われる。
【0056】なお、図面データをダウンロードすること
により、製作リードタイムの短縮が図られる。つまり、
CADデータは、受注者がそのまま工作機械のNCプロ
グラムを作成するのに使用でき、今までA4サイズの図
面で1枚1時間程度かかっていたNCプログラム作成時
間を6分の1程度に短縮することができる。また、CA
Dデータに寸法が記載されていると寸法間違いに起因す
るミスを低減することができる。ちなみに、TIFFデ
ータをダウンロードすると現場の画面ですぐに確認する
ことができるので、思い込みミスをなくすことができ
る。また、電子データとしての製作指示帳票と図面を連
動すると、次のような効果がある。つまり、受注者は、
見積は社長だけ、納期回答は社員誰でも行う、のように
分業している場合が多く見うけられる。この場合、製作
指示帳票(後記するようにEIAJ−EDI4分割タイ
プ納品書に準拠している)に図面データを添付し、メー
ルなどにより送付して社長に見積してもらうことができ
る。また、図面は受注者の側で何度でも印刷することが
できるので、発注者は、従来問題となっていた図面の再
発行業務の煩いから解放される。
【0057】〔処理の流れ〕次に、EDI対応型生産管
理システムにおける処理の流れを説明する(図13参
照)。図13は、処理の流れ(一例)を示すフローチャ
ートである。なお、図13において、符号のSは処理を
意味し、符号のDはデータを意味し、符号のPは印刷を
意味する。
【0058】まず、発注者において、出図(S51)、
手配(S52)及び発注(S53)がなされる。EDI
サーバ20には注文情報が記憶され、図面管理サーバ2
0’には図面データが記憶される(S54,S55)。
図面データは、発注にかかる案件の図面をDFX形式で
電子データ化したものである。ここで、EDI対応型生
産管理システム2からダウンロード要求がWebEDI
サーバ10にあると、WebEDIサーバ10は、ED
Iサーバ20及び図面管理サーバ20’からデータを抽
出してダウンロードファイル(D11)を生成してダウ
ンロードを行う(S56)。
【0059】EDI対応型生産管理システム2がダウン
ロードファイルを受信すると生産管理データベースの書
き込み(更新)を行う(S57)。そして、受注者にお
いて注文内容(注文情報)の確認が行われる(S5
8)。図面データ(D12)を元にしてNCデータ(D
13)、つまりNCプログラムが作成される。また、図
面の印刷、製作指示帳票(発注者側)の印刷が行われる
(P11,P12)。
【0060】注文内容の確認の後は、工程立案がなされ
る(S59)。これにより、加工費データ(D14)が
算出される。工程立案の後は、材料発注が行われる(S
60)。材料の発注により材料費データ(D15)が得
られる。また、加工費データ(D14)と材料費データ
(D16〔D15〕)から工程マスタデータ(D17)
が得られる。また、加工費データ(D14)及び材料費
データ(D15)から見積・納期回答データ(D18)
を得る。このデータ(D18)に基づいて、製作指示を
行う(S61)。これにより、製作指示帳票(受注者
側)の印刷が行われる(P13)。見積・納期回答デー
タ(D18)は、EDI受発注システム1にアップロー
ドファイル(D24)として送信され、アップロードさ
れる。
【0061】ステップS61の製作指示(WebEDI
サーバ10からダウンロードしたデータに基づく)によ
り製作を開始する(S62)。ここでは、発注者からの
支給材データ(D19)が活用される。製作を行うと実
績加工時間データ(D20)が得られる。また、外注を
行った場合は、外注加工費データ(D21)が得られ
る。製作が完了すると納品を行う(S63)。発注者か
らの受領確認データ(D22)がWebEDIサーバ1
0から得られる。また、発注者が検品を行った結果の受
入検査結果(D23)もWebEDIサーバ10から得
られる(このデータは特許請求の範囲の検収情報に該当
する)。受注者は、この受入検査結果(D23)に基づ
いて検収を行う(S64)。その後チェックを行う(S
65)。そして、売掛管理/買掛管理を行う(S6
6)。この売掛管理/買掛管理では、材料費データ(D
16)、外注加工費データ(D21)、受領確認データ
(D22)が活用される。また、乖離分析(S67)及
びトータルコスト分析/品質管理(S68)が行われ
る。
【0062】このようにして、EDIによる受発注が円
滑に行われると共に、EDIで送受信されるデータを受
注者側の生産管理に十分に活用することができる。しか
も、受注者独自のデータを付加(入力)して、コスト分
析などを行うことができる。
【0063】〔受注管理機能〕EDI対応型生産管理シ
ステムの受注管理機能を補足説明する(図14から図1
6参照)。図14は、受注管理台帳閲覧画面を示す図で
ある。図15は、納期回答入力画面を示す図である。図
16は、見積回答入力画面を示す図である。
【0064】図14の受注管理台帳閲覧画面は、条件絞
込みフィールド、結果表示フィールドから主として構成
される。条件絞込みフィールドは、生産管理データベー
ス(図12参照)からデータを読み込む条件を記述する
フィールドである。条件としては、図14に示すよう
に、指示納期(始期・終期)、手配番号、製番、図番/
部品コード、自社管理番号、受注状況及び並替えであ
る。なお、これらの条件を全て入力する必要はない。条
件絞込みフィールドに条件を入力して検索をかけると、
生産管理データベースから該当するデータを読み込ん
で、結果表示フィールドに表示するようになっている。
ちなみに、並替えは、結果表示フィールドの表示結果を
並べ替えるためのものである。
【0065】生産管理データベースから読み込まれ、結
果表示フィールドに表示されるデータの項目は、図14
に示すように、注文区分、注文諾否区分、状況区分、取
消可否区分、手配番号、自社管理番号、指示納期、製
番、図番/部品コード、品名、数量、単位及び諾否確認
である。なお、自社管理番号は、受注者が独自に番号管
理する場合に受注者の側で入力することのできる項目で
ある。また、諾否確認は、注文諾否区分が異なる場合に
正しいデータを入力する項目である。正しいデータは、
プルダウンメニュー(コンボボックス)により選択する
ことができる。ちなみに、結果表示フィールドの各レコ
ードごとに設定されている詳細ボタンは、各レコードの
詳細内容を表示するためのボタンであり、これをクリッ
クすると詳細内容を表示したウインドウが表示されるよ
うになっている。
【0066】データの変更や書き込みがあった場合、こ
の画面を終了するときに、生産管理データベースの更新
が行われる。また、注文諾否区分を諾否確認の項目によ
り修正したときは、該当するデータがEDI受発注シス
テム1(図10など参照)にアップロードされる。この
生産管理データベース及びEDI受発注システムと連動
した受注管理台帳閲覧画面により、受注者は、受注状況
を正しく確認することができる。また、受注者のデータ
管理も確実になる。
【0067】図15の納期回答入力画面は、前記した受
注管理台帳閲覧画面と同様に、条件絞込みフィールド、
結果表示フィールドから主として構成される。条件絞込
みフィールドは、生産管理データベース(図12参照)
からデータを読み込む条件を記述するフィールドであ
る。条件としては、図15に示すように、指示納期(始
期・終期)、手配番号、製番、図番/部品コード、回答
有無、受注状況及び並替えである。なお、これらの条件
を全て入力する必要はない。条件絞込みフィールドに条
件を入力して検索をかけると、生産管理データベースか
ら該当するデータを読み込んで、結果表示フィールドに
表示するようになっている。ちなみに、並替えは、結果
表示フィールドの表示結果を並べ替えるためのものであ
る。
【0068】生産管理データベースから読み込まれ、結
果表示フィールドに表示されるデータの項目は、図15
に示すように、手配番号、指示納期、製番、図番/部品
コード、品名、数量及び単位である。なお、納期回答
は、受注者が納期を入力する項目である。また、各レコ
ードごとのチェックボックスは、意志確認を行うための
ものであり、チェックがついたフィールドのデータのみ
が発注者(EDI受発注システム1)にアップロードさ
れる。なお、納期回答一括入力ボタンは、納期が同じ場
合に、データ入力の省力化を図るためのものである。
【0069】データの変更や書き込みがあった場合、こ
の画面を終了するときに、チェックマークがついたフィ
ールドについての生産管理データベースの更新が行われ
る。また、チェックマークがついたフィールドのデータ
が納期回答情報にかかるアップロードファイルとしてE
DI受発注システム1(図10など参照)にアップロー
ドされる。この生産管理データベース及びEDI受発注
システム1とリンクした納期回答入力画面により、受注
者は、納期を確実に発注者に知らせることができる。ま
た、受注者のデータ管理も確実になる。
【0070】図16の見積回答入力画面は、前記した受
注管理台帳閲覧画面などと同様に、条件絞込みフィール
ド、結果表示フィールドから主として構成される。条件
絞込みフィールドは、生産管理データベース(図12参
照)からデータを読み込む条件を記述するフィールドで
ある。条件としては、図16に示すように、指示納期
(始期・終期)、手配番号、製番、図番/部品コード、
回答有無、受注状況及び並替えである。なお、これらの
条件を全て入力する必要はない。条件絞込みフィールド
に条件を入力して検索をかけると、生産管理データベー
スから該当するデータを読み込んで、結果表示フィール
ドに表示するようになっている。ちなみに、並替えは、
結果表示フィールドの表示結果を並べ替えるためのもの
である。
【0071】生産管理データベースから読み込まれ、結
果表示フィールドに表示されるデータの項目は、図16
に示すように、手配番号、図番/部品コード、品名、数
量、仮単価、実行予算、材料費、加工費、見積単価及び
見積金額である。なお、材料費、加工費、見積単価及び
見積金額は、受注者が入力する項目である。この項目を
入力することにより、受注者のコスト意識などが高ま
る。また、各レコードごとのチェックボックスは、意志
確認を行うためのものであり、チェックがついたフィー
ルドのデータのみが発注者(EDI受発注システム1)
にアップロードされる。
【0072】データの変更や書き込みがあった場合、こ
の画面を終了するときに、チェックマークがついたフィ
ールドについての生産管理データベースの更新が行われ
る。また、チェックマークがついてフィールドのデータ
が納期回答情報にかかるアップロードファイルとしてE
DI受発注システム1(図10など参照)にアップロー
ドされる。この点、前記した納期回答入力画面と同じで
ある。この生産管理データベース及びEDI受発注シス
テム1とリンクした見積回答入力画面により、受注者
は、見積回答を確実に発注者に知らせることができる。
また、受注者のデータ管理も確実になると共に、受注者
のコスト意識を高めることができる。
【0073】〔製作指示帳票の印刷〕製作指示帳票の印
刷について説明する(図13、図17など参照)。図1
7は、製作指示帳票を示す図である。
【0074】前記説明したEDI対応型生産管理システ
ム2は、図14の受注管理台帳閲覧画面で条件検索した
内容を、製作指示帳票として印刷することができる。帳
票の印刷対象は、受注者の作業フローに合わせて行うこ
とができる。例えば、(1)新規注文情報のダウンロー
ド、(2)製作指示帳票の印刷(図13のP12)、(3)
見積回答・納期回答、(4)製作指示(図13のS61)
のようにして印刷を活用する。また、(1)新規注文情報
のダウンロード、(2)見積回答・納期回答、(3)工程立案
(図13のS59)、(4)製作指示帳票の印刷(図13
のP12)、(5)製作指示(図13のS61)、(6)納品
書印刷のようにして印刷を活用する。
【0075】図17に示すように、製作指示帳票(EI
AJ−EDI4分割標準納品書に準拠)には、各種イン
プットデータに加えて、バーコードも印刷される。従っ
て、バーコードリーダを準備すると、受注者は、入力業
務の簡略化を行うことができる。また、工程内検査完了
印(検査印)を押す欄もあるので、発注者に納品すると
きに添付することができる。
【0076】製作指示帳票は、図14の受注管理台帳閲
覧画面のメニューバーの製作指示帳票印刷(P)をクリ
ックすると、印刷用のソフトウェアが起動して印刷を行
うことができる。ちなみに、簡易生産管理システムプロ
グラムは、例えば前記したVBなどのプログラミング言
語で作成されている。なお、印刷は、印刷形式1(2注
文/1枚)で印刷することも、印刷形式2(1注文/1
枚)で印刷することも、受注者が選択できるようになっ
ている。印刷は、納品書の用紙サイズに合わせて行われ
るので、製作指示帳票を製作現場や事務部門などの様々
な部署で活用することができる。また、従来製作指示帳
票の紛失や汚損による再発行処理の手間が問題となって
いたが、この問題を、製作指示帳票を受注者側で印刷可
能にすることにより解決することができる。
【0077】このように、EDI対応型生産管理システ
ムによれば、EDIにより送受信されるデータを活用し
て、発注者・受注者双方の労力を大幅に削減することが
できる。また、受注者の生産管理を効率的に行うことが
できる。この際、受注者は、独自に入力したデータを活
用することができる。また、発注者は、受注者の生産管
理が効率的に行われることにより種々の利益を享受する
ことができる。
【0078】なお、本発明は、前記した発明の実施の形
態に限定されることなく、幅広く変形実施することがで
きる。例えば、EDI受発注システムを、複数のコンピ
ュータから構成されるものとして説明したが、単一のコ
ンピュータから構成されるシステムとしてもよいのはい
うまでもない。また、EDI対応型生産管理システム2
を単一のコンピュータとして説明したが、インターネッ
トにかかる部分、データベースの管理にかかる部分、デ
ータベースの閲覧やデータの入出力にかかる部分など
を、LANで接続した複数のコンピュータよりなる分散
型のシステムとして構成してもよい。また、EDI受発
注システムを発注者の管理下に置かれるものとして説明
したが、発注者及び受注者以外の第三者(例えばネット
ワーク事業者)の管理下に置かれる構成としてもよい。
また、WebEDIサーバのみを、第三者の管理下に置
く構成としてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明した本発明は種々の優れた効果
を有する。以下、その効果の例を記載する。 (1)請求項1に記載の発明によれば、受注者は、ED
Iデータに確実にアクセスして入手することができる。
また、発注者も受注者から確実にデータを入手すること
ができる。従って、発注者・受注者双方の労力を軽減す
ることができる。また、通信時間を短縮することができ
る。 (2)請求項2に記載の発明によれば、新規のデータを
より確実に、かつデータの量を少なくしてダウンロード
することができる。このため、通信時間を短くすること
ができる。また、新規データを見逃すことがない。例え
ばダウンロードデータが発注情報であれば、受注者は、
新規受注を見逃すことがない。また、例えばダウンロー
ドデータが仕様の変更に関する情報であれば、受注者
は、速やかに仕様の変更に着手することが可能になる。 (3)請求項3に記載の発明によれば、例えば受注者が
過去の情報を入手することなども可能になり、受注者に
とってのデータ入手の自由度が広がり(発注者にとって
のデータ提供の自由度が広がり)、使い易いEDI対応
型生産管理システムになる。 (4)請求項4に記載の発明によれば、物を生産する上
で極めて重要な図面データをダウンロードすることがで
きるようになる。このため、図面の汚損や紛失などによ
る種々の不都合(例えば図面を郵送する手間など)を排
除することができる。 (5)請求項5に記載の発明によれば、ファイアウオー
ルにより重要なデータを保護することができる信頼性の
あるEDI対応型生産管理システムになる。
【0080】(6)請求項6に記載の発明によれば、ダ
ウンロードされたデータにより生産管理データベースが
更新されるので、受注者は、データの再インプットなど
をすることなく、そのままデータを活用することができ
る。また、生産管理データベースには、受注者の側で独
自のデータを管理することができる。つまり、独自の情
報をEDIにより得られるデータに付加することができ
る。 (7)請求項7に記載の発明によれば、EDIにより交
換されるデータの殆どをカバーすることができる。この
ため、生産管理システムとEDI受発注システムの連動
がより確実になる。 (8)請求項8に記載の発明によれば、従来問題となっ
ていた図面の再発行手続が不要になる。また、CADデ
ータからNCプログラミングの省力化を図ることが可能
になる。 (9)請求項9に記載の発明によれば、受注者の工程管
理を確実に行うことができる。従って、受注者は、納期
の短縮を実現できる生産体制や工程に無駄のない生産体
制を構築することができる。 (10)請求項10に記載の発明によれば、受注者は、
コスト競争力のある生産体制を構築することができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる本実施形態のEDI受発注
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のWebEDIサーバの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 図1のEDIサーバの構成を示すブロック
図である。
【図4】 (a)はEDIデータベースの論理構成図
であり、(b)は注文情報テーブルのうち、ダウンロー
ドファイル生成の対象となるデータを示す図であり、
(c)は注文情報テーブルのうち、アップロードファイ
ルにより更新(書き込み)されるデータ及び更新態様を
示す図である。
【図5】 図1のWebクライアントの構成を示すブ
ロック図である。
【図6】 WebEDIサーバにアクセスした際にW
ebクライアントに表示される認証画面である。
【図7】 EDI受発注システムのダウンロードの動
作を説明するシーケンスチャートである。
【図8】 ダウンロード用Webページを示す図であ
る。
【図9】 EDI受発注システムのアップロードの動
作を説明するシーケンスチャートである。
【図10】 本発明にかかるEDI対応型生産管理シス
テムを構成するコンピュータのブロック図である。
【図11】 図10の簡易生産管理システムプログラム
の機能を示す図である。
【図12】 図10の生産管理データベースの構造を示
す図である。
【図13】 EDI対応型生産管理システムによる処理
の流れ(一例)を示すフローチャートである。
【図14】 EDI対応型生産管理システムの受注管理
台帳閲覧画面を示す図である。
【図15】 EDI対応型生産管理システムの納期回答
入力画面を示す図である。
【図16】 EDI対応型生産管理システムの見積回答
入力画面を示す図である。
【図17】 EDI対応型生産管理システムの製作指示
帳票を示す図である。
【符号の説明】
1 … EDI受発注システム 2 … EDI対応型生産管理システム 10 … WebEDIサーバ 20 … EDIサーバ 20’ … 図面管理サーバ 30 … Webクライアント(端末装置)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】EDIによりネットワークを介した受発注
    を行う際に必要なデータを管理するEDIデータ管理手
    段と、 前記ネットワークを介した端末装置からダウンロード要
    求を行う受注者に対応するデータを前記EDIデータ管
    理手段により抽出して、当該端末装置に送信するダウン
    ロード手段と、 前記ネットワークを介した端末装置から受注者のアップ
    ロード要求がなされたデータを受信して、前記EDIデ
    ータ管理手段により当該受注者のデータを更新するアッ
    プロード手段と、 前記端末装置からの前記ダウンロード要求及びアップロ
    ード要求の認証を行う認証手段と、を備えることを特徴
    とするEDI受発注システム。
  2. 【請求項2】前記ダウンロード要求を行う受注者に対応
    するデータが新規であるか否かを判断し、新規のデータ
    のみを抽出する第1のデータ抽出手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載のEDI受発注システム。
  3. 【請求項3】前記ダウンロード要求が、ダウンロードす
    べきデータを特定する情報を有する場合は、この情報に
    より特定されたデータのみを抽出する第2のデータ抽出
    手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のEDI受発注システム。
  4. 【請求項4】前記受注者の利用に供される図面データを
    管理する図面管理手段及び前記図面データを前記端末装
    置にダウンロードする図面ダウンロード手段を更に備
    え、所定の図面データを前記図面管理手段により抽出
    し、当該抽出した図面データを前記図面ダウンロード手
    段により前記端末装置に送信する構成を有することを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載
    のEDI受発注システム。
  5. 【請求項5】前記EDI受発注システムが、 前記ネットワークを介して前記端末装置と通信する第1
    のサーバと、 前記データ管理手段を少なくとも備える第2のサーバ
    と、 前記第1のサーバと前記第2のサーバとの間に設けられ
    前記第2のサーバを保護するファイアウオールを含んで
    構成されること、 を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に
    記載のEDI受発注システム。
  6. 【請求項6】EDIにより生産業務を受注する受注者の
    生産管理を支援するEDI対応型生産管理システムであ
    って、 EDIに関するデータのアップロード及びダウンロード
    を受け付ける外部のサーバに対してネットワークを介し
    て通信を行う通信手段と、 当該受注者の生産管理に関するデータを記憶した生産管
    理データベースと、 前記サーバから前記ネットワークを介して生産業務に関
    連した所定のデータをダウンロードするダウンロード手
    段と、 前記ダウンロードしたデータに基づいて前記生産管理デ
    ータベースを更新するデータベース更新手段と、 前記生産管理に関する所定のデータを前記ネットワーク
    を介して前記サーバにアップロードするアップロード手
    段と、を備えることを特徴とするEDI対応型生産管理
    システム。
  7. 【請求項7】前記ダウンロードの対象となるデータが発
    注者からの注文情報、検収情報であり、アップロードの
    対象となるデータが発注者に対する注文諾否情報、納期
    回答情報及び見積回答情報であることを特徴とする請求
    項6に記載のEDI対応型生産管理システム。
  8. 【請求項8】前記ダウンロードの対象となるデータが発
    注にかかる案件のCADデータであることを特徴とする
    請求項6又は請求項7に記載のEDI対応型生産管理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】材料管理機能、内作工程管理機能、外注工
    程管理機能及び/又は在庫管理機能を含んで構成される
    工程管理手段を更に備えることを特徴とする請求項6な
    いし請求項8のいずれか1項に記載のEDI対応型生産
    管理システム。
  10. 【請求項10】トータルコスト分析機能を含んで構成さ
    れる売上管理手段を更に備えることを特徴とする請求項
    6ないし請求項9のいずれか1項に記載のEDI対応型
    生産管理システム。
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