JP2002311876A - Crt表示装置 - Google Patents

Crt表示装置

Info

Publication number
JP2002311876A
JP2002311876A JP2001119450A JP2001119450A JP2002311876A JP 2002311876 A JP2002311876 A JP 2002311876A JP 2001119450 A JP2001119450 A JP 2001119450A JP 2001119450 A JP2001119450 A JP 2001119450A JP 2002311876 A JP2002311876 A JP 2002311876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
video signal
display device
passage hole
cathode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001119450A
Other languages
English (en)
Inventor
Hochi Nakamura
芳知 中村
Haruo Shigematsu
晴夫 重松
Akinaga Heiji
晃永 瓶子
Hironobu Yasui
裕信 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001119450A priority Critical patent/JP2002311876A/ja
Priority to TW090122537A priority patent/TW516067B/zh
Priority to US09/951,415 priority patent/US6512339B2/en
Priority to KR10-2001-0077730A priority patent/KR100418941B1/ko
Priority to CNB011431210A priority patent/CN1181669C/zh
Publication of JP2002311876A publication Critical patent/JP2002311876A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/66Transforming electric information into light information
    • H04N5/68Circuit details for cathode-ray display tubes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • H04N3/18Generation of supply voltages, in combination with electron beam deflecting
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/48Electron guns
    • H01J29/488Schematic arrangements of the electrodes for beam forming; Place and form of the elecrodes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/48Electron guns
    • H01J2229/4844Electron guns characterised by beam passing apertures or combinations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のCRTよりも高輝度なCRT(MM
管)を搭載したCRT表示装置において、コントラスト
を向上すると共に、低輝度部分の映像ノイズを目立たな
くする。 【解決手段】 映像信号変調回路10は、映像信号9
(第1の映像信号)を、低階調領域の信号レベルを第1
の映像信号よりも低く抑えた第2の映像信号へと変換す
る。その結果、カソードバイアス電圧源7は、第2の映
像信号に基づきドライブ電圧を発生するので、低階調領
域のドライブ電圧は低く抑えられ、CRT1における低
階調領域の輝度は低くなる。よって、低輝度部分の映像
ノイズは目立たなくなり、また、コントラスト値が大き
くなり表示品質が向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は陰極線管を用いたC
RT表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の一般的なCRT表示装置の
概略構成図である。1はCRTであり、CRT1はさら
にこの図に示すように、電子を放出するカソード2、第
1電極G1、第2電極G2、第3電極G3、アノード3
等により構成される電子銃を備える。第1電極G1、第
2電極G2、第3電極G3は、カソード2からの電子の
引き出しやプリフォーカシング等を行うために電子銃内
に配置される電子通過孔を有する円筒状の電極である。
なお、第3電極G3以降に配置されるフォーカス電極等
は、説明の便宜上省略している。さらに、4はフライバ
ックトランス(FBT)、5は可変抵抗である。6は映
像信号を増幅するビデオカソードアンプ、7はカソード
2から電子を引き出すための電圧を発生するカソードバ
イアス電圧源、8は調整入力回路である。さらに、9は
このCRT表示装置に入力される映像信号を示してい
る。
【0003】ここで、カソードバイアス電圧源6により
カソード2に入力される電圧における、カソード2から
電流が出始める電圧のことをカットオフ電圧(黒バイア
ス電圧)と呼ぶ。また、そのカットオフ電圧を基準(0
V)とした、カソード2に入力される電圧をドライブ電
圧と呼ぶ。
【0004】一般的に、CRT表示装置には、ブライト
ネス調整機能およびコントラスト調整機能が備えられて
いる。ブライトネス調整機能とは、映像の黒レベルとス
クリーンの光り始めるレベルを使用者の好みにより調整
することができる機能である。このブライトネス調整機
能は、通常、映像信号9がカソード2に印加する信号に
おける黒バイアス電圧、即ちカットオフ電圧のレベルを
変化させることにより行なわれる。この調整はカソード
2と第1電極G1との電位差を調整することで可能であ
る。調整入力回路8はこのカットオフ電圧を設定調整す
るための回路であり、例えばボリューム抵抗、D/A変
換器、マイコン等により構成される。
【0005】一方、コントラスト調整機能は、画面の最
も暗い部分と最も明るい部分の輝度の比を使用者の好み
により調整することができる機能である。このコントラ
スト調整機能は、通常、映像信号9がカソード2に印加
する信号における振幅、具体的にはカソードバイアス電
圧源6が発生するドライブ電圧を変化させることにより
行われる。
【0006】次に図4を用いて、CRT表示装置の動作
を説明する。ビデオカソードアンプ6は、映像信号9を
増幅し、さらにそれを調整入力回路8よって設定調整さ
れたカットオフ電圧に応じたカソードバイアス信号に変
換する。カソードバイアス電圧源10は、該カソードバ
イアス信号に基づいてドライブ電圧を発生し、カソード
2に印加する。
【0007】フライバックトランス4は、不図示の水平
偏向出力回路で生成される水平帰線パルスを昇圧、整流
して約25kVの高電圧を生成し、その電圧をアノード
3に供給している。また、このフライバックトランス4
によって生成された高電圧は、約100MΩの抵抗値を
有する可変抵抗16によって分圧され、第2電極G2に
供給される。この第2電極G2に印加される電圧を調整
することにより、電子がアノード3側に流れスクリーン
に当たり発光が開始される点の粗調整、即ちスクリーン
調整が行なわれる。第1電極G1、第2電極G2、第3
電極G3の電圧は、例えば0V、500V、5.5kV
である。
【0008】ところで、CRT1の画面における輝度
は、スクリーン上に到達する電流値、即ちカソード2か
ら引き出されスクリーンに到達した電子ビーム量に比例
する。つまり、カソード2から引き出される電流値は高
輝度状態では大きく、低輝度状態では小さい。
【0009】また、図5は従来のCRT表示装置におけ
るドライブ電圧とそれによりカソード2から引き出され
る電流値との関係を示すグラフである。横軸はカソード
2に入力されるドライブ電圧を示しており、縦軸はカソ
ードより引き出される電流値である。図5に示すよう
に、ドライブ電圧を低くするとカソードから取り出され
る電流値は減少し、ドライブ電圧を高くするとカソード
から取り出される電流値は増大する。つまり、ドライブ
電圧を高くすると、CRT1の画面における輝度が高く
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年CRT表示
装置に対する輝度および解像度の向上が望まれており、
高輝度・高解像度のCRTであるマルチメディア管(以
下、MM管という)の開発が望まれている。上記したよ
うな従来のCRTにおける三極管構造では、ドライブ電
圧を大きくすることで、カソード2から取り出される電
流値を増幅させている。しかしながら、CRTの解像度
の向上に伴って、カソード2に入力される映像信号9に
基づく信号電圧、即ちドライブ電圧の周波数を非常に高
周波にする必要が生じ、それによって、ドライブ電圧を
生成するビデオカソードアンプ6およびカソードバイア
ス電圧源7の性能が限界に近づいている。現状のビデオ
カソードアンプ6およびカソードバイアス電圧源7では
ドライブ電圧の出力は45Vが限界であり、それ以上の
ドライブ電圧を得ることは困難である。よって、ドライ
ブ電圧を高くすることによる従来のCRT表示装置の高
輝度化は限界に近づいている。
【0011】また、第2電極G2、第3電極G3の電圧
を低下させ、カットオフ時のカソード電圧を低くするこ
とにより、高輝度を得ることも考えられるが、スクリー
ン上のスポット径が大きくなり、解像度が劣化するとい
う問題が生じてしまう。
【0012】これらを解決するために、スクリーン上の
スポット径の拡大を抑え画質の劣化を抑えつつ、従来よ
り小さいドライブ電圧で従来と同程度の電子線を取り出
せ、従来のドライブ電圧では得られない高輝度を得るこ
とが可能なCRT表示装置が提案されつつある。
【0013】しかし、そのようなCRT表示装置におい
ては、高輝度を得ることが可能となる一方で、ドライブ
電圧に対するCRTの出力電流の感度が向上することに
より、低階調表示時に従来のCRT表示装置では目立た
なかった映像ノイズまでもが大きくなり、目立つように
なってしまうというデメリットも生じる。
【0014】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたものであり、従来より小さいドライブ電圧で
従来と同程度の電子線を取り出せ、従来のドライブ電圧
では得られない高輝度を得ることが可能であり、かつ、
ノイズを目立たなくし、コントラストを向上させること
が可能なCRT表示装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のCRT
表示装置は、カソードと、前記カソードから電子を引き
出すための、それぞれに電子通過孔が設けられた第1電
極と、第2電極とを有する電子銃と、前記カソードから
電子を引き出すためのドライブ電圧を発生するドライブ
電圧発生手段と有し、カットオフ時のカソード電圧が、
前記第1電極を基準として50V〜80Vであり、前記
第1電極における前記電子通過孔の径および前記電子通
過孔部分の電極板厚、前記第2電極における前記電子通
過孔の径および前記電子通過孔部分の電極板厚、前記第
1電極と前記第2電極間の距離が、第1電極の電子通過
孔部分の電極板厚/第1電極の電子通過孔の径≦0.2
3、第1電極と前記第2電極間の距離/第2電極の電子
通過孔の径≦0.53、第2電極の電子通過孔部分の電
極板厚/第2電極の電子通過孔の径≦0.87、の関係
を満たすCRT表示装置であって、所定の階調よりも低
い領域の前記ドライブ電圧を低く抑えることにより、前
記所定の階調よりも低い領域の輝度を、装置に入力され
る第1の映像信号本来の輝度よりも低く抑えることを特
徴とする。
【0016】請求項2に記載のCRT表示装置は、請求
項1に記載のCRT表示装置であって、前記ドライブ電
圧が、前記所定の階調よりも低い領域と、前記所定の階
調よりも高い領域との境界における電圧レベルの急激な
変化を抑えるように補間されることを特徴とする。
【0017】請求項3に記載のCRT表示装置は、請求
項1に記載のCRT表示装置であって、前記第1の映像
信号を、所定の階調よりも低い領域の階調が前記第1の
映像信号の階調よりも低く抑えられた第2の映像信号に
変換する信号変換手段を備え、前記ドライブ電圧発生手
段が、前記第2の映像信号に基づいた前記ドライブ電圧
を発生することを特徴とする。
【0018】請求項4に記載のCRT表示装置は、請求
項3に記載のCRT表示装置であって、前記第2の映像
信号が、前記所定の階調よりも低い領域と前記所定の階
調よりも高い領域との境界における階調レベルの急激な
変化を抑えるように補間した信号であることを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1は、実施の
形態1に係るCRT表示装置の概略構成図である。な
お、この図において、図4と同様の機能を有する要素に
ついては同一符号を付しており、ここでの詳細な説明は
省略する。1はMM管であるCRTであり、CRT1は
さらに、電子を放出するカソード2、第1電極G1、第
2電極G2、第3電極G3、アノード3等により構成さ
れる電子銃を備える。この図においても第3電極G3以
降に配置されるフォーカス電極等は説明の便宜上を省略
している。
【0020】なお、第1電極G1における電子通過孔の
径および電子通過孔部分の電極板厚、第2電極G2にお
ける電子通過孔の径および電子通過孔部分の電極板厚、
第1電極G1と第2電極G2間の距離の各種パラメータ
はそれぞれ、第1電極G1の電子通過孔部分の電極板厚
/第1電極G1の電子通過孔の径≦0.23、第1電極
G1と第2電極G2間の距離/第2電極G1の電子通過
孔の径≦0.53、第2電極G2の電子通過孔部分の電
極板厚/第2電極G2の電子通過孔の径≦0.87の関
係を満たしている。この関係を満たすCRT1は、以下
に詳細に説明するように、低ドライブ電圧で電子ビーム
のスポット径の劣化を抑えて画質を現状並みに維持で
き、かつ、カソード2から引き出される電流値が、従来
と同一のドライブ電圧を印加したときの約1.7倍に向
上される。つまり、この関係を満たすCRT1はマルチ
メディア管である。
【0021】さらに、4はフライバックトランス(FB
T)、6はビデオカソードアンプ、7はカソードバイア
ス電圧源、8は調整入力回路、10は映像信号変調回路
である。また、9はこのCRT表示装置に入力される映
像信号を示している。
【0022】以下に、マルチメディア管の詳細について
説明する。CRT表示装置の解像度に関するCRTの電
子取り出し部の性能を示す一つの指標として、エミッタ
ンスという数値がある。エミッタンスとはCRTの電子
取り出し部通過後の電子の発散角と仮想的な物点幅によ
って決定される数値であり、一般に、同じ取り出し電流
値で比較した場合、エミッタンスが大きければスクリー
ン上で得られるスポット径が大きくなり、解像度が悪く
なる。逆にエミッタンスが小さけれがスポット径か小さ
くなり解像度が良くなる。本明細書で使用するエミッタ
ンスの数値は、シミュレーションにおいて、取り出し電
流が300μAになるように条件を合わせて計算したと
き、得られた電子軌道の中から中心軸から遠い5%の電
子軌道を除いたうえで、発散角と物点幅を求め、積をと
ったものである。5%の電子軌道を考慮に入れない理由
は中心軸から遠い5%の電子ビームはスクリーン上にお
いてもスポットの外側を形成するが、この部分は暗く、
視認が難しいため、解像度に大きな影響を与えないため
である。
【0023】物点幅を測定で直接求めることは難しいの
で、エミッタンスの値は基本的にシミュレーションによ
り求めている。しかし、発散角は測定により比較的に簡
単に求めることができるため、測定とシミュレーション
を比較した。その結果、シミュレーションにおける第2
電極G2の板厚を、測定における板厚の約10%増しに
設定すれが、発散角がよく一致することが判明した。そ
こで、本明細書におけるエミッタンスの値は、第2電極
G2の板厚を補正した上でシミュレーションを行ったも
のである。
【0024】なお、上記した従来のCRTにおいてはエ
ミッタンスが約690μm・mradであり、ディスプ
レイモニタとして画像を表示する場合があるCRTとし
てはエミッタンスをこれ以下にする必要がある。
【0025】そこで、従来のCRT構造において、スク
リーン上の電子ビームのスポット径の増大を抑え解像度
を維持しつつ、即ちエミッタンスが約を690μm・m
radに保ちつつ、カットオフ時のカソード電圧を低く
し、従来と同じ輝度であれば従来よりも小さいドライブ
電圧で得ることができるCRT、即ちMM管のための構
造が、シミュレーションに基づき考えられた。
【0026】ところで、上述したように、カットオフ時
のカソード電圧を低くすることにより、同一のドライブ
電圧でカソード2から多くの電流を取り出すことができ
るが、カソードの変調電圧が調整裕度を含めて50数V
であるために、カットオフ電圧は50数V以上にする必
要がある。これは、カソード2の電圧が第1電極G1の
電圧よりも低くなると、第1電極G1に電子が入射し、
カソードの寿命の劣化などを引き起こすためである。
【0027】さらに、通常のカラーCRTにおいては、
第1電極G1、第2電極G2の電圧はRGBで共通であ
るため、部品のばらつきや組み立てのばらつきにより、
カットオフ電圧に数Vから10数Vのばらつきが生じ
る。よって、カットオフ電圧は65Vを目標とし、実質
的には50Vから80Vの間とした。そして、上記のシ
ミュレーションは、カットオフ電流を65Vとして行な
われた。
【0028】シミュレーションは、従来と同じCRT構
造において、第1電極G1における電子通過孔の径およ
び電子通過孔部分の電極板厚、第2電極G2における電
子通過孔の径および電子通過孔部分の電極板厚、第1電
極G1と第2電極G2間の距離をそれぞれパラメータと
して行なわれた。
【0029】その結果、第1電極G1の電子通過孔部分
の電極板厚/第1電極G1の電子通過孔の径≦0.2
3、第1電極G1と第2電極G2間の距離/第2電極G
2の電子通過孔の径≦0.53、第2電極G2の電子通
過孔部分の電極板厚/第2電極G2の電子通過孔の径≦
0.87の関係を満たすCRTによれば、低いドライブ
電圧で電子ビームのスポット径の劣化を抑えて画質を現
状並みに維持でき、かつ、カソード2から引き出される
電流値が、従来と同一のドライブ電圧を印加したときの
約1.7倍に向上されることが分かった。つまり、これ
らの条件式を満たす構造を備えるCRTは、MM管であ
るということができる。
【0030】例えば、図5に示した特性を持つ従来のC
RTは、第1電極G1および第2電極G2の電子通過孔
径が0.4mm、第1電極G1の電子通過孔部分の板厚
が0.08mm、第2電極G2の電子通過孔部分の板厚
が0.24mm、第1、第2電極G2間距離が0.25
mmである。また第1、第2電極G2への印加電圧は0
V、400Vである。この構成においては、第1電極G
1の孔部分の電極板厚/第1電極G1の電子通過孔径=
0.2、第1電極G1と第2電極G2間の距離/第2電
極G2の電子通過孔径=0.625、第2電極G2の電
子通過孔部分の電極板厚/第2電極G2の電子通過孔径
=0.6、となっており、上記のシミュレーション結果
から得られたMM管の条件を満たすものではない。ま
た、動作におけるカットオフ電圧は約110Vである。
図5に示すように、この従来のCRTにおいては、変調
電圧45Vの時の取り出し電流は約450μAである。
【0031】一方、例えば、第1電極G1の電子通過孔
径を0.3mm、第1電極G1の電子通過孔部分の板厚
を0.065mm、第2電極G2の電子通過孔径を0.
44mm、第2電極G2の電子通過孔部分の板厚を0.
38mm、第1、2電極間隔を0.23mmの構造とし
たとき、このCRTは、第1電極G1の孔部分の電極板
厚/第1電極G1の電子通過孔径≒0.23、第1電極
G1と第2電極G2間の距離/第2電極G2の電子通過
孔径≒0.52、第2電極G2の電子通過孔部分の電極
板厚/第2電極G2の電子通過孔径≒0.86、の関係
になっており、ぎりぎりで上記したMM管の条件式を満
足している。
【0032】このCRT、即ちMM管において、カット
オフ時のカソード電圧を65V(第1電極G1を基準)
としたときの、ドライブ電圧とそれによりカソード2か
ら引き出される電流値との関係は図6のグラフの実線の
ようになる。なお、図6のグラフの破線は図5のグラフ
に示した従来のCRT表示装置の特性を示しており、こ
のMM管は同一の変調電圧で約1.7倍の電流値が得ら
れることが分かる。またこのとき、上で説明したよう
に、このMM管のエミッタンスは約690μm・mra
d以下に保たれており、従来のCRTに比べて、解像度
は維持されている。
【0033】また、シミュレーションによって、第1電
極G1の孔部分の電極板厚/第1電極G1の電子通過孔
径、第1電極G1と第2電極G2間の距離/第2電極G
2の電子通過孔径、第2電極G2の電子通過孔部分の電
極板厚/第2電極G2の電子通過孔径、の各値はそれぞ
れCRTのエミッタンスに関与し、これら各々の値が小
さくなる程エミッタンスが改善することが示された。
【0034】さらに、例えば、第1電極G1の電子通過
孔径を0.3mm、第1電極G1の電子通過孔部分の板
厚を0.065mm、第2電極G2の電子通過孔径を
0.35mm、第2電極G2の電子通過孔部分の板厚を
0.23mm、第1、2電極間隔を0.16mmの構造
としたとき、このCRTは、第1電極G1の孔部分の電
極板厚/第1電極G1の電子通過孔径≒0.22、第1
電極G1と第2電極G2間の距離/第2電極G2の電子
通過孔径≒0.46、第2電極G2の電子通過孔部分の
電極板厚/第2電極G2の電子通過孔径≒0.66、の
関係になっており、MM管の条件式を満足している。こ
のCRTにおいても、図6のグラフの実線と同様の特性
が得られた。
【0035】またさらに、例えば、第1電極G1の電子
通過孔径を0.25mm、第1電極G1の電子通過孔部
分の板厚を0.05mm、第2電極G2の電子通過孔径
を0.3mm、第2電極G2の電子通過孔部分の板厚を
0.18mm、第1、2電極間隔を0.12mmの構造
としたとき、このCRTは、第1電極G1の孔部分の電
極板厚/第1電極G1の電子通過孔径≒0.20、第1
電極G1と第2電極G2間の距離/第2電極G2の電子
通過孔径≒0.40、第2電極G2の電子通過孔部分の
電極板厚/第2電極G2の電子通過孔径≒0.60、の
関係になっており、MM管の条件式を満足している。こ
のCRTにおいても、図6のグラフの実線と同様の特性
が得られた。
【0036】以上の結果からも、上記したMM管の条件
式を満たすCRTによれば、低いドライブ電圧で電子ビ
ームのスポット径の劣化を抑えて画質を現状並みに維持
でき、かつ、カソード2から引き出される電流値が、従
来と同一のドライブ電圧を印加したときの約1.7倍に
向上されることが分かる。
【0037】つまりMM管は、低ドライブ電圧で電子ビ
ームのスポット径の劣化を抑えて画質を現状並みに維持
するとともに、カソード2から電流を引き出すために必
要なドライブ電圧を従来のCRTよりも抑えることがで
き、従来のCRTでは得られない高い輝度を得ることが
できる。
【0038】また、MM管においては、ドライブ電圧に
対する電流値が従来のCRTと比較して、同じ電圧で約
1.7倍になることから、従来の映像信号をそのままM
M管を搭載した表示装置に入力すると輝度が約1.7倍
になることとなる。
【0039】図7は従来のCRT表示装置における、ビ
デオカソードアンプ6に入力される映像信号9に係る階
調と、CRT表示装置に表示される輝度との関係を示す
グラフである。図4のカソードバイアス電圧源7によっ
てカソード2に印加されるドライブ電圧は、ビデオカソ
ードアンプ6に入力される映像信号9に係る階調と、C
RT表示装置に表示される輝度との関係が、図7に示さ
れるように比例関係になるようになるように設定されて
いる。従来のCRTの場合、8ビット(256階調)の
映像信号に対して白色の輝度は図7に示すようにおおよ
そ150nitになる。これがMM管は、約1.7倍の
260nitになる。
【0040】ところで、上述したようにCRT表示装置
においては、カソードに与えるドライブ電圧を変化させ
ることで映像を表示している。そして、このMM管を搭
載した表示装置は、全てのドライブ電圧に対して従来の
CRT表示装置に比べ約1.7倍の輝度を得ることが可
能となったが、全ての階調において輝度が1.7倍にな
るためにDVDなどの映像を表示すると、従来のドライ
ブ電圧で気にならなかった黒色(輝度の低い部分)の表
示が、黒色でなく灰色に近く見えるようなった。これ
は、従来のCRT表示装置において気にならない程度の
輝度であった低輝度部分の映像ノイズが、約1.7倍の
輝度になったために目立つようになったためである。
【0041】また、低輝度、高輝度にかかわらず同じ比
率で輝度が上がることより、コントラスト値=最低輝度
/(最低輝度+最高輝度)はほとんど変化しない。しか
し、低輝度部分が目に見える程度まで押し上げられるた
めに、従来よりも表示品位を落としてしまうこととな
る。
【0042】よって、実施の形態1においては、このよ
うな問題を解決するために、MM管を搭載したCRT表
示装置において、コントラストを向上すると共に、低輝
度部分の映像ノイズを目立たなくする。
【0043】以下に、図1を用いて実施の形態1に係る
CRT表示装置の動作を説明する。映像信号9(説明の
便宜上、第1の映像信号と称する)は、映像信号変調回
路10にて、低階調領域(黒色領域)の信号レベルを第
1の映像信号の同階調に対する信号レベルよりも低く抑
えた第2の映像信号へと変換される。そして、ビデオカ
ソードアンプ6は、第2の映像信号を増幅し、さらにそ
れを調整入力回路8よって設定調整されたカットオフ電
圧に応じたカソードバイアス信号に変換する。カソード
バイアス電圧源10は、該カソードバイアス信号に基づ
いてドライブ電圧を発生し、カソード2に印加する。つ
まり、実施の形態1に係るCRT表示装置のカソード2
には第2の映像信号に基づいたドライブ電圧が供給され
ることとなる。
【0044】図2は、映像信号変調回路10の動作を説
明するための図である。映像信号変調回路10に入力さ
れる映像信号9(第1の映像信号)における信号レベル
と階調との関係は、図2の上のグラフのように比例関係
にある。映像信号変調回路10はこの第1の映像信号
を、図2の下のグラフのように低階調領域の信号レベル
を第1の映像信号の同階調に対する信号レベルよりも低
く抑えた第2の映像信号へと変調する。
【0045】具体的には、例えば低階調領域における信
号レベルの階調に対する比例係数を、第1の映像信号の
における信号レベルの階調に対する比例係数よりも小さ
くする。図2の例では、映像信号変調回路10は第1の
映像信号を、低い方から5階調までの低階調領域におけ
る信号レベルの階調に対する比例係数を、第1の映像信
号のレベルのそれよりも小さくした第2の映像信号へと
変調して出力している。また、このとき第2の映像信号
の低階調領域以外の領域、即ち中階調および高階調領域
における信号レベルの階調に対する比例係数は、第1の
映像信号と同等のままである。
【0046】なお、図2の例においては、映像信号変調
回路10により変調される低階調領域を低い方から5階
調までとしたが、映像信号変調回路10の動作をこれに
限定するものではなく、映像信号9により表示する内容
に応じて変更してもよい。
【0047】そして、ビデオカソードアンプ6およびカ
ソードバイアス電圧源7は第2の映像信号に基づき動作
するので、結果的にカソード2に与えるドライブ電圧の
低階調領域、即ち低輝度領域に係る電圧が抑えられ、結
果として、CRT表示装置に表示される映像の低輝度部
分の輝度は、従来のMM管を用いたCRT表示装置より
も抑えられることとなる。
【0048】よって、従来のMM管を用いたCRT表示
装置で目立っていた低輝度部分の映像ノイズは目立たな
くなる。また、低輝度領域と高輝度領域との輝度との差
が大きくなることから、コントラスト値は大きくなり表
示品質が向上される。
【0049】また、DVD、CDなどのもともと映像ソ
ースにある映像信号ノイズを目立たなくすることが可能
となる。
【0050】なお、ここでは映像信号変調回路10が第
1の映像信号を第2の映像信号へと変換する方法とし
て、低階調領域における信号レベルの階調に対する比例
係数を、第1の映像信号における信号レベルの階調に対
する比例係数よりも小さくしたが、その変換の方法をこ
れに限るものではなく、その他の方法を用いて低階調領
域の信号レベルを第1の映像信号の同階調に対する信号
レベルよりも低く抑えても、同様の効果が得られること
は明らかである。
【0051】さらに、本実施の形態においては、映像信
号変調回路10によって映像信号9を低階調領域の信号
レベルを第1の映像信号の同階調に対する信号レベルよ
りも低く抑えた第2の映像信号へと変調することによ
り、カソード2に入力されるドライブ電圧における低階
調領域の電圧を低く抑えたが、ドライブ電圧における低
階調領域の電圧を低く抑える方法をこれに限るものでは
なく、その他の方法を用いてドライブ電圧における低階
調領域の電圧を低く抑えても、同様の効果が得られるの
は明らかである。
【0052】<実施の形態2>例えば図2に示したよう
な第2の映像信号においては、第1の映像信号よりも信
号レベルが抑えられた低階調領域と、それ以外の中間調
および高階調領域との境界での信号レベルの変位が大き
い。そのような第2の映像信号が用いられた場合、該境
界近辺の階調による映像は、階調落ちした表示となって
しまう。該境界は比較的低い階調の領域に存在するの
で、特に暗い映像(例えば夜のシーン)など、階調の低
い黒色表示が多い映像において、その階調落ちは目立
ち、問題となる。
【0053】実施の形態2においてはその問題を解決す
るべく、映像信号変調回路10から出力される第2の映
像信号における低階調領域の信号レベルと高階調領域の
信号レベルとの境界における信号レベルの急激な変化を
抑える。
【0054】図3は実施の形態2に係るCRT表示装置
の映像信号変調回路10の動作を説明するための図であ
る。図3の上のグラフは、映像信号変調回路10に入力
される第1の映像信号(映像信号9)における階調と信
号レベルの関係を示しており、下のグラフは、映像信号
変調回路10から出力される第2の映像信号における階
調と信号レベルの関係を示している。本実施の形態にお
いても映像信号変調回路10は、第1の映像信号を、階
調に対する低階調領域(黒色領域)の信号レベルを第1
の映像信号よりも低く抑えた第2の映像信号へと変換す
る。ただし、上述したように第2の映像信号における低
階調領域の信号レベルと高階調領域の信号レベルとの境
界を滑らかにし、該境界での信号レベルの急激な変化を
抑える。
【0055】具体的には、例えば第2の映像信号の低階
調領域における信号レベルの階調に対する比例係数を、
第1の映像信号の信号レベルの階調に対する比例係数よ
りも小さくすると共に、その境界付近の領域において、
さらにある傾きにより直線的に補間する。図2の例で
は、映像信号変調回路10は、低階調領域の変調として
低い方から4階調までの階調に対し、信号レベルの階調
に対する比例係数を、第1の映像信号の第1の映像信号
の信号レベルの階調に対する比例係数よりも小さくし、
その次の5〜6階調に対しては低い方から4階調目の信
号レベルと7階調目の信号レベルとを補間するように傾
きを持たせることによって、低階調領域と高階調領域の
境界での境界における信号レベルの急激な変化を抑えて
いる。なお、ここでの数値例はこれに限定するものでは
なく、映像信号9により表示する内容に応じて変更して
もよい。
【0056】このように、MM管を用いた実施の形態2
のCRT表示装置は、第2の映像信号における信号レベ
ルと階調との関係において、低階調領域の高階調領域と
の境界を滑らかにし、該境界における急激な変化を抑え
ることにより、該境界付近の階調における階調落ちを抑
えることができ、階調落ちによる画像の劣化を抑えるこ
とができる。
【0057】なお、ここでは映像信号変調回路10が低
階調領域と高階調領域の境界での境界における信号レベ
ルの急激な変化を抑える方法として、該境界付近の領域
において直線的に補間したが、その方法に限定するもの
ではなく、他の方法、例えば曲線的に補間してもよく、
該境界付近での信号レベルの急激な変化を抑えれば、同
様の効果が得られることは明らかである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
CRT表示装置によれば、所定の階調よりも低い領域の
ドライブ電圧を低く抑えることにより、所定の階調より
も低い領域の輝度を、装置に入力される第1の映像信号
本来の輝度よりも低く抑えるので、従来のMM管を用い
たCRT表示装置において目立っていた低輝度部分の映
像ノイズは目立たなくなる。また、低輝度領域と高輝度
領域との輝度との差が大きくなることから、コントラス
ト値は大きくなり表示品質が向上される。
【0059】請求項2に記載のCRT表示装置によれ
ば、請求項1に記載のCRT表示装置において、ドライ
ブ電圧が、所定の階調よりも低い領域と、それよりも高
い領域との境界における電圧レベルの急激な変化を抑え
るように補間されるので、CRTに表示される映像の該
境界付近の階調における階調落ちを抑えることができ、
階調落ちによる画像の劣化を抑えることができる。
【0060】請求項3に記載のCRT表示装置によれ
ば、請求項1に記載のCRT表示装置において、第1の
映像信号を、所定の階調よりも低い領域の階調が第1の
映像信号の階調よりも低く抑えられた第2の映像信号に
変換する信号変換手段を備え、ドライブ電圧発生手段
が、第2の映像信号に基づいたドライブ電圧を発生する
ので、所定の階調よりも低い領域のドライブ電圧は低く
抑えられ、所定の階調よりも低い領域の輝度は、装置に
入力される第1の映像信号本来の輝度よりも低くなる。
よって、従来のMM管を用いたCRT表示装置において
目立っていた低輝度部分の映像ノイズは目立たなくな
る。また、低輝度領域と高輝度領域との輝度との差が大
きくなることから、コントラスト値は大きくなり表示品
質が向上される。
【0061】請求項4に記載のCRT表示装置によれ
ば、請求項3に記載のCRT表示装置において、第2の
映像信号が、所定の階調よりも低い領域と、それよりも
高い領域との境界における階調レベルの急激な変化を抑
えるように補間した信号であるので、該境界におけるド
ライブ電圧レベルの急激な変化を抑えることができる。
よって、CRTに表示される映像の該境界における急激
な変化を抑えることにより、該境界付近の階調における
階調落ちを抑えることができ、階調落ちによる画像の劣
化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るCRT表示装置の概略構
成図である。
【図2】 実施の形態1に係るCRT表示装置における
映像信号変調回路の動作を説明するための図である。
【図3】 実施の形態2に係るCRT表示装置における
映像信号変調回路の動作を説明するための図である。
【図4】 従来の一般的なCRT表示装置の概略構成図
である。
【図5】 従来の一般的なCRT表示装置におけるドラ
イブ電圧とそれによりカソードから引き出される電流値
との関係を示すグラフである。
【図6】 MM管を用いたCRT表示装置におけるドラ
イブ電圧とそれによりカソードから引き出される電流値
との関係を示すグラフである。
【図7】 従来の一般的なCRT表示装置における映像
信号に係る階調とCRT表示装置に表示される輝度との
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 CRT、2 カソード、3 アノード、4 フライ
バックトランス、6ビデオカソードアンプ、7 カソー
ドバイアス電圧源、8 調整入力回路、9映像信号、1
0 映像信号変調回路、G1 第1電極、G2 第2電
極、G3第3電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瓶子 晃永 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 安井 裕信 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C041 AB04 AB05 AC39 AC40 AC41 5C058 AA01 BA33 BB25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソードと、前記カソードから電子を引
    き出すための、それぞれに電子通過孔が設けられた第1
    電極と、第2電極とを有する電子銃と、 前記カソードから電子を引き出すためのドライブ電圧を
    発生するドライブ電圧発生手段と有し、 カットオフ時のカソード電圧が、前記第1電極を基準と
    して50V〜80Vであり、 前記第1電極における前記電子通過孔の径および前記電
    子通過孔部分の電極板厚、前記第2電極における前記電
    子通過孔の径および前記電子通過孔部分の電極板厚、前
    記第1電極と前記第2電極間の距離が、 第1電極の電子通過孔部分の電極板厚/第1電極の電子
    通過孔の径≦0.23、 第1電極と前記第2電極間の距離/第2電極の電子通過
    孔の径≦0.53、 第2電極の電子通過孔部分の電極板厚/第2電極の電子
    通過孔の径≦0.87、 の関係を満たすCRT表示装置であって、 所定の階調よりも低い領域の前記ドライブ電圧を低く抑
    えることにより、前記所定の階調よりも低い領域の輝度
    を、装置に入力される第1の映像信号本来の輝度よりも
    低く抑える、ことを特徴とするCRT表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のCRT表示装置であっ
    て、 前記ドライブ電圧が、 前記所定の階調よりも低い領域と、前記所定の階調より
    も高い領域との境界における電圧レベルの急激な変化を
    抑えるように補間される、ことを特徴とするCRT表示
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のCRT表示装置であっ
    て、 前記第1の映像信号を、所定の階調よりも低い領域の階
    調が前記第1の映像信号の階調よりも低く抑えられた第
    2の映像信号に変換する信号変換手段を備え、前記ドラ
    イブ電圧発生手段が、前記第2の映像信号に基づいた前
    記ドライブ電圧を発生する、ことを特徴とするCRT表
    示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のCRT表示装置であっ
    て、 前記第2の映像信号が、 前記所定の階調よりも低い領域と前記所定の階調よりも
    高い領域との境界における階調レベルの急激な変化を抑
    えるように補間した信号である、ことを特徴とするCR
    T表示装置。
JP2001119450A 2001-04-18 2001-04-18 Crt表示装置 Pending JP2002311876A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119450A JP2002311876A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 Crt表示装置
TW090122537A TW516067B (en) 2001-04-18 2001-09-12 CRT display device
US09/951,415 US6512339B2 (en) 2001-04-18 2001-09-14 CRT display device
KR10-2001-0077730A KR100418941B1 (ko) 2001-04-18 2001-12-10 Crt 표시 장치
CNB011431210A CN1181669C (zh) 2001-04-18 2001-12-10 阴极射线管显示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119450A JP2002311876A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 Crt表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002311876A true JP2002311876A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18969667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001119450A Pending JP2002311876A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 Crt表示装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6512339B2 (ja)
JP (1) JP2002311876A (ja)
KR (1) KR100418941B1 (ja)
CN (1) CN1181669C (ja)
TW (1) TW516067B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6458455B1 (en) 2000-09-12 2002-10-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Poly(trimethylene terephthalate) tetrachannel cross-section staple fiber
US7167170B2 (en) * 2002-01-10 2007-01-23 Samsung Sdi Co., Ltd. Electron gun with a multi-media monitor
US7042522B2 (en) * 2002-08-01 2006-05-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Adaptive contrast enhancement method using time-varying nonlinear transforms on a video signal

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4630100A (en) * 1984-08-02 1986-12-16 Ncr Corporation Color video drive circuit
US4871949A (en) * 1987-01-23 1989-10-03 Albert Abramson Cathode ray tube
US4771216A (en) * 1987-08-13 1988-09-13 Zenith Electronics Corporation Electron gun system providing for control of convergence, astigmatism and focus with a single dynamic signal
US5291102A (en) * 1990-10-12 1994-03-01 Washburn Clayton A Dynamic color separation display
KR950008134B1 (ko) * 1991-05-24 1995-07-25 가부시끼가이샤 히다찌세이사꾸쇼 멀티스크린 디스플레이 장치
US5182492A (en) * 1992-05-20 1993-01-26 Chunghwa Picture Tubes, Ltd. Electron beam shaping aperture in low voltage, field-free region of electron gun
US5382883A (en) * 1993-07-28 1995-01-17 Chunghwa Picture Tubes, Ltd. Multi-beam group electron gun with common lens for color CRT
KR0124387B1 (ko) * 1993-12-07 1997-12-01 김광호 픽쳐인픽쳐기능을 구비한 영상디스플레이기기의 화면상태안정화 방법 및 그 장치

Also Published As

Publication number Publication date
CN1381865A (zh) 2002-11-27
US20020153841A1 (en) 2002-10-24
KR100418941B1 (ko) 2004-02-14
TW516067B (en) 2003-01-01
KR20020081039A (ko) 2002-10-26
US6512339B2 (en) 2003-01-28
CN1181669C (zh) 2004-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002311876A (ja) Crt表示装置
KR100397907B1 (ko) 표시 장치
JPH07118780B2 (ja) 画質補償装置
US6541927B2 (en) Color cathode ray tube and adjusting method
US6479952B2 (en) CRT display apparatus
US20020047527A1 (en) Crt display apparatus
US7187414B2 (en) Circuit for stabilizing high tension voltage of CRT, and method thereof
US6605898B2 (en) CRT device with improved resolution
JPH10336475A (ja) ディスプレイ装置
JP2002135798A (ja) Crt表示装置およびカットオフ調整方法
JP2002142172A (ja) Crt表示装置
JPH07201292A (ja) Crtディスプレイの鮮鋭度改善回路
JPH0795436A (ja) テレビジョン受像機
KR100481513B1 (ko) 씨알티의 고압 안정화 회로 및 방법, 그리고 영상표시장치
JP2000284736A (ja) 陰極線管ディスプレイ
GB2096437A (en) Television camera
JPWO2002043101A1 (ja) 陰極線管
US20060043958A1 (en) Beam current measurement
JPH0468388A (ja) Crtディスプレイ装置
KR20020018306A (ko) 모니터의 자동 휘도 제한 회로
JP2003333357A (ja) フォーカス改善回路および映像表示装置
JP2003283864A (ja) 水平サイズ補正回路
JPH10248022A (ja) テレビジョン受像機のドーミング防止回路
JP2000352949A (ja) Crtディスプレイ