JP2002311567A - レクチル - Google Patents

レクチル

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JP2002311567A
JP2002311567A JP2002105081A JP2002105081A JP2002311567A JP 2002311567 A JP2002311567 A JP 2002311567A JP 2002105081 A JP2002105081 A JP 2002105081A JP 2002105081 A JP2002105081 A JP 2002105081A JP 2002311567 A JP2002311567 A JP 2002311567A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投影光学系の残存収差、或いは、露光による
熱収差の影響を受けにくい、安定したフォーカス計測が
可能となる投影露光装置に用いるレチクルを提供するこ
と。 【解決手段】 投影光学系の開口数をNA、投影倍率を
β、露光波長をλとした時、周期Pが2λ/(NAβ)
<P<16λ/(NAβ)を満たす繰り返しパターンを
有するマークをレチクルに設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投影露光装置に用
いるレチクルに関し、特に半導体素子製造の分野におい
て、半導体ウエハ表面にレチクルの回路パターンを繰り
返し縮小投影露光する際の自動焦点調整機能所謂オート
フォーカス機能を有するステッパーと呼ばれる投影露光
装置に用いるレチクルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子,LIS素子,超LS
I素子等のパターンの微細化、高集積化の要求により、
投影露光装置において高い解像力を有した結像(投影)
光学系が必要とされてきている為、結像光学系の高NA
化が進み結像光学系の焦点深度は浅くなりつつある。
【0003】又、ウエハには、平面加工技術の点から、
ある程度の厚さのばらつきと曲りを許容しなければなら
ない。通常ウエハ曲りの矯正については、サブミクロン
のオーダで平面度を保証する様に加工されたウエハチャ
ック上にウエハを載せ、ウエハの背面をバキューム吸着
することにより平面矯正を行っている。しかしながら、
ウエハ1枚の中での厚さのばらつきや吸着手法、更には
プロセスが進む事によって生ずるウエハの変形について
は、いくらウエハの平面を矯正しようとしても矯正不能
である。
【0004】この為、レチクルパターンが縮小投影露光
される画面領域内でウエハが凹凸を持つ為、実効的な光
学系の焦点深度は、さらに浅くなってしまう。
【0005】従って、縮小投影露光装置に於いては、ウ
エハ面を焦点面に(投影光学系の像面)に合致させる為
の有効な自動焦点合わせ方法が重要なテーマとなってい
る。
【0006】従来の縮小投影露光装置のウエハ面位置検
出方法としては、エアマイクロセンサを用いる方法と、
投影露光光学系を介さずにウエハ面に斜め方向から光束
を入射させ、その反射光の位置ずれ量を検出する方法
(光学方式)が知られている。
【0007】一方、この種の投影露光装置では、投影光
学系の周囲温度変化、大気圧変化、投影光学系に照射さ
れる光線による温度上昇、あるいは投影光学系を含む装
置の発熱による温度上昇などにより焦点位置(像面位
置)が移動し、これを補正しなければならない。従っ
て、周囲の温度変化、大気圧変化を検出器によって計測
したり、投影光学系内の一部の温度変化、大気圧変化を
検出器により計測したりすることにより、投影光学系の
焦点位置を計算し、補正を行っていた。
【0008】しかしながら、この方法では、投影光学系
のピント位置を直接計測していない為、温度,大気圧を
計測する検出器の検出誤差、また温度変化量、大気圧変
化量より、投影光学系のピント位置を計算し補正する際
の、近似式である計算式に含まれる誤差により、高精度
の投影光学系の焦点位置検出が不可能であるという欠点
があった。
【0009】このような問題を克服する方法として露光
レンズを直に通してそのピント面を検出する、いわゆ
る、スルーザレンズオートフォーカスシステム(TTL
AF)という方式が考案されている。図7は特開平1−
286418で開示されたその従来例である。
【0010】図7において、7はレチクルであり、レチ
クルステージ70に保持されている。レチクル7上の回
路パターンが縮小投影レンズ8によって、xyzステー
ジ10上のウエハ9上に1/5に縮小されて結像し、露
光が行われる。図7では、ウエハ9に隣接する位置に、
ウエハ9の上面とミラー面がほぼ一致する基準平面ミラ
ー17が配されている。実際のレジストが塗布されたウ
エハを用いる代りに基準平面ミラー17を用いる理由は
レジスト等によってだまされない為である。
【0011】又、xyzステージ10は投影レンズ8の
光軸方向(z)及びこの方向に直交する面内で移動可能
であり、もちろん光軸のまわりに回転させることもでき
る。
【0012】レチクル7は、同図の1〜6で示される照
明光学系によって、回路パターンの転写が行われる画面
領域内を照明されている。
【0013】露光用の光源である水銀ランプ1の発光部
は楕円ミラー2の第一焦点に位置しており、水銀ランプ
1より発光した光は、楕円ミラー2の第二焦点位置に集
光している。楕円ミラー2の第二焦点位置にその光入射
面を位置付けたオプティカルインテグレーター3が置か
れており、オプティカルインテグレーター3の光出射面
は2次光源を形成する。この2次光源をなすオプティカ
ルインテグレーター3より発する光は、コンデンサーレ
ンズ4を介し、ミラー5により光軸(光路)が90°を
折り曲げられる。尚、55は露光波長の光を選択的にと
り出す為のフィルターで、56は露光の制御を行う為の
シャッターである。このミラー5により反射された露光
光は、フィールドレンズ6を介し、レチクル7上の、回
路パターンの転写が行われる画面領域内を照明してい
る。本実施例では、ミラー5は露光光を例えば5〜10
%という様に部分的に透過する構成となっている。ミラ
ー5を通過した光はレンズ52、露光波長を透過し光電
検出に余分な光をカットするフィルター51を介して、
光源のゆらぎ等をモニターする為の光検出器50に到達
する。
【0014】同図において11〜12は、公知のオフア
クシスのオートフォーカス光学系を形成している。11
は投光光学系であり、投光光学系11より発せられた非
露光光である光束は、縮小投影レンズ8の光軸と交わ
る。基準平面ミラー17上の点(あるいはウエハ9の上
面)に集光し反射されるものとする。この基準平面ミラ
ー17で反射された光束は、検出光学系12に入射す
る。図示は略したが、検出光学系12内には位置検出用
受光素子が配されており、位置検出用受光素子と基準平
面ミラー17上の光束の反射点は、共役となる様配置さ
れており、基準平面ミラー17の縮小投影レンズ8の光
軸方向の位置ズレは、検出光学系12内の位置検出用受
光素子上での入射光束の位置ズレとして計測される。
【0015】この検出光学系12により計測された基準
平面ミラー17の所定の基準面よりの位置ズレは、オー
トフォーカス制御系19に伝達される。オートフォーカ
ス制御系19は、基準平面ミラー17が固設されたxy
zステージ10を駆動する処の駆動系20に指令を与え
る。又、TTLでフォーカス位置を検知する時、オート
フォーカス制御系19は基準ミラー17を所定の基準位
置の近傍で投影レンズ8の光軸方向(z方向)に上下に
駆動を行うものとする。また、露光の際のウエハ9の位
置制御(図7の基準平面ミラー17の位置にウエハ9が
配置される)もオートフォーカス制御系19により行わ
れる。
【0016】次に本発明である処の、縮小投影レンズ8
のピント位置検出光学系について説明する。図8,図9
において7はレチクル、21はレチクル7上に形成され
たパターン部で遮光性をもつものとする。又、22はパ
ターン部21に挟まれた遮光部である。ここで、縮小投
影レンズ8のピント位置(像面位置)の検出を行う時
は、xyzステージ10は縮小投影レンズ8の光軸方向
に移動する。
【0017】基準平面ミラー17は縮小投影レンズ8の
光軸上に位置しており、レチクル7は、照明光学系1〜
6により照明されているものとする。
【0018】始めに、基準平面ミラー17が縮小投影レ
ンズ8のピント面にある場合について図8を用いて説明
する。レチクル7上の透過部22を通った露光光は、縮
小投影レンズ8を介して、基準平面ミラー17上に集光
し反射される。反射された露光光は、往路と同一の光路
をたどり、縮小投影レンズ8を介しレチクル7に集光
し、レチクル7上のパターン部21間の投光部22を通
過する。この時、露光光は、レチクル7上のパターン部
21にケラレることなく、全部の光束がパターン部21
の透過部を通過する。
【0019】次に、基準平面ミラー17が縮小投影レン
ズ8のピント面よりズレた位置にある場合について図9
を用いて説明する。レチクル7上のパターン部21の透
過部を通った露光光は、縮小投影レンズ8を介し、基準
平面ミラー17上に達するが、基準平面ミラー17は、
縮小投影レンズ8のピント面にないので、露光光は、広
がった光束として基準平面ミラー17で反射される。即
ち、反射された露光光は往路と異なる光路をたどり、縮
小投影レンズ8を通り、レチクル7上に集光することな
く、基準平面ミラー17の縮小投影レンズ8のピント面
からのズレ量に対応した広がりをもった光束となってレ
チクル7上に達する。この時露光光はレチクル7上のパ
ターン部21によって一部の光束がケラレを生じ全部の
光束が投光部22を通過することはできない。即ちピン
ト面に合致した時とそうでない時にはレチクルを通して
の反射光量に差が生じるのである。
【0020】図8,図9において説明した、基準平面ミ
ラー17で反射された露光光の光束がレチクル7を通過
した後の光路を、図10を用いて説明する。
【0021】レチクル7を透過した露光光は、フィール
ドレンズ6を通りミラー5に達する。ミラー5は前述の
様に露光光に対して5〜10%程度の透過率をもってい
るので、ミラー5に達した露光光の一部はミラー5を通
過し、結像レンズ13を介し視野絞り14の面上に集光
する。この時、レチクル7のパターンの存在する面と視
野絞り14とは、結像レンズ13を介し、共役な位置に
ある。
【0022】視野絞り14の開口部を通過した露光光
は、集光レンズ15によって受光素子16に入光する。
【0023】受光素子16の前面には、必要な場合は露
光光のみを選択的に透過するフィルター51を配置する
ものとし、入射した露光光の光量に応じた電気信号を出
力する。
【0024】以下に、この受光素子16の信号出力を用
いて、縮小投影レンズ8のピント位置(像面位置)を検
出する方法について説明する。
【0025】駆動系20により基準平面ミラー17のの
ったxyzステージ10を縮小投影レンズ8の光軸方向
に、オフアクシスオートフォーカス検出系12で予め設
定される計測の零点を中心に駆動させるものとする。こ
の時、各位置でのオートフォーカス検出系12が計測す
る基準平面ミラー17の光軸方向の位置信号(オートフ
ォーカス計測値z)と、基準平面ミラー17で反射され
た露光光を受光素子16で受光し、電気信号に変換する
ことにより焦点面(像面)検出系18から得られる出力
の関係は、図11に示す様になる。この時、検出系18
の信号は光源1のゆらぎの影響を除く為、例えば検出系
18の信号を検出系53の信号で規格化することにより
基準光量検出系53からの信号で補正を受けるものとす
る。
【0026】基準平面ミラー17が縮小投影光学系8の
ピント面に位置した場合に焦点面検出系18の出力はピ
ーク値を示す。この時のオートフォーカス計測値z
もってして、縮小投影レンズ8を用いて、ウエハ9に露
光を行う際の投影光学系8のピント位置とする(又は計
測値zに基づいて予め設定しておいたピント位置を補
正する。)。
【0027】この様にして決まった投影レンズ8のピン
ト位置はオフアクシスオートフォーカス検出系の基準位
置となる。実際のウエハの焼付最良位置はこの基準位置
からウエハの塗布厚や段差量等の値を考慮した分だけオ
フセットを与えた値となる。例えば多層レジストプロセ
スを用いてウエハを露光する場合には多層の一番上の部
分だけを焼けば良いのでウエハのレジスト表面と基準位
置はほぼ一致する。一方、単層レジストで露光光が基板
に十分到達する様な場合、ウエハのピントはレジスト表
面ではなく基板面に合致するので、この場合レジスト表
面と基準位置の間に1μm以上のオフセットが存在する
事も稀ではない。こうしたオフセット量はプロセス固有
のもので投影露光装置とは別のオフセットとして与えら
れるものである。装置自体としては本発明の様な方法で
投影レンズ8自体のピント位置を正確に求められれば充
分であり、上記オフセット量は、必要な場合にのみオー
トフォーカス制御系19や駆動系20に対して投影露光
装置の不図示のシステムコントローラを介して予め入力
してやれば良い。
【0028】このピント位置zの検出は、焦点面検出
系18の出力のピークをもって決定してもよいが、その
他にも色々な手法が考えられる。例えばより検出の敏感
度を上げるために、ピーク出力に対してある割合のスラ
イスレベルSLを設定し、このスライスレベルSLの出
力を示す時のオートフォーカス計測値z,zを知る
ことにより、ピント位置を
【外1】
【0029】として決定しても良いし、又、ピーク位置
を微分法を使って求める等の手法も考えられる。
【0030】このようなTTLオートフォーカスシステ
ムの長所は、投影光学系の周囲の温度変化、大気圧変
化、露光光線による投影光学系の温度上昇等によって生
じる投影光学系のピント位置(焦点位置)の経時変化を
常時計測し補正をかけられるという点である。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】従来このようなTTL
オートフォーカスの計測に使われるマークにはラインア
ンドスペースの繰り返しパターンを有するマークが良く
用いられている。これは例えば図13の様にレチクル上
で実素子(回路)パターン描かれた領域の外(KM,K
S)に設けられる。そして、それらの線幅は投影光学系
の解像限界に近い寸法のものである。その理由は、実際
の回路パターン転写に際して、最も焦点深度の浅いのは
投影光学系の解像限界付近のパターンであるという点、
また、最良像面位置はパターン線幅によって異なるの
で、その意味からも最もフォーカスに敏感な最小線幅に
対して像面を決定したい、という要求からである。
【0032】しかしながら、このような細い線幅を使用
した場合、投影光学系の収差によっては図11に示した
AF信号波形が図12のようにくずれてしまい、AF計
測不能となる場合があった。これは予め決められた出力
値でスライスをするスライス法の場合、一つのスライス
値に対して3点以上の交点(Z1,Z2,Z3)が発生
し、ベストピント位置(深度中心)を求められなくなる
からである。さらには、実際のパターン転写が始まる
と、縮小投影光学系の受ける熱の為に益々その波形くず
れが悪化する傾向にあった。
【0033】本発明の目的は、投影光学系の残存収差、
或いは、露光による熱収差の影響を受けにくい、安定し
たフォーカス計測が可能となる、投影露光装置に用いる
レチクルの提供にある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた為
の本発明のレチクルのある好ましい形態は、投影露光装
置に用いるレチクルであって、投影光学系の像面位置を
検出するための繰り返しパターンを有し、前記繰り返し
パターンの周期Pは、前記投影光学系の開口数をNA、
投影倍率をβ、露光波長をλとした時、 2λ/(NAβ)<P<16λ/(NAβ) を満たすことを特徴とする。
【0035】前記レチクルの更に好ましい形態は、回路
パターンを更に有し、前記繰り返しパターンは該回路パ
ターンが描かれた領域外に設けられることを特徴とす
る。
【0036】前記レチクルの更に好ましい形態は、前記
繰り返しパターンは回路パターンであることを特徴とす
る。
【0037】本発明のレチクルの他の好ましい形態は、
レチクルのパターンを基板に投影する投影光学系を有す
る露光装置に用いるレチクルであって、回路パターン
と、繰り返しパターンを有するマークとを有し、該繰り
返しパターンの周期Pは、前記投影光学系の開口数をN
A、投影倍率をβ、露光波長をλとした時、 2λ/(NAβ)<P<16λ/(NAβ) を満たすことを特徴とする。
【0038】以上のレチクルの更に好ましい形態は、前
記繰り返しパターンの周期Pは、 2.5λ/(NAβ)<P<6λ/(NAβ) を満たすことを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】我々の解析結果によると、AF計
測不能となる原因は投影光学系の持つ残存収差であり、
露光時に発生する熱収差の影響である事が判った。図1
4に基づいて、以下に詳細を述べる。
【0040】図14はレチクル上の回路パターンが投影
光学系によって像面上に縮小結像される一般的な結像関
係を示す図である。レチクルは不図示の照明系(左側)
によって照明される。ここに一般的なTTLAF用マー
ク(投影光学系の解像限界に近い線幅のラインアンドス
ペースの繰り返しパターン)が存在すると多数の回折光
が発生するが、このうち投影光学系の瞳面を通過してウ
エハやステージ基準マーク上への再結像に寄与するのは
主に0次光と±1次光である。ちなみに、実際の照明0
次光束はレチクルに対して角度的にある広がりを持って
いる。そのために±1次光以外の高次回折光の一部も投
影光学系の瞳面を通過し結像に寄与すると考えられる
が、この効果は補足的にしか利かない若しくは無視でき
る。したがって、以下の説明はいわゆる空間的コヒーレ
ンス度が0以外の一般的露光照明システムについても成
り立つ。
【0041】一方、投影光学系には残存収差が存在す
る。これは設計上と製造上の両方で発生し得るものであ
り、球面収差、コマ収差、非点収差等、個々のレンズの
偏芯及びレンズ間隔に起因するものも含む。
【0042】図15ではその一例としてNAの4乗に比
例する4次の球面収差が発生している場合を示している
(横軸は瞳上の座標であり、投影光学系の最大開口数
(NA)を1.0として正規化してある。縦軸は波面収
差量(λ)である)。この様な投影光学系の最適ピント
位置を求めるには、ウエハ面をわざとデフォーカスさせ
て収差のバランスをとる。すなわち、理論上デフォーカ
スによって発生する波面収差はNAの2乗に比例するの
で、これと残存球面収差とをキャンセルさせる。図15
では、瞳の最外周(NA1.0)の位置で両方の収差の
和を0としている。この場合、最終的に最適ピント位置
で発生する残存収差量(WA)は次式で与えられる。
【0043】 WA=S×(NA)−S×(NA)・・・・式(1) 但し、Sの値は瞳面最外周で発生するレンズ固有の残存
収差量であり、図15では実際的な値として1.0λと
した。
【0044】式(1)で発生する残存収差の最大値は同
式を微分すれば容易に求まり、NA=0.7の位置でW
A=0.25λである。各瞳座標位置(NA)での残存
波面収差量を図16に示す。
【0045】以上は投影光学系を片道通過した時、つま
り、ウエハ面、ないしは、それと概ね同一ピント面にあ
るウエハもしくは基準マーク上での残存収差量を示し
た。ところが、図7で述べたコンフォーカルなTTLA
F方式では計測光は投影光学系を往復する。光学理論に
従えば、この場合、コマ収差、デイストーション等のい
わゆる非対称収差は相殺されて0になるのに対して、球
面収差、像面湾曲、そして、非点収差等の対称収差は2
倍になる。(図16参照。)片道、往復いずれの場合に
も残存波面収差の量はNA=0.6から0.8の範囲で
大きく、それ以外では小さい。また、収差曲線の変化率
はNA=0.8以上の領域で大きい。このことは最良像
面位置がわずかにずれただけでもこの領域の残存収差が
大きく変動する事を意味している。つまり、安定性まで
考慮すると、収差発生量の小さい領域はNA<0.5の
領域である、といえる。
【0046】次にマークの±1次回折光が縮小投影光学
系の瞳面上を透過する位置について述べる。
【0047】縮小投影光学系の開口数をNA、ウエハ上
への投影倍率をβ、露光波長をλとすると、レチクル上
のTTLAFマーク(デューティ比1:1のラインアン
ドスペースパターン)が解像限界線幅(=λ/(2NA
β))である時、この±1次回折光はレンズ瞳面上でそ
の最外周の位置(NA=1.0)に分布する。また、マ
ーク線幅がこの2倍より大きい時、その回折光はNA=
0.5の内側の位置に分布する。
【0048】以上、縮小投影光学系の残存収差とTTL
AFマーク回折光の分布状態について説明してきたが、
これから次の事が言える。
【0049】つまり、縮小投影光学系の残存収差が発生
している場合に、その解像限界に近い線幅のマークでT
TLAF計測を行うと、マークの回折光が瞳面上で残存
収差の影響を受け、その結像特性が悪化する。その影響
度は、コンフォーカルなTTLAF系の場合、計測光路
が縮小投影光学系を往復するので倍加される。その結
果、計測精度が劣化したり、ひどい場合には、計測不能
に陥ってしまう。さらに、パターン転写が進むと露光光
の照射によって投影光学系の温度が上昇し、いわゆる、
熱収差が発生する。実際の熱収差にはいろんな収差が存
在するが、その主なものは球面収差である事が判ってい
る。オートフォーカス信号はこれらの収差が重なって益
々その波形くずれを悪化させてしまう。
【0050】一方、線幅の太いマークでTTLAF計測
を行うと、図11に示すような基準平面ミラーの光軸方
向の位置の移動に対する、検出光量の変化が小さくな
り、即ち検出感度が減少して、検出精度が劣化する。
【0051】我々が検討した結果、TTLAF計測を良
好に行うためのTTLAFマークのラインとスペースの
繰り返し周期Pは、 2λ/(NAβ)<P<16λ/(NAβ) を満たすことが条件となる。また、更に安定した計測を
行うためには、 2.5λ/(NAβ)<P<6λ/(NAβ) を満足する繰り返し周期Pを決定すると良い。
【0052】(実施例1)図1(A)は本発明第一の実
施例であり、TTLAF計測に用いるレチクル上のマー
クを示している。縦線のラインアンドスペースパターン
で、ラインとスペースの繰り返し周期が2λ/(NA
β)より広い。このマークを図7のシステムに適用すれ
ば本発明の効果が達成される。図1(A)ではラインと
スペースのデユーテイ比を1:1としているが、必ずし
もこの値である必要はない。一般には、このデユーテイ
比を変えると、回折光の強度は変化するが、その瞳面上
での位置は変わらないからである。
【0053】図1(B)は投影光学系の瞳面上での、そ
の回折光の分布状態を示している。つまり、横軸上の黒
いドットが±1次回折光を示していて、最大NA値(瞳
半径)の0.5倍の位置より光軸側言い換えれば内側に
存在する。これに対して、NAが0.6から0.8のリ
ング状の領域(図中点線の範囲)は残存波面収差が大き
い領域である。発生量は図16を参照の事。TTLAF
マークの回折光が収差の小さい領域を選んで通過してい
る事が判る。例えば、NA=0.6,λ=0.365μ
m,β=1/5の露光レンズの場合には、ラインとスペ
ースの繰り返し周期は約6μmより大きくなる。
【0054】(実施例2)図2(A)は本発明第二の実
施例であり、同じく横線のラインアンドスペース群であ
る。図2(B)はこれの瞳面上分布であり、この場合、
回折光は縦軸上に存在する。
【0055】(実施例3)図3(A)は本発明第三の実
施例であり、同じく斜め45度線のラインアンドスペー
ス群である。図3(B)はこれの瞳面上分布であり、こ
の場合、回折光は斜め45度線上に存在する。
【0056】(実施例4)図4(A)は本発明第四の実
施例である。このパターンは実素子回路パターンの内
で、本発明の条件を満たすパターンの一例として取り上
げた。縦線と横線の集合体であって、それらの回折光は
図4(B)にあるように瞳面上で縦軸と横軸上に分布す
る。実素子中にこの様なパターンがあれば、それを模索
してTTLAFマークとして利用する事ができる。これ
により、図13のようにレチクル上にTTLAFマーク
を指定して設ける必要がなくなる。
【0057】(実施例5)図5は本発明第五の実施例で
ある。これまでの実施例で用いた検出システムでは、最
終的なAF検出用光路は投影光学系9を往復2回通過し
ていた。本実施例ではこれが1回しか通らない光路で検
出する。すなわち、照明系から発した光束はレチクルパ
ターン8を通過後、投影光学系9の作用で基準平面ミラ
ー13上に結像する。
【0058】基準平面ミラー13上には透過部と不透過
部とでパターニングされたマーク110(基準マーク)
が形成されている。このレチクルマーク8と基準マーク
110の形状はたとえば図1から図3のパターンのうち
のいずれかを用いる。レチクルパターン8と基準マーク
110の両方を通過した光束のみが集光光学系60に検
出される。そして、その光量は両者の合焦状態に依存し
て変化する。
【0059】尚、本実施例では、レチクルの上から照明
し、ウエハと概ね共役な面(基準マーク面)側で受光し
ているが、本発明の範囲はこの構成にかぎらない。逆
に、ウエハ側から照明して、レチクル側で受光してもよ
い。
【0060】(実施例6)図6は本発明第六の実施例で
ある。これまでの実施例で用いた検出システムでAF計
測光路としては、レチクルを照明し、それを透過した光
束が投影光学系9を往復2回通過した後、再びレチクル
を透過して受光されていた。本実施例では逆にAF計測
用光束がウエハ基準マーク110を照明し、それを透過
した光束が投影光学系9を通過した後レチクル面で反射
して再び投影光学系9と同マーク110を透過して受光
される構成である。
【0061】すなわち、図6で述べた基準平面ミラー1
3(マーク付)を照明し、もどり光を受光するために、
図5で示した焦点面検出系60とこれに照明系とを付加
した光学ユニット27をウエハステージ側に持つ。
【0062】本実施例の場合、TTLAF用マーク11
0は基準平面ミラー13上に形成されていて、レチクル
面はこの像の単なる反射面としての機能しかない。した
がって、レチクルの最適パターンとなりうるのはパター
ンの無い完全なクロム反射面か完全なガラス部である。
そのような反射面がレチクル上に無い場合には、できる
だけ焦点面計測に影響をあたえない実素子領域を最適パ
ターンとして選択する。
【0063】尚、図7や図5の実施例において、TTL
AF計測用の照明光は計測マークを透過照明していた。
本発明の及ぶ範囲はこれに限らない。つまり、レチク
ル、または、ウエハ基準マークを、例えば、ハーフミラ
ー等を介して落射照明し、その反射光を露光レンズに導
く構成もまったく同様に本発明の及ぶ範囲内である。
【0064】次に上記説明した露光装置を利用したデバ
イスの生産方法の実施例を説明する。
【0065】図17は微小デバイス(ICやLSI等の
半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、
マイクロマシン等)の製造のフローを示す。ステップ1
(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行なう。
ステップ2(マスク製作)では設計した回路パターンを
形成したマスクを製作する。一方、ステップ3(ウエハ
製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造す
る。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、
上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技
術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステ
ップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によ
って作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程
であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディン
グ)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含
む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半
導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査
を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これが出荷(ステップ7)される。
【0066】図18は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上
に多重に回路パターンが形成される。
【0067】本実施例の製造方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度の半導体デバイスを低コストに
製造することができる。
【0068】
【発明の効果】以上、述べてきた様に、本発明は次の様
な効果を生む。 1.露光投影レンズの残存収差や露光によって発生する
レンズの熱収差の影響を受けることなくTTLAF計測
が可能である。 2.露光の経過に応じて常に安定したTTLAF計測が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明第一の実施例で、ラインアンドス
ペース群のTTLAFマークを示す図である。 (B)(A)のマークの瞳面上での回折光分布を示す図
である。
【図2】(A)本発明第二の実施例で、ラインアンドス
ペース群のTTLAFマークを示す図である。 (B)(A)のマークの瞳面上での回折光分布を示す図
である。
【図3】(A)本発明第三の実施例で、ラインアンドス
ペース群のTTLAFマークを示す図である。 (B)(A)のマークの瞳面上での回折光分布を示す図
である。
【図4】(A)本発明第四の実施例で、TTLAFマー
クとして利用できる実素子パターンの一例を示す図であ
る。 (B)(A)のマークの瞳面上での回折光分布を示す図
である。
【図5】本発明第五の実施例を示す図である。
【図6】本発明第六の実施例を示す図である。
【図7】従来例を示す図である。
【図8】コンフォーカルTTLAFでの集光状態を示す
図(ベストピント時)である。
【図9】コンフォーカルTTLAFでの集光状態を示す
図(デフォーカス時)である。
【図10】図7におけるTTLAF受光光路の説明図で
ある。
【図11】光軸方向の位置と検出系出力の関係を示す図
である。
【図12】光軸方向の位置と検出系出力の関係を示す図
である。
【図13】レチクルの説明図である。
【図14】像解像の模式図である。
【図15】縮小投影光学系の残存収差の説明図である。
【図16】縮小投影光学系の残存収差量を示す図であ
る。
【図17】微小デバイスの製造フローを示す図である。
【図18】ウエハプロセスを示す図である。
【符号の説明】
1 水銀ランプ 2 楕円ミラー 3 オプティカルインテグレター 4 コンデンサーレンズ 5 ミラー 6 フィールドレンズ 7 レチクル 8 縮小投影光学系 9 ウエハ 10 xyzステージ 11 投光光学系 12 検出光学系 13 結像レンズ 14 視野絞り 15 集光レンズ 16 受光素子 17 基準平面ミラー 18 焦点面検出系 19 オートフォーカス制御系 20 駆動系 21 パターン部 22 透過部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影露光装置に用いるレチクルであっ
    て、 投影光学系の像面位置を検出するための繰り返しパター
    ンを有し、前記繰り返しパターンの周期Pは、前記投影
    光学系の開口数をNA、投影倍率をβ、露光波長をλと
    した時、 2λ/(NAβ)<P<16λ/(NAβ) を満たすことを特徴とするレチクル。
  2. 【請求項2】 回路パターンを更に有し、前記繰り返し
    パターンは該回路パターンが描かれた領域外に設けられ
    ることを特徴とする請求項1記載のレチクル。
  3. 【請求項3】 前記繰り返しパターンは回路パターンで
    あることを特徴とする請求項1記載のレチクル。
  4. 【請求項4】 レチクルのパターンを基板に投影する投
    影光学系を有する露光装置に用いるレチクルであって、 回路パターンと、繰り返しパターンを有するマークとを
    有し、 該繰り返しパターンの周期Pは、前記投影光学系の開口
    数をNA、投影倍率をβ、露光波長をλとした時、 2λ/(NAβ)<P<16λ/(NAβ) を満たすことを特徴とするレチクル。
  5. 【請求項5】 前記繰り返しパターンの周期Pは、 2.5λ/(NAβ)<P<6λ/(NAβ) を満たすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項記載のレチクル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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