JP2002311158A - 医学気象予報配信システム、医学気象予報配信方法、医学気象予報配信プログラム - Google Patents
医学気象予報配信システム、医学気象予報配信方法、医学気象予報配信プログラムInfo
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- JP2002311158A JP2002311158A JP2001121690A JP2001121690A JP2002311158A JP 2002311158 A JP2002311158 A JP 2002311158A JP 2001121690 A JP2001121690 A JP 2001121690A JP 2001121690 A JP2001121690 A JP 2001121690A JP 2002311158 A JP2002311158 A JP 2002311158A
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Abstract
断が容易な医学気象予報を配信するシステムを実現す
る。 【解決手段】 利用者400各々についてのパーソナル
ヘルスデータを、PHD202に記憶保持する。気象・
環境予報サーバ102から出力される気象・環境予報を
基に、医学気象予報サーバ201によって医学気象予報
を作成し、この作成した予報内容を各利用者400に配
信する。 【効果】 各利用者400は、配信される医学気象予報
を参照することにより、病気の発症や病状の悪化を抑え
ることができると考えられる。
Description
ステム、医学気象予報配信方法、医学気象予報配信プロ
グラムに関し、特に利用者個人についての医学気象予報
情報を配信する医学気象予報配信システム、医学気象予
報配信方法、医学気象予報配信プログラムに関する。
象予報の他、紫外線の強さや花粉の飛散量等の予報をテ
レビジョン放送で流す他、インターネットを利用して配
信することがある。例えば、特開平12−278656
号公報には、CATV(ケーブルテレビジョン)システ
ムを利用した気象情報の配信技術が記載されている。
を参考にしながら生活することにより、病気の発症や病
状の悪化を抑えることができる。
われている予報の内容は、自然現象を予測しているにす
ぎず、その内容の他に更に自己の健康状態に基づいて各
個人が個別に、病気の発症や病状の悪化等について判断
しなければならない。その場合、判断を誤ることがあ
り、発作が出たり、病状が悪化したりするという欠点が
ある。このような欠点は、上記の特許公報に記載されて
いる配信技術によっても解決することはできない。この
ため、病気の発症や病状の悪化等について、より判断が
容易な医学気象予報の配信が望まれている。また、個人
の健康状態や発症は、気象や環境条件に大きく左右され
ることは既知であるが、個人差が大きく、マスメディア
を介した統計的な一般予報では、個人の状況にマッチし
た予報情報を提供することができない。
るためになされたものであり、その目的は個人個人の病
気の発症や病状の悪化等について、より判断が容易な医
学気象予報を配信することのできる医学気象予報配信シ
ステム、医学気象予報配信方法、医学気象予報配信プロ
グラムを提供することである。
医学気象予報配信システムは、利用者個人についての医
学気象予報情報を配信する医学気象予報配信システムで
あって、入力される気象情報及び入力される医学情報並
びに前記利用者についての健康状態等の身体的特徴を示
す個人データに基づいた、個人ごとの医学気象予報情報
を配信することを特徴とする。
システムは、請求項1において、前記入力される気象情
報を記憶保持する気象情報データベースと、前記入力さ
れる医学情報を記憶保持する医学情報データベースと、
前記個人データを記憶保持する個人データベースとを含
むことを特徴とする。本発明の請求項3による医学気象
予報配信システムは、請求項2において、前記個人デー
タベースに記憶保持される個人データは、外部端末から
更新可能であることを特徴とする。
システムは、請求項3において、前記外部端末は前記身
体的特徴を計測するセンサを有する携帯端末であり、前
記センサによって計測した身体的特徴についてのデータ
を個人データとして前記個人データベースに登録するよ
うにしたことを特徴とする。本発明の請求項5による医
学気象予報配信システムは、請求項3において、前記外
部端末は前記身体的特徴を計測するセンサを有し、家庭
や病院等に設置された固定端末であり、前記個人データ
ベースには前記センサによって計測した身体的特徴につ
いてのデータが個人データとして登録されることを特徴
とする。
システムは、請求項4又は5において、前記外部端末は
前記身体的特徴と共に、計測時の場所、環境条件等を計
測するセンサをも有し、前記センサによって計測した計
測時の場所、環境条件等についてのデータをも前記個人
データとして前記個人データベースに登録するようにし
たことを特徴とする。
方法は、利用者個人についての医学気象予報情報を配信
する医学気象予報配信方法であって、入力される気象情
報及び入力される医学情報並びに前記利用者についての
健康状態等の身体的特徴を示す個人データに基づいて、
予測に必要な予報パラメータを作成する解析ステップ
と、前記予報パラメータに基づき医学気象予報情報を作
成する予測ステップと、作成した医学気象予報情報を配
信する配信ステップとを含むことを特徴とする。
方法は、請求項7において、前記解析ステップにおいて
は、前記個人データを記憶保持する個人データベースの
データと、入力される気象情報を記憶保持する気象情報
データベースのデータとを組み合わせて解析することに
より健康状態の変化と気象・環境変動との関係性を示す
予報パラメータを算出することを特徴とする。
方法は、請求項7において、前記予測ステップにおいて
は、前記予報パラメータと、入力される気象情報を記憶
保持する気象情報データベースのデータとを参照するこ
とによって、前記医学気象予報情報を作成することを特
徴とする。本発明の請求項10による医学気象予報配信
方法は、請求項7〜9のいずれかにおいて、前記個人デ
ータベースに記憶保持される個人データを、外部端末か
ら更新する更新ステップを更に含むことを特徴とする。
信方法は、請求項10において、前記更新ステップにお
いては、前記外部端末に設けられたセンサによって前記
身体的特徴を計測し、前記センサによって計測した身体
的特徴についてのデータを個人データとして前記個人デ
ータベースに登録するようにしたことを特徴とする。本
発明の請求項12による医学気象予報配信方法は、請求
項11において、前記更新ステップにおいては、前記外
部端末に設けられたセンサによって、計測時の場所、環
境条件等をも計測し、この計測した計測時の場所、環境
条件等についてのデータをも前記個人データとして前記
個人データベースに登録するようにしたことを特徴とす
る。
信プログラムは、コンピュータを制御することにより、
利用者個人についての医学気象予報情報を配信するため
の医学気象予報配信プログラムであって、入力される気
象情報及び入力される医学情報並びに前記利用者につい
ての健康状態等の身体的特徴を示す個人データに基づい
て、予測に必要な予報パラメータを作成する解析ステッ
プと、前記予報パラメータに基づき医学気象予報情報を
作成する予測ステップと、作成した医学気象予報情報を
配信する配信ステップとを含むことを特徴とする。
信プログラムは、請求項13において、前記解析ステッ
プにおいては、前記個人データを記憶保持する個人デー
タベースのデータと、入力される気象情報を記憶保持す
る気象情報データベースのデータとを組み合わせて解析
することにより健康状態の変化と気象・環境変動との関
係性を示す予報パラメータを算出することを特徴とす
る。
信プログラムは、請求項13において、前記予測ステッ
プにおいては、前記予報パラメータと、入力される気象
情報を記憶保持する気象情報データベースのデータとを
参照することによって、前記医学気象予報情報を作成す
ることを特徴とする。本発明の請求項16による医学気
象予報配信プログラムは、請求項14において、前記予
測ステップにおいては、前記予報パラメータと、入力さ
れる気象情報を記憶保持する気象情報データベースのデ
ータとを参照することによって、前記医学気象予報情報
を作成することを特徴とする。
信プログラムは、請求項13〜15のいずれかにおい
て、前記個人データベースに記憶保持される個人データ
を、外部端末から更新する更新ステップを更に含むこと
を特徴とする。本発明の請求項18による医学気象予報
配信プログラムは、請求項17において、前記更新ステ
ップにおいては、前記外部端末に設けられたセンサによ
って前記身体的特徴を計測し、前記センサによって計測
した身体的特徴についてのデータを個人データとして前
記個人データベースに登録するようにしたことを特徴と
する。
信プログラムは、請求項18において、前記更新ステッ
プにおいては、前記外部端末に設けられたセンサによっ
て、計測時の場所、環境条件等をも計測し、この計測し
た計測時の場所、環境条件等についてのデータをも前記
個人データとして前記個人データベースに登録するよう
にしたことを特徴とする。
各個人のパーソナルデータの登録及びその更新を行うこ
とにより、個人ごとの病気の発症や健康状態の変化につ
いて、より的確で判断が容易な医学気象予報を配信し、
警告を発することができる。
施の形態について説明する。なお、以下の説明において
参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によっ
て示されている。図1は本発明による医学気象予報配信
システムの実施の一形態を示すブロック図である。同図
に示されているように、本実施形態による医学気象予報
配信システムは、気象・環境情報サブシステム100
と、医学気象予報サブシステム200と、情報集配信サ
ブシステム300とを含んで構成されている。
象情報配信者(気象庁等)、気象観測衛星、気象レーダ
ー、国立感染症情報センター等の情報提供元10から予
測に必要な情報を受信する。この気象・環境情報サブシ
ステム100は、気象・環境情報を収集して保存する処
理を行う気象・環境情報収集サーバ11と、気象・環境
等予報を作成して保存する処理を行う気象・環境予報サ
ーバ12と、気象・環境の現況に関するデータを記憶保
持する気象・環境実況データベース13と、気象・環境
等予報データを記憶保持する気象・環境予報データベー
ス14aと、気象・環境予報データベース14aに記憶
保持されたデータを基に気象・環境予報サーバ12によ
って作成された、独自予報である気象・環境等予報を記
憶保持する気象・環境予報データベース14bとを含ん
で構成されている。
供元10から予測に必要な情報を受信して気象・環境情
報収集サーバ11に保存すると共に、気象・環境予報デ
ータを作成して気象・環境予報データベース14aに保
存する。気象・環境予報サーバ12においては、道路凍
結予報、紫外線予報、花粉飛散量予報等の予報が作成さ
れる。ここで、道路凍結予報は、気温、湿度、地表面温
度等に基づいて作成される。紫外線予報は、全雲量、オ
ゾン層の状態等に基づいて作成される。花粉飛散量は、
風向・風速、気温、湿度等の関数であり、これらに基づ
いて予報が作成される。
者の過去の症状や健康状態、及びその時の位置、時刻、
環境条件等を記録するパーソナルヘルスデータベース
(以下、適宜「PHD」と略す)22と、PHD22と
気象条件の相関関係を基に医学気象予報を作成する医学
気象予報サーバ21と、健康リスクの回避や健康維持に
関するアドバイス等のデータベース23と、一般医学気
象予報データベース24とを含んで構成されている。な
お、医学気象予報サーバ21は、後述するようにPHD
22とその時の気象条件を基に予報パラメータを作成
し、このパラメータを用いて医学気象予報を作成する。
D22の各情報と時空間的に対応付けられた気象及び環
境情報を、気象・環境情報サブシステム100から参照
することによって、医学気象予報の各項目を計算する。
例えば、喘息発作発症率予報、熱中症発症率予報、リュ
ウマチ発症率予報、不定愁訴発症率予報、インフルエン
ザ感染率予報等の医学気象予報を作成する。
気圧等の関数である。熱中症発症率は、気温、湿度、前
日との気温差等の関数である。リュウマチ発症率は、気
温、湿度、気圧等の関数である。不定愁訴発症率は、気
温、湿度、気圧及びその変化率等の関数である。インフ
ルエンザ感染率は、気温、湿度等の関数である。PHD
22は、本システムによるサービスの利用者個人各々に
ついての性別、年齢、健康状態等の身体的特徴を示す個
人データを記憶保持するデータベースである。ここにい
う身体的特徴を示す個人データには、花粉アレルギー症
状が出やすい体質であるとか、喘息発作を起こしやすい
体質であるとか、持病に関する情報の属性を示すデータ
と、各種症状の発症状況(症状の程度、時間、場所等)
とその時の体温、脈拍、血圧等の発症記録データが含ま
れる。
23には、喘息発作、熱中症等、予報の種類毎に医師が
予め作成した発症を回避する方法、発症の判定方法、発
症時の応急処置等のアドバイスが記憶保持されている。
各アドバイス項目は、気象・環境条件や医学情報、症状
の程度等の検索キーに関連付けられており、必要なアド
バイス情報が自動抽出できるように構成されている。
人個人に対する医学気象予報ではなく、不特定人に対す
る一般的な医学予報を記憶保持するデータベースであ
る。情報集配信サブシステム300は、情報集配信サー
バ31を含んで構成されている。情報集配信サーバ31
は、本システムの利用者から送信されるデータを受信
し、その受信したデータを医学気象予報サブシステム2
00内のPHD22に記憶保持させる機能を有してい
る。また、情報集配信サーバ31は、医学気象予報サブ
システム200から医学気象予報を、また、気象・環境
情報サブシステム100から気象・環境等予報を受取
り、本システムの利用者各々に配信する機能をも有して
いる。
には、個人的にサービス契約を結んだ個人利用者41の
他、マスメディア、医療、健康、介護、公共施設等の団
体・施設42がサービス契約を結んだ場合において団体
に所属している者や施設を利用する者としての個人利用
者41も該当する。後者の場合には、団体・施設42と
サービス契約を締結し、個人利用者41自身は、その団
体・施設42から間接的にサービスを受ける。本システ
ムの双方向性のサービスのより、団体・施設42は、利
用者の健康情報を集中管理することが可能となる。
ために、個人利用者41は携帯端末等、通信回線を使用
してデータを授受できるハードウェアを持っているもの
とする。加入者電話機を用いても良いし、パーソナルコ
ンピュータを用いても良い。医学気象予報の提供は、例
えば図2に示されているように行われる。同図におい
て、利用者が会員ID(identificatio
n)、電話番号等の個人情報201を入力し、ログオン
要求をすると、サーバ側では利用者についてユーザー識
別202を行う。このとき、個人データベースを特定す
ると共に、個人セッションをオープンする。これによ
り、PHD22へのアクセスが可能になる。
の送信を受けた利用者側では、人工衛星を用いて位置情
報を取得するGPS(Global Position
ing System)や携帯端末を用いて位置情報を
取得する位置情報取得装置によって位置情報203を取
得する。携帯端末を用いて位置情報を取得する位置情報
取得装置には、DLP(DoCoMo locatio
n platform)等がある(「DoCoMo」
は、商標)。取得した位置情報203は、予報を指示す
るための予報コマンドと共に、サーバ側に送信される。
サーバ側では、気象・環境予報データベース14b及び
一般医学気象予報データベース24から、エリアデータ
204を抽出する。
サーバ側は、抽出したエリアデータ204及び気象・環
境予報データベース14aに基づいた配信用の予報デー
タセットを作成する。それと共に、PHD22を参照す
ることによって予報内容の補正を行う。この補正を行っ
た医学気象予報データ205は、利用者側に送られる。
PHD22を参照して補正を行っているので、この医学
気象予報データ205は、利用者個人個人に対する医学
気象予報である。
報とは別に、不特定人に対する一般的な医学予報をデー
タベース24の記憶内容を参照して行っても良い。例え
ば、熱中症、食中毒、感染症等は、利用者個人個人に対
してではなく、不特定人に対する一般的な医学予報でも
十分と考えられるからである。この一般的な医学予報
は、PHD22を参照することによる補正は行わない。
05は、携帯電話機207aや情報端末機器207b等
の端末機器の画面に表示される。また、医学気象予報を
条件にアドバイス等のデータベース23からアドバイス
情報等が抽出され、このアドバイス情報等が利用者側に
送られる。このアドバイス情報も端末機器の画面に表示
される。したがって、利用者は、端末機器の画面表示内
容を参照することによって、病気の発症や病状の悪化を
事前に知り、回避することができる。
る。同図に示されているように、利用者が会員ID、電
話番号等の個人情報201を入力し、ログオン要求をす
ると、サーバ側では利用者についてユーザー識別202
を行う。このとき、個人データベースを特定すると共
に、個人セッションをオープンする。これにより、PH
D22へのアクセスが可能になる。
の送信を受けた利用者側は、上記と同様に、人工衛星を
用いて位置情報を取得するGPSや、携帯端末を用いて
位置情報を取得する位置情報取得装置によって位置情報
203を取得する。この取得した位置情報203は、更
新を指示するための更新コマンドと共に、サーバ側に送
信される。
ら取得した気温、気圧、湿度、体温、脈拍等の計測デー
タ、また利用者が端末から入力した発症の程度や外部の
測定機器による環境条件等をサーバに送信する。サーバ
側では、これらのデータを、位置情報及び時刻と共にP
HD22に登録する。このPHD22への登録が終了す
ると、サーバ側に保持されている気象条件と、PHD2
2に保持されている過去のデータとに基づき、予報条件
が再計算される。この再計算の結果は、個人毎の予報パ
ラメータとしてデータベース22aに記憶保持される。
実際には、このデータベース22aに記憶保持されてい
る予報パラメータが、医学気象予報の作成に用いられ
る。
者が端末に対してキー入力等を行い、数値として送信す
る。また、端末機器に接続したセンサを利用する場合
は、このセンサによって検出した各種のデータをサーバ
側に自動送信する。センサは体温、脈拍、血圧等の個人
の健康状態を検出するものと、利用者が置かれた環境条
件(気温、湿度、気圧等)を測定するものとが有り、こ
の検出したデータを通信回線を介してサーバ側に自動的
に送信し、PHDの更新を行う。
の配信サービスにおいては、利用者との契約内容に応じ
て必要な予報情報のみを提供する。例えば、喘息につい
ての予報情報を希望する利用者については、喘息予報の
みを配信する。このため、配信する予報情報の種類やそ
の数に応じて、料金を徴収することになる。本システム
による医学気象予報の配信サービスに対する料金の徴収
は、サーバの所有者が各個人に対して請求書を発行し、
料金を徴収する。
行っても良い。すなわち、通信業者が提供する通信回線
を利用するための料金(回線使用料)についての請求書
の内容に、本サービスに対する料金も含めておく。そし
て、通信業者が提供する通信回線を利用するための料金
(回線使用料)を徴収する際に、同時に本サービスに対
する料金をも徴収する。その後、料金を徴収した通信業
者が、該当する金額をサーバの所有者(本システムを運
用する業者)に支払う。このように料金を徴収すれば、
通信回線を使用しなければ本サービスの提供を受けられ
ず、逆に通信回線を使用すれば必ず料金を徴収できると
考えられる。また、本サービスの利用者は、1度に料金
を支払うことができ、二重に手続きをしなくて済む。さ
らに、通信業者も通信回線を利用する機会が増えるの
で、メリットがある。このように、回線使用料と共にサ
ービスの利用料を徴収すれば、本サービスを円滑に運用
できる。
いての計算方法の例について説明する。例えば紫外線予
報は、図4に示されているように行う。すなわち、緯
度、経度、時刻等の情報400を基に紫外線のB領域
(UV−B)の放射照度を計算する(ステップS40
0)。また、TOMS(Total Ozone Ma
pping Spectrometer)からオゾン全
量観測値を取得し、300hPaジオポテンシャル高度
(予測値)402a及び300hPa気温(予測値)4
02bに基づいて、オゾン全量予測値を計算する(ステ
ップS402)。
いて、オゾンによる減衰効果を計算する(ステップS4
03)。そして、全雲量の予測値404を基に、雲の影
響による減衰効果を計算する(ステップS404)。さ
らに、予測する場所の標高値405を基に、標高による
効果を計算する(ステップS405)。以上により、U
V−Bの地上到達照射強度を求める(ステップS40
6)。次に、求めた照射強度をランク分けする(ステッ
プS407)。この場合、例えば4段階にランク分けす
る。さらに、そのランクを色分けする等、ビジュアル化
して(ステップS408)、処理は終了となる。
いるように行う。すなわち、気象データ500につい
て、各項目のスコア化を行う(ステップS501)。こ
こで、気象データ500は、海面気圧(SP)501、
気温(TEMP)502、相対気温(PH)503、風
速(WW)504、全雲量(CD)505、降水量(P
P)506である。また、気温502と相対気温503
から、蒸気圧(VP)507を算出する。そして、各項
目について−1.0から1.0までの値を決め、スコア
化する。
2a及び個人毎の係数についてのデータベース502b
にスコアを乗じ、それらの和SSを求める(ステップS
502)。これにより、係数によって各項目の重み付け
を行う。なお、地域毎の係数は予め過去の医学統計に基
づき算出しておく。ステップS502において求めた和
SSをランク(予報値)とする(ステップS503)。
この和SSは、地域であるメッシュ毎に計算する。最後
に、このランクの値をビジュアル化して(ステップS5
04)、処理は終了となる。
は、以下のような医学気象予報配信方法が実現されてい
る。すなわち、利用者個人についての医学気象予報情報
を配信する方法であり、図6に示されているように、入
力される気象情報及び入力される医学情報並びに利用者
についての健康状態等の身体的特徴を示す個人データに
基づいて、医学気象予報情報を作成し(ステップS60
1)、作成した前記医学気象予報情報を配信する(ステ
ップS602)とを含む医学気象予報配信方法が本シス
テムによって、実現されている。
ためのプログラムを用意し、これによってコンピュータ
を制御すれば、上述と同様の配信動作等を行うことがで
きることは明白である。このプログラムを記録するため
の記録媒体には、図1等に示されていない半導体メモ
リ、磁気ディスク、光ディスク等の他、種々の記録媒体
を用いることができる。
々についてのパーソナルヘルスデータを記憶保持してお
き、気象・環境予報を基に医学気象予報を作成し、この
作成した予報内容を各利用者に配信することにより、配
信される医学気象予報を参照し、病気の発症や病状の悪
化を事前に知り、予防措置をとることによりリスクを回
避できるという効果がある。
の一形態を示すブロック図である。
す図である。
す図である。
すフローチャートである。
フローチャートである。
ーチャートである。
Claims (19)
- 【請求項1】 利用者個人についての医学気象予報情報
を配信する医学気象予報配信システムであって、入力さ
れる気象情報及び入力される医学情報並びに前記利用者
についての健康状態等の身体的特徴を示す個人データに
基づいた、個人ごとの医学気象予報情報を配信すること
を特徴とする医学気象予報配信システム。 - 【請求項2】 前記入力される気象情報を記憶保持する
気象情報データベースと、前記入力される医学情報を記
憶保持する医学情報データベースと、前記個人データを
記憶保持する個人データベースとを含むことを特徴とす
る請求項1記載の医学気象予報配信システム。 - 【請求項3】 前記個人データベースに記憶保持される
個人データは、外部端末から更新可能であることを特徴
とする請求項2記載の医学気象予報配信システム。 - 【請求項4】 前記外部端末は前記身体的特徴を計測す
るセンサを有する携帯端末であり、前記センサによって
計測した身体的特徴についてのデータを個人データとし
て前記個人データベースに登録するようにしたことを特
徴とする請求項3記載の医学気象予報配信システム。 - 【請求項5】 前記外部端末は前記身体的特徴を計測す
るセンサを有し、家庭や病院等に設置された固定端末で
あり、前記個人データベースには前記センサによって計
測した身体的特徴についてのデータが個人データとして
登録されることを特徴とする請求項3記載の医学気象予
報配信システム。 - 【請求項6】 前記外部端末は前記身体的特徴と共に、
計測時の場所、環境条件等を計測するセンサをも有し、
前記センサによって計測した計測時の場所、環境条件等
についてのデータをも前記個人データとして前記個人デ
ータベースに登録するようにしたことを特徴とする請求
項4又は5記載の医学気象予報配信システム。 - 【請求項7】 利用者個人についての医学気象予報情報
を配信する医学気象予報配信方法であって、入力される
気象情報及び入力される医学情報並びに前記利用者につ
いての健康状態等の身体的特徴を示す個人データに基づ
いて、予測に必要な予報パラメータを作成する解析ステ
ップと、前記予報パラメータに基づき医学気象予報情報
を作成する予測ステップと、作成した医学気象予報情報
を配信する配信ステップとを含むことを特徴とする医学
気象予報配信方法。 - 【請求項8】 前記解析ステップにおいては、前記個人
データを記憶保持する個人データベースのデータと、入
力される気象情報を記憶保持する気象情報データベース
のデータとを組み合わせて解析することにより健康状態
の変化と気象・環境変動との関係性を示す予報パラメー
タを算出することを特徴とする請求項7記載の医学気象
予報配信方法。 - 【請求項9】 前記予測ステップにおいては、前記予報
パラメータと、入力される気象情報を記憶保持する気象
情報データベースのデータとを参照することによって、
前記医学気象予報情報を作成することを特徴とする請求
項7記載の医学気象予報配信方法。 - 【請求項10】 前記個人データベースに記憶保持され
る個人データを、外部端末から更新する更新ステップを
更に含むことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記
載の医学気象予報配信方法。 - 【請求項11】 前記更新ステップにおいては、前記外
部端末に設けられたセンサによって前記身体的特徴を計
測し、前記センサによって計測した身体的特徴について
のデータを個人データとして前記個人データベースに登
録するようにしたことを特徴とする請求項10記載の医
学気象予報配信方法。 - 【請求項12】 前記更新ステップにおいては、前記外
部端末に設けられたセンサによって、計測時の場所、環
境条件等をも計測し、この計測した計測時の場所、環境
条件等についてのデータをも前記個人データとして前記
個人データベースに登録するようにしたことを特徴とす
る請求項11記載の医学気象予報配信方法。 - 【請求項13】 コンピュータを制御することにより、
利用者個人についての医学気象予報情報を配信するため
の医学気象予報配信プログラムであって、入力される気
象情報及び入力される医学情報並びに前記利用者につい
ての健康状態等の身体的特徴を示す個人データに基づい
て、予測に必要な予報パラメータを作成する解析ステッ
プと、前記予報パラメータに基づき医学気象予報情報を
作成する予測ステップと、作成した医学気象予報情報を
配信する配信ステップとを含むことを特徴とする医学気
象予報配信プログラム。 - 【請求項14】 前記解析ステップにおいては、前記個
人データを記憶保持する個人データベースのデータと、
入力される気象情報を記憶保持する気象情報データベー
スのデータとを組み合わせて解析することにより健康状
態の変化と気象・環境変動との関係性を示す予報パラメ
ータを算出することを特徴とする請求項13記載の医学
気象予報配信プログラム。 - 【請求項15】 前記予測ステップにおいては、前記予
報パラメータと、入力される気象情報を記憶保持する気
象情報データベースのデータとを参照することによっ
て、前記医学気象予報情報を作成することを特徴とする
請求項13記載の医学気象予報配信プログラム。 - 【請求項16】 前記予測ステップにおいては、前記予
報パラメータと、入力される気象情報を記憶保持する気
象情報データベースのデータとを参照することによっ
て、前記医学気象予報情報を作成することを特徴とする
請求項14記載の医学気象予報配信プログラム。 - 【請求項17】 前記個人データベースに記憶保持され
る個人データを、外部端末から更新する更新ステップを
更に含むことを特徴とする請求項13〜15のいずれか
に記載の医学気象予報配信プログラム。 - 【請求項18】 前記更新ステップにおいては、前記外
部端末に設けられたセンサによって前記身体的特徴を計
測し、前記センサによって計測した身体的特徴について
のデータを個人データとして前記個人データベースに登
録するようにしたことを特徴とする請求項17記載の医
学気象予報配信プログラム。 - 【請求項19】 前記更新ステップにおいては、前記外
部端末に設けられたセンサによって、計測時の場所、環
境条件等をも計測し、この計測した計測時の場所、環境
条件等についてのデータをも前記個人データとして前記
個人データベースに登録するようにしたことを特徴とす
る請求項18記載の医学気象予報配信プログラム。
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