JP2002310893A - プラスチックフィルムの破断検知方法 - Google Patents
プラスチックフィルムの破断検知方法Info
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Abstract
高温環境にあるフィルムの破断を、高い精度で検知する
方法を提供する。 【解決手段】 走行するプラスチックフィルムを挟み、
一方の側にフィルムに向かって空気を吹きつけるエアー
ノズルを、他の側にエアーノズルの動圧又はその一部を
検出する圧力検知管を設け、フィルムの有無による動圧
の変化からプラスチックフィルムの破断を検知する。
Description
ルムの破断検知方法に関するものである。
薄膜に延伸して製造されるものであるが、その製造工程
でフィルムが破断するというトラブルは、フィルムの種
類、製造方法にかかわらず、常につきまとうものであ
る。たとえば、材料中に微小な欠陥部があると、延伸工
程でここに応力が集中してフィルムが破断する。破断対
策として、まず破断そのものをなくすることが重要であ
るが、もうひとつ重要な対策として、破断を速やかに検
知し、破断時の対策手順に直ちに移行することが挙げら
れ、これは生産ロスを減少させるために極めて重要であ
る。
には、光電管を用いて、フィルムの透過光又は反射光の
変化から、走行するプラスチックフィルムの存在の有無
を光学的に検知し、破断の判別をする方法がとられてい
た。しかしながらこの方法ではプラスチックフィルムの
小さな揺らぎに光電管が反応することがあり、破断検知
に誤作動を伴うことがあった。フィルム生産ラインにお
いては、フィルム破断時の後処理を速やかにする為に、
破断検知によって機台の非常停止を行うことがある。機
台が非常停止することは、生産上のロスが大きいため、
誤作動による機台停止をなくすることは重要なことであ
った。
において、フィルムを延伸した直後、すなわち、フィル
ムが高温環境にあるうちに、いち早く検知することが、
生産ロスを減少させる上で極めて重要である。しかし、
高温環境で、しかもフィルムの揺らぐ場所に、耐熱タイ
プの光電管を設置しても、誤報なく破断を検知すること
は困難であった。
み、本発明の課題は、高温環境にあるフィルムの破断
を、高い精度で検知する方法を提供することにある。
を達成するために種々検討した結果、フィルムの有無に
よって変化する風圧を利用し、この風圧の変化を、パイ
プを介して高温環境から離れた外部へ伝達して検出する
ことにより、高温環境にあるフィルムの破断検知が可能
であり、また、フィルムの揺らぎによる外乱の影響を小
さくすることができることを見出し、本発明に到達し
た。
クフィルムを挟み、一方の側にフィルムに向かって空気
を吹きつけるエアーノズルを、他の側にエアーノズルの
動圧又はその一部を検出する圧力検知管を設け、フィル
ムの有無による動圧の変化からプラスチックフィルムの
破断を検知することを特徴とするプラスチックフィルム
の破断検知方法を要旨とするものである。
図1は延伸機内のフィルムの流れ方向の断面図であり、
本発明の体系を表した全体図となっている。プラスチッ
クフィルムの破断検知は、延伸機1を走行するフィルム
2を挟み、片側からブロア3の風をノズル4によってプ
ラスチックフィルムに吹き付け、ノズルからの噴流を、
他の側でノズルに相当する位置に設けられた全圧頭5お
よび静圧頭6で、速度頭すなわちエアーノズルの動圧を
検出することにより行う。フィルムがある時は、ノズル
からの噴流がフィルムで遮られるため、噴流の速度頭は
検出されないが、破断によりフィルムがなくなると、噴
流の速度頭が圧力検出管に直接に作用するため、全圧頭
検出管7と静圧頭検出管8から出力される差圧は拡大す
る。これによりフィルムの破断が検知できる。
でも可能であるが、さらに全圧検出管の形状を工夫し、
たとえば圧力導入端を広げたラッパ管を用いることによ
り、速度頭成分をさらに強調して圧力検出が可能にな
る。この場合、静圧検出はラッパ管に近接した位置に、
噴流ノズルに相対する側を閉じ側面に開口した管を設け
て行う。
力伝送器9に連結している。圧力伝送器として、0〜5
mmH2Oの差圧の入力で、4〜20mAの出力するも
のが挙げられる。差圧の有無が信号によってはっきり分
かる程度であれば、入力0〜5mmH2O、出力4〜2
0mAの圧力伝送器に限られない。このような圧力伝送
器によって、全圧頭すなわち高圧側と静圧頭すなわち低
圧側の差圧によって信号を出力する。
0へと送られる。メータリレーとして、アナログ式、デ
ジタル式のどちらも使用できる。フィルムの切断によっ
てメータリレーであらかじめ設定されていた範囲を超え
ると、制御機器11へと破断の信号が送られる。
破断の警報発報、及び機台の非常停止が行われる。これ
により作業者が破断を速やかに察知でき、破断時の対策
手順に直ちに移行することが可能となる。
二軸延伸されたポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ナイロン等よりなるフィルムに適用でき、ま
た、Tダイ法、インフレーション法により製造されたフ
ィルムにも適用できる。
検知し、その圧力は簡単な配管で機外の安全な場所まで
容易に導けるため、高温の場所を走行するフィルムの破
断検知が可能となり、かつ圧力検知管の形状を工夫する
ことにより、外乱の影響を小さくすることができるた
め、高い精度の破断検知が可能となる。
説明する。
mmのスリット型エアーノズル、入口径150mmΦの
ラッパ型の全圧検出管、および1インチの静圧検出管よ
りなる静圧検出管を設け、エアーノズルから風圧30/
secの空気をフィルムに吹きつけた。ノズルからの風
圧を全頭圧でフィルム無しの状態で500Paなるよう
に調整して、検出管端末と検出頭間は3mとした。同時
二軸延伸機外部に圧力伝送器として、Yamamoto
ElectricWork製マノメータ(型式EMT−
1A1F)、メータリレーとしてKEYENCE製デジ
タルメータリレー(型式RV−45)を設置した。ま
た、デジタルメータリレーを4〜20mAの入力に対
し、デジタル表示0.4〜2.0となるように調整し、
フィルムが有る状態と無い状態で、それぞれを測定した
ところ、フィルム有りの状態で0.4、無しの状態で
1.9付近の値を示した。これにより破断の検出点を上
限1.0と設定した。上記設定条件において、フィルム
の生産を行ったところ、誤報もなくフィルムの破断を検
知することができた。
ラスチックフィルムの破断検知の信頼性が向上し、いち
早く破断を発見することができるので、作業者が速やか
に破断時の対策手順に移行することが可能となり、生産
のロスを大幅に減少することができる。
した全体図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 走行するプラスチックフィルムを挟み、
一方の側にフィルムに向かって空気を吹きつけるエアー
ノズルを、他の側にエアーノズルの動圧又はその一部を
検出する圧力検知管を設け、フィルムの有無による動圧
の変化からプラスチックフィルムの破断を検知すること
を特徴とするプラスチックフィルムの破断検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001115414A JP2002310893A (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | プラスチックフィルムの破断検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001115414A JP2002310893A (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | プラスチックフィルムの破断検知方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002310893A true JP2002310893A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18966319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001115414A Pending JP2002310893A (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | プラスチックフィルムの破断検知方法 |
Country Status (1)
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- 2001-04-13 JP JP2001115414A patent/JP2002310893A/ja active Pending
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