JP2002310314A - 過流出防止弁 - Google Patents

過流出防止弁

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JP2002310314A
JP2002310314A JP2001111708A JP2001111708A JP2002310314A JP 2002310314 A JP2002310314 A JP 2002310314A JP 2001111708 A JP2001111708 A JP 2001111708A JP 2001111708 A JP2001111708 A JP 2001111708A JP 2002310314 A JP2002310314 A JP 2002310314A
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JP
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valve
valve body
valve seat
coil spring
overflow prevention
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JP2001111708A
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English (en)
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Shinichi Akiyama
信一 秋山
Tomoyuki Minami
智之 南
Takaaki Yoshii
崇朗 吉井
Takaaki Itani
崇明 猪谷
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Tokyo Gas Co Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管内圧力の使用条件に応じて最適な遮断性能
を有すように調節出来、緊急時には遅延することなく流
体の流れを遮断出来るようにし、更に、遮断した後の自
動復帰動作も確実に自動復帰できるようにした過流出防
止弁を提供する。 【解決手段】 弁体60が弁座43から離れる方向にコ
イルバネ70で弁体を付勢させ、弁体を付勢させるコイ
ルバネ70の圧縮距離を調節できるようにしたことを特
徴とする過流出防止弁である。また、弁体60は弁座4
3から伸びる弁体支持部材50で支持し、弁体60には
自動復帰用の貫通流露61を設け、通常使用時の弁開放
時は弁体の貫通流路61を前記支持部材50で覆って閉
止したことを特徴とする過流出防止弁である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設された
ガス輸送管が何らかの外部要因によって折損したり焼失
したりして、管内中の燃焼性ガス流体が損傷部から噴出
するのを防止する過流出防止弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実公昭62−874号公報
に開示された過流出防止弁がある。このものは図4で示
すように、一端部に弁座2を有し、外筒1内に固着され
た弁座2にコイルスプリング8を外嵌し、球弁体6に一
体的に連接した支持竿9を、弁箱7に軸方向に設けられ
た両側一対のスリット10、10を介して、該弁箱7の
外部に軸方向移動可能に突出させ、コイルスプリング8
を支持竿9と弁箱7の下流側との間に介装着してなるも
のである。これによれば、過流出状態において球弁体6
に作用するガス流によって生じる押し圧力が支持竿9を
介してコイルスプリング8を圧縮し、球弁体6が点線の
ごとく弁座2に当接して弁を閉止するようになってい
る。
【0003】このように従来の過流出防止弁では、正常
な流体の流通時において球弁体6は弁座2から大きく離
れた状態で設けられるものが一般的であった。例えばガ
ス輸送用管に用いられる過流出防止弁は管端部に封入或
いは配管を接続する管継手内に封入して配管された状態
で使用される。また過流出防止弁においては、流体流通
管路内に装着し管路内に設けた過流出防止弁が閉止され
た後、自動的に元の開放状態に復帰できるようになされ
ている。即ち何らかの状況変化で弁体が閉止して管内の
流路が遮断された場合、遮断後一定時間経過したら弁が
再度開いて自動復帰するように、弁には遮断中であって
も上流側から下流側へ少量の流体ガスが流れる流路小穴
を設けてある。通常この流路は弁座面に凹溝として設
け、弁体が弁座面に着座して弁が閉止中でも弁座面の凹
溝から下流側へ流体が少しずつ流れ、上流側と下流側の
圧力が平衡圧力になって、弁体がコイルバネの付勢力で
弁座から離れ、弁が基の開状態に自動復帰されるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記過流出防止弁にお
いて求められる大切な性能は、緊急時にガス流通を遮断
することである。しかしながら弁体を弁座から離す方向
に付勢しているコイルバネの付勢力によって弁体の作
動、応答性が関係する。コイルバネの付勢力を使用圧力
性能に適合するように一定のものに形成するのは非常に
困難で、また弁内に装着した状態でバネの付勢力を調節
できず、確実に所定圧力状態で弁が閉止する性能に設け
るのが困難であった。
【0005】また過流出防止弁において、何らかの状況
で弁体が閉止し、管内の流路が遮断された場合、その後
管路の損傷部が復帰して管内に設けた過流出防止弁を管
路から取外したりしなくとも自動的に流路を開放復帰さ
せることが重要で、過流出防止弁の上流側から下流側へ
常時少しずつ流れる小穴、凹溝等の流路を設けている。
この流路は通常弁開放使用時においても流体が流通する
ように設けてあるため、水垢や流体中のゴミによって詰
まってしまう可能性がある。またこの流路は定期的に掃
除するようなメンテナンスが出来ず、このため、現実に
この流路の機能を働かせたい、弁遮断後の自動復帰させ
る際に、流路を流体が流れずに遮断後の自動復帰がうま
く働かない問題があった。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、管内圧力の使用条件に応じて最適
な遮断性能を有すように調節することが出来、よって所
定の圧力で確実に遮断機能がはたらき、管路の破損時な
どの緊急時には遅延することなく流体の流れを遮断する
ことが出来、更に、遮断した後の自動復帰動作も確実に
自動復帰できるようにし、長期の埋設管路内において確
実な作動機能が得られる過流出防止弁を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、流体が
流通する管内の下流側の圧力が所定圧以下に低下した際
に、弁体が弁座に着座して流体の通過を閉止する過流出
防止弁であって、弁体が弁座から離れる方向にコイルバ
ネで弁体を付勢させ、弁体を付勢させるコイルバネの圧
縮距離を調節できるようにしたことを特徴とする過流出
防止弁である。また、流体が流通する管内の下流側の圧
力が所定圧以下に低下した際に、弁体が弁座に着座して
流体の通過を閉止する過流出防止弁であって、弁体が弁
座から離れる方向にコイルバネで弁体を付勢させ、弁体
は前記弁座から伸びる弁体支持部材で支持し、弁体には
自動復帰用の貫通流露を設け、通常使用時の弁開放時は
弁体に設けた貫通流路を前記支持部材で覆って閉止した
ことを特徴とする過流出防止弁である。
【0008】
【作用】本発明は上記構成であって、弁体を弁座から離
れるように付勢するコイルバネの弁座との距離を調節で
きるようにした。このためコイルバネの弁体に対する付
勢力は弁を組立する段階において微調節が可能であり、
使用圧力条件に応じた最適の過流出防止性能に形成でき
る。また、弁体は弁座から離れる方向に付勢され、弁体
は弁座から伸びる支持部材で弁座から一定の距離に支持
されており、弁体には自動復帰用の小穴流路が貫通して
おり、しかもこの小穴流路は弁開放状態の通常使用時に
おいて弁体支持部材で閉止されている。従って通常使用
時は小穴流路を流体が流通せず、流体による影響や流体
内のゴミ、水垢等によって詰まるような現象が発生せ
ず、従って長期に渡って確実な自動復帰機能が確保され
る過流出遮断弁が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施例を詳細に説明する。図1、図2は本発明の一実施
例を示し、過流出防止弁を配管内に組み込んだ状態を示
す断面図、図2は図1の左側面図である。図において10
は電気融着継手で、一方のポリエチレン管11内には過
流出防止弁20が装着されている。この状態で電気融着
継手10の内面にはポリエチレン管11、12が挿入さ
れ、電気融着継手10のコネクターピン14から電熱線
13に外部電源から通電が行われ、ポリエチレン管1
1,12と電気融着継手10は一体的に融着される。
【0010】一方のポリエチレン管11内に装着された
過流出防止弁20はケース30、ケース30に螺合する
弁座部材40、弁座部材40に固着した弁体支持部材5
0、弁体支持部材50と弁座部材40間に装着した球弁
体60、球弁体60とケース30間に装着した台形状の
コイルスプリング70とからなる。ケース30は一端に
ポリエチレン管11の端面に係止するように張り出した
つば31と内周側に張り出してコイルスプリング70を
係止するあご32を設け他端側内周面にめねじ33を設
けた硬質樹脂で設けたものである。
【0011】弁座部材40は外周面にポリエチレン管1
1内面とシールするOリング41を装着し、一端外面に
前記ケース30のめねじ33に螺合するおねじ42を有
してケース30と最適位置の間隔を保って装着され、他
端部側内面に弁座43を有し、外面に支持部材を固定す
るおねじ44を有すものである。支持部材50は弁座部
材のおねじ44に螺合するめねじ51を有し、弁座部材
40と固定し、三脚柱状部52で球弁体60を支持して
いる。
【0012】球弁体60は前記支持部材50で弁座43
との間で支持されており、中央部に貫通小穴61を設け
てある。この貫通小穴61は図1、図2の通常使用の開
放状態において、支持部材50で覆われて塞がれてい
る。下流側管路に異常が発生して下流側圧力が異常低下
し、球弁体60が支持部材52から離れて球弁体60が
閉止側に移動すると、貫通小穴61は支持部材52から
離れるので、流体中にさらされ貫通小穴61を通じて流
体が上流側から下流側へ流通する。コイルスプリング7
0は台形状で、一端がケース30のあご32に係止し、
他端が球弁体60に係止して球弁体60を弁座43から
離れる方向に付勢している。スプリング70の付勢力F
=バネ定数k×(自由長−圧縮長)で決まり、この圧縮
長を調節することにより、付勢力は調節される。所定の
スプリング付勢力に固定されるように図2のごとくケー
ス30と弁座部材間にゴムリング等のスペーサリング3
4を装着して、所定の締め込み量で緩まないようにして
も良い。
【0013】
【発明の効果】以上説明した様に、管内圧力の使用条件
に応じて最適な遮断性能を有すように調節することが出
来、よって所定の圧力で確実に遮断機能がはたらき、管
路の破損時などの緊急時にには遅延することなく流体の
流れを遮断することが出来る。更に、遮断した後の自動
復帰動作も確実に自動復帰できるようにし、長期の埋設
管路内において確実な作動機能が得られる過流出防止弁
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す過流出防止弁を管路
内に組み込んだ状態を示す断面図である。
【図2】 図1の左側面図である。
【図3】 本発明の別の実施例を示す過流出防止弁を管
路内に組み込んだ状態を示す断面図である。
【図4】 従来技術を示す過流出防止弁である。
【符号の説明】
10 電気融着式管継手 11、12
ポリエチレン管 13 電熱線 14 コネ
クターピン 20 過流出防止弁 30 ケー
ス 31 つば 32 あご 33めねじ 34 スペ
ーサリング 40 弁座部材 41 Oリ
ング 42 おねじ 43 弁座 44 おねじ 50 支持
部材 51 めねじ 52 三脚
柱 60 球弁体 61 貫通
小穴 70 コイルスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉井 崇朗 東京都港区海岸1丁目5番20号東京瓦斯株 式会社内 (72)発明者 猪谷 崇明 三重県桑名市大福2番地日立金属株式会社 桑名工場内 Fターム(参考) 3H060 AA03 BB08 CC01 CC40 DA04 DC05 DD02 DE06 HH07 HH14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が流通する管内の下流側の圧力が
    所定圧以下に低下した際に、弁体が弁座に着座して流体
    の通過を閉止する過流出防止弁であって、弁体が弁座か
    ら離れる方向にコイルバネで弁体を付勢させ、弁体を付
    勢させるコイルバネの圧縮距離を調節できるようにした
    ことを特徴とする過流出防止弁。
  2. 【請求項2】 流体が流通する管内の下流側の圧力が
    所定圧以下に低下した際に、弁体が弁座に着座して流体
    の通過を閉止する過流出防止弁であって、弁体が弁座か
    ら離れる方向にコイルバネで弁体を付勢させ、弁体は前
    記弁座から伸びる弁体支持部材で支持し、弁体には自動
    復帰用の貫通流路を設け、通常使用時の弁開放時は弁体
    に設けた貫通流路を前記支持部材で覆って閉止したこと
    を特徴とする過流出防止弁。
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