JP2002310204A - ディスクブレーキ - Google Patents
ディスクブレーキInfo
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- JP2002310204A JP2002310204A JP2001110572A JP2001110572A JP2002310204A JP 2002310204 A JP2002310204 A JP 2002310204A JP 2001110572 A JP2001110572 A JP 2001110572A JP 2001110572 A JP2001110572 A JP 2001110572A JP 2002310204 A JP2002310204 A JP 2002310204A
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Abstract
向位置に配置されても、スライドピンとピン穴との当接
音が極めて小さいディスクブレーキを提供すること。 【解決手段】 スライドピン21、31の外周面21
a、31aに螺旋溝21c、31cを設けた。
Description
キ、特にキャリパがスライドピンを介してマウンティン
グに支持されてディスクロータ回転軸方向に摺動可能な
ディスクブレーキ(フローティングキャリパ型のディス
クブレーキ)に関する。
ーキにおいては、スライドピン121とピン穴141a
との円滑な摺動を可能とするために、スライドピン12
1とピン穴141aとの間にグリースを介在させる必要
がある。また、組付け時にスライドピン121がピン1
41a穴に容易に挿入できるように、エア抜き通路を必
要とする。このため、従来のディスクブレーキにおいて
は、グリース溜りとエア抜き通路とを兼ねた複数の溝1
21cが、スライドピン121の外周面121aに長手
方向に設けられている。
と、車両振動によってスライドピン121がピン穴14
1aに当接する。また、キャリパに固定されたスライド
ピン121と車両非回転部分に連結されたマウンティン
グに設けられたピン穴141aとは、0.05mm前後
のクリアランスA(直径換算では0.1mm前後)を有
しているが、溝壁面121c1とスライドピン外周面1
21aとで形成される一対の稜線部分121c2は、溝
のないスライドピン外周面121aとピン穴内周面14
1aとのクリアランスより大きなクリアランスBを有す
ることになる。そして、組付け後の溝の位置は、ピン穴
内141aで任意であり、その結果、スライドピン12
1の移動方向に溝すなわち一対の稜線部分121c2が
ある場合には、大きなクリアランスBを詰めながら稜線
部分121c2がピン穴内周面141aと当接し、非制
動時の大きな当接音(ラトリング音)が発生してドライ
バに不快感を与えるものであった。
を背景に為されたものであり、ピン穴内でスライドピン
の溝がどのような回転方向位置に配置されても、スライ
ドピンとピン穴との当接音が極めて小さいディスクブレ
ーキを提供することを、その技術的課題とするものであ
る。
に、請求項1に記載のように、キャリパがスライドピン
を介してマウンティングに支持されてディスクロータ回
転軸方向に摺動可能なディスクブレーキにおいて、前記
スライドピンの外周面に螺旋溝が設けられていることを
特徴とするディスクブレーキを構成した。
にスライドピンがピン穴に当接する場合、螺旋溝の溝壁
面とスライドピンの外周面とによって形成される一対の
稜線部分がピン穴に当接する前にスライドピンの外周面
がピン穴の内周面と当接するため、スライドピンの回転
方向位置によってピン穴の内周面とスライドピンとのク
リアランスが増加することがないため、スライドピンと
ピン穴とのラトリング音が極めて小さい。
基づいて説明する。図1乃至図3は、本発明にかかる車
両用のディスクブレーキを示している。このディスクブ
レーキにおいては、キャリパ10は、両アーム部11、
12にて一対のスライドピン21、31を介してマウン
ティング40の両支持部41、42に支持され、ディス
クロータ50の回転軸方向に摺動可能とされている。な
お、キャリパ10とマウンティング40は、ディスクロ
ータ50を跨ぐように配設されている。
スクロータ50に向けて押圧する半力アーム部13をア
ウタ側に有し、インナ側に両アーム部11,12とシリ
ンダ部14とを有している。シリンダ部14は、ディス
クロータ50に向けて開口していて、その内部には、イ
ンナパッド62をディスクロータ50に向けて押圧する
ピストンがシールリング(ともに図示せず)を介して軸
方向へ摺動可能に挿入されている。なお、アウタパッド
61とインナパッド62は、ディスクロータ50の回転
軸方向へ摺動可能にマウンティング40に支持されてい
る。
1は、外周面21a、31aに螺旋溝21c、31cを
有するとともに一端に六角部21b、31bを有する。
六角部21b、31b側端面には、取付けボルト22、
32が螺合する雌ねじ(図示せず)が設けられていて、
六角部21b、31b側端面とボルト22、32とがキ
ャリパ10のアーム部11、12を挟持するように、ス
ライドピン21、31がアーム部11、12に固定され
ている。
には、ピン穴41a、42aが設けられていて、スライ
ドピン21、31は、ディスクロータ50の回転軸方向
に摺動可能にピン穴41a、42aに嵌挿されている。
したがって、ブレーキ操作がなされてシリンダ部14内
にブレーキ液圧が発生すると、ピストンがインナパッド
62を所定の押圧力で押圧するとともに、その押圧力の
半力によってキャリパ10の半力アーム部13がアウタ
パッドを押圧し、その際キャリパ10は、スライドピン
21、31がピン穴41a、42a内を摺動することに
よりディスクロータ50の回転軸方向に摺動する。
31aには、上述したように螺旋溝21c、31cが設
けられている。
1、31がピン穴41a、42a内を円滑に摺動するた
めにスライドピン21、31とピン穴41a、42aと
の間に塗布されるグリースのグリース溜めとして機能す
るものである。また、螺旋溝21c、31cは、スライ
ドピン21、31がピン穴41a、42aに嵌挿されて
組付けられる際に、ピン穴41a、42a内のエアを速
やかに外部に放出するためのエア抜き通路としても機能
するものである。
31c1と外周面21a、31aとで形成される稜線部
21c2、31c2とピン穴41a、42aとのクリア
ランスは、外周面21a、31aとピン穴41a、42
aとのクリアランスより大きいが、スライドピン21、
31がどのような回転方向位置でピン穴41a、42a
に嵌挿されていても、稜線部分21c2、31c2がピ
ン穴41a、42aに当接することがない。すなわち、
スライドピン21、31の回転方向位置によってピン穴
41a、42aの内周面とスライドピン21、31との
クリアランスが増加することがないため、スライドピン
21、31とピン穴41a、42aとの当接音すなわち
ラトリング音が極めて小さい。
が、本発明は上記態様に限定されるものではなく、本発
明の原理に準ずる各種態様を含むものである。
(1本溝)とされているが、これに限定されるものでは
なく、設計上、生産上許容される条数であれば2条以上
でもよい。また、螺旋溝が2条以上の場合に、各螺旋溝
の捩れ方向が同一であってもよいし、捩れ方向が逆であ
ってもよい。
ンがどのような回転方向位置に配置されても、スライド
ピンとピン穴との当接音すなわちラトリング音が極めて
小さいディスクブレーキを提供することが可能となる。
平面図である。
図である。
穴の一部断面図である。
図である。
穴の一部断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 キャリパがスライドピンを介してマウン
ティングに支持されてディスクロータ回転軸方向に摺動
可能なディスクブレーキにおいて、前記スライドピンの
外周面に螺旋溝が設けられていることを特徴とするディ
スクブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001110572A JP2002310204A (ja) | 2001-04-09 | 2001-04-09 | ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001110572A JP2002310204A (ja) | 2001-04-09 | 2001-04-09 | ディスクブレーキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002310204A true JP2002310204A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18962319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001110572A Pending JP2002310204A (ja) | 2001-04-09 | 2001-04-09 | ディスクブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002310204A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180068756A (ko) * | 2016-12-14 | 2018-06-22 | 현대자동차주식회사 | 디스크 브레이크의 슬라이딩핀 |
DE102019116258A1 (de) * | 2019-06-14 | 2020-12-17 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse für ein Nutzfahrzeug |
CN114207304A (zh) * | 2019-07-29 | 2022-03-18 | 卡迈锡控股两合公司 | 紧固元件 |
-
2001
- 2001-04-09 JP JP2001110572A patent/JP2002310204A/ja active Pending
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JP7377948B2 (ja) | 2019-07-29 | 2023-11-10 | カマックス ホールディング ゲーエムベーハー アンド コーポレイテッド ケージー | 締結要素 |
US11982304B2 (en) | 2019-07-29 | 2024-05-14 | Kamax Holding Gmbh & Co. Kg | Fastening element |
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A02 | Decision of refusal |
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