JP2002309611A - 作業機のバケット構造 - Google Patents

作業機のバケット構造

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JP2002309611A
JP2002309611A JP2001113242A JP2001113242A JP2002309611A JP 2002309611 A JP2002309611 A JP 2002309611A JP 2001113242 A JP2001113242 A JP 2001113242A JP 2001113242 A JP2001113242 A JP 2001113242A JP 2002309611 A JP2002309611 A JP 2002309611A
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JP
Japan
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bucket
bottom plate
working machine
curved surface
surface portion
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JP2001113242A
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English (en)
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Masaki Tamaru
正毅 田丸
Kenzo Kimoto
健蔵 木元
Masaki Naruse
真己 成瀬
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量な作業機のバケットを提供する。 【解決手段】 側面視でほぼ半円形に曲げ形成された底
板(2)と、左右一対の側板(3,3)とを備え、一側に開口部
(8)を有する箱形状の作業機のバケット(1)の、底板(2)
と側板(3,3)との接合部に所定の半径の曲面部(4)を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば土砂等を掘
削する作業機のバケット構造に関し、特には油圧ショベ
ルの作業機のバケット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のバケットの側面図であり、
図9は図8のD矢視である正面図である。図8、図9に
おいて、バケット1dは側面視でほぼ半円形に曲げ成形
された底板2と、左右一対の側板3,3とにより、一側
に開口部8を設けた箱形状に形成されている。6は図示
しない作業機の先端リンク機構との連結部であり、7は
ツースである。図10は図8のE−E矢視図であり、図
に示すように、底板2と側板3とはすみ肉溶接されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、底板2と側板3との接合部は、両部材を
突き当ててすみ肉溶接された構成であるため、応力集中
が発生しやすい形状であり、破損する恐れがある。その
ため、底板2や側板3の板厚を大きくする必要があり、
重量が増加する。又、図10に示すP部が突出している
ため、土砂と線接触し、接触面圧が高くなり、早期磨耗
して寿命を低下させる。更に、内側の隅部に土砂が付着
し、土離れが悪く、作業効率が低いという問題がある。
【0004】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、軽量で、局部的早期磨耗を防止して磨耗
寿命を向上し、土離れを良くして作業効率を向上する作
業機のバケット構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、側面視でほぼ半円形
に曲げ形成された底板と、左右一対の側板とを備え、一
側に開口部を有する箱形状の作業機のバケットにおい
て、前記バケットは、前記底板と左右側板との接合部
に、所定の半径の曲面部を有する構成としている。
【0006】第1発明によると、バケットの底板と側板
との接合部に、所定の半径の曲面部を設けたため、応力
集中は低減される。したがって、底板および側板の板厚
を薄くすることができ、バケットの軽量化が図れる。
又、局部的な早期磨耗が防止されるため、磨耗寿命が向
上すると共に、土離れが良く、作業効率の高い作業機の
バケットが得られる。
【0007】第2発明は、第1発明において、前記バケ
ットの左側板及び右側板は、前記底板との接合部に前記
曲面部を備えた構成としている。
【0008】第3発明は、第1発明において、前記バケ
ットの底板は、幅方向の両端部の、前記左右側板との接
合部に前記曲面部を備えた構成としている。
【0009】第4発明は、第1発明において、前記バケ
ットは、前記底板と、前記側板と、前記底板と側板とを
連結する、前記曲面部を備えた左隅部材及び右隅部材と
を有する構成としている。
【0010】第2、第3、第4発明によると、曲面部を
側板、又は、底板に設け、あるいは、曲面部を有する左
右隅部材を設けて溶接構成としたため、加工が容易とな
り、大形のバケットも容易に製作することができる。
【0011】第5発明は、第1発明において、前記曲面
部の半径は、前記バケットの側面視の、底板の底部曲げ
半径の10%〜30%である構成としている。
【0012】第5発明によると、曲面部の半径をバケッ
トの底板の曲げ半径の10%〜30%にしたため、十分
に大きな半径の曲面になり、応力集中は殆ど発生しな
い。又、局部的な早期磨耗を防止することができ、底板
や側板の板厚を低減してバケットの軽量化を図ることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る作業機のバケ
ット構造の実施形態について、図面を参照して詳述す
る。
【0014】図1は第1実施形態のバケット1の側面図
であり、図2は図1のA矢視の正面図であり、図3は図
1のB矢視の背面図であり、図4は図1のC−C矢視の
断面図である。図8、図9、図10に示した従来のもの
と同一部材には同一符号を付して説明は省略し、異なる
部分についてのみ説明する。図1、図2、図3、図4に
おいて、左右の側板3,3と底板2との接合部には、断
面形状を所定の半径rで円弧状に形成された左隅部材5
a及び右隅部材5bが介装され、曲面部4を形成してい
る。それぞれの部材の接合部は突合せ溶接されている。
図4に示す曲面部4の半径rは、図1に示す底板2の底
部の曲げ半径Rの10%〜30%で、本実施形態では約
20%である。
【0015】本発明のバケット1は上記のような構成と
したため、底板2と側板3との接合部に応力集中を発生
することは殆どなく、又、突起部がないため早期磨耗の
恐れもない。したがって、底板2や左右の側板3,3の
板厚を薄くすることができ、重量を軽減することができ
る。また、隅部の土離れが良く、作業効率を向上するこ
とができる。更に、底板2と、側板3と、左右隅部材5
a,5bとにより構成したため、大形のバケットも容易
に製作することができる。
【0016】図5は第2実施形態のバケット1aの、図
1のC−C矢視の断面図を示す。図5において、左側板
3aの、底板2との接合部に曲面部4を形成する。図示
しない右側板3bも同様である。作用、効果は第1実施
形態のものと同様なので説明は省略する。
【0017】図6は第3実施形態のバケット1bの、図
1のC−C矢視の断面図を示す。図6において、底板2
aの、左右両端部の、左右の側板3,3との接合部に曲
面部4を形成する。作用、効果は第1実施形態のものと
同様なので説明は省略する。
【0018】図7は第4実施形態のバケット1cの背面
図である。図7において、第1実施形態のバケット1の
左右隅部材5a,5bと、連結部6を有する底板2との
間に、ハッチングを付した左右スペーサ9a,9bを介
装し、溶着している。本構成によると、左右スペーサ9
a,9bの幅を変えることにより、容易に全幅の異なる
バケットが得られ、生産性を向上する。なお、本構成
は、第2実施形態のバケット1aに適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の、バケットの側面図で
ある。
【図2】第1図の、A矢視図である。
【図3】第1図の、B矢視図である。
【図4】第1図の、C−C矢視図である。
【図5】本発明の第2実施形態の、バケットの隅部形状
を示す断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態の、バケットの隅部形状
を示す断面図である。
【図7】本発明の第4実施形態の、バケットの背面図で
ある。
【図8】従来のバケットの側面図である。
【図9】図8のD矢視図である。
【図10】図8のE−E矢視図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c…バケット、2,2a…底板、3
…側板、3a…左側板、3b…右側板、4…曲面部、5
a…左隅部材、5b…右隅部材、6…連結部、9a…左
スペーサ、9b…右スペーサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面視でほぼ半円形に曲げ形成された底
    板(2)と、左右一対の側板(3,3)とを備え、一側に開口部
    (8)を有する箱形状の作業機のバケット(1)において、前
    記バケット(1,1a,1b,1c)は、前記底板(2,2a)と左右側板
    (3,3a,3b)との接合部に、所定の半径の曲面部(4)を有す
    ることを特徴とする作業機のバケット構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業機のバケット構造に
    おいて、前記バケット(1a)の左側板(3a)及び右側板(3b)
    は、前記底板(2)との接合部に前記曲面部(4)を備えたこ
    とを特徴とする作業機のバケット構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の作業機のバケット構造に
    おいて、前記バケット(1b)の底板(2a)は、幅方向の両端
    部の、前記左右側板(3,3)との接合部に前記曲面部(4)を
    備えたことを特徴とする作業機のバケット構造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の作業機のバケット構造に
    おいて、前記バケット(1)は、前記底板(2)と、前記側板
    (3,3)と、前記底板(2)と側板(3,3)とを連結する、前記曲
    面部(4)を備えた左隅部材(5a)及び右隅部材(5b)とを有
    することを特徴とする作業機のバケット構造。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の作業機のバケット構造に
    おいて、前記曲面部(4)の半径は、前記バケット(1,1a,1
    b,1c)の側面視の、底板(2,2a)の底部曲げ半径の10%
    〜30%であることを特徴とする作業機のバケット構
    造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2007240241B1 (en) * 2007-12-12 2008-09-18 Swift Assets Pty Ltd An Excavator Bucket
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