JP2002309539A - 港湾における養浜構造と砂止堤 - Google Patents
港湾における養浜構造と砂止堤Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
- Y02A10/11—Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 港の外郭施設を透過してくる波浪を減衰させ
ながら有効な砂止堤を設置することで、港湾内に敷設さ
れている養浜砂が押し波・引き波で浸食・流出するのを
防止する港湾における養浜構造と砂止堤を提供する。 【解決手段】 本発明による港湾における養浜構造は、
湾口を構成する防波堤4もしくは消波堤3から成る外郭
施設2を備えた港湾において、湾口5に配置する膜式防
波堤6と湾内の所定位置に配置する浮消波堤7及び砂止
堤8から構成しており、砂止堤8を複数のコンクリート
ブロック単体を連結させ、その連結を隣接するコンクリ
ートブロック単体間のブロック上端からブロック底部に
到る充填材で構成して、人工海浜1の養浜砂等の土砂が
浸食・流出されるのを防止している。
ながら有効な砂止堤を設置することで、港湾内に敷設さ
れている養浜砂が押し波・引き波で浸食・流出するのを
防止する港湾における養浜構造と砂止堤を提供する。 【解決手段】 本発明による港湾における養浜構造は、
湾口を構成する防波堤4もしくは消波堤3から成る外郭
施設2を備えた港湾において、湾口5に配置する膜式防
波堤6と湾内の所定位置に配置する浮消波堤7及び砂止
堤8から構成しており、砂止堤8を複数のコンクリート
ブロック単体を連結させ、その連結を隣接するコンクリ
ートブロック単体間のブロック上端からブロック底部に
到る充填材で構成して、人工海浜1の養浜砂等の土砂が
浸食・流出されるのを防止している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、港湾における養浜
構造と砂止堤に関し、特に港湾の養浜砂が浸食・流出す
るのを効果的に防止する港湾における養浜構造と砂止堤
に関する。
構造と砂止堤に関し、特に港湾の養浜砂が浸食・流出す
るのを効果的に防止する港湾における養浜構造と砂止堤
に関する。
【0002】
【従来の技術】港湾における環境問題を解決するため
に、浅瀬等の砂地を維持する各レベルの養浜対策が講じ
られている。
に、浅瀬等の砂地を維持する各レベルの養浜対策が講じ
られている。
【0003】特に、外洋に近接した港湾における養浜対
策は、港の外郭施設として必要になる防波堤もしくは消
波堤に湾口を構成することが必須であることから、困難
な課題の解決を迫られている。
策は、港の外郭施設として必要になる防波堤もしくは消
波堤に湾口を構成することが必須であることから、困難
な課題の解決を迫られている。
【0004】即ち、港における湾口、防波堤や消波堤か
らは、湾口から侵入する回折波や、消波堤を越波・透過
して湾内に侵入する伝達波が海辺に頻繁に押し寄せてく
る。このために、港湾内の砂浜に環境美観の視点から敷
設されているホワイトサンド等の養浜砂が、上記の遡上
する外洋からの押し波・引き波によって強烈に浸食・流
出することになり、その防止対策が必要になるからであ
る。
らは、湾口から侵入する回折波や、消波堤を越波・透過
して湾内に侵入する伝達波が海辺に頻繁に押し寄せてく
る。このために、港湾内の砂浜に環境美観の視点から敷
設されているホワイトサンド等の養浜砂が、上記の遡上
する外洋からの押し波・引き波によって強烈に浸食・流
出することになり、その防止対策が必要になるからであ
る。
【0005】従来からの砂止め対策は、養浜砂が浸食・
流出することを直接的に防止するものであり、図9に示
すような砂止堤が一般的である。
流出することを直接的に防止するものであり、図9に示
すような砂止堤が一般的である。
【0006】砂止堤30の構造は、基本的に海底地盤3
1の上に捨て石等でマウンド32を築造し、このマウン
ド32の上にケーソン等のブロック33を連続させて設
置している。
1の上に捨て石等でマウンド32を築造し、このマウン
ド32の上にケーソン等のブロック33を連続させて設
置している。
【0007】これらのマウンド32とブロック33の目
地間には、砂の吸い出し防止シート34を敷設してあ
り、砂の浸食・流出を阻止している。尚、ブロック33
の目地間に関しては、砂の吸い出し防止シート34の敷
設やアスファルトマスチック材を目地間に充填すること
で目地処理することも行われている。
地間には、砂の吸い出し防止シート34を敷設してあ
り、砂の浸食・流出を阻止している。尚、ブロック33
の目地間に関しては、砂の吸い出し防止シート34の敷
設やアスファルトマスチック材を目地間に充填すること
で目地処理することも行われている。
【0008】養浜砂35は、上記の施工を完了させた後
にマウンド32とブロック33に敷設した吸い出し防止
シート34の上に投入しており、これによって砂地の海
辺を構築している。
にマウンド32とブロック33に敷設した吸い出し防止
シート34の上に投入しており、これによって砂地の海
辺を構築している。
【0009】しかしながら、マウンド32とブロック3
3に敷設する吸い出し防止シート34の施工は、水中施
工になるために作業が困難であり、施工上の収まりも完
全でなく、状況によっては砂の流出を阻止できない事態
も発生している。
3に敷設する吸い出し防止シート34の施工は、水中施
工になるために作業が困難であり、施工上の収まりも完
全でなく、状況によっては砂の流出を阻止できない事態
も発生している。
【0010】又、港湾内の砂浜に敷設されている養浜砂
を遡上する外洋からの押し波・引き波によって浸食・流
出されるのを防止するために、港の外郭施設として防波
堤もしくは消波堤を設置して、外洋の沖波を湾内に直接
進入させないように波浪を制御している。
を遡上する外洋からの押し波・引き波によって浸食・流
出されるのを防止するために、港の外郭施設として防波
堤もしくは消波堤を設置して、外洋の沖波を湾内に直接
進入させないように波浪を制御している。
【0011】その代表的な防波堤35は、図10に示す
ように、海底地盤31に捨て石等で構築したマウンド3
2を形成し、このマウンド32の上にコンクリート製の
ケーソン36を設置するものであり、波浪の遮蔽はかな
り確実であるが港湾における美観を含めた環境保全は必
ずしも満足される状況に至っていないのが実情である。
ように、海底地盤31に捨て石等で構築したマウンド3
2を形成し、このマウンド32の上にコンクリート製の
ケーソン36を設置するものであり、波浪の遮蔽はかな
り確実であるが港湾における美観を含めた環境保全は必
ずしも満足される状況に至っていないのが実情である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の状況
に鑑みて問題の解決のために提案するものであり、港の
外郭施設を透過してくる外洋からの波浪を減衰させなが
ら有効な砂止堤を設置することで、港湾内に敷設されて
いる養浜砂が外洋からの押し波・引き波によって浸食・
流出するのを確実に防止する港湾における養浜構造と砂
止堤を提供している。
に鑑みて問題の解決のために提案するものであり、港の
外郭施設を透過してくる外洋からの波浪を減衰させなが
ら有効な砂止堤を設置することで、港湾内に敷設されて
いる養浜砂が外洋からの押し波・引き波によって浸食・
流出するのを確実に防止する港湾における養浜構造と砂
止堤を提供している。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による港湾におけ
る養浜構造は、基本的に、湾口を構成する防波堤もしく
は消波堤から成る外郭施設を備えた港湾において、湾口
に配置する膜式防波堤と湾内の所定位置に配置する浮消
波堤及び砂止堤から構成しており、具体的には、砂止堤
を複数の岩着コンクリートブロックを連結させ、その連
結を隣接する岩着コンクリートブロック間の岩礁に到る
充填材によって構成することを特徴としている。
る養浜構造は、基本的に、湾口を構成する防波堤もしく
は消波堤から成る外郭施設を備えた港湾において、湾口
に配置する膜式防波堤と湾内の所定位置に配置する浮消
波堤及び砂止堤から構成しており、具体的には、砂止堤
を複数の岩着コンクリートブロックを連結させ、その連
結を隣接する岩着コンクリートブロック間の岩礁に到る
充填材によって構成することを特徴としている。
【0014】これによって、湾口から侵入する回折波
や、消波堤を越波・透過して湾内に侵入する伝達波を効
果的に減衰させて海辺に到達させる穏やかな波浪の形成
と有効な砂止堤の設置によって、港湾内に敷設されてい
る養浜砂が押し波・引き波によって浸食・流出するのを
確実に防止している。
や、消波堤を越波・透過して湾内に侵入する伝達波を効
果的に減衰させて海辺に到達させる穏やかな波浪の形成
と有効な砂止堤の設置によって、港湾内に敷設されてい
る養浜砂が押し波・引き波によって浸食・流出するのを
確実に防止している。
【0015】本発明による砂止堤は、先端が水面下に潜
り中空内底部を水中不分離性コンクリートで充填して成
る岩着コンクリートブロックと岩着コンクリートブロッ
クの片側に接する土砂から構成されたり、先端が水面下
に潜り水底に設置されて連結される複数のコンクリート
ブロック単体とコンクリートブロック単体間をブロック
底部に到って構成する充填材及び連結される複数のコン
クリートブロック単体の片側に接する土砂から構成して
いる。
り中空内底部を水中不分離性コンクリートで充填して成
る岩着コンクリートブロックと岩着コンクリートブロッ
クの片側に接する土砂から構成されたり、先端が水面下
に潜り水底に設置されて連結される複数のコンクリート
ブロック単体とコンクリートブロック単体間をブロック
底部に到って構成する充填材及び連結される複数のコン
クリートブロック単体の片側に接する土砂から構成して
いる。
【0016】これによって、岩着コンクリートブロック
の設置作業を容易にすると共に、養浜砂が岩着コンクリ
ートブロックの底部や連結部分から吸い出されて流出す
る現象を確実に阻止している。
の設置作業を容易にすると共に、養浜砂が岩着コンクリ
ートブロックの底部や連結部分から吸い出されて流出す
る現象を確実に阻止している。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明による港湾における養浜構
造は、湾口を構成する防波堤もしくは消波堤から成る外
郭施設を備えた港湾において、湾口に配置する膜式防波
堤と湾内の所定位置に配置する浮消波堤及び砂止堤から
構成しており、砂止堤を複数の岩着コンクリートブロッ
クを連結させ、その連結を隣接する岩着コンクリートブ
ロック間の岩礁に到る充填材によって構成することを特
徴としている。
造は、湾口を構成する防波堤もしくは消波堤から成る外
郭施設を備えた港湾において、湾口に配置する膜式防波
堤と湾内の所定位置に配置する浮消波堤及び砂止堤から
構成しており、砂止堤を複数の岩着コンクリートブロッ
クを連結させ、その連結を隣接する岩着コンクリートブ
ロック間の岩礁に到る充填材によって構成することを特
徴としている。
【0018】以下に、本発明による港湾における養浜構
造の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
造の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明による港湾における養浜構
造を概略的に示す実施の形態であり、図において、1は
養浜する人工海浜であり、2は消波堤3と防波堤4及び
湾口5から構成される港湾の外郭施設である。
造を概略的に示す実施の形態であり、図において、1は
養浜する人工海浜であり、2は消波堤3と防波堤4及び
湾口5から構成される港湾の外郭施設である。
【0020】港湾の外郭施設2は、季節風や台風シーズ
ンに来襲する沖波が外洋から湾内に進入しようとするの
を受けて、湾内に高波が直接進入しないように波浪を制
御している。又、湾口5には、高波が湾内に進入しない
ように図7に詳細を示す膜式防波堤6が配置されてお
り、平常時には小型船やボート等の航行が支障無く行わ
れるると共に、波浪時には沖波の進入を遮蔽している。
ンに来襲する沖波が外洋から湾内に進入しようとするの
を受けて、湾内に高波が直接進入しないように波浪を制
御している。又、湾口5には、高波が湾内に進入しない
ように図7に詳細を示す膜式防波堤6が配置されてお
り、平常時には小型船やボート等の航行が支障無く行わ
れるると共に、波浪時には沖波の進入を遮蔽している。
【0021】以上の外郭施設2によって、消波堤3を透
過する波浪は約40%に減衰されて湾内に進入してお
り、膜式防波堤6によっては50〜90%の消波機能を
確保することが可能である。
過する波浪は約40%に減衰されて湾内に進入してお
り、膜式防波堤6によっては50〜90%の消波機能を
確保することが可能である。
【0022】さらに、湾内の所定位置には図8に詳細を
示す浮消波堤7が適宜に配置されており、これによっ
て、消波堤3からの伝達波はさらに50〜60%の減衰
を受けることになって、最終的に砂浜に遡上する押し波
・引き波は、大幅に弱められている。
示す浮消波堤7が適宜に配置されており、これによっ
て、消波堤3からの伝達波はさらに50〜60%の減衰
を受けることになって、最終的に砂浜に遡上する押し波
・引き波は、大幅に弱められている。
【0023】又、人工海浜1は、重量式の砂止堤8の設
置によって養浜砂の吸い出し対策が講じられている。
置によって養浜砂の吸い出し対策が講じられている。
【0024】砂止堤8は、後述の詳細な説明で明らかに
するが、複数の岩着コンクリートブロックを連続的に連
結させて構築しており、隣接する岩着コンクリートブロ
ックの連結部には岩礁に到る充填材を設置することで、
遡上する押し波・引き波による養浜砂の吸い出しを阻止
している。
するが、複数の岩着コンクリートブロックを連続的に連
結させて構築しており、隣接する岩着コンクリートブロ
ックの連結部には岩礁に到る充填材を設置することで、
遡上する押し波・引き波による養浜砂の吸い出しを阻止
している。
【0025】従って、人工海浜1は、港湾の外郭施設に
おける湾内の波浪制御に基づく遡上する押し波・引き波
の大幅な弱体化とも相俟って、養浜砂の浸食・流出が確
実に防止されており、美観を含めた環境保全が確実に維
持されている。
おける湾内の波浪制御に基づく遡上する押し波・引き波
の大幅な弱体化とも相俟って、養浜砂の浸食・流出が確
実に防止されており、美観を含めた環境保全が確実に維
持されている。
【0026】以上のように、本発明による養浜構造は、
上記実施の形態で明らかなように、湾口から侵入する回
折波や、消波堤を越波・透過して湾内に侵入する伝達波
を効果的に減衰させて、海辺に到達させる穏やかな波浪
の形成と有効な砂止堤の設置によって、港湾内に敷設さ
れている養浜砂が押し波・引き波によって浸食・流出す
るのを確実に防止して環境問題の発生を抑制している。
上記実施の形態で明らかなように、湾口から侵入する回
折波や、消波堤を越波・透過して湾内に侵入する伝達波
を効果的に減衰させて、海辺に到達させる穏やかな波浪
の形成と有効な砂止堤の設置によって、港湾内に敷設さ
れている養浜砂が押し波・引き波によって浸食・流出す
るのを確実に防止して環境問題の発生を抑制している。
【0027】次に、本発明による砂止堤について説明す
る。本発明による砂止堤は、先端が海水面下に潜り中空
内底部を水中不分離性コンクリートで充填して成る岩着
コンクリートブロックと岩着コンクリートブロックの海
辺側に敷設される養浜砂から構成され、岩着コンクリー
トブロックを複数のコンクリートブロック単体を連結し
てコンクリートブロック単体間に岩礁に到る充填材を設
置して構成することを特徴としている。
る。本発明による砂止堤は、先端が海水面下に潜り中空
内底部を水中不分離性コンクリートで充填して成る岩着
コンクリートブロックと岩着コンクリートブロックの海
辺側に敷設される養浜砂から構成され、岩着コンクリー
トブロックを複数のコンクリートブロック単体を連結し
てコンクリートブロック単体間に岩礁に到る充填材を設
置して構成することを特徴としている。
【0028】以下に、本発明による砂止堤の実施の形態
を図面に基づいて詳細に説明する。図2は、本発明によ
る砂止堤の実施の形態における平面図であり、図3は、
同様の正面図である。
を図面に基づいて詳細に説明する。図2は、本発明によ
る砂止堤の実施の形態における平面図であり、図3は、
同様の正面図である。
【0029】砂止堤8は、岩着コンクリートブロック9
と人工海浜1を形成して岩着コンクリートブロッ9の海
辺側に敷設されている養浜砂10とから構成されてお
り、図示のようにその先端が、海面の中に1m程度の深
さで潜る状態に設定されるように、岩着コンクリートブ
ロック9の高さを決定している。
と人工海浜1を形成して岩着コンクリートブロッ9の海
辺側に敷設されている養浜砂10とから構成されてお
り、図示のようにその先端が、海面の中に1m程度の深
さで潜る状態に設定されるように、岩着コンクリートブ
ロック9の高さを決定している。
【0030】岩着コンクリートブロック9は、複数のコ
ンクリートブロック単体11を連続的に連結することで
構成されており、それぞれの連結面12にはブロックの
上端から底部に到る凹部13が備えられることで、連結
面12間を閉鎖する充填材14をブロック上部から岩礁
15までの全域に行き渡らせることを可能にしている。
ンクリートブロック単体11を連続的に連結することで
構成されており、それぞれの連結面12にはブロックの
上端から底部に到る凹部13が備えられることで、連結
面12間を閉鎖する充填材14をブロック上部から岩礁
15までの全域に行き渡らせることを可能にしている。
【0031】本実施の形態におけるコンクリートブロッ
ク単体11は、中空の井筒型に形成されているので比較
的軽量であることから、海中の岩礁15の上に設定する
ことを簡素にすると同時に、図4、5で深度の異なる各
断面図が示すように、底部周辺に土嚢等の密封材16を
堆積させてから、その内部底面域に水中不分離性コンク
リート17を投入して養浜砂10が湾内に流出すること
がないように充填する作業を容易にしている。
ク単体11は、中空の井筒型に形成されているので比較
的軽量であることから、海中の岩礁15の上に設定する
ことを簡素にすると同時に、図4、5で深度の異なる各
断面図が示すように、底部周辺に土嚢等の密封材16を
堆積させてから、その内部底面域に水中不分離性コンク
リート17を投入して養浜砂10が湾内に流出すること
がないように充填する作業を容易にしている。
【0032】コンクリートブロック単体11は、水中不
分離性コンクリート17からの上部中空域に先端まで中
詰めする砕石18が配置されており、養浜砂10の土圧
に耐えられる重量を確保している。
分離性コンクリート17からの上部中空域に先端まで中
詰めする砕石18が配置されており、養浜砂10の土圧
に耐えられる重量を確保している。
【0033】図6は、岩着コンクリートブロック9を構
成しているコンクリートブロック単体11の拡大平面図
(a)と拡大平面図(a)における(b)−(b)矢視
図(b)である。
成しているコンクリートブロック単体11の拡大平面図
(a)と拡大平面図(a)における(b)−(b)矢視
図(b)である。
【0034】本実施の形態でのコンクリートブロック単
体11は、中空の井筒型に形成されながら、その中間部
分を補強部19で結合することによってその強度を確保
しており、底部周辺に土嚢等の密封材16を堆積させる
と同時に、内部底面域に水中不分離性コンクリート17
を投入して底部を密封状態に形成している。
体11は、中空の井筒型に形成されながら、その中間部
分を補強部19で結合することによってその強度を確保
しており、底部周辺に土嚢等の密封材16を堆積させる
と同時に、内部底面域に水中不分離性コンクリート17
を投入して底部を密封状態に形成している。
【0035】コンクリートブロック単体11の中空域に
は、砕石18をブロック上端まで中詰め状態に配置して
おり、各コンクリートブロック単体11の連結面12に
形成されている凹部13には、ブロック上端から岩礁1
5まで連結面12間を閉鎖する充填材14を詰め込むこ
とで、岩着コンクリートブロック9の底面と連結面の間
から養浜砂10が押し波・引き波によって浸食・流出さ
れることを阻止している。
は、砕石18をブロック上端まで中詰め状態に配置して
おり、各コンクリートブロック単体11の連結面12に
形成されている凹部13には、ブロック上端から岩礁1
5まで連結面12間を閉鎖する充填材14を詰め込むこ
とで、岩着コンクリートブロック9の底面と連結面の間
から養浜砂10が押し波・引き波によって浸食・流出さ
れることを阻止している。
【0036】この充填材の充填方法としては、この凹部
内に袋対を挿入して、その袋体内にモルタル等の硬化性
充填材を充填して空間を閉鎖する方法が好適である。
又、このような硬化性充填材を用いれば、ブロック間に
おいてせん断抵抗力を持つことになって連結が強固にな
る。
内に袋対を挿入して、その袋体内にモルタル等の硬化性
充填材を充填して空間を閉鎖する方法が好適である。
又、このような硬化性充填材を用いれば、ブロック間に
おいてせん断抵抗力を持つことになって連結が強固にな
る。
【0037】以上のように、本発明による砂止堤は、上
記実施の形態で明らかなように、岩着コンクリートブロ
ックの設置作業を容易にすると共に、養浜砂が岩着コン
クリートブロックの底部や連結部分から吸い出されて流
出する現象を確実に阻止して美観を含めた環境保全を確
立している。
記実施の形態で明らかなように、岩着コンクリートブロ
ックの設置作業を容易にすると共に、養浜砂が岩着コン
クリートブロックの底部や連結部分から吸い出されて流
出する現象を確実に阻止して美観を含めた環境保全を確
立している。
【0038】尚、図7は、消波堤3と防波堤4から成る
外郭施設2の湾口5に設置されている膜式防波堤6を概
略的に示している。
外郭施設2の湾口5に設置されている膜式防波堤6を概
略的に示している。
【0039】膜式防波堤6は、図10に示した従来のコ
ンクリート製ケーソンから成る防波堤のように、海上に
厳つい構造体を恒常的に配置して、波浪の遮断と同時に
船舶の航行を阻害する方式を変えるものであり、定常時
には海底に倒伏することによって船舶の航行に何らの支
障を与えることが無く、海上の視界からも消えている
が、外洋に波浪が発生した場合には蒲鉾型袋体の起立に
よって、沖波を確実に減衰させてから湾内に進入させる
画期的な方式である。
ンクリート製ケーソンから成る防波堤のように、海上に
厳つい構造体を恒常的に配置して、波浪の遮断と同時に
船舶の航行を阻害する方式を変えるものであり、定常時
には海底に倒伏することによって船舶の航行に何らの支
障を与えることが無く、海上の視界からも消えている
が、外洋に波浪が発生した場合には蒲鉾型袋体の起立に
よって、沖波を確実に減衰させてから湾内に進入させる
画期的な方式である。
【0040】このために、膜式防波堤6は硬質ゴム製の
蒲鉾型袋体20で構成されており、袋体20に海水を給
排水することで起立・倒伏させている。
蒲鉾型袋体20で構成されており、袋体20に海水を給
排水することで起立・倒伏させている。
【0041】即ち、外洋が波浪状態に無い場合には、袋
体20を倒伏させることで小型船やボート等が湾口を自
由に航行できるものであり、一方、外洋が波浪状態にあ
る場合には、袋体20に海水を給水することで起立状態
を形成することで、袋体20の振動周波を波浪の振動周
波に同調させて波浪の透過率を減衰させており、これに
よって湾口から沖波を進入させないように遮断してい
る。
体20を倒伏させることで小型船やボート等が湾口を自
由に航行できるものであり、一方、外洋が波浪状態にあ
る場合には、袋体20に海水を給水することで起立状態
を形成することで、袋体20の振動周波を波浪の振動周
波に同調させて波浪の透過率を減衰させており、これに
よって湾口から沖波を進入させないように遮断してい
る。
【0042】又、図8は、外郭施設2と砂止堤8との間
に在って所定の位置に配置される浮消波堤7を原理的に
に示している。
に在って所定の位置に配置される浮消波堤7を原理的に
に示している。
【0043】浮消波堤7は、浮消波堤本体21とこれを
支持する複数の支柱22及び浮消波堤本体21の下に所
要の間隔で配置されている仕切壁23で吊持される水平
版24から構成されており、浮消波堤本体21は支柱2
2によって上下方向に移動自在になっている。
支持する複数の支柱22及び浮消波堤本体21の下に所
要の間隔で配置されている仕切壁23で吊持される水平
版24から構成されており、浮消波堤本体21は支柱2
2によって上下方向に移動自在になっている。
【0044】このために、浮消波堤7は水平方向の移動
を抑制されていることから、波が浮消波堤本体21に衝
突してエネルギーを効率的に消費することになって、波
浪は減衰されて消波する形態を構成している。
を抑制されていることから、波が浮消波堤本体21に衝
突してエネルギーを効率的に消費することになって、波
浪は減衰されて消波する形態を構成している。
【0045】又、浮消波堤本体21は上下方向に移動自
在なので、潮位の変化に円滑に追随することになり、消
波効果において平均水位のものに差異を生じさせないで
維持できる効能を発揮している。そして、海底が岩礁に
なっている場合には、支柱に替えてアンカーブロックと
ワイヤーで水平方向の移動を抑制している。
在なので、潮位の変化に円滑に追随することになり、消
波効果において平均水位のものに差異を生じさせないで
維持できる効能を発揮している。そして、海底が岩礁に
なっている場合には、支柱に替えてアンカーブロックと
ワイヤーで水平方向の移動を抑制している。
【0046】従って、浮消波堤7を外郭施設2と砂止堤
8との間に配置することによって、外郭施設2から湾内
に越波・透過してくる伝達波を受けながら砂浜への波の
遡上を減衰させている。
8との間に配置することによって、外郭施設2から湾内
に越波・透過してくる伝達波を受けながら砂浜への波の
遡上を減衰させている。
【0047】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明してきたが、本発明による港湾における養浜構造
と砂止堤は、上記実施の形態に何ら限定されるものでな
く、防波堤、消波堤、膜式防波堤、浮消波堤等の各種形
態に関して、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種
々の変更が可能であることは当然のことである。
に説明してきたが、本発明による港湾における養浜構造
と砂止堤は、上記実施の形態に何ら限定されるものでな
く、防波堤、消波堤、膜式防波堤、浮消波堤等の各種形
態に関して、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種
々の変更が可能であることは当然のことである。
【0048】
【発明の効果】本発明による港湾における養浜構造は、
湾口を構成する防波堤もしくは消波堤から成る外郭施設
を備えた港湾において、湾口に配置する膜式防波堤と湾
内の所定位置に配置する浮消波堤及び砂止堤から構成
し、砂止堤を複数の岩着コンクリートブロックを連結さ
せ、その連結を隣接する岩着コンクリートブロック間の
岩礁に到る充填材によって構成することを特徴としてい
るので、湾口から侵入する回折波や、消波堤を越波・透
過して湾内に侵入する伝達波を効果的に減衰させて海辺
に到達させる穏やかな波浪の形成と有効な砂止堤の設置
によって、港湾内に敷設されている養浜砂が押し波・引
き波によって浸食・流出するのを確実に防止する効果を
奏している。
湾口を構成する防波堤もしくは消波堤から成る外郭施設
を備えた港湾において、湾口に配置する膜式防波堤と湾
内の所定位置に配置する浮消波堤及び砂止堤から構成
し、砂止堤を複数の岩着コンクリートブロックを連結さ
せ、その連結を隣接する岩着コンクリートブロック間の
岩礁に到る充填材によって構成することを特徴としてい
るので、湾口から侵入する回折波や、消波堤を越波・透
過して湾内に侵入する伝達波を効果的に減衰させて海辺
に到達させる穏やかな波浪の形成と有効な砂止堤の設置
によって、港湾内に敷設されている養浜砂が押し波・引
き波によって浸食・流出するのを確実に防止する効果を
奏している。
【0049】本発明による砂止堤は、先端が水面下に潜
り中空内底部を水中不分離性コンクリートで充填して成
る岩着コンクリートブロックと岩着コンクリートブロッ
クの片側に接する土砂から構成されたり、もしくは先端
が水面下に潜り水底に設置されて連結される複数のコン
クリートブロック単体とコンクリートブロック単体間を
ブロック底部に到って構成する充填材及び連結される複
数のコンクリートブロック単体の片側に接する土砂から
構成しているので、岩着コンクリートブロックやコンク
リートブロック単体の設置作業を容易にすると共に、養
浜砂等の土砂が岩着コンクリートブロックやコンクリー
トブロック単体の底部あるいは連結部分から吸い出され
て流出する現象を確実に阻止する効果を奏している。
り中空内底部を水中不分離性コンクリートで充填して成
る岩着コンクリートブロックと岩着コンクリートブロッ
クの片側に接する土砂から構成されたり、もしくは先端
が水面下に潜り水底に設置されて連結される複数のコン
クリートブロック単体とコンクリートブロック単体間を
ブロック底部に到って構成する充填材及び連結される複
数のコンクリートブロック単体の片側に接する土砂から
構成しているので、岩着コンクリートブロックやコンク
リートブロック単体の設置作業を容易にすると共に、養
浜砂等の土砂が岩着コンクリートブロックやコンクリー
トブロック単体の底部あるいは連結部分から吸い出され
て流出する現象を確実に阻止する効果を奏している。
【 図1】本発明による港湾における養浜構造の実施の
形態図
形態図
【 図2】本発明による砂止堤の平面図
【 図3】本発明による砂止堤の正面図
【 図4】本発明による砂止堤の断面図
【 図5】本発明による砂止堤の他の断面図
【 図6】本発明による砂止堤の平面図(a)と平面図
(a)の(b)−(b)矢視図(b)
(a)の(b)−(b)矢視図(b)
【 図7】本発明による港湾における養浜構造に用いる
膜式防波堤の概略図
膜式防波堤の概略図
【 図8】本発明による港湾における養浜構造に用いる
浮消波堤の概略図
浮消波堤の概略図
【図9】従来の砂止堤断面図
【 図10】従来の防波堤断面図
1 人工海浜、 2 外郭施設、 3 消波堤、 4
防波堤、5 湾口、 6 膜式防波堤、 7 浮消波
堤、 8 砂止堤、9 岩着コンクリートブロック、
10 養浜砂、11 コンクリートブロック単体、 1
2 連結面、 13 凹部、14 充填材、 15 岩
礁、 16 密封材、17 水中不分離性コンクリー
ト、 18 砕石、 19 補強部、20 蒲鉾型袋
体、 21 浮消波堤本体、 22 支柱、 23 仕
切壁、24 水平版、 30 砂止堤、 31 海底地
盤、 32 マウンド、33 ブロック、 34 吸い
出し防止シート、 35 養浜砂、36 ケーソン、
防波堤、5 湾口、 6 膜式防波堤、 7 浮消波
堤、 8 砂止堤、9 岩着コンクリートブロック、
10 養浜砂、11 コンクリートブロック単体、 1
2 連結面、 13 凹部、14 充填材、 15 岩
礁、 16 密封材、17 水中不分離性コンクリー
ト、 18 砕石、 19 補強部、20 蒲鉾型袋
体、 21 浮消波堤本体、 22 支柱、 23 仕
切壁、24 水平版、 30 砂止堤、 31 海底地
盤、 32 マウンド、33 ブロック、 34 吸い
出し防止シート、 35 養浜砂、36 ケーソン、
Claims (5)
- 【請求項1】 湾口を構成する防波堤もしくは消波堤か
ら成る外郭施設を備えた港湾における養浜構造であっ
て、湾口に配置する膜式防波堤、湾内の所定位置に配置
する浮消波堤及び砂止堤から構成することを特徴とする
港湾における養浜構造。 - 【請求項2】 砂止堤が、複数の岩着コンクリートブロ
ックを連結させて構成されることを特徴とする請求項1
に記載の港湾における養浜構造。 - 【請求項3】 岩着コンクリートブロックの連結が、隣
接する岩着コンクリートブロック間の岩礁に到る充填材
によって構成されることを特徴とする請求項2に記載の
港湾における養浜構造。 - 【請求項4】 先端が水面下に潜り中空内底部を水中不
分離性コンクリートで充填して成る岩着コンクリートブ
ロック、該岩着コンクリートブロックの片側に接する土
砂から構成される砂止堤。 - 【請求項5】 先端が水面下に潜り水底に設置されて連
結される複数のコンクリートブロック単体、該コンクリ
ートブロック単体間をブロック底部に到って構成する充
填材及び連結される複数のコンクリートブロック単体の
片側に接する土砂から構成される砂止堤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001119486A JP2002309539A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | 港湾における養浜構造と砂止堤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001119486A JP2002309539A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | 港湾における養浜構造と砂止堤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002309539A true JP2002309539A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18969700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001119486A Pending JP2002309539A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | 港湾における養浜構造と砂止堤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002309539A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013066451A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Litoncosmo Co Ltd | 人工漁場の構築方法 |
CN106400751A (zh) * | 2016-09-09 | 2017-02-15 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 一种拦沙坎结构及其施工工艺 |
CN109056635A (zh) * | 2018-08-08 | 2018-12-21 | 龙仕汉 | 海洋旅游系统设施 |
WO2019150160A1 (en) * | 2018-02-01 | 2019-08-08 | Crystal Lagoons (Curacao) B.V. | A publicly accessible urban beach entertainment complex including a surf feature with a centerpiece man-made tropical-style lagoon and method for providing efficient utilization of limited use land |
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US11098495B2 (en) | 2018-12-26 | 2021-08-24 | Crystal Lagoons Technologies, Inc. | Urban transformation and construction method for creating a public access tropical style swimming lagoon with beaches within vacant or abandoned sites |
US11123645B2 (en) | 2018-02-01 | 2021-09-21 | Crystal Lagoons Technologies, Inc. | Publicly accessible urban beach entertainment complex with a centerpiece man-made tropical-style lagoon and method for providing efficient utilization of limited use land |
US11132663B2 (en) | 2018-02-01 | 2021-09-28 | Crystal Lagoons Technologies, Inc. | Publicly accessible urban beach entertainment complex including a surf feature with a centerpiece man-made tropical-style lagoon and method for providing efficient utilization of limited use land |
US11186981B2 (en) | 2018-02-01 | 2021-11-30 | Crystal Lagoons Technologies, Inc. | Publicly accessible urban beach entertainment complex with a centerpiece man-made tropical-style lagoon and method for providing efficient utilization of limited use land |
US11270400B2 (en) | 2018-02-01 | 2022-03-08 | Crystal Lagoons Technologies, Inc. | Publicly accessible urban beach entertainment complex with a centerpiece man-made tropical-style lagoon and method for providing efficient utilization of limited use land |
US11280099B2 (en) | 2018-12-26 | 2022-03-22 | Crystal Lagoons Technologies, Inc. | Venue transformation and construction method for creating a public access tropical style swimming lagoon with beaches at the infield of racing or activity circuits |
CN114622514A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-06-14 | 天津大学 | 一种用于泥化海岸生态修复的人工清淤纳潮海湾系统 |
US12110236B2 (en) | 2022-02-04 | 2024-10-08 | Crystal Lagoons Technologies, Inc. | Structure and apparatus for purifying and containing high clarity water used for direct contact recreational purposes |
-
2001
- 2001-04-18 JP JP2001119486A patent/JP2002309539A/ja active Pending
Cited By (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10994215B2 (en) | 2018-02-01 | 2021-05-04 | Crystal Lagoons Technologies, Inc. | Publicly accessible urban beach entertainment complex including a surf feature with a centerpiece man-made tropical-style lagoon and method for providing efficient utilization of limited use land |
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JP2021512239A (ja) * | 2018-02-01 | 2021-05-13 | クリスタル ラグーンズ テクノロジーズ,インコーポレイテッド | 中心的存在として人工のトロピカル風ラグーンを有する、公共的にアクセス可能な都市内ビーチ娯楽複合施設と、用途の限られた土地の効率的な利用を提供する方法 |
JP2021512001A (ja) * | 2018-02-01 | 2021-05-13 | クリスタル ラグーンズ テクノロジーズ,インコーポレイテッド | 中心的存在である人工のトロピカル風ラグーンを有し、ウェーブ機能を含む、公共的にアクセス可能な都市内ビーチ娯楽複合施設と、限られた用途の土地の効率的な利用を提供する方法 |
US11015333B2 (en) | 2018-02-01 | 2021-05-25 | Crystal Lagoons Technologies, Inc. | Publicly accessible urban beach entertainment complex including a surf feature with a centerpiece man-made tropical-style lagoon and method for providing efficient utilization of limited use land |
US12014438B2 (en) | 2018-02-01 | 2024-06-18 | Crystal Lagoons Technologies, Inc. | Publicly accessible urban beach entertainment complex with a centerpiece man-made tropical-style lagoon and method for providing efficient utilization of limited use land |
JP7216658B2 (ja) | 2018-02-01 | 2023-02-01 | クリスタル ラグーンズ テクノロジーズ,インコーポレイテッド | 中心的存在として人工のトロピカル風ラグーンを有する、公共的にアクセス可能な都市内ビーチ娯楽複合施設と、用途の限られた土地の効率的な利用を提供する方法 |
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CN110621574A (zh) * | 2018-02-01 | 2019-12-27 | 水晶池 (库拉索) 有限公司 | 具有中央人造热带类型舄湖的包括冲浪功能的公众可使用都市海滩娱乐综合设施及提供有限使用土地的有效利用的方法 |
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Date | Code | Title | Description |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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