JP2002309020A - 光触媒フィルム、その製造方法及びその利用方法 - Google Patents

光触媒フィルム、その製造方法及びその利用方法

Info

Publication number
JP2002309020A
JP2002309020A JP2001119038A JP2001119038A JP2002309020A JP 2002309020 A JP2002309020 A JP 2002309020A JP 2001119038 A JP2001119038 A JP 2001119038A JP 2001119038 A JP2001119038 A JP 2001119038A JP 2002309020 A JP2002309020 A JP 2002309020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photocatalyst
film
producing
plate cylinder
sol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001119038A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Inaba
哲也 因幡
Tokifusa Kuroyama
時房 黒山
Toru Ono
徹 大野
Junzo Hamai
順三 浜井
Katsushi Karaku
勝士 下楽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ONO SEKIYUTEN KK
SK PLANNING KK
Mitsui Mining Co Ltd
Original Assignee
ONO SEKIYUTEN KK
SK PLANNING KK
Mitsui Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ONO SEKIYUTEN KK, SK PLANNING KK, Mitsui Mining Co Ltd filed Critical ONO SEKIYUTEN KK
Priority to JP2001119038A priority Critical patent/JP2002309020A/ja
Publication of JP2002309020A publication Critical patent/JP2002309020A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光触媒を基体であるフィルムに能率的かつ正
確に固着でき、光触媒作用の大きい光触媒フィルムを簡
便な方法で大量生産できる光触媒フィルム、その製造方
法、及びその利用方法を提供する。 【解決手段】 光触媒フィルムの製造方法において、フ
ィルム54の表面に光触媒を含有する分散液58をコー
ティングするのにグラビア印刷機42を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光触媒フィルム、
その製造方法及びその利用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、光触媒作用の用途が拡大されて、
抗菌、脱臭、防汚、防曇等の目的で光触媒を担持した材
料が各所で利用されている。
【0003】光触媒の利用方法の一つとして農産物の鮮
度保持がある。
【0004】野菜、果物、花、観葉植物などの農産物
は、収穫された後の保存の過程においてエチレンガスを
生成して成熟する。また、エチレンガスの濃度の高い空
間では成熟が著しく促進される。そこで収穫された農産
物を密閉された空間で保存するに際して、その鮮度を長
期に亘って維持するためには、農産物から生成されるエ
チレンガスを除去し、あるいはエチレンガスの生成を抑
止することが重要になる。
【0005】特に最近の傾向として園芸農作物の商品価
値を高める目的で、栽培、輸送、陳列、保存等の期間中
作物を包装することが行われている。しかし、作物が包
装されるとエチレンガスで充満された密閉空間に置かれ
ることになるため、農産物を過熟させ、逆に商品価値を
低下させることになる。
【0006】エチレンガスへの対応として、農作物から
発生するエチレンガスを除去あるいは分解する方法が種
々提案されている。その代表的なものとして、エチレン
ガスを活性炭によって物理的に吸着する方法や、過マン
ガン酸カリウムによって酸化分解する方法を挙げること
ができる。しかしながら、前者は除去率に限界があり、
他方、後者は除去速度が遅いという欠点がある。
【0007】また、エチレンガス除去機能を付与した包
装材料が種々提案されているが、除去能力あるいは生産
コストの点で問題がある。さらに、最近光触媒作用効果
でエチレンガスを分解し鮮度保持する方法が種々提案さ
れている。
【0008】従来、光触媒を担持させる方法として焼成
工程を利用したものがある。しかし、その基材がプラス
チックのフィルム、シートの場合は高温で加熱処理を施
すことはできない。従って、プラスチックへの光触媒の
担持方法としては、プラスチック原料に光触媒を混入し
フィルム若しくはシートを製造する方法、又は有機溶媒
のバインダーと光触媒を混合し、浸漬、吹き付けなどで
基材に担持する方法等がある。プラスチックに混入して
フィルム若しくはシートを作る方法は、光触媒の露出不
足による光触媒反応の鈍化、バインダーで光触媒を担持
させる方法は、光触媒反応によりバインダーの劣化によ
る光触媒の剥離、さらに担持における膜厚の制御あるい
は生産性の低さが問題である。
【0009】例えば、光触媒を含有するエアゾール組成
物を基材に噴射して製造する包装材料が考えられた(特
開平9―323751号公報)。しかし、これは噴射施
工による光触媒の担持量の制御、その均一性の制御、量
産性等に問題等がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】光触媒フィルムの量産
を図るためには極力人力を省き、定型的かつ連続的な処
理が要求される。
【0011】本発明者等は、上記要求の為に必要な要件
を検討するに際し、光触媒材及び製造装置に着目した。
【0012】その結果、製造装置としてグラビア印刷機
を用いることにより、光触媒をフィルムに能率的かつ正
確に固着でき、その結果、光触媒の作用を確実にする光
触媒フィルムを簡便な方法で大量生産できるという知見
を得た。
【0013】また、光触媒材として、特開平9―262
481号公報に記載されている光触媒を含有する分散
液、具体的にはアモルファス型過酸化チタンゾルと光触
媒である酸化チタンゾルとの混合ゾルを用いることに着
目した。この混合ゾルは、フィルムにコーティングして
酸化チタン膜を形成する場合、フィルムに対する密着性
が良く、低温で緻密化しやすく、低い温度で乾燥できる
という知見を得た。
【0014】さらに、上記の製造方法により得られる光
触媒フィルムを包装材料として使用することにより農産
物の鮮度保持ができるという知見を得、本発明に至っ
た。
【0015】よって、本発明の目的とするところは、上
記課題を解決するための光触媒フィルム、その製造方法
及びその利用方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、以下に記載するものである。
【0017】〔1〕 フィルムの表面に光触媒を含有す
る分散液をグラビア印刷機でコーティングすることを特
徴とする光触媒フィルムの製造方法。
【0018】〔2〕 光触媒を含有する分散液が、酸化
チタンゾルとアモルファス型過酸化チタンゾルとの混合
ゾルである〔1〕に記載の光触媒フィルムの製造方法。
【0019】〔3〕 光触媒を含有する分散液が、酸化
チタンゾルとアモルファス型過酸化チタンゾルとの混合
比が質量割合で6:4〜9:1の混合ゾルである〔1〕
に記載の光触媒フィルムの製造方法。
【0020】〔4〕 光触媒を含有する分散液が、界面
活性剤及びアルコール系溶剤が添加されたものである
〔1〕に記載の光触媒フィルムの製造方法。
【0021】〔5〕 グラビア印刷機が、円筒の外周面
に凹部が形成された版胴を有し、版胴における凹部の占
有面積が版胴の外周面1cm2当たり0.5〜0.7c
2、かつ、凹部の深さが10〜40μmである〔1〕
に記載の光触媒フィルムの製造方法。
【0022】〔6〕 グラビア印刷機が、円筒の外周面
に凹部が形成された版胴を有し、版胴の回転周速度が1
0〜50m/minである〔1〕に記載の光触媒フィル
ムの製造方法。
【0023】〔7〕 フィルムがコロナ放電処理された
高分子フィルムである〔1〕に記載の光触媒フィルムの
製造方法。
【0024】〔8〕 〔1〕乃至〔7〕の何れかに記載
の方法で製造された光触媒フィルム。
【0025】
〔9〕 〔8〕に記載の光触媒フィルムを
農産物鮮度保持用包装材料に用いる光触媒フィルムの利
用方法。
【0026】以下、本発明を詳細に説明する。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の光触媒フィルムの製造方
法は、フィルムの表面に光触媒を含有する分散液(光触
媒分散液)をグラビア印刷機でコーティングすることを
特徴とする。
【0028】本発明の光触媒フィルムの製造方法におい
ては、光触媒分散液が、酸化チタンゾルとアモルファス
型過酸化チタンゾルとの混合ゾルであることが好まし
い。
【0029】なお、この混合ゾルについては、上述した
ように特開平9―262481号公報に記載されてい
る。
【0030】本発明の光触媒フィルムの製造方法におい
ては、量産する為に光触媒分散液と共に重要な鍵となる
塗布装置に着目した。
【0031】この塗布装置は、グラビア印刷機である。
グラビア印刷機は、版胴、圧胴、ドクター、インキ供給
装置及び乾燥機を有する連続的に塗布が可能な印刷機で
ある。このグラビア印刷機のうちでも、巻取りタイプの
グラビア印刷機が特に好ましい。巻取りタイプのグラビ
ア印刷機は連続巻取りが可能な為、高分子フィルムや
紙、不織布(以下、高分子フィルム、並びに、透光性の
紙及び不織布をフィルムという。)などへ連続的に高速
で大量に印刷することが可能である。
【0032】酸化チタンゾルとアモルファス型過酸化チ
タンゾルとの混合ゾルは、水と酸素と酸化チタン以外は
何も含まないので完全無機のほぼ中性の液体であり、親
水性であり、常温において安定であり、溶媒である水以
外に特別な助剤は必要としない。
【0033】光触媒分散液におけるアモルファス型過酸
化チタンゾルと酸化チタンゾルの混合比については、ア
モルファス型過酸化チタンゾルの混合比を大きくすると
フィルムに対する付着性に優れ、更に透明度も高くな
る。しかし、アモルファス型過酸化チタンゾルは光触媒
作用を有しないために光触媒分散液の塗布量を多くする
ことにより光触媒作用を維持しなければならず、それに
伴い乾燥時間を長くする必要がある。
【0034】一方、酸化チタンゾルの混合割合を多くす
ると塗布量が少なくても光触媒の作用は維持される。し
かし、付着性が悪いので、基材から剥離しやすく、また
透明度も低い。よって、酸化チタンゾルとアモルファス
型過酸化チタンゾルとの混合比の質量割合は機能性及び
生産性の観点から9:1〜6:4の範囲内が適当であ
る。
【0035】光触媒分散液には、界面活性剤、アルコー
ル系溶剤を添加することが好ましい。これにより密着
性、速乾性を改良し、より大きな量産への対応を図るこ
とができる。
【0036】添加量は、界面活性剤が光触媒分散液の
0.1〜10質量%、アルコール性溶剤は光触媒分散液
の0.1〜10質量%が好ましい。
【0037】界面活性剤としてはアニオン、カチオン、
両性界面活性剤、非イオン界面活性剤の種類が挙げられ
る。特に人体への影響を考慮する必要がある場合には人
体に無害なポリビニルアルコール、メチルセルロース、
プロピレングリコール等を使用することが好ましい。
【0038】また、アルコール系溶剤としては、揮発性
の親水性溶剤である、エタノール、メタノール、ノルマ
ルプロパノール、イソプロパノール、ノルマルブタノー
ル、及びイソブタノール等が挙げられる。界面活性剤と
同様にアルコール系溶剤についても特に人体への影響を
考慮する必要がある場合には人体に無害なエタノールを
使用することが好ましい。
【0039】高分子フィルムの材料としてはポリエチレ
ン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンオキシド、ポリエチ
レングリコール、ポリエチレンテレフタテート、ポリス
チレン、ポリビニルアルコール、ポリアセテート、ポリ
カーボネート、ビニールアセタート、ナイロン、アクリ
ル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ABS樹脂等の有機物材料で
あり、光透過性のあることが必要である。
【0040】次に、本発明の光触媒フィルムの製造方法
を、図面を参照して説明する。
【0041】図1は本発明の光触媒フィルムの製造方法
に用いる装置の一例を示す概略図である。図2は図1中
Aで示す部分の拡大図である。
【0042】図1において、2は、光触媒の塗布に改良
転用したグラビア印刷機(以後グラビア印刷機とい
う。)である。このグラビア印刷機2は巻出部4、塗布
部6、乾燥部8、巻取部10からなる。
【0043】(1)巻出部4 ロール12に巻かれてフィルム14がセットされ、塗布
部6に連続して巻き出される。フィルム14の張りを一
定に維持するために、フィルム14にかかるテンション
を検出し、そのテンションの大きさを一定に調節する。
テンションの大きさはフィルム14の材質に応じて変更
する。
【0044】(2)塗布部6 図2に示すように、塗布部6は、版胴16、ドクター1
8、液溜20、塗布液(光触媒分散液)22、圧胴24
から構成されている。版胴16と圧胴24とはフィルム
14を挟んで設けられ、圧胴24はエアーシリンダー
(不図示)等で版胴16に押圧されている。この押圧に
よりフィルム14は版胴16に押圧され、版胴16の回
転がフィルム14に伝達される。この回転の伝達によ
り、図1中の巻出部4からフィルム14は引き出され版
胴16へ導かれる。版胴16は光触媒分散液22を入れ
た液溜20内に一部(1/3程度)を浸しつつ回転して
全面に光触媒分散液22が塗布される。光触媒分散液2
2を塗布された版胴16はドクター18に接触し、版胴
16の表面に付着した光触媒分散液22は除かれて凹部
にのみ光触媒分散液22が残る。版胴16の凹部に溜ま
った光触媒分散液22はフィルム14と接触し、フィル
ム14に転写される。
【0045】ドクター18の材質は軟鋼、ステンレス
鋼、セラミック等が好ましく、厚さ150μm程度で先
は鋭く尖り、幅は版胴とほぼ同等である。ドクター18
は版胴16と好ましくは30〜60゜の角度になるよう
にセットされ、更にドクター18に5〜20kg程度の
力を加えてしならせて版胴に密着させる。
【0046】液溜20は光触媒分散液22を入れる鋼製
の浅い皿状のものである。
【0047】圧胴24はゴム被膜ローラであり直径は1
30〜150mm、幅はフィルム幅あるいは塗布幅と同
等にする。この圧胴24は、版胴16とフィルム14を
挟んで反対側つまり版胴24の上部に設置され、エアー
シリンダーと歯車(不図示)を使って上下させ版胴16
に密着させている。版胴16への接触力はエアーシリン
ダーの大きさ及びエアー圧により調節するが、好ましく
は20〜50kgにする。
【0048】版胴16は円筒状であり、可変モーター
(不図示)と接続され駆動する。この版胴16がグラビ
ア印刷機2の心臓部であり、生産能率を決定する。本発
明においては光触媒分散液22の性状、生産能率及び版
胴16を含めた装置コスト、並びに、ランニングコスト
等を考慮して、直径、幅、回転周速度は下記範囲内が好
ましい。
【0049】 円周 500〜800mm 幅 500〜1800mm 回転周速度 10〜50m/min 回転周速度は大きいほど量産が可能である。しかし、回
転速度を大きくすればするほど乾燥部が巨大化し、装置
コスト及びランニングコストが増大することを考慮した
結果、光触媒分散液22がアモルファス型過酸化チタン
ゾルと光触媒の酸化チタンゾルの混合ゾルの場合は回転
周速度を最大30m/minとする。さらに、混合ゾル
に界面活性剤及びアルコール溶剤を添加することによ
り、回転周速度を最大50m/minまで上げることが
可能である。また、版胴16の回転周速度は10m/m
in以上とすることが好ましい。
【0050】版胴16における凹部の形状は本発明にお
ける重要な要素である。例えば版胴は鉄製パイプの表面
に銅メッキをし、この銅メッキ部分に凹部が形成された
ものが好ましい。版胴16の表面には深さ10〜40μ
mの凹部を均等に配置し、凹部の占有面積を1cm2
たり0.5〜0.7cm2とすることが好ましい。
【0051】凹部の深さ及び占有面積は光触媒の親水性
や粘度等の物性によって変わってくるが、液垂れや液滴
を防止すること、光触媒効果を発揮する為に必要なフィ
ルム上の光触媒の膜厚を確保すること、乾燥に長時間を
要しないことなどを考慮して上記数値に決定することが
好ましい。
【0052】上記数値に対して、凹部が浅すぎると膜厚
が薄くなり光触媒作用を発揮することが困難になる。
【0053】逆に、凹部が深過ぎると液垂れ及び液滴の
生成、光触媒量の無駄使い、乾燥の遅延が生ずる。占有
面積は、狭すぎるとフィルム全面への光触媒作用の波及
が困難になり、逆に広すぎると液垂れ及び液滴の生成、
光触媒量の無駄使い、乾燥の遅延が生ずる。
【0054】凹部の製法は、酸を使う公知の腐食製版方
法や、電子彫刻製版機による彫刻針で直接刻んだ製法等
が好ましい。版胴16の銅部分に製版後クロムメッキを
施工することは、版胴16の寿命を延ばすことができる
ので好ましいものである。
【0055】(3)乾燥部8 図1に示すように、乾燥部8内のフィルム14は、フィ
ルム入り口26、フィルム出口28、送風機(不図示)
の送風口30、排気口32以外は閉塞されている。乾燥
部8内にはヒーター34が備えられている。なお、送風
機はフィルム入り口26の外側に設置されている。
【0056】塗布部6で光触媒分散液22(図2)を塗
布されたフィルム14は乾燥部8に連続的に送られて乾
燥され、光触媒がフィルム14に固着される。乾燥部8
内における光触媒フィルムの乾燥時間が光触媒フィルム
の生産能力を決定する要因の一つである。
【0057】乾燥部8においては、フィルム14の乾燥
温度は、フィルム14の材質による軟化点以下の温度に
なるように調節し、乾燥時間は2〜20秒が好ましい。
フィルム14の材質により軟化点は変化する。従って、
乾燥部8は乾燥温度50〜90℃において上記乾燥時間
内に自動温度調節できる送風機風量及びヒーター容量を
備えたものが好ましい。乾燥時間は版胴の回転周速度、
版胴凹部の深さ、占有面積、及び光触媒材に影響される
と共に、乾燥部の装置規模にも影響されるが、生産性及
び装置コストを考慮して上記乾燥時間に決定することが
好ましい。
【0058】乾燥後の光触媒層の膜厚は0.4〜1μm
とすることが好ましい。膜厚が0.4μm未満では光触
媒作用による効果が大きく低下する。一方、膜厚が1μ
mを超えても光触媒作用に大きな違いはなく不経済なだ
けであり、更に表面にクラックが発生する虞があるので
好ましくない。
【0059】(4)巻取部10 図1に示すように、光触媒が固着したフィルム14は紙
管36にロール状に巻き取られる。この紙管36の回転
周速度と版胴16(図2)の回転周速度との調整を図
り、巻上がり速度が一定になるようにテンションを制御
しながらモーター(不図示)で巻き上げる。
【0060】フィルム14が高分子フィルムの場合に
は、グラビア印刷機2で光触媒をコーティングする以前
にフィルム14の表面をコロナ放電処理により表面処理
を行い、フィルム自体の接着性を向上させる。これによ
り、フィルムに対する光触媒の付着をより強固なものに
できる。コロナ放電処理とは、高圧電極と処理ロールと
の間に高周波、高電圧を印加し高圧コロナを発生させる
処理である。その高圧電極と処理ロールとの間にフィル
ムを通過させるとフィルム表面にコロナを生成したオゾ
ン、酸化窒素が反応して酸化被膜を作り親水化する。化
学的、物理的に酸化被膜を作ることでフィルムの表面の
改質を図り、その結果、接着効果が増大する。
【0061】本発明の光触媒フィルムは、包装材及びそ
れを用いて成型した袋等の利用方法がある。包装材とし
て使用することにより農産物の成熟に際して生成される
エチレンガスを光触媒の介在によって効率良く連続的に
分解して二酸化炭素にし、農産物の長期保存を可能にす
る。この鮮度保持方法の用途は、輸送、貯蔵等の流通過
程における農産物の鮮度保持に限定されることはない。
手軽に使用できることから、一般家庭において園芸作物
の鮮度保持に使用できる。また、本発明の光触媒フィル
ムは、光触媒層が完全に無機質で、ほぼ中性であるの
で、フィルム自体及び光触媒分散材の添加剤の安全性を
考慮すれば、光触媒フィルムは安全性に優れ、人体ある
いは農産物に対して毒性等の悪影響を与えることはな
い。
【0062】長期間に亘って使用する光触媒フィルム
は、光触媒によるフィルムの劣化が懸念される場合もあ
る。従って、長期間の使用を対象にする光触媒フィルム
に付いては、特開平9−262481に記載されている
ようにフィルム上の第1層目にアモルファス型過酸化チ
タンゾル、第2層目にアモルファス型過酸化チタンゾル
と光触媒である酸化チタンゾルの混合ゾルをコーティン
グし、第2層目に光触媒機能を持たせる二層方式を採用
することができる。最初にアモルファス型過酸化チタン
ゾルをグラビア印刷機で塗布、乾燥させ第1層目のコー
ティングを行い、次にアモルファス型過酸化チタンゾル
と光触媒である酸化チタンゾルの混合ゾルを第1層目と
同様にグラビア印刷機で塗布、乾燥させ第2層目のコー
ティングを行う。第1層目のアモルファス型過酸化チタ
ンゾルについても、グラビア印刷機の版銅における凹部
の占有面積及び凹部の深さあるいは版銅の回転周速度は
アモルファス型過酸化チタンゾルと酸化チタンゾルの混
合ゾルの場合と同様である。
【0063】二層塗布する場合は、上記のように塗布液
の液替えを行うことによりグラビア印刷機1台で塗布し
ても良いし、グラビア印刷機2台を直列に配置し、第1
層目、第2層目を各のグラビア印刷機で塗布しても良
い。なお、多色刷り用のグラビア印刷機を用いる場合
は、印刷ユニットを複数備えているので、塗布液の液替
えを行うことなく、1台のグラビア印刷機で二層塗布す
ることができる。
【0064】
【実施例】以下、本発明を実施例により、具体的に説明
するが、本発明は実施例により限定されるものではな
い。
【0065】実施例1 (光触媒フィルムの製造)下記仕様のグラビア印刷機に
より光触媒層をポリプロピレンフィルムにコーティング
した。塗布液はアモルファス型過酸化チタンゾルと光触
媒である酸化チタンゾルの混合ゾルである。
【0066】版胴 周長 :700mm ロール幅 :700mm 凹部深さ :15μm 凹部占有面積 :0.6cm2/cm2 圧胴径 :180mm 巻出径 :MAX450mm 巻取径 :MAX450mm ドライヤー 機長 :2300mm ヒーター容量 :1kw×20個 送風機出力 :1.5kw×4台 塗布速度(回転周速度):14m/min 乾燥時間 :10秒 乾燥温度 :70℃ コーティング膜厚 :0.6μm 図3は本実施例の光触媒フィルムの製造に用いた装置を
示す概略図である。
【0067】図3において、42はグラビア印刷機であ
る。このグラビア印刷機42は巻出部44、塗布部4
6、乾燥部48、巻取部50からなる構造の装置であ
る。
【0068】図3に示すように、塗布部46の版胴52
を可変モーター(不図示)で回転させ、巻出部44から
フィルム54を塗工速度14m/minで引き出した。
このフィルム54は、巻出部44のロール56から引き
出されたフィルム54であって、塗布部46で光触媒分
散液58を塗布されて乾燥部48に送られた。
【0069】次いでフィルム54は、乾燥部48内を1
0秒で通過し、この通過時に光触媒はフィルムに固着
し、この光触媒固着フィルム54は、可変モーター(不
図示)を備えた巻取部50の紙管60に巻き取られた。
【0070】巻出部44には次のフィルムがロール62
にセットされ、ロール56に巻かれたフィルム54が無
くなったら反転してロール62から引き出すようにして
いる。巻取部50も巻出部44と同様に紙管60で規定
の巻取り長さになったら、反転し紙管64に巻き取るよ
うにした。
【0071】フィルム54のテンションは、テンション
検出器66で検出し、巻出部44のロール56のパウダ
ークラッチブレーキ(不図示)で調整し、巻出部44の
ロール56と制御ローラー68との間のテンションが常
に一定になるようにした。
【0072】同様にテンション検出器70、テンション
検出器72、及びテンション検出器74でフィルム54
のテンションを検出し、制御ローラー68、制御ローラ
ー76、及び紙管60のパウダークラッチブレーキ(不
図示)で調節し、制御ローラー68と版胴52との間、
版胴52と制御ローラー76との間、及び制御ローラー
76と紙管60との間でフィルム54のテンションがそ
れぞれ常に一定になるように調節した。
【0073】図3の乾燥部48において、フィルム54
は、フィルム入り口78、フィルム出口80、送風機
(不図示)の送風口82、排気口84以外は乾燥部48
で囲まれ、その乾燥部48内にヒーター86が備えられ
ている。なお、送風機はフィルム入り口78の外側に設
置されている。
【0074】(農産物の鮮度保持試験)上記の「光触媒
フィルムの製造」において得られた光触媒フィルムを用
いて、農産物の鮮度保持試験を行った。上記光触媒フィ
ルムの袋で包装して、農産物がブロッコリーについては
5日目後の状態、農産物がバナナについては10日目後
の状態を観察し、図4の(B)及び(D)に示す結果を
得た。
【0075】比較例1 上記の光触媒フィルムの代わりに、光触媒をコーティン
グしていないポリプロピレンフィルムを用いた以外は、
実施例と同様に農産物の鮮度保持試験を行い、ブロッコ
リー及びバナナについて、図4の(A)及び(C)に示
す結果を得た。
【0076】図4の(A)に示すように、光触媒をコー
ティングしていない袋で包装された後5日目のブロッコ
リーは、黄色(白黒写真では白色)への変色が著しく、
熟成が進んでいることが認られた。
【0077】図4の(C)に示すように、光触媒をコー
ティングしていない袋で包装された後10日目のバナナ
は、黒色への変色が著しく、熟成が進んでいることが認
られた。
【0078】一方、上記光触媒フィルムの袋で包装され
た農産物は、包装後5日目のブロッコリーについても、
包装後10日目のバナナについても、それぞれ図4の
(B)及び(D)に示すように、ブロッコリーは緑色
(白黒写真では黒色)のままであり、バナナは黄色(白
黒写真では白色)のままであり、何れも変色は無く、鮮
度が保持されていることが認められた。
【0079】以上のように、光触媒をコーティングして
いない袋で包装されたものは明らかに変色が著しく、熟
成が進んでいることが判断でき、光触媒作用が一目瞭然
である。
【0080】
【発明の効果】本発明の光触媒フィルムの製造方法にお
いては、フィルムの表面に光触媒を含有する分散液をコ
ーティングするのにグラビア印刷機を用いることによ
り、光触媒を基体であるフィルムに能率的かつ正確に固
着できる。その結果、光触媒作用の大きい光触媒フィル
ムを簡便な方法で大量生産できる。
【0081】上記の製造方法により得られる光触媒フィ
ルムは、農産物の鮮度保持ができる。従って、包装材料
等への利用などに適したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光触媒フィルムの製造方法に用いる装
置の一例を示す概略図である。
【図2】図1中Aで示す部分の拡大図である。
【図3】実施例1の光触媒フィルムの製造に用いた装置
を示す概略図である。
【図4】農産物の鮮度保持試験の結果を示す図面代用写
真であって、(A)及び(C)は、それぞれ比較例1に
おける、包装後5日目のブロッコリーの状態、及び包装
後10日目のバナナの状態を示す図面代用写真であり、
(B)及び(D)は、それぞれ実施例1における、包装
後5日目のブロッコリーの状態、及び包装後10日目の
バナナの状態を示す図面代用写真である。
【符号の説明】
A 図2によって拡大される、図1に示されるグラビ
ア印刷機の塗布部における部分 2 グラビア印刷機 4 巻出部 6 塗布部 8 乾燥部 10 巻取部 12 ロール 14 フィルム 16 版胴 18 ドクター 20 液溜 22 塗布液(光触媒分散液) 24 圧胴 26 フィルム入り口 28 フィルム出口 30 給気口 32 排気口 34 ヒーター 36 紙管 42 グラビア印刷機 44 巻出部 46 塗布部 48 乾燥部 50 巻取部 52 版胴 54 フィルム 56、62 ロール 58 光触媒分散液 60、64 紙管 66、70、72、74 テンション検出器 68、76 制御ローラー 78 フィルム入り口 80 フィルム出口 82 送風機の送風口 84 排気口 86 ヒーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 65/42 B65D 65/42 C 4G069 81/24 81/24 D (72)発明者 因幡 哲也 広島県広島市中区大手町2−7−10 三井 鉱山株式会社広島支店内 (72)発明者 黒山 時房 広島県広島市中区大手町2−7−10 三井 鉱山株式会社広島支店内 (72)発明者 大野 徹 広島県広島市中区西白島町22−15 株式会 社大野石油店内 (72)発明者 浜井 順三 広島県広島市中区西白島町22−15 株式会 社大野石油店内 (72)発明者 下楽 勝士 広島県広島市中区江波西2−11−20 有限 会社エスケイプランニング内 Fターム(参考) 3E067 AA11 AB08 AB09 BA12A BA17A BB14A BB15A BB16A BB26A CA30 EE35 FA01 FC01 GD01 3E086 AB01 AD01 BA04 BA15 BA24 BB14 CA17 CA18 DA08 4D075 AC41 AC94 CA13 CA34 CA39 CA45 CA47 DA04 DB34 DB36 DB40 DB43 DB48 DB53 DC36 DC41 EA07 EA12 EB01 EB56 EC35 4F006 AA11 AA31 AB74 BA05 CA06 DA03 EA03 4F100 AA21B AH02B AK01A AK07A AS00A CA18B CA30B CC00B EJ55 GB01 GB15 HB31B JA12B JM01B 4G069 AA03 AA08 BA04A BA04B BA22A BA22B CA10 CA17 DA06 EC22 FB05 FB23 FB79

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの表面に光触媒を含有する分散
    液をグラビア印刷機でコーティングすることを特徴とす
    る光触媒フィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 光触媒を含有する分散液が、酸化チタン
    ゾルとアモルファス型過酸化チタンゾルとの混合ゾルで
    ある請求項1に記載の光触媒フィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】 光触媒を含有する分散液が、酸化チタン
    ゾルとアモルファス型過酸化チタンゾルとの混合比が質
    量割合で6:4〜9:1の混合ゾルである請求項1に記
    載の光触媒フィルムの製造方法。
  4. 【請求項4】 光触媒を含有する分散液が、界面活性剤
    及びアルコール系溶剤が添加されたものである請求項1
    に記載の光触媒フィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】 グラビア印刷機が、円筒の外周面に凹部
    が形成された版胴を有し、版胴における凹部の占有面積
    が版胴の外周面1cm2当たり0.5〜0.7cm2、か
    つ、凹部の深さが10〜40μmである請求項1に記載
    の光触媒フィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】 グラビア印刷機が、円筒の外周面に凹部
    が形成された版胴を有し、版胴の回転周速度が10〜5
    0m/minである請求項1に記載の光触媒フィルムの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 フィルムがコロナ放電処理された高分子
    フィルムである請求項1に記載の光触媒フィルムの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載の方法で
    製造された光触媒フィルム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光触媒フィルムを農産
    物鮮度保持用包装材料に用いる光触媒フィルムの利用方
    法。
JP2001119038A 2001-04-18 2001-04-18 光触媒フィルム、その製造方法及びその利用方法 Pending JP2002309020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119038A JP2002309020A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 光触媒フィルム、その製造方法及びその利用方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119038A JP2002309020A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 光触媒フィルム、その製造方法及びその利用方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002309020A true JP2002309020A (ja) 2002-10-23

Family

ID=18969324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001119038A Pending JP2002309020A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 光触媒フィルム、その製造方法及びその利用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002309020A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005097608A (ja) * 2003-09-04 2005-04-14 Showa Denko Kk ポリオレフィンフィルムおよびその製造方法
JP2007307884A (ja) * 2005-07-08 2007-11-29 Kagawa Industry Support Foundation 鮮度保持フィルム、その製造方法および使用方法
JP2009155202A (ja) * 2009-04-06 2009-07-16 Saruta Shiki Nosan Kk 高分散性二酸化チタン粉末
JP2009285528A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 酸化チタン系光触媒薄膜の製造法
WO2017135433A1 (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 川上 茂樹 機能性フィルム、機能性容器、及び鮮度保持方法
CN110804898A (zh) * 2019-11-12 2020-02-18 烟台大学 一种具有保鲜功能的包装用纸及其制备方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005097608A (ja) * 2003-09-04 2005-04-14 Showa Denko Kk ポリオレフィンフィルムおよびその製造方法
JP2007307884A (ja) * 2005-07-08 2007-11-29 Kagawa Industry Support Foundation 鮮度保持フィルム、その製造方法および使用方法
JP2009285528A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 酸化チタン系光触媒薄膜の製造法
JP2009155202A (ja) * 2009-04-06 2009-07-16 Saruta Shiki Nosan Kk 高分散性二酸化チタン粉末
WO2017135433A1 (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 川上 茂樹 機能性フィルム、機能性容器、及び鮮度保持方法
KR20180104021A (ko) * 2016-02-04 2018-09-19 시게키 가와카미 기능성 필름, 기능성 용기, 및 선도 유지 방법
CN108602969A (zh) * 2016-02-04 2018-09-28 株式会社日省化学 功能性膜、功能性容器及保鲜方法
JPWO2017135433A1 (ja) * 2016-02-04 2019-05-16 川上 茂樹 機能性フィルム、機能性容器、及び鮮度保持方法
KR102165310B1 (ko) * 2016-02-04 2020-10-13 시게키 가와카미 기능성 필름, 기능성 용기, 및 선도 유지 방법
CN110804898A (zh) * 2019-11-12 2020-02-18 烟台大学 一种具有保鲜功能的包装用纸及其制备方法
CN110804898B (zh) * 2019-11-12 2022-02-15 烟台大学 一种具有保鲜功能的包装用纸及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6257410B1 (en) Dispensable products having end-wise indicia
US2968576A (en) Process of coating a polyethylene substrate with a vinylidene coating and resultant article
CA2367751C (en) Coated membrane with an aperture for controlled atmosphere package
CN103917366B (zh) 层压体、该层压体的制备方法以及气体阻隔材料
JP2758080B2 (ja) 制御された雰囲気の包装のための被覆薄膜
CN207042777U (zh) 一种薄膜涂布复合机
JP2002309020A (ja) 光触媒フィルム、その製造方法及びその利用方法
US20100098846A1 (en) Patterned soft adhesives and method of manufacture
CN206231066U (zh) 一种生物降解膜生产用印刷装置
JP2004143232A (ja) 発熱成形体の製造方法
JP5142081B2 (ja) 酸化チタン系光触媒薄膜の製造法
EP1531059A1 (en) Process for printing on a continuous strip of flexible film, an adhesive bandage obtained by said process, and a strip of decorated flexible film
KR101426156B1 (ko) 카트 손잡이용 랩 및 그 제조방법
JP6680632B2 (ja) 徐放性フィルム
JP5000240B2 (ja) 光触媒フィルムシートの製造方法
JP7096061B2 (ja) 積層フィルムの製造方法
RU2768100C1 (ru) Способ производства этикетки для латексного или воскового покрытия сыра и натуральной корки
CN213051239U (zh) 一种预浸料生产涂布装置
JP2009242528A (ja) 多孔フィルムの製造方法
CN219090355U (zh) 一种卷膜灭菌处理设备
TW202233412A (zh) 緩釋體及緩釋體的製造方法
CN112046158A (zh) 一种薄膜材料加工用喷码机及其加工方法
JPH03233807A (ja) 導電性複合体の製造方法及び製造装置
US2969291A (en) Coating process
JPH10338854A (ja) 光触媒粘着シ−ト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091222