JP2002308883A - ボロン酸およびボリン酸の製造法 - Google Patents

ボロン酸およびボリン酸の製造法

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JP2002308883A JP2002057278A JP2002057278A JP2002308883A JP 2002308883 A JP2002308883 A JP 2002308883A JP 2002057278 A JP2002057278 A JP 2002057278A JP 2002057278 A JP2002057278 A JP 2002057278A JP 2002308883 A JP2002308883 A JP 2002308883A
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alkyl
acid
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JP2002057278A
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Andreas Dr Meudt
アンドレアス、モイト
Michael Erbes
ミヒャエル、エルベス
Klaus Forstinger
クラウス、フォルスティンガー
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Clariant GmbH
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • C07F5/025Boronic and borinic acid compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 経済的に安価なボロン酸およびボリン酸の製
造法の提供。 【解決手段】式(I)のボロン酸および式(II)のボリン酸 [式中、置換基R1’〜R5’は、それぞれ互いに独立
して、H、アルキル、F、フッ化アルキル、アルコキ
シ、アミン、フェニル、アリール、ヘテロアリールなど
であり、記号X、YおよびZは、それぞれ互いに独立し
て、炭素であるか、またはXR3’、YR2’および/
またはZR1’は窒素であるか、またはXR3’および
YR2’は共に酸素であるか、またはXR3’およびY
2’は共にN(アルキル)またはN(SiMe)で
あるか、またはXR3’およびYR2’は共に硫黄であ
る]の製造法であって、(III)式のクロロ芳香族化合物
をリチウム金属およびホウ素化合物と、溶剤中、温度−
100〜80℃で反応させる方法。 (式中、W’、W”、W’”はアルコキシ、F、Cl、
Br等を表わす)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は芳香族ボロン酸およびボリン酸(b
orinic acid)の製造法に関する。その様なボロン酸およ
びボリン酸は、有機合成における万能の構築ブロック
(キーワード:Suzukiカップリング)農業化学および製
薬工業で使用する活性化合物の合成における重要な中間
体であり、その様な化合物は、非常に広範囲な分野にお
ける特殊な用途に、例えばオレフィン重合用の共触媒、
としても経済的に非常に重要である。
【0002】これらの化合物は経済的に重要であるため
に、それらの特殊な置換パターンに応じて、ボロン酸お
よびボリン酸の多くの製造経路が文献中に開示されてい
る。
【0003】先行技術の製造法のほとんどは、グリニャ
ール化合物をホウ素化合物と、ボロン酸の場合には約
1:1、ボリン酸の場合には約2:1の比で反応させる
ことを含んでなる。一般的に、これらの反応では、ボロ
ン酸の収率が良好(通常50〜80%)であり、ボリン
酸の収率は中程度(通常<65%)である(一般的にボ
ロン酸製造に適用できる方法:Washburn, Org. Synth.
1959, 39, 3、Povlock,J. Am. Chem. Soc. 1958, 80, 5
409、Snyder, J. Am. Chem. Soc. 1948, 70, 234、ボロ
ン酸とボリン酸の混合物の製造:Hawthorne, J. Org. C
hem. 1957, 22,1001、ボリン酸の製造:Colette, Organ
omet. 11(2), 652-657(1992))。
【0004】グリニャール化合物が最も簡単に製造でき
る(反応開始が容易で、高収率であり、ビフェニル形成
がほとんど無い)ので、グリニャール化合物の製造には
ブロモ芳香族化合物が最も効果的に使用される。しかし
残念ながら、これらのブロモ芳香族化合物は、ほとんど
の場合、対応するクロロ芳香族化合物よりもはるかに高
価である(「Organomagnesium methods in organic syn
thesis」、Wakefield,Academic Press, p. 32/33)。
【0005】ヨード芳香族化合物はさらに高価であり、
グリニャール化合物製造におけるビフェニルの形成が増
加し、その結果、目標とする化合物の全体的な収率が悪
くなり、純度も中程度である。
【0006】上記の理由から、ボロン酸およびボリン酸
を経済的に製造するには、クロロ芳香族化合物を使用す
る必要がある。残念ながら、多くのクロロ芳香族化合物
は、公知の様に、グリニャール化合物に転化させるのが
困難であり、収率も低いことから、グリニャール化合物
をクロロ芳香族化合物から常に製造できる訳ではない。
これは例えば1−クロロナフタレンに当てはまり、この
場合、効率的に転化させるには、特殊で、経費のかかる
技術、例えばRiekeマグネシウムの使用、が必要である
(「Organomagnesium methods in organic synthesi
s」、Wakefield, Academic Press)。
【0007】プロセスエンジニヤリングの観点からは、
反応が最初は全く開始しないことが多く、突然、しかも
制御できない様式で開始することが多いので、クロロ芳
香族化合物からグリニャール化合物を製造することには
問題が非常に多い。反応が開始するまでの時間は、使用
する溶剤の品質(例えば、含水量、ラジカル形成剤およ
び金属イオンの含有量、等)により大きく左右されるこ
とが多い。これらは、制御された工業的製造法に最適な
条件ではない。
【0008】アリールグリニャール化合物とホウ素化合
物(通常はホウ酸エステルまたはハロゲン化物)の反応
では、ボリン酸製造の場合、例えば式Ar−B(OR)
の錯体が最初に形成され、これが第二のアリール化合
物の付加を困難にするので、収率が低くなることが多
い。その結果、生成物はボロン酸およびボリン酸の混合
物であることが多い(Hawthorne, J. Org. Chem. 1957,
22, 1001)ので、必要な精製処理を行った後の全体的な
収率は中程度にしか得られない。
【0009】しかし、アリールグリニャール化合物を経
由するボロン酸およびボリン酸の製造における最大の問
題および最大のコストファクターは、複雑な装置が必要
になることである。アリールグリニャール化合物はほん
の僅かな場合にしか市販されておらず、しかも極めて高
価であるので、グリニャール化合物を、通常は還流温度
に維持した第一の容器で製造する必要があり、転化が達
成された後、反応混合物をこの容器の中で冷却する必要
があり、ホウ素化合物を第二の容器に入れ、非常に低い
温度に冷却する必要があり、続いて同様に冷却したグリ
ニャール化合物を計量供給する必要があり、混合物を温
め、第三の容器中で加水分解させ(容器1および2は乾
燥状態に維持する必要がある)、精製処理はこの第三の
容器または他の容器で行う必要がある。複数の容器が同
時に占有され、比較的大量の場合には加熱および冷却工
程に時間がかかるので、空間−時間収率が低くなり、製
造コストが高くなる(Houben-Weil, 「Bor-Verbindunge
n I」、第IV版、636頁)。
【0010】従って、出発化合物としてクロロ芳香族化
合物およびホウ素化合物を使用し、長時間の加熱および
冷却工程を回避できる様に、全行程が理想的には同じ温
度で、あるいはほんの僅かしか異ならない温度で行われ
る製造法が必要とされている。さらに重要なことは、有
機金属試薬の製造を、ホウ素化合物との反応が行われる
容器と同じ容器で行えることである。
【0011】しかし、グリニャール化合物の製造は、通
常、使用する溶剤の還流温度で行う必要があるが、ボレ
ート付加は選択性の理由から0℃未満の温度で行う必要
があるので、これはグリニャール経路を通して可能であ
るとは思われない。
【0012】ボロン酸およびボリン酸の製造に使用され
ることが多い別の経路は、リチウム芳香族化合物とホウ
素化合物の反応である。リチオ芳香族化合物の製造も同
様に多くの方法で行われる。例えば、ブロモ芳香族化合
物およびヨード芳香族化合物とブチルリチウムの反応
は、リチオ芳香族化合物を形成する標準的な方法であ
る。この原子交換は、低温で行うことができ、この温度
でホウ素化合物との反応も行うことができる。
【0013】しかし、残念ながら、ほんの僅かな例外は
あるが、クロロ芳香族化合物はブチルリチウムと反応し
ないので、この反応はクロロ芳香族化合物を使用して行
うことはできない。この事実およびブチルリチウムが高
価であることから、上記の優位性はあるものの、特に経
済的な製造法は得られない。
【0014】リチウム化合物を製造するための他の方法
も広く開示されているが、現在まで、上記のすべての必
要条件を満たすボロン酸およびボリン酸の製造法は存在
しない。
【0015】そこで本発明の目的は、好ましい価格で商
業的に容易に入手できる塩素化合物から出発し、必要と
するボリン酸およびボロン酸を良好な収率、高純度で得
ることができ、同時にプロセスエンジニヤリングの面か
ら簡単で、効率的で、安価である、式(I)の化合物の製
造法を開発することである。このことは、加水分解およ
び精製処理を除くすべての工程を実質的に同じ温度で、
可能であれば、一つの同じ反応容器中で行えることを意
味する。理想的には、本製造法により、クロロ芳香族化
合物、金属およびホウ素化合物を一緒に適当な溶剤中で
単純に攪拌することにより、目標とする化合物を製造で
きる。
【0016】本発明はこれらの目的すべてを達成し、式
(I)のボロン酸および式(II)のボリン酸
【化3】 [式中、置換基R1’〜R5’は、それぞれ互いに独立
して、H、CH、直鎖状または分岐鎖状のC〜C
アルキル、特にC〜Cアルキル、F、C
2n+1−f(ここでn=1〜8炭素原子であり、
f=1〜2n+1フッ素原子である)、CH(OC
アルキル)、C(C〜Cアルキル)(OC
〜Cアルキル)、CH(OC〜Cアルキル)、
CH(CH)(OC〜Cアルキル)、C〜C
アルコキシ、特にC〜Cアルコキシ、N(C〜C
アルキル)、フェニル、置換されたフェニル、アリ
ール、ヘテロアリール、S(C〜Cアルキル)、P
フェニル、PアリールまたはP(C〜Cアルキ
ル)であり、記号X、YおよびZは、それぞれ互いに
独立して、炭素(フェニルボロン酸またはフェニルボリ
ン酸)であるか、またはXR 3’、YR2’および/ま
たはZR1’は窒素(ピリジルボロン酸またはピリジル
ボリン酸)であるか、またはXR3’およびYR2’
共に酸素(2−および3−フランボロン酸または−フラ
ンボリン酸)であるか、またはXR3’およびYR2’
は共にN(C〜Cアルキル)またはN(SiM
)(ピロールボロン酸または−ピロールボリン酸)
であるか、またはXR3’およびYR2’は共に硫黄
(2−および3−チオフェンボロン酸または−チオフェ
ンボリン酸)である]の製造法であって、式(III)のク
ロロ芳香族化合物をリチウム金属およびホウ素化合物B
W’W”W’”
【化4】 (式中、W’、W”およびW’”は、それぞれ互いに独
立して、C〜Cアルコキシ、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素、N(C〜Cアルキル)またはS(C
アルキル)である)と、溶剤中、温度−100〜8
0℃で反応させる方法を提供する。
【0017】本発明により使用できるクロロ芳香族化合
物には、例えばp−クロロベンゾトリフルオライド、2
−クロロピリジン、2−クロロチオフェン、3−クロロ
チオフェン、2−クロロナフタレン、1−クロロナフタ
レン、p−クロロアニソール、クロロペンタフルオロベ
ンゼンおよびp−フルオロクロロベンゼンが挙げられる
が、これらに限定するものではない。
【0018】さらに、ボロン酸およびボリン酸の酸無水
物または1価または多価の直鎖状または分岐鎖状アルコ
ールとのエステルも、本発明により、処理条件または乾
燥条件を変えることにより、あるいはその後の反応で誘
導体を形成することにより、得ることができる。
【0019】本発明により、目標とする化合物の置換パ
ターンおよびそれぞれの製造作業の状況に応じて、様々
なプロセスエンジニヤリング経路により、クロロ芳香族
化合物をボロン酸およびボリン酸に転化することができ
る。可能な一方法では、クロロ芳香族化合物をリチウム
と適当な溶剤中、反応温度でクロロ芳香族化合物が実質
的に完全にリチオ芳香族化合物に転化されるまで攪拌
し、次いで、ホウ素化合物BW’W”W’”を同じまた
は実質的に同じ温度(差は50K未満)で加え、リチオ
芳香族化合物と反応させ、全工程を一つの反応容器で行
うことができる(単一容器製造法)。あるいは、適当な
溶剤中、適当な温度、好ましくは−85〜+25℃、で
攪拌しながら、クロロ芳香族化合物をリチウムおよびホ
ウ素化合物BW’W”W’”と同時に反応させてボリン
酸およびボロン酸の錯体を直接形成し、この錯体を加水
分解して遊離のボリン酸およびボロン酸を得ることがで
きる。また、リチオ芳香族化合物を最初に形成し、次い
で上記の転化様式でホウ素化合物に加えることもでき
る。特に好ましい実施態様は、最初に説明した単一容器
製造法である。
【0020】本発明による製造法の別の実施態様では、
リチオ芳香族化合物の製造およびホウ素化合物との反応
を2個の別の反応容器で行うことができる。ここでは、
リチオ芳香族化合物を形成するためのクロロ芳香族化合
物とリチウム金属の反応、およびそれに続くリチオ芳香
族化合物とホウ素化合物BW’W”W’”の反応を同じ
温度またはほんの僅かだけ異なった温度(50K未満の
差)で行うことができる。
【0021】本発明によるクロロ芳香族化合物のボリン
酸およびボロン酸への転化に適当な溶剤は、脂肪族およ
び芳香族エーテルおよび炭化水素、および窒素上に水素
が無いアミン、好ましくはトリエチルアミン、ジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジ−n−ブ
チルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、キシ
レン、トルエン、トルエン/テトラヒドロフラン混合
物、アニソールまたはジイソプロピルエーテル、または
上記溶剤の一種、特に好ましくはトリエチルアミン、T
HFまたはジイソプロピルエーテル、を含んでなる溶剤
混合物である。
【0022】本発明によるクロロ芳香族化合物のボリン
酸およびボロン酸への転化は、−100℃〜+80℃、
好ましくは−80℃〜+20℃、特に好ましくは−65
℃〜−10℃、で行うのが有利である。
【0023】本製造法では、リチウムは分散物、粉末、
ダライ粉(turning)、サンド、顆粒、塊、バーまたは他
の形態で使用でき、リチウム粒子の大きさは量に関係な
く、反応時間に影響するだけである。この理由から、比
較的小さな粒子径、例えば顆粒、粉末または分散物、が
好ましい。
【0024】反応時間は通常0.5〜15時間、好まし
くは3〜10時間、である。好ましくは、式(III)のク
ロロ化合物1モルあたり2.0〜3.0当量、特に好ま
しくは2.0〜2.4当量、のリチウムを使用する。
【0025】ホウ素化合物としては、式BW’W”
W’”の、W’、W”およびW’”がそれぞれ、互いに
独立して、C〜Cアルコキシ、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素、N(C〜Cアルキル)またはS(C
〜Cアルキル)である化合物を使用し、トリアルコ
キシボラン、BF OR(式中、R=CH、C
、C、C)、BF THF、BCl
またはBBrが好ましく、特に好ましくはトリアル
コキシボラン、および化合物ClB(OR)およびB
rB(NMeであり、ここでRは上に定義した通
りである。
【0026】一般的に、リチウム金属を適当な溶剤と共
に反応器に入れ、式(III)のクロロ芳香族化合物を、所
望により同じまたは他の溶剤に溶解させ、好ましい実施
態様の一つでは、ホウ素化合物と同時に混合物中に導入
する。他の好ましい実施態様では、クロロ芳香族化合物
だけを、所望により溶剤に溶解させ、リチウム金属に加
え、混合物を事実上完全に転化されるまで攪拌した後、
初めてホウ素化合物を導入する。
【0027】反応溶液を仕上げ処理するには、水または
水性鉱酸を加えることにより、あるいは反応混合物を水
または水性鉱酸中に導入することにより、溶液を加水分
解する。その後の処理では、例えば有機相の抽出および
蒸発により、あるいは有機溶剤を加水分解混合物から蒸
留することにより、ボロン酸およびボリン酸を単離し、
次いで析出した生成物を濾過により単離することができ
る。置換パターンおよび正確な条件に応じて、遊離のボ
ロン酸またはボリン酸この様にして得ることができる。
これらの化合物の酸無水物は、当業者には公知の方法に
より、例えば減圧下で高温で乾燥させることにより、得
られる。ボロン酸およびボリン酸のエステルも同様に、
通常の方法により、例えば本発明の反応混合物から得た
粗製物を対応するアルコールと反応させ、水を化学的ま
たは物理的に除去することにより、得ることができる。
【0028】式(I)のボロン酸を製造するには、一般的
にホウ素化合物BW’W”W’”1モルあたり0.96
〜1.30当量、好ましくは0.98〜1.15当量、
の式(III)のクロロ化合物を使用する。式(II)のボリン
酸を製造するには、一般的にホウ素化合物BW’W”
W’”1モルあたり2.02〜2.85当量、好ましく
は2.10〜2.45当量、の過剰の式(III)のクロロ
化合物を使用する必要がある。
【0029】本発明の製造法から得られる生成物の純度
は一般的に非常に高いが、特殊な用途(製薬用の中間
体)には、例えば少量の活性炭を加えて再結晶させるこ
とにより、さらに精製する工程が必要になることがあ
る。ボロン酸の収率は90〜99%であり、ボロン酸の
収率は通常85〜95%である。
【0030】本発明の合成に使用する原料(クロロ芳香
族化合物およびホウ素化合物)は一般的に非常に好まし
い価格で市販されているので、上記のプロセスエンジニ
ヤリング上の優位性および関連する高空間−時間収率お
よび非常に高い生成物純度との組合せで、極めて経済的
で広範囲に適用できるボロン酸およびボリン酸の製造法
が得られる。
【0031】本発明の製造法を以下に例示するが、これ
らの例に限定されるものではない。
【0032】例1 フェニルボロン酸の製造 リチウム顆粒13.8g(2.0モル)をTHF350
mlに入れた懸濁液にクロロベンゼン112.5g(1
モル)を−40℃で2時間かけて滴下して加える。GC
(反応混合物は暗色なので、消費されたLiの量を観察
できない)により測定した転化率が>98%になった時
(合計4.5時間)、ホウ酸トリエチル145.8g
(1.0モル)を同じ温度で30分間かけて加える。さ
らに1時間攪拌した後、228mlの2.5%濃度のH
Clを加える。THFおよびホウ素化合物から形成され
たエタノールを僅かな減圧下で、最高温度60℃で留別
した後、形成されたボロン酸が析出し、10℃に冷却
し、pHを4.2に設定した後、濾別し、最高60℃/
100mbarで乾燥させることができる。これによっ
て、フェニルボロン酸118.2g(0.97モル、9
7%)が無色〜黄色がかった粉末、HPLC純度>99
%、として得られる。
【0033】例2 p−トリルボロン酸の製造 リチウム顆粒28g(4.06モル)をTHF350m
lに入れた懸濁液に、p−クロロトルエン253g
(2.0モル)およびホウ酸トリメチル207.6g
(2.0モル)をTHF250mlに入れた溶液を−5
0℃で2.5時間かけて滴下して加える。混合物を−5
0℃でさらに4時間攪拌した後、HPLCはクロロ芳香
族化合物が定量的に消費されたことを示した。400m
lの5%濃度HClを加え、THFおよびメタノールを
留別した後、形成されたボロン酸が析出したので、10
℃に冷却した後、濾過により単離した。最高65℃/1
10mbarで乾燥させることにより、p−トリルボロ
ン酸264.8g(1.95ml、97.5%)が無色
〜黄色がかった固体として得られた。
【0034】例3 ジ−p−トリルボロン酸の製造 リチウム顆粒28g(4.06モル)をジイソプロピル
エーテル350mlに入れた懸濁液に、p−クロロトル
エン253g(2.0モル)およびホウ酸トリメチル1
04g(1.0モル)をジイソプロピルエーテル150
mlに入れた溶液を−20℃で2.5時間かけて滴下し
て加える。混合物を−20℃でさらに4時間攪拌した
後、HPLCはクロロ芳香族化合物が定量的に消費され
たことを示した。340mlの2.5%濃度HClを加
え、ジイソプロピルエーテルおよびメタノールを留別し
た後、形成されたボリン酸が析出したので、10℃に冷
却した後、濾過により単離した。最高70℃/110m
barで乾燥させることにより、ジ−p−トリルボロン
酸が収率88%、HPLC純度>95%で黄色がかった
固体として得られた。
【0035】例4 p−アニシルボロン酸の製造 p−クロロアニソールを使用して例1の手順を繰り返
し、p−アニシルボロン酸が収率96%、HPLC純度
>98.5%で得られた。
【0036】例5 m−フルオロフェニルボロン酸の製
造 m−フルオロクロロベンゼンを使用して例1の手順を繰
り返し、m−フルオロフェニルボロン酸が収率95%で
得られた。
【0037】例6 フラン−2−ボロン酸の製造 2−クロロプレンランを使用して例1の手順を繰り返
し、2−フランボロン酸が暗色オイルとして粗製物収率
87%で得られた。Primisil(溶剤はメタノール/ジク
ロロメタンの1:1混合物である)を通して濾過し、蒸
発させた後、生成物はHPLC純度97%で得られた。
【0038】例7 p−トリフルオロメチルフェニルボ
ロン酸の製造 ホウ酸トリメチルを使用して、ただし温度−65℃で、
例1の手順を繰り返し、p−トリフルオロメチルフェニ
ルボロン酸が収率94%で得られた(HPLCa/a9
8.1%)。70℃、5mbarで乾燥後、このボロン
酸の酸無水物が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル、エルベス ドイツ連邦共和国ケルクハイム、ダンツィ ガー、シュトラーセ、18 (72)発明者 クラウス、フォルスティンガー ドイツ連邦共和国バーベンハウゼン、ヘル ナイゲンウェーク、6 Fターム(参考) 4H039 CA91 CD20 4H048 AA02 AC90 BA03 BA85 BB11 BB14 BB15 BB19 BB25 BC10 BC31 BD20 BD21 BD70 VA11 VA20 VA22 VB10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I)のボロン酸および式(II)のボリン酸 【化1】 [式中、置換基R1’〜R5’は、それぞれ互いに独立
    して、H、CH、直鎖状または分岐鎖状のC〜C
    アルキル、F、C2n+1−f(ここでn=1
    〜8炭素原子であり、f=1〜2n+1フッ素原子であ
    る)、CH(OC 〜Cアルキル)、C(C〜C
    アルキル)(OC〜Cアルキル)、CH(OC
    〜Cアルキル)、CH(CH)(OC〜C
    ルキル)、C〜Cアルコキシ、N(C〜Cアル
    キル)、フェニル、置換されたフェニル、アリール、
    ヘテロアリール、S(C〜Cアルキル)、Pフェニ
    、PアリールまたはP(C〜Cアルキル)
    であり、 記号X、YおよびZは、それぞれ互いに独立して、炭素
    であるか、またはXR 3’、YR2’および/またはZ
    1’は窒素であるか、またはXR3’およびYR2’
    は共に酸素であるか、またはXR3’およびYR2’
    共にN(C〜Cアルキル)またはN(SiMe
    であるか、またはXR3’およびYR は共に硫黄で
    ある]の製造法であって、式(III)のクロロ芳香族化合
    物をリチウム金属およびホウ素化合物BW’W”W’” 【化2】 (式中、W’、W”およびW’”は、それぞれ互いに独
    立して、C〜Cアルコキシ、フッ素、塩素、臭素、
    ヨウ素、N(C〜Cアルキル)またはS(C
    アルキル)である)と、溶剤中、温度−100〜8
    0℃で反応させることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】リチウムが、分散物、粉末、ダライ粉、ま
    たはサンドの形態で使用される、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】溶剤が、トリエチルアミン、ジエチルエー
    テル、テトラヒドロフラン、ジ−n−ブチルエーテル、
    tert−ブチルメチルエーテル、キシレン、トルエ
    ン、トルエン/テトラヒドロフラン混合物、アニソール
    およびジイソプロピルエーテル、および上記溶剤の一種
    を含んでなる溶剤混合物の群から選択される、請求項1
    または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】式(I)のボロン酸が、ホウ素化合物BW’
    W”W’”1モルあたり0.96〜1.30当量のクロ
    ロ化合物(III)を使用して製造される、請求項1〜3の
    いずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】式(II)のボリン酸が、ホウ素化合物BW’
    W”W’”1モルあたり2.02〜2.85当量当量の
    クロロ化合物(III)を使用して製造される、請求項1〜
    4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】式BW’W”W’”のホウ素化合物が、ト
    リアルコキシボラン、BF OR (式中、R=CH
    、C、C、C)、BF TH
    F、BClまたはBBr、ClB(OR)または
    BrB(NMe(ここでRは上に定義した通りで
    ある)である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】リチオ芳香族化合物を形成するためのクロ
    ロ芳香族化合物とリチウム金属の反応、およびリチオ芳
    香族化合物とホウ素化合物BW’W”W’”の反応を1
    個の反応容器で、同じまたは実質的に同じ温度で行う、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】クロロ芳香族化合物をリチウムおよびホウ
    素化合物BW’W”W’”と、攪拌しながら同時に反応
    させる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】リチオ芳香族化合物の製造およびホウ素化
    合物との反応を2個の別の反応容器で行い、2つの反応
    を同じ温度またはほんの僅かだけ異なった温度(50K
    未満の差)で行う、請求項1〜6のいずれか一項に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】得られる反応溶液を続いて加水分解し、
    適当な方法により処理する、請求項1〜9のいずれか一
    項に記載の方法。
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