JP2002308527A - 電力ケーブルの供給方法及び供給装置 - Google Patents
電力ケーブルの供給方法及び供給装置Info
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Abstract
力ケーブル3の長さを長くする。又、この電力ケーブル
3を現場に搬送してから、この現場でこの電力ケーブル
3を使用できる状態にするまでの手間と時間とを低減す
る。 【解決手段】 上記電力ケーブル3を、上方が開口した
直方体状の収納容器5内に、この収納容器5の中間部で
交差させつつ重ねる事により、この電力ケーブル3の平
面形状が8の字形になる様に収納する。この様に電力ケ
ーブル3を収納容器5内に収納する作業を、この電力ケ
ーブル3の製造工場等で行なう。そして、この収納容器
5を現場に搬送してから、上記電力ケーブル3をこの収
納容器5内から引き出す。
Description
の供給方法及び供給装置は、例えば、トンネル穴を掘削
する掘削機とこのトンネル穴の入口付近等の所定の個所
に設置した電源との間を結ぶ電力ケーブルを、この電力
ケーブルの製造工場や上記トンネル穴の入口等からこの
トンネル穴内に搬送すると共に、掘削作業の進行に伴
い、上記掘削機と上記電源との距離が広がるのに応じ
て、これら掘削機と電源との間に上記電力ケーブルを連
続的に供給する為に利用する。
トンネル穴の入口付近等の所定の個所に設置された電源
(例えば、発電機又は分岐接続箱等)から、電力を供給
している。又、この電力の供給を行なう為に、上記掘削
機と上記電源との間を、電力ケーブルにより結んでい
る。一方、上記電源が上記所定の箇所に設置されて不動
であるのに対し、上記掘削機は、上記トンネル穴を掘削
しつつ前進する。この為、これら掘削機と給電源との距
離は、この掘削機が前進するのに伴って広がる。従っ
て、これら掘削機と電源との間を結ぶ上記電力ケーブル
の長さも、これら掘削機と電源との距離が広がるのに応
じて延長する必要がある。
すべく、上記掘削機と電源との間に新たな電力ケーブル
を継ぎ足す場合には、この新たな電力ケーブルの継ぎ足
し作業(接続作業)を行なう間中、上記トンネル穴の掘
削作業を一時中断しなければならない。この様に掘削作
業を一時中断する頻度が多くなると、この掘削作業を能
率良く行なえなくなる為、好ましくない。従って、この
掘削作業の能率化を図るべく、この掘削作業を一時中断
する頻度を少なくする為に、上記電力ケーブルを継ぎ足
す頻度を少なくする事が望まれる。
なくする為に従来から、例えば、図5に示す様な、ケー
ブル供給用ドラム1を使用する事が行なわれている。こ
のケーブル供給用ドラム1は、上記掘削機(図示せず)
と共に上記トンネル穴内を移動する台車2の上に、回転
自在に支持している。この様なケーブル供給用ドラム1
には、1本の長尺な電力ケーブル3を巻き付けている。
そして、このケーブル供給用ドラム1から引き出した上
記電力ケーブル3の一端(図5の左端)を高圧トランス
4を介して上記掘削機に、同じく他端(図5の右端)を
上記電源(図示せず)に、それぞれ接続している。
る際、この掘削機と共に上記台車2が(図5のα方向
に)前進すると、上記ケーブル供給用ドラム1が(図5
のβ方向に)回転しつつ、このケーブル供給用ドラム1
から上記電力ケーブル3が、上記掘削機の進行方向後方
(図5の右方)に送り出される。そして、この様に電力
ケーブル3が上記掘削機の進行方向後方に送り出される
事により、この掘削機が引き続き前進可能となる。新た
な電力ケーブルの継ぎ足し作業は、上記ケーブル供給用
ドラム1に巻き付けた電力ケーブル3が総て送り出され
て、このケーブル供給用ドラム1が空になった後に行な
う。この場合、この空になったケーブル供給用ドラム1
は、新たな電力ケーブルを巻き付ける事により再度の使
用に供するか、或は、新たな電力ケーブルを巻き付けた
別のケーブル供給用ドラムと交換する。
する場合には、このケーブル供給用ドラム1に長尺な電
力ケーブル3を巻き付ける事ができ、且つ、この電力ケ
ーブル3が上記ケーブル供給用ドラム1から総て送り出
されるまでは、新たな電力ケーブルの継ぎ足し作業を行
なう必要がない。この為、新たな電力ケーブルを継ぎ足
す頻度を少なくでき、上記トンネル穴の掘削作業の能率
化を図れる。
給用ドラム1には、十分に長尺な電力ケーブル3を巻き
付ける事ができるが、その分、このケーブル供給用ドラ
ム1の径寸法が嵩む。又、この様なケーブル供給用ドラ
ム1の径方向は、このケーブル供給用ドラム1を上記ト
ンネル穴の内側に配置した状態で、上記トンネル穴の径
方向{図示の例では、高さ方向(図5の上下方向)}と
一致する。この為、掘削作業を行なうトンネル穴の径の
大きさによっては(この径が小さい場合には)、上記ケ
ーブル供給用ドラム1を、このトンネル穴の内側に進入
させられなくなる場合がある。この様な不都合を解消す
る為に、上記トンネル穴の径に合わせて上記ケーブル供
給用ドラム1の径寸法を小さくする事もできるが、その
分、このケーブル供給用ドラム1に巻き付ける事ができ
る電力ケーブル3の長さ寸法が短くなる。この結果、新
たな電力ケーブルを継ぎ足す頻度が多くなって、上記掘
削作業の能率化を十分には図れなくなる為、好ましくな
い。本発明の電力ケーブルの供給方法及び供給装置は、
上述の様な事情に鑑みて発明したものである。
供給方法及び供給装置のうち、請求項1に記載した電力
ケーブルの供給方法は、上方が開口した収納容器内に電
力ケーブルを、この収納容器の長さ方向中間部でこの電
力ケーブルを交差させつつ重ねる事により、この電力ケ
ーブルの平面形状が8の字形となる様に、予めこの電力
ケーブルを使用する現場に搬送する以前に収納した後、
この収納容器をこの電力ケーブルを使用する現場に搬送
してから、この電力ケーブルをこの収納容器内から引き
出す。
給装置は、上方が開口した収納容器と、この収納容器の
長さ方向中間部で交差させつつ重ねる事により、平面形
状が8の字形となる様にして上記収納容器内に収納され
た電力ケーブルと、この収納容器の少なくとも長さ方向
の両端部内面に、上下方向に関するピッチを上記電力ケ
ーブルの外径の実質的に2倍とした状態で設けられ、こ
の電力ケーブルの湾曲部の中間部を支承する複数の支持
ブラケットとを備える。
給装置の場合には、上記各支持ブラケットが、上記電力
ケーブルの湾曲部の中間部を支承する水平方向位置から
上方に回動自在である。
供給装置の場合には、上記電力ケーブルの両端部のうち
の少なくとも一方の端部に、コネクタが取り付けられて
いる。
び供給装置のうち、請求項1に記載した電力ケーブルの
供給方法の場合には、電力ケーブルを現場に搬送してか
ら、この電力ケーブルを使用できる状態にするまでの手
間と時間とを少なくできる。即ち、本発明の供給方法に
より供給する電力ケーブルは、この電力ケーブルを一
旦、収納容器内に収納した後、改めてこの収納容器内か
ら引き出して使用する。一方、この様に電力ケーブルを
収納容器内に収納する作業を上記現場で行なうと、この
電力ケーブルをこの現場に搬送してから、この電力ケー
ブルを使用できる状態にするまでの手間と時間とが多く
かかる。これに対して、本発明の場合、電力ケーブルを
収納容器内に収納する作業は、この電力ケーブルを上記
現場に搬送する以前に、例えばこの電力ケーブルの製造
工場や上記現場の入口付近等で行なう。これら製造工場
等での作業は、現場で作業を行なう場合とは異なり、広
い空間を利用でき、更にクレーン等の大型機械を使用し
て能率良く行なえる。この為、本発明の場合には、上記
現場で電力ケーブルを収納容器内に収納する作業を省略
できる分、この電力ケーブルを上記現場に搬送してか
ら、この電力ケーブルを使用できる状態にするまでの手
間と時間とを少なくできる。
の供給装置の場合には、上方が開口した収納容器内に電
力ケーブルを、この収納容器の長さ方向中間部で交差さ
せつつ重ねる事により、平面形状が8の字形となる様に
して収納している。この為、上記収納容器の幅寸法及び
高さ寸法を大きくしなくても、この収納容器の長さ寸法
を大きくすれば、この収納容器内に収納し得る電力ケー
ブルの長さを十分に長くできる。この為、この収納容器
内に、前述したケーブル供給用ドラム1(図5参照)の
場合と同じ長さの電力ケーブルを収納する場合でも、こ
の収納容器の幅寸法及び高さ寸法を、上記ケーブル供給
用ドラム1の径寸法よりも十分に小さくできる。
がトンネル穴の内側である場合に、このトンネル穴の軸
方向と上記収納容器の長さ方向とを一致させれば、上記
ケーブル供給用ドラム1を進入させられない様な小径の
トンネル穴の内側にも、上記収納容器を進入させる事が
できる。又、上記トンネル穴の内側の空間は、このトン
ネル穴の径方向に関しては狭いが、このトンネル穴の軸
方向に関しては十分に広い。従って、上記収納容器の長
さ寸法を十分に長くでき、この収納容器内に収納し得る
電力ケーブルの長さを十分に長くできる。
器内に電力ケーブルを、この収納容器の長さ方向中間部
で交差させる事なく重ねる事により、平面形状が長円形
若しくは略楕円形となる様にして収納すると、この収納
容器から上記電力ケーブルを引き出した場合に、この引
き出した電力ケーブルが捩れる。これに対し、本発明の
場合には、上記収納容器内に電力ケーブルを、この収納
容器の長さ方向中間部で交差させつつ重ねる事により、
平面形状が8の字形となる様にして収納している。この
為、上記収納容器内から上記電力ケーブルを引き出した
場合に、この引き出した電力ケーブルが捩れる事はな
い。
ケーブルを、この収納容器の長さ方向中間部で交差させ
つつ重ねて収納すると、この交差させた部分の高さが、
交差させていない部分の高さの2倍になる。一方、上記
収納容器に対する電力ケーブルの収納のバランスを良く
する為には、上記交差させた部分と上記交差させていな
い部分との高さを等しくするのが好ましい。そこで、請
求項2に記載した発明の場合には、上記電力ケーブルの
湾曲部(上記交差させていない部分)の中間部を、上記
収納容器の少なくとも長さ方向の両端部内面に設けた複
数の支持ブラケットにより支承する事で、上記交差させ
た部分と上記交差させていない部分との高さがほぼ等し
くなる様にしている。
給装置の場合、上記電力ケーブルを上記収納容器の開口
部から上方に引き出す際に、この電力ケーブルの一部が
上記各支持ブラケットの下面にぶつかった場合には、こ
れら各支持ブラケットが水平方向から上方に回動する。
この為、上記電力ケーブルを上記収納容器から引き出す
際に、上記各支持ブラケットが邪魔になる事はない。
供給装置の場合には、電力ケーブルの両端部のうちの少
なくとも一方(好ましくは両方)の端部にコネクタを取
り付けている為、この電力ケーブルを現場に搬送した
後、この電力ケーブルの接続作業を直ちに(容易に)行
なえる。
の1例を示している。本例は、前述の図5に示した従来
技術の場合と同様、電力ケーブル3を使用する現場が、
建設中のトンネル穴内である場合に就いて説明する。図
示しない掘削機と共にトンネル穴内を、このトンネル穴
の奥に向けて移動する台車2の上には、長尺な電力ケー
ブル3を収納した収納容器5を載置している。この収納
容器5は、上記トンネル穴の軸方向(図1〜3の左右方
向)に長い直方体状で、上方を開口させている。上記電
力ケーブル3は、この様な収納容器5内に、この収納容
器5の長さ方向(図1〜3の左右方向)中間部で交差さ
せつつ重ねる事により、この電力ケーブル3の平面形状
が8の字形となる様に収納している。
6a、6bの内面には、それぞれ多数の支持ブラケット
7、7を、上下方向に関するピッチを上記電力ケーブル
3の外径の実質的に2倍とした状態で設けている。但
し、図2及び図3は模式図である為、便宜上、上記電力
ケーブル3は単なる太線で図示している。この為、図2
では、上述した実際の場合とは異なり、上記各支持ブラ
ケット7、7の上下方向に関するピッチは、上記電力ケ
ーブル3の外径の2倍よりも大きく描かれている。そし
て、これら各支持ブラケット7、7により、上記電力ケ
ーブル3の湾曲部の中間部を支承している。これによ
り、上記収納容器5内での電力ケーブル3の高さが、こ
の電力ケーブル3を交差させた部分(この収納容器5の
長さ方向中間部)と交差させていない部分(この収納容
器5の長さ方向両側部分)とでほぼ等しくなる様にして
いる。この様な構成を採用する事により、本例の場合に
は、上記収納容器5内に上記電力ケーブル3を、バラン
スを良く収納できる様にしている。
7、7は、図4に詳示する様に、上記電力ケーブル3の
湾曲部の中間部を支承する水平方向位置(実線の位置)
から、上方に(鎖線の位置にまで)回動自在としてい
る。即ち、上記支持ブラケット7は、この支持ブラケッ
ト7の下面に上向きの力が加わった場合には、この支持
ブラケット7の基端部(図4の右端部)を中心として上
方に回動する。これに対し、この支持ブラケット7の上
面に上記電力ケーブル3の湾曲部の中間部を載せた場合
でも、上記水平方向位置から下方に回動する事はない。
この様な機能を発揮できる構造に就いては、種々考えら
れるが、本例の場合には、この様な機能を発揮させる為
に、上記支持ブラケット7を上記側壁6a(6b)に対
し、ヒンジ8を介して結合している。
ーブル3を収納容器5内に収納する作業は、この電力ケ
ーブル3の製造工場や前記トンネル穴の入口の外側等で
行なう。即ち、本例の場合には、これら製造工場等で上
記電力ケーブル3を上記収納容器5内に収納した後、こ
の収納容器5を上記トンネル穴内に搬入すると共に、前
記台車2の上に設置する。そして、この収納容器5内か
ら上記電力ケーブル3の両端を引き出して、次述する様
な状態で、この電力ケーブル3を使用する。
容器5内に収納された電力ケーブル3の一端(図1〜3
の左端)を、この収納容器5の側壁6a(6b)に設け
た通孔等を通じて、或はこの収納容器5の上方の開口部
から、この収納容器5外に引き出す。本例の場合、この
様に引き出した電力ケーブル3の一端には、予め(上記
トンネル穴内に搬入する以前に)コネクタ10を取り付
けている。そして、このコネクタ10を、高圧トランス
4から引き出した電力ケーブル11の端部に取り付けた
コネクタ12に接続する事により、上記電力ケーブル3
の一端を、高圧トランス4を介して前記掘削機に接続す
る。一方、上記電力ケーブル3の他端(図1〜3の右
端)は、上記収納容器5の上方の開口部から引き出す。
本例の場合には、この電力ケーブル3の他端にも、予め
(上記トンネル穴内に搬入する以前に)図示しないコネ
クタを取り付けている。そして、このコネクタを、上記
掘削機に電力を供給する図示しない電源に接続する。
尚、図示の例では、上記収納容器5の後端部(図1〜3
の右端部)上方に滑車9を回転自在に支持すると共に、
上記開口部から引き出した電力ケーブル3の他端側部分
を、上記滑車9に掛け渡している。
際、この掘削機と共に上記台車2が(図1のα方向に)
前進すると、上記収納容器5から上記電力ケーブル3
が、上記掘削機の進行方向後方(図1〜3の右方)に、
連続的に送り出される。そして、この様に電力ケーブル
3が上記掘削機の進行方向後方に、連続的に送り出され
る事により、この掘削機が引き続き前進可能となる。
尚、本例の場合、上記電力ケーブル3は、上記収納容器
5内に、この収納容器5の長さ方向中間部で交差させつ
つ重ねる事により、平面形状が8の字形となる様にして
収納している。この為、上述の様に電力ケーブル3が収
納容器5内から送り出される場合に、この送り出された
電力ケーブル3が捩れる事はない。又、上述の様に電力
ケーブル3が収納容器5内から送り出される際、この電
力ケーブル3の一部が前記各支持ブラケット7、7の下
面にぶつかった場合には、これら各支持ブラケット7、
7が水平方向位置から上方に回動する。この為、上記電
力ケーブル3が上記収納容器5内から送り出される際
に、上記各支持ブラケット7、7が邪魔になる事はな
い。
との間隔が広がる事に伴う、新たな電力ケーブル3の継
ぎ足し作業は、上記収納容器5内に収納した電力ケーブ
ル3が総て送り出されて、この収納容器5が空になった
後に行なう。特に、本例の場合、この空になった収納容
器5は、やはり、上記電力ケーブル3の製造工場等で新
たな電力ケーブル3を収納した、別の収納容器5と交換
する。
法及び装置のうち、電力ケーブルの供給方法の場合に
は、上記電力ケーブル3をトンネル穴内に搬入してか
ら、この電力ケーブル3を使用できる状態にするまでの
手間と時間とを少なくできる。即ち、本例の場合、上記
電力ケーブル3は、この電力ケーブル3を一旦、上記収
納容器5内に収納した後、改めてこの収納容器5内から
引き出して使用する。一方、この様に電力ケーブル3を
収納容器5内に収納する作業を上記トンネル穴内で行な
うと、この電力ケーブル3をこのトンネル穴内に搬入し
てから、この電力ケーブル3を使用できる状態にするま
での手間と時間とが多くかかる。
ブル3を上記収納容器5内に収納する作業は、この電力
ケーブル3の製造工場等で行なう。製造工場等での作業
は、トンネル穴内で作業を行なう場合とは異なり、広い
空間を利用でき、更にクレーン等の大型機械を使用して
能率良く行なえる。この為、本例の場合には、上記トン
ネル穴内で上記電力ケーブル3を上記収納容器5内に収
納する作業を省略できる分、この電力ケーブル3を上記
トンネル穴内に搬入してから、この電力ケーブル3を使
用できる状態にするまでの手間と時間とを少なくでき
る。又、本例の場合には、予め(上記電力ケーブル3を
上記トンネル穴内に搬入する以前に)、この電力ケーブ
ル3の両端部に、それぞれコネクタ10を取り付けてい
る。この為、この電力ケーブル3を上記トンネル穴内に
搬入した後、この電力ケーブル3の接続作業を直ちに
(容易に)行なえる。この為、前記掘削機と前記電源と
の間を上記電力ケーブル3により結ぶ作業、並びに、こ
れら掘削機と電源との間に上記電力ケーブル3を継ぎ足
す作業を行なう際に、上記トンネル穴の掘削作業を開始
するまでの時間、或はこの掘削作業を一時中断する時間
を短くでき、この掘削作業の能率化を図れる。
には、上記収納容器5内に電力ケーブル3を、この収納
容器5の長さ方向中間部で交差させつつ重ねる事によ
り、平面形状が8の字形となる様にして収納している。
この為、上記収納容器5の幅寸法(図3の上下方向寸
法)及び高さ寸法(図1〜2の上下方向寸法)を大きく
しなくても、この収納容器5の長さ寸法(図1〜3の左
右方向寸法)を大きくすれば、この収納容器5内に収納
し得る電力ケーブル3の長さを長くできる。この為、こ
の収納容器5内に、前述したケーブル供給用ドラム1
(図5参照)の場合と同じ長さの電力ケーブル3を収納
する場合でも、この収納容器5の幅寸法及び高さ寸法
を、上記ケーブル供給用ドラム1の径寸法よりも十分に
小さくできる。
方向と上記収納容器5の長さ方向とを一致させれば、上
記ケーブル供給用ドラム1を配置できない様な小径のト
ンネル穴の内側にも、上記収納容器5を配置できる。
又、上記トンネル穴の内側の空間は、このトンネル穴の
径方向に関しては狭いが、このトンネル穴の軸方向に関
しては十分に広い。従って、上記収納容器5の長さ寸法
を十分に長くでき、この収納容器5内に収納し得る電力
ケーブル3の長さを十分に長くできる。この為、この電
力ケーブル3を継ぎ足す頻度を少なくできる。この結
果、上記トンネル穴の掘削作業を一時中断する頻度を少
なくでき、この掘削作業の能率化を図れる。
限定するものではない。例えば、請求項1に記載した電
力ケーブルの供給方法で使用する収納容器は、請求項2
〜4に記載した収納容器の様に、内面に複数の支持ブラ
ケットを設けているものでなくても良い。但し、収納容
器として内面に複数の支持ブラケットを設けていないも
のを使用する場合には、この収納容器内に電力ケーブル
を収納する際に、この収納容器内でこの電力ケーブルを
交差させる位置を、この収納容器の幅方向や長さ方向に
関してばらつかせるのが好ましい。この様に交差させる
位置をばらつかせる事ができれば、上記収納容器内での
電力ケーブルの高さを、全体的にほぼ等しくでき、この
収納容器に対する電力ケーブルの収納のバランスを良く
する事ができる。又、上述した実施の形態では、高圧ト
ランス4と収納容器5とを、1つの台車2の上に一緒に
載せたが、これら高圧トランス4と収納容器5とは、そ
れぞれ別の台車の上に乗せる事もできる。又、上記収納
容器は、上述した例の様に別体の台車2の上に乗せて使
用する他、この収納容器の下面に車輪等を設けて使用す
る事もできる。
給装置は、以上に述べた通り構成され作用する為、電力
ケーブルをこの電力ケーブルの製造工場等からこの電力
ケーブルを使用する現場まで搬送してから、この電力ケ
ーブルを使用できる状態にするまでの手間と時間とを少
なくできる。又、電力ケーブルを使用する現場の高さや
幅が狭い場合でも、この現場内に、電力ケーブルを収納
した収納容器を効果的に配置できる。これと共に、この
収納容器内に収納し得る電力ケーブルの長さを十分に長
くできる。この為、上記現場で行なう作業(トンネル穴
の掘削作業等)の能率化を図れる。
状態で示す略側面図。
見た略縦断側面図。
略側面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 上方が開口した収納容器内に電力ケーブ
ルを、この収納容器の長さ方向中間部でこの電力ケーブ
ルを交差させつつ重ねる事により、この電力ケーブルの
平面形状が8の字形となる様に、予めこの電力ケーブル
を使用する現場に搬送する以前に収納した後、この収納
容器をこの電力ケーブルを使用する現場に搬送してか
ら、この電力ケーブルをこの収納容器内から引き出す電
力ケーブルの供給方法。 - 【請求項2】 上方が開口した収納容器と、この収納容
器の長さ方向中間部で交差させつつ重ねる事により、平
面形状が8の字形となる様にして上記収納容器内に収納
された電力ケーブルと、この収納容器の少なくとも長さ
方向の両端部内面に、上下方向に関するピッチを上記電
力ケーブルの外径の実質的に2倍とした状態で設けら
れ、この電力ケーブルの湾曲部の中間部を支承する複数
の支持ブラケットとを備えた電力ケーブルの供給装置。 - 【請求項3】 各支持ブラケットが、電力ケーブルの湾
曲部の中間部を支承する水平方向位置から上方に回動自
在である、請求項2に記載した電力ケーブルの供給装
置。 - 【請求項4】 電力ケーブルの両端部のうちの少なくと
も一方の端部に、コネクタが取り付けられている、請求
項2〜3の何れかに記載した電力ケーブルの供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001113783A JP3607635B2 (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 電力ケーブルの供給方法及び供給装置 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002308527A true JP2002308527A (ja) | 2002-10-23 |
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---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004249799A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-09 | Shimizu Corp | 台車走行システム |
JP2010531286A (ja) * | 2007-06-25 | 2010-09-24 | パセコ コーポレイション | 陸電を用いるゴムタイヤガントリークレーン |
JP7518042B2 (ja) | 2020-12-16 | 2024-07-17 | 株式会社奥村組 | トンネル坑内における動力ケーブルの延設方法 |
-
2001
- 2001-04-12 JP JP2001113783A patent/JP3607635B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
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JP2010531286A (ja) * | 2007-06-25 | 2010-09-24 | パセコ コーポレイション | 陸電を用いるゴムタイヤガントリークレーン |
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