JP2002308471A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002308471A
JP2002308471A JP2001117982A JP2001117982A JP2002308471A JP 2002308471 A JP2002308471 A JP 2002308471A JP 2001117982 A JP2001117982 A JP 2001117982A JP 2001117982 A JP2001117982 A JP 2001117982A JP 2002308471 A JP2002308471 A JP 2002308471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
image forming
sheets
image
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001117982A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4485704B2 (ja
Inventor
Seiji Hoshino
誠治 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001117982A priority Critical patent/JP4485704B2/ja
Publication of JP2002308471A publication Critical patent/JP2002308471A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4485704B2 publication Critical patent/JP4485704B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成部を搬送される前後の用紙の間隔を
無くすことことにより、画像形成作業の生産性を向上さ
せる。 【解決手段】 スイッチバックされて反転路から送り出
された用紙は、用紙間隔制御手段により前後の用紙の間
隔を無くして画像形成部に送り込まれるので、それらの
用紙に対しては用紙間隔が無い状態で画像形成が行わ
れ、画像形成作業の生産性が高くなる。しかも、反転路
内に送り込まれた用紙をスイッチバックさせるとき、反
転路への用紙の送り込み速度や反転路からの用紙の送り
出し速度、反転路からの用紙の送り出しタイミングなど
を制御することにより、スイッチバックされた用紙の間
隔を小さくすることができ、反転路と用紙反転手段とを
設けて予め前後の用紙の間隔を小さくすることにより、
用紙間隔制御手段による前後の用紙の間隔を無くす制御
を精度良く行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成部におけ
る前後の用紙の搬送を、用紙間隔を無くした状態、又
は、一部を重畳させた状態で行うようにした画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成作業の生産性を高めると
いう観点から、画像形成部における前後の用紙の搬送
を、用紙間隔を無くした状態、又は、一部を重畳させた
状態で行うようした画像形成装置の提案がなされてお
り、例えば、特開平2000−7192、特開平200
0−15881等に開示されている。
【0003】特開平2000−7192の発明は、用紙
が画像形成部を搬送されるとき、前後の用紙の間隔を無
くして搬送するものである。特開平2000−1588
1の発明は、先行の用紙の非記録領域に後続の用紙を重
ねるようにしたものである。
【0004】また、本出願の出願人は、画像形成を連続
して行う場合において画像形成作業の生産性を高めるこ
とができる画像形成装置として、用紙トレイから画像形
成部に至る用紙搬送路の途中に反転路と用紙反転手段と
を設け、用紙トレイから給紙されて画像形成部に搬送さ
れる用紙を反転路内でスイッチバックさせることによ
り、画像形成部へ送り込まれる用紙の間隔を一定に維持
するとともに小さくするようにした画像形成装置を、特
願平11−239672号、特願2000−23015
3などで提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平2000−15
88に開示された発明では、前後の用紙をどのようにし
て重畳させるのかというという具体的な手段が開示され
ていない。
【0006】また、特開平2000−7192に開示さ
れた発明では、画像形成部において前後の用紙の間隔を
無くすだけであり、前後の用紙を重畳させたまま搬送し
て画像形成を行うものではない。
【0007】また、前後の用紙を重畳させて画像形成部
へ送り込むとき、前後の用紙の上下関係を一定となるよ
うに制御しないと、用紙の先端・後端位置の検出が困難
になり、また、各用紙への希望する状態の画像形成を行
えなくなる。上述した公報に記載された発明には、前後
の用紙を重畳させる場合に、それらの用紙の上下関係の
制御には言及がない。
【0008】また、画像形成装置が電子写真方式の画像
形成装置である場合、前後の用紙を重畳させた状態で画
像形成を行うと、重畳した用紙のうち下側となっている
用紙では、その重畳部分の縁部において用紙へのトナー
像の転写性能が低下し、画像の欠落が発生する。
【0009】本発明の目的は、画像形成部を搬送される
前後の用紙の間隔を無くし、又は、前後の用紙の一部を
重畳させることにより、画像形成作業の生産性を向上さ
せることである。
【0010】本発明の別の目的は、用紙間隔が無い状態
で搬送される前後の用紙、又は、一部を重畳させた状態
で搬送される前後の用紙の上下位置関係が一定となるよ
うに制御することである。
【0011】本発明の別の目的は、前後の用紙における
重畳部分の縁部での画像の欠落を防止することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
用紙収納部に積層保持された用紙を分離給紙手段により
一枚ずつ分離給紙し、給紙された用紙に対して画像形成
部により画像形成を行う画像形成装置において、前記用
紙収納部から前記画像形成部に至る用紙搬送路の途中に
接続されてこの用紙搬送路を搬送される用紙が送り込ま
れる反転路と、前記反転路に送り込まれた用紙をスイッ
チバックさせて前記用紙搬送路へ送り出す送り出し状態
と、前記反転路から送り出されている先行の用紙と前記
反転路に送り込まれる後続の用紙との少なくとも一部が
重畳することを許容する開放状態とに切替自在な用紙反
転手段と、前記画像形成部に送り込まれる前後の用紙の
間隔を無くす用紙間隔制御手段と、を有する。
【0013】したがって、用紙収納部において分離給紙
手段により一枚ずつに分離給紙された用紙等が用紙搬送
路を搬送され、用紙搬送路を搬送された用紙は反転路に
送り込まれ、反転路内で一旦停止した後に用紙反転手段
によりスイッチバックされて反転路から画像形成部へ向
けて送り出される。
【0014】さらに、スイッチバックされて反転路から
送り出された用紙は、用紙間隔制御手段により前後の用
紙の間隔を無くされ、画像形成部に送り込まれる。これ
により、画像形成部に送り込まれた用紙は前後の用紙間
隔が無い状態で搬送されて画像形成が行われるので、画
像形成作業の生産性が高くなる。
【0015】なお、反転路内に送り込まれた用紙をスイ
ッチバックさせるとき、反転路への用紙の送り込み速度
や反転路からの用紙の送り出し速度、反転路からの用紙
の送り出しタイミングなどを制御することにより、スイ
ッチバックされた用紙の間隔を小さくすることができ
る。そして、このような反転路と用紙反転手段とを設け
て予め前後の用紙の間隔を小さくすることにより、用紙
間隔制御手段による前後の用紙の間隔を無くす制御を精
度良く行うことができる。
【0016】請求項2記載の発明は、用紙収納部に積層
保持された用紙を分離給紙手段により一枚ずつ分離給紙
し、給紙された用紙に対して画像形成部により画像形成
を行う画像形成装置において、前記用紙収納部から前記
画像形成部に至る用紙搬送路の途中に接続されてこの用
紙搬送路を搬送される用紙が送り込まれる反転路と、前
記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて前
記用紙搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転路か
ら送り出されている先行の用紙と前記反転路に送り込ま
れる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを許
容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、前記画
像形成部に送り込まれる前後の用紙の一部を重畳する用
紙間隔制御手段と、を有する。
【0017】したがって、用紙収納部において分離給紙
手段により一枚ずつに分離給紙された用紙等が用紙搬送
路を搬送され、用紙搬送路を搬送された用紙は反転路に
送り込まれ、反転路内で一旦停止した後に用紙反転手段
によりスイッチバックされて反転路から画像形成部へ向
けて送り出される。
【0018】さらに、スイッチバックされて反転路から
送り出された用紙は、用紙間隔制御手段により前後の用
紙の一部を重畳され、画像形成部に送り込まれる。これ
により、画像形成部に送り込まれた用紙は前後の用紙の
一部が重畳された状態で搬送されて画像形成が行われる
ので、画像形成作業の生産性が高くなる。
【0019】なお、反転路内に送り込まれた用紙をスイ
ッチバックさせるとき、反転路への用紙の送り込み速度
や反転路からの用紙の送り出し速度、反転路からの用紙
の送り出しタイミングなどを制御することにより、スイ
ッチバックされた用紙の間隔を小さくすることができ
る。そして、このような反転路と用紙反転手段とを設け
て予め前後の用紙の間隔を小さくすることにより、用紙
間隔制御手段による前後の用紙の一部を重畳させる制御
を精度良く行うことができる。
【0020】請求項3記載の発明は、用紙収納部に積層
保持された用紙を分離給紙手段により一枚ずつ分離給紙
し、給紙された用紙に対して画像形成部により画像形成
を行う画像形成装置において、前記用紙収納部から前記
画像形成部に至る用紙搬送路の途中に接続されてこの用
紙搬送路を搬送される用紙が送り込まれる反転路と、前
記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて前
記用紙搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転路か
ら送り出されている先行の用紙と前記反転路に送り込ま
れる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを許
容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、前記画
像形成部に送り込まれる前後の用紙の間隔を無くし、又
は、前記画像形成部に送り込まれる前後の用紙の一部を
重畳する用紙間隔制御手段と、を有する。
【0021】したがって、用紙収納部において分離給紙
手段により一枚ずつに分離給紙された用紙等が用紙搬送
路を搬送され、用紙搬送路を搬送された用紙は反転路に
送り込まれ、反転路内で一旦停止した後に用紙反転手段
によりスイッチバックされて反転路から画像形成部へ向
けて送り出される。
【0022】さらに、スイッチバックされて反転路から
送り出された用紙は、用紙間隔制御手段により前後の用
紙の間隔を無くされ、又は、用紙間隔制御手段により前
後の用紙の一部を重畳され、画像形成部に送り込まれ
る。これにより、画像形成部に送り込まれた用紙は前後
の用紙間隔が無い状態で搬送されて画像形成が行われ、
又は、前後の用紙の一部が重畳された状態で搬送されて
画像形成が行われるので、画像形成作業の生産性が高く
なる。
【0023】なお、反転路内に送り込まれた用紙をスイ
ッチバックさせるとき、反転路への用紙の送り込み速度
や反転路からの用紙の送り出し速度、反転路からの用紙
の送り出しタイミングなどを制御することにより、スイ
ッチバックされた用紙の間隔を小さくすることができ
る。そして、このような反転路と用紙反転手段とを設け
て予め前後の用紙の間隔を小さくすることにより、用紙
間隔制御手段による前後の用紙の間隔を無くす制御、又
は、用紙間隔制御手段による前後の用紙の一部を重畳さ
せる制御を精度良く行うことができる。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、前記用紙間隔制御手段は、給紙開
始タイミングを可変することにより前後の用紙の間隔を
無くし、又は、前後の用紙の一部を重畳する制御を行う
ものである。
【0025】したがって、給紙開始タイミングを変える
ことにより、画像形成部に送り込まれる前後の用紙の間
隔を無くすように、又は、画像形成部に送り込まれる前
後の用紙の一部を重畳するように前後の用紙の間隔を制
御することができる。
【0026】請求項5記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、前記用紙間隔制御手段は、用紙の
搬送速度を可変することにより前後の用紙の間隔を無く
し、又は、前後の用紙の一部を重畳する制御を行うもの
である。
【0027】したがって、用紙の搬送速度を可変するこ
とにより、画像形成部に送り込まれる前後の用紙の間隔
を無くすように、又は、画像形成部に送り込まれる前後
の用紙の一部を重畳するように前後の用紙の間隔を制御
することができる。
【0028】請求項6記載の発明は、請求項2ないし5
のいずれか一記載の画像形成装置において、重畳される
用紙の上下位置関係を制御する上下位置制御手段を有す
る。
【0029】したがって、用紙の一部を重畳させる前後
の用紙の上下位置関係を一定に維持することができ、用
紙の一部が重畳された状態で画像形成部内に送り込まれ
た用紙に対して安定した画像形成を行うことができる。
【0030】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか一記載の画像形成装置において、用紙間隔が
無い状態又は前後の用紙の一部を重畳させた状態で搬送
される用紙の先端及び後端を検知する用紙端検知手段を
有する。
【0031】したがって、用紙間隔が無い状態、又は、
前後の用紙の一部が重畳された状態で搬送された用紙で
あっても、それらの用紙の先端及び後端を検知すること
ができ、その検知結果に基づいたタイミングで様々な制
御を行える。
【0032】請求項8記載の発明は、請求項7記載の画
像形成装置において、搬送される用紙がその先端側と後
端側とで搬送路断面方向で段差が生じるような検知用経
路が設けられ、前記用紙検知手段は前記検知用経路にお
ける前記用紙の段差ができる方向に設けられた検知セン
サである。
【0033】したがって、用紙間隔が無い状態、又は、
前後の用紙の一部が重畳された状態の用紙が検知用経路
を搬送されるとき、それらの用紙は先端側と後端側とで
段差が生じるので、その段差ができた箇所においてそれ
らの用紙の先端及び後端を検知センサにより検知するこ
とができる。
【0034】請求項9記載の発明は、請求項2ないし8
のいずれか一記載の画像形成装置において、重畳して搬
送される用紙の重畳部分の近傍の画像を前後の用紙に重
複して形成する手段を有する。
【0035】したがって、用紙の重畳部分の近傍では、
画像の欠落が生じ易いが、重畳部分の近傍の画像を前後
の用紙に重複して形成することにより、用紙の重畳部分
の近傍で画像の欠落が生じても、一部を重畳させた状態
で画像形成が行われた用紙を繋ぎ合わせて1枚の画像を
形成した場合に、前後の用紙に重複して形成された画像
を重ねることにより画像欠落が存在しない連続した画像
を得ることができる。
【0036】請求項10記載の発明は、請求項2ないし
9のいずれか一記載の画像形成装置において、重畳して
搬送される用紙の重畳部分の領域を示す画像を形成する
手段を有する。
【0037】したがって、重畳して搬送される用紙の重
畳部分の領域を示す画像を見ることにより、重畳して搬
送された用紙の重畳部分の確認を容易に行える。
【0038】請求項11記載の発明は、請求項9記載の
画像形成装置において、前後の用紙に重複して形成した
画像の領域を示す画像を形成する手段を有する。
【0039】したがって、重畳する2枚の用紙に重畳部
分の近傍の画像を重複して形成した場合、その重複して
形成した画像の領域を示す画像を見ることにより、それ
らの用紙を繋ぎ合わせて1枚の画像を形成する場合、繋
ぎ合わせる位置の確認を簡単に行うことができ、2枚の
用紙を繋ぎ合わせる作業を容易に、しかも、正確に行う
ことができる。
【0040】請求項12記載の発明は、請求項1ないし
11記載の画像形成装置において、画像形成部から排出
された用紙の間隔を確保する用紙間隔確保手段を有す
る。
【0041】したがって、前後の用紙が間隔を無くした
状態で画像形成部内を搬送され、又は、前後の用紙が一
部を重畳させた状態で画像形成部内を搬送された場合で
あっても、それらの用紙が画像形成部から排出されたと
きにそれらの用紙の間隔を確保することができ、画像形
成部から排出された用紙をスタックしたり後処理する場
合の作業性を高めることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
ないし図4に基づいて説明する。図1はデジタル電子写
真方式の画像形成部を備えた画像形成装置の全体構造を
示す概略図、図2は搬送される用紙をスイッチバックさ
せる用紙反転手段の構造を拡大して示す概略図、図3は
用紙反転手段によりスイッチバックされる用紙の搬送状
態を説明する説明図、図4は用紙の搬送状態を示すダイ
ヤグラムである。
【0043】この画像形成装置には図1に示すように、
用紙が積層保持される用紙収納部である用紙トレイ1、
用紙トレイ1から給紙された用紙又は一方の面に画像形
成が行われて再度給紙された用紙の他方の面に画像形成
を行う画像形成部2、画像形成が行われた用紙が排紙さ
れる排紙トレイ3等が設けられている。
【0044】また、この画像形成装置には、用紙トレイ
1から給紙された用紙が画像形成部2を経由して排紙ト
レイ3に至る用紙経路が設けられており、この用紙経路
のうち、用紙トレイ1から画像形成部2に至る部分が用
紙搬送路4とされている。
【0045】用紙トレイ1には、積層保持された用紙を
送り出すピックアップローラ5、ピックアップローラ5
で送り出された用紙を一枚ずつに分離する給紙ローラ6
及びリバースローラ7を備えた分離給紙手段8が設けら
れている。
【0046】画像形成部2には、表面に画像が形成され
る感光体ドラム9、感光体ドラム9の表面を一様に帯電
させる帯電器(図示せず)、感光体ドラム9上に静電潜
像を書き込むデジタル書き込み手段(図示せず)、感光
体ドラム9上の静電潜像にトナーを付着させることによ
ってトナー像を形成する現像器(図示せず)、現像後の
トナー像を用紙上に転写させる転写ベルト10、用紙上
に転写されたトナー像を定着させる定着器11等が設け
られている。
【0047】用紙搬送路4上には、センサ12、グリッ
パローラ13、センサ14、入口ローラ15、反転分岐
爪16、センサ17、レジストローラ18、センサ1
9、シンクロローラ20等が配置されている。センサ1
2、14、17、19は、搬送される用紙を検知するた
めのものである。レジストローラ18は、搬送される用
紙のスキュー補正を行い、シンクロローラ20は、用紙
先端の画像形成部2への給紙タイミングを制御する。
【0048】用紙搬送路4の途中であって入口ローラ1
5と反転分岐爪16とが配置されている箇所からは、用
紙搬送路4上を搬送された用紙を反転させるために送り
込まれる反転路21が接続されている。
【0049】反転路21上には、この反転路21に送り
込まれた用紙をスイッチバックさせて用紙搬送路4へ送
り出す送り出し状態と、反転路21から送り出されてい
る先行の用紙と反転路21に送り込まれる後続の用紙と
の少なくとも一部が重畳することを許容する開放状態と
に切替自在な用紙反転手段22、反転路21に送り込ま
れた用紙のスキュー補正を行うジョガー23が設けられ
ている。
【0050】用紙反転手段22は、図2に示すように、
外周部の一部に軸心と平行に切欠部24が形成されて外
周部の他の部分が円柱面部25とされた切欠付駆動ロー
ラ26と、反転路21内に送り込まれた用紙を挟んで切
欠付駆動ローラ26に対向する位置に配置されてこの切
欠付駆動ローラ26の回転時に円柱面部25の部分に当
接されて従動回転する従動ローラ27とから構成されて
いる。切欠付駆動ローラ26には、この切欠付駆動ロー
ラ26を回転駆動させるモータ(図示せず)が連結され
ている。
【0051】図2(b)は、従動ローラ27が切欠付駆
動ローラ26の円柱面部25に当接して切欠付駆動ロー
ラ26が矢印方向へ回転駆動され、切欠付駆動ローラ2
6と従動ローラ27とで挟持されている用紙が反転路2
1から送り出される送り出し状態である。
【0052】図2(a)は、切欠付駆動ローラ26の切
欠部24が従動ローラ27に対向し、切欠付駆動ローラ
26と従動ローラ27との間に隙間が生じた開放状態で
ある。この開放状態のとき、反転路21内への用紙の送
り込みが行われる。
【0053】また、この画像形成装置には、画像形成部
2における画像形成動作、分離給紙手段8、グリッパロ
ーラ13、入口ローラ15、レジストローラ18、シン
クロローラ20、ジョガー23、用紙反転手段22等
を、センサ12、14、17、19やその他のセンサの
検知結果に応じて制御する制御部(図示せず)が設けら
れている。そして、この画像形成装置には、制御部によ
り実行される処理の一つとして、画像形成部2に送り込
まれる前後の用紙の間隔を無くす用紙間隔制御手段が設
けられている。
【0054】このような構成において、連続画像形成の
モードに設定された後にスタートキーが押されると、用
紙トレイ1から次々と用紙が給紙される。これらの用紙
は用紙搬送路4を画像形成部2に向けて搬送され、その
途中で反転路21に送り込まれ、用紙反転手段22によ
りスイッチバックされて反転路21から送り出される。
反転路21から送り出された用紙は、用紙搬送路4を経
て画像形成部2に送り込まれ、用紙上への画像形成が行
われる。
【0055】そして、反転路21内に送り込まれた用紙
をスイッチバックさせるとき、反転路21への用紙の送
り込み速度や反転路21からの用紙の送り出し速度、反
転路21からの用紙の送り出しタイミングなどを制御す
ることにより、スイッチバックされて画像形成部2へ送
り込まれる用紙の間隔を小さくすることができる。
【0056】図3は、或る先行の用紙aが反転路21か
ら送り出され、その用紙先端部がレジストローラ18に
より挟持された状態である。このとき、その用紙先端部
がレジストローラ18により挟持された直後のタイミン
グで用紙反転手段22が図2(a)に示したような開放
状態となる。さらにこのとき、後続の用紙bがその先端
を用紙反転手段22に到達させる位置まで搬送されてい
る。このため、反転路21から送り出される先行の用紙
aと、反転路21に送り込まれる後続の用紙bとは、そ
の一部を反転路21内で重畳させながら逆方向へ進行す
る。
【0057】つぎに、用紙間隔制御手段による画像形成
部2内での前後の用紙の間隔を無くす制御を図4のダイ
ヤグラムに基づいて説明する。なお、このダイヤグラム
は、縦軸が給紙ローラ6から感光体ドラム9までの経路
を表し、横軸が時間を表している。
【0058】この用紙間隔制御手段によれば、先行の用
紙(例えば、1枚目の用紙)の後端がシンクロローラ2
0を通過すると同時に、後続の用紙(例えば、2枚目の
用紙)の先端がシンクロローラ20に到達するように制
御される。この制御は、シンクロローラ20の用紙搬送
速度と、レジストローラ18の用紙搬送速度とを制御す
ることにより実現される。
【0059】さらに、反転路21と用紙反転手段22と
を設けたことにより、反転路21でスイッチバックされ
た各用紙をレジストローラ18に到達させるタイミング
の制御を制度良く行うことができるので、シンクロロー
ラ20の箇所において先行の用紙の後端と後続の用紙の
先端とを間隔を無くした状態に精度良く制御することが
できる。
【0060】本実施の形態で特徴的な部分は、1枚目の
用紙がレジストローラ18の箇所で待機している待機時
間“td”が、2枚目の用紙がレジストローラ18の箇
所で待機している待機時間“td´”と必ずしも一致さ
せる必要がなく、1枚目の用紙の後端がシンクロローラ
20を通過すると同時に2枚目の用紙の先端がシンクロ
ローラ20に到達するために必要な時間調整を行うこと
である。
【0061】また、1枚目の用紙がシンクロローラ20
の箇所で待機している待機時間“tf”と、2枚目以降
の用紙がシンクロローラ20の箇所で待機している待機
時間“tf´”との関係は、“tf>tf´=0”とな
る。
【0062】つぎに、本発明の第2の実施の形態を図5
に基づいて説明する。なお、外観構造などの本実施の形
態の基本的構造は第1の実施の形態と同じであり、画像
形成装置の基本的構造については図1ないし図3を援用
して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異な
る部分は、本実施の形態の画像形成装置には、第1の実
施の形態と同じように、制御部により実行される処理の
一つとして、画像形成部2に送り込まれる前後の用紙の
間隔を無くす用紙間隔制御手段が設けられているが、そ
の制御の方法が異なる点である。
【0063】このような構成において、この用紙間隔制
御手段によれば、先行の用紙(例えば、1枚目の用紙)
の後端が感光体ドラム9の箇所を通過すると同時に、後
続の用紙(例えば、2枚目の用紙)の先端が感光体ドラ
ム9に到達するように制御される。
【0064】この制御は、シンクロローラ20の回転速
度を必要に応じて可変し、1枚目の用紙の先端がシンク
ロローラ20に到達してからその用紙の後端が感光体ド
ラム9を通過するまでの搬送速度を“V4”とし、2枚
目以降の用紙の先端がシンクロローラ20に到達してか
らその用紙の先端が感光体ドラム9に到達するまでの搬
送速度を“V5”としたとき、“V4<V5”とするこ
とにより行われる。
【0065】つぎに、本発明の第3の実施の形態を図6
に基づいて説明する。なお、外観構造などの本実施の形
態の基本的構造は第1・第2の実施の形態と同じであ
り、画像形成装置の基本的構造については図1ないし図
3を援用して説明する。本実施の形態が第1・第2の実
施の形態と異なる部分は、本実施の形態の画像形成装置
には、第1・第2の実施の形態と同じように、制御部に
より実行される処理の一つとして、画像形成部2に送り
込まれる前後の用紙の間隔を無くす用紙間隔制御手段が
設けられているが、その制御の方法が異なる点である。
【0066】このような構成において、この用紙間隔制
御手段によれば、先行の用紙(例えば、1枚目の用紙)
の後端がシンクロローラ20を通過すると同時に、後続
の用紙(例えば、2枚目の用紙)の先端がレジストロー
ラ18に到達するように制御される。
【0067】この制御は、レジストローラ18の回転速
度を必要に応じて可変し、1枚目の用紙の先端がセンサ
19を通過してからシンクロローラ20に到達するまで
の搬送速度を“V3”とし、2枚目以降の用紙の先端が
センサ19を通過してからシンクロローラ20に到達す
るまでの搬送速度を“V3´”としたとき、“V3>V
3´”とするとともに、1枚目の用紙がシンクロローラ
20の箇所で待機している待機時間“tf”と、2枚目
以降の用紙がシンクロローラ20の箇所で待機している
待機時間“tf´”との関係を、“tf>tf´=0”
とすることにより行われる。
【0068】なお、用紙反転手段22による用紙の搬送
速度“V2”を1枚目の用紙と2枚目以降の用紙とで可
変する(2枚目以降の用紙の搬送速度を速くする)こと
によっても、本実施の形態での制御を行える。
【0069】つぎに、本発明の第4の実施の形態を図7
に基づいて説明する。なお、外観構造などの本実施の形
態の基本的構造は第1ないし第3の実施の形態と同じで
あり、画像形成装置の基本的構造については図1ないし
図3を援用して説明する。本実施の形態が第1ないし第
3の実施の形態と異なる部分は、本実施の形態の画像形
成装置には、制御部により実行される処理の一つとし
て、画像形成部2に送り込まれる前後の用紙の一部を重
ね合わせる(重畳させる)用紙間隔制御手段が設けられ
ている点である。
【0070】このような構成において、この用紙間隔制
御手段によれば、先行の用紙(例えば、1枚目の用紙)
の後端が感光体ドラム9を通過する以前に、後続の用紙
(例えば、2枚目の用紙)の先端が感光体ドラム9に到
達するように制御される。
【0071】この制御は、先行の用紙(例えば、1枚目
の用紙)の後端がシンクロローラ20を通過する以前
に、後続の用紙(例えば、2枚目の用紙)の先端をシン
クロローラ20に到達させるように、シンクロローラ2
0の用紙搬送速度と、レジストローラ18の用紙搬送速
度とを制御することにより行われる。
【0072】なお、1枚目の用紙がシンクロローラ20
の箇所で待機している待機時間を“tf”とし、2枚目
以降の用紙がシンクロローラ20の箇所で待機している
待機時間を“tf´”としたとき、これらの待機時間を
調整することにより前後の用紙の重畳量を可変すること
ができる。
【0073】つぎに、本発明の第5の実施の形態を図8
に基づいて説明する。本実施の形態は第4の実施の形態
と同じように、制御部により実行される処理の一つとし
て、画像形成部2に送り込まれる前後の用紙の一部を重
ね合わせる(重畳させる)用紙間隔制御手段が設けられ
ているが、本実施の形態が第4の実施の形態と異なる部
分は、その制御の方向が異なる点である。なお、画像形
成装置の外観構造などの基本的構造は上述した各実施の
形態と同じであり、画像形成装置の基本的構造について
は図1ないし図3を援用して説明する。
【0074】このような構成において、この用紙間隔制
御手段によれば、先行の用紙(例えば、1枚目の用紙)
の後端が感光体ドラム9を通過する以前に、後続の用紙
(例えば、2枚目の用紙)の先端が感光体ドラム9に到
達するように制御される。
【0075】この制御は、シンクロローラ20の回転速
度を必要に応じて可変し、1枚目の用紙の先端がシンク
ロローラ20を通過してからその用紙の後端が感光体ド
ラム9を抜けるまでの搬送速度を“V4”とし、2枚目
以降の用紙の先端がシンクロローラ20を通過してから
その用紙の先端が感光体ドラム9に到達するまでの搬送
速度を“V6”としたとき、“V4<V6”とすること
により行われる。
【0076】なお、搬送速度“V4、V6”の差を可変
させることにより、必要に応じた重畳量の調節を行え
る。
【0077】なお、上述した第1〜第5の実施の形態で
は、画像形成部2に送り込まれる前後の用紙の間隔を無
くす用紙間隔制御手段、又は、画像形成部2に送り込ま
れる前後の用紙の一部を重畳させる用紙間隔制御手段の
いずれか一方を有する画像形成装置について説明した
が、一つの画像形成装置に、これらの2つの用紙間隔制
御手段を持たせ、必要に応じていずれか一方の用紙間隔
制御手段による制御を行うようにしてもよい。
【0078】つぎに、本発明の第6の実施の形態を図9
及び図10に基づいて説明する。なお、本実施の形態の
画像形成装置の外観などの基本的構造は上述した各実施
の形態と同じであり、同一部分は同一符号で示し、説明
も省略する(以下の実施の形態でも同じ)。
【0079】用紙が画像形成部2に向けて搬送される用
紙搬送路4上であって反転路21よりも下流側には、用
紙を搬送するための二対の搬送ローラ28、29が配置
されている。これらの搬送ローラ28、29は、第1の
実施の形態(図1参照)におけるレジストローラ18と
シンクロローラ20等に対応させることができ(但し、
レジストローラ18とシンクロローラ20との間の用紙
搬送路を直線状とする必要がある)、又は、レジストロ
ーラ18と入口ローラ15との間に設けらることもでき
る。
【0080】これらの搬送ローラ28、29はそれぞれ
矢印で示す方向に回転駆動されており、さらに、上流側
の搬送ローラ28には、図9(b)、(c)の矢印で示
すように、用紙の搬送方向と直行する向きに移動させる
移動機構が連結されている。そして、この画像形成装置
には、画像形成部2における画像形成動作や各駆動部の
動作を制御する制御部により実行される処理の一つとし
て、画像形成部2に送り込まれる用紙の一部を重畳させ
るときにその用紙の上下位置関係を制御する上下位置制
御手段が設けられている。
【0081】このような構成において、本実施の形態の
画像形成装置においては、上述した第4又は第5の実施
の形態と同じように用紙の搬送が行われ、前後の2枚の
用紙はその一部を重畳させた状態で画像形成部2内に送
り込まれ、画像形成が行われる。
【0082】ここで、前後の用紙の一部が重畳された状
態で画像形成部2内に送り込まれたとき、それらの2枚
の用紙にそれぞれ安定した画像形成を行うためには、そ
れらの2枚の用紙の上下位置関係を一定に維持する必要
がある。
【0083】図9(a)は、先行の用紙aが搬送ローラ
28、29により挟持されて搬送されており、後続の用
紙bの先端部が上流側の搬送ローラ28に近接している
状態であり、後続の用紙bの先端部は先行の用紙aの後
端部の下側に位置している。
【0084】図9(b)は、先行の用紙aの後端部が搬
送ローラ28を通過し、後続の用紙bの先端部が搬送ロ
ーラ28に挟持された後、搬送ローラ28を矢印で示す
上方位置へ移動させた状態である。これにより、後続の
用紙bの先端部は先行の用紙aの後端部の上側へ跳ね上
がるようにして移動する。
【0085】図9(c)は、搬送ローラ28を上方位置
へ移動させたまま用紙a、bの搬送を続行し、後続の用
紙bの先端部が搬送ローラ29の外周面に当接した状態
である。
【0086】図9(d)は、搬送ローラ28を矢印で示
すように元の下方位置へ戻した状態である。後続の用紙
bはその先端部を搬送ローラ29により挟持され、搬送
ローラ29を通過した用紙a、bは、先行の用紙aが下
側、後続の用紙bが上側となるように重畳時の上下位置
関係が制御される。
【0087】図10は、後続の用紙bの先端部が搬送ロ
ーラ28に近接しており、かつ、その用紙bの先端部が
先行の用紙aの後端部の上側に位置している場合であ
る。
【0088】この場合においても、先行の用紙aの後端
部が搬送ローラ28を通過し、後続の用紙bの先端部が
搬送ローラ28に挟持された後、搬送ローラ28を矢印
で示す上方位置へ移動させ(図10(b))、その後、
搬送ローラ28を元の下方位置へ戻すことにより(図1
0(d))、搬送ローラ29を通過した用紙a、bは、
先行の用紙aが下側、後続の用紙bが上側となるように
重畳時の上下位置関係が制御される。
【0089】つぎに、本発明の第7の実施の形態を図1
1及び図12に基づいて説明する。本実施の形態の基本
的構造は上述した第6の実施の形態と同じである。異な
る点は、前後の2枚の用紙a、bの上下位置位置関係の
制御を、先行の用紙aが上側、後続の用紙bが下側とな
るように行う点である。
【0090】図11(a)は、先行の用紙aが搬送ロー
ラ28、29により挟持されて搬送されており、後続の
用紙bの先端部が上流側の搬送ローラ28に近接してい
る状態であり、後続の用紙bの先端部は先行の用紙aの
後端部の上側に位置している。
【0091】図11(b)は、先行の用紙aの後端部が
搬送ローラ28を通過し、後続の用紙bの先端部が搬送
ローラ28に挟持された後、搬送ローラ28を矢印で示
す下方位置へ移動させた状態である。これにより、後続
の用紙bの先端部は先行の用紙aの後端部の下側へ移動
する。
【0092】図11(c)は、搬送ローラ28を下方位
置へ移動させたまま用紙a、bの搬送を続行し、後続の
用紙bの先端部が搬送ローラ29の外周面に当接した状
態である。
【0093】図11(d)は、搬送ローラ28を矢印で
示すように元の上方位置へ戻した状態である。後続の用
紙bはその先端部を搬送ローラ29により挟持され、搬
送ローラ29を通過した用紙a、bは、先行の用紙aが
上側、後続の用紙bが下側となるように重畳時の上下位
置関係が制御される。
【0094】図12は、後続の用紙bの先端部が搬送ロ
ーラ28に近接しており、かつ、その用紙bの先端部が
先行の用紙aの後端部の下側に位置している場合であ
る。
【0095】この場合においても、先行の用紙aの後端
部が搬送ローラ28を通過し、後続の用紙bの先端部が
搬送ローラ28に挟持された後、搬送ローラ28を矢印
で示す下方位置へ移動させ(図12(b))、その後、
搬送ローラ28を元の上方位置へ戻すことにより(図1
2(d))、搬送ローラ29を通過した用紙a、bは、
先行の用紙aが上側、後続の用紙bが下側となるように
重畳時の上下位置関係が制御される。
【0096】つぎに、本発明の第8の実施の形態を図1
3及び図14に基づいて説明する。本実施の形態では、
レジストローラ18とシンクロローラ20との間の用紙
搬送路4上には、弧状に湾曲した外側ガイド板30と内
側ガイド板31とが対向して配置されている。用紙搬送
路4の一部であるこれらの外側ガイド板30と内側ガイ
ド板31とを対向させた部分は、用紙の先端と後端とを
検知するための検知用経路32とされており、この検知
用経路32は、搬送される用紙がその先端側と後端側と
で搬送路断面方向で段差が生じるような形状に形成され
ている。
【0097】外側ガイド板30の外側であってシンクロ
ローラ20に近接した位置には、用紙端検知手段である
先端検知センサ33が配置されている。また、内側ガイ
ド板31の外側であってシンクロローラ20に近接した
位置には、用紙端検知手段である後端検知センサ34が
配置されている。
【0098】先端検知センサ33と後端検知センサ34
とは、それぞれ図示する検知範囲をもった特性のセンサ
で、例えば、反射型フォトセンサ等が該当する。
【0099】このような構成において、は先行の用紙
の先端部がレジストローラ18とシンクロローラ20と
の間に到達した状態である。この状態において、用紙は
自らの復元力によりまっすぐに戻ろうとし、その用紙の
先端部は外側ガイド板30の内周面にそって進行し、先
端検知センサ33の検知範囲内を通過することにより先
端検知が行われる。
【0100】は、上述のの状態から用紙が進行し、
その用紙先端部がシンクロローラ20の直前位置まで進
行した状態である。このとき、用紙は外側ガイド板30
にそって進行しているが、の状態に比べると、先端検
知センサ33からの距離が少し遠くなっている。したが
って、先端検知センサ33の出力がアナログ値である場
合には、その出力レベルは下がる。
【0101】は、用紙の先端側がシンクロローラ20
により挟持され、用紙に対する搬送力がシンクロローラ
20とレジストローラ18とにより与えられている状態
である。このとき一時的にレジストローラ18の回転速
度をアップすることにより、レジストローラ18とシン
クロローラ20との間の用紙を内側ガイド板31側に寄
せられている。これにより、用紙は後端検知センサ34
の検知範囲内に入り、後端検知センサ34の出力が上昇
する。一方、用紙は先端検知センサ33の検知範囲から
外れてしまい、出力が零になる。
【0102】は、用紙後端がレジストローラ18を抜
けてフリーな状態となり、その後端部が外側ガイド板3
0の内周面に摺接しながら進行し、自らの復元力により
まっすぐに戻った状態である。用紙は後端検知センサ3
4の検知範囲内に位置し、後端検知センサ34の出力レ
ベルは高い状態に維持されている。
【0103】は、用紙の後端が後端検知センサ34を
通過する直前の状態である。用紙の後端が後端検知セン
サ34の位置を通過すると同時に後端検知センサ34の
出力レベルは零になる。
【0104】図9は、前後の用紙の一部を重畳させなが
ら3枚の用紙を搬送した場合における先端検知センサ3
3と後端検知センサ34の出力レベルを示すタイミング
チャートである。
【0105】本実施の形態によれば、搬送される用紙が
その先端側と後端側とで搬送路断面方向で段差が生じる
ような経路における用紙の段差ができる方向に設けられ
た先端検知センサ33と後端検知センサ34とを設ける
ことにより、一部を重畳させた状態で用紙を搬送させて
も、これらの先端検知センサ33と後端検知センサ34
との箇所で重畳させている用紙を上下方向に離反させる
ことができ、それぞれの用紙の先端と後端との検知を行
うことができる。
【0106】なお、本実施の形態では、先端検知センサ
33と後端検知センサ34とをそれぞれ1個ずつ設けた
場合を例に挙げて説明したが、このようなセンサ33、
34を用紙の搬送方向に沿って複数個設けることによ
り、各センサ33、34からの出力から演算することに
より、搬送される用紙のスリップ発生の検知や、ジャム
発生の検知を行うことができる。
【0107】つぎに、本発明の第9の実施の形態を図1
5及び図16に基づいて説明する。図15は本発明の前
提について説明する説明図である。図15(a)に示す
ように2枚の用紙がその一部を重畳して搬送され、画像
形成が行われる場合には、用紙の重畳域の縁部では、感
光体ドラム9から用紙に転写されるトナー像の一部が転
写不良となり、画像欠落部が生じやすい。これは、用紙
の重畳部の縁部であって下側の用紙においては、感光体
ドラム9との接触が十分に行われなくなるためである。
【0108】このような画像欠落部が生じると、重畳さ
れた状態で搬送されて画像形成が行われた用紙を繋ぎ合
わせて1枚の画像を形成した場合、画像欠落部の存在に
より見にくい画像となる。
【0109】これに対し、本実施の形態では、画像形成
部2での画像形成動作等を制御する制御部により実行さ
れる処理の一つとして、重畳して搬送される用紙の重畳
部分の近傍の画像を前後の用紙に重複して形成する手段
が設けられている。
【0110】このような構成において、一部を重畳させ
て搬送される前後の用紙に対して画像形成を行う場合、
図16(a)、(b)に示すように、前後の用紙(先行
用紙、後続用紙)に対して、重畳域の近傍の画像(重畳
域画像)を重複して形成する。
【0111】これにより、重畳された状態で搬送された
用紙を画像形成後に繋ぎ合わせて1枚の画像を形成する
場合、図16(c)に示すように、前後の用紙の重畳域
画像を重ねることにより、画像欠落が生じない連続した
画像を得ることができる。
【0112】つぎに、本発明の第10の実施の形態を図
17に基づいて説明する。本実施の形態では、画像形成
部2での画像形成動作等を制御する制御部により実行さ
れる処理の一つとして、前後の用紙に重複して形成した
画像の領域を示す画像(重畳画像域境界マーク)を形成
する手段が設けられている。
【0113】このような構成において、重畳する2枚の
用紙に重畳域画像を重複して形成した場合、それらの用
紙に対しては重畳画像域境界マークが形成される。これ
により、それらの用紙を繋ぎ合わせて1枚の画像を形成
する場合、繋ぎ合わせる位置の確認を簡単に行うことが
でき、2枚の用紙を繋ぎ合わせる作業を容易に、しか
も、正確に行うことができる。
【0114】なお、本実施の形態では、重畳された2枚
の用紙に重畳域画像を形成した場合を例に挙げて説明し
たが、このような重畳域画像を形成しない場合には、単
に、用紙の重畳域を示す画像(マーク)を形成する形成
手段を設けてもよい。この手段も、画像形成部2での画
像形成動作等を制御する制御部により実行される処理の
一つである。
【0115】つぎに、本発明の第11の実施の形態を図
18に基づいて説明する。本実施の形態は、画像形成部
2から排出された用紙の間隔を確保するための用紙間隔
確保手段が設けられている。この用紙間隔確保手段は、
画像形成部2での画像形成動作等を制御する制御部によ
り実行される処理の一つである。
【0116】このような構成において、画像形成部2で
の用紙の搬送速度“V4”に対し、用紙後端が定着器1
1を抜けた後の用紙の搬送速度“V5”を、“V4<V
5”とすることにより、画像形成部2から排出された用
紙の間隔を確保することができる。
【0117】前後の用紙が間隔を無くした状態で画像形
成部2内を搬送され、又は、前後の用紙が一部を重畳さ
せた状態で画像形成部2内を搬送される場合であって
も、それらの用紙が画像形成部2から排出されたときに
それらの用紙の間隔を確保することにより、排出された
用紙をフィニッシャー等で後処理する場合にその後処理
性能を高めることができ、また、次々と排紙される用紙
を排紙された順に正確にスタックすることができる。
【0118】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置によ
れば、スイッチバックされて反転路から送り出された用
紙は、用紙間隔制御手段により前後の用紙の間隔を無く
されて画像形成部に送り込まれるので、それらの前後の
用紙に対しては用紙間隔が無い状態で画像形成が行わ
れ、画像形成作業の生産性を高くすることができる。ま
た、反転路内に送り込まれた用紙をスイッチバックさせ
るとき、反転路への用紙の送り込み速度や反転路からの
用紙の送り出し速度、反転路からの用紙の送り出しタイ
ミングなどを制御することにより、スイッチバックされ
た用紙の間隔を小さくすることができ、このような反転
路と用紙反転手段とを設けて予め前後の用紙の間隔を小
さくすることにより、用紙間隔制御手段による前後の用
紙の間隔を無くす制御を精度良く行うことができる。
【0119】請求項2記載の発明の画像形成装置によれ
ば、スイッチバックされて反転路から送り出された用紙
は、用紙間隔制御手段により前後の用紙の一部を重畳さ
れて画像形成部に送り込まれるので、それらの前後の用
紙に対しては一部が重畳された状態で画像形成が行わ
れ、画像形成作業の生産性を高くすることができる。ま
た、反転路内に送り込まれた用紙をスイッチバックさせ
るとき、反転路への用紙の送り込み速度や反転路からの
用紙の送り出し速度、反転路からの用紙の送り出しタイ
ミングなどを制御することにより、スイッチバックされ
た用紙の間隔を小さくすることができ、このような反転
路と用紙反転手段とを設けて予め前後の用紙の間隔を小
さくすることにより、用紙間隔制御手段による前後の用
紙の一部を重畳させる制御を精度良く行うことができ
る。
【0120】請求項3記載の発明の画像形成装置によれ
ば、スイッチバックされて反転路から送り出された用紙
は、用紙間隔制御手段により前後の用紙の間隔を無くさ
れ、又は、用紙間隔制御手段により前後の用紙の一部を
重畳されて画像形成部に送り込まれるので、それらの前
後の用紙に対しては用紙間隔が無い状態で画像形成が行
われ、又は、一部が重畳された状態で画像形成が行わ
れ、画像形成作業の生産性を高くすることができる。ま
た、反転路内に送り込まれた用紙をスイッチバックさせ
るとき、反転路への用紙の送り込み速度や反転路からの
用紙の送り出し速度、反転路からの用紙の送り出しタイ
ミングなどを制御することにより、スイッチバックされ
た用紙の間隔を小さくすることができ、このような反転
路と用紙反転手段とを設けて予め前後の用紙の間隔を小
さくすることにより、用紙間隔制御手段による前後の用
紙の間隔を無くす制御、又は、用紙間隔制御手段による
前後の用紙の一部を重畳させる制御を精度良く行うこと
ができる。
【0121】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の画像形成装置において、給紙開始タイミングを変え
ることにより、画像形成部に送り込まれる前後の用紙の
間隔を無くすように、又は、画像形成部に送り込まれる
前後の用紙の一部を重畳するように前後の用紙の間隔を
制御することができる。
【0122】請求項5記載の発明によれば、請求項3記
載の画像形成装置において、用紙の搬送速度を可変する
ことにより、画像形成部に送り込まれる前後の用紙の間
隔を無くすように、又は、画像形成部に送り込まれる前
後の用紙の一部を重畳するように前後の用紙の間隔を制
御することができる。
【0123】請求項6記載の発明によれば、請求項2な
いし5のいずれか一記載の画像形成装置において、重畳
される用紙の上下位置関係を制御する上下位置制御手段
を有するので、用紙の一部を重畳させる前後の用紙の上
下位置関係を一定に維持することができ、用紙の一部が
重畳された状態で画像形成部内に送り込まれた用紙に対
して安定した画像形成を行うことができる。
【0124】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし6のいずれか一記載の画像形成装置において、用紙
間隔が無い状態又は前後の用紙の一部を重畳させた状態
で搬送される用紙の先端及び後端を検知する用紙端検知
手段を有するので、用紙間隔が無い状態、又は、前後の
用紙の一部が重畳された状態で搬送された用紙であって
も、それらの用紙の先端及び後端を検知することがで
き、その検知結果に基づいたタイミングで様々な制御を
行える。
【0125】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の画像形成装置において、搬送される用紙がその先端
側と後端側とで搬送路断面方向で段差が生じるような検
知用経路が設けられ、前記用紙検知手段は前記検知用経
路における前記用紙の段差ができる方向に設けられた検
知センサであるので、用紙間隔が無い状態、又は、前後
の用紙の一部が重畳された状態の用紙が検知用経路を搬
送されるとき、それらの用紙は先端側と後端側とで段差
が生じるので、その段差ができた箇所においてそれらの
用紙の先端及び後端を検知センサにより検知することが
できる。
【0126】請求項9記載の発明によれば、請求項2な
いし8のいずれか一記載の画像形成装置において、重畳
して搬送される用紙の重畳部分の近傍の画像を前後の用
紙に重複して形成する手段を有するので、用紙の重畳部
分の近傍で画像の欠落が生じても、一部を重畳させた状
態で画像形成が行われた用紙を繋ぎ合わせて1枚の画像
を形成した場合に、前後の用紙に重複して形成された画
像を重ねることにより画像欠落が存在しない連続した画
像を得ることができる。
【0127】請求項10記載の発明によれば、請求項2
ないし9のいずれか一記載の画像形成装置において、重
畳して搬送される用紙の重畳部分の領域を示す画像を形
成する手段を有するので、用紙の重畳部分の領域を示す
画像を見ることにより、重畳して搬送された用紙の重畳
部分の確認を容易に行える。
【0128】請求項11記載の発明によれば、請求項9
記載の画像形成装置において、前後の用紙に重複して形
成した画像の領域を示す画像を形成する手段を有するの
で、重畳する2枚の用紙に重畳部分の近傍の画像を重複
して形成した場合、その重複して形成した画像の領域を
示す画像を見ることにより、それらの用紙を繋ぎ合わせ
て1枚の画像を形成する場合に繋ぎ合わせる位置の確認
を簡単に行うことができ、2枚の用紙を繋ぎ合わせる作
業を容易に、しかも、正確に行うことができる。
【0129】請求項12記載の発明によれば、請求項1
ないし11記載の画像形成装置において、画像形成部か
ら排出された用紙の間隔を確保する用紙間隔確保手段を
有するので、前後の用紙が間隔を無くした状態で画像形
成部内を搬送され、又は、前後の用紙が一部を重畳させ
た状態で画像形成部内を搬送された場合であっても、そ
れらの用紙が画像形成部から排出されたときにそれらの
用紙の間隔を確保することができ、画像形成部から排出
された用紙をスタックしたり後処理する場合の作業性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における、画像形成
装置の全体構造を示す概略図である。
【図2】用紙反転手段を拡大して示す概略図であり、
(a)は開放状態、(b)は用紙の送り出し状態であ
る。
【図3】用紙反転手段による用紙の搬送状態を示す説明
図である。
【図4】用紙の搬送状態を示すダイヤグラムである。
【図5】本発明の第2の実施の形態における、用紙の搬
送状態を示すダイヤグラムである。
【図6】本発明の第3の実施の形態における、用紙の搬
送状態を示すダイヤグラムである。
【図7】本発明の第4の実施の形態における、用紙の搬
送状態を示すダイヤグラムである。
【図8】本発明の第5の実施の形態における、用紙の搬
送状態を示すダイヤグラムである。
【図9】本発明の第6の実施の形態における、前後の用
紙の上下位置関係の制御方法について説明する説明図で
ある。
【図10】同じく、前後の用紙の上下位置関係の制御方
法について説明する説明図である。
【図11】本発明の第7の実施の形態における、前後の
用紙の上下位置関係の制御方法について説明する説明図
である。
【図12】同じく、前後の用紙の上下位置関係の制御方
法について説明する説明図である。
【図13】本発明の第8の実施の形態を示す概略図であ
る。
【図14】用紙の先端、後端を検知するセンサの出力状
態を示すタイミングチャートである。
【図15】本発明の第9の実施の形態の前提を示すもの
で、一部を重畳された用紙に対して画像形成を行う場合
に、画像欠落部が生じることを説明する説明図である。
【図16】本発明の第9の実施の形態における、用紙の
重畳部分の近傍の画像を前後の用紙に重複して形成する
状態を示す説明図である。
【図17】本発明の第10の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図18】本発明の第11の実施の形態における、用紙
の搬送状態を示すダイヤグラムである。
【符号の説明】
1 用紙収納部 2 画像形成部 4 用紙搬送路 8 分離給紙手段 21 反転路 22 用紙反転手段 32 検知用経路 33、34 用紙検知手段、検知センサ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙収納部に積層保持された用紙を分離
    給紙手段により一枚ずつ分離給紙し、給紙された用紙に
    対して画像形成部により画像形成を行う画像形成装置に
    おいて、 前記用紙収納部から前記画像形成部に至る用紙搬送路の
    途中に接続されてこの用紙搬送路を搬送される用紙が送
    り込まれる反転路と、 前記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて
    前記用紙搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転路
    から送り出されている先行の用紙と前記反転路に送り込
    まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを
    許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、 前記画像形成部に送り込まれる前後の用紙の間隔を無く
    す用紙間隔制御手段と、を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 用紙収納部に積層保持された用紙を分離
    給紙手段により一枚ずつ分離給紙し、給紙された用紙に
    対して画像形成部により画像形成を行う画像形成装置に
    おいて、 前記用紙収納部から前記画像形成部に至る用紙搬送路の
    途中に接続されてこの用紙搬送路を搬送される用紙が送
    り込まれる反転路と、 前記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて
    前記用紙搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転路
    から送り出されている先行の用紙と前記反転路に送り込
    まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを
    許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、 前記画像形成部に送り込まれる前後の用紙の一部を重畳
    する用紙間隔制御手段と、を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 用紙収納部に積層保持された用紙を分離
    給紙手段により一枚ずつ分離給紙し、給紙された用紙に
    対して画像形成部により画像形成を行う画像形成装置に
    おいて、 前記用紙収納部から前記画像形成部に至る用紙搬送路の
    途中に接続されてこの用紙搬送路を搬送される用紙が送
    り込まれる反転路と、 前記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて
    前記用紙搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転路
    から送り出されている先行の用紙と前記反転路に送り込
    まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを
    許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、 前記画像形成部に送り込まれる前後の用紙の間隔を無く
    し、又は、前記画像形成部に送り込まれる前後の用紙の
    一部を重畳する用紙間隔制御手段と、を有することを特
    徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記用紙間隔制御手段は、給紙開始タイ
    ミングを可変することにより前後の用紙の間隔を無く
    し、又は、前後の用紙の一部を重畳する制御を行うもの
    であることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記用紙間隔制御手段は、用紙の搬送速
    度を可変することにより前後の用紙の間隔を無くし、又
    は、前後の用紙の一部を重畳する制御を行うものである
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 重畳される用紙の上下位置関係を制御す
    る上下位置制御手段を有することを特徴とする請求項2
    ないし5のいずれか一記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 用紙間隔が無い状態又は前後の用紙の一
    部を重畳させた状態で搬送される用紙の先端及び後端を
    検知する用紙端検知手段を有することを特徴とする請求
    項1ないし6のいずれか一記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 搬送される用紙がその先端側と後端側と
    で搬送路断面方向で段差が生じるような検知用経路が設
    けられ、前記用紙検知手段は前記検知用経路における前
    記用紙の段差ができる方向に設けられた検知センサであ
    ることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 重畳して搬送される用紙の重畳部分の近
    傍の画像を前後の用紙に重複して形成する手段を有する
    ことを特徴とする請求項2ないし8のいずれか一記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 重畳して搬送される用紙の重畳部分の
    領域を示す画像を形成する手段を有することを特徴とす
    る請求項2ないし9のいずれか一記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前後の用紙に重複して形成した画像の
    領域を示す画像を形成する手段を有することを特徴とす
    る請求項9記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 画像形成部から排出された用紙の間隔
    を確保する用紙間隔確保手段を有することを特徴とする
    請求項1ないし11記載の画像形成装置。
JP2001117982A 2001-04-17 2001-04-17 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4485704B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001117982A JP4485704B2 (ja) 2001-04-17 2001-04-17 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001117982A JP4485704B2 (ja) 2001-04-17 2001-04-17 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002308471A true JP2002308471A (ja) 2002-10-23
JP4485704B2 JP4485704B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=18968437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001117982A Expired - Fee Related JP4485704B2 (ja) 2001-04-17 2001-04-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4485704B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017177620A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP2021151927A (ja) * 2016-01-21 2021-09-30 セイコーエプソン株式会社 印刷システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021151927A (ja) * 2016-01-21 2021-09-30 セイコーエプソン株式会社 印刷システム
JP7127716B2 (ja) 2016-01-21 2022-08-30 セイコーエプソン株式会社 印刷システム、印刷システムの制御方法
JP2017177620A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4485704B2 (ja) 2010-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7445208B2 (en) Sheet conveying apparatus
JP3879305B2 (ja) 画像形成装置および用紙束生成装置並びに画像形成装置を用いた用紙束の生成方法
JP2003263090A (ja) 画像形成装置及び給送装置
JP6032556B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
US5848345A (en) Two sided imaging of a continuous web substrate with moving fusers
US5878320A (en) Continuous imaging of a continuous web substrate with a single print engine with a photoreceptor belt seam
JP2003146485A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP7159706B2 (ja) 中継搬送装置及び画像形成システム
JP2009003263A (ja) 画像形成装置
JP3652222B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2019099377A (ja) 搬送装置、画像形成装置
JP4485704B2 (ja) 画像形成装置
JP4495879B2 (ja) 画像形成装置
JPH0635265A (ja) 画像形成装置の両面ユニット
JP5350133B2 (ja) 画像形成装置
JP4485702B2 (ja) 画像形成装置、プリンタ及び複写機
JP3914748B2 (ja) 画像形成装置
JP3931544B2 (ja) 後処理装置
JP2003035974A (ja) 画像形成装置
US20240034586A1 (en) Sheet conveyance apparatus and image forming apparatus
JP3495600B2 (ja) 用紙の斜め搬送補正装置
JP2005320093A (ja) 画像形成装置
JP2024017725A (ja) シート搬送装置、及び画像形成装置
JPH05147372A (ja) シート後処理装置
JP2024020133A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040930

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051021

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060810

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100305

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees