JP2002308057A - ウインドワイパー停止位置制御装置 - Google Patents
ウインドワイパー停止位置制御装置Info
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- JP2002308057A JP2002308057A JP2001116938A JP2001116938A JP2002308057A JP 2002308057 A JP2002308057 A JP 2002308057A JP 2001116938 A JP2001116938 A JP 2001116938A JP 2001116938 A JP2001116938 A JP 2001116938A JP 2002308057 A JP2002308057 A JP 2002308057A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイパーブレードを停止位置の前後で交互に
停止させる制御とを簡易な構成で実現する。 【解決手段】 先端にウインドシール3を払拭するウイ
ンドブレード2が設けられたワイパーアーム1を回動す
る駆動手段DRと、この駆動手段DRに対するワイパー
OFF信号入力後に前記駆動手段DRの回転動作により
ストップポジションスイッチの接点がオープン状態とな
ったことを検出する回転位置検出手段C1と、この回転
位置検出手段C1によるオープン状態検出後に、前記駆
動部DRを一定時間動作させる限時動作制御手段C2
と、限時動作制御手段C2に対して動作時間をワイパー
ON信号毎に異なる値に設定する動作時間設定手段C3
とを備えている。
停止させる制御とを簡易な構成で実現する。 【解決手段】 先端にウインドシール3を払拭するウイ
ンドブレード2が設けられたワイパーアーム1を回動す
る駆動手段DRと、この駆動手段DRに対するワイパー
OFF信号入力後に前記駆動手段DRの回転動作により
ストップポジションスイッチの接点がオープン状態とな
ったことを検出する回転位置検出手段C1と、この回転
位置検出手段C1によるオープン状態検出後に、前記駆
動部DRを一定時間動作させる限時動作制御手段C2
と、限時動作制御手段C2に対して動作時間をワイパー
ON信号毎に異なる値に設定する動作時間設定手段C3
とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両や船舶等に用
いるウインドワイパー停止位置制御装置に関するもので
あり、特にワイパーブレードの永久変形を抑制するウイ
ンドワイパー停止位置制御装置に関するものである。
いるウインドワイパー停止位置制御装置に関するもので
あり、特にワイパーブレードの永久変形を抑制するウイ
ンドワイパー停止位置制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置として、例えば実用新
案登録番号第2560390号に開示されたワイパー装
置がある。図7は従来装置の概略構成である。この装置
は、ワイパーモータWPMの駆動により、ワイパーアー
ム1が揺動されて、このワイパーアーム1の先端に取り
付けられたワイパーブレード2にてウインドシールド3
が往復払拭されるようになっている。ワイパーモータW
PMは、直流式で制御手段としての制御部COTによ
り、電流の流れる方向が変えられることにより正逆回転
される。
案登録番号第2560390号に開示されたワイパー装
置がある。図7は従来装置の概略構成である。この装置
は、ワイパーモータWPMの駆動により、ワイパーアー
ム1が揺動されて、このワイパーアーム1の先端に取り
付けられたワイパーブレード2にてウインドシールド3
が往復払拭されるようになっている。ワイパーモータW
PMは、直流式で制御手段としての制御部COTによ
り、電流の流れる方向が変えられることにより正逆回転
される。
【0003】そして、制御部COTにはワイパーアーム
1の位置を検出する第1,第2,第3センサー13,1
4,15が接続されている。この第1センサー13は、
ワイパーアーム1の上側反転位置6を検出し、第2セン
サー14は、往復払拭を行う通常状態での停止位置とし
て予め定められたワイパーアーム1の停止位置4を検出
し、更に第3センサー15は制御部COTに接続される
図示しないワイパースイッチオフ時に下側反転位置5を
検出するようになっている。
1の位置を検出する第1,第2,第3センサー13,1
4,15が接続されている。この第1センサー13は、
ワイパーアーム1の上側反転位置6を検出し、第2セン
サー14は、往復払拭を行う通常状態での停止位置とし
て予め定められたワイパーアーム1の停止位置4を検出
し、更に第3センサー15は制御部COTに接続される
図示しないワイパースイッチオフ時に下側反転位置5を
検出するようになっている。
【0004】制御部COTは図8に示すフローチャート
に沿ってワイパーモータWPMをマイコン制御する。ワ
イパースイッチがONすると(ステップS101)、K
=1の値がK×(−1)に入力されてK=1となる(ス
テップS102)。次いで、ワイパーモータWPMが正
回転され(ステップS103)、ワイパーアーム1が停
止位置4から上方に向けて回動され、第1センサー13
によりワイパーアーム1の位置が検出される(ステップ
S104)。
に沿ってワイパーモータWPMをマイコン制御する。ワ
イパースイッチがONすると(ステップS101)、K
=1の値がK×(−1)に入力されてK=1となる(ス
テップS102)。次いで、ワイパーモータWPMが正
回転され(ステップS103)、ワイパーアーム1が停
止位置4から上方に向けて回動され、第1センサー13
によりワイパーアーム1の位置が検出される(ステップ
S104)。
【0005】その結果、ワイパーモータWPMには逆方
向の電流が流されて回転方向が反転する(ステップS1
05)。これでワイパーアーム1は下方に向けて回動さ
れ第2センサー14でワイパーアーム1の位置が検出さ
れる(ステップS106)。
向の電流が流されて回転方向が反転する(ステップS1
05)。これでワイパーアーム1は下方に向けて回動さ
れ第2センサー14でワイパーアーム1の位置が検出さ
れる(ステップS106)。
【0006】次に、ワイパースイッチがONかOFFか
を判断し(ステップS107)、ONのときはステップ
S103に戻り、ステップS4〜S6を繰り返す。これ
により、ワイパーアーム1を介してワイパーブレード2
が上側反転位置6と下方反転位置5との間を往復運動し
てウインドシールド3を払拭する。
を判断し(ステップS107)、ONのときはステップ
S103に戻り、ステップS4〜S6を繰り返す。これ
により、ワイパーアーム1を介してワイパーブレード2
が上側反転位置6と下方反転位置5との間を往復運動し
てウインドシールド3を払拭する。
【0007】しかし、ステップS107において、ワイ
パースイッチがOFFのときは、K<0あるいはK>0か
を判断する(ステップS108)。このとき、Kは−1
(K<0)であるため処理はステップS109に進みワ
イパーモータWPMを停止する。この結果、ワイパーブ
レード2は予め一定の位置に定められた停止位置4を越
えることなく停止する。
パースイッチがOFFのときは、K<0あるいはK>0か
を判断する(ステップS108)。このとき、Kは−1
(K<0)であるため処理はステップS109に進みワ
イパーモータWPMを停止する。この結果、ワイパーブ
レード2は予め一定の位置に定められた停止位置4を越
えることなく停止する。
【0008】その後、再度ステップS101でワイパー
スイッチをONする。ステップS102では、Kに前回
の−1がを入力され−1×(−1)で1となる。その
後、前回と同様の処理(ステップS103〜106)し
てステップS107に進み、ステップS108でK〉0
が判定されると、ワイパーモータWPMは反転状態で回
動を継続し、ワイパーアーム1が停止位置4を越えて更
に下方に回動されて下側反転位置5に至り、第3センサ
ー15により検出されると第3センサー15から信号が
出される(ステップS110)。
スイッチをONする。ステップS102では、Kに前回
の−1がを入力され−1×(−1)で1となる。その
後、前回と同様の処理(ステップS103〜106)し
てステップS107に進み、ステップS108でK〉0
が判定されると、ワイパーモータWPMは反転状態で回
動を継続し、ワイパーアーム1が停止位置4を越えて更
に下方に回動されて下側反転位置5に至り、第3センサ
ー15により検出されると第3センサー15から信号が
出される(ステップS110)。
【0009】この信号によりワイパーモータWPMは正
回転状態となり(ステップS111)、ワイパーアーム
1が停止位置4まで反転回動すると、第2センサー14
から信号が出力され(ステップS112)、ワイパーモ
ータWPMは停止する(ステップS113)。
回転状態となり(ステップS111)、ワイパーアーム
1が停止位置4まで反転回動すると、第2センサー14
から信号が出力され(ステップS112)、ワイパーモ
ータWPMは停止する(ステップS113)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は以上のよ
うに、停止位置4を越えないでワイパーブレード2を停
止させる場合と、停止位置4を越えて下側反転位置5に
至った時点でワイパーモータを反転させて停止位置4手
前でワイパーブレード2を停止させる場合とを切り替え
制御するために、3つのセンサーを必要とし、また、制
御部COTを構成するCPUのセンサー入力回路も3つ
必要となり、且つ、このようにワイパーモータの正逆転
制御を行う制御部も複雑で高価なものとなり、引いては
装置全体のコストが高騰するという問題点がある。
うに、停止位置4を越えないでワイパーブレード2を停
止させる場合と、停止位置4を越えて下側反転位置5に
至った時点でワイパーモータを反転させて停止位置4手
前でワイパーブレード2を停止させる場合とを切り替え
制御するために、3つのセンサーを必要とし、また、制
御部COTを構成するCPUのセンサー入力回路も3つ
必要となり、且つ、このようにワイパーモータの正逆転
制御を行う制御部も複雑で高価なものとなり、引いては
装置全体のコストが高騰するという問題点がある。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ワイパーブレードを下方回動時
に停止位置に至る手前で停止させる場合の制御と、停止
位置を越えて下方反転位置で至った後に、上方へ回動を
転換させた直後に停止させる場合の制御とを簡易な構成
で実現するウインドワイパー停止位置制御装置を得るこ
とを目的とする。
ためになされたもので、ワイパーブレードを下方回動時
に停止位置に至る手前で停止させる場合の制御と、停止
位置を越えて下方反転位置で至った後に、上方へ回動を
転換させた直後に停止させる場合の制御とを簡易な構成
で実現するウインドワイパー停止位置制御装置を得るこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るウ
インドワイパー停止位置制御装置は、図1の本発明の基
本構成図に示すように。先端にウインドシール3を払拭
するウインドブレード2が設けられたワイパーアーム1
を回動する駆動手段DRと、この駆動手段DRに対する
ワイパーOFF信号入力後に前記駆動手段DRの回転動
作によりストップポジションスイッチの接点がオープン
状態となったことを検出する回転位置検出手段C1と、
この回転位置検出手段C1によるオープン状態検出後
に、前記駆動部DRを一定時間動作させる限時動作制御
手段C2と、限時動作制御手段C2に対して動作時間を
ワイパーON信号毎に異なる値に設定する動作時間設定
手段C3とを備えたものである。
インドワイパー停止位置制御装置は、図1の本発明の基
本構成図に示すように。先端にウインドシール3を払拭
するウインドブレード2が設けられたワイパーアーム1
を回動する駆動手段DRと、この駆動手段DRに対する
ワイパーOFF信号入力後に前記駆動手段DRの回転動
作によりストップポジションスイッチの接点がオープン
状態となったことを検出する回転位置検出手段C1と、
この回転位置検出手段C1によるオープン状態検出後
に、前記駆動部DRを一定時間動作させる限時動作制御
手段C2と、限時動作制御手段C2に対して動作時間を
ワイパーON信号毎に異なる値に設定する動作時間設定
手段C3とを備えたものである。
【0013】この発明によれば、ワイパーOFF信号入
力後に駆動手段DRの回転動作により駆動手段DRに内
蔵されたストップポジションスイッチの接点がオープン
状態になったことが検出されたならば、駆動部DRを動
作時間設定手段C3で設定された限時動作時間後に停止
させることで、限時動作時間の設定値に応じてワイパー
ブレード2をウインドシールド3上で停止位置4に至る
手前あるいは停止位置4を越え下側反転位置5に至った
後に上方回動に転換した直後に停止させる。
力後に駆動手段DRの回転動作により駆動手段DRに内
蔵されたストップポジションスイッチの接点がオープン
状態になったことが検出されたならば、駆動部DRを動
作時間設定手段C3で設定された限時動作時間後に停止
させることで、限時動作時間の設定値に応じてワイパー
ブレード2をウインドシールド3上で停止位置4に至る
手前あるいは停止位置4を越え下側反転位置5に至った
後に上方回動に転換した直後に停止させる。
【0014】請求項2の発明に係るウインドワイパー停
止位置制御装置の限時動作制御手段C2は、異なる限時
動作時間をそれぞれ記憶した第1記憶部M1および第2
記憶部M2と、前記ワイパーON信号入力毎に前記第1
記憶部M1および第2記憶部M2の記憶内容を交互に選
択する選択部SELと、前記回転位置検出手段C1によ
る接点オープン状態検出時に、選択された限時動作時間
の間、前記駆動手段DRに駆動制御信号を出力する制御
信号出る出部CSを備えたものである。
止位置制御装置の限時動作制御手段C2は、異なる限時
動作時間をそれぞれ記憶した第1記憶部M1および第2
記憶部M2と、前記ワイパーON信号入力毎に前記第1
記憶部M1および第2記憶部M2の記憶内容を交互に選
択する選択部SELと、前記回転位置検出手段C1によ
る接点オープン状態検出時に、選択された限時動作時間
の間、前記駆動手段DRに駆動制御信号を出力する制御
信号出る出部CSを備えたものである。
【0015】この発明によれば、第1記憶手段および第
2記憶手段に、ワイパーブレード2をウインドシールド
3の停止位置4を越えない位置に停止させる時間、下側
反転位置5に至り上方回動に転換した後に停止位置4の
手前で停止させる時間をそれぞれ記憶させ、ワイパーO
N信号入力毎に前記第1記憶部M1および第2記憶部M
2の記憶内容を交互に選択し、ワイパーOFF信号入力
後は駆動手段DRを選択された時間限時動作させること
で、ワイパーブレード2を停止させる位置を、停止位置
4の前後に交互に変えることができる。
2記憶手段に、ワイパーブレード2をウインドシールド
3の停止位置4を越えない位置に停止させる時間、下側
反転位置5に至り上方回動に転換した後に停止位置4の
手前で停止させる時間をそれぞれ記憶させ、ワイパーO
N信号入力毎に前記第1記憶部M1および第2記憶部M
2の記憶内容を交互に選択し、ワイパーOFF信号入力
後は駆動手段DRを選択された時間限時動作させること
で、ワイパーブレード2を停止させる位置を、停止位置
4の前後に交互に変えることができる。
【0016】請求項3の発明に係るウインドワイパー停
止位置制御装置の動作時間設定手段C3は外部操作によ
り任意に設定した限時動作時間を、ワイパーON信号入
力毎に前記第1記憶部M1および第2記憶部M2に記憶
させるものである。
止位置制御装置の動作時間設定手段C3は外部操作によ
り任意に設定した限時動作時間を、ワイパーON信号入
力毎に前記第1記憶部M1および第2記憶部M2に記憶
させるものである。
【0017】この発明によれば、各記憶部M1,M2に
記憶させる限時動作時間をワイパーモータWPMnの種
類やウインドシールド3の条件に違いにより異ならせて
設定する。
記憶させる限時動作時間をワイパーモータWPMnの種
類やウインドシールド3の条件に違いにより異ならせて
設定する。
【0018】請求項4の発明に係るウインドワイパー停
止位置制御装置の駆動手段DRは、ワイパーOFF信号
入力後に、前記何れかの記憶部に記憶された限時動作時
間後にワイパアーム1の回動を停止するものである。
止位置制御装置の駆動手段DRは、ワイパーOFF信号
入力後に、前記何れかの記憶部に記憶された限時動作時
間後にワイパアーム1の回動を停止するものである。
【0019】この発明によれば、ワイパーOFF信号入
力後に、ワイパーON信号の入力回数目で決まる限時動
作時間後に駆動手段DRを停止し、ワイパーブレード2
の回動を停止する。
力後に、ワイパーON信号の入力回数目で決まる限時動
作時間後に駆動手段DRを停止し、ワイパーブレード2
の回動を停止する。
【0020】請求項5の発明に係るウインドワイパー停
止位置制御装置の駆動手段DRは、一方向のみに回転
し、その回転軸に接続されたリンク機構を介してワイパ
ーアーム1を、ウインドシールド3上を上側反転位置6
と下側反転位置5との間を往復回動させるワイパーモー
タを用いたものである。
止位置制御装置の駆動手段DRは、一方向のみに回転
し、その回転軸に接続されたリンク機構を介してワイパ
ーアーム1を、ウインドシールド3上を上側反転位置6
と下側反転位置5との間を往復回動させるワイパーモー
タを用いたものである。
【0021】この発明によれば、一方向に回転するワイ
パーモータWPMnを用い、その回転軸に接続されたリ
ンク機構を介してワイパーアーム1を間欠運動させ、ウ
インドシールド3上で上側反転位置6と下側反転位置5
との間を往復回動させる。
パーモータWPMnを用い、その回転軸に接続されたリ
ンク機構を介してワイパーアーム1を間欠運動させ、ウ
インドシールド3上で上側反転位置6と下側反転位置5
との間を往復回動させる。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態 以下、この発明の実施の形態を説明する前に本発明の概
要について説明する。本発明は正方向に連続回転するワ
イパーモータWPMn(駆動手段)で回動するワイパー
アーム1の先端にワイパーブレード2を装着したワイパ
ー装置において、運転者操作によりワイパースイッチを
オフした時、ワイパーブレード2は下方に回動しながら
停止するが、その停止位置を予め一定位置に定められた
停止位置4の手前で停止する場合と停止位置4を越えて
更に下方に回動した後に、機構により下側反転位置5か
ら上方に反転し停止位置4の手前で停止する場合とを、
前記ワイパースイッチをON/OFFする毎に交互に繰
り返すことによりワイパーブレード2のリップ部を交互
に逆方向に傾いた状態で停止させ、ワイパーブレード2
の永久変形を防止させる。
要について説明する。本発明は正方向に連続回転するワ
イパーモータWPMn(駆動手段)で回動するワイパー
アーム1の先端にワイパーブレード2を装着したワイパ
ー装置において、運転者操作によりワイパースイッチを
オフした時、ワイパーブレード2は下方に回動しながら
停止するが、その停止位置を予め一定位置に定められた
停止位置4の手前で停止する場合と停止位置4を越えて
更に下方に回動した後に、機構により下側反転位置5か
ら上方に反転し停止位置4の手前で停止する場合とを、
前記ワイパースイッチをON/OFFする毎に交互に繰
り返すことによりワイパーブレード2のリップ部を交互
に逆方向に傾いた状態で停止させ、ワイパーブレード2
の永久変形を防止させる。
【0023】図2は本実施の形態に係るウインドワイパ
ー停止位置制御装置の概略を示す図である。図5に示す
マイクロコンピュータで制御される制御部COTnは図
示しないワイパースイッチがONするとトランジスタQ
をON動作させる。この結果、リレーRyの励磁コイル
Cにイグニッション+Vより電流を流して励磁し接点C
OをC1側に投入させる。この接点COの投入により、
モータ電流がイグニッション+Vから接点CO、ワイパ
ーモータWPMnの電機子Mを通してグランドに流れて
ワイパーモータWPMnは正方向に回転を始める。この
正方向への回転により、図3に示すようにワイパーアー
ム1は矢印A方向に回動し、その先端に設けたワイパー
ブレード2によりウインドシールド3を払拭させる。
ー停止位置制御装置の概略を示す図である。図5に示す
マイクロコンピュータで制御される制御部COTnは図
示しないワイパースイッチがONするとトランジスタQ
をON動作させる。この結果、リレーRyの励磁コイル
Cにイグニッション+Vより電流を流して励磁し接点C
OをC1側に投入させる。この接点COの投入により、
モータ電流がイグニッション+Vから接点CO、ワイパ
ーモータWPMnの電機子Mを通してグランドに流れて
ワイパーモータWPMnは正方向に回転を始める。この
正方向への回転により、図3に示すようにワイパーアー
ム1は矢印A方向に回動し、その先端に設けたワイパー
ブレード2によりウインドシールド3を払拭させる。
【0024】また、ワイパーモータWPMnにはワイパ
ーブレード2が図3に示すように矢印B方向で下側反転
位置5に至る手前でOFFするストップポジションスイ
ッチSPSW(図2参照)が内蔵されている。
ーブレード2が図3に示すように矢印B方向で下側反転
位置5に至る手前でOFFするストップポジションスイ
ッチSPSW(図2参照)が内蔵されている。
【0025】従って、制御部COTnはワイパースイッ
チがOFFになり、ストップポジションスイッチSPS
Wの接点がC3よりC4に切り替わりOFF(オープ
ン)になってもトランジスタQを後述する設定時間ON
動作させてワイパーモータWPMnを回動させた後に、
トランジスタQをOFFしてリレーRyをOFFさせる
ことでワイパーモータWPMnを停止させる。
チがOFFになり、ストップポジションスイッチSPS
Wの接点がC3よりC4に切り替わりOFF(オープ
ン)になってもトランジスタQを後述する設定時間ON
動作させてワイパーモータWPMnを回動させた後に、
トランジスタQをOFFしてリレーRyをOFFさせる
ことでワイパーモータWPMnを停止させる。
【0026】しかし、本実施の形態の制御部COTnは
上記機能に加え、ストップポジションスイッチSPSW
がOFFしてからリレーRyをOFFしてワイパーモー
タWPMnを停止させるまでの遅延時間を交互に2通り
に変えることで、ワイパブレード2を予め一定位置に定
められた停止位置4の手前で停止する場合と停止位置4
を越えて更に下方に回動した後に、機構により下側反転
位置5から上方に反転し停止位置4の手前で停止する場
合とに交互に切り替える。
上記機能に加え、ストップポジションスイッチSPSW
がOFFしてからリレーRyをOFFしてワイパーモー
タWPMnを停止させるまでの遅延時間を交互に2通り
に変えることで、ワイパブレード2を予め一定位置に定
められた停止位置4の手前で停止する場合と停止位置4
を越えて更に下方に回動した後に、機構により下側反転
位置5から上方に反転し停止位置4の手前で停止する場
合とに交互に切り替える。
【0027】図5は本実施の形態に係るウインドワイパ
ー停止位置制御装置の動作を司るマイクロコンピュータ
(マイコン)MPの構成図である。本装置は、ワイパー
スイッチ信号、ストップポジションスイッチ信号、タイ
マー設定値等を入力ポートPi1〜PinよりI/Oイ
ンタフェース(入・出力インタフェース)I/Fを通し
て入力するマイクロプロセッサμを有する。
ー停止位置制御装置の動作を司るマイクロコンピュータ
(マイコン)MPの構成図である。本装置は、ワイパー
スイッチ信号、ストップポジションスイッチ信号、タイ
マー設定値等を入力ポートPi1〜PinよりI/Oイ
ンタフェース(入・出力インタフェース)I/Fを通し
て入力するマイクロプロセッサμを有する。
【0028】また、マイクロプロセッサμからI/Oイ
ンタフェース(入・出力インタフェース)I/Fを通し
て出力ポートPo1〜PonよりトランジスタQへの動
作信号等が出力される。このマイクロプロセッサμはク
リスタル発振器Xの基準周波数信号を分周するパルスジ
ェネレータPGからのパルス信号により処理周期が定め
られる。
ンタフェース(入・出力インタフェース)I/Fを通し
て出力ポートPo1〜PonよりトランジスタQへの動
作信号等が出力される。このマイクロプロセッサμはク
リスタル発振器Xの基準周波数信号を分周するパルスジ
ェネレータPGからのパルス信号により処理周期が定め
られる。
【0029】マイクロプロセッサμは、自己の処理を規
定するプログラムや処理に必要な固定データを格納した
ROM、マイクロプロセッサμの行う処理の過程で発生
するデータを格納するデータエリアや、処理の過程で使
用するワークエリアを有するRAMからなるメモリM及
びI/OインタフェースI/Fとを、アドレスバスA
B、データバスDB、コントロールバス(制御信号バ
ス)CBによりシステム的に接続されている。
定するプログラムや処理に必要な固定データを格納した
ROM、マイクロプロセッサμの行う処理の過程で発生
するデータを格納するデータエリアや、処理の過程で使
用するワークエリアを有するRAMからなるメモリM及
びI/OインタフェースI/Fとを、アドレスバスA
B、データバスDB、コントロールバス(制御信号バ
ス)CBによりシステム的に接続されている。
【0030】尚、ここで、回転位置検出手段C1はスト
ップポジションスイッチSPSWで、限時動作制御部C
2、動作時間設定手段C3は図5に示すマイクロコンピ
ュータMPで、駆動手段DRはワイパーモータWPMn
でそれぞれ構成する。
ップポジションスイッチSPSWで、限時動作制御部C
2、動作時間設定手段C3は図5に示すマイクロコンピ
ュータMPで、駆動手段DRはワイパーモータWPMn
でそれぞれ構成する。
【0031】次に上記マイコンの動作を踏まえて本実施
の形態の動作を図6に示すフローチャートに従って説明
する。先ず、図示しないイグニッションスイッチのON
に伴い本装置が起動するとマイコンは初期化処理を開始
する(ステップS1)。次に、入力ポートPiを通して
ワイパースイッチ信号を読み込みワイパースイッチがO
Nか否かを判断する(ステップS3)。
の形態の動作を図6に示すフローチャートに従って説明
する。先ず、図示しないイグニッションスイッチのON
に伴い本装置が起動するとマイコンは初期化処理を開始
する(ステップS1)。次に、入力ポートPiを通して
ワイパースイッチ信号を読み込みワイパースイッチがO
Nか否かを判断する(ステップS3)。
【0032】ワイパースイッチがONであることが判定
されたならば、ストップポジションンスイッチSPSW
がOFF後にワイパーモータWPMnを停止させるまで
の遅延時間を決めるKの値をメモリMより読み込み(ス
テップS5)、Kの値を調べる(ステップS7)。
されたならば、ストップポジションンスイッチSPSW
がOFF後にワイパーモータWPMnを停止させるまで
の遅延時間を決めるKの値をメモリMより読み込み(ス
テップS5)、Kの値を調べる(ステップS7)。
【0033】装置の起動時にはKに値が書き込まれてい
ないため最初、K=1とする(ステップS9)。K=1
をK×(−1)に代入してKの値を演算し、演算結果で
ある(−1)をKの値としてメモリMに記憶する(ステ
ップS11)。ワイパースイッチのONと共にワイパー
スイッチ信号を出力ポートPoよりトランジスタQに出
力し、リレーRyをONしてワイパーモータWPMnを
正回転させる(ステップS13、15)。
ないため最初、K=1とする(ステップS9)。K=1
をK×(−1)に代入してKの値を演算し、演算結果で
ある(−1)をKの値としてメモリMに記憶する(ステ
ップS11)。ワイパースイッチのONと共にワイパー
スイッチ信号を出力ポートPoよりトランジスタQに出
力し、リレーRyをONしてワイパーモータWPMnを
正回転させる(ステップS13、15)。
【0034】この結果、ワイパーアーム1は下側反転位
置5より上側に回動することで、ワイパーブレード2は
ウインドシールド3上を矢印A方向に移動して払拭し、
上側反転位置6に至ると、ワイパーモータWPMnは正
回転を維持しながらリンク機構等の動作によりワイパー
アーム1を上側反転位置6より下側に回動することで、
ワイパーブレード2はウインドシールド3上を矢印B方
向に移動して払拭する。
置5より上側に回動することで、ワイパーブレード2は
ウインドシールド3上を矢印A方向に移動して払拭し、
上側反転位置6に至ると、ワイパーモータWPMnは正
回転を維持しながらリンク機構等の動作によりワイパー
アーム1を上側反転位置6より下側に回動することで、
ワイパーブレード2はウインドシールド3上を矢印B方
向に移動して払拭する。
【0035】このように、ワイパースイッチがONの間
はワイパーモータWPMnを正回転させ、ワイパーブレ
ード2をウインドシールド3上で下側反転位置5と上側
反転位置6との間を往復払拭させる(ステップS15、
17)。
はワイパーモータWPMnを正回転させ、ワイパーブレ
ード2をウインドシールド3上で下側反転位置5と上側
反転位置6との間を往復払拭させる(ステップS15、
17)。
【0036】ここでワイパースイッチがOFFになった
ことが判定され(ステップS17)、ストップポジショ
ンスイッチSPSWがワイパーモータWPMnの回転位
置に応じてON状態(図4における9の領域)であれば
(ステップS19)、ワイパーブレード2が停止位置4
(図3を参照)近傍に至り、ストップポジションスイッ
チSPSWがOFF(図4における10の領域)に至る
までワイパーモータWPMnを正回転させる(ステップ
S15)。
ことが判定され(ステップS17)、ストップポジショ
ンスイッチSPSWがワイパーモータWPMnの回転位
置に応じてON状態(図4における9の領域)であれば
(ステップS19)、ワイパーブレード2が停止位置4
(図3を参照)近傍に至り、ストップポジションスイッ
チSPSWがOFF(図4における10の領域)に至る
までワイパーモータWPMnを正回転させる(ステップ
S15)。
【0037】ワイパーモータWPMnの回転に伴いスト
ップポジションスイッチSPSWがOFFになったなら
ば(ステップS19)、メモリMよりKの値を読み取
り、K<0或いはK>0であるかを判断する(ステップ
S21)。装置起動時はステップS11においてK=−
1と演算されているためタイマーT2をセットする(ス
テップS25)。
ップポジションスイッチSPSWがOFFになったなら
ば(ステップS19)、メモリMよりKの値を読み取
り、K<0或いはK>0であるかを判断する(ステップ
S21)。装置起動時はステップS11においてK=−
1と演算されているためタイマーT2をセットする(ス
テップS25)。
【0038】タイマーT2をセットするとストップポジ
ションスイッチSPSWがOFFした時点より、ワイパ
ーブレード2が停止位置4を越え下側反転位置5に至り
上方回動に転換するまでの時間(タイマーT2によるセ
ット時間)リレーRyをONする。この結果、ワイパー
モータWPMn回転を継続し、ワイパーブレード2が下
側反転位置5に至り上方回動に転換直後に停止位置4の
手前でリレーRyはOFFとなり停止する(ステップS
29,S31)。
ションスイッチSPSWがOFFした時点より、ワイパ
ーブレード2が停止位置4を越え下側反転位置5に至り
上方回動に転換するまでの時間(タイマーT2によるセ
ット時間)リレーRyをONする。この結果、ワイパー
モータWPMn回転を継続し、ワイパーブレード2が下
側反転位置5に至り上方回動に転換直後に停止位置4の
手前でリレーRyはOFFとなり停止する(ステップS
29,S31)。
【0039】即ち、装置起動後における第1回目のワイ
パースイッチのON/OFFにおいては、ワイパーブレ
ード2は下側反転位置5を至り上方回動に転換後に停止
位置4の手前で停止する。
パースイッチのON/OFFにおいては、ワイパーブレ
ード2は下側反転位置5を至り上方回動に転換後に停止
位置4の手前で停止する。
【0040】次に、再度、ワイパースイッチをONする
と(ステップS3)、再びメモリMよりKの内容を読み
取る(ステップS5)。Kの内容は前回のワイパースイ
ッチのON後にステップS11でK=−1として記憶さ
れているため、今回のステップS11おいて、Kは−1
×(−1)=1(K>0)と演算されてメモリMに記憶
される。
と(ステップS3)、再びメモリMよりKの内容を読み
取る(ステップS5)。Kの内容は前回のワイパースイ
ッチのON後にステップS11でK=−1として記憶さ
れているため、今回のステップS11おいて、Kは−1
×(−1)=1(K>0)と演算されてメモリMに記憶
される。
【0041】従って、ストップポジションスイッチSP
SWがOFFとなった後、K>0と判定され(ステップ
S21)、タイマーT1をセットする(ステップS2
3)。タイマーT1をセットするとストップポジション
スイッチSPSWがOFFした時点より、ワイパーブレ
ード2が停止位置4の手前に至るまでの時間(タイマー
T1によるセット時間)リレーRyをONしてワイパー
モータWPMnを継続して回転し、リレーRyのOFF
により停止する(ステップS27,S31)。即ち、装
置起動後における第2回目のワイパースイッチのON/
OFFにおいては、ワイパーブレード2は停止置4に至
る手前で停止する。
SWがOFFとなった後、K>0と判定され(ステップ
S21)、タイマーT1をセットする(ステップS2
3)。タイマーT1をセットするとストップポジション
スイッチSPSWがOFFした時点より、ワイパーブレ
ード2が停止位置4の手前に至るまでの時間(タイマー
T1によるセット時間)リレーRyをONしてワイパー
モータWPMnを継続して回転し、リレーRyのOFF
により停止する(ステップS27,S31)。即ち、装
置起動後における第2回目のワイパースイッチのON/
OFFにおいては、ワイパーブレード2は停止置4に至
る手前で停止する。
【0042】このように、ワイパースイッチのON/O
FFを繰り返す毎に、ワイパーブレード2の停止位置を
予め設定した停止位置4を越えないで停止する場合と、
停止位置4を越えて下側反転位置5に至った後に上方回
動に転換直後に、停止位置4の手前で停止する場合とを
繰り返すことで、ワイパーブレード2のリップ部を交互
に逆方向に傾いた状態で停止させることでワイパーブレ
ード2の永久変形を防止できる。
FFを繰り返す毎に、ワイパーブレード2の停止位置を
予め設定した停止位置4を越えないで停止する場合と、
停止位置4を越えて下側反転位置5に至った後に上方回
動に転換直後に、停止位置4の手前で停止する場合とを
繰り返すことで、ワイパーブレード2のリップ部を交互
に逆方向に傾いた状態で停止させることでワイパーブレ
ード2の永久変形を防止できる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ワイパーOF
F信号入力後に駆動手段DRの回転動作により駆動手段
DRに内蔵されたストップポジションスイッチの接点が
オープン状態になったことが検出されたならば、駆動部
DRを動作時間設定手段C3で設定された限時動作時間
後に停止させることで、限時動作時間の設定値に応じて
ワイパーブレードをウインドシールドの停止位置4を越
えないであるいは停止位置4を越えて下方反転位置5に
至り上方回動に転換した直後に停止位置4の手前で停止
させることで、ワイパーブレード2のリップ部を交互に
逆方向に傾けた状態で停止させることができため、簡易
な構成でワイパーブレード2の永久変形を防止し、ウイ
ンドワイパーとしての長期に渡っての払拭性能を確保で
きるという効果がある。
F信号入力後に駆動手段DRの回転動作により駆動手段
DRに内蔵されたストップポジションスイッチの接点が
オープン状態になったことが検出されたならば、駆動部
DRを動作時間設定手段C3で設定された限時動作時間
後に停止させることで、限時動作時間の設定値に応じて
ワイパーブレードをウインドシールドの停止位置4を越
えないであるいは停止位置4を越えて下方反転位置5に
至り上方回動に転換した直後に停止位置4の手前で停止
させることで、ワイパーブレード2のリップ部を交互に
逆方向に傾けた状態で停止させることができため、簡易
な構成でワイパーブレード2の永久変形を防止し、ウイ
ンドワイパーとしての長期に渡っての払拭性能を確保で
きるという効果がある。
【0044】請求項2の発明によれば、第1記憶手段M
1および第2記憶手段M2に、ワイパーブレード2をウ
インドシールド3上で停止位置4を越えない位置に停止
させる時間、停止位置4を越えて下方反転位置5に至り
上方回動に転換した直後に停止位置4の手前で停止させ
る時間をそれぞれ記憶させ、ワイパーON信号入力毎に
前記第1記憶部M1および第2記憶部M2の記憶内容を
交互に選択し、ワイパーOFF信号入力後は駆動手段D
Rを選択された時間限時動作させることで、ワイパーブ
レード2の停止位置を容易に設定できるという効果があ
る。
1および第2記憶手段M2に、ワイパーブレード2をウ
インドシールド3上で停止位置4を越えない位置に停止
させる時間、停止位置4を越えて下方反転位置5に至り
上方回動に転換した直後に停止位置4の手前で停止させ
る時間をそれぞれ記憶させ、ワイパーON信号入力毎に
前記第1記憶部M1および第2記憶部M2の記憶内容を
交互に選択し、ワイパーOFF信号入力後は駆動手段D
Rを選択された時間限時動作させることで、ワイパーブ
レード2の停止位置を容易に設定できるという効果があ
る。
【0045】請求項3の発明によれば、各記憶部に記憶
させる限時動作時間をワイパーモータWPMnの種類や
ウインドシールド3の条件の違いにより異ならせて設定
することで、ワイパーモータWPMnのスピード、ウイ
ンドシールド3の傾斜等による摩擦の違いに応じて、ワ
イパーブレード2を停止位置4の前後で交互に停止でき
るように容易に微調整を行えるという効果がある。
させる限時動作時間をワイパーモータWPMnの種類や
ウインドシールド3の条件の違いにより異ならせて設定
することで、ワイパーモータWPMnのスピード、ウイ
ンドシールド3の傾斜等による摩擦の違いに応じて、ワ
イパーブレード2を停止位置4の前後で交互に停止でき
るように容易に微調整を行えるという効果がある。
【0046】請求項4の発明によれば、ワイパーOFF
信号入力後に、ワイパーON信号の入力回数目で決まる
限時動作時間後に駆動手段DRを停止し、ワイパーブレ
ード2の回動を停止するさせることで頻繁にワイパース
イッチをON/OFFしても、ワイパーブレード2を停
止位置4の前後で容易に交互に停止させることができる
という効果がある。
信号入力後に、ワイパーON信号の入力回数目で決まる
限時動作時間後に駆動手段DRを停止し、ワイパーブレ
ード2の回動を停止するさせることで頻繁にワイパース
イッチをON/OFFしても、ワイパーブレード2を停
止位置4の前後で容易に交互に停止させることができる
という効果がある。
【0047】請求項5の発明によれば、一方向に回転す
るワイパーモータWPMnを用い、その回転軸に接続さ
れたリンク機構を介してワイパーアーム1を間欠運動さ
せ、ウインドシールド3上で上側反転位置6と下側反転
位置5との間を往復回動させることで、モータを正逆転
させるという複雑な制御を用いず共、ワイパーブレード
2を停止位置4の前後で交互に停止させることができる
という効果がある。
るワイパーモータWPMnを用い、その回転軸に接続さ
れたリンク機構を介してワイパーアーム1を間欠運動さ
せ、ウインドシールド3上で上側反転位置6と下側反転
位置5との間を往復回動させることで、モータを正逆転
させるという複雑な制御を用いず共、ワイパーブレード
2を停止位置4の前後で交互に停止させることができる
という効果がある。
【図1】図1は本発明のウインドワイパー停止位置制御
装置の基本構成図である。
装置の基本構成図である。
【図2】図2は本実施の形態に係るウインドワイパー停
止位置制御装置の構成図である。
止位置制御装置の構成図である。
【図3】図3は本実施の形態に係るウインドワイパー停
止位置制御装置におけるウインドワイパー動作を説明す
る図である。
止位置制御装置におけるウインドワイパー動作を説明す
る図である。
【図4】図4は本実施の形態におけるストップポジショ
ンスイッチの動作を説明する図である。
ンスイッチの動作を説明する図である。
【図5】図5は本実施の形態における制御部を構成する
マイクロコンピュータの構成図である。
マイクロコンピュータの構成図である。
【図6】図6は本実施の形態に係るウインドワイパー停
止位置制御装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
止位置制御装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図7】図7は従来のワイパー装置の動作を説明する図
である。
である。
【図8】図8は従来装置の動作を説明するフローチャー
トである。
トである。
1 ワイパーアーム 2 ワイパーブレード 3 ワイパーシールド 4 停止位置 5 下側反転位置 6 上側反転位置 WPMn ワイパーモータ C1 回転位置検出手段 C2 限時動作制御手段 M1 第1記憶部 M2 第2記憶部 SEL 選択部 CS 制御信号出部 C3 動作時間設定部 DR 駆動手段
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月18日(2001.4.1
8)
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (5)
- 【請求項1】 先端にウインドシールを払拭するウイン
ドブレードが設けられたワイパーアームを回動する駆動
手段と、この駆動手段に対するワイパーOFF信号入力
後に前記駆動手段の回転動作によりストップポジション
スイッチの接点がオープン状態となったことを検出する
回転位置検出手段と、この回転位置検出手段によるオー
プン状態検出後に、前記駆動部を一定時間動作させる限
時動作制御手段と、限時動作制御手段に対して動作時間
をワイパーON信号毎に異なる値に設定する動作時間設
定手段とを備えたことを特徴とするウインドワイパー停
止位置制御装置。 - 【請求項2】 前記限時動作制御手段は、異なる限時動
作時間をそれぞれ記憶した第1記憶部および第2記憶部
と、前記ワイパーON信号入力毎に前記第1記憶部およ
び第2記憶部の記憶内容を交互に選択する選択部と、前
記回転位置検出手段による接点オープン状態検出時に、
選択された限時動作時間の間、前記駆動手段に駆動制御
信号を出力する制御信号出力部とを備えたことを特徴と
する請求項1に記載のウインドワイパー停止位置制御装
置。 - 【請求項3】 前記動作時間設定手段は外部操作により
任意に設定した限時動作時間を、ワイパーON信号入力
毎に前記第1記憶部および第2記憶部に記憶させること
を特徴とする請求項2に記載のウインドワイパー停止位
置制御装置。 - 【請求項4】 前記駆動手段は、ワイパーOFF信号入
力後に、前記何れかの記憶部に記憶された限時動作時間
後にワイパアームの回動を停止することを特徴とする請
求項2または3に記載のウインドワイパー停止位置制御
装置。 - 【請求項5】 前記駆動手段は、一方向のみに回転し、
その回転軸に接続されたリンク機構を介してワイパーア
ームを、ウインドシールド上で上側反転位置と下側反転
位置との間を往復回動させるワイパーモータを用いるこ
とを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のウイ
ンドワイパー停止位置制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001116938A JP2002308057A (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | ウインドワイパー停止位置制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001116938A JP2002308057A (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | ウインドワイパー停止位置制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002308057A true JP2002308057A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18967587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001116938A Withdrawn JP2002308057A (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | ウインドワイパー停止位置制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002308057A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013163454A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Asmo Co Ltd | ワイパ装置 |
WO2016093314A1 (ja) * | 2014-12-12 | 2016-06-16 | アスモ株式会社 | ワイパ制御装置 |
CN109131827A (zh) * | 2017-06-27 | 2019-01-04 | 波音公司 | 飞机挡风玻璃刮水器安装系统和方法 |
CN114523935A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-05-24 | 贵阳万江航空机电有限公司 | 一种汽车雨刮片不同停靠位置交替功能的实现方法 |
-
2001
- 2001-04-16 JP JP2001116938A patent/JP2002308057A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013163454A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Asmo Co Ltd | ワイパ装置 |
WO2016093314A1 (ja) * | 2014-12-12 | 2016-06-16 | アスモ株式会社 | ワイパ制御装置 |
JP2016112994A (ja) * | 2014-12-12 | 2016-06-23 | アスモ株式会社 | ワイパ制御装置 |
CN109131827A (zh) * | 2017-06-27 | 2019-01-04 | 波音公司 | 飞机挡风玻璃刮水器安装系统和方法 |
CN109131827B (zh) * | 2017-06-27 | 2023-02-17 | 波音公司 | 飞机挡风玻璃刮水器安装系统和方法 |
CN114523935A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-05-24 | 贵阳万江航空机电有限公司 | 一种汽车雨刮片不同停靠位置交替功能的实现方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080701 |