JP2002307772A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002307772A
JP2002307772A JP2001110164A JP2001110164A JP2002307772A JP 2002307772 A JP2002307772 A JP 2002307772A JP 2001110164 A JP2001110164 A JP 2001110164A JP 2001110164 A JP2001110164 A JP 2001110164A JP 2002307772 A JP2002307772 A JP 2002307772A
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JP2001110164A
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English (en)
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Masaru Tsubooka
賢 坪岡
Giichi Kondo
義一 近藤
Yoshinori Nakahira
好則 中平
Kazuya Masuda
和也 増田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】綴じ代が設定された際のマスク処理を不要と
し、また、ページバッファからの画像データの送出タイ
ミングを常に一定とする。 【解決手段】綴じ代が設定された場合に、ページバッフ
ァ1へのデータの書込みを、設定された綴じ代に対応し
たアドレスから開始する。また、画像データのサイズが
画像を形成すべき用紙サイズよりも小さい場合に、ペー
ジバッファ1への画像データの書込みを、用紙の余白と
なるエリア領域を考慮したアドレスから開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
などの画像形成装置に関し、更に詳しくは、1頁以上の
画像データを記憶することが可能なページバッファを備
えた電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリの低価格及び高集積化によって、
複写機やプリンタなどの画像形成装置に、1頁以上の画
像データを記憶することが可能なページバッファが搭載
されるようになってきている。これによって、1頁分の
画像データを考慮した画像処理が可能となっている。
【0003】この種の画像処理としては、画質の調整な
どのように用紙に対する画像の位置が変わらない処理以
外に、ステープルや綴じ孔明けなどのように用紙に対す
る画像の位置が変わる処理もある。
【0004】例えば、特開平11−167313号公報
においては、モード設定手段によって用紙の綴じ孔明け
が設定された場合に、給送された原稿中の綴じ孔にあた
る位置に画像データが位置することが文字認識ユニット
にて認識されると、画像形成手段は、自動的に綴じ代を
付けて画像形成し、その画像形成された用紙の綴じ代に
綴じ孔を後処理手段にてあけるように構成されている。
【0005】図6は、そのような綴じ代付けを実現する
画像形成装置のデータ処理部の構成を示すブロック図で
ある。
【0006】スキャナーやパーソナルコンピュータなど
からの画像形成すべき画像データは、ページバッファ
(データバッファ方式)101の最初のアドレスから順
に書き込まれてゆく。書き込まれた画像データは、カウ
ンタ102において、画像形成装置の感光体ドラム(図
示せず)への光照射のタイミングの基準となる水平同期
信号HSYNCを基に、クロックVideo CLKが
カウントされ、そのカウント値が、前記綴じ代幅を考慮
した値となったことが制御回路103にて判定される
と、この制御回路103からの読出し命令に従って最初
のアドレスから順に読み出されてゆく。
【0007】具体的に説明すると、図7(a)に示すよ
うに、ページバッファ101には、主走査方向の座標を
X、副走査方向の座標をYとすると、最大用紙サイズに
対応して、X1,Y1〜X3,Y3の書込み領域が設け
られていることになり、画像データは、X1,Y1の最
初のアドレスから順に書き込まれてゆき、最大用紙サイ
ズよりも小さい用紙では、X2,Y2のアドレスまで書
込みが行われる。
【0008】また、画像データの読出しについても、X
1,Y1〜X2,Y2のアドレス領域を読出し領域と
し、1水平期間で見ると、図7(b)に示す水平同期信
号HSYNCを基準として、図7(c)に示すように、
綴じ代幅によって変化するクロックN11をカウントし
た時点から開始される。
【0009】すなわち、制御回路103は、図10
(b)に示す水平同期信号HSYNCを基準として、図
10(a)に示すクロックVideo CLKをカウン
トしてゆき、図10(d)に示すように、綴じ代幅を考
慮した印字開始位置に対応したNクロックをカウントす
ると、図10(c)に示すように、画像データの読出し
を開始し、印字終了位置に対応したMクロックをカウン
トすると、画像データの読出しを終了する。
【0010】同様に、綴じ代が形成画像の向かって右側
に設けられる場合では、前記X1,Y1〜X2,Y2を
書込み領域及び読出し領域とし、1水平期間で見ると、
図7(b)に示す水平同期信号HSYNCを基準とし
て、図7(d)に示すように、綴じ代を設けない場合よ
りも速いタイミングで、綴じ代幅によって変化するクロ
ックN12をカウントした時点から読出しが開始され
る。
【0011】このようにして、綴じ代幅に対応したタイ
ミングだけ読出しを遅らせたり、早めることで、綴じ代
となる余白を形成することができる画像データが読み出
されてゆく。読み出された画像データは、データ信号発
生器104において、パラレル/シリアル変換された書
込みデータとなって光照射ユニットに与えられる。
【0012】また、画像データが、前記X1,Y1〜X
2,Y2の用紙サイズよりも小さい場合には、図8
(a)に示すように、書込み領域及び読出し領域はX
1,Y1〜X4,Y4の範囲となる。1水平期間で見る
と、図8(b)に示す水平同期信号HSYNCを基準と
して、図8(c)に示すように、画像データのサイズに
よって変化するクロックCK2をカウントした時点から
読出しが開始され、左右の余白が略均等となっている。
【0013】さらに、画像データを前記X1,Y1〜X
2,Y2の用紙サイズから拡大する場合には、図9
(a)に示すように、書込み領域はX1,Y1〜X2,
Y2となり、読出し領域もX1,Y1〜X2,Y2の範
囲となる。しかしながら、実際の用紙サイズに対応した
読出し領域はX1,Y1〜X5,Y5の範囲であるの
で、1水平期間で見ると、図9(b)に示す水平同期信
号HSYNCを基準として、図9(c)に示すように、
用紙サイズを超えるX5よりも大きいアドレスの画像デ
ータは、参照符MSK1で示すようにマスクをする必要
がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子写真方
式の画像形成装置においては、感光体ドラムの表面のう
ち、用紙に転写されない領域にトナー像が形成されてし
まうと、トナーの無駄が生じるだけでなく、以後の処理
において、より大きいサイズの用紙の使用時に汚れが生
じたり、感光体ドラムの劣化を招くという問題がある。
【0015】このため、綴じ代形成によって用紙の領域
をはみ出す部分にトナー像が形成されないように、図7
(c)及び(d)の参照符MSK2,MSK3で示す期
間に、画像データの出力を停止するマスク処理が必要と
なる。前記した図6の構成では、データ信号発生器10
4からの出力が、ANDゲートなどで実現されるマスク
回路105を介して光照射ユニットに与えられる。カウ
ンタ102は、マスク回路105に水平同期信号HSY
NCを基準として、予め設定された1ラインの有効印字
領域に対応した期間はマスクを解除し、残余の期間はマ
スクを行わせるマスク信号を出力する。
【0016】このように、図6のデータ処理部では、綴
じ代が設定された場合に、マスク回路105によるマス
ク処理が必要であり、しかも画像データの送出タイミン
グがばらばらで、制御回路103での制御が複雑になる
という問題がある。また、画像データのサイズが用紙サ
イズよりも小さい場合に、用紙の搬送方向や主走査方向
に対して、画像データの送出タイミングを変更する必要
があり、この場合も、制御回路103での制御が複雑に
なる。
【0017】本発明はそのような実情に鑑みてなされた
もので、綴じ代が設定された際のマスク処理を不要とす
ることができ、また、ページバッファからの画像データ
の送出タイミングを常に一定とすることが可能な画像形
成装置の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成すべ
き画像データを、一旦ページバッファに記憶した後に読
み出し、その読み出した画像データに基づいて光照射ユ
ニットが感光体に光照射を行うことにより、静電潜像を
形成するように構成されてなる電子写真方式の画像形成
装置において、綴じ代が設定された場合に、前記ページ
バッファへのデータの書込みを、設定された綴じ代に対
応したアドレスから開始する書込み制御手段を備えてい
ることによって特徴づけられる。
【0019】この発明の作用を述べる。まず、ページバ
ッファに一旦画像データを蓄積するようにした電子写真
方式の画像形成装置では、光照射ユニットによる感光体
ドラムへの光照射タイミングに同期して画像データを読
み出すことで、用紙の所定位置にずれなく画像を形成す
るようになっている。しかしながら、綴じ代が設定され
た場合には、光照射ユニットのタイミングから、その綴
じ代幅に対応したタイミングだけ読み出しを遅らせるか
(前綴じの場合)、または早める(後綴じの場合)こと
で綴じ代となる余白を形成することができるものの、感
光体ドラムには、用紙の領域をはみ出した部分にもトナ
ー像が形成されてしまうことになる。このため、用紙の
領域をはみ出す部分には、トナー像が形成されてしまわ
ないように、画像データへのマスク処理が必要となる。
【0020】そこで、この発明では、書込み制御手段に
よる制御にて、設定された綴じ代幅分の余白を形成でき
るように、予めページバッファへの書込み開始位置をず
らしておく。このようにすると、前記した用紙の領域分
のデータを読み出しても、感光体ドラムには不要なトナ
ー像が形成されなくなり、前記したようなマスク処理を
不要とすることができる。また、画像データ(Vide
oデータ)の送出タイミングを変更する必要もなく、用
紙の搬送方向や主走査方向に対して画像データの送出タ
イミングを一定のままの状態とすることができる。
【0021】本発明は、画像形成すべき画像データを、
一旦ページバッファに記憶した後に読み出し、その読み
出した画像データに基づいて光照射ユニットが感光体に
光照射を行うことにより、静電潜像を形成するように構
成されてなる電子写真方式の画像形成装置において、画
像データのサイズが画像を形成すべき用紙サイズよりも
小さい場合に、前記ページバッファへの画像データの書
込みを、用紙の余白となるエリア領域を考慮したアドレ
スから開始する書込み制御手段を備えていることによっ
て特徴づけられる。
【0022】この発明によれば、画像データが印刷する
用紙サイズよりも小さい場合、余白となる領域のバラン
スを考慮した画像形成を、用紙の搬送方向や主走査方向
に対して、画像データ(Videoデータ)の送出タイ
ミングを変更することなく、実現することができる。
【0023】本発明において、前記ページバッファへの
画像データのアドレス設定を、入力される画像データの
サイズを事前に検出してから行うことが好ましい。
【0024】より具体的には、画像データを入力する前
に、印刷用紙サイズ情報、入力画像情報、綴じ代サイズ
情報を確認して、ページバッファの書込みアドレスと、
読出しアドレスを設定することにより、設定された綴じ
代幅分の余白を形成できるように、予めページバッファ
への書込み開始位置をずらしておく。
【0025】この発明によれば、前記用紙の領域分のデ
ータを読み出しても、感光体ドラムには不要なトナー像
が形成されなくなり、前記したマスク処理を不要とする
ことができる。また、画像データ(Videoデータ)
の送出タイミングを変更する必要もなく、用紙の搬送方
向や主走査方向に対して画像データの送出タイミングを
一定のままの状態とすることができる。さらに、余白と
なる領域のバランスを考慮した画像形成を、用紙の搬送
方向や主走査方向に対して、画像データ(Videoデ
ータ)の送出タイミングを変更することなく、実現する
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0027】図1は本発明を適用する画像形成装置の構
成を示す図である。
【0028】図1の画像形成装置は、概略すると、スキ
ャナー部A、画像形成部B、用紙搬送部C、及び操作パ
ネル(図示せず)などによって構成されている。
【0029】スキャナー部Aは、原稿に光を照射し、そ
の反射光から、原稿の画像に応じた画像データを生成す
る。画像形成部Bは、スキャナー部Aが生成した画像デ
ータに基づいてトナー像(現像剤画像)を形成し、この
トナー像を所定のシート(記録用紙)Pに画像形成す
る。用紙搬送部Cは、画像形成部BにシートPを供給す
るとともに、画像形成済のシートPを排紙するように構
成されている。
【0030】操作パネルは、ユーザーの指示を画像形成
装置に伝達するとともに、画像形成装置の動作状態をユ
ーザーに表示するためのインターフェースであり、画像
形成装置の手前側に設けられている。
【0031】次に、スキャナー部A、画像形成部B及び
用紙搬送部Cの詳細を説明する。
【0032】[スキャナー部A]スキャナー部Aは、上
面に透明なガラス等からなる原稿台11を有している。
この原稿台11の下方には、スキャナー光学系12が配
置されている。スキャナー光学系12は、露光ランプ1
3、反射鏡14〜16、結像レンズ17及びCCD(光
電変換素子)18を備えている。
【0033】露光ランプ13は、原稿台11の下部を往
復運動することで、原稿に対して光を走査するための光
源である。反射鏡14〜16は、原稿からの反射光を、
図中破線で示すように、結像レンズ17からCCD18
まで導くものである。CCD18は、結像レンズ17に
て結像された反射光を受光し、その受光量に応じた電気
信号(画像信号)を生成する。この画像信号は、A/D
変換装置(図示せず)にてデジタルデータに変換された
後、図示しない画像処理部において所定の処理が施され
て画像データとして出力される。
【0034】[画像形成部B]画像形成部Bは、感光体
ドラム21、帯電部22、レーザースキャニングユニッ
ト23(以下、LSU23という)、現像部24、転写
チャージャ25、及びクリーニング装置26を備えてい
る。
【0035】感光体ドラム21は、ドラム形状の感光体
ローラであり、図中矢印a方向に回転駆動されるように
なっている。帯電部22は、感光体ドラム21の表面を
所定の電位に均一に帯電する。
【0036】LSU23は、帯電された感光体ドラム2
1の表面をレーザー光(画像データに基づいて変調した
画像光)にて露光することにより、画像データに応じた
静電潜像を形成する(光導電作用による静電潜像の形
成)。
【0037】現像部24は、LSU23にて形成された
静電潜像を現像ローラ27によって現像することで、感
光体ドラム21上のトナー像を形成する。転写チャージ
ャ25は、感光体ドラム21上のトナー像をシートPに
転写する。クリーニング装置26は、トナー像がシート
Pに転写された後、感光体ドラム21の表面に残留した
トナーを除去する。
【0038】[用紙搬送部C]用紙搬送部Cは、搬送路
L、固定給紙カセット31、ピックアップローラ32、
レジストローラ33、定着ローラ34、排紙口R、排紙
ローラ35、レジスト前検知スイッチ36、定着紙検知
スイッチ37、排紙検知スイッチ38、及び排紙トレイ
39を備えている。
【0039】固定給紙カセット31は、画像形成にかか
るシートPを収納するためのもである。ピックアップロ
ーラ32は、固定給紙カセット31からシートPを1枚
毎に出紙し、搬送路Lに送り込むための半月状の呼び込
みローラである。
【0040】固定給紙カセット31には、シートPの排
出を補助するための用紙さばき(図示せず)が設けられ
ている。この用紙さばき部は、ローラと摩擦シート部材
あるいは逆転ローラによって構成される。
【0041】レジスト前検知スイッチ36は、搬送路L
にて搬送されているシートPが所定の位置を通過したこ
とを検知した時点で検知信号を出力する。レジストロー
ラ33は、搬送路Lにて搬送されているシートPを一旦
保持し、感光体ドラム21上のトナー像をシートP上に
良好に転写できるように、感光体ドラム21の回転に合
わせて、シートPを転写チャージャ25にタイミングよ
く搬送するように構成されている。すなわち、レジスト
ローラ33は、レジスト前検知スイッチ36からの検知
信号に基づいて、感光体ドラム21上におけるトナー像
の先端がシートPにおける画像形成範囲の先端に押しつ
けられるように、シートPを搬送するようになってい
る。
【0042】定着ローラ34は、画像形成後のシートP
におけるトナー像をシートPに熱定着する。具体的に
は、加熱・加圧によるトナー像の溶融・固着処理を行
う。定着紙検知スイッチ37は、シートPが定着ローラ
34を通過したことを検知する。排紙ローラ35は、排
紙口Rの近傍に配置されており、定着ローラ34を通過
したシートPを、排紙トレイ39に排出するためのロー
ラである。排紙検知スイッチ38は、排紙ローラ35か
らのシートPの排出を検知する。
【0043】次に、本発明の実施形態を図面に基づいて
説明する。
【0044】図2は、本発明を適用する画像形成装置の
データ処理部の構成を示すブロック図である。
【0045】図2のデータ処理部は、ページバッファ
(書込み/読出し座標設定方式)1、カウンタ2、制御
回路3、及びデータ信号発生器(パラレル/シリアル変
換方式)4によって構成されている。
【0046】データ処理部においては、前記したスキャ
ナー部Aからの画像データの入力前に、印刷用紙サイズ
情報、入力画像サイズ情報、綴じ代サイズ情報を確認し
て、スキャナー部Aの画像データの入力に際し、ページ
バッファ1を初期化状態にした後、所定のアドレスから
順に書き込んでゆく。
【0047】書き込まれたデータは、カウンタ2におい
て、感光体ドラム21への光照射タイミングの基準とな
る水平同期信号HSYNCを基に、クロックVideo
CLKがカウントされ、そのカウント値が予め定めら
れた値となったことが制御回路3にて判定されると、こ
の制御回路3からの読出し命令に従って、最初のアドレ
スから順に読み出されてゆく。
【0048】ここで、本実施形態において注目すべき点
は、画像データの書込みが、綴じ代幅を考慮したアドレ
スから開始されることである。すなわち、制御回路3
は、前記したインターフェイス(操作パネル)を介して
ユーザーが設定した綴じ代幅に対応したアドレスから書
込み命令を出力することである。
【0049】具体的に説明すると、図3(a)に示すよ
うに、ページバッファ1には、主走査方向の座標をX、
副走査方向の座標をYとすると、最大用紙サイズに対応
して、X1,Y1〜X3,Y3の書込み領域が設けられ
ている。画像データは、綴じ代の設定がない通常の場合
には、X1,Y1の最初のアドレスから順に書き込まれ
てゆき、最大用紙サイズよりも小さい用紙では、X2,
Y2のアドレスまで書込みが行われる。
【0050】また、画像データの読出しについても、X
1,Y1〜X2,Y2のアドレス領域を読出し領域と
し、1水平期間で見ると、図3(b)に示す水平同期信
号HSYNCを基準として、図3(c)に示すように、
一定のクロックN1をカウントした時点から開始され
る。読み出された画像データは、データ信号発生器4に
おいて、パラレル/シリアル変換されて書込みデータと
なり、LSU23に与えられる。
【0051】一方、前綴じ代が設けられる場合には、図
3に示すように、綴じ代幅W1に対応したアドレスX
4,Y4から書込みが行われる。これに対し、読出し
は、X1,Y1〜X2,Y2のアドレス領域で変わら
ず、図3(c)に示すように、読出しタイミングは常に
一定であり、X4−X1のデータシフトによって、アド
レスX5,Y5まで画像データが存在することになる
が、X5−X2の画像データは出力されず、感光体ドラ
ム21に静電潜像が形成されることはない。
【0052】なお、後綴じ代が設けられる場合も、前綴
じ代の場合と同じ制御方法にて実施が可能であるので、
その詳細な説明は省略する。
【0053】以上のように、本実施形態では、設定され
た綴じ代幅分の余白を形成できるように、予めページバ
ッファ1への書込み開始位置をずらしているので、用紙
の領域分のデータを読み出しても、感光体ドラム21に
不要なドナー像が形成されなくなり、マスク処理を不要
とすることができる。また、画像データ(Videoデ
ータ)の送出タイミングを変更する必要もなく、用紙の
搬送方向や主走査方向に対して画像データの送出タイミ
ングを一定のままの状態とすることができる。
【0054】また、画像データが前記X1,Y1〜X
2,Y2の用紙サイズよりも小さい場合には、図4
(a)に示すように、書込み領域はX6,Y6〜X7,
Y7となるが、読出し領域は、用紙サイズに対応したX
1,Y1〜X2,Y2のアドレス領域で変わらず、1水
平期間で見ると、図4(b)に示す水平同期信号HSY
NCを基準として、図4(c)に示すようなタイミング
となり、図3(c)と同様なタイミングとなる。
【0055】このように、画像データが印刷する用紙サ
イズよりも小さい場合でも、余白となる領域のバランス
を考慮した画像形成を、用紙の搬送方向や主走査方向に
対して、画像データ(Videoデータ)の送出タイミ
ングを変更することなく、実現することができる。
【0056】さらに、画像データを前記X1,Y1〜X
2,Y2の用紙サイズから拡大する場合には、図5
(a)に示すように、書込み領域はX1,Y1〜X2,
Y2のままの状態で、読出し範囲はX1,Y1〜X8,
Y8の範囲となり、1水平同期で見ると、図5(b)に
示す水平同期信号HSYNCを基準として、図5(c)
に示すようなタイミングとなり、図3(c)及び図4
(c)と同様なタイミングとなる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、綴じ代が設定された場合に、ページバッ
ファへの画像データの書込みを、設定された綴じ代に対
応したアドレスから開始して、綴じ代幅分の余白を形成
できるようにしているので、用紙の領域分のデータを読
み出しても、感光ドラムに不要なトナー像が形成されな
くなり、マスク処理を不要とすることができる。また、
画像データの送出タイミングを変更する必要もなく、用
紙の搬送方向や主走査方向に対して画像データの送出タ
イミングを一定のままの状態とすることができる。
【0058】本発明の画像形成装置によれば、画像デー
タのサイズが画像を形成すべき用紙サイズよりも小さい
場合に、ページバッファへの画像データの書込みを、用
紙の余白となるエリア領域を考慮したアドレスから開始
するので、画像データが印刷する用紙サイズよりも小さ
い場合、余白となる領域のバランスを考慮した画像形成
を、用紙の搬送方向や主走査方向に対して、画像データ
の送出タイミングを変更することなく、実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する画像形成装置の構成を示す図
である。
【図2】本発明の実施形態のデータ処理部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の実施形態において綴じ代が設定された
場合のデータ処理の説明図である。
【図4】本発明の実施形態において画像データが用紙サ
イズよりも小さい場合(縮小)のデータ処理の説明図で
ある。
【図5】本発明の実施形態において画像データが用紙サ
イズを超える場合のデータ処理の説明図である。
【図6】従来の画像形成装置のデータ処理部の構成を示
すブロック図である。
【図7】従来の画像形成装置において綴じ代が設定され
た場合の処理の説明図である。
【図8】従来の画像形成装置において画像データが用紙
サイズよりも小さい場合(縮小)の処理の説明図であ
る。
【図9】従来の画像形成装置において画像データが用紙
サイズを超える場合の処理の説明図である。
【図10】図6のデータ処理部の制御回路の動作を示す
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 ページバッファ 2 カウンタ 3 制御回路 4 データ信号発生器 11 原稿台 12 スキャナー光学系 13 露光ランプ 14〜16反射鏡 17 結像レンズ 18 CCD(光電変換素子) 21 感光体ドラム 22 帯電部 23 レーザースキャニングユニット(LSU) 24 現像部 25 転写チャージャ 26 クリーニング装置 31 固定給紙カセット 32 ピックアップローラ 33 レジストローラ 34 定着ローラ 35 排紙ローラ 36 レジスト前検知スイッチ 37 定着紙検知スイッチ 38 排紙検知スイッチ 39 排紙トレイ P シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 G03G 21/00 372 5C076 (72)発明者 中平 好則 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 増田 和也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 AS02 MM26 2C087 AA09 AC08 BA03 BA05 BB10 BC05 2C187 AC07 2H027 FA30 FD04 FD08 5B047 AA01 EA07 EB11 5C076 AA37 BA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成すべき画像データを、一旦ペー
    ジバッファに記憶した後に読み出し、その読み出した画
    像データに基づいて光照射ユニットが感光体に光照射を
    行うことにより、静電潜像を形成するように構成されて
    なる電子写真方式の画像形成装置において、 綴じ代が設定された場合に、前記ページバッファへのデ
    ータの書込みを、設定された綴じ代に対応したアドレス
    から開始する書込み制御手段を備えていることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成すべき画像データを、一旦ペー
    ジバッファに記憶した後に読み出し、その読み出した画
    像データに基づいて光照射ユニットが感光体に光照射を
    行うことにより、静電潜像を形成するように構成されて
    なる電子写真方式の画像形成装置において、 画像データのサイズが画像を形成すべき用紙サイズより
    も小さい場合に、前記ページバッファへの画像データの
    書込みを、用紙の余白となるエリア領域を考慮したアド
    レスから開始する書込み制御手段を備えていることを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ページバッファへの画像データのア
    ドレス設定を、入力される画像データのサイズを事前に
    検出してから行うように構成されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の画像形成装置。
JP2001110164A 2001-04-09 2001-04-09 画像形成装置 Pending JP2002307772A (ja)

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