JP2002306410A - 声帯観察用の電子内視鏡システム - Google Patents

声帯観察用の電子内視鏡システム

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JP2002306410A
JP2002306410A JP2001121003A JP2001121003A JP2002306410A JP 2002306410 A JP2002306410 A JP 2002306410A JP 2001121003 A JP2001121003 A JP 2001121003A JP 2001121003 A JP2001121003 A JP 2001121003A JP 2002306410 A JP2002306410 A JP 2002306410A
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JP2001121003A
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Akira Koike
亮 小池
Hiroyuki Kobayashi
弘幸 小林
Takayuki Enomoto
貴之 榎本
Satoru Ozawa
了 小澤
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Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 声帯の観察を可能とした面順次方式の電子内
視鏡システムにおいて、高速で動く声帯の鮮明なカラー
画像を面順次方式で得ることができる内視鏡システムを
提供することである。 【解決手段】 内視鏡システムが、声帯が発する音波を
検知するためのマイクと、前記照明光の一色ごとに、前
記マイクにより検知された音波波形と同期をとって声帯
を照明しては遮光をする音波同期遮光手段とを備えるこ
とにより、上記課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、声帯の観察を可能
とした面順次方式の電子内視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】医用あるいは工業用として用いられる内
視鏡システムは、例えば、体腔内へ挿入される先端部の
対物光学系からの映像を光ファイバで伝達させ接眼部か
ら観察可能な内視鏡(ファイバースコープ)、その内視
鏡へ照明光を供給する光源装置から構成される。また、
CCD(Charge Coupled Device)の小型化、高解像度
化などから、体腔内への挿入部の先端にCCDを設けて
映像を撮像可能とした電子内視鏡と、撮像画像を表示す
ることのできるモニタから構成される内視鏡システムも
広く用いられるに至っている。
【0003】なお、電子内視鏡を用いた内視鏡システム
においては前記CCDからの信号を処理してモニタやビ
デオプリンタ等の出力機器に撮像画像を表示・印刷させ
る内視鏡用プロセッサに光源装置が内蔵されているのが
一般的である。
【0004】このような電子内視鏡を用いた内視鏡シス
テムにおいては、内視鏡の先端に収められうる寸法のC
CDで高精度のカラー画像を得るため、面順次方式を採
用している。
【0005】面順次方式の電子内視鏡装置においては、
一般に、赤(R)、緑(G)、青(B)の三色の照明光
を各色別に時間をずらして被写体に順次照射して、その
被写体の像をモノクロのCCDで順次撮像している。そ
して内視鏡用プロセッサに内蔵された画像処理手段によ
り、CCDから順次送られてくる各色別の映像信号を一
つに合成してカラー画像を生成し、モニタ画面上にこの
カラー画像を表示している。なお、NTSC方式のモニ
タに画像を表示することを前提とした内視鏡システムに
おいては、NTSC信号における1フィールド区間、す
なわち1/30秒の間に赤(R)、緑(G)、青(B)
の三色の照明光を1回ずつ照射する。
【0006】従って、面順次方式の電子内視鏡装置によ
れば、赤(R)、緑(G)、青(B)の三色のカラーフ
ィルタを備えた、いわゆるカラーCCDを用いた電子内
視鏡装置と比べ、CCDの寸法が同じであれば3倍の解
像度のカラー画像を得ることが可能である。
【0007】しかし面順次方式では、1フレームの画像
を得るのに、三色の照明光を各色別に時間をずらして被
写体に順次照射して、その各々の像を撮像しなければな
らない。そのため、声帯のような動きの速い被写体を観
察しようとすると、被写体が同じ位置で三色の照明光を
受けることなく移動してしまうので、モニタ上において
は三色の縞模様が繰り返されるいわゆる色ずれが発生し
て、観察不能になってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高速で動く
声帯の鮮明なカラー画像を面順次方式で得ることができ
る内視鏡システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の声帯観察用の内視鏡システムは、
声帯が発する音波を検知するためのマイクと、前記照明
光の一色ごとに、前記マイクにより検知された音波波形
と同期をとって声帯を照明しては遮光をする音波同期遮
光手段とを有している。
【0010】従って、一枚のカラー画像を得るために必
要な各色の画像における声帯の開度はほぼ同一に保たれ
るので、色ずれの無い鮮明なカラー画像が得られる。
【0011】また、前記音波同期遮光手段が前記マイク
により検知された音波の波形に対して常に同じタイミン
グで照明と遮光を行うことにより、所定の開度の声帯の
静止画像を連続してモニタ等の画像表示手段に表示させ
ることができる(請求項2)。
【0012】また、前記音波同期遮光手段が、一つ又は
複数のカラー画像単位で前記マイクにより検知された音
波の波形に対する照明と遮光のタイミングを所定位相ず
つ変化させることことにより、開閉する声帯を実際の開
閉速度よりも遅い速度で表示する、いわゆるスローモー
ション画像が可能となる(請求項3)。
【0013】なお、前記音波同期遮光手段によって声帯
が連続して照明される時間は、10 −4秒から10−5
秒程度が適切である(請求項4)。
【0014】また、前記音波同期遮光手段が、前記マイ
クにより検知された音波波形を矩形波に整形する音波整
形手段と、前記音波整形手段によって得られた矩形波の
立ち上がりを検知する矩形波検知手段と、前記矩形波検
知手段によって検知された矩形波の立ち上がり時刻を計
測するタイマー手段とを有し、前記音波同期遮光手段
は、前記タイマー手段によって得られた矩形波の立ち上
がり時刻を基準とするタイミングで声帯を照明しては遮
光をする構成としてもよい(請求項5)。
【0015】なお、好ましくは、前記音波同期遮光手段
として、扇状の切り欠きを有して照明光を間欠的に遮光
するように回転駆動される円盤状部材を用いられる(請
求項7)。
【0016】さらに好ましくは、前記円盤状部材は、ス
テッピングモータによって回転駆動される(請求項
8)。
【0017】
【発明の実態の形態】図1に本発明の実施の形態による
電子内視鏡システムのブロック図を示す。本発明の実施
の形態による内視鏡システム1000は、電子内視鏡
(電子スコープ)100と、内視鏡用プロセッサ200
と、モニタ300を有している。
【0018】電子内視鏡100は、挿入部103と、操
作部105と、ライトガイド102とを有している。ま
た、挿入部103の先端には、対物光学系101と、ラ
イトガイド102の射出端102aが備えられている。
さらに、挿入部103の内部にはCCD106が備えら
れている。
【0019】CCD106は、CCD106の撮像面と
対物光学系101の結像面とが一致するように取り付け
られており、CCD106の受光面上で結像された光学
像は、光電変換され電圧信号として取り出されプロセッ
サ200に送信される。
【0020】内視鏡用プロセッサ200は、メイン制御
部201と、光源システム210と、フロントパネルス
イッチ203と、映像信号処理回路204と、同期回路
206を内蔵している。
【0021】図2は、光源システム210を模式的に示
したものである。光源システム210は光源ランプ21
1を有している。この光源ランプ211からの光束は光
軸Oに沿って集光レンズ212に進み、集光される。さ
らにこの光束はライトガイド102の入射端102bに
入射される。従って電子内視鏡100の挿入部103の
先端付近は、ライトガイド102を通過してこのライト
ガイド102の射出端から放出される光によって照明さ
れる。
【0022】また、集光レンズ212とライトガイド1
02の入射端との間には、R,G,B三色のカラーフィ
ルタ213aを交互に挿脱させるために一定速度で回転
駆動されるRGB回転フィルタ213と、扇状の切り欠
き214aを有して照明光を間欠的に遮光するように回
転駆動される円盤状のチョッパ214とが配置されてい
る。
【0023】RGB回転フィルタ213はR、G、Bの
三枚の色フィルタ213aを備える円板形状を有する。
各色フィルタ213aは、フレーム(遮光領域)213
bを挟んで2π/3ごとに均等に配設されている。各色
フィルタ213aは、入射する光束をフィルタリングし
てそれぞれR光、G光、B光(三原色の光)を生成す
る。
【0024】ここで、RGB回転フィルタ213はNT
SC信号に同期した回転数、すなわち30Hzで図2中
の矢印で示される所定方向に回転している。なお、CC
D106(図1)がRGB回転フィルタ213と同期す
るタイミングで電荷の蓄積及び転送を実施するようにメ
イン制御部201(図1)はCCD106を制御する。
【0025】すなわち、光源ランプ211からの光束が
R,G,B三色のカラーフィルタ213aのそれぞれを
通過している間はCCD106は電荷の蓄積を行ってお
り、光源ランプ211からの光束がRGB回転フィルタ
213のフレーム213bにマスクされているときは、
直前に蓄積された電荷を映像信号処理回路204に転送
している。
【0026】映像信号処理回路204(図1)はCCD
106と接続されており、CCD106によって取り出
された電圧信号を処理してこの電圧信号を元の光学像に
復号する。次いで、映像信号処理回路204は赤、緑、
青の三色に時分割された光学像を一つに合成して、カラ
ー画像を生成する。さらに前記復号された光学像をNT
SC信号に変換し、モニタ300(図1)に出力する。
【0027】ここで、映像信号処理回路204における
映像信号処理制御は、メイン制御部201からの制御信
号によって行われる。
【0028】また、チョッパ214は図示しないステッ
ピングモータによって任意の速度で、RGB回転フィル
タ213と同じ方向に回転駆動される。さらに、このス
テッピングモータは任意のタイミングでチョッパ214
の回転を開始および/または停止させることが可能であ
る。さらに、チョッパ214と集光レンズ212との間
にはフォトセンサ215が設置されている。このフォト
センサ215はチョッパ214の切り欠き214aが光
源211からの照明光束を横切るときに光源211から
の光を検出するものである。また、フォトセンサ215
はメイン制御部201と接続されており、内視鏡用プロ
セッサ200のメイン制御部201はフォトセンサ21
5による検出結果から、チョッパ214の切り欠き21
4aの位相を検知することができる。
【0029】また、図1に示すように内視鏡用プロセッ
サ200には、音波を検知するためのマイク205が接
続されており、そこで検知された音波の信号が同期回路
206を経てメイン制御部201に送られる。なお、マ
イク205は骨伝導マイクであり、被験者の頸部にこの
マイク205を取り付けることにより、声帯から発せら
れる音声を検出するものである。
【0030】図3は声帯を模式的に示した概略図であ
る。図3に示すように、声帯は閉状態(a)と全開状態
(b)との間で開閉する門状の器官である。この声帯を
高速で開閉させながら肺の空気を吐き出すことにより、
声帯通過時の空気は声帯の開度に応じて微妙に気圧変動
を生じる。具体的には、声帯の開度が大きいほど、また
声帯を通過する空気の流速が早いほど気圧は大きくな
る。この気圧変動は一種の疎密波として大気中を伝播す
る。この伝播する疎密波が鼓膜によって感知されると、
当該疎密波は音として認識される。
【0031】ここで、鼓膜によって感知された「音」の
高さはこの疎密波の疎密の間隔に依存する。すなわち疎
密の間隔が短いほど、「高い」音として認識される。従
って、声帯が一定の高さで音声を発している時は、声帯
は一定の周期で開閉動作を繰り返している。マイク20
5はこの気圧変動を電圧の変動に変換し、同期回路20
6を介してプロセッサ200のメイン制御部201に送
信する。
【0032】メイン制御部201はマイク205から得
られた信号を解析し、その解析結果をもとにチョッパ2
14の回転を制御する。すなわち、メイン制御部201
は解析結果をもとにチョッパ214を駆動するステッピ
ングモータにパルスを印加し、チョッパ214の切り欠
き214aが所望の時刻に照明光束を横切るように制御
する。また、それに対応して映像処理部204の信号処
理を制御する。
【0033】本発明の実施の形態において、振動する声
帯の静止画像をNTSC信号としてモニタ300に出力
する方法を図4のタイミングチャートを用いて説明す
る。ここで、図4のタイミングチャートは声帯全開時の
静止画像を得ることを目的としている。マイク205か
らの出力(a)は略サインカーブ状の波形である。ここ
で、この出力が最大となる時は声帯が全開となっている
時であり、一方出力が最小となる時は声帯は閉じてい
る。
【0034】同期回路206はこの略サインカーブ状の
出力(a)を最大出力と最小出力との中間点で立ち上が
る矩形波(b)に整形する。さらに同期回路206はこ
の矩形波(b)の立ち上がりを検知する。従って、メイ
ン制御部201は声帯全開時、すなわち矩形波(b)の
立ち上がりから位相がπ/2だけ進んだ時にチョッパ2
14の切り欠き214aが照明光束を横切るように、チ
ョッパ214を駆動するステッピングモータを制御す
る。
【0035】図4のタイミングチャートにおいては声帯
は120Hzで振動している。ここで、チョッパ214
の切り欠き部が照明光の光路を横切る位置でチョッパ2
14をあらかじめ停止させておく。次いで、同期回路2
06が矩形波(b)の立ち上がりを検知してから1/4
80秒経過後、図4のチョッパ駆動信号(c)に示され
るように、チョッパ214を120Hzで回転させるパ
ルスをチョッパ214を駆動するステッピングモータに
印加する。よって、チョッパ214の切り欠き214a
が照明光束を横切るときは常に声帯が全開となる。
【0036】一方、図4の(d)はRGB回転フィルタ
213の挙動を示すチャートであり、(e)はCCD1
06の動作状態を示すチャートである。図4に示すよう
に、RGB回転フィルタ213は30Hzで回転してお
り、また、CCD106はRGB回転フィルタ213と
同期を取って電荷の蓄積と転送を行っている。ここで、
RGB回転フィルタ213のカラーフィルタ213aの
それぞれが照明光束を横切っている期間は1/110秒
程度であり、120Hzで振動する声帯の振動周期より
も長い。従って、RGB回転フィルタ213が1回転す
る間に、カラーフィルタ213aのそれぞれとチョッパ
214の切り欠き214aが同時に照明光束を横切る状
態が、RGB各色について少なくとも1回ずつ起こる。
従って、映像処理信号回路204がRGB回転フィルタ
213が1回転する間(すなわち1/30秒)にCCD
106から受信した映像信号を処理してNTSC信号に
変換することにより、映像処理信号回路204は全開の
状態で静止した声帯のNTSC信号を生成し、モニタ3
00に表示する。
【0037】また本発明の実施の形態において、振動す
る声帯のスローモーション画像をNTSC信号としてモ
ニタ300に出力する方法を図5のタイミングチャート
を用いて説明する。図5のタイミングチャートに基づい
てチョッパ214の回転を制御することより、120H
zで振動する声帯を、1秒に一回開閉するうなスローモ
ーション画像としてモニタ300に表示させることが可
能となる。
【0038】同期回路206によって、マイク205か
らの出力(a)は矩形波(b)に整形されている。ま
た、同期回路206はこの矩形波(b)の立ち上がりを
検知する。次いで、チョッパ214の切り欠き214a
が照明光束を横切る位置でチョッパ214をあらかじめ
停止させておく。次いで、同期回路206が矩形波
(b)の立ち上がりを検知した直後、図5のチョッパ駆
動信号(c)に示されるように、チョッパ214を12
0Hzで回転させるパルスをチョッパ214を駆動する
ステッピングモータに印加する。
【0039】図4と同様、図5の(d)は回転フィルタ
213の挙動を示すチャートであり、(e)はCCD1
06の動作状態を示すチャートである。RGB回転フィ
ルタ213は30Hzで回転しており、また、CCD1
06はRGB回転フィルタ213と同期を取って電荷の
蓄積と転送を行っている。ここで、RGB回転フィルタ
213のカラーフィルタ213aのそれぞれが照明光束
を横切っている期間は1/110秒程度であり、120
Hzで振動する声帯の振動周期よりも長い。従って、回
転フィルタ213が1回転する間に、カラーフィルタ2
13aのそれぞれとチョッパ214の切り欠き214a
が同時に照明光束を横切る状態が、RGB各色について
少なくとも1回ずつ起こる。
【0040】ここで、光束が青色のカラーフィルタ21
3aと赤色のカラーフィルタ213aの間のフレーム2
13bを通過している間に、チョッパ214が所定時間
tだけ停止する。停止時間tは声帯の振動周波数fと、
モニタ上での声帯の開閉周期Tから、数式t=1/(3
0fT)を用いて計算される。図4に示すタイムチャー
トにおいては、f=120[Hz]、T=1[sec]
であるので、チョッパ214は1/3600秒だけ停止
する。
【0041】上記のようなタイミングでチョッパ214
が停止する毎に、チョッパ214の切り欠き214aが
光束を通過するタイミングは1/3600秒ずつ後ろに
ずれる。すなわち、1/30秒ごとにチョッパ214の
切り欠き214aが光束を通過したときの声帯の位相は
π/15ずつ後ろにずれる。
【0042】従って、映像処理信号回路204がRGB
回転フィルタ213が1回転する間にCCD106から
受信した映像信号を処理してNTSC信号に変換するこ
とにより、映像処理信号回路204は1/30秒ごとに
位相がπ/15ずつ進んだ声帯のNTSC信号を生成
し、モニタ300に表示する。すなわち、モニタ300
には、一秒周期で開閉を繰り返す声帯が表示される。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、マイクにより検知され
た音波波形と同期をとって複数色の照明光で一色毎に被
写体を照明しては遮光をし、各色照明光によって撮像さ
れた画像を一つに合わせることにより、高速で動く声帯
の鮮明なカラー画像を面順次方式で得ることができ、同
期のタイミングを制御することによって、静止画像でも
スローモーション画像でも得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による電子内視鏡システム
のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態による内視鏡用プロセッサ
ーの光源システムを模式的に図示した概略図である。
【図3】声帯を模式的に示した概略図である。
【図4】本発明の実施の形態において、所定の周波数で
音声を発している声帯を観察した時のタイミングチャー
トの一例を示したものである。
【図5】本発明の実施の形態において、所定の周波数で
音声を発している声帯を観察した時のタイミングチャー
トの別例を示したものである。
【符号の説明】
100 電子内視鏡 101 対物光学系 102 ライトガイド 103 挿入部 105 操作部 105a 観察モード切換ボタン 106 CCD 200 プロセッサ 201 メイン制御部 203 フロントパネルスイッチ 204 映像信号処理回路 205 マイク 206 同期回路 210 光源システム 211 光源ランプ 212 集光レンズ 213 RGB回転フィルタ 213a カラーフィルタ 213b フレーム 214 チョッパ 214a 切り欠き 300 モニタ 1000 内視鏡システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 貴之 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 小澤 了 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA01 CA02 CA07 CA10 CA23 DA18 DA42 DA51 GA02 GA05 GA11 4C061 AA13 CC06 GG01 LL02 MM03 QQ09 RR03 RR15 RR18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色の照明光を各色別に時間をずらし
    て声帯に順次照射する発光手段と、 前記発光手段によって照射された前記声帯の各色別の像
    を順次撮像する固体撮像素子を先端に備えた電子内視鏡
    と、 前記固体撮像素子によって撮像された前記声帯の各色別
    の像を処理してカラー画像を得る画像処理手段と、 前記画像処理手段によって得られたカラー画像を表示す
    る、画像表示手段と、 を有する、面順次方式の声帯観察用の電子内視鏡システ
    ムにおいて、 前記電子内視鏡システムが、 声帯が発する音波を検知するためのマイクと、 前記照明光の一色ごとに、前記マイクにより検知された
    音波波形と同期をとって声帯を照明しては遮光をする音
    波同期遮光手段と、 を有することを特徴とする、声帯観察用の電子内視鏡シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記音波同期遮光手段が前記マイクによ
    り検知された音波の波形に対して常に同じタイミングで
    照明と遮光を行うことを特徴とする、請求項1に記載の
    声帯観察用の電子内視鏡システム。
  3. 【請求項3】 前記音波同期遮光手段が、一つ又は複数
    のカラー画像単位で前記マイクにより検知された音波の
    波形に対する照明と遮光のタイミングを所定位相づつ変
    化させることを特徴とする、請求項1に記載の声帯観察
    用の電子内視鏡システム。
  4. 【請求項4】 前記音波同期遮光手段によって声帯が連
    続して照明される時間は、10−4秒から10−5秒で
    あることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか
    に記載の声帯観察用の電子内視鏡システム。
  5. 【請求項5】 前記音波同期遮光手段が、 前記マイクにより検知された音波波形を矩形波に整形す
    る音波整形手段と、 前記音波整形手段によって得られた矩形波の立ち上がり
    を検知する、矩形波検知手段と、 前記矩形波検知手段によって検知された矩形波の立ち上
    がり時刻を計測するタイマー手段と、を有し、 前記音波同期遮光手段は、前記タイマー手段によって得
    られた矩形波の立ち上がり時刻を基準とするタイミング
    で声帯を照明しては遮光をすることを特徴とする、請求
    項1から請求項4に記載の声帯観察用の電子内視鏡シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記画像表示手段が、NTSC方式のモ
    ニタであり、 前記発光手段は、1/30秒の間に赤、緑、青の三色の
    照明光を1回ずつ照射することを特徴とする、請求項1
    から請求項5のいずれかに記載の声帯観察用の電子内視
    鏡システム。
  7. 【請求項7】 前記音波同期遮光手段が、扇状の切り欠
    きを有して照明光を間欠的に遮光するように回転駆動さ
    れる円盤状部材であることを特徴とする、請求項1から
    請求項6のいずれかに記載の声帯観察用の電子内視鏡シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記円盤状部材は、ステッピングモータ
    によって回転駆動されることを特徴とする、請求項7に
    記載の声帯観察用の電子内視鏡システム。
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