JP2002306318A - ペット用位牌 - Google Patents

ペット用位牌

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JP2002306318A
JP2002306318A JP2001112299A JP2001112299A JP2002306318A JP 2002306318 A JP2002306318 A JP 2002306318A JP 2001112299 A JP2001112299 A JP 2001112299A JP 2001112299 A JP2001112299 A JP 2001112299A JP 2002306318 A JP2002306318 A JP 2002306318A
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pet
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tablet
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Osamu Tsutsui
修 筒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペットの遺毛や遺骨を何ら違和感無く手近な
ところに置け、しかもペットの写真画像が焼き付けられ
た位牌を提供する。 【解決手段】 ペット用位牌は、内部に第1の空洞部を
有したベース部と、このベース部に一体に形成され上記
第1の空洞部に連なった第2の空洞部を有した位牌部
と、上記ベース部底面に設けられ第1の空洞部に開口す
る穴部と、この穴部を塞ぐキャップ部とで構成され、位
牌部の正面にはペットの写真画像が焼成時に同時に焼き
付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペットの遺毛や遺
骨などを収納できる空洞部を備えた陶磁器からなるペッ
ト用位牌に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、亡くなったペットを偲ぶために遺
毛や遺骨などをペット霊園に納めたりしているが、一般
にペット霊園は人里離れた地域に設けられ、遺毛や遺骨
を納めたり、お参りするのは大変である。
【0003】そこで、ペットの遺毛や遺骨を身近なとこ
ろに置けるようにするペット用位牌として、特開平5−
123367号公報、特開平10−309230号公報
或いは特開2000−201800号公報などが提案さ
れている。これらの先行技術はいずれも位牌の内部に遺
毛や遺骨を収納できる空洞部を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平10−
309230号公報、特開2000−201800号公
報にも示されているように、従来のペット用位牌には、
正面に生前のペットの写真を飾る箇所を設けたものが多
い。しかしながら、いずれの先行技術も写真そのものを
入れるようにしている。その結果、直射日光があたる場
所や湿気の多い場所に位牌を置いておくと、写真が変色
したり、カビが生えたりする問題があり、またこのよう
な問題がおきない場所に置いても長年経過すると、写真
の色あせが生じてしまう。
【0005】また、位牌に写真を飾る場合には、ガラス
板の裏側に写真を入れるようにしているため、写真が汚
れた場合には、いちいちガラス板を外したり、或いは狭
い隙間から写真を引き出して拭かなければならず面倒で
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め本発明に係るペット用位牌は、ベース部と位牌部とを
一体的に泥漿鋳込成形し、内部が空洞部となったペット
用位牌であって、前記位牌部の正面にはペットの写真画
像がプリントされ、この写真画像は前記鋳込成形した成
形体を焼成した後に、600〜1000℃で焼き付けら
れた構成とした。
【0007】このようにすることで、写真を入れること
ができるようにした従来のペット用位牌の欠点、即ち写
真の変色、カビの発生、色あせ、掃除の面倒さなどの問
題を一挙に解決でき、しかも半永久的にペットの生前の
面影を偲ぶことができる。
【0008】また、本発明に係るペット用位牌は、石膏
型を用いて、ベース部と位牌部とを陶磁器で一体に形成
し同時に空洞部を形成することができるので、安価に大
量に生産でき、しかも耐久性に優れ好ましい。
【0009】また、焼き付けられた写真画像の精度(分
解能)は150lpi以上で、光学濃度(OD値)は1.
0以上であることが好ましい。画像精度は1インチあた
りの線数を表し、大きくなるほど精度は高くなり、本発
明にあっては175lpi以上、更には200lpi以上がよ
り好ましい。また、光学濃度(OD値)はlog(lO
l)で表され、lOは入射光強度、lは透過光強度であ
り、光学濃度(OD値)=1.0とは入射光のうち10
%が透過することを意味する。そして、光学濃度(OD
値)が大きくなるほど下地が目立たなくなるので、本発
明にあっては光学濃度(OD値)は1.5以上、更には
2.0以上がより好ましい。ただし、画像精度と光学濃
度とはトレードオフの関係、即ち、一方の数値を良くす
ると他方の数値が悪くなる関係にある。そこで本発明で
は、熱転写に用いるインクを構成する無機顔料とガラス
フリットの量を調整することで両者を満足する範囲を達
成している。
【0010】
【実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づいて本発
明を説明すると、図1は本発明に係るペット用位牌の正
面図、図2は同ペット用位牌の側断面図、図3はは同ペ
ット用位牌の側面図、図4はは同ペット用位牌の平面
図、図5は画像をプレートに転写するための転写紙を示
す断面図、図6は転写紙に画像を印刷する無機顔料リボ
ンの断面図である。
【0011】陶磁器製のペット用位牌は、内部に第1の
空洞部1を有したベース部2と、このベース部2に一体
に形成され上記第1の空洞部1に連なった第2の空洞部
3を有した位牌部4と、ベース部2の底面2aに設けら
れ第1の空洞部1に開口する穴部5と、この穴部5を塞
ぐキャップ部6とで構成している。
【0012】ベース部2は略長方形状を呈し、その上面
2bの略中央部より段部2cを介して位牌部4が突設さ
れており、この位牌部4の両側には犬や猫などの小動物
の立体的な飾り部材7が左右に設けられている。
【0013】ベース部2の底面2aは空洞部1側に湾曲
しており、その略中央部に第1の空洞部1に開口する円
形状の穴部5が開設されると共に、ゴムなどの弾性部材
から形成されたキャップ部6が着脱自在に嵌着されてい
る。
【0014】位牌部4の前面部4aは平板状で、段部2
cより斜め後方に向けて5〜20°の角度で伸びてお
り、ベース部2の前面2dと平行になっている。一方、
位牌部4の背面部4bはベース部2の後方より斜め前方
に5〜20°の角度で伸びて位牌部4の前面部4aと交
叉し、第2の空洞部3は断面略3角形状を呈している。
【0015】位牌部4の前面部4aを斜め後方に向けて
設けることで、正面から見て位牌部4が見やすくなると
共に、位牌部4背面部4bをベース部2後方より斜め前
方に向けて設け第2の空洞部3を断面略3角形状にする
ことで、内部空間8を広くすることが出来る。
【0016】また、ベース部2の前面2d及び位牌部4
の前面部4aには亡きペットを偲ぶ文字画像9やペット
画像10が画像転写済み転写紙13を用いて焼付転写さ
れている。
【0017】画像転写済み転写紙13は図5に示すよう
に、画像転写前の転写紙12の上に、熱転写プリンター
でもって4色の無機顔料リボン11を用い表裏反転(鏡
像反転)状態で印刷された文字画像13a及びペット画
像13bより構成されている。画像転写前の転写紙12
は図6に示すように、吸水性の台紙12aの上に水溶性
ポリマー層(糊層)12bがあり、その上にガラスフリ
ット層12cが塗工され、更にその上に後述する無機顔
料リボン11で使用しているバインダー11aと同じ組
成のバインダー12dが塗工されている。
【0018】無機顔料リボン11は図7に示すように、
ワックス等を主成分としたバインダー11aに無機顔料
11bを混入した約1.5ミクロン厚の着色層11cと
PET等からなる約2.5ミクロン厚のフィルム層11
dと0.1〜0.2ミクロン厚のシリコン系樹脂層11
eからなる
【0019】無機顔料としては、例えば鉄、コバルト、
ニッケル、銅、セレン、チタン、モリブデン、クロム、
及びマンガンのグループから選ばれる1種以上の金属酸
化物、或いは金叉はロジウムのいずれか或いはその双方
の貴金属コロイド等を用い、シアン、イエロー、マゼン
タ、ブラックの4色の無機顔料リボン11を制作する。
【0020】文字画像13aやペット画像13bが熱転
写された転写紙13に水を供給し、画像の付着したガラ
スフリット層12cを台紙12aから剥離し、素地の状
態或いは釉薬塗装後焼成した状態において、ベース部2
前面2dや位牌部4前面部4a表面に、画像が正向き画
像になりガラスフリット層が最上部に来るように貼着
し、次いでこれを焼成することによりバインダー等の有
機成分が高温雰囲気で蒸発しガラスフリット及び文字画
像層13a、ペット画像13bの無機顔料が蒸発せずに
残存し、ガラスフリットは溶けて薄い膜となって無機顔
料を被覆し、以上により画像9、10がベース部2の前
面2dや位牌部4の前面部4aに転写される。
【0021】このように、画像転写前の転写紙12の上
に、熱転写プリンターでもって4色の無機顔料リボン1
1を用い、文字画像13a及びペット画像13bを表裏
反転(鏡像反転)して印刷することで、スクリーン印刷
のように複雑な工程を経ずに、短時間で、簡単且つ安価
に、陶磁器製品や金属製品表面に加熱転写できるフィル
ムを作成することができる。
【0022】また、熱転写プリンターでもって制作する
ことにより、デジタルカメラや通常の写真をスキャナー
で読み込んだデジタル画像データをパソコンなどでトリ
ミング加工や合成写真処理し、次いでこれを反転処理し
て転写紙13を制作することができる。
【0023】即ち、ペットのデジタル写真からペット画
像のみをトリミング加工し、ペット画像10や文字画像
9などと合成し、これを転写紙12に印刷できる。
【0024】而して、製造元あるいはサービス会社で予
め形状、色、或は模様の有無などが異なった位牌Aか
ら、喪主は好みのものを選択して製造元或いはサービス
会社にペット写真を提供すると共に希望する文字情報を
連絡し、オリジナルなペット用位牌の製作を依頼する。
【0025】製造元或いはサービス会社においては、ペ
ット写真や文字情報を画像処理して転写紙11を製作、
これをベース部2前面2dや位牌部4前面部4aに貼
着、焼成し、喪主に提供する。
【0026】位牌を受け取った喪主は、穴部5を通して
第1の空洞部1や第2の空洞部3にペットの遺毛や遺骨
などを収めてキャップ部6で穴部5を塞ぐことで、それ
らを位牌内に何ら違和感無く収納でき手近なところに置
くことができる。
【0027】勿論、陶磁器製位牌に文字画像9やペット
画像10を転写しているのでこれら画像は長年褪色する
こと無く半永久的に維持され、しかも画像表面に埃が付
着しても雑巾などで拭き取ることもできる。
【0028】本発明は上述の実施例に限定されること無
く種々の変形が可能であり、転写紙を製造する方法とし
てスクリーン印刷などの方法を用いても良い。
【0029】また、位牌の材質として陶磁器を用いれば
石膏型で効率良く形成することができるが、青銅などの
金属を鋳物で形成したり、ABS樹脂などの合成樹脂で
成形しても安価に且つ大量生産が可能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明は、鋳込成形したペ
ット用位牌の成形体を焼成する際に、同時にペットの写
真画像を焼き付けるため、写真を差し込んだり貼着する
場合に比べて、画像の変色、色あせなどの不具合がなく
なり、商品価値も高く、且つメンテナンスもただ拭くだ
けで済むので簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るペット用位牌の正面図
【図2】同ペット用位牌の側断面図
【図3】同ペット用位牌の側面図
【図4】同ペット用位牌の平面図
【図5】画像転写済みの転写紙の断面図
【図6】無機顔料リボンの断面図
【図7】画像転写前の転写紙の断面図
【符号の説明】
1:第1の空洞部、2:ベース部、2a:底面、2b:
上面、2c:段部、2d:前面、3:第2の空洞部、
4:位牌部、4a:前面部、4b:背面部、5:穴部、
6:キャップ部、7:飾り部材、8:内部空間、9:文
字画像、10:ペット画像、11:無機顔料リボン、1
1a:バインダー、11b:無機顔料、11c:着色
層、11d:フィルム層、11e:耐熱滑性層、12:
画像転写前の転写紙、12a:台紙、12b:水溶性ポ
リマー層(糊層)、12c:ガラスフリット層、12
d:バインダー、13:画像転写済みの転写紙、13
a:文字画像、13b:ペット画像。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部と位牌部とを一体的に泥漿鋳込
    成形し、内部が空洞部となったペット用位牌であって、
    前記位牌部の正面にはペットの写真画像がプリントさ
    れ、この写真画像は前記鋳込成形した成形体を焼成した
    後に、600〜1000℃で焼き付けられたことを特徴
    とするペット用位牌。
  2. 【請求項2】 前記焼き付けられた写真画像の精度(分
    解能)は150lpi以上で、光学濃度(OD値)は1.
    0以上であることを特徴とするペット用位牌。
JP2001112299A 2001-04-11 2001-04-11 ペット用位牌 Pending JP2002306318A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011180471A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Nippon Electric Glass Co Ltd 焼成用積層シート、識別ラベルが貼付された被着体及びその製造方法
JP5905981B1 (ja) * 2015-07-17 2016-04-20 株式会社玄海 故人の立体遺影額縁構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011180471A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Nippon Electric Glass Co Ltd 焼成用積層シート、識別ラベルが貼付された被着体及びその製造方法
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