JP2002306157A - 細胞・組織培養装置 - Google Patents

細胞・組織培養装置

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JP2002306157A
JP2002306157A JP2001118757A JP2001118757A JP2002306157A JP 2002306157 A JP2002306157 A JP 2002306157A JP 2001118757 A JP2001118757 A JP 2001118757A JP 2001118757 A JP2001118757 A JP 2001118757A JP 2002306157 A JP2002306157 A JP 2002306157A
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Takao Takagi
多佳雄 高木
Setsuo Watanabe
節雄 渡辺
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Takagi Industrial Co Ltd
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Takagi Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 培養する細胞や組織である被培養物に任意の
物理刺激を付与することができる細胞・組織培養装置を
提供すること、雑菌等の汚染から被培養物を防護した細
胞・組織培養装置を提供することである。 【解決手段】 被培養物(マトリクス10)を収容する
とともに培養液(18)の供給を受けるチャンバ(培養
チャンバ8)、このチャンバ内に回転可能に設置され、
回転によって培養液を媒介として被培養物に物理刺激を
付与するディスク(24)、このディスクと非接触状態
で前記チャンバ外から前記ディスクに回転力を付与する
回転駆動手段(外部回転体32及びモータ40)等を備
えて、培養する細胞や組織である被培養物に任意の物理
刺激を付与することができ、雑菌等の汚染から被培養物
を防護することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ティッシュエンジ
ニアリング(組織工学)を応用した細胞、組織培養等に
用いられる細胞・組織培養装置に係り、より詳細に述べ
れば、人体等の生体の細胞組織を体外培養を行う際に細
胞や組織の代謝機能を効率的に発現させ、細胞の延命、
分化、促進に必要な物理刺激を被培養物に付与する細胞
・組織培養装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人体等の生体の細胞、組織を体外
培養する方法には、インキュベータ(培養庫)内の温
度、湿度、二酸化炭素濃度、酸素濃度を適切な条件に維
持し、その中で細胞を培養するという方法が取られてい
る。細胞、組織は培養液中に浮遊状態に置かれるか、そ
の培養液成分の入ったゲルの中又は表面に固定して増
殖、成長させるか、マトリクス又はスキャホールド、足
場、担体、鋳型等と呼ばれる物質(以下単に「マトリク
ス」と称する)内に細胞、組織を植え付けて増殖、成長
させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、細胞、組織
の増殖、成長には、温度、湿度、二酸化炭素濃度、酸素
濃度等の環境条件に加え、培養すべき細胞、組織に物理
刺激を与えることが重要である。このような物理刺激は
細胞や組織の分化及び成長を促進させるとともに、より
生体内の細胞や組織に近い細胞や組織に成長させるため
に不可欠な要素である。細胞、組織の増殖、成長に物理
刺激を付与する技術として、例えば、特表2001−5
04697号「軟骨細胞への剪断流れ応力の印加」があ
る。
【0004】そして、細胞、組織の増殖、成長には、温
度、湿度、二酸化炭素濃度、酸素濃度等の培養環境とい
う静的条件に、物理刺激という動的条件を加重すること
が必要であるが、静的条件とともに動的条件を制御する
ことは、制御形態が複雑化するとともに、雑菌の侵入等
の原因要素を増加させるおそれがある。雑菌汚染から被
培養物を防護することは重要な課題である。
【0005】そこで、本発明は、培養する細胞や組織で
ある被培養物に増殖や成長に必要な物理刺激を付与する
ことができる細胞・組織培養装置を提供することを第1
の課題とし、雑菌等の汚染から被培養物を防護した細胞
・組織培養装置を提供することを第2の課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の細胞・組織培養
装置は、被培養物(マトリクス10)を収容するととも
に培養液(18)の供給を受けるチャンバ(8)と、こ
のチャンバ内に回転可能に設置され、その回転によって
前記培養液を媒介として前記被培養物に物理刺激を付与
するディスク(24)と、このディスクと非接触状態で
前記チャンバ外から前記ディスクに回転力を付与する回
転駆動手段(外部回転体32及びモータ40)とを備え
たことを特徴とする。
【0007】このような細胞・組織培養装置によれば、
チャンバ内のディスクに回転駆動手段からの回転力を付
与し、ディスク回転によって被培養物に物理刺激を付与
することができる。この場合、ディスクの回転はチャン
バ内の培養液に回転流を生じさせ、この培養液の回転流
が被培養物に対する物理刺激となる。この物理刺激は、
人体の特定の部位における生体上の物理刺激と等価であ
るから、その部位における細胞や組織の成長等に寄与す
るものである。
【0008】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記物理刺激は、せん断応力であることを特徴とする。即
ち、ディスクの回転に従って培養液が持つ粘性により、
培養液ガディスクとともに流れ、その流れと被培養物の
接触する部分に培養液の粘性によってせん断応力が加わ
り、これが細胞や組織の増殖、成長に必要な物理刺激と
なる。
【0009】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記ディスクと前記回転駆動手段との間に磁気結合手段
(磁性体30及び磁石36)を介在させて前記ディスク
に前記回転力を付与することを特徴とする。即ち、非接
触でディスクに回転力を付与することができるので、チ
ャンバ内の汚染防止に寄与するものである。
【0010】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記回転駆動手段がモータ(40)であることを特徴とす
る。即ち、モータでは所望の回転数を得ることができ、
任意の回転パターンに制御することができ、所望の物理
刺激の実現に寄与するものである。
【0011】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記回転駆動手段の回転力を任意のパターンに制御する制
御手段(制御装置60)を備えたことを特徴とする。即
ち、回転力の形態を任意のパターンで制御することで、
物理刺激にバリエーションを持たせることができる。
【0012】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記チャンバが形成された培養ユニット(4)を密閉状態
とし、この培養ユニットが前記培養液を循環させる培養
回路(16)に着脱可能であることを特徴とする。即
ち、培養ユニットを単位として被培養物の移動が可能で
あるとともに、その密閉化が容易になるので、雑菌等の
汚染から被培養物を防護することができる。
【0013】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記ディスクは、その回転軸が直交方向に可動可能に設定
したことを特徴とする。即ち、回転軸が直交方向に可動
することで、ディスクの回転を変化させることができ、
複雑な回転パターンが得られ、被培養物に対する物理刺
激の自由度を高めることができる。
【0014】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記チャンバ内の前記被培養物を撮影する撮影手段(CC
Dカメラ130)を備えたことを特徴とする。即ち、チ
ャンバ内の被培養物を撮影すること、映像データを得る
ことは、被培養物の増殖や成長の重要な資料となる。
【0015】本発明の細胞・組織培養装置において、一
部又は全部を透明化した培養ユニットとともに、撮影手
段を備え、前記培養ユニット内に形成された前記チャン
バ内に前記被培養物を収容して培養し、その被培養物を
前記チャンバ外から前記撮影手段で撮影可能にしたこと
を特徴とする。即ち、チャンバ内の培養環境を乱すこと
なく、その外部から被培養物を撮影でき、その映像デー
タを得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明及びその実施の形態
を図面に示した実施例を参照して詳細に説明する。
【0017】図1ないし図5は本発明の細胞・組織培養
装置の第1実施例を示し、図1は培養回路上の培養ユニ
ット等、図2は培養ユニットの平面、図3は培養ユニッ
トの要部拡大断面、図4は図3に示す培養ユニットのIV
−IV線断面、図5は制御装置を示している。
【0018】装置本体2には培養部としての培養ユニッ
ト4が着脱可能に設置されており、この培養ユニット4
は高耐熱性で生体に悪影響を及ぼすような物質の溶出の
ない樹脂材料、例えば、弗素樹脂、PEEK、高耐熱グ
レードポリプロピレン、シリコーン等の他、ステンレス
スチールで構成することができる。その培養ユニット4
の内部には閉塞された培養空間として培養チャンバ8が
形成され、その内部に被培養物であるマトリクス10が
収容されている。
【0019】そして、培養ユニット4には、培養チャン
バ8を直径方向に貫通するようにポート12、14が形
成され、これらポート12、14を介して培養回路16
に連結されている。培養回路16は、マトリクス10に
養分を供給する媒体としての培養液18を循環させる手
段であって、その培養液18はポート12から培養チャ
ンバ8に導入され、培養チャンバ8からポート14に流
出する。即ち、培養チャンバ8には培養液18が供給さ
れるとともに液流が生じている。
【0020】この培養ユニット4の背面側には複数の固
定用ボルト19によって固定されたチャンバカバー20
が取り付けられている。チャンバカバー20の固定手段
には、固定用ボルト19以外の手段、例えば、クラッパ
等を用いてもよい。そして、このチャンバカバー20側
にはディスク収容空間22が形成され、この実施例で
は、その内部に円形のディスク24が回転可能に設置さ
れている。このディスク24は、マトリクス10側をフ
ラット面とし、その背面側の中央部に支持軸26が形成
され、この支持軸26がチャンバカバー20の軸受部2
8に挿入されることにより、ディスク24が回転可能に
支持されている。
【0021】また、このディスク24には、外周部に所
定の角度間隔を以て鋼板等からなる複数個の円弧状の磁
性体30がインサートされている。そして、ディスク2
4の外周部にはチャンバカバー20を介在させて外部回
転体32が設置され、この外部回転体32とディスク2
4との間にはチャンバカバー20の一部が介在してい
る。即ち、この実施例では、チャンバカバー20の一部
を膨出させるとともに外面に形成された環状の凹部34
内に外部回転体32の一部を非接触状態で挿入させてあ
る。そして、この外部回転体32の外周部にはディスク
24の磁性体30と同数の磁石36が取り付けられてい
る。即ち、外部回転体32とディスク24とは磁気結合
手段である磁石36と磁性体30とによって磁気的な非
接触結合となっている。これら培養ユニット4における
チャンバカバー20の壁21、ディスク収容空間22、
ディスク24、外部回転体32、マトリクス10等の位
置関係は図3に示す通りである。
【0022】そして、外部回転体32の中央に設けられ
た固定部38には回転駆動手段であるモータ40の回転
軸42が取り付けられてその回転力が付与されるように
なっている。モータ40の固定具44には複数の長孔4
6が形成されており、この長孔46及び複数の固定用ボ
ルト48を以て装置本体2に位置決めされて固定されて
いる。矢印Xは、着脱時のモータ40の移動及びその方
向を示している。
【0023】また、培養ユニット4の周面部には係止突
部50が形成されており、この係止突部50が装置本体
2の係止凹部52に挿入されて培養ユニット4の回り止
め及び位置決めが行われるとともに、培養ユニット4の
周面部に形成された固定片54が固定用ボルト56を以
て装置本体2の立壁部58に固定されている。
【0024】そして、モータ40には、回転制御手段と
しての制御装置60が設けられている。この制御装置6
0には、例えば、図5に示すように、モータ40に駆動
電流を流す等、回転制御を行う回転制御部62が設けら
れるとともに、回転パターン等を設定するためのプログ
ラム制御を行う制御部64が設けられている。モータ4
0にはその回転を検出する回転センサ66、モータ温度
を検知する温度センサ68が設けられ、回転検出信号が
回転制御部62に加えられ、温度検出信号は制御部64
に制御入力として加えられている。制御部64には、処
理手段としてのCPU、記憶手段としてのROM及びR
AM等が備えられ、外部に接続した入力装置70から回
転条件等のプログラム設定が行われる。そして、制御部
64には表示部72、運転指令を付与する運転スイッチ
74、運転表示手段として例えば、表示ランプ76、警
報手段である警報ブザー78が設けられている。
【0025】また、この細胞・組織培養装置では、例え
ば、図6に示すように、培養回路16が形成されてお
り、この培養回路16は最適な培養環境を形成する培養
庫80に収容される。培養回路16には、培養液18を
溜める培養液バッグ82やガスを培養回路16へ吸収さ
せるガス吸収チューブ84、培養液18の循環を行うた
めの送液バルブ86や、圧力調整弁88が設けられてい
る。送液バルブ86には、ピストン駆動装置90で進退
するピストン92が設けられており、ピストン92が進
出したとき、弁94が開、弁96が閉、ピストン92が
後退したとき、弁94が閉、弁96が開となり、心臓と
同様に所定量の培養液18の送出が行われる。また、圧
力調整弁88では、弁開閉装置98によって進退する開
閉弁100が設けられ、開閉弁100の進出時は圧力調
整弁88が閉、開閉弁100の後退時には圧力調整弁8
8が開となり、培養回路16内の培養液18の圧力調整
が行われる。
【0026】そして、培養庫80は、加熱手段としてヒ
ータ102、送風手段としてファン104、所望の湿度
を設定する手段として加湿装置106、温度センサ10
8を備えるとともに、N2 供給装置110からN2 、O
2 供給装置112からO2 、CO2 供給装置114から
CO2 が供給され、細胞や組織の増殖及び成長に最適な
培養環境が形成されている。
【0027】次に、この細胞・組織培養装置を用いた培
養処理を図7及び図8に示すフローチャートを参照して
説明する。図7及び図8において、A及びBはフローチ
ャート間の連結子を示している。
【0028】ステップS1では制御装置60を動作状態
に設定し、入力装置70を通して運転プログラムの入力
を行い、培養段階に対応するディスク24の回転数
1 、N 2 、N3 や回転持続時間T1 、T2 、T3 等の
条件設定を行う。このような条件設定の後、ステップS
2で運転スイッチ74が投入されると、ステップS3に
移行し、表示部72には運転表示が行われるとともに、
表示ランプ76が点灯する。
【0029】そして、ステップS4では回転数N1 でモ
ータ40が回転し、この回転力は磁気結合によって外部
回転体32からディスク24に伝達され、チャンバ8内
の培養液18に回転流を生じさせる。この回転流は、デ
ィスク24の面に沿って生じ、例えば、図9に長さの異
なる複数の矢印Yで示すように、中心側と周面側とで線
速度が異なる液流である。各矢印Yの長さは速度を示し
ている。
【0030】モータ回転の持続中、ステップS5ではモ
ータ回転に異常が生じたか否かを回転センサ66や温度
センサ68の検出出力から判定し、異常がない場合には
ステップS6に移行する。ステップS6では継続時間T
1 が経過したか否かが判定され、継続時間T1 が経過す
るまで、回転数N1 による回転及び回転異常の検出及び
判定が行われる。
【0031】時間T1 が経過すると、ステップS7に移
行し、モータ40の回転を回転数N 1 から回転数N2
移行させた後、ステップS8に移行し、回転持続中、同
様にモータ回転に異常が生じたか否かを回転センサ66
や温度センサ68の検出出力から判定し、異常がない場
合にはステップS9に移行する。そして、ステップS9
では継続時間T2 が経過したか否かが判定され、継続時
間T2 が経過するまで、回転数N2 による回転及び回転
異常の検出及び判定が行われる。
【0032】時間T2 が経過すると、ステップS10に
移行し、モータ40の回転を回転数N2 から回転数N3
に移行させた後、ステップS11に移行し、回転持続
中、同様にモータ回転に異常が生じたか否かを回転セン
サ66や温度センサ68の検出出力から判定し、異常が
ない場合にはステップS12に移行する。そして、ステ
ップS12では継続時間T3 が経過したか否かが判定さ
れ、継続時間T3 が経過するまで、回転数N3 による回
転及び回転異常の検出及び判定が行われる。
【0033】そして、時間T3 が経過すると、ステップ
S13に移行し、終了表示が行われた後、ステップS1
4に移行し、運転スイッチ74がOFFになったか否か
を判定し、OFFに移行するまで、モータ40の回転を
回転数N3 で持続する。これは、マトリクス10におけ
る細胞や組織の死滅を防止するためである。
【0034】運転スイッチ74がOFFになると、ステ
ップS15に移行し、モータ回転の停止、運転表示及び
終了表示の解除が行われ、培養プログラムが完了する。
【0035】また、ステップS5、ステップS8、ステ
ップS11でモータ回転に異常が判明した場合には、ス
テップS16に移行し、モータ回転を停止するととも
に、ステップS17に移行し、警告表示として異常が生
じた旨の告知を表示部72に表示するとともに、警報ブ
ザー78を鳴動させる。
【0036】なお、この実施例では、ディスク24の回
転を一方向回転について説明しているが、正転、逆転又
は停止、又は、所定又は任意の休止区間を設定した間欠
回転としてもよく、正逆転を間欠回転としてもよい。
【0037】次に、図10の(A)、(B)及び(C)
はこの培養プログラム動作における運転表示、終了表示
を示しており、この実施例では、モータ40の回転数N
1 、N2 、N3 の大小関係がN1 <N2 <N3 に設定さ
れ、回転数N1 への立上り時間aが設定され、回転数N
1 から回転数N2 へのシフトはゆるやかな傾斜時間t、
回転数N2 から回転数N3 へのシフトはゆるやかな傾斜
時間tが設定されている。即ち、傾斜時間tにおいて、
所望の加減速制御が行われる。
【0038】このような培養プログラムが可能であるの
で、実際の培養に当たっては、細胞や組織を植えつけた
マトリクス10をチャンバカバー20を外して培養チャ
ンバ8に収容した後、培養庫80に設置する。チャンバ
ーカバー20を閉じ、培養ユニット4を装置本体2に固
定する。このとき、モータ40は後退位置から運転位置
にX方向に移動して位置決めした後、固定する。培養庫
80内の温度、湿度、二酸化酸素濃度、酸素濃度等を適
切な条件に設定した後、マトリクス10に対して細胞、
組織に最適な流量の培養液18を供給する。
【0039】そして、モータ40を回転させると、外部
回転体32とともに磁石36が回転し、この磁石36の
回転力が磁石36及び磁性体30の磁気結合によってデ
ィスク24に伝達され、即ち、ディスク24は外部回転
体32に追従して回転する。このディスク24の回転数
は、モータ40の回転数N1 〜N3 で与えられる。この
実施例では、培養時間T1 〜T3 の経過とともに最適な
速度、即ち、回転数N 1 〜N3 に制御されており、培養
初期では極くゆっくりとした回転数で回転させ、細胞が
組織化し始めたら、やや回転速度を上げ、最終段階では
更に回転速度を上げる等の制御が行われている。
【0040】このようなディスク24の回転により、培
養チャンバ8内の培養液18には、ディスク回転による
応力が付与されるが、マトリクス10表面の培養液18
の流れが作用し、この実施例では図9に示すように、円
周方向の流れとなる。この結果、培養チャンバ8内のマ
トリクス10上の細胞、組織は、培養チャンバ8の円周
方向のせん断応力が付与されながら増殖、成長すること
となる。
【0041】ここで、図11を参照して、ディスク24
の回転Nにより生じるマトリクス10に加わるせん断応
力について説明すると、ディスク24が回転すると培養
液18には液流が発生し、その流速をu、マトリクス1
0の表面とディスク24との距離をx、培養液18の粘
性係数をμとすると、培養液18に生じるせん断力τ
は、 τ=μ・du/dx ・・・(1) で与えられる。このようなせん断力τは、培養ユニット
4の培養チャンバ8の内壁面に付着、固定されているマ
トリクス10は、粘性を持つ培養液18に接触している
ので、そのマトリクス10の表面及び表面近傍層に回転
流によるせん断応力が生じ、これが物理刺激となって細
胞、組織の増殖及び成長に寄与するものである。
【0042】そして、培養プログラムが終了した後は、
図12に示すように、この培養ユニット4のポート1
2、14に接続されている培養回路16のチューブ11
6、118を閉塞し、この実施例では、チューブ116
側に閉止手段としてのピンチコック120が取り付けら
れ、また、チューブ118側にはコックバルブ122が
取り付けられて閉止処理が行われている。
【0043】このような閉止処理の後、培養回路16か
ら培養ユニット4を取り外すには、固定用ボルト48を
緩めてモータ40を装置本体2から離脱させた後、培養
ユニット4側の固定用ボルト56を外すことにより、培
養ユニット4を培養回路16及び装置本体2から取り出
すことができる。
【0044】このように、チューブ116側にピンチコ
ック120を取り付けて閉止するとともに、チューブ1
18側のコックバルブ122を閉止すれば、培養ユニッ
ト4を培養回路16から分離できるとともに培養チャン
バ8を密閉状態に保持でき、培養液18を漏洩させるこ
とがない。また、培養ユニット4は、オートクレーブ等
の殺菌方法や、紫外線殺菌、ガンマー線殺菌等で殺菌し
ておけば、内部は長期間にわたって無菌状態を維持する
ことができる。この実施例では、チューブ116、11
8を閉止する手段としてピンチコック120、コックバ
ルブ122を用いているが、他の閉止手段を用いてもよ
い。
【0045】そして、次の培養のために、培養ユニット
4を装置本体2及び培養回路16に取り付けるには、外
す場合と逆の手順で行えばよく、培養ユニット4内を汚
染させることなく、容易に着脱できるとともに、培養さ
れる細胞や組織を雑菌等の汚染から確実に防護すること
ができる。
【0046】次に、図13及び図14は本発明の細胞・
組織培養装置の第2実施例を示し、図13は培養ユニッ
トの要部、図14は培養ユニットのXIV −XIV 線断面を
示している。
【0047】この実施例では、ディスク収容空間22の
内径より小径なディスク24が用いられるとともに、デ
ィスク24から支持軸を除いて回転軸を直交方向に自由
に移動可能にしたものである。そして、ディスク24に
は環状の磁性体30が取り付けられるとともに、外部回
転体32には単一の磁石36が取り付けられている。そ
して、モータ40の構成や取付け構造は第1実施例と同
様である。
【0048】このような構成にすれば、外部回転体32
がモータ40によって回転すると、外部回転体32上の
磁石36に自由回転可能なディスク24が磁性体30に
よって引き寄せられ、ディスク収容空間22の内壁面に
沿って自転しながら回転する。このような自転を伴う回
転が生じると、養液チャンバ8内の培養液18には、ラ
ンダムな流れ方向を持つ流動が生じ、マトリクス10の
細胞、組織の片面全面はその流動によるせん断応力を受
け、しかもその方向は刻々変化する。
【0049】このような流動は、例えば、図15に示す
ようになり、軌跡Dはせん断応力の方向及びその変化を
示しており、このようなせん断力はせん断応力の方向が
変動する生体部位の細胞や組織の培養に対応させること
ができる。
【0050】また、モータ40の回転数は、例えば、図
7及び図8に示すプログラムや図10に示したように、
培養の時間経過とともに変化させ、プログラム制御によ
って所望の回転速度を設定することができることは第1
実施例と同様である。また、培養ユニット4の着脱につ
いても、第1実施例と同様である。
【0051】次に、図16は、本発明の細胞・組織培養
装置の第3実施例を示している。第1及び第2実施例で
は、培養ユニット4の培養チャンバ8の内壁部に直接マ
トリクス10を設置しているが、培養チャンバ8の内壁
部に複数の固定突部124を突出させ、この固定突部1
24にマトリクス10の定着部材として例えば、シリコ
ンラバーシート126を設置し、このシリコンラバーシ
ート126の表面にマトリクス10を定置、固定するよ
うにしてもよい。
【0052】また、第1〜第3実施例では、培養ユニッ
ト4の培養チャンバ8側の内壁部にマトリクス10を定
置させているが、ディスク24の表面にマトリクス10
を定置、固定するようにし、ディスク24とともにマト
リクス10が回転するように設定してもよい。
【0053】次に、図17は、本発明の細胞・組織培養
装置の第4実施例を示している。この第4実施例では、
培養ユニット4の一部又は全部に培養チャンバ8内を透
視できる透明壁部128が設けられ、この透明壁部12
8の近傍に培養チャンバ8内のマトリクス10を撮影す
る撮影手段としてのCCDカメラ130が設置され、こ
のCCDカメラ130で得られる映像が映像処理装置1
32に加えられて処理され、映像表示装置134に表示
されるとともに、判定装置136に判定情報として加え
られている。判定装置136では、その映像からマトリ
クス10の変色や形状等により増殖、成長状態の判定が
行われ、その判定結果が制御部64に加えられている。
その他の構成は、図5に示す制御装置60の構成と同様
である。
【0054】このように、培養チャンバ8内のマトリク
ス10の状況を映像情報として捉え、その映像情報を通
じて観測すれば、マトリクス10の増殖、成長状況を視
覚的に捉えることができ、成長段階を的確に把握でき、
状況に応じた的確な処置を取ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a チャンバ内に設置されたディスクを非接触で任意の
回転パターンで回転させることができ、その回転によっ
て培養液に回転流を生じさせるので、チャンバ内の被培
養物に非接触でディスク回転によるせん断応力等の物理
刺激を付与することができる。その結果、生体上の物理
刺激を模倣したせん断応力を被培養物に付与することが
でき、その培養促進に寄与することができる。 b 被培養物を収容するチャンバを培養ユニットとして
培養回路から独立して分離、着脱して移動させることが
でき、雑菌等の汚染から被培養物を防護することができ
る。 c ディスクを任意の回転パターンで回転させることが
できるので、被培養物に所望の物理刺激を付与すること
ができ、生体上の部位に対応した物理刺激の実現ととも
に、培養促進を図ることができる。 d 細胞や組織の成長段階を映像を以て的確に把握でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の細胞・組織培養装置の第1実施例を示
す部分断面図である。
【図2】培養ユニットを示す平面図である。
【図3】培養ユニットの要部拡大断面図である。
【図4】図3に示した培養ユニットのIV−IV線断面図で
ある。
【図5】制御装置を示すブロック図である。
【図6】細胞・組織培養システムを示す図である。
【図7】制御プログラムの前半部分を示すフローチャー
トである。
【図8】図7に示した制御プログラムの後半部分を示す
フローチャートである。
【図9】チャンバ内に生じる回転流を示す図である。
【図10】回転制御動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図11】ディスク回転による流れせん断応力の発生及
び作用を示す図である。
【図12】装置本体に対する培養ユニットの着脱を示す
断面図である。
【図13】本発明の細胞・組織培養装置の第2実施例を
示す部分断面図である。
【図14】図13の培養ユニットのXIV −XIV 線断面図
である。
【図15】第2実施例における培養チャンバ内のディス
クの回転パターンを示す図である。
【図16】本発明の細胞・組織培養装置の第3実施例を
示す培養ユニットの要部断面図である。
【図17】本発明の細胞・組織培養装置の第4実施例を
示す部分断面図である。
【符号の説明】
4 培養ユニット 8 培養チャンバ 10 マトリクス(被培養物) 16 培養回路 18 培養液 24 ディスク 30 磁性体(磁気結合手段) 32 外部回転体(回転駆動手段) 36 磁石(磁気結合手段) 40 モータ(回転駆動手段) 60 制御装置(制御手段) 130 CCDカメラ(撮影手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 4B029 AA02 BB11 CC02 CC08 DA04 DF10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被培養物を収容するとともに培養液の供
    給を受けるチャンバと、 このチャンバ内に回転可能に設置され、その回転によっ
    て前記培養液を媒介として前記被培養物に物理刺激を付
    与するディスクと、 このディスクと非接触状態で前記チャンバ外から前記デ
    ィスクに回転力を付与する回転駆動手段と、 を備えたことを特徴とする細胞・組織培養装置。
  2. 【請求項2】 前記物理刺激は、せん断応力であること
    を特徴とする請求項1記載の細胞・組織培養装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスクと前記回転駆動手段との間
    に磁気結合手段を介在させて前記ディスクに前記回転力
    を付与することを特徴とする請求項1記載の細胞・組織
    培養装置。
  4. 【請求項4】 前記回転駆動手段がモータであることを
    特徴とする請求項1記載の細胞・組織培養装置。
  5. 【請求項5】 前記回転駆動手段の回転力を任意のパタ
    ーンに制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の細胞・組織培養装置。
  6. 【請求項6】 前記チャンバが形成された培養ユニット
    を密閉状態とし、この培養ユニットが前記培養液を循環
    させる培養回路に着脱可能であることを特徴とする請求
    項1記載の細胞・組織培養装置。
  7. 【請求項7】 前記ディスクは、その回転軸と直交方向
    に可動可能に設定したことを特徴とする請求項1記載の
    細胞・組織培養装置。
  8. 【請求項8】 前記チャンバ内の前記被培養物を撮影す
    る撮影手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の細
    胞・組織培養装置。
  9. 【請求項9】 一部又は全部を透明化した培養ユニット
    とともに、撮影手段を備え、前記培養ユニット内に形成
    された前記チャンバ内に前記被培養物を収容して培養
    し、その被培養物を前記チャンバ外から前記撮影手段で
    撮影可能にしたことを特徴とする請求項1記載の細胞・
    組織培養装置。
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