JP2002305914A - 播種シート - Google Patents
播種シートInfo
- Publication number
- JP2002305914A JP2002305914A JP2001113755A JP2001113755A JP2002305914A JP 2002305914 A JP2002305914 A JP 2002305914A JP 2001113755 A JP2001113755 A JP 2001113755A JP 2001113755 A JP2001113755 A JP 2001113755A JP 2002305914 A JP2002305914 A JP 2002305914A
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- JP
- Japan
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- sheet
- seeding
- seeds
- plant
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- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 種子から発芽・生育する草花・野菜・樹木等
の植物類の種類、色彩等毎に区分した播種が容易に行い
得る播種シートを提供すること。 【解決手段】 地中において適宜分解されるシート状素
材に対して所望種類及び/又は色彩の植物の種子を、当
該植物に相応しい密度ないし間隔をもって固着し、下地
上に敷設して発芽させる播種シートである。
の植物類の種類、色彩等毎に区分した播種が容易に行い
得る播種シートを提供すること。 【解決手段】 地中において適宜分解されるシート状素
材に対して所望種類及び/又は色彩の植物の種子を、当
該植物に相応しい密度ないし間隔をもって固着し、下地
上に敷設して発芽させる播種シートである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種子から発芽・生
育する草花、野菜、樹木類を庭園、田畑、公園、緑地等
に所望配列で播種するための播種シートに関する。
育する草花、野菜、樹木類を庭園、田畑、公園、緑地等
に所望配列で播種するための播種シートに関する。
【0002】
【従来の技術】草花、野菜、樹木類の播種は古来から人
手を掛けて丁寧に行われてきた。しかしながら、広大な
面積や長大な目的箇所に播種するには、大きな労力を必
要とすることから、多くの播種機が開発されている。
手を掛けて丁寧に行われてきた。しかしながら、広大な
面積や長大な目的箇所に播種するには、大きな労力を必
要とすることから、多くの播種機が開発されている。
【0003】最も簡単な播種機には、使用者がハンドル
を持って播種を行う手押し式のものがあり、耕運後の畑
地を押し歩きつつ播種を行っている。このような播種機
を動力によって行うものやトラクターによって大規模に
播種するものが多く開発されている。
を持って播種を行う手押し式のものがあり、耕運後の畑
地を押し歩きつつ播種を行っている。このような播種機
を動力によって行うものやトラクターによって大規模に
播種するものが多く開発されている。
【0004】このような播種機は、通常、田畑に同種の
作物を整列させながらできるだけ少ない労力で播種する
ことを目的としている。したがって、種類や色彩の異な
る植物を複雑に組み合わせて、色分け、模様、文字、マ
ーク等を形成するような目的に合わせるように播種する
ことはできない。
作物を整列させながらできるだけ少ない労力で播種する
ことを目的としている。したがって、種類や色彩の異な
る植物を複雑に組み合わせて、色分け、模様、文字、マ
ーク等を形成するような目的に合わせるように播種する
ことはできない。
【0005】庭園、公園、花壇、緑地等に種類や色彩の
異なる草花、樹木類を目的に合うように複雑に組み合わ
せて播種する場合等にあっては、種子の種類を区別しつ
つ人手によって行わなければならない。このような播種
作業は、狭小な花壇であればともかく、広大な面積であ
る場合には多人数で行う必要があって労力が大変である
ばかりでなく、種類や色彩の過誤なども生じやすい。
異なる草花、樹木類を目的に合うように複雑に組み合わ
せて播種する場合等にあっては、種子の種類を区別しつ
つ人手によって行わなければならない。このような播種
作業は、狭小な花壇であればともかく、広大な面積であ
る場合には多人数で行う必要があって労力が大変である
ばかりでなく、種類や色彩の過誤なども生じやすい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
事情に鑑みなされたもので、種子から発芽・生育する草
花、野菜、樹木等植物類の種類、色彩等毎に区分した播
種が容易に行い得る播種シートを提供することを課題と
する。
事情に鑑みなされたもので、種子から発芽・生育する草
花、野菜、樹木等植物類の種類、色彩等毎に区分した播
種が容易に行い得る播種シートを提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる播種シー
トは、上記課題を解決するために、地中において適宜分
解されるシート状素材1に対して、所望種類及び/又は
色彩の植物の種子2〜6を、当該植物に相応しい密度な
いし間隔をもって固着した構成とした。
トは、上記課題を解決するために、地中において適宜分
解されるシート状素材1に対して、所望種類及び/又は
色彩の植物の種子2〜6を、当該植物に相応しい密度な
いし間隔をもって固着した構成とした。
【0008】また本発明の課題は、本発明にかかる前記
シート状素材1が地中において分解されやすい紙または
有機物の集合体である播種シートによって有利に解決さ
れる。さらに、本発明の課題は、本発明にかかる前記シ
ート状素材1の形状が、適宜幅で長尺のテープ状である
播種シートであること、また、方形、円形、楕円形、三
角形等の広がりのある形態である播種シートであること
によって、なお有利に解決される。また、本発明にかか
る前記シート状素材1の色彩を黒色とすることによって
本発明の課題をより有利に解決できる。
シート状素材1が地中において分解されやすい紙または
有機物の集合体である播種シートによって有利に解決さ
れる。さらに、本発明の課題は、本発明にかかる前記シ
ート状素材1の形状が、適宜幅で長尺のテープ状である
播種シートであること、また、方形、円形、楕円形、三
角形等の広がりのある形態である播種シートであること
によって、なお有利に解決される。また、本発明にかか
る前記シート状素材1の色彩を黒色とすることによって
本発明の課題をより有利に解決できる。
【0009】本発明の課題は、前記シート状素材1に対
して、固着される種子2〜6に適合する病害虫予防剤、
土壌改良剤及び/又は肥料等の成分が含浸せしめられる
播種シートによって、さらに有利に解決される。
して、固着される種子2〜6に適合する病害虫予防剤、
土壌改良剤及び/又は肥料等の成分が含浸せしめられる
播種シートによって、さらに有利に解決される。
【0010】本発明にかかる播種シートの製造にあたっ
ては、シート状素材又は植物の種子の少なくとも一方に
適宜粘着剤を塗布し、所望密度または所望間隔で種子を
散布してシートに固着する。この場合、植物の種類や花
の色・葉等の色等は、播種の際に所望形状、模様、文字
等に合わせて区分しておいてもよい。また、同一種類、
同一色彩のもので形成しておき、使用の際に目的に合致
する形状および寸法に切り離して目的箇所に設置するよ
うにしてもよい。
ては、シート状素材又は植物の種子の少なくとも一方に
適宜粘着剤を塗布し、所望密度または所望間隔で種子を
散布してシートに固着する。この場合、植物の種類や花
の色・葉等の色等は、播種の際に所望形状、模様、文字
等に合わせて区分しておいてもよい。また、同一種類、
同一色彩のもので形成しておき、使用の際に目的に合致
する形状および寸法に切り離して目的箇所に設置するよ
うにしてもよい。
【0011】本発明にかかる播種シートの使用にあたっ
ては、当該植物の植裁を希望する土地を耕やし、必要に
応じて施肥を行って下地を準備しておき、その上に播種
シートを所望形状、文字、模様、マーク等に合わせて順
次並べ、その上に薄く覆土すればよい。その後、日照、
風除け、乾燥防止のための灌水等、通常の播種後の場合
と同様の管理を行う。
ては、当該植物の植裁を希望する土地を耕やし、必要に
応じて施肥を行って下地を準備しておき、その上に播種
シートを所望形状、文字、模様、マーク等に合わせて順
次並べ、その上に薄く覆土すればよい。その後、日照、
風除け、乾燥防止のための灌水等、通常の播種後の場合
と同様の管理を行う。
【0012】本発明にかかる播種シートが、異種の種子
を予め模様、マーク、文字等となるように区分して固着
している場合は、準備された下地の上にそのまま敷設し
て軽く覆土すればよい。また、同種の種子が均一に固着
されている場合は、播種に先立ち所望形状に切り離し、
準備された下地の上に種類・色彩を組み合わせつつ敷設
して軽く覆土する。
を予め模様、マーク、文字等となるように区分して固着
している場合は、準備された下地の上にそのまま敷設し
て軽く覆土すればよい。また、同種の種子が均一に固着
されている場合は、播種に先立ち所望形状に切り離し、
準備された下地の上に種類・色彩を組み合わせつつ敷設
して軽く覆土する。
【0013】なお、播種シートを例えば紙のようなシー
ト状素材を使用する場合には、播種作業に先立って、色
彩・文字等により植物の種類・色彩等が判別できるよう
表示しておくことができ、播種作業に当たって生ずる可
能性のある過誤を防止することができる。また、播種シ
ートに対して病害虫防止薬成分、土壌改良剤成分、肥料
成分等が含浸せしめている場合は、播種時の施肥、石灰
散布等の労力を軽減することも可能である。
ト状素材を使用する場合には、播種作業に先立って、色
彩・文字等により植物の種類・色彩等が判別できるよう
表示しておくことができ、播種作業に当たって生ずる可
能性のある過誤を防止することができる。また、播種シ
ートに対して病害虫防止薬成分、土壌改良剤成分、肥料
成分等が含浸せしめている場合は、播種時の施肥、石灰
散布等の労力を軽減することも可能である。
【0014】また、播種シートを集光作用(集温作用)
を発揮する黒色等の黒っぽい色にすることによって、播
種シート上に固着された種子の発芽が促進されるととも
に、太陽光が不足する播種シートの下方の雑種の種の発
芽を抑制することができる。なお、播種シートを、種子
を固着する台紙と固着された種子を被覆する分解されや
すく透明のカバーシート部の二重とすることもできる。
を発揮する黒色等の黒っぽい色にすることによって、播
種シート上に固着された種子の発芽が促進されるととも
に、太陽光が不足する播種シートの下方の雑種の種の発
芽を抑制することができる。なお、播種シートを、種子
を固着する台紙と固着された種子を被覆する分解されや
すく透明のカバーシート部の二重とすることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて添付図を参照しつつ説明する。図1は本発明にかか
る播種シートの基本構成例を示す平面図である。図1
(A)におけるシート状素材1は、例えば薄い紙であ
り、種子2が破線で形成された格子の交点である〇印の
上に固着されている。ここでは、同種又は同色の種子が
固着されている。なお、シート状素材1は土壌内の微生
物等により適宜期間内に分解される素材が使用され、例
えば、再生紙や適宜植物繊維をシート状に成形したもの
等を利用することができる。
いて添付図を参照しつつ説明する。図1は本発明にかか
る播種シートの基本構成例を示す平面図である。図1
(A)におけるシート状素材1は、例えば薄い紙であ
り、種子2が破線で形成された格子の交点である〇印の
上に固着されている。ここでは、同種又は同色の種子が
固着されている。なお、シート状素材1は土壌内の微生
物等により適宜期間内に分解される素材が使用され、例
えば、再生紙や適宜植物繊維をシート状に成形したもの
等を利用することができる。
【0016】図1(B)においては、一点鎖線で示す直
線状の境界線を挟んで、その左側に〇印の上に固着され
る種子3(1)、その右側に▲印の上に固着される種子
4(2)のように、種類・色彩等の異なる種子を播種シ
ートに固着しておき、本発明にかかる播種シートのみに
よって、当該種子の植物の開花、育成後に所望の模様、
文字、マーク等の平面形状を形成することができる。な
お、播種シート上に描くこのような境界線は直線に限ら
れず、曲線、折れ線、円弧、動物の絵等のいずれであっ
てもよい。
線状の境界線を挟んで、その左側に〇印の上に固着され
る種子3(1)、その右側に▲印の上に固着される種子
4(2)のように、種類・色彩等の異なる種子を播種シ
ートに固着しておき、本発明にかかる播種シートのみに
よって、当該種子の植物の開花、育成後に所望の模様、
文字、マーク等の平面形状を形成することができる。な
お、播種シート上に描くこのような境界線は直線に限ら
れず、曲線、折れ線、円弧、動物の絵等のいずれであっ
てもよい。
【0017】種子を固着する間隔または密度等は、当該
種子の発芽・生育後の状態を考慮して決定されるべきも
のである。そのまま、直播きとして使用する場合は、生
育が阻害されないように配慮すべきである。特に根の張
る領域が広い場合や、枝葉の広がりを考慮すべきであ
る。しかしながら、植物の発芽・生育等は100%にな
るとは限らないため、2倍程度の密度としておき、後日
苗の生育状態を観察しながら間引きするようにしてもよ
い。
種子の発芽・生育後の状態を考慮して決定されるべきも
のである。そのまま、直播きとして使用する場合は、生
育が阻害されないように配慮すべきである。特に根の張
る領域が広い場合や、枝葉の広がりを考慮すべきであ
る。しかしながら、植物の発芽・生育等は100%にな
るとは限らないため、2倍程度の密度としておき、後日
苗の生育状態を観察しながら間引きするようにしてもよ
い。
【0018】また、本発明にかかる播種シートは、苗床
を利用する場合にもムラなく播種することができるため
有利に利用可能である。このような苗床に播種し、幼苗
が適宜寸法に生育した後、定植に際して1〜適宜本数纏
めて植え付ける。この際、植物の種類や葉の色・花の色
・草丈等の違いを考慮しつつ定植することができる。
を利用する場合にもムラなく播種することができるため
有利に利用可能である。このような苗床に播種し、幼苗
が適宜寸法に生育した後、定植に際して1〜適宜本数纏
めて植え付ける。この際、植物の種類や葉の色・花の色
・草丈等の違いを考慮しつつ定植することができる。
【0019】図2は、直播きする場合に、開花した植物
の異なる花の色あるいは育成した葉の色、さらには植物
の種類等により、文字、模様、マーク等を表す実施例を
示すものである。ここでは、地色部分を形成する種子5
(A)と、文字『花』を形成する、種子5(A)とは異
なる色彩の花及び/又は葉となる種子6(B)とが固着
された播種シートを示しており、これによって文字
『花』を表して状態を例示している。なお、花や葉の色
彩のみならず、地色部分と特徴部分(文字、模様等)と
の枝葉の状態の違い、草丈の違い、生育状態の違い等で
視覚に差異を与える植物を組み合わせてもよい。
の異なる花の色あるいは育成した葉の色、さらには植物
の種類等により、文字、模様、マーク等を表す実施例を
示すものである。ここでは、地色部分を形成する種子5
(A)と、文字『花』を形成する、種子5(A)とは異
なる色彩の花及び/又は葉となる種子6(B)とが固着
された播種シートを示しており、これによって文字
『花』を表して状態を例示している。なお、花や葉の色
彩のみならず、地色部分と特徴部分(文字、模様等)と
の枝葉の状態の違い、草丈の違い、生育状態の違い等で
視覚に差異を与える植物を組み合わせてもよい。
【0020】本発明にかかる播種シートを利用するにあ
たっては、例えば図1(A)に示すように同種の植物の
種子を固着している場合は、広い範囲にわたって同種の
植物を植え付ける場合に適しており、また、実際に下地
の上に敷設する際に、多種のものと併置し、あるいは適
宜寸法に揃えて切断しておき、まだら模様、市松模様等
になるように配置することも容易に実現できる。
たっては、例えば図1(A)に示すように同種の植物の
種子を固着している場合は、広い範囲にわたって同種の
植物を植え付ける場合に適しており、また、実際に下地
の上に敷設する際に、多種のものと併置し、あるいは適
宜寸法に揃えて切断しておき、まだら模様、市松模様等
になるように配置することも容易に実現できる。
【0021】また、外形を円形、楕円形、菱形、台形等
々にすることを希望する場合は、播種シートを予め当該
希望形状となるように切断した後、敷設すればよい。こ
の場合、図1(B)に示すような播種シートを使用して
上述のような形状の一部が色違いや種類の違う植物とな
るように配列してもよい。
々にすることを希望する場合は、播種シートを予め当該
希望形状となるように切断した後、敷設すればよい。こ
の場合、図1(B)に示すような播種シートを使用して
上述のような形状の一部が色違いや種類の違う植物とな
るように配列してもよい。
【0022】なお、播種シートの色を集光作用(集温作
用)を発揮する黒色にすることにより、温暖環境にある
播種シート上に固着された種子はその発芽が促進され
る。また、該シートにより太陽光が入りにくくなった環
境にある播種シートの下方の雑種の種の発芽は抑制され
る。さらに、播種シートを、種子を固着する台紙と固着
された種子を被覆する分解されやすく透明のカバーシー
ト部の二重とすることもできる。これによりシート上に
固着された種子の剥がれを確実に防止することが可能と
なる。
用)を発揮する黒色にすることにより、温暖環境にある
播種シート上に固着された種子はその発芽が促進され
る。また、該シートにより太陽光が入りにくくなった環
境にある播種シートの下方の雑種の種の発芽は抑制され
る。さらに、播種シートを、種子を固着する台紙と固着
された種子を被覆する分解されやすく透明のカバーシー
ト部の二重とすることもできる。これによりシート上に
固着された種子の剥がれを確実に防止することが可能と
なる。
【0023】本発明にかかる播種シートは、上述のよう
な形態上の組み合わせの形成に利用できるばかりでな
く、種子がきわめて小さいものである場合に手指の感覚
のみでは均一に播種できないような植物についても有利
に利用できる。例えば芝の種子のように微粒である場合
に、適宜器具により予めに均一に固着しておき、下地の
上に敷設するようなケースでも無駄のない播種が可能と
なる。
な形態上の組み合わせの形成に利用できるばかりでな
く、種子がきわめて小さいものである場合に手指の感覚
のみでは均一に播種できないような植物についても有利
に利用できる。例えば芝の種子のように微粒である場合
に、適宜器具により予めに均一に固着しておき、下地の
上に敷設するようなケースでも無駄のない播種が可能と
なる。
【0024】
【発明の効果】本発明にかかる播種シートによれば、種
子は播種シート製造過程において正確な密度及び/又は
間隔で固着されているから、播種作業時は予め播種前準
備の施された下地の上に当該播種シートをそのまま、あ
るいは異種ないし異色植物を組み合わせて敷設するのみ
により所望組み合わせの播種作業が完了する。敷設され
た播種シートには、軽く覆土が行われ、その後灌水、日
照、温度等の通常の管理を行うことにより所望形状、模
様、文字、マーク等に沿って植え分けられた植物を育成
することができる。
子は播種シート製造過程において正確な密度及び/又は
間隔で固着されているから、播種作業時は予め播種前準
備の施された下地の上に当該播種シートをそのまま、あ
るいは異種ないし異色植物を組み合わせて敷設するのみ
により所望組み合わせの播種作業が完了する。敷設され
た播種シートには、軽く覆土が行われ、その後灌水、日
照、温度等の通常の管理を行うことにより所望形状、模
様、文字、マーク等に沿って植え分けられた植物を育成
することができる。
【0025】また、この播種シートは、いわば型紙とし
ても機能するから、所望形状、模様、文字、マーク等を
形成する際に、予め文字や模様を表す形状に切断してお
くことにより、人手による色分け等を目標とする播種よ
りも正確かつ確実に達成することができる。なお、播種
シートのシート状素材に病害虫の予防薬成分、土壌改良
剤成分、肥料成分等を含浸せしめておくことにより、よ
り確実な生育を期待することができる効果が得られる。
ても機能するから、所望形状、模様、文字、マーク等を
形成する際に、予め文字や模様を表す形状に切断してお
くことにより、人手による色分け等を目標とする播種よ
りも正確かつ確実に達成することができる。なお、播種
シートのシート状素材に病害虫の予防薬成分、土壌改良
剤成分、肥料成分等を含浸せしめておくことにより、よ
り確実な生育を期待することができる効果が得られる。
【図1】図(A)は同種の種子を固着した播種シートの
構成例、図(B)は2種の種子を区分して固着した播種
シートの構成例を示す説明図である。
構成例、図(B)は2種の種子を区分して固着した播種
シートの構成例を示す説明図である。
【図2】文字部分を形成する植物の種子を地色部分を形
成する植物とは異種の植物の種子とした構成例を示す説
明図である。
成する植物とは異種の植物の種子とした構成例を示す説
明図である。
1 シート状素材 2 種子 3 種子(1) 4 種子(2) 5 種子(A)(地色部分) 6 種子(B)(文字部分)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠中 健 神奈川県横浜市中区本牧元町5−1 Fターム(参考) 2B051 AB01 CB02 CB24 CB29 CB30 CB33
Claims (6)
- 【請求項1】 地中において適宜分解されるシート状素
材に対して、所望の種類及び/又は色彩の植物の種子
を、当該植物に相応しい密度ないし間隔をもって固着し
た、ことを特徴とする播種シート。 - 【請求項2】 前記シート状素材が地中において分解さ
れやすい紙または有機物の集合体である、ことを特徴と
する請求項1に記載の播種シート。 - 【請求項3】 前記シート状素材の形状が適宜幅で長尺
のテープ状であることを特徴とする請求項1または2の
いずれかに記載の播種シート。 - 【請求項4】 前記シート状素材の形状が方形、円形、
楕円形、三角形等の広がりのある形態であることを特徴
とする請求項1または2のいずれかに記載の播種シー
ト。 - 【請求項5】 前記シート状素材の色彩が黒色であるこ
とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の播
種シート。 - 【請求項6】 前記シート状素材に対して、固着される
種子に適合する病害虫予防剤、土壌改良剤、肥料等の少
なくとも1種の成分が含浸せしめられることを特徴とす
る請求項1ないし5のいずれかに記載の播種シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001113755A JP2002305914A (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 播種シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001113755A JP2002305914A (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 播種シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002305914A true JP2002305914A (ja) | 2002-10-22 |
Family
ID=18964937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001113755A Pending JP2002305914A (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 播種シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002305914A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105792630A (zh) * | 2013-07-31 | 2016-07-20 | (株)张自动化 | 附着不同类型的植物种子的种子附着覆盖物的制造方法及种子附着覆盖物 |
WO2018207850A1 (ja) | 2017-05-11 | 2018-11-15 | 株式会社エルム | 水耕栽培用シードペーパー及び該シードペーパー製造装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0416505U (ja) * | 1990-05-29 | 1992-02-12 | ||
JPH0455209U (ja) * | 1990-09-17 | 1992-05-12 |
-
2001
- 2001-04-12 JP JP2001113755A patent/JP2002305914A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0416505U (ja) * | 1990-05-29 | 1992-02-12 | ||
JPH0455209U (ja) * | 1990-09-17 | 1992-05-12 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105792630A (zh) * | 2013-07-31 | 2016-07-20 | (株)张自动化 | 附着不同类型的植物种子的种子附着覆盖物的制造方法及种子附着覆盖物 |
JP2016525368A (ja) * | 2013-07-31 | 2016-08-25 | ジャン ジャドンファ カンパニー リミテッド | 異種の植物種子が付着する種子付マルチング材の製造方法及びその種子付マルチング材 |
WO2018207850A1 (ja) | 2017-05-11 | 2018-11-15 | 株式会社エルム | 水耕栽培用シードペーパー及び該シードペーパー製造装置 |
KR20190126905A (ko) | 2017-05-11 | 2019-11-12 | 가부시키가이샤 에루므 | 수경 재배용 시드 페이퍼 제조 장치 및 수경 재배용 시드 페이퍼 제조 방법 |
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