JP2002305606A - ファクシミリ装置及びファクシミリ通信方法 - Google Patents

ファクシミリ装置及びファクシミリ通信方法

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JP2002305606A JP2001108588A JP2001108588A JP2002305606A JP 2002305606 A JP2002305606 A JP 2002305606A JP 2001108588 A JP2001108588 A JP 2001108588A JP 2001108588 A JP2001108588 A JP 2001108588A JP 2002305606 A JP2002305606 A JP 2002305606A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来例に比較して簡単に、インターネットを
介してリアルタイムでファクシミリ通信を行う。 【解決手段】 インターネット40を介して接続された
相手方のファクシミリ装置とファクシミリ通信を行うフ
ァクシミリ装置20において、相手方のファクシミリ装
置のURLを指定することによりTCP接続した後、相
手方のファクシミリ装置と、ITU−T勧告T.30の
通信手順に係るメッセージを、HTTPの通信手順にお
けるリクエスト・メッセージとそれに応答するレスポン
ス・メッセージとを用いて送受信することによりファク
シミリ通信を行う。上記URLは、相手方のファクシミ
リ装置の電話番号を含むように指定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
介してファクシミリ通信を行うファクシミリ装置及びフ
ァクシミリ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子メールを利用してインターネ
ットを介して画像データを送受信するインターネットフ
ァクシミリ装置を用いたインターネットファクシミリ通
信システムが、ITU−T勧告T.37において提案さ
れている。このインターネットファクシミリ装置では、
画像データを含む電子メールを送信側のメールサーバ装
置(ゲートウェイ装置)及びインターネットを介して受
信側のメールサーバ装置(ゲートウェイ装置)にSMT
P方式で送信し、受信側のインターネットファクシミリ
装置は、POP3方式で受信側のメールサーバ装置にア
クセスして、画像データを含む電子メールを受信して、
受信された画像データを画像記録部を用いて印字する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例に係るITU−T勧告T.37に規定する通信手順
を用いてファクシミリ通信を行う場合、通信手順が複雑
であり、それに伴い、ソフトウエアも複雑になるという
問題点があった。
【0004】本発明の目的は以上の問題点を解決し、従
来例に比較して簡単に、インターネットを介してリアル
タイムでファクシミリ通信を行うファクシミリ装置及び
ファクシミリ通信方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るファクシミ
リ装置は、インターネットを介して接続された相手方の
ファクシミリ装置とファクシミリ通信を行うファクシミ
リ装置において、相手方のファクシミリ装置と、ITU
−T勧告T.30の通信手順に係るメッセージを、HT
TPの通信手順におけるリクエスト・メッセージとそれ
に応答するレスポンス・メッセージとを用いて送受信す
ることによりファクシミリ通信を行う通信手段とを備え
たことを特徴とする。
【0006】上記ファクシミリ装置において、好ましく
は、相手方のファクシミリ装置のURLを指定すること
によりTCP接続する接続手段をさらに備え、上記通信
手段は、上記TCP接続した後、上記ファクシミリ通信
を行うことを特徴とする。ここで、上記URLは、好ま
しくは、相手方のファクシミリ装置の電話番号を含むよ
うに指定されたことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係るファクシミリ通信方法
は、インターネットを介して接続された相手方のファク
シミリ装置とファクシミリ通信を行うファクシミリ通信
方法において、相手方のファクシミリ装置と、ITU−
T勧告T.30の通信手順に係るメッセージを、HTT
Pの通信手順におけるリクエスト・メッセージとそれに
応答するレスポンス・メッセージとを用いて送受信する
ことによりファクシミリ通信を行うステップを含むこと
を特徴とする。
【0008】上記ファクシミリ通信方法において、好ま
しくは、相手方のファクシミリ装置のURLを指定する
ことによりTCP接続するステップをさらに含み、上記
ファクシミリ通信を行うステップは、上記TCP接続し
た後、上記ファクシミリ通信を行うことを特徴とする。
ここで、上記URLは、好ましくは、相手方のファクシ
ミリ装置の電話番号を含むように指定されたことを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。
【0010】<実施形態>図1は、本発明に係る実施形
態である、ITU−T勧告T.30の通信手順に係るメ
ッセージをHTTP(Hypertext transfer protocol)
の通信手順を用いて送受信することによりファクシミリ
通信を行うインターネットファクシミリ機能を備えたフ
ァクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。
【0011】この実施形態に係るファクシミリ装置20
は、インターネット40を介して接続された相手方のフ
ァクシミリ装置とファクシミリ通信を行うファクシミリ
装置であり、主制御部1は、相手方のファクシミリ装置
のインターネット40上のURL(Uniform Resource l
ocator)を指定することによりTCP(TransmissionCo
ntrol Protocol)接続した後、相手方のファクシミリ装
置と、ITU−T勧告T.30の通信手順に係るメッセ
ージを、HTTPの通信手順におけるリクエスト・メッ
セージとそれに応答するレスポンス・メッセージとを用
いて送受信することにより、FAXoverHTTPアプリケーシ
ョンプログラムによるファクシミリ通信を行う。ここ
で、上記URLは、好ましくは、相手方のファクシミリ
装置の電話番号を含むように指定される。
【0012】図1において、ファクシミリ装置20は、
従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとと
もに、上述のFAXoverHTTPアプリケーションプログラム
によるインターネットファクシミリ機能を備えている。
主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス
13を介して以下のハードウェア各部と接続されていて
それらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの
機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用した
スキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドット
イメージデータを出力する。画像記録部3は電子写真方
式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置から
ファクシミリ通信により受信したイメージデータをハー
ドコピーとしてプリントアウトして記録する。表示部4
は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等
の表示装置であり、当該ファクシミリ装置20の動作状
態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及
び受信したイメージデータの表示を行う。
【0013】操作部5は、当該ファクシミリ装置20を
操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、
短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種
のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部
4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5
の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成し
てもよい。
【0014】ROM6は、当該ファクシミリ装置20の
動作に必要であって主制御部1によって実行される、上
述のFAXoverHTTPアプリケーションプログラムを含む種
々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。これら
のプログラムは、例えば、フロッピー(登録商標)ディ
スク、MO、DVD−RAMなどの記録媒体に記録し
て、必要に応じてそのドライブ装置を介してSRAM7
にロードして当該プログラムを実行してもよい。SRA
M7は、主制御部1のワーキングエリアとして使用され
てプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶
する。コンパクトフラッシュ(登録商標)8は、いわゆ
る画像メモリと、プログラム記録媒体としてのメモリと
の役割を有する。
【0015】ファックスモデム10は、公衆電話回線L
を介して公衆電話網50に接続され、通常のファクシミ
リ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムであ
り、FSK信号として受信される発信電話番号情報のデ
ータを復調して主制御部1に出力する。NCU(ネット
ワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナロ
グの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の
動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア
回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆
電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電
話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通
常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて
発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2
次応答信号を発信することができる。なお、NCU11
を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端
装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド
伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接
続するようにしてもよい。
【0016】LANインターフェース回路12は、当該
ファクシミリ装置20を、例えばイーサネット(登録商
標)などのLAN30及びルータ装置32を介してイン
ターネット40に接続するために、信号やデータの信号
変換やプロトコル変換を行うインターフェース回路であ
り、LAN30にはルータ装置32やメールサーバ装置
(図示せず。)が接続される。さらに、ルータ装置32
はインターネット40を介して相手方のファクシミリ装
置(図示せず。)に接続される。当該ファクシミリ装置
20から相手方のファクシミリ装置に対してインターネ
ット40を介してTCP接続することにより発呼し、画
像データをファクシミリ送信するときは、ITU−Tの
T.30勧告の通信手順に係るメッセージを、HTTP
のリクエスト・メッセージを用いて、LANインターフ
ェース12からLAN30、ルータ装置32及びインタ
ーネット40を介して相手方のファクシミリ装置に送信
し、これに応答して、相手方のファクシミリ装置から送
信されてくる、対応するレスポンス・メッセージを受信
することにより、FAXoverHTTPアプリケーションプログ
ラムによるファクシミリ通信を行う。なお、インターネ
ット40への回線接続は、専用回線などに限らず、公衆
電話回線Lを用いたダイヤルアップ接続でもよい。
【0017】以上のように構成された本実施形態のファ
クシミリ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ
通信機能に加えて、送信側のWEBブラウザと、受信側
のWEBサーバーとを用いる上述のインターネットファ
クシミリ機能を有している。通常のファクシミリ通信機
能においては、画像読取部2により読み取られたドット
イメージデータはファクシミリ通信の規格で定められて
いるMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフト
ウェアにより符号化された後、相手方のファクシミリ装
置に送信される一方、逆に相手方のファクシミリ装置か
ら受信した符号化データもソフトウェアによりイメージ
データに復号化されて画像記録部3からハードコピーと
して出力される。
【0018】すなわち、本実施形態では、HTTPプロ
トコル上でITU−TのT.30勧告の通信手順に係る
メッセージを送受信することによりトンネリングして、
FAXoverHTTPアプリケーションプログラムによりリアル
タイムのインターネットFAXを実現する。HTTPプ
ロトコル上で用いるリクエスト・メッセージ及びレスポ
ンス・メッセージの書式は次の表に示す通りである。
【0019】
【表1】 リクエスト・メッセージ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― データ名称(内容) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― リクエスト(メソッド URI HTTPバージョン) オプション:一般ヘッダ(日付,時間,パス,ID番号,MIMEタイプなど) オプション:リクエスト・ヘッダ(ブラウザ名/バージョン,利用者名,直前に 表示したページのURL,利用可能なMIMEタイプ/圧縮形式,更新日時など ) オプション:エンティティ・ヘッダ(利用可能なメソッド,ボディーの種類,エ ンティティ・ボディーの大きさ,エンコード方法,バージョンなど) <CRLF>(改行(1行空白)) オプション:エンティティ・ボディ(クライアントからサーバーへ送信するメッ セージデータ) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0020】
【表2】 レスポンス・メッセージ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― データ名称(内容) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ステータス(HTTPバージョン 状態コード 理由文) オプション:一般ヘッダ(日付,時間,パス,ID番号,MIMEタイプなど) オプション:リクエスト・ヘッダ(サーバー・ソフト名,認証方式など) オプション:エンティティ・ヘッダ(利用可能なメソッド,ボディーの種類,エ ンティティ・ボディーの大きさ,エンコード方法,バージョンなど) <CRLF>(改行(1行空白)) オプション:エンティティ・ボディ(サーバーからクライアントへ送信するメッ セージデータ) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0021】本実施形態においては、HTTPプロトコ
ルの認証機能やSSL(Secure Sockets Layer)のデー
タの暗号化機能を利用しFAX通信にも認証や暗号化通
信機能を持たせることができる。また、HTTPプロト
コルではバイナリデータを扱えるので、ファクシミリ通
信で使用するDIS信号やDCS信号などの信号メッセ
ージデータをそのままバイナリデータとしてやり取りで
きる。さらに、ファクシミリ通信が終了するまでセッシ
ョンを切断しないようにすることによって通信速度と安
定性を向上させることができる。
【0022】また、HTTPプロトコルを使用すること
によりURLで相手方を指定できるが、相手方のファク
シミリ装置を例えば以下のように指定して呼び出す。
【数1】http://www.abctec.co.jp/fax
【0023】さらに、複数のファクシミリ装置がある場
合には、URLにおいて以下のように電話番号で指定し
て呼び出す。
【数2】http://www.muratec.co.jp/0756728622/fax
【0024】またさらに、従来のファクシミリ装置で用
いるFコード、NSS信号、NSF信号などを、同様に
HTTPプロトコル上で送受信することにより、転送機
能や、掲示板機能、ポーリング受信、各種Fコード機能
なども行ってもよい。
【0025】図2は、図1のファクシミリ装置20の構
成をそれぞれ有するファクシミリ装置20Aからファク
シミリ装置20Bに対する通常送信の一例を示すシーケ
ンス図である。以下、図2を参照して、通常送信の一例
について説明する。まず、ファクシミリ装置20Aにお
いてファクシミリ装置20BのURLを指定することに
より当該URLに対応するIPアドレスを求めてファク
シミリ装置20BのWEBサーバーにTCP接続により
接続する。次いで、ファクシミリ装置20Aはファクシ
ミリ装置20Bに対して表3に示すCNG信号を含むH
TTPリクエスト・メッセージを送信する。
【0026】
【表3】 ――――――――――――――――――――――――― POST http://fax/0756728242 HTTP/1.0 User-Agent: ifax-sender Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 3 <CRLF> <CNGメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0027】これに応答して、ファクシミリ装置20B
はファクシミリ装置20Aに対して表4に示すNSF信
号、CSI信号、DIS信号を含むHTTPレスポンス
・メッセージを返信する。
【0028】
【表4】 ――――――――――――――――――――――――― HTTP/1.0 200 OK Server:ifax-receiver Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 35 <CRLF> <NSFフレームメッセージデータ> <CSIフレームメッセージデータ> <DISフレームメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0029】次いで、ファクシミリ装置20Aはファク
シミリ装置20Bに対して表5に示すTSI信号、DC
S信号を含むHTTPリクエスト・メッセージを送信す
る。
【0030】
【表5】 ――――――――――――――――――――――――― POST http://fax/0756728242 HTTP/1.0 User-Agent: ifax-sender Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 30 <CRLF> <TSIフレームメッセージデータ> <DCSフレームメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0031】これに応答して、ファクシミリ装置20B
はファクシミリ装置20Aに対して表6に示すCFR信
号信号を含むHTTPレスポンス・メッセージを返信す
る。
【0032】
【表6】 ――――――――――――――――――――――――― HTTP/1.0 200 OK Server: ifax-receiver Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 5 <CRLF> <CFRフレームメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0033】次いで、ファクシミリ装置20Aはファク
シミリ装置20Bに対して表7に示すPIX信号(符号
化画像データ)、EOP信号を含むHTTPリクエスト
・メッセージを送信する。
【0034】
【表7】 ――――――――――――――――――――――――― POST http://fax/0756728242 HTTP/1.0 User-Agent: ifax-sender Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 10000 <CRLF> <PIXメッセージデータ> <EOPメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0035】これに応答して、ファクシミリ装置20B
はファクシミリ装置20Aに対して表8に示すMCF信
号を含むHTTPレスポンス・メッセージを返信する。
【0036】
【表8】 ――――――――――――――――――――――――― HTTP/1.0 200 OK Server: ifax-receiver Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 5 <CRLF> <MCFフレームメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0037】次いで、ファクシミリ装置20Aはファク
シミリ装置20Bに対して表9に示すDCN信号を含む
HTTPリクエスト・メッセージを送信する。
【0038】
【表9】 ――――――――――――――――――――――――― POST http://fax/0756728242 HTTP/1.0 User-Agent: ifax-sender Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 5 <CRLF> <DCNメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0039】これに応答して、ファクシミリ装置20B
はファクシミリ装置20Aに対して表10に示すOK信
号を含むHTTPレスポンス・メッセージを返信する。
【0040】
【表10】 ――――――――――――――――――――――――― HTTP/1.0 200 OK Server: ifax-receiver ―――――――――――――――――――――――――
【0041】そして、これ以降、ファクシミリ装置20
BのURLに対して接続しないことによりTCP接続を
切断し、以上で通常送信のシーケンスを終了する。
【0042】図3は、図1のファクシミリ装置20の構
成をそれぞれファクシミリ装置20Aのファクシミリ装
置20Bに対するポーリング受信の一例を示すシーケン
ス図である。次いで、図3を参照して、ポーリング受信
の一例について説明する。まず、ファクシミリ装置20
Aにおいてファクシミリ装置20BのURLを指定する
ことにより当該URLに対応するIPアドレスを求めて
ファクシミリ装置20BのWEBサーバーにTCP接続
により接続する。次いで、ファクシミリ装置20Aはフ
ァクシミリ装置20Bに対して表11に示すCNG信号
を含むHTTPリクエスト・メッセージを送信する。
【0043】
【表11】 ――――――――――――――――――――――――― POST http://fax/0756728242 HTTP/1.0 User-Agent: ifax-sender Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 3 <CRLF> <CNGメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0044】これに応答して、ファクシミリ装置20B
はファクシミリ装置20Aに対して表12に示すNSF
信号、CSI信号、DIS信号を含むHTTPレスポン
ス・メッセージを返信する。
【0045】
【表12】 ――――――――――――――――――――――――― HTTP/1.0 200 OK Server: ifax-receiver Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 35 <CRLF> <NSFフレームメッセージデータ> <CSIフレームメッセージデータ> <DISフレームメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0046】次いで、ファクシミリ装置20Aはファク
シミリ装置20Bに対して表13に示すCIG信号、D
TC信号を含むHTTPリクエスト・メッセージを送信
する。
【0047】
【表13】 ――――――――――――――――――――――――― POST http://fax/0756728242 HTTP/1.0 User-Agent: ifax-sender Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 30 <CRLF> <CIGフレームメッセージデータ> <DTCフレームメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0048】これに応答して、ファクシミリ装置20B
はファクシミリ装置20Aに対して表14に示すTSI
信号、DCS信号を含むHTTPレスポンス・メッセー
ジを返信する。
【0049】
【表14】 ――――――――――――――――――――――――― HTTP/1.0 200 OK Server: ifax-receiver Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 5 <CRLF> <TSIフレームメッセージデータ> <DCSフレームメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0050】次いで、ファクシミリ装置20Aはファク
シミリ装置20Bに対して表15に示すCFR信号を含
むHTTPリクエスト・メッセージを送信する。
【0051】
【表15】 ――――――――――――――――――――――――― POST http://fax/0756728242 HTTP/1.0 User-Agent: ifax-sender Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 5 <CRLF> <CFRメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0052】これに応答して、ファクシミリ装置20B
はファクシミリ装置20Aに対して表16に示すPIX
信号(符号化画像データ)、EOP信号を含むHTTP
レスポンス・メッセージを返信する。
【0053】
【表16】 ――――――――――――――――――――――――― HTTP/1.0 200 OK Server:ifax-receiver Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 10000 <CRLF> <PIXメッセージデータ> <EOPメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0054】次いで、ファクシミリ装置20Aはファク
シミリ装置20Bに対して表17に示すMCF信号を含
むHTTPリクエスト・メッセージを送信する。
【0055】
【表17】 ――――――――――――――――――――――――― POST http://fax/0756728242 HTTP/1.0 User-Agent: ifax-sender Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 5 <CRLF> <MCFメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0056】これに応答して、ファクシミリ装置20B
はファクシミリ装置20Aに対して表18に示すDCN
信号を含むHTTPレスポンス・メッセージを返信す
る。
【0057】
【表18】 ――――――――――――――――――――――――― HTTP/1.0 200 OK Server:ifax-receiver Content-Type: application/octet-stream Content-Length: 5 <CRLF> <DCNフレームメッセージデータ> ―――――――――――――――――――――――――
【0058】そして、これ以降、ファクシミリ装置20
BのURLに対して接続しないことによりTCP接続を
切断し、以上でポーリング受信のシーケンスを終了す
る。
【0059】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、インターネット40を介して接続された相手方のフ
ァクシミリ装置とファクシミリ通信を行うファクシミリ
装置20において、相手方のファクシミリ装置のURL
を指定することによりTCP接続して発呼した後、相手
方のファクシミリ装置と、ITU−T勧告T.30の通
信手順に係るメッセージを、HTTPの通信手順におけ
るリクエスト・メッセージとそれに応答するレスポンス
・メッセージとを用いて送受信することによりファクシ
ミリ通信を行う。従って、本実施形態によれば、従来例
に比較して簡単に、インターネットを介してリアルタイ
ムでファクシミリ通信を行うファクシミリ装置及びファ
クシミリ通信方法を提供することができる。また、HT
TPプロトコルの認証機能やSSL(Secure Sockets L
ayer)の暗号化機能を利用して、ファクシミリ通信にお
いて容易に、サーバ認証や暗号化通信機能を持たせるこ
とができる。
【0060】また、上記URLは、相手方のファクシミ
リ装置の電話番号を含むように指定される。これによ
り、相手方の通信システムにおいて複数のファクシミリ
装置が存在する場合であっても、上記URLを容易に選
択的に指定できる。
【0061】<変形例>以上の実施形態においては、フ
ァクシミリ装置20の例について述べているが、本発明
はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網な
どの公衆網に接続された、例えば電話機、データ通信装
置などを含む通信端末装置に適用することができる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るファク
シミリ装置及びファクシミリ通信方法によれば、インタ
ーネットを介して接続された相手方のファクシミリ装置
とファクシミリ通信を行うファクシミリ装置において、
相手方のファクシミリ装置のURLを指定することによ
りTCP接続した後、相手方のファクシミリ装置と、I
TU−T勧告T.30の通信手順に係るメッセージを、
HTTPの通信手順におけるリクエスト・メッセージと
それに応答するレスポンス・メッセージとを用いて送受
信することによりファクシミリ通信を行う。従って、本
発明によれば、従来例に比較して簡単に、インターネッ
トを介してリアルタイムでファクシミリ通信を行うファ
クシミリ装置及びファクシミリ通信方法を提供すること
ができる。また、HTTPプロトコルの認証機能やSS
L(Secure Sockets Layer)の暗号化機能を利用して、
ファクシミリ通信において容易に、サーバ認証や暗号化
通信機能を持たせることができる。さらに、TCP接続
した後ファクシミリ通信を行っているので、確実に相手
方のファクシミリ装置とファクシミリ通信を行うことが
できる。
【0063】また、本発明によれば、上記URLは、相
手方のファクシミリ装置の電話番号を含むように指定さ
れる。これにより、相手方の通信システムにおいて複数
のファクシミリ装置が存在する場合であっても、上記U
RLを容易に選択的に指定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態である、ITU−T勧
告T.30の通信手順に係るメッセージをHTTPの通
信手順を用いて送受信することによりファクシミリ通信
を行うインターネットファクシミリ機能を備えたファク
シミリ装置20の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のファクシミリ装置20の構成をそれぞ
れ有するファクシミリ装置20Aからファクシミリ装置
20Bに対する通常送信の一例を示すシーケンス図であ
る。
【図3】 図1のファクシミリ装置20の構成をそれぞ
れファクシミリ装置20Aのファクシミリ装置20Bに
対するポーリング受信の一例を示すシーケンス図であ
る。
【符号の説明】
1…主制御部、 2…画像読取部、 3…画像記録部、 6…ROM、 7…RAM、 8…コンパクトフラッシュ、 10…ファックスモデム、 11…NCU、 12…LANインターフェース回路、 13…バス、 20…ファクシミリ装置、 30…LAN、 32…ルータ装置、 40…インターネット、 50…公衆電話網、 L…公衆電話回線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA29 AA30 AA35 AB38 AE14 AF02 AF03 5C075 CA90 CD22 CF90 5K051 AA09 BB03 FF07 HH27 5K101 KK01 LL01 LL05 SS07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットを介して接続された相手
    方のファクシミリ装置とファクシミリ通信を行うファク
    シミリ装置において、相手方のファクシミリ装置と、I
    TU−T勧告T.30の通信手順に係るメッセージを、
    HTTPの通信手順におけるリクエスト・メッセージと
    それに応答するレスポンス・メッセージとを用いて送受
    信することによりファクシミリ通信を行う通信手段とを
    備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 相手方のファクシミリ装置のURLを指
    定することによりTCP接続する接続手段をさらに備
    え、上記通信手段は、上記TCP接続した後、上記ファ
    クシミリ通信を行うことを特徴とする請求項1記載のフ
    ァクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 上記URLは、相手方のファクシミリ装
    置の電話番号を含むように指定されたことを特徴とする
    請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 インターネットを介して接続された相手
    方のファクシミリ装置とファクシミリ通信を行うファク
    シミリ通信方法において、相手方のファクシミリ装置
    と、ITU−T勧告T.30の通信手順に係るメッセー
    ジを、HTTPの通信手順におけるリクエスト・メッセ
    ージとそれに応答するレスポンス・メッセージとを用い
    て送受信することによりファクシミリ通信を行うステッ
    プを含むことを特徴とするファクシミリ通信方法。
  5. 【請求項5】 相手方のファクシミリ装置のURLを指
    定することによりTCP接続するステップをさらに含
    み、 上記ファクシミリ通信を行うステップは、上記TCP接
    続した後、上記ファクシミリ通信を行うことを特徴とす
    る請求項4記載のファクシミリ通信方法。
  6. 【請求項6】 上記URLは、相手方のファクシミリ装
    置の電話番号を含むように指定されたことを特徴とする
    請求項5記載のファクシミリ通信方法。
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