JP2002305577A5 - - Google Patents

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JP2002305577A5
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【書類名】 明細書
【発明の名称】 クレードル、セキュリティシステム、携帯電話機、および監視方法
【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯電話機を支持する携帯電話機支持部と、
前記携帯電話機と電気的に接続される接続部と、
監視領域の状態を検知するセンサからの通報を受信するセンサ通信部と、
前記接続部を介して前記携帯電話機に指示信号を付与することにより、前記センサからの通報内容を外部に送信させる送信指示部と
前記携帯電話機と無線通信を行うための通信回路とを備えることを特徴とするクレードル。
【請求項2】
前記接続部を介して、前記携帯電話機の保持データを取得するデータ取得部を備えることを特徴とする請求項1に記載のクレードル。
【請求項3】
前記監視領域を撮像する撮像部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のクレードル。
【請求項4】
前記送信指示部は、前記撮像部の撮像ズーム比を制御することを特徴とする請求項3に記載のクレードル。
【請求項5】
前記センサ通信部で受信した通報内容に応じて、前記携帯電話機と前記撮像部とのうち、少なくとも一方の向きを変化させる方向変化手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のクレードル。
【請求項6】
自己の異常振動または異常音を破壊予備現象として検知する破壊検知部を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のクレードル。
【請求項7】
前記センサが取り付けられた装置の制御指示情報をセンサに送信するセンサ指示部を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のクレードル。
【請求項8】
前記センサ通信部は、前記センサと無線通信を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のクレードル。
【請求項9】
前記センサは、外部通信網と接続されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のクレードル。
【請求項10】
前記センサの検知内容を記憶するメモリを備えていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のクレードル。
【請求項11】
前記センサは、監視領域における異常発生場所に関する特定位置情報を前記センサ通信部に送信することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のクレードル。
【請求項12】
請求項1乃至11のいずれか1項に記載のクレードルと、
前記クレードルからの送信情報を受信する情報受信手段および該情報受信手段の受信情報を管理する情報管理手段を有する管理装置とからなることを特徴とするセキュリティシステム。
【請求項13】
請求項1乃至11のいずれか1項に記載のクレードルにおける送信指示部からの指示信号を受信するクレードル通信部を含んでいることを特徴とする携帯電話機。
【請求項14】
監視領域の状態を検知するセンサからの通報を、クレードルに設けられたセンサ通信部より受信するとともに、
携帯電話機と電気的に接続するために前記クレードルに設けられた接続部を介して前記携帯電話機に指示信号を付与することにより、前記センサからの通報内容を外部に送信する一方で、
前記クレードルに設けられた通信回路により、前記クレードルと前記携帯電話機との無線送信を行うことを特徴とする監視方法。
【請求項15】
前記接続部を介して、前記携帯電話機の格納データを取得することを特徴とする請求項14に記載の監視方法。
【請求項16】
前記監視領域を撮像するために前記クレードルに設けられる撮像部を用いて、前記監視領域の状態を検知することを特徴とする請求項14または15に記載の監視方法。
【請求項17】
前記撮像部の撮像ズーム比を変更することにより、前記監視領域の映像を拡大または縮小することを特徴とする請求項16に記載の監視方法。
【請求項18】
前記センサ通信部で受信した通報内容に応じて、前記携帯電話機と前記撮像部とのうち、少なくとも一方の向きを変化させることを特徴とする請求項14乃至17のいずれか1項に記載の監視方法。
【請求項19】
前記クレードルにおける異常振動または異常音を破壊予備現象として検知することを特徴とする請求項14乃至18のいずれか1項に記載の監視方法。
【請求項20】
前記センサが取り付けられた装置の制御指示情報をセンサに送信することを特徴とする請求項14乃至19のいずれか1項に記載の監視方法。
【請求項21】
前記センサ通信部は、前記センサと無線通信を行うことを特徴とする請求項14乃至20のいずれか1項に記載の監視方法。
【請求項22】
前記センサは、外部通信網と接続されていることを特徴とする請求項14乃至21のいずれか1項に記載の監視方法。
【請求項23】
前記センサの検知内容をメモリに記憶することを特徴とする請求項14乃至22のいずれか1項に記載の監視方法。
【請求項24】
前記センサは、監視領域における異常発生場所に関する特定位置情報を前記センサ通信部に送信することを特徴とする請求項14乃至23のいずれか1項に記載の監視方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機を利用することにより、各種センサからの通報内容を外部に送信する携帯電話機用クレードル、このクレードルと管理装置とからなるセキュリティシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機の急速な普及と共にその性能は劇的に向上しており、本来的機能である通話機能の他に、各種の新機能を備えた携帯電話機が次々と市場に登場している。例えば、インターネット等の通信網に接続する通信機能,カメラとしての撮像機能,現在位置情報及び関連地図情報を取得する位置特定機能などを備えたものである。
【0003】
このような携帯電話機は、利用者の帰宅時などの不使用時には、通常、クレードルと呼ばれる支持台に設置保管される。従来、携帯電話機用クレードルの機能は携帯電話機を安置する他、せいぜい携帯電話機を充電する程度であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のクレードルは、携帯電話機のメンテナンスを行うのみであって、積極的に携帯電話機の機能を利用するものではなかった。PDA(Personal Digital Assistant)用のクレードルでは、PDAの保持データをパーソナルコンピュータ等の外部装置に転送する機能を有するものが知られている。前述のように、近年の携帯電話機はPDAをも凌ぐ機能を有しながら、これを利用するクレードルは提案されていない。
【0005】
例えば、前記通信機能や撮像機能は、各種セキュリティシステムやホームコントロールシステムに不可欠のものであり、このようなシステムに携帯電話機の機能を有効活用することができれば、システムの簡略化やコストダウンに加えて、高度な情報連携サービスを提供することが可能になる。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、携帯電話機を設置するだけで、簡略な構成で多彩な機能を実現するクレードル、このクレードルと管理装置とからなるセキュリティシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るクレードルは、前記の課題を解決するために、携帯電話機を支持する携帯電話機支持部と、前記携帯電話機と電気的に接続される接続部と、監視領域の状態を検知するセンサからの通報を受信するセンサ通信部と、前記接続部を介して前記携帯電話機に指示信号を付与することにより、前記センサからの通報内容を外部に送信させる送信指示部とを備えることを特徴としている。
【0008】
上記の構成において、監視領域の状態を検知するセンサとは、家屋への侵入者を検知することを目的として玄関等の各種扉や窓に設置される開閉センサ,火災を検知することを目的として発煙や異常な温度上昇を検知する火災センサ,屋内の人体検知や各種設備の異常を検知することを目的として照明,金庫,エアコン,冷蔵庫などに組み込まれる各種組み込みセンサ,屋外の不審者検知を目的として番犬ロボットやペットに取り付けられる赤外線センサやCCDカメラなど、任意のセンサを含むものである。
【0009】
上記の構成によれば、携帯電話機が携帯電話機支持部に設置されると、接続部によって、クレードルは携帯電話機と電気的に接続される。また、クレードルは、センサ通信部によって、監視領域の状態を検知するセンサからの通報を受信すると共に、送信指示部が上記接続部を介して携帯電話機に指示信号を付与することによって、携帯電話機に上記通報内容を外部送信させる。また、利用者は携帯電話機の操作部をユーザインタフェースとして利用することにより、クレードルに対する各種の情報入力や設定指示を行うことができる。また、携帯電話機の有するインターネット接続機能や撮像機能など各種の機能を利用することも可能になる。
【0010】
これにより、携帯電話機の保管場所であって、遠距離通信手段やユーザインタフェースを持たない簡易な構成のクレードルを用いながら、インターネット接続やセキュリティサービスなど多彩な機能を実現することができる。
【0011】
本発明に係るクレードルは、前記の課題を解決するために、上記構成において、前記接続部を介して、前記携帯電話機の保持データを取得するデータ取得部を備えることを特徴としている。
【0012】
上記の構成によれば、クレードルは前記接続部を介して、予め携帯電話機に格納された各種データを取得することができる。例えば、クレードルは、利用者が外出先で携帯電話機に入力した指示情報や、携帯電話機が基地局等の通信網を介して得たデータ(例えば、通話履歴)を取得して、この取得データを提供機能に反映させることが可能になる。
【0013】
これにより、利用者が外出先等でクレードルへの指示・設定内容を携帯電話機に予め入力しておいたり、携帯電話機の各種履歴情報を考慮して利用者のニーズに適合した機能を提供することができる。
【0014】
本発明に係るクレードルは、前記の課題を解決するために、上記構成において、前記監視領域を撮像する撮像部を備えることを特徴としている。
【0015】
上記の構成によれば、携帯電話機に撮像部が備えられていない場合であっても、クレードルは監視領域の撮像を行うことができる。クレードルに備えられる撮像部は、デジタルカメラなどの静止画撮像手段に限られるものではなく、各種ビデオカメラなどの動画撮像手段であってもよい。
【0016】
これにより、携帯電話機に撮像部が備えられていない場合であっても、不審箇所の撮像を行ったり、撮像データを外部に送信することができる。
【0017】
本発明に係るクレードルは、前記の課題を解決するために、上記構成において、前記センサ通信部で受信した通報内容に応じて、前記携帯電話機と前記撮像部とのうち、少なくとも一方の向きを変化させる方向変化手段を備えることを特徴としている。
【0018】
上記の構成において、携帯電話機の向きとは、特に、携帯電話機に備えられたマイクロホンやカメラなどの各種センサの向きを意味する。また、方向変化手段としては、各種モータやピストンなど任意の構成を採用することができる。
【0019】
上記の構成によれば、例えば、センサ通信部で受信した通報内容から不審箇所を特定して、不審箇所周辺の音声を携帯電話機に備えられたマイクロホンで検出したり、不審箇所周辺の光景を携帯電話機やクレードルに備えられた撮像部で撮像することが可能になる。
【0020】
これにより、不審箇所周辺の情報を的確に取得することが可能になるので、高度なセキュリティ機能を実現することができる。
【0021】
本発明に係るクレードルは、前記の課題を解決するために、上記構成において、自己の異常振動または異常音を破壊予備現象として検知する破壊検知部を備えることを特徴としている。
【0022】
上記の構成によれば、クレードルは異常振動または異常音により、不審者のクレードルに対する攻撃や破壊工作を検知することができる。
【0023】
これにより、不審者の攻撃や破壊工作を外部に通報することにより、セキュリティ機能が無能化されることを回避することができる。
【0024】
本発明に係るクレードルは、前記の課題を解決するために、上記構成において、前記センサが取り付けられた装置の制御指示情報をセンサに送信するセンサ指示部を備えることを特徴としている。
【0025】
上記の構成によれば、センサ指示部は、センサが取り付けられた装置の制御指示情報をセンサに送信する。これを受信したセンサは、制御指示情報の内容に基づいて直接的に、装置の制御部に上記指示情報を付与することにより間接的に、装置を制御する。
【0026】
これにより、利用者の指示やセンサからの通報に基づいて各種装置を制御することができるので、ホームコントロールなどを含む高度なセキュリティ機能を提供することが可能になる。
【0027】
本発明に係るクレードルは、前記の課題を解決するために、上記構成において、前記センサ通信部は、前記センサと無線通信を行うことを特徴としている。
【0028】
上記の構成によれば、複雑な配線を設ける必要がないので、多数のセンサであっても容易に設置することができる。また、複数のクレードルが存在する場合には、クレードル同士で無線通信を行うことにより、各種の情報交換や他のクレードルへの指示を行うことができる。
【0029】
本発明に係るクレードルは、前記の課題を解決するために、上記構成において、前記センサは、外部通信網と接続されることを特徴としている。
【0030】
上記の構成によれば、センサはインターネット等の外部通信網と接続されるので、クレードルに携帯電話機が設置されていない緊急時であっても、クレードルは、センサを介して外部に各種通報を行うことができる。また、クレードルやセンサは、上記通信網を介して各種の情報収集を行うことが可能になる。
【0031】
本発明に係るセキュリティシステムは、前記の課題を解決するために、上記構成のクレードルと、上記クレードルからの送信情報を受信する情報受信手段および該情報受信手段の受信情報を管理する情報管理手段を有する管理装置とからなることを特徴としている。
【0032】
上記の構成において、クレードルからの送信情報とは、クレードルの指示に基づいて送信される情報全てを含むものであり、携帯電話機やセンサなどいずれの送信手段から送信されるかは問わない。
【0033】
上記の構成によれば、情報管理手段は、リアルタイムあるいは事後的に、クレードルからの送信情報を解析することができるので、利用者や第三者に多彩な情報を提供することが可能になる。
【0034】
【発明の実施の形態】
図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るセキュリティシステムについて説明する。
【0035】
[1.システム構成]
図1は、上記セキュリティシステムの概略構成を示すブロック図である。同図に示されるように、上記セキュリティシステムは、携帯電話機11が接続されているクレードル10,携帯電話機11からの送信情報を受信・管理する管理センタ13(管理装置),監視領域の状態を検知するセンサ12から構成されている。携帯電話機11と管理センタ13との間は電話通信網あるいはインターネット網で接続されており、クレードル10とセンサ12との間は後述の近距離無線通信によって接続されている。
【0036】
[2.クレードル及び携帯電話機の構成]
図2はクレードル10の概略構成を示すブロック図である。同図に示されるように、クレードル10は、CPU(Control Processing Unit )20(送信指示部,センサ指示部),メモリ21,I/O(Input/Output)インタフェース22,電源回路23,通信回路24(センサ通信部),アンテナ25(センサ通信部),モータ駆動部26(方向変化手段),モータ27(方向変化手段),携帯電話機検出回路28,及び破壊検知センサ29(破壊検知部)を備えている。上記構成のうち、メモリ21,I/Oインタフェース22,電源回路23,通信回路24,モータ駆動部26,携帯電話機検出回路28,及び破壊検知センサ29はそれぞれバスを通じてCPU20に接続されている。また、クレードル10は、成形樹脂などからなる筐体で覆われている。
【0037】
CPU20は、例えばマイクロコンピュータによって構成されており、その演算機能に基づいて、情報の収集・加工や各種制御回路への命令指示を行うものである。これにより、CPU20は、クレードル10全体の制御を司っている。
【0038】
メモリ21は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの半導体メモリや、磁気ディスクドライブや光ディスクドライブなどを記録媒体とする情報記録デバイスによって構成されており、CPU20の制御のもとで各種の情報を記憶するものである。メモリ21は、CPU20に各種制御や演算を行わせるためのプログラムやデータを記憶している。
【0039】
I/Oインタフェース22は、CPU20の制御のもとで、外部機器とデータ交信を行うためのインタフェース回路である。I/Oインタフェース22は、携帯電話機11と通信を行うための各種インタフェース回路及び接続用コネクタを備えている。
【0040】
電源回路23は、CPU20を初めとするクレードル10全体の構成に電力を供給するものであり、各種の変圧回路,安定化回路などから構成されている。また、電源回路23は、後述のコネクタを通じて携帯電話機11に充電を行うための充電機能も有している。
【0041】
通信回路24及びアンテナ25は、クレードル10がセンサ12などと近距離無線通信(無線通信)を行うための回路及びアンテナであり、ここでは、通信回路24及びアンテナ25は、2.4GHz(ギガヘルツ)周波数の11MbpsLAN(Local Area Network) 規格やBlue−Tooth(登録商標)規格の微弱電波を用いて無線通信を行う。これら近距離無線通信規格の標準的な通信可能距離は、屋内で数十〜数百メートル程度である。
【0042】
モータ駆動部26及びモータ27は、後述のように、センサ12からの通報内容に応じて、携帯電話機11やクレードル10の筐体30に備えられたカメラの向きを移動させるための駆動手段である。モータ駆動部26は、CPU20の制御のもとでモータ27を制御する回路である。
【0043】
携帯電話機検出回路28は、クレードル10に携帯電話機11が設置されているか否かを検出するものであり、後述のように、検出部63の検出信号を取得する回路から構成されている。CPU20は、携帯電話機検出回路28によって携帯電話機11が設置されている場合にのみ、I/Oインタフェース22を介した各種信号の送受信や電力の供給を行う。
【0044】
破壊検知センサ29は、振動センサまたは音センサによって構成されており、異常振動や異常音を検知することによって、侵入者のクレードル10に対する攻撃や破壊工作を検知するための構成である。
【0045】
図3は、クレードル10の筐体の外観例を示す説明図である。同図に示されるように、筐体30は、携帯電話機11を支持するための凹部31(携帯電話機支持部)を有している。凹部31の底面には、携帯電話機11と電気的接続を確保するための図略のコネクタ(接続部,データ取得部)が設けられている。このコネクタは、クレードル10のI/Oインタフェース22を通じて、CPU20に接続されている。また、上記コネクタは、クレードル10かの電源回路23から携帯電話機11に電力を供給する役割も担っている。同図の矢印で示されるように、筐体30は、クレードル10のモータ駆動部26及びモータ27の働きによって、水平方向に自在に回動することができる。
【0046】
図4は、クレードル10の筐体の他の外観例を示す説明図である。同図に示される筐体40は、携帯電話機11を支持する凹部41の他に、カメラ部42(撮像部)とその回転台座43を備えている。回転台座43は、クレードル10のモータ駆動部26及びモータ27の働きによって、水平方向に自在に回動することができる。したがって、カメラ部42の撮像方向を360度変化させることが可能である。また、カメラ部42には光学ズーム機能が備えられており、クレードル10のCPU20によって、そのズーム倍率が制御される。さらに、CPU20は、画像処理によって、カメラ部42の撮影画像にいわゆるデジタルズームを施すこともできる。凹部41の底面には、携帯電話機11と電気的接続を確保するための図略のコネクタが設けられており、このコネクタを通じて、カメラ部42の撮影画像データは携帯電話機11に提供される。
【0047】
図10は、筐体40の内部構成を示すブロック図である。同図において、図2と共通する部材には同一の部材番号を付してその説明を省略する。図10におけるカメラ駆動部128は、CPU20の制御のもとで、カメラ部42を駆動する回路である。例えば、カメラ駆動部128は、撮影タイミング,撮影枚数,撮影解像度,ズーム設定などをカメラ部42に指示すると共に、カメラ部42に駆動電力を供給する。また、モータ27は回転台座43に接続されており、CPU20は回転台座43を回動させることによって、カメラ部42の撮像方向を制御する。
【0048】
図5は、クレードル10の筐体の更なる外観例を示す説明図である。同図に示される筐体50は、携帯電話機11を支持する凹部51の他に、魚眼レンズとの一体構成により周囲を360度視野で撮像するカメラ部52を備えている。カメラ部52は、魚眼レンズに起因する撮影画像の歪みをソフトウェア的に補正する補正回路も備えている。カメラ部52が各種のズーム機能を備える点、凹部51の底面には、携帯電話機11と電気的接続を確保するための図略のコネクタが設けられている点、このコネクタを通じて、カメラ部52の撮影画像データが携帯電話機11に提供される点については、図4の場合と同様である。
【0049】
図11は、筐体50の内部構成を示すブロック図である。同図において、図2及び図10と共通する部材には同一の部材番号を付してその説明を省略する。図11におけるカメラ駆動部110は、CPU20の制御のもとで、カメラ部52を駆動する回路である。例えば、カメラ駆動部110は、撮影タイミング,撮影枚数,撮影解像度,ズーム設定などをカメラ部52に指示すると共に、カメラ部52に駆動電力を供給する。また、カメラ駆動部110は、カメラ部52の前記補正回路に対し、補正処理に関する指示を行う。
【0050】
図6は、前記コネクタの形態を示す説明図である。同図に示されるように、凹部61の底部には、コネクタ62が設けられており、このコネクタ62は携帯電話機11に備えられたコネクタと嵌合する形状となっている。つまり、コネクタ62と携帯電話機11側のコネクタは嵌合して電気的な接続を保った状態で、各種データの送受信や電力の供給を行う。
【0051】
また、凹部61には、コネクタ62の他に、鍵状突起の下動によって携帯電話機11の設置を検出する検出部63,携帯電話機11を安定的に保持するための一対の押さえバネ64が設けられている。これにより、携帯電話機11を凹部61に嵌入させると、押さえバネ64によって携帯電話機11が保持されると共に、検出部63によって携帯電話機11の存在が検出される。検出部63の検出結果は、クレードル10の携帯電話機検出回路28に通知され、クレードル10と携帯電話機11との間でコネクタ62を介した信号の送受信や電力供給が開始される。
【0052】
なお、図6では、筐体60と凹部61とを分離可能な構成として例示したので、両者の電気的接続を担保するための凹部コネクタ65・66をそれぞれ設けている。また、コネクタ62の設置位置は、必ずしも凹部61の底部に限られず、例えば筐体が携帯電話機11を水平姿勢で支持する形態である場合などには、クレードル10から引き出したケーブルの先端にコネクタ62を設けてもよい。
【0053】
もちろん、クレードル10の筐体形態は、図3乃至図6に示したものに限られず、デザイン的観点や利用者の趣向に応じて、動物やロボットの手をモチーフとした形状など任意の形態を採用することができる。例えば、クレードル10への携帯電話機11の設置に応じて、動物が鳴いたり、ロボットの手を動かすようにすれば、利用者の関心を高めることができる。
【0054】
図7は、携帯電話機11の概略構成を示すブロック図である。同図に示されるように、携帯電話機11は、CPU70,メモリ71,I/Oインタフェース72,携帯電話高周波回路73,携帯電話高周波用アンテナ74,近距離無線回路75,近距離無線用アンテナ76,DSP77,PCMコーデック78,スピーカ79,マイクロホン80,カメラ部81,表示部82,および操作部83から構成されている。アンテナやユーザインターフェースを除く構成は互いにバスで接続されている。本実施形態において、携帯電話機11は、通話機能だけでなく、撮像、インターネット接続、位置情報の検出、音楽の再生など多彩な機能を有するものである。
【0055】
CPU70は、例えばマイクロコンピュータによって構成されており、その演算機能に基づいて、情報の収集・加工や各種制御回路への命令指示を行うものである。これにより、CPU70は、携帯電話機11全体の制御を司っている。
【0056】
メモリ71は、RAMやROMなどの半導体メモリや、磁気ディスクドライブや光ディスクドライブなどを記録媒体とする情報記録デバイスによって構成されており、CPU70の制御のもとで各種の情報を記憶するものである。メモリ71は、CPU70に各種制御や演算を行わせるためのプログラムやデータを記憶している。
【0057】
I/Oインタフェース72は、CPU70の制御のもとで、外部機器とデータ交信を行うためのインタフェース回路である。I/Oインタフェース72は、クレードル10と通信を行うための接続コネクタ及びインタフェース回路を備えている。
【0058】
携帯電話高周波回路73は、携帯電話機11が基地局と交信を行うための高周波を発振・制御する回路である。典型的には800MHz(メガヘルツ)または1.5GHz(ギガヘルツ)の周波数を有する電波が発振される。この電波を用いて、携帯電話機11は数十キロメートル離れた基地局とも交信を行うことができる。携帯電話高周波用アンテナ74は、上記電波発振に用いられる金属アンテナである。
【0059】
近距離無線回路75は、センサ12や、クレードル10の通信回路24と近距離無線通信を行うための回路であり、周波数が2.4GHz(ギガヘルツ)の無線LAN規格や、Blue−Tooth規格の微弱電波を用いるものである。これにより、携帯電話機11は、センサ12やクレードル10と直接的に近距離無線通信を行うことができる。近距離無線用アンテナ76は、上記電波発振に用いられる金属アンテナである。
【0060】
DSP77は、デジタルシグナルプロセッサであって、CPU70の制御のもとで、各種のデジタル信号処理を行うものである。
【0061】
PCMコーデック78は、アナログ信号をデジタル信号に変換する符号化処理及びデジタル信号をアナログ信号に変換する復号化処理を行う回路である。PCMコーデック78は、マイクロホン80で検出した音声信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換してDSP77に伝送したり、DSP77から伝送されたデジタル信号を音声信号に変換してスピーカ79に出力する。
【0062】
スピーカ79は、PCMコーデック78から出力された電気的な音声信号を実際の音声として出力する構成である。利用者は、スピーカ79を通じて、携帯電話機11の音声出力を確認することができる。
【0063】
マイクロホン80は、利用者の発話などの音声を電気的な音声信号として検出する構成である。利用者は、マイクロホン80に向かって発話することにより、携帯電話機11による通話を行うことができる。
【0064】
カメラ部81は、光学レンズセット,CCD(Charge Coupled Device )カメラ,及びその駆動回路によって構成されている。カメラ部81は、光学レンズセットでCCD上に焦点を結ぶことによって撮像を行う。また、カメラ部81は、各光学レンズの位置を調整することにより、撮像のズーム比を制御する機能も有している。
【0065】
表示部82は、ドットマトリクス型のLCD(Liquid Crystal Display)によって構成されている。表示部82として、利用者に情報を提示できる表示デバイスであれば、LCDの他にもLED(Light Emitting Diode)ディスプレイなど任意のデバイスを採用することができる。
【0066】
操作部83は、テンキーや十字型キーなどのキーボードからなるユーザインタフェースである。操作部83として各種のポインティングデバイス等を採用することもできる。
【0067】
このような携帯電話機11は、今日、利用者に比較的低価格で提供され、通話の他にも、パケット通信方式を用いた情報サービスや音楽・ゲームの配信サービス、電子商取引のサービスなど、種々のサービス提供に利用されている。
【0068】
[3.センサの構成]
センサ12は、監視領域の状態を検知する複数のセンサであり、本実施形態では、家屋内外の様々な監視ポイントに設けられている。前述のように、センサ12とクレードル10とは近距離無線通信を行うことができるので、センサ12が多数存在する場合であっても複雑な配線を施す必要がない。したがって、センサ12の取り付け・管理を容易に行うことができる。複数のセンサ12は、固有のID(IDentification)番号を有しており、このID番号の通知によって、クレードル10は各センサ12を特定することができる。
【0069】
監視領域に設置されるセンサ12の種類や数量は、セキュリティシステムの目的や経済性の観点から自由に定めることができる。例えば、家屋への侵入者を検知することを目的として、玄関等の各種扉や窓に設置される開閉センサ、火災を検知することを目的として、発煙や異常な温度上昇を検知する火災センサ、屋内の人体検知や各種設備の異常を検知することを目的として、照明,金庫,エアコン,冷蔵庫などに組み込まれる各種組み込みセンサ、屋外の不審者検知を目的として、番犬ロボットやペットに取り付けられる赤外線センサやCCDカメラなど任意の検知手段を採用することができる。
【0070】
また、センサ12は、単なる状態検知のみならず、センサ12が取り付けられた装置を制御する制御回路を備えることが好ましい。例えば前記組み込みセンサであれば、照明のオン/オフ,金庫の緊急ロックのオン/オフ,エアコンや冷蔵庫の温度等を制御できることが好ましい。これにより、クレードル10は、センサ12からの情報を受け取るだけでなく、センサ12を通じて、各種機器の制御を行うことが可能になる。この結果、多彩なセキュリティサービス及びホームコントロールサービスを提供することができる。
【0071】
これらセンサ12は、微弱電波によって通信するので、回路構成が簡単で小型であり、壁や天井など任意の場所に設置できる。また、比較的、消費電力が少ないので、例えば市販のボタン型電池等によって長期間駆動することができる。
【0072】
また、センサ12は、クレードル10との近距離無線通信を行う他、独自の通信手段を備えていてもよく、例えば有線の電話回線を通じて、インターネットなどの通信網(外部通信網)にアクセスできるものであってもよい。例えば、パーソナルコンピュータと近距離無線通信用のインタフェース(例えば無線LANカード,Blue−Toothカード)との組み合わせや、LCD,タッチパネルセンサ,ユーザインタフェース,スピーカ,マイク等を筐体内に内蔵する一体型インターネットアプライアンス端末を、センサ12として採用してもよい。この場合、携帯電話機11の利用者は、クレードル10及びセンサ12を介してインターネットにアクセスして各種情報収集を行うことが容易になる。つまり、利用者は、外出時であるか在宅時であるかを問わず、携帯電話機11に統一的な操作を行うことにより、インターネットにアクセスすることができる。
【0073】
[4.管理センタの構成]
図8は、管理センタ13の概略構成を示すブロック図である。同図に示されるように、管理センタ13は、インターフェースとしての入出力バス90を介して、センタ制御部91(情報管理手段)及びセンタ通信部92(情報受信手段)と、記憶部93,CRT(Cathode Ray Tube)94,キーボード95,及びマウス96が接続された構成である。
【0074】
センタ制御部91は、例えばマイクロコンピュータによって構成されており、各家庭のセキュリティシステムからの情報収集及びその加工を行うと同時に、管理センタ13の制御を司っている。
【0075】
センタ通信部92は、センタ制御部91の制御のもとで、携帯電話機11やクレードル10との通信を行うための構成であって、外部とのインターフェースとして機能するものである。なお、センタ通信部92と携帯電話機11は直接的な通信を行ってもよいが、通常、各種の電話基地局を介して通信する。
【0076】
記憶部93は、RAMやROMに代表される半導体メモリや、磁気ディスクドライブや光ディスクドライブに代表される各種記録デバイスによって構成されており、センタ制御部91の制御のもとで各種情報を記憶する構成である。記憶部93は、複数のセキュリティシステムから送信された情報を記録するデータベースとして機能するだけでなく、センタ制御部91に各種の制御や演算を行わせるためのプログラムを記憶している。
【0077】
CRT94,キーボード95,マウス96はいずれも公知のユーザインタフェースであり、管理者が管理センタ13に各種の指示を行ったり、記憶部93における記録内容の確認や修正を行うために用いられる。各種情報は、これらユーザインタフェースを通じて入力され、記憶部93に記憶される。
【0078】
[5.携帯電話機設置時の動作例]
次に、図9を用いて、携帯電話機11をクレードル10に設置している場合における前記セキュリティシステムの動作例について説明する。このような場合としては、利用者の在宅時以外にも、利用者が複数の携帯電話機11を所有しており、いずれかの携帯電話機11をクレードル10に設置しておく場合等がある。 【0079】
家屋内外に設けられた複数のセンサ12a〜12eは、それぞれ、窓100の開閉を検知する開閉センサ(12a),玄関扉101の開閉を検知する開閉センサ(12b),室内の発煙や異常な温度上昇を検知する火災センサ(12c),赤外線などにより室内の人体存在を検知する人体センサ(12d),照明に組み込まれ、そのオン/オフを検知するオン/オフセンサ(12e)である。
【0080】
センサ12a〜12eのうち、センサ12eは、照明の明るさやオン/オフを制御する機能も有している。これにより、携帯電話機11及びクレードル10はセンサ12eを通じて、照明のオン/オフ状態を知るだけでなく、照明の動作を直接的に制御することができる。例えば、在宅している利用者が、携帯電話機11の操作部83への入力指示を行うことにより、全ての照明(例えば、玄関,廊下,リビング)を順次あるいは一斉に点灯させることができる。このような指示は、利用者があらかじめ外出先で携帯電話機11に入力しておき、帰宅時における携帯電話機11のクレードル10への設置時に、携帯電話機11及びクレードル10から、各センサ12に指示されるものとしてもよい。センサ12によって制御される機器の例としては、照明の他にも、エアコン,冷蔵庫,金庫など種々の機器を挙げることができる。
【0081】
このようなセンサ12は、監視領域の異常(例えば、扉や窓の開閉,室内の発煙)の存在を常時監視しており、近距離無線通信によって、監視結果を定期的にまたは異常発生時は即座に、クレードル10に通報する。
【0082】
通信回路24を通じて、上記通報を受けたクレードル10のCPU20は、通報データをI/Oインタフェース22から携帯電話機11に転送し、携帯電話機11のCPU70に、上記通報データを管理センタ13に送信するように指示する。
【0083】
携帯電話機11から送信された通報データを受信した管理センタ13は、センタ制御部91の制御に従い、上記通報データを記憶部93に記憶する。管理センタ13は、利用者や警備会社(サービス提供業者)に上記通報データの内容を知らせることにより、侵入者の存在を通報することができる。
【0084】
本実施形態のクレードル10は、センサ12からの通報内容に応じて、モータ駆動部26及びモータ27を駆動して、携帯電話機11の向きを変化させるものである。具体的には、携帯電話機11のマイクロホン80やカメラ部81が不審者の侵入や急激な温度上昇などの異常を検知したセンサ12の方向を向くようにクレードル10を回動させる。なお、センサ12の赤外線機能やレーダ機能によって、異常発生場所を正確に特定できる場合には、センサ12はクレードル10に該特定位置情報を送信することが好ましい。この場合、クレードル10は、異常を検知したセンサ12の方向ではなく、特定された異常発生場所に携帯電話機11のマイクロホン80やカメラ部81を向けるように回動する。これにより、監視領域における異常の様子をマイクロホン80の音声検出やカメラ部81の撮像によって把握することができる。
【0085】
また、クレードル10のCPU20は、I/Oインタフェース22から制御データを送信することにより、カメラ部81の撮像ズーム比を制御することも好ましい。
【0086】
さらに、センサ12がインターネットなどの外部通信網にアクセスできる構成であれば、外部からクレードル10の回動やカメラ部81の撮像ズーム比を制御することも可能である。
【0087】
なお、侵入者がクレードル10の存在に気づいた場合には、通報阻止を目的として、クレードル10を攻撃する事態が想定される。したがって、クレードル10のCPU20は、破壊検知センサ29が異常振動や異常音を検知したら、攻撃を受けているものとして、管理センタ13に通報することが好ましい。
【0088】
この場合、クレードル10に携帯電話機11が接続されていなければ、クレードル10は管理センタ13に直接的な通報はできない。しかし、近隣に設置された他のクレードルと近距離無線通信を行うことによって、他のクレードルを介して管理センタ13に通報することができる。このように、利用者は複数のクレードル10を所有すれば、いずれかのクレードル10に情報を集中させることによって、管理センタ13との通信を統合的に行うことが可能になる。
【0089】
また、センサ12がインターネットなどの通信網にアクセスできる構成であれば、センサ12を介して管理センタ13に通報してもよい。管理センタ13への通報手段が全く存在しないときには、クレードル10は、破壊検知センサ29の異常検知内容と異常検知時刻をメモリ21に記憶しておき、後の携帯電話機11設置時に、この内容を管理センタ13に通報することが好ましい。
【0090】
[6.携帯電話機を設置していない時の動作例]
次に、携帯電話機11をクレードル10に設置していない場合における前記セキュリティシステムの動作例について説明する。例えば、利用者が外出時に携帯電話機11を携帯している場合などがある。
【0091】
このような場合、クレードル10は管理センタ13とは通信できないが、前記近距離無線を通じて、近傍の携帯電話機11と通信することができる。例えば、外出直後や帰宅直前などのように、利用者がクレードル10の近辺に位置する場合には、クレードル10と携帯電話機11は通信可能であるので、セキュリティシステムは次のようなサービスを提供することができる。
【0092】
利用者は、外出先で携帯電話機11に組み込まれたアプリケーションソフトウェアを起動して、表示部82の表示を確認しながら操作部83に入力操作を行うことにより、予め玄関扉の施錠/開錠を指示しておく。もちろん、施錠/開錠の指示対象は玄関扉に限られず、勝手口の扉,車庫のシャッターや、これらの組み合わせなど任意のものとすることができる。車庫のシャッターに関しては、施錠/開錠のみならず、開閉動作を指示しておくことも好ましい。
【0093】
帰宅直前に、クレードル10と携帯電話機11とが通信可能な距離となれば、携帯電話機11からクレードル10に前記指示内容が送信され、クレードル10は玄関扉101の施錠/開錠を制御するセンサ12bに施錠/開錠の指示を行う。センサ12bは、ソレノイド等の可動部から構成されるキーユニットと接続されており、このキーユニットはセンサ12bの指示に基づいて施錠/開錠を行う。確認のため、センサ12bは施錠/開錠の状態を検知し、クレードル10を介して検知結果を携帯電話機11や管理センタ13に送信することが好ましい。これにより、利用者は携帯電話機11の表示部82によって施錠/開錠できなかった箇所を確認することができる。
【0094】
また、クレードル10は、インターネット等にアクセス可能なセンサ12や近隣に設置された他のクレードルが存在する場合には、これらと近距離無線通信を行うことができる。これにより、携帯電話機11の設置状態や、携帯電話機11との通信状態から把握した利用者の外出・帰宅情報を管理センタ13などに通知することができる。例えば、管理センタ13は、携帯電話機11やセンサ12への指示などを通じて、利用者の帰宅と同時にセンサ12の取り付けられたインターネット機器の電源をオンにして、最新ニュース,テレビ番組表,家族からのメモ,電子メールの着信などを利用者に知らせたり、エアコンの電源をオンにすること等が可能になる。
【0095】
なお、前述のように、クレードル10の破壊検知センサ29が異常振動や異常音を検知したら、攻撃を受けているものとして管理センタ13に通報することが好ましいが、クレードル10に携帯電話機11が接続されていなければ、携帯電話機11を用いた直接的な通報は不可能である。しかし、このような場合であっても、インターネット等にアクセス可能なセンサ12や近隣に設置された他のクレードルが存在すれば、これらと近距離無線通信を行うことにより管理センタ13に上記通報を行うことができる。
【0096】
管理センタ13への通報手段が全く存在しないときには、クレードル10のCPU20は、破壊検知センサ29の異常検知内容と異常検知時刻をメモリ21に記憶しておき、後の携帯電話機11設置時に、上記内容を管理センタ13に通報することが好ましい。
【0097】
また、クレードル10は、何らかの異常を検知した場合には、携帯電話機11との近距離無線通信を通じて、帰宅直前の利用者に異常を通報することが好ましい。これにより、利用者が不用意に帰宅して侵入者と遭遇するなどの2次被害を回避することができる。
【0098】
[7.他のサービス例]
管理センタ13のセンタ制御部91は、リアルタイムあるいは事後的に、クレードル10からの通報データを解析することにより、警備サービスの他にも、多彩なサービスを提供することができる。例えば、次のような福祉サービスを提供できる。
【0099】
独居老人(利用者)の居住家屋にクレードル10,携帯電話機11,センサ1を設置しておき、玄関扉の開閉,室内の人物存在,冷蔵庫の開閉,その他家電製品の使用状況などを検知・通報する。管理センタ13は、記憶部93に記憶された通報データを解析することによって、利用者の生活状態を推定することができる。例えば、利用者の外出時刻や帰宅時刻の他、照明や家電製品の使用状況によって、利用者が健康に生活しているか否かを判定する。他にも、利用者と同居するペット型ロボット等にセンサ12を取り付け、管理センタ13及びクレードル10の指示に基づいてペット型ロボットを操作した場合における利用者の応答を検知することなどもできる。
【0100】
管理センタ13は、これらの情報を利用者の家族,福祉サービス提供業者,地方自治体などに提供する。本サービス例において、通報データの詳細な解析を行うのは、クレードル10ではなく管理センタ13であるから、比較的簡易な構成のクレードル10によって利用者の監視を実現することができる。
【0101】
[8.補足]
以上、本実施形態のセキュリティシステムは、家屋の監視を目的としており、クレードル10及びセンサ12は、一般家屋に設置されているものとして説明を行ったが、本発明の適用範囲はこれに限られるものではない。例えば、本発明のクレードルやセキュリティシステムは、工場,倉庫,自動車,列車,船舶,店舗,各種施設など任意の領域監視に適用することができる。
【0102】
最後に、自動車のへ適用について簡単に説明しておく。従来オートコンピュータなどの名称で呼ばれ、インターネット接続やネットワークを通じた車両監視を目的とする車載端末が市販されている。しかし、これらは固有の通信手段を備えるので構成が複雑となり、高価なものとなっていた。この高コスト構造は、上記車載端末を車両に標準搭載する際の大きな障害となっていた。また、車内における携帯電話機11の保管には、別途携帯電話機用ホルダーや充電器を設置することが一般的であった。
【0103】
本発明のクレードルやセキュリティシステムを自動車に適用すれば、固有の通信手段は不要になるので、車載端末の構成を簡易化して、コストを抑制することができる。また、利用者にとっては、自動車内でのインターネット接続や車両監視のみを目的として、新たな通信回線を契約・保有する負担がなくなる。これにより、利用者は乗車時に携帯電話機11をクレードル10に設置するだけで、家屋と同様のセキュリティサービスを受けることができる。例えば、ドアロックを行うだけで、降車を管理センタ13に通知することが可能になる。
【0104】
【発明の効果】
本発明に係るクレードルは、以上のように、携帯電話機を支持する携帯電話機支持部と、前記携帯電話機と電気的に接続される接続部と、監視領域の状態を検知するセンサからの通報を受信するセンサ通信部と、前記接続部を介して前記携帯電話機に指示信号を付与することにより、前記センサからの通報内容を外部に送信させる送信指示部とを備える構成である。
【0105】
それゆえ、携帯電話機が携帯電話機支持部に設置されると、接続部によって、クレードルは携帯電話機と電気的に接続される。また、クレードルは、センサ通信部によって、監視領域の状態を検知するセンサからの通報を受信すると共に、送信指示部が上記接続部を介して携帯電話機に指示信号を付与することによって、携帯電話機に上記通報内容を外部送信させる。
【0106】
これにより、携帯電話機の保管場所であって、遠距離通信手段やユーザインタフェースを持たない簡易な構成のクレードルを用いながら、インターネット接続やセキュリティサービスなど多彩な機能を実現することができるという効果を奏する。
【0107】
本発明に係るクレードルは、以上のように、上記構成において、前記接続部を介して、前記携帯電話機の保持データを取得するデータ取得部を備える構成である。
【0108】
それゆえ、クレードルは前記接続部を介して、予め携帯電話機に格納された各種データを取得することができる。
【0109】
これにより、利用者が外出先等でクレードルへの指示・設定内容を携帯電話機に予め入力しておいたり、携帯電話機の各種履歴情報を考慮して利用者のニーズに適合した機能を提供することができるという効果を奏する。
【0110】
本発明に係るクレードルは、以上のように、上記構成において、前記監視領域を撮像する撮像部を備える構成である。
【0111】
それゆえ、携帯電話機に撮像部が備えられていない場合であっても、クレードルは監視領域の撮像を行うことができる。
【0112】
これにより、携帯電話機に撮像部が備えられていない場合であっても、不審箇所の撮像を行ったり、撮像データを外部に送信することができるという効果を奏する。
【0113】
本発明に係るクレードルは、以上のように、上記構成において、前記センサ通信部で受信した通報内容に応じて、前記携帯電話機と前記撮像部とのうち、少なくとも一方の向きを変化させる方向変化手段を備える構成である。
【0114】
それゆえ、例えば、センサ通信部で受信した通報内容から不審箇所を特定して、不審箇所周辺の音声を携帯電話機に備えられたマイクロホンで検出したり、不審箇所周辺の光景を携帯電話機やクレードルに備えられた撮像部で撮像することが可能になる。
【0115】
これにより、不審箇所周辺の情報を的確に取得することが可能になるので、高度なセキュリティ機能を実現することができるという効果を奏する。
【0116】
本発明に係るクレードルは、以上のように、上記構成において、自己の異常振動または異常音を破壊予備現象として検知する破壊検知部を備える構成である。
【0117】
それゆえ、クレードルは異常振動または異常音により、不審者のクレードルに対する攻撃や破壊工作を検知することができる。
【0118】
これにより、不審者の攻撃や破壊工作を外部に通報することにより、セキュリティ機能が無能化されることを回避することができるという効果を奏する。
【0119】
本発明に係るクレードルは、以上のように、上記構成において、前記センサが取り付けられた装置の制御指示情報をセンサに送信するセンサ指示部を備える構成である。
【0120】
それゆえ、センサ指示部は、センサが取り付けられた装置の制御指示情報をセンサに送信する。これを受信したセンサは、制御指示情報の内容に基づいて直接的に、装置の制御部に上記指示情報を付与することにより間接的に、装置を制御する。
【0121】
これにより、利用者の指示やセンサからの通報に基づいて各種装置を制御することができるので、ホームコントロールなどを含む高度なセキュリティ機能を提供することが可能になるという効果を奏する。
【0122】
本発明に係るクレードルは、以上のように、上記構成において、前記センサ通信部は、前記センサと無線通信を行う構成である。
【0123】
これにより、複雑な配線を設ける必要がないので、多数のセンサであっても容易に設置することができるという効果を奏する。併せて、複数のクレードルが存在する場合には、クレードル同士で無線通信を行うことにより、各種の情報交換や他のクレードルへの指示を行うことができるという効果を奏する。
【0124】
本発明に係るクレードルは、以上のように、上記構成において、前記センサは、外部通信網と接続される構成である。
【0125】
これにより、センサはインターネット等の外部通信網と接続されるので、クレードルに携帯電話機が設置されていない緊急時であっても、クレードルは、センサを介して外部に各種通報を行うことができるという効果を奏する。併せて、クレードルやセンサは、上記通信網を介して各種の情報収集を行うことが可能になるという効果を奏する。
【0126】
本発明に係るセキュリティシステムは、以上のように、上記構成のクレードルと、上記クレードルからの送信情報を受信する情報受信手段および該情報受信手段の受信情報を管理する情報管理手段を有する管理装置とからなる構成である。
【0127】
これにより、情報管理手段は、リアルタイムあるいは事後的に、クレードルからの送信情報を解析することができるので、利用者や第三者に多彩な情報を提供することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の一実施形態に係るセキュリティシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】
クレードルの概略構成を示すブロック図である。
【図3】
クレードルの筐体の外観例を示す説明図である。
【図4】
クレードルの筐体の他の外観例を示す説明図である。
【図5】
クレードルの筐体の更なる外観例を示す説明図である。
【図6】
クレードルの筐体に設けられたコネクタの形態を示す説明図である。
【図7】
携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。
【図8】
管理センタの概略構成を示すブロック図である。
【図9】
セキュリティシステムの動作例を説明するための図である。
【図10】
図4の筐体の内部構成を示すブロック図である。
【図11】
図5の筐体の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 クレードル
11 携帯電話機
12 センサ
12a〜e センサ
13 管理センタ(外部)
20 CPU(送信指示部,センサ指示部)
24 通信回路(センサ通信部)
25 アンテナ(センサ通信部)
26 モータ駆動部(方向変化手段)
27 モータ(方向変化手段)
29 破壊検知センサ(破壊検知部)
42 カメラ部(撮像部)
43 回転台座(方向変化手段)
52 カメラ部(撮像部)
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