JP2002304918A - 電 線 - Google Patents

電 線

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JP2002304918A
JP2002304918A JP2001105357A JP2001105357A JP2002304918A JP 2002304918 A JP2002304918 A JP 2002304918A JP 2001105357 A JP2001105357 A JP 2001105357A JP 2001105357 A JP2001105357 A JP 2001105357A JP 2002304918 A JP2002304918 A JP 2002304918A
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JP
Japan
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electric wire
wire
insulator
circuit
voltage
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Application number
JP2001105357A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ishiuchi
宏 石内
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 14V用電線と42V用電線が混在している
回路においても、容易に識別することができ、作業者が
間違えることなく、電線を選別使用することのできる電
線を提供する。 【解決手段】 導体11が絶縁体12で被覆されている
高電圧用の電線において、前記絶縁体12と同一の材料
で形成され、前記絶縁体上に突状に設けられた電線識別
用の突部13を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のワイヤー
ハーネス等に使用する高電圧用の電線において、特に、
容易に識別が可能な電線に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のワイヤーハーネス等と
して用いられる電線は、自動車の電装品における電源供
給に使用されていて、その許容電圧は自動車のバッテリ
ーの電圧に合わせた構造となっている。自動車のバッテ
リーの電圧は、一般に14V(若しくは12V)である
が、近年の自動車の電装品の充実と共に、自動車用電気
負荷は増加の一途をたどっている。
【0003】また、近年では、環境保護に対する観点か
ら、自動車の燃費の向上や、電装品の駆動効率の向上を
考慮するようになっている。そのため、自動車の油圧制
御構造を電子化する動きが盛んになっていて、触媒ヒー
タのバイワイヤ化などにより性能向上や燃費の向上を図
っており、さらなる消費電力の増加が予測されている。
【0004】そこで、消費電力の増加に対応して、自動
車の電装品の駆動効率の向上と燃費の向上のために、自
動車のバッテリーの電圧を14Vから42Vに昇圧する
ことが考えられている。バッテリーを高電圧化すること
で各電線径を細くし、ワイヤーハーネスの小型化や軽量
化を図ることが行われていた。
【0005】図3には従来の電線の端面斜視図が示され
ている。図において、1は電線で、42Vの電圧に対応
した導体2を有する電線3と、14Vの電圧に対応した
導体4を有する電線5の二本の電線からなっている。電
線1は、電線3及び電線5が同時に押出されて形成され
たものであって、二本の電線を一括して絶縁体6が被覆
している。電線3と電線5の外径は同じ大きさで形成さ
れている。この電線1は、主に42V用の電圧と14V
用の電圧が混在する回路において用いられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この電線3と電線5
は、外径が同じ大きさに形成されており、いずれも導体
に軟銅撚り線または圧縮軟銅撚り線を使用して形成され
ているものであったので、42V用の電線3と14V用
の電線5の識別が困難であった。電線1は特に、42V
用の電線3と14V用の電線5が混在する回路において
使用されていたが、電線3と電線5は導体のサイズが同
じであったため、二種類の電線の識別が困難であった。
このため、例えば、通電状態において42V用の電線3
と接続されたコネクタ等を外す作業を行った際にショー
トした場合、高圧であるため作業者にショックを与える
ことがあるという不都合が生じることがあった。
【0007】本発明の目的は、14V用電線と42V用
電線が混在している回路においても、容易に識別するこ
とができ、作業者が間違えることなく、電線を選別使用
することのできる電線を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の電線は、導体が絶縁体で被覆され
ている高電圧用の電線において、前記絶縁体上に突状に
設けられた電線識別用の突部を有することを特徴として
いる。このように請求項1に記載の発明によると、容易
に識別が可能な電線を提供することができる。
【0009】上記目的を達成するために、請求項2に記
載の電線は、許容電圧の異なる二本の導体のそれぞれを
絶縁体で被覆すると共に、並設して絶縁体を連結一体化
し、前記二本の導体のうちの一方の絶縁体の外周に、突
部を設けたことを特徴としている。このように請求項2
に記載の発明によると、容易に識別が可能な電線を提供
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電線の実施の
形態について説明する。図1は、本発明に係る電線の一
実施の形態を示す斜視図である。図において、10は自
動車用バッテリーの42V化に対応した42V回路用電
線であって、42V電圧のバッテリーにおける電源供給
に使用されるものである。
【0011】42V回路用電線10は、許容電圧が42
Vの導体11を有している。導体11は、軟銅撚り線又
は圧縮軟銅撚り線で形成されている。本実施の形態にお
いて、導体11の大きさは、従来の14Vの電圧に対応
した電線における導体の大きさと同じである。
【0012】導体11は、絶縁体12に被覆されてい
る。絶縁体12は押出し成形によってなっている。本実
施の形態において、絶縁体12は単色で構成されてい
て、絶縁体12の厚さは0.35mmとなっている。
【0013】絶縁体12には、突状に形成してなる突部
13が設けられている。突部13は、絶縁体12と同一
の材料で形成されていて、絶縁体12よりも肉厚に形成
されている。突部13は42V回路用電線10に長手方
向に向かって連続して形成されている。本実施の形態に
おいて、突部13は絶縁体12の外周上に四つ設けられ
ている。突部13は、42V回路用電線10における絶
縁体12を押出し成形する際に、絶縁体12と同時に押
出すことで成形されている。
【0014】このように、許容電圧が高い42V回路用
電線10の絶縁体12に突部13を設けることで14V
回路用電線と容易に識別することができる。
【0015】また、絶縁体12に突部13を設けること
によって、絶縁体12が部分的に肉厚になり、絶縁体1
2の面での摩耗に対する耐摩耗性が向上し、ボディーエ
ッジとの干渉や、ワイヤーハーネスを車両に組み付ける
際におけるエッジとの干渉などによる絶縁体12の摩耗
を防ぐことができる。すなわち、摩耗によって電圧の高
い42V回路用電線10の導体11が露出することを防
ぐことができ、ショートを防止することができる。
【0016】以下、本発明に係る電線の他の実施の形態
について説明する。図2は、本発明に係る電線の他の実
施の形態を示す端面斜視図である。図において、14は
電線であって、一般の自動車における電圧の供給に使用
されるものである。電線14は、42Vの電圧に対応し
た42V回路用電線10と、14Vの電圧に対応した1
4V回路用電線15からなっていて、この二本の電線が
一体化された形状となっている。
【0017】42V回路用電線10は、許容電圧が42
Vの導体11を有している。導体11は、軟銅撚り線又
は圧縮軟銅撚り線を使用して形成されている。14V回
路用電線15は、許容電圧が14Vの導体16を有して
いて、42V回路用電線10と同様に、軟銅撚り線又は
圧縮軟銅撚り線を使用して形成されている。
【0018】導体11及び導体16は絶縁体12に被覆
されている。本実施の形態において、電線14は、42
V回路用電線10と14V回路用電線15とを同時に押
出して形成されており、絶縁体12によって導体11及
び導体16が被覆されている。絶縁体12は、単色の構
成となっており、42V回路用電線10と14V回路用
電線15とを同じ厚さで構成している。絶縁体12は、
本実施の形態において0.35mmの厚さで形成されて
いる。
【0019】42V回路用電線10の絶縁体12には、
突状に形成してなる突部13が設けられている。絶縁体
12に突部13を設けることによって肉厚となり、面で
の摩耗に対する耐摩耗性が向上する。すなわち、摩耗に
よって電圧の高い42V回路用電線10の導体11が露
出してショートを起こすといった事態を防ぐことができ
る。
【0020】突部13は、絶縁体12と同一の材料で形
成されていて、絶縁体12よりも肉厚になっている。突
部13は、42V回路用電線10の長手方向に向かって
連続して形成されている。本実施の形態において、突部
13は絶縁体12の外周上に三箇所において設けられて
いる。42V回路用電線10に突部13を有する構造と
し、14V回路用電線15には突部が無い構造とするこ
とによって、42V回路用電線10と14V回路用電線
15とを容易に識別することが可能となる。
【0021】突部13は、42V回路用電線10に絶縁
体12を押出し成形する際に、絶縁体12と同時に押出
すことで形成されている。本実施の形態において、電線
14は二本の電線を同時押出し形成して一体化させてい
るものであるが、突部13は、42V回路用電線10の
みに形成されるようにするものである。
【0022】なお、本実施の形態において、42V回路
用電線10の絶縁体12には、三箇所の突部13が設け
られているが、これに限られるものではなく、電線の識
別を容易にすることができる数であって、突部による良
好な耐摩耗性を得ることのできる数であればよいものと
する。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】本発明によれば、電圧の高い電線の絶縁体
に突部を設けたので、電線が混在している回路において
も、電線の識別を容易にすることができるようになる。
【0025】また、電圧の高い電線に突部を設けたこと
によって、耐摩耗性に優れた電線を提供することができ
るので、摩耗によって電線内部の導体が露出し、ショー
トを起こすといった事態を防ぐことができるようにな
る。
【0026】そして、電線を容易に識別することができ
ることと、耐摩耗性に優れることの相乗効果で42V回
路の信頼性を向上させることができる。その結果、自動
車の電装品の駆動効率を向上させることができると共
に、自動車の燃費の向上や環境保護に貢献することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電線の一実施の形態を示す端面斜
視図である。
【図2】本発明に係る電線の他の実施の形態を示す端面
斜視図である。
【図3】従来の電線を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…………………………42V回路用電線 11…………………………導体 12…………………………絶縁体 13…………………………突部 14…………………………電線 15…………………………14V回路用電線 16…………………………導体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体が絶縁体で被覆されている高電圧用
    の電線において、前記絶縁体上に突状に設けられた電線
    識別用の突部を有することを特徴とする電線。
  2. 【請求項2】 許容電圧の異なる二本の導体のそれぞれ
    を絶縁体で被覆すると共に、並設して絶縁体を連結一体
    化し、前記二本の導体のうちの一方の絶縁体の外周に、
    突部を設けたことを特徴とする電線。
JP2001105357A 2001-04-04 2001-04-04 電 線 Pending JP2002304918A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000142A (ja) * 2005-05-26 2007-01-11 Surge Miyawaki Co Ltd ケーブルおよびケーブルを使用した電撃装置
US7508599B2 (en) 2001-12-12 2009-03-24 Nikon Corporation Optical system with wavelength selecting device

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